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■INNOCENCE / シトラス・バブルバス (限定受注)■

藤森イズノ
【7433】【白月・蓮】【退魔師】
本部二階にあるバスプレイス。
うん…いつ見ても、オシャレなバスルームだ。
ルームっていうより、本当…プレイスって感じ。
広々とした巨大浴場。
しかも、今バスプレイスには自分だけ。
貸切みたいなもんだ。
バスタブ(っていうには大きすぎるけど)に、
お好みのエッセンスを入れて…ゆったり。
今日はシトラスバブルのエッセンス。
柔らかな泡に包まれて。
うーん…極楽、極楽。
(ん…?)
くつろいでいた矢先、何やら物音が。
おや、誰か入ってきたみたいだ。
INNOCENCE // シトラス・バブルバス

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OPENING

本部二階にあるバスプレイス。
うん…いつ見ても、オシャレなバスルームだ。
ルームっていうより、本当…プレイスって感じ。
広々とした巨大浴場。
しかも、今バスプレイスには自分だけ。
貸切みたいなもんだ。
バスタブ(っていうには大きすぎるけど)に、
お好みのエッセンスを入れて…ゆったり。
今日はシトラスバブルのエッセンス。
柔らかな泡に包まれて。
うーん…極楽、極楽。

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それにしても…立派だよなぁ。
大きなバスタブの中、ん〜〜っと伸びつつ見回す蓮。
イノセンス本部にあるバスプレイスは、古代ローマ風のオシャレなお風呂。
壁も床も、当然のごとく真っ白なんだけれど、
その白に混じって…色とりどりのガラスが練りこまれている。
窓はステンドグラス。何というか…王族になったような気分だ。
さてと…今日は、どうしようかな。
仕事…は、さっきチラッと見たけど、
あまり美味しそうなのなかったんだよね。
常に更新されているから、今はどうなってるかわからないけど。
買い物…うーん、買い物か。いいかも。
だんだん暖かくっていうか、暑くなってきたからなぁ。
夏仕様の服…纏め買いしても良いかも。
夏に向けて…そうだな、海とか行きたいし。
あ、もちろん梨乃ちゃんとね。
サマーパンツとか…買っておこうかなぁ。
ぽーっとしつつ、そんなことを考えていると。
カラカラカラ…と、扉の開く音が。
お、誰か入ってきたね。
そろそろ上がろうか…。
よいしょ、と体を起こしてバスタブから出ようとしたが。
蓮はギョッとした。
身体にフワフワの白いバスタオルを巻いて…入ってきたのが、梨乃だったから。
「うぉっ!?」
さすがに驚き、大声を出してしまう蓮。
広いバスプレイスに、蓮の声が響き渡る。
ん?と顔を上げる梨乃。
「………」
硬直、静寂、そして悲鳴。
「きゃぁぁぁぁ!」
バスタブから今まさに出ようとしていた蓮は、全身が露わになっている。
漫画のような、お約束な展開だ。
顔を真っ赤に染めて、
何度もゴメンナサイゴメンナサイと繰り返しつつ、
逃げるように出ていこうとする梨乃。
驚いた蓮だが、すっかり平常心を取り戻し。
蓮は逃げる梨乃の腕をぱしっと掴んで笑う。
「そんな慌てて逃げなくても」
「だ、だだだ…だって…」
「混浴だったんだね、ここ。今知ったよ。はは、さすがに俺もビックリした」
「あ、あああ…あの、私、後で…」
蓮と二人でお風呂なんて、恥ずかしくて堪らない。
幼馴染である海斗や、同姓である千華ならまだしも、
相手が蓮だなんて…どう考えても無理である。
既にのぼせてるのか、とばかりに頭のてっぺんから湯気を噴出す梨乃。
そんな梨乃の手を引き、蓮はニコッと微笑んだ。
「せっかくだしさ。二人で、ゆっくりしようよ」
「ゆ、ゆゆ…ゆっくりって……」
まるで拷問かのような…バスタイム。開始。

*

「肌、綺麗だよね、梨乃ちゃん」
「へっ、あ、あの…そ、その、あ、あぁぁぁの…」
「白くてさ。透き通ってて…」
「ひゃ!?」
調子にノッて、梨乃の背中をツツーッと指でなぞる蓮。
ビクーッと背筋を正す梨乃。
過剰かつ敏感な反応に、蓮はケラケラと笑う。
いつもの悪戯なのだが、状況が状況だ。
もぅ…と怒りはするものの、梨乃の声は小さく弱々しい。
「ははっ。はい、じゃあ…次は梨乃ちゃんだよ」
「え?」
キョトンとする梨乃に、蓮はクルッと背中を向けた。
背中を流してくださいな、ということらしい。
(うぅ……)
恥ずかしくてたまらないが、ここで嫌ですなんて言えるはずもない。
梨乃はキューッと目を閉じて、蓮の背中を、ごしごし…。
見えていないが故に、梨乃の手つきは頼りなくフラフラウロウロしている。
それがくすぐったくて。蓮は笑った。
「あはははは!くすぐったい、くすぐったいよ、梨乃ちゃん」
「へ、あ、あ…ご、ごめんなさい…」
ふっと目を開け、そこからは、うっすらと目を開けたまま。
ごしごしする蓮の背中。梨乃は、チラチラと見やってしまう。
何ていうか…男の人の背中、って感じ…。
蓮さんって着やせするんだ…。
こうして見ると、たくましい体してる。
何か…こう…骨が…って、何考えてるの私。馬鹿ぁぁぁ…。
恥ずかしさから、わしわしわしわし…と背中を擦る梨乃。
照れている梨乃に、蓮はクスクス笑う。
ははは。…ちょ、ちょっと痛いんだけど。

シトラスの香りと柔らかな泡。包まれて、バスタブ。
湯に体を沈めている二人だが、距離が…。
「梨乃ちゃん、ほら、もっとこっち来なよ」
グイッと腕を引いて引き寄せる蓮。
「ゎ…」
引き寄せられたというよりは抱き寄せられた感じだ。
すぽっと蓮の腕の中に納まる梨乃。
後ろから抱きしめられているような状態で、
梨乃は顔を湯に沈め、ぶくぶく…。
一つ一つ、その仕草が可愛くて仕方ない。
クスクス笑いつつ、梨乃の頭に泡を乗せて遊ぶ蓮。
触れ合う肌にドキドキしつつ…。
シトラスの香りに満ちたバスプレイスで二人は言葉を交わす。
他愛ない話も、ドキドキする心臓の所為か、
新鮮なものに変わるから、不思議。

*

「はー。美味い。風呂上りのビールは最高だね」
至福!といった表情で微笑む蓮。
隣でコーヒー牛乳を飲んでいる梨乃は、はふぅ…と息を漏らす。
ほんの三十分足らずだったけれど、ものすごく長く感じられた。
のぼせて、気を失ってしまいそうになった。
まさか、一緒にお風呂に入ることになるなんて…。
頬を染めつつ、じっと蓮を見つめる梨乃。
濡れた髪から首を伝う、雫。
鎖骨で少し止まって…つーっと下に垂れていく雫。
梨乃は、蓮の体をゆるやかに伝う雫を目で追っている。
「俺さ、これから買い物行くんだけど、一緒に行かない?」
「………」
「梨乃ちゃん?おーい?」
「…はっ。はいっ!?」
我に返って目を丸くする梨乃。
そんな梨乃を見て蓮はくっくっ…と笑う。
「そんなイヤラシイ目で見ないでよ。興奮しちゃう」
「ちっ…違っっ…!」
「ん?違うの?」
「違…わない、です…けど……」
「あっははははっ」

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■■■■■ CAST ■■■■■■■■■■■■■

7433 / 白月・蓮 (しらつき・れん) / ♂ / 21歳 / 退魔師
NPC / 白尾・梨乃 (しらお・りの) / ♀ / 18歳 / INNOCENCE:エージェント
NPC / 赤坂・藤二 (あかさか・とうじ) / ♂ / 30歳 / INNOCENCE:エージェント

■■■■■ THANKS ■■■■■■■■■■■

こんにちは! おいでませ、毎度様です^^
梨乃の過剰な反応は、欲情とも取れるような気がしないでもないです。
いや、というか、多分そうです(笑) ふふ。楽しかったです^^
これから買い物に行くのでしょうが、梨乃は落ち着きないんでしょうね。
ボーッとして転んだり。それを蓮くんが支えたり。
で、またドキドキしてしまってエンドレス。みたいな感じで…。
ごめんなさい、妄想が止まりません(笑)
気に入って頂ければ幸いです。 是非また、御参加下さいませ…^^

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2008.05.23 / 櫻井 くろ (Kuro Sakurai)
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