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■東郷大学奇譚・最終決戦! 夏祭りだよ全員集合!?(前編)■

西東慶三
【2239】【不城・鋼】【元総番(現在普通の高校生)】
 東郷大学のキャンパスには、一般の学生や学外の人間の立ち入りが禁止されている場所も少なくない。
 その中でも、最も厳重に警備されている場所の一つが、「無限迷宮入り口」である。

 もともと無限迷宮は東郷大学の一期生・暮田統悟(くれた・とうご)によって設計され、彼が率いる「迷宮研究会」によって建築されたもので、内部構造が刻一刻と変化する仕組みになっており、一度迷い込んだら脱出は至難と言われている。
 事実、この迷宮を設計した統悟本人が、後に「迷宮をさらに拡張する」と言い残して迷宮へ向かい、そのまま行方知れずになっている。
 今日では、この迷宮は「迷宮管理委員会」という専門の委員会の管理下に置かれているが……今となっては、そもそもこの迷宮が何のために作られたのか、それを知るものはほとんどいない。

〜〜〜〜〜

「失礼します」
 学長室に入った最上京佳(もがみ・きょうか)を待っていたのは、学長の東郷十三郎(とうごう・じゅうざぶろう)と、諜報部に所属する学生の七野零二(しちの・れいじ)、そして風紀委員会長の武力(たけ・ちから)であった。

「揃ったようだな。では始めろ」
 学長の言葉を合図に、零二がいくつかの資料の束を取り出す。
 間近に迫った夏祭りに関するものと、これまでの「悪党連合」の活動に関するもの。
 そして、明らかに「悪党連合」内部に潜入していると思しきスパイからの情報なども中には存在していた。

 それらについて一通り説明したあとで、零二はこう結論づけた。
「以上から、今年の夏祭りには『悪党連合』の総攻撃が予想されます。
 おそらく、四人集を中心として学内各所で事件を起こし、こちらの戦力を分散させる手を取ってくるでしょう」

〜〜〜〜〜

 今年も、東郷大学で夏祭りが行われる。
 交錯する無数の思惑のいずれかに乗るか、それとも無視してただ楽しむのか。

−−−−−

ライターより

・西東慶三です。
 長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
「東郷大学」シリーズも今回を含めてあと2話、よろしくおつき合いのほどをお願い致します。
・夏祭りを訪れた理由は何でも構いません。
 詳細について知らなかったり、夏祭りが行われていること自体知らずに来たというのもアリです。
・とりあえず、あちこち回っているだけでも「何か」は起こります。
 また、「何か」が起こるのを待っていられない人は、自分から「何か」を起こすことも可能です。
 あなたはどこに、もしくは誰のところに行って、何をしたいですか?
 最後ですので、普段よりも多少の無理は通します!
・下の設定にあげたものはあくまで施設の一部です。
 他にもアリーナや、学生食堂など、だいたい一般的な大学にある設備はあると思っていただいて結構です。
 当然、そういったところでもいろいろなことが行われています。
・迷宮について。
 迷宮が何の目的で建てられたものか、すでに見当のついている方もいらっしゃるかと。
 もしその推測通りだとすれば……そこで何が起こりうるのでしょうか?
・悪党連合について。
 下の学生紹介にある「絶対女王」「究極覇王」の二人を含む四人集が手勢を連れて出没しそうです。
 迎撃するなり協力するなり巻き込まれるなりしたい方は「どこで」か「誰に」を指定して下さい。
・この依頼の〆切は8月18日午前0時を予定しています。
東郷大学奇譚・最終決戦! 夏祭りだよ全員集合!?(前編)

〜 嵐の予感 〜

 東郷大学のキャンパスには、一般の学生や学外の人間の立ち入りが禁止されている場所も少なくない。
 その中でも、最も厳重に警備されている場所の一つが、「無限迷宮入り口」である。

 もともと無限迷宮は東郷大学の一期生・暮田統悟(くれた・とうご)によって設計され、彼が率いる「迷宮研究会」によって建築されたもので、内部構造が刻一刻と変化する仕組みになっており、一度迷い込んだら脱出は至難と言われている。
 事実、この迷宮を設計した統悟本人が、後に「迷宮をさらに拡張する」と言い残して迷宮へ向かい、そのまま行方知れずになっている。
 今日では、この迷宮は「迷宮管理委員会」という専門の委員会の管理下に置かれているが……今となっては、そもそもこの迷宮が何のために作られたのか、それを知るものはほとんどいない。





「失礼します」
 学長室に入った最上京佳(もがみ・きょうか)を待っていたのは、学長の東郷十三郎(とうごう・じゅうざぶろう)と、諜報部に所属する学生の七野零二(しちの・れいじ)、そして風紀委員会長の武力(たけ・ちから)であった。

「揃ったようだな。では始めろ」
 学長の言葉を合図に、零二がいくつかの資料の束を取り出す。
 間近に迫った夏祭りに関するものと、これまでの「悪党連合」の活動に関するもの。
 そして、明らかに「悪党連合」内部に潜入していると思しきスパイからの情報なども中には存在していた。

 それらについて一通り説明したあとで、零二はこう結論づけた。
「以上から、今年の夏祭りには『悪党連合』の総攻撃が予想されます。
 おそらく、四人集を中心として学内各所で事件を起こし、こちらの戦力を分散させる手を取ってくるでしょう」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 はがねんの憂鬱 〜

「……何だありゃ」

 不城鋼(ふじょう・はがね)は、一人で大学の中庭を見物していた。
 目の前では、白衣を着た男が何やら神妙な顔でコンガを叩いている。
 そのコンガの音に合わせて、彼ら「魔法生物研究部」の作り出したと思しき「つぶらな瞳をした毛玉」としか形容しようのない生物が様々な芸を披露する、という見世物だったようなのだが――コンガの合図で毛玉が因数分解の問題を解き始めるにあたっては、さすがに変な方向に高度になりすぎてしまって観客もドン引きである、
 そもそも、蛇遣いの笛には実際パフォーマンス以上の意味はないという噂もあるが、はたしてあのコンガに意味はあるのかどうなのか。

(相変わらず、ここはわけがわからないな……)

 そんなことを考えながら、その場を立ち去ろうとした時。

(本当にわけがわからないのは、俺自身だけどな)

 そんな言葉がふと頭に浮かんで、鋼は小さく一つため息をついた。





 例によって例のごとく、先輩からの招待状によって呼び出された鋼。
 これまたいつも通りに先輩方への挨拶を済ませた後、ふと気が向いて、今日は一人で回ってみようと思ったのだった。
 幸か不幸か、鋼はここで一、二を争う危険な女性に――保険医の最上京佳と、悪党連合の絶対女王・女王征子の二人である――気にいられているため、この一帯ではいわゆる「ファンクラブ」の活動も、比較的おとなしくなっている。
 その点では、久々にのんびりできるはずだったのだが――なぜか、鋼は落ち着かなかった。
 そして、その理由がはっきりとはわからないことが、ますます彼を落ち着かなくさせていたのである。

(……なんだろうな)

 自分でもよくわからない気持ちを抱えたまま、鋼はふらりと次の場所へと向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 ご機嫌な女王様と不機嫌な女帝様 〜

 次に鋼が向かったのは、祭りの中心からは離れた構内の外れの方だった。
 特にそこに何があると思ったわけでもなく、無意識に足が向いただけなのだが。
 やはりというかなんというか、そこには出撃準備……というより出待ちをしている悪党連合の面々の姿があった。

「げえっ、不城鋼!」
 まさかこのタイミングで見つかるとは思っていなかったのか、ひどく慌てる悪党連合の下っ端たち。
 それでも出撃準備自体はほぼ終わっていたのか、落ち着いたものから急遽戦闘態勢に入り、鋼を威嚇するかのような態勢をとる。
「ち、ちきしょうっ! また邪魔するつもりならこっちにも考えが……」

 が。
「しないよ」
 鋼が一言そう答えると、下っ端達は揃ってきょとんとした表情を浮かべ――代わりに、彼らの後ろから征子が嬉しそうな顔で駆け寄ってきた。
「鋼! では、私たちの側に――」
「それもない」
 彼女の言葉が終わるのを待たず、これも一言で切って捨てる。
「征子さんはこっち側だし、京佳さんは風紀サイドだろ?
 そのどっちかに肩入れするようなことはしたくないから、俺はどっちにもつかない」
 そう続けると、征子は少し残念そうな顔をしたが、やがて小さく笑ってこう答えた。
「それが鋼の結論なら、私は納得するより他ありませんわね。
 もともと鋼は敵側だと思ってましたから、そうでないだけでも助かりますわ」

 その様子に、鋼はなぜか原因不明のイラつきのようなものを感じた。
 なぜイラついたのかが自分でも理解できないことが、ますますそのイラつきを強くする。

「まあいいけど、ほどほどにな」
 それだけ言い残して、鋼はその場を後にしたのだった。





 期せずして征子の様子を見に行く形になってしまった鋼が次に足を運んだのは、やはり医務室であった。
 あくまで中立を保つのであれば、片方だけの様子を見に行くのはよくない、という理屈である。
 もちろん、これはあくまで自分への言い訳であって、いずれにしても一度は二人の様子を見に行くつもりではあったのだが。

「……ああ、鋼か」
 医務室を訪れた鋼を待っていたのは、いつものような歓迎ではなく。
 今日の京佳は、どうも今ひとつ機嫌がよくないというか、何やら心ここにあらずのような印象を受けた。

「何かあったんですか?」
「ああ。私だって考え事くらいはするさ」

 いつものようにしつこく構われるのも鬱陶しいが、かといってこういう反応をされると、それはそれで面白くない。

「それじゃ、お邪魔みたいだから俺はもう行くよ」
「ああ。私はここを動けないが、せっかくだから楽しんでいってくれ」

 背を向けて立ち去ろうとしても、やはり対応は同じで。
 先ほどとはまた違ったイライラを抱えながら、鋼は医務室を後にしたのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 プリンスの責任 〜

 気がつくと、鋼はグラウンドの方に来ていた。
 二種類の原因不明のイライラと、そのイライラの素性がわからないことからくるイライラと。
 それらを持て余した鋼は、自然と人気の少ない方へと足を向けてしまっていたのである。

 ところが。
「久しぶりだね、鋼君」
 ここで鋼が出会ったのは、ある意味この状況で最も出会いたくない人物の一人であった。

 端麗な容姿に、優雅かつ自信に満ちあふれた立ち居振る舞い。
 辺りの空気すら輝いているかのような錯覚を感じさせるその人物こそ、東郷大学プリンス同盟の盟主・八王子優貴その人である。

「八王子さん」
 また厄介なのに捕まってしまった。
 おそらく、そんな気持ちを隠しきれるほど、鋼は落ち着いてはいなかっただろう。
 けれども、優貴は一切気分を害するでもなく、いつも通りの微笑みを浮かべたままこう尋ねてきた。
「浮かない顔をしているね。何か悩み事でもあるのかい?」

 あるかないかなら、ある。
 あるけれども、自分がなんで悩んでいるのか、なんでイライラしているのか、自分でもわからないのだ。
 かといって、そんな間の抜けた答え方があるだろうか?

 鋼の口をついて出たのは、問いの答えではなく、こんな皮肉だった。
「いいですね、八王子さんは悩みがなさそうで」

 と。
「そう見えるかい?」
 優貴はにこやかな表情のままそう答え――それから、少しだけ真剣な目をしてこう続けた。
「鋼君。確かに、人生は晴れの日ばかりじゃない。曇りの日も、雨の日もあるだろう」
 まあ、ここまではよく言われる、ありふれた言葉である。
 しかし、彼の言葉には、さらにその続きがあった。
「でもね。例えどんな日であろうと、太陽が輝くのを休んでいい日はないんだ」

 太陽。
 自らを堂々と太陽になぞらえることの是非は置いておくとしても、はたしてそれにはどれだけの自信が必要となるだろう?
 そしてそれ以上に、その太陽のように絶えず輝き続けることを自らに課すことは、決して簡単なことではないはずだ。

「八王子さん、それじゃ……」
「『ノブレス・オブリージュ』というやつだよ。キミも聞いたことがあるだろう」

 ノブレス・オブリージュ、つまり「高貴なる義務」。
 一見何も考えていなさそうな微笑みの裏に、実はこんなにも深い考えが隠されていたとは。

「ボクの見込んだキミだからこそ、覚えていてほしい。
 太陽が輝くから、月も、そして地球も輝くんだ。
 キミが輝けば世界が輝く。だからキミは笑っていた方がいい」

 優しく諭すようにそう言ってくれた優貴の微笑みには、確かにその力があるような気がした。

「もう大丈夫そうだね。
 それなら、キミの笑顔でキミの照らしたい人を照らしてくるといい。
 キミが輝けばその人も輝く。その人が輝けば、きっとキミの悩みも消えるはずだよ」

 その言葉に、鋼の脳裏に浮かんだのは――。

「ありがとうございました、八王子さん!」
 気がつくと、鋼は礼を言うのもそこそこに、もと来た方へと走り出していた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 過去と真実 〜

 鋼が医務室に戻った時には、京佳の姿はすでにそこにはなかった。
 代わりにいた注射魔の保険医からどうにかこうにか京佳が学長室へ向かったことを聞き、即座にその後を追う。

 けれども、京佳に追いつくより早く、何者かが鋼の前に立ちはだかった。

「学長命令だ。君をここから先に行かせるわけにはいかない」

 七野零二(しちの・れいじ)。
 東郷大学諜報部の誇るエースである。

 とはいえ、鋼には全く身に覚えのないことである。
 考えられることと言えば京佳絡みで何か、と言うことだけだが、それにしても学長がここまでする理由が見えてこない。

「なぜですか、七野さん?」

 答えははなから期待していなくても、鋼はそう問いかけずにはいられなかった。





 それに対する返事は、予期せぬものだった。

「ではこうしよう。
 私はこれから君の知らないことで君の知っておくべきことを話す。
 その間、君は『ここで』その話をしっかりと聞いておくんだ。
 君にとっても悪い話ではないし、私も足止めは成功したと報告できる」

 予想外の申し出。
 受けるかどうか悩む鋼に、ダメ押しのように零二はこう言った。

「私が君に勝てるかは別としても、そう簡単に私を抜けると思わないことだ。
 どちらを選んでも君がロスする時間に変わりはないだろう」

 確かに、彼の戦闘技術を考えれば、ここで戦うのは下策。
 加えてここは敵地であるから、何が仕掛けられているかわかったものではない。

 そう考えると、選ぶべき道は一つしかなかった。





「君に聞かせるのであれば、最上先生を軸にして話した方がわかりやすいか」
 ……そう前置きして零二が話した内容は、全て鋼にとっては初耳だった。

 大学在学時代、京佳には簑田有郎(みのだ・ありお)という恋人がいた。
 彼は小柄ながら武芸百般に通じ、学内でも並ぶ者なき強者であったという。
 その彼が、突然「今以上に強くなるには悪になるしかない」と言い始め、「悪と強さを追求する」という目的の下に「悪党連合」を立ち上げたことは、京佳を大いに驚かせ、また悲しませた。

 有郎という有力な指導者に率いられた「悪党連合」の活動は次第に目に余るようになり、ついには学長から「他の学生の力でどうにかしてこれを止めるように」との命が下るに至った。
 いくつもの作戦が失敗する中、迷宮研究会の会長であった暮田統悟が、自作の無限迷宮に有郎を誘い込んで幽閉する案を提案し、これが承認される。
 そして多くの学生の協力もあって、うまく有郎を無限迷宮に誘い込み、幽閉することに成功。
 指導者を失った「悪党連合」は壊滅こそしなかったものの一気に勢力を減じ、とりあえずの目的は達成されたという。

 その後、「力を求めるあまりに悪に走ってしまった」有郎への反発からか、京佳はひたすら力を、それも「悪」に頼らずに得られる力を求めるようになり、今に至った、というわけである。

「……と、これはこの学内の噂や、卒業生から得られた話をまとめたものにすぎん。
 実際起こったことに関しては九分九厘間違いはないはずだが、恐らく学長はまだ何かを隠している」

 その零二の話と、京佳が学長室に呼ばれたという事実、そして鋼を足止めしようとしたという事実。
 その全てを考え合わせると――考えられることは一つしかない。

「七野さん、まさか!?」
「ああ。学長はあの迷宮の封印を解くつもりだ。悪党連合を動かしてな」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 目覚めの時 〜

 一方その頃。

「迷宮」の入り口は、すでに「悪党連合」の別働隊によって完全に占拠されていた。

 指揮をとっていたのは、四人集の一人で「鬼才参謀」の異名をとる芦北倉真(あしきた・くらみ)。

 しかし、彼が本来は悪党連合ではなく諜報部に所属する人間であることを知るものは少ない。
 そして、今回の作戦が、全ては彼ら諜報部――そして、その上に立つ学長・東郷十三郎による計画であったことも。





「迷宮」の扉が、ゆっくりと開かれる。

 まるでそのことを予期していたかのように、そこには二人の男が立っていた。
 二人とも年はおよそ二十代後半。
 一人はがっしりとした体つきの大男、そしてもう一人は引き締まった体躯の小柄な男である。

「やれやれ、これでようやく私もお役御免か」
 大男の方が、達成感に溢れた様子でそう口にする。
「そうだな。俺にとっては、むしろここからが始まりだが」
 それに、小柄な男がそう答え――それから、目の前に集まっている悪党連合の面々を見渡して、鷹揚に頷いた。
「出迎えご苦労。後輩諸君」

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

 2239 / 不城・鋼  / 男性 / 17 / 元総番(現在普通の高校生)
 0554 / 守崎・啓斗 / 男性 / 17 / 高校生(忍)
 0568 / 守崎・北斗 / 男性 / 17 / 高校生(忍)

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■         ライター通信          ■
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 西東慶三です。
 この度は私のゲームノベルにご参加下さいましてありがとうございました。

・このノベルの構成について
 このノベルは六つのパートで構成されており、最初と最後のパートを除いた四つについては全て個別となっておりますので、もしよろしければ他の方のノベルにも目を通してみていただけると幸いです。

・個別通信(不城鋼様)
 今回はご参加ありがとうございました。
 ノベルの方ですが、こんな感じでよろしかったでしょうか?
 京佳は今回色々な事情があって不機嫌でしたが、征子の方は「鋼さんが風紀側につかない=『敵対→中立』に変化=関係は好転している」ということで(そしてわりと相手の細かい様子には鈍感なので)ご機嫌になってしまいました。
 ともあれ、もし何かありましたら、ご遠慮なくお知らせいただけると幸いです。