■花逍遥〜冬に咲く花〜■
綾塚るい |
【3626】【冷泉院・蓮生】【少年】 |
早朝の、いまだ陽が昇らぬ鶏鳴時。
ふと何某かの気配を感じて綜月漣が縁側へ足を運ぶと、薄暗い庭先に、二匹の蝶を伴った一人の男が立っていた。
暗がりの中でも自然と目がそちらを向いてしまう程の存在感を放つ男を見留めると、漣は微かな驚きの表情を見せる。
「……よもや貴方まで僕の元へおいでになるとは思いもよりませんでしたよ、冬王様」
漣が呟くと、真白の浄衣に身を包んだ黒髪の男は、穏やかな笑顔を浮かべた。
「久しいな。今は何と呼ぶべきか?」
「本当にお久しぶりですねぇ。名は適当に漣とでもお呼び下さい。花芽(かが)と時雨(しぐれ)も、お元気でしたか?」
漣が冬王の周囲を飛ぶ二匹の蝶へ声をかけると、蝶はそれに呼応するかのようにひらりと羽根を震わせる。
するとどうだろう、蝶の身から生じた鱗粉が周囲に青白い光を放ち始め、その輝き中で蝶は見る間に二人の女へと変幻した。
花芽と時雨は、冬王の一歩後ろで控えるように佇むと、漣へ微かに頭を垂れながら「お久しゅうございます」と挨拶をする。
「今年は夏と秋が随分世話になったと聞いた。礼を言う」
冬王の告げる言葉に、漣は微笑みながら静かに首を横へ振った。
「僕も楽しませて頂きましたからねぇ。冬王様から礼を受ける必要はありません」
「……変わらんな」
「お互いさまです。ああ、立ち話もなんですから、あがってくださいな。古酒でも飲みながら久々に世間話でも致しましょう」
朝から酒というのもなんですが、と漣は冬王に告げる。
互いに不精をして会わずにいたのだから、一日中話したところで話題は尽きないだろう。
見上げた空に、ゆっくりと冬の太陽がその姿を見せ始めていた。
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花逍遥 〜 冬に咲く花 〜
■ 際遇 ■
寒の戻りと称すには少し早いか。
先日、桜が咲き出だすのではと思うほど暖かな日が続いたかと思えば、今日はうって変わって真冬に逆戻りしたような寒さだ。
だが空には雲ひとつ無く、柔らかな日差しが大地を包み込んでいる。
夏のような力強さはなく、かといって秋のように眩く艶やかなわけでも無い。
春を待つ束の間の静寂。透き通るような繊細な大気。そして清々しいまでの青空は、冬のみが持ち得る独特のものだ。
そんな天候に惹かれ、冷泉院蓮生は早朝からのんびりと散歩を楽しんでいた。
特別行き先を決めず、足の向くまま気の向くままに歩くのは嫌いではない。
道沿いに植えられている椿や沈丁花に語りかけ、彼等の声や歌に耳を傾ける。
葉を散らした木々。その枝ぶりの細やかさは、日に照らされ陰となって地面に千種千様の造形を作り上げる。まるで水面の上を歩いているようだ。
頬を掠める風は刺すように冷たいが、それさえも蓮生にとっては愛おしく感じられた。
「……外に出て、良かった」
無機も有機も、この世界にある全てのものには命や想いが宿っている。蓮生は本能的にそれを享受することが出来る。もって生まれた気質なのだ。
やがて道を逸れて私道に入ると、蓮生は場の空気が一転したことに気づいた。
周囲の景色は変わらない。だが、何かとてつもなく大きな力を感じる。
威圧感はない。天上から降り注ぐ陽光のような優しさ、慈愛。それは万物へ平等に与えられる力のように思えた。
辺りの木々に視線を向けると、彼らもまたその力を感じ取っているのか。喜びと敬意の念を抱いて、静かに枝を震わせている。
「……何か居るのか?」
蓮生の問いかけに、傍らの草木が静かに答える。
――彼の君が、上に。
「……上?」
言われるままに、蓮生は空を見上げた。日差しの眩しさに思わず目を細める。
どうやら一羽の鳥が青空の中を旋廻しているようだ。雀や鳩と言った類ではない。それらよりも格段に大きい。
時折純白の翼を羽ばたかせ、風に身を委ねながら悠然と空を舞う鳥に、蓮生は思わず息を呑んだ。
「……鷲? ……違う。鷹?」
都心から離れているとはいえ、こんな場所で鷹を見たのは初めてだった。だがそれ以上に、鷹の抱く気高さと気品に驚かされる。
――ただの鷹ではない。
蓮生の勘がそう告げる。鷹は数回空を巡ると、やがて竹林の向こうへと飛び立ってゆく。
蓮生は無意識の内に、鷹の向かった方向へ走り出していた。
*
どれほど走り続けただろうか。
気がつけば鷹の姿はどこにも無く、蓮生の眼前には荒涼とした竹薮が広がっていた。
歩く度、枯れ枝や葉がさくさくと音を立てる。
周囲には木々を渡る鳥の声が響くだけで、人はおろか民家さえない。
元々駅通りから随分と離れた閑散地ではあったが、ここまで人気が無いのはおかしい気がした。
まるで別の世界に紛れ込んだかのような錯覚を覚える。
引き返すべきか、進むべきか。
蓮生が逡巡した時だった。
ふと、前方に生垣が姿を現した。
それは明らかに人為的に作られたもので、竹薮の中に在って妙に異質なものに感じられる。
近寄って生垣の向こうを覗き込むと、奥には手入れの為された数多の庭木が植えられていた。
椿、沈丁花、蝋梅。早咲きの梅に水仙――
時節柄咲き出だしていない草花も、それぞれの芽吹きに合わせて丁寧に剪定されている。
「……誰か、住んでいるのか?」
一瞬躊躇った後、蓮生は生垣に一言断りをいれると、それをかき分けて奥へと進んだ。
再び、空気が変わったような気がした。
蓮生が来た事を歓迎しているように、草花や木々が穏やかな雰囲気を帯び始める。
その中を歩き、やがて道が開けると同時に、一軒の大きな日本家屋が姿を現した。
かなり古い家のように思えたが、鉄筋コンクリートのマンションに比べればずっと風情がある。
その家の縁側に、一人の男が座っていた。
黒髪に紫の瞳。今時珍しく和服を身に纏った男だ。くつろいだ様子で、縁側に紙を広げ、筆で何かをしたためている。
この家の主だろうか? と、蓮生は漠然と思う。
どうやら竹薮を真っ直ぐにつき抜けて、この家の庭へたどり着いてしまったようだ。
迷ったせいとはいえ、下手をすれば不法侵入に当たる。
声を掛けるべきか、見つからないうちに引き返すべきか。蓮生が迷った瞬間。縁側に座っていた男がふと蓮生へ視線を向けてきた。
「…………」
こんにちはと挨拶をするのはあまりに唐突過ぎるだろう。何と言葉を発してよいか解らず無言のままで居た蓮生に、男は驚いた様子も見せず、
「おや。これはまた……毛色の珍しい方がおいでになりましたねぇ」
そう言って、のほほんとした笑顔を向けてきた。
■ 庭に在りて興を得る ■
男は、名を綜月漣と言った。
自称『幽霊画家』で、その筋ではちょっとした有名人らしいのだが、蓮生にとっては幽霊画家という職業自体が物珍しかった。当然、綜月漣という名もこれまで耳にした事が無い。
ひょっこり中庭から現れた自分を見て驚く事もせず、のほほん笑顔で挨拶をしてきた漣に、蓮生は戸惑いを隠せずに居た。
だが、相手がどんなに心の広い人間でも、他人の家に無断で入り込んでしまったのは事実。
「……勝手に入って、すまない。道に迷ったんだ」
蓮生は素直に漣へ謝罪をした。だが、漣は笑顔を崩す事無く首を横へ振ると、蓮生へ縁側へ座るよう促してきた。
「気にする事はありません。そういう庭なのですよ」
「……そういう庭?」
漣の言っている意味が解らず、蓮生は首を傾げる。漣は手にしていた筆を置くと、のんびりとした口調で返してきた。
「何の前触れも無く、突然色々な方がおいでになるのですよ。人に限らずね」
「人に限らず?」
「ええ。友人知人に動物、果ては神仏妖怪と……まぁ、数え上げたらきりがありませんねぇ」
あるときは空から。またある時は地の下から。
玄関からまともに入ってくる者の方が珍しいと、漣が笑いながら言う。
普通の人間が聞いたら、まず間違いなく『変人の戯言』と捉えるだろう。だが人を疑う事を知らない蓮生は、それをすんなり受け止めた。
「面白いな」
「飽きる事はありませんねぇ。絵を描く材料にもなりますから、持ちつ持たれつと言ったところでしょう」
漣の話に耳を傾けながら、蓮生は勧められるままに縁側へ腰を下ろした。
ふと視線を落とすと、漣の前には和紙が置かれている。その傍らには色鮮やかな顔料と絵筆。
「……絵を、描いていたのか」
「ええ。戯れに」
「幽霊画か?」
「仕事の絵ではありませんよ」
言われ、蓮生は和紙に描かれたものを見つめる。
どうやら風景のようだ。竹林の上に昇る月――あるいは太陽かもしれない――その下を流れ行く川は、雪解けが始まったばかりのように柔らかい。
流石に絵を生業としているだけのことはあって巧い。筆一つでよくここまで描き分けられるものだ。
「風景画……だな」
感心しながら蓮生が言う。だが漣はそれを苦笑で返した。
「いえ、少し違いますねぇ」
「…………?」
「風景を切り取りました」
「切り取る……」
「ええ。確かに絵ではありますが、これは似て非なるもの」
漣の言い方はまるで要領を得ない。
風景を切り取ると言う事は、即ち目に見えたありのままの景色を模写すると言う事ではないのか。
こちらをからかっているのか。
それとも謎かけなのか。
漣はそんな蓮生の心内を感じ取ったようで、にこりと笑顔を向けながら、目の前にある絵をコンコンと叩いた。
「気づきませんか?」
蓮生は怪訝に思いながらも、漣の描いた絵を眺め、やがて一つの違和感を覚えた。
微妙に、絵が変わって来ているように思える。
いつの間にか、竹林の上に小さな黒い染みが出来ているのだ。
一瞬、漣が描き損じて顔料を垂らしたのかとも思ったが、少し違う。既に乾いているにも関わらず、染みは少しづつ大きくなっているような気がする。
「…………」
蓮生は無言のまま、それをじっと見つめていた。
視線の先で、絵が少しづつ変化してゆく。黒い点のような染みが、一本の線へ。線はさらに二つに分かれ、歪んだ輪郭線へ変わってゆく。単純な輪郭線は次第に大きくなり、やがて細部が描かれ始める。
――鳥だ。
遥か遠い空の彼方から、次第に此方へ向かって鳥が羽ばたいて来る。
「……じき戻られますよ」
「え?」
唐突に言われ、蓮生は咄嗟に顔を上げた。漣は涼しげな表情で己の絵を眺め、次いで蓮生へと視線を向けた。
「鷹を追ってこられたのでしょう?」
「…………」
「一巡りした後で戻られると冬王様がおっしゃっていました。絵を見る限りでは、お帰りになるまでにそう時間はかかりませんねぇ」
何故、自分が鷹を追っていた事を、目の前のこの男が知っているのか。
問いかけようと口を開きかけた矢先、漣がそれを遮るかのようにのんびりと立ち上がった。
「お茶を用意しておきましょうかねぇ。美味しい柏餅があるのですよ。少し待っていてください」
そう言い残し、漣は蓮生を残して奥へ入っていった。
*
漣が縁側を離れてから、数分。
中庭に植えられた樹木が振るえ始めた。絵を眺めていた蓮生はそれに気づいて周囲を見渡す。
常緑樹が柔らかな葉擦れの音を奏でている。
枝に止まる冬鳥はよりいっそう美しい声音で囀り、地に根を下ろした小さな草花でさえ、それに呼応するかのように己の身体を揺らしている。
中庭に存在する全ての木々が、歓喜に満ちていた。
四季折々、ふとした光景に心を奪われて心を和ませることがある。だが、その場にある全ての生命が嬉々として輝いている姿を、蓮生はこれまで見たことが無かった。
蓮生は思わず立ち上がると、庭先へと足を運んだ。
――来る。
無意識に思い、空を見上げる。
やがて冬の青空を一直線に貫くかの如く、一羽の鷹が姿を現した。
純白の肢体。凛然とした飛び様――蓮生が先程見留めた鷹だ。
蓮生は遥か上空を飛ぶ鷹を見つめたまま、微動だにしなかった。
声を掛ければ、もしかしたらそれに応じて自分の元へ降りてきてくれるかもしれない。だが、何と声を掛ければよいか解らない。
普段、ごく自然に動植物へ問いかけている蓮生にとって、それは不思議な感覚だった。
「……おや。おいでになりましたか」
不意に背後から声がして、蓮生はそちらへ視線を向けた。ちょうど漣が柏餅とお茶の入った湯飲みを3つ盆に乗せて、奥から戻ってきたところだった。漣はのほほんと笑いながら空を見上げている。
思わず、蓮生は漣へ問いかけた。
「あれは……ただの鷹じゃないな」
傍らで、漣が苦笑しているのがわかる。
「全く。心眼を得た方がこの世に居るのは喜ばしい事です」
「…………?」
漣の言葉の意図する事が解らず、蓮生は首をかしげる。そんな蓮生へ、漣はのんびりと言葉を続けた。
「貴方の事を褒めているのですよ。貴方の神聖な気配を感じ取られて、冬王様自らが様子を見に行かれた……滅多な事ではありませんからねぇ」
「……冬王?」
「名の通りです。鷹の姿を模してはおりますが、あの方は冬を司る神――四季神の頂点におられる方です」
「四季神……」
蓮生がそう呟いた時。ふと一陣の風が吹き抜けていった。
冴え冴えとした風は次の瞬間豪風へと変わり、小さな竜巻となって上空へと吹き上がる。
突然の風に周囲の木々が軋んだ音を立て、粉塵が蓮生の視界を覆う。
咄嗟のことに、蓮生は思わず己の顔を手で庇った。
いつしか風は止み、周囲には再び静寂が舞い戻っていた。
風に、庭の木々が折れてしまわないか――
鷹のことも気になったが、それ以上に蓮生は庭に植えられた木々を心配していた。
我に返った蓮生は、両手を解いてゆっくりと辺りを見渡した。
だが何事も無かったかのように、椿は咲き、蝋梅はひっそりとしなやかな花を咲かせている。あれほどの強い風が吹き荒れたと言うのに、木々は先程と一寸も変わらずその場に在った。
今見た竜巻は幻だったのかと、一瞬そんな考えが脳裏を過ぎったが、直ぐにその考えは否定された。
蓮生が立っている少し先に、一人の男が佇んでいた。
■ 愛される者 ■
純白の浄衣を身に纏い、黒い短髪に鋭い瞳を抱いた男だった。
瞳の所為か一見きつい印象を受けるが、相手の身体から溢れる気配は何処までも優しく、暖かさで満ちている。
先程見た鷹と同等の存在感。
――鷹が、人の姿に……?
だが、今目の前に在るこの姿も、きっと仮の姿なのだろう。
人間とはまるで異なる空気。
男がその場に立つだけで、全てのものが歓喜に震えている。
やがてふと、男の表情が和んだような気がした。
「……万物に愛されし者か」
言いながら、男が蓮生の傍らへと歩み寄ってくる。蓮生はただそれを黙って見つめていた。
「これ程清浄な空気を纏う者もまた、珍しい……名は?」
問われ、蓮生は口を開いた。
「冷泉院、蓮生」
「……我々の気質と近い者。出会えた事を喜ばしく思う」
「……漣から、冬の王だと聞いた」
蓮生の投げかけに、冬王が静かに頷いてくる。
「万物に魂があるように、四季にもまた、命がある。私はそれを統べる者」
芽吹きの春、最盛の夏、艶美な秋……そして厳寒の冬。
時に厳しく、時に優しく、全てを愛し癒しを与える。それが四季を司る神。
その恵みを受け止める事が出来る者もいれば、日々の忙しさに紛れ、恩恵に気づかぬ者もいる。だがどんなものであろうと、季節がもたらす慈愛は分け隔てなく平等に注がれる。
植物の声を敏感に感じ取り、常に感謝を忘れない蓮生のような存在は稀有。それ故万物に愛される。
「その心を失わぬよう……そして心の痛みに耐えられぬ事があれば、いつでも我々を呼ぶと良い」
人の心に敏く、他者の抱く痛みさえ自分のことのように捉えてしまう――その心は尊いが、傷つき苦しみ続ければ、やがて己の心が壊れてしまう。
蓮生は、冬王が自分の事を心配しているのだと解り、感謝の意を込めて力強く頷いた。
「お二人とも、そちらはお寒いでしょう。お茶を用意してありますが……如何です?」
ふと、頃合を見計らったように、漣が蓮生と冬王に声を掛けてきた。
見ると、漣はいつの間にか縁側にコタツを用意し、ちゃっかりそこに座ってのほほんとこちらを眺めていた。
コタツ台の上には柏餅とお茶。傍らにはポットまで用意してある。
なんともマイペースな人だと、蓮生は思う。冬王もまた同じ事を考えていたようで、微かな溜息が聞こえてきた。
「お前は……本当に相変わらずだ」
「それは褒め言葉として頂いておきましょうかねぇ」
「……私は別に褒めているわけではないのだが?」
「ははは。僕は全てを前向きに捉える性質ですから」
漣はどこまでものんびりと返してくる。
マイペースではあるが、その穏やかさは嫌いではない。むしろ蓮生は心地よさを感じていた。
漣に手招きをされて歩み寄ると、蓮生は促されるままにコタツへ入った。
縁側に、先程漣の描いていた絵が置かれている。何気なくそれに視線を向けると、再び絵の中の景色が変わっていた。
竹薮も鷹も姿を消し、全く新しいものが描かれている。
それはこの中庭の情景。
じき訪れるであろう春を喜び、また過ぎ行く冬に対する畏敬の念が込められたもの。
―― 絵を描くのではなく、景色を切り取る ――
もしかしたら漣は、己の描く絵に命を吹き込んでいるのかもしれない。
「おや。南天の実に、メジロが来たようですよ」
漣の呟きに、蓮生は中庭を眺めた。
それは春が訪れる前の、ほんの一瞬の出会い。
庭先に集ったメジロの優しいさえずりに、蓮生は穏やかな笑顔を浮かべた。
<了>
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号/PC名/性別/年齢/職業】
【3626/冷泉院・蓮生(れいぜいいん・れんしょう)/男性/13歳/少年】
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【NPC/冬王(つくばね)/男性体/不詳/冬の四季神】
【NPC/綜月・漣(そうげつ・れん)/男性/25歳/幽霊画家・時間放浪者】
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■ ライター通信 ■
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冷泉院・蓮生 様
こんにちは、綾塚です。
いつもお世話になっております。この度は『冬に咲く花・2009年度版』をご発注下さいまして有難うございました。
蓮生さんの性格は非常に書きやすく、また話に出てくるNPCと対等に渡りあえる質をお持ちでしたので、花逍遥の原点回帰…のようなお話にさせて頂きました。
私はPC様の雰囲気などで多少文体などを変えるのですが、口数が多くないとの事でしたので、今回会話は短文で読みやすく。地文は情感が出るようにと心がけてみました。
少しでもお気に召して頂ければ幸いです。
それでは、またご縁がございましたらどうぞ宜しくお願いいたしますね(^-^)
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