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■1時間のご主人様■

早真さとる
【0170】【大曽根・千春】【メイドな高校生】
1時間のご主人様

『秋葉原で突然死!?

 秋葉原で突然男性が倒れ、通行人が救急車を呼んだが、かけつけた救急隊員によって
死亡が確認された。
 詳しい死因はわかっていないが、極度の緊張状態による心臓発作のように見られてい
る……』

 そんな記事が載った5日後、古屋真衣はメイド喫茶『Pastel★pink』にいた。

「おかえりなさいませ、ご主人様☆」
 メイド服を着て。

「幽霊が来るんです」
 と3日前、知り合いの知り合いの知り合いの女の子に訴えられた。
 遠すぎて真衣には全く関係のない相手だったが、依頼料+メイド喫茶でアルバイトで
お金が出る、という事で飛びついた。
 なんでも夕方、5時なると決まってドアがひとりでに開き、端の席に誰かが座って
いる、という事だった。
 それはどんなに混雑していても、何故かその席だけは5時前に空席になるのだと言う。
 霊感のない子には全く見えないらしいが、それなりに持っている子にはそこに座って
いる人が見えるらしい。
 その人物は、6時になるといつの間にか消えているらしい。
 そこで、面白がっている子達がつけたあだ名が『1時間のご主人様』
「一緒にバイトしつつ、依頼も頼むわ☆」

 そして真衣に巻き込まれ、メイド服を着ることになった。

※男性の参加者の場合もメイド服になります★