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■スベテを知る人■

藤森イズノ
【7182】【白樺・夏穂】【学生・スナイパー】
 失敗したな……。
 とりあえず、何よりも先に思うのは、それ。
 いけるかなと思った。問題ないだろうと思った。
 けれど、それは過信以外の何物でもなかった。
 目の前で牙を剥くスタッカート。
 その身体から垂れ流れている魔力は、途方もない。
 現状、自分の魔力では太刀打ちできないだろう。
 高レベルのスタッカートが、ここまで強敵だとは。
 自らが招いた災難。誰かに助けを求めるなんぞ許されまい。
 まさか、こんなカタチで解き放つことになるだなんて……思いもしなかった。
 全ては自分の責任。尻拭いは、自分で。
 スベテを知る人

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 失敗したな……。
 とりあえず、何よりも先に思うのは、それ。
 いけるかなと思った。問題ないだろうと思った。
 けれど、それは過信以外の何物でもなかった。
 目の前で牙を剥くスタッカート。
 その身体から垂れ流れている魔力は、途方もない。
 現状、自分の魔力では太刀打ちできないだろう。
 高レベルのスタッカートが、ここまで強敵だとは。
 自らが招いた災難。誰かに助けを求めるなんぞ許されまい。
 まさか、こんなカタチで解き放つことになるだなんて……思いもしなかった。
 全ては自分の責任。尻拭いは、自分で。

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 解放するしかないのなら―
 コクリと頷き、自分を追い詰めるような表情。
 夏穂は、意を決して……いつでも嵌めている白い手袋を外す。
 パサリと地に落ちる手袋。その音が、やたらと鮮明に聞こえた。
 次の瞬間、解き放つ。真の力。解放すべきではないと、自ら抑制してきた力。
 夏穂の懐から、まるで生きている蛇のように出てくるのは、懐中時計。
 赤い蜘蛛のエンブレムが刻まれた、証。偽りなき、蜘蛛の証。
 外した手袋、露わになる手首。
 夏穂は指先に氷を灯し、その切っ先で自らの腕を切り付けた。
 ピリッと走る痛みと、全身を駆け巡る快感。
 クスクス笑いながら、夏穂は腕を空に掲げた。
 滴り落ちる鮮血は、地に落ちる前に姿を変える。
 滴れば滴るほど、長く大きく優美な……氷の竜へと。
 名前の無い、この竜は、初代吹雪姫の最高部下。
 いつでも彼女の傍にいて、どんな時も彼女を護った。
 意思を継ぎし者、意思を継ぐことを許された、唯一の存在。
 現吹雪姫である夏穂は、氷の竜の背に乗り、楽しそうに微笑む。
 召喚術においては、双子の妹、雪穂のほうが熟練度が高い。
 向き不向きもあるが、夏穂の場合は、制御するのに、それなりの時間が要される。
 魔力が事足りていても、熟練度が低ければ、召喚獣は言うことをきかない。きいてくれない。
 夏穂は、冷たい眼差しで見やりながら、氷の竜の頭に触れた。
「……わかるわね? 標的は、あいつよ」
 指し示された標的、スタッカートを見やって頷く氷の竜。
 標的を絞ることに成功すれば、後はほぼ、お任せ状態だ。
「……行け」
 ポンと頭を叩いて指示すれば、氷の竜は吹雪を纏いながら空を舞う。
 秘めたる能力を解放した彼女を止めることは、誰にも出来ない。
 手も足も出ないとは、まさにそのことだった。
 体勢を立て直すこともままならぬ、猛攻。
 参ったとも言えない。何も出来ぬ状況の中、スタッカートは助けを求め続けた。
 夜空に浮かぶ月に不気味な長い腕を伸ばし、乞うように。
 けれど、夏穂の攻撃は止まらない。
 既に戦闘意欲は皆無だ。
 歯向かってくる様子のない、無抵抗な状態。
 けれど、その場に膝をつくことすら許さない。
 まるで操り人形のように、カクカクと膝を踊らせて闇を舞うスタッカート。
 せっかく、こうして会えたんですもの。もっと、遊びましょう?
 まだまだ、まだまだ足りないわ。ねぇ、もっと。もっと楽しませて?
 私も一緒に踊りたい。あなたと一緒に踊りたいわ。
 あら。どうしたの。もう疲れちゃった?
 駄目よ。まだまだ、あなたは踊るの。
 ほら、立って。立てないのなら、私が起こしてあげる。
 手を取って、さぁ、踊りましょう。 あぁ、何て素敵な夜かしら。
 ねぇ、楽しいでしょう? ふふふ。私も楽しい。
 もっともっと、クルクル回って。
 綺麗に踊らなくて良いのよ。楽しく踊れば、それで良いの。
 教えてあげる。どうすれば楽しめるか、ステップを教えてあげるわ。
 闇を舞う、ステップ。その極意を、あなたに教えてあげるわ。
 クスクス笑いながら、幸せそうな表情でスタッカートと手を繋いで踊る夏穂。
 だが、既にスタッカートは息絶えている。もはや、ただの人形でしかない。
 パートナーが息絶えようとも、ダンスは続く。
 いつになったら終わるのかって? それは、誰にも理解らない。
 全ては姫の意のままに。姫が満足するまで、ダンスは続く。

 氷の竜の背に乗り、スタッカートと踊る夏穂。
 その姿を、ビルの屋上から見ていた海斗。
 物陰に隠れて様子を窺っている理由は、とばっちりを防ぐ為。
 完全に良い気分に酔いしれている様子の夏穂は、海斗に気付いていない。
 そればかりか、自分が今、どんな状況にいるかも把握できていないのではなかろうか。
 微笑んではいるものの、酷く冷め切った目。それこそ、氷のように。
 辺りを包み込んでいる吹雪の威力からも、
 現在、夏穂が放っている魔力がどれほど強力かが理解る。
 こんなにも長時間、大量に魔力を消費しているのに顔色一つ変えないとは……。
 我を失っている状態故に、魔力が垂れ流しになっているのではないかと不安を覚えてしまうところ。
 不安になった海斗は、物陰からヒョコッと顔を覗かせ、空を見上げた。
 その直後、目の前に迫る氷の矢。空中で凝固した、鋭利な魔力の塊。
「……やっべ! ……!!」
 慌てて身を捩り、転がりながら物陰に戻ったものの、氷の矢は頬を裂いた。
 不思議と痛みはない。けれど、バタバタと垂れ落ちる血液の量は、途方もない。
 海斗は慌てて治癒魔法をかけようと、自身の頬に触れた。
 とはいえ、海斗の治癒魔法は『とりあえず』程度の威力しか持たない。
 学校に戻って、保健室に駆け込むのが一番有効だろう。
 けれど、学校に到着する前に、くたばってしまう可能性が高い。
 痛みがない故に平気だと思えてしまいそうになるが、そこは経験。
 滴る血液の量から、自分がいかに危険な状態であるかくらい理解る。
(やべ……。どうしよ……)
 拙い治癒魔法をかける海斗の顔が、次第に青褪めていく。
 触れた傷口から垂れる血液の温もりと、全身が冷め切っていく、この矛盾。
 そんな状況に陥りながらも、海斗は苦笑を浮かべて。そのまま、地に転がる。
 物陰から飛び出した、海斗の頭。血まみれの、その姿。
 視界に飛び込んだその姿を見て、夏穂はピタリとダンスを止めた。
 状況を理解するまで、少々の時間を要する。
 興奮が醒め、我に返ると同時に、背筋を走る寒気と……デジャヴ。
「……海斗!」
 夏穂は、慌てて海斗へと駆け寄った。
 ほんの数秒前までパートナーだったスタッカートを、まるでゴミのように放り投げて。
 自分の能力が、暴走気味だった能力が、海斗を傷付けた。
 その事実に、今まで気付かなかった。
 夏穂は膝に海斗の頭を乗せ、傷付いた頬に触れて癒す。
「ごめんなさい……。ごめんなさい……」
 ポロポロと涙を零しながら何度も謝り、かける治癒魔法。
 夏穂の治癒魔法は、専門魔術師と比べても遜色ない威力を誇る。
 傷はすぐに癒えて、出血は止まり、傷跡すらも残らない。
 けれど、夏穂は謝り続けた。鳴きながら、何かに憑かれたかのように。
 初めて目にする夏穂の手首。裂かれた箇所からは、小さな赤い蜘蛛がウジャウジャと湧いていた。
 忘れたくとも忘れられぬ、忘れることなど許されぬ過去。
 傷を負った海斗を目にした瞬間、頭の中、鮮明に蘇った過去。
 何が過去で、何が現実なのか。今、自分はどこにいるのか。
 理解らなくなってしまった夏穂の涙は止まらない。
 零れる涙が頬に落ちる。その温もりに、海斗は笑った。
 言葉を放つことはしない。
 涙がひとつ、ふたつ、頬に落ちる度に理解った。
 夏穂が、どんな過去を持っているか。どんな過去を背負っているか。
 泣くなよ。っていうか、頼むから泣かないで。
 お前を泣かせるために在るわけじゃないんだ。
 俺が、ここにいる、その理由は―

 *

 解放するしかないのなら―
 コクリと頷き、自分を追い詰めるような表情。
 雪穂は、意を決して……いつでも嵌めている桃色の手袋を外す。
 パサリと地に落ちる手袋。その音が、やたらと鮮明に聞こえた。
 次の瞬間、解き放つ。真の力。解放すべきではないと、自ら抑制してきた力。
 雪穂の懐から、まるで生きている蛇のように出てくるのは、懐中時計。
 赤い蜘蛛のエンブレムが刻まれた、証。偽りなき、蜘蛛の証。
 外した手袋、露わになる手首。
 雪穂は指先に炎を灯し、その熱で自らの手首を焼いた。
 ピリッと走る痛みと、全身を駆け巡る快感。
 クスクス笑いながら、雪穂は腕を空に掲げた。
 紫色に変色した手首から放たれ、空へと昇っていく黒い煙。
 昇れば昇るほど、長く大きく優美な……漆黒の不死鳥へと。
 名前の無い、この鳥は、初代紅蓮姫の最高部下。
 いつでも彼女の傍にいて、どんな時も彼女を護った。
 意思を継ぎし者、意思を継ぐことを許された、唯一の存在。
 現紅蓮姫である雪穂は、漆黒の不死鳥の背に乗り、楽しそうに微笑む。
 召喚術を専門とする雪穂でも、この召喚獣は別格だ。
 いつもと何ら変わらぬように操れるようになるまでは、少し時間が掛かる。
 ほんの少しの間、術者よりも召喚獣の魔力が勝る状態。
 そのままの状態を続けてしまえば、逆に術者が召喚獣に食われてしまうこともある。
 自身の魔力を上回る灼熱の黒い炎。
 不死鳥の背に乗る雪穂は、火傷を負い顔を歪めながらも、
 召喚獣に飲まれてしまわぬよう精神を研ぎ澄ましながら、
 一般人に及ぶ危険を回避しようと、スペルカード【聖なる領域】を詠唱。
 この空間に包まれていれば、とばっちりを受ける心配はない。
 安全確保が完了した頃には、火傷を負うことはなくなり、
 雪穂の魔力が、不死鳥のそれを上回る状態になる。
 バランスの取れた状態に、雪穂は少しホッとした表情。
「じゃ、行こうか」
 ポンと頭を叩いて指示すれば、漆黒の不死鳥は灼熱の炎を口から吐き出しながら空を舞う。
 秘めたる能力を解放した彼女を止めることは、誰にも出来ない。
 手も足も出ないとは、まさにそのことだった。
 体勢を立て直すこともままならぬ、猛攻。
 参ったとも言えない。何も出来ぬ状況の中、スタッカートは助けを求め続けた。
 夜空に浮かぶ月に不気味な長い腕を伸ばし、乞うように。
 けれど、雪穂の攻撃は止まらない。
 既に戦闘意欲は皆無だ。
 歯向かってくる様子のない、無抵抗な状態。
 けれど、その場に膝をつくことすら許されない。
 まるで操り人形のように、カクカクと膝を踊らせて闇を舞うスタッカート。
 久しぶりだから、余計に興奮してるのかもしんない。
 でも、まだまだ、まだまだ。もっと。もっと楽しませてよ。
 僕も一緒に踊りたい。きみと一緒に踊りたいんだよ。
 あれ? どうしたの。もう疲れちゃった?
 駄目だよ。まだまだ、きみは踊るの。
 ほら、立って。立てないのなら、僕が起こしてあげる。
 手を取って、さぁ、踊ろう。 あぁ、何て素敵な夜だろう。
 ねぇ、楽しいでしょう? ふふふ。僕も楽しい。
 もっともっと、クルクル回って。
 綺麗に踊ってだなんて言わないよ。楽しければ、それで良いんだ。
 教えてあげる。どうすれば楽しめるか、ステップを教えてあげる。
 闇を舞う、ステップ。その極意を、きみに教えてあげる。
 クスクス笑いながら、幸せそうな表情でスタッカートと手を繋いで踊る雪穂。
 だが、既にスタッカートは息絶えている。もはや、ただの人形でしかない。
 パートナーが息絶えようとも、ダンスは続く。
 いつになったら終わるのかって? それは、誰にも理解らない。
 全ては姫の意のままに。姫が満足するまで、ダンスは続く。

 漆黒の不死鳥の背に乗り、スタッカートと踊る雪穂。
 その姿を、ビルの屋上から見ていた斉賀。
 物陰に隠れて様子を窺っている理由は、万が一の事態を防ぐ為。
 完全に良い気分に酔いしれている様子の雪穂は、斉賀に気付いていない。
 そればかりか、自分が今、どんな状況にいるかも把握できていないのではなかろうか。
 獲物を見つけた肉食獣のように、ギラついた目。それこそ、炎のように。
 辺りを包み込んでいる炎の威力からも、
 現在、雪穂が放っている魔力がどれほど強力かが理解る。
 こんなにも長時間、大量に魔力を消費しているのに顔色一つ変えないとは……。
 我を失っている状態故に、魔力が垂れ流しになっているのではないかと不安を覚えてしまうところ。
 不安になった斉賀は、眉を寄せて空を見上げた。
 その直後、目の前が真っ赤な炎で埋め尽くされる。空中で凝固した魔力の塊。
「……くっ!」
 慌てて身を捩り、転がりながら物陰に戻ったものの、炎は腕を焦がした。
 不思議と痛みはない。けれど、腫れ上がる腕は、留まる所をしらない。
 斉賀は慌てて治癒魔法をかけようと、自身の腕をギュッと押さえた。
 とはいえ、斉賀の治癒魔法も『とりあえず』程度の威力しか持たない。
 他の手段を考え、すぐにでも動くべきなのは承知。
 けれど、困ったことに動けそうにない。気休め程度の治癒しか術はない。
 とめどなく腫れ上がる腕から、自分がいかに危険な状態であるか理解る。
(参ったな……)
 拙い治癒魔法をかける斉賀の顔が、次第に青褪めていく。
 触れた傷口から掌に伝わる活きの良い鼓動と、全身が冷め切っていく、この矛盾。
 そんな状況に陥りながらも、斉賀は焦る様子もなく、その場に膝をついた。
 物陰からチラリと見えた、斉賀の背中。背中を丸めて痛みに堪える、その姿。
 視界に飛び込んだその姿を見て、雪穂はピタリとダンスを止めた。
 状況を理解するまで、少々の時間を要する。
 興奮が醒め、我に返ると同時に、背筋を走る寒気と……デジャヴ。
「……斉賀兄さん!」
 雪穂は、慌てて斉賀へと駆け寄った。
 ほんの数秒前までパートナーだったスタッカートを、まるでゴミのように放り投げて。
 自分の能力が、暴走気味だった能力が、斉賀を傷付けた。
 その事実に、今まで気付かなかった。
 雪穂は、斉賀の傷付いた腕に触れて癒す。
「ごめんなさい……。もう、しないから。もう、しないから……」
 下唇を噛み締めながら何度も謝り、かける治癒魔法。
 雪穂の治癒魔法も、専門魔術師に比べれば威力は劣るが、斉賀のそれよりは威力が上だ。
 時間は少しかかれども傷は癒えて、腫れは治まり、傷跡すらも残らない。
 けれど、雪穂は謝り続けた。何かに憑かれたかのように、もうしないからと添えながら。
 初めて目にする雪穂の手首。裂かれた箇所からは、小さな赤い蜘蛛がウジャウジャと湧いていた。
 忘れたくとも忘れられぬ、忘れることなど許されぬ過去。
 傷を負った斉賀を目にした瞬間、頭の中、鮮明に蘇った過去。
 何が過去で、何が現実なのか。今、自分はどこにいるのか。
 理解らなくなってしまった雪穂の謝罪は止まらない。
 その健気な姿に、斉賀は笑って、雪穂の頭を優しく撫でた。
 言葉を放つことはしない。
 ひとつ、ふたつ、謝罪と後悔の念を耳にする度に理解った。
 雪穂が、どんな過去を持っているか。どんな過去を背負っているか。
 泣くなよ。っていうか、頼むから泣かないでくれ。
 あんたを泣かせるために在るわけじゃないんだ。
 俺が、ここにいる、その理由は―

 *

 私が話せるのは、ここまで。
 僕が話せるのは、ここまで。
 隠したところで何にもならないと思ったから、話したの。
 隠したところで何にもならないと思ったから、話したよ。
 あなただからこそ、話せたのかもしれないわ。
 きみだからこそ、話せたのかもしれないね。
 あのね、御願いがあるの。良いかしら?
 あのね、御願いがあるんだ。聞いてくれる?
 私が全てを話したこと、雪ちゃんには秘密にしておいて。
 僕が全てを話したこと、夏ちゃんには秘密にしておいて。
 ねぇ、聞いてる? 聞こえてる……? 約束、してくれる?
 ねぇ、聞いてる? 聞こえてる……? 約束、してくれる?

 勿論、聞いてるよ。聞かないフリなんて出来ねーよ。
 勿論、聞いてるよ。聞かないフリなんて出来やしない。
 約束するよ。そーしてくれって言うなら、ヤダなんて言えねーよ。
 約束するよ。あんたが、そうしてくれと願うのなら。
 でもな、その小さな身体で全てを支えるのは、少し無理があるんじゃねーか。
 けれど、その小さな身体で全てを支えるのは、少し無理がある。

 優しく強く、そして儚い人。幼きお姫様。
 僕は、貴女を護る為に生まれてきたんじゃないだろうか。
 なんて言ったら、笑いますか? ――

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 ■■■■■ CAST ■■■■■■■■■■■■■

 7192 / 白樺・雪穂 / 12歳 / 学生・専門魔術師
 7182 / 白樺・夏穂 / 12歳 / 学生・スナイパー
 NPC / 斎賀・尚 / 16歳 / HAL在籍:生徒
 NPC / 海斗 / 19歳 / HAL在籍:生徒

 シナリオ参加、ありがとうございます。
 不束者ですが、是非また宜しくお願い致します。
 参加、ありがとうございました^^
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 櫻井かのと (Kanoto Sakurai)
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