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■クロノラビッツ - 仮契約 -■

藤森イズノ
【8300】【七海・露希】【旅人・学生】
「ちょっと、いいですか?」

 散歩中、声を掛けられた。
 この丁寧な口調と柔らかな声には、聞き覚えがある。
 振り返るとそこには、やっぱり浩太。 …… だけじゃなく、海斗と藤二もいた。
 あれれ …… ? 何だかちょっと珍しい組み合わせだなぁ …… 。
 なんて思いながら、ペコリと頭を下げて用件を聞いてみる。
 まぁ、わざわざ、彼等から接触してきたということは、
 それなりの用件なのだろうとは思ったけれど。

「え …… ?」

 さすがに、目を丸くしてしまう。
 彼等の用件。それが、あまりにも突飛なものだったから。
 戦えと言うのだ。これから、時狭間のとある場所へ案内するから、
 そこで、海斗と戦ってくれないかと言うのだ。
 何で? どうして? 何の為に?
 当然の疑問。もちろん、それらをすぐにぶつけた。
 でも、彼等は答えてくれない。その疑問を解消してくれない。

「いーから、とっととやろーぜ」

 ダルそうに欠伸しながら言った海斗。
 やるだなんて、一言も言ってない。っていうか面倒なら、やらなきゃいいのに。
 …… うん? 面倒くさそう …… ってことは、もしかして、海斗も、巻き添え食らった?
 さほど長い付き合いってわけでもないけれど、好きな物事にしか興味を示さない、
 海斗のそういう性格は、もう嫌になるくらい把握している。間違いない。
 ということは、この用件は、つまり …… 。

「ごめんね、急に」
「じゃあ、移動しましょうか」

 ニコリと微笑んで言った藤二と、懐から黒い鍵を取り出しながら言った浩太。
 つまり、この用件は、この二人 …… 浩太と藤二の用件ということか。
 いや、っていうか、ちょっと。だから、やるだなんて一言も …… 。
 クロノラビッツ - 仮契約 -

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「ちょっと、いいですか?」

 散歩中、声を掛けられた。
 この丁寧な口調と柔らかな声には、聞き覚えがある。
 振り返るとそこには、やっぱり浩太。 …… だけじゃなく、海斗と藤二もいた。
 あれれ …… ? 何だかちょっと珍しい組み合わせだなぁ …… 。
 なんて思いながら、ペコリと頭を下げて用件を聞いてみる。
 まぁ、わざわざ、彼等から接触してきたということは、
 それなりの用件なのだろうとは思ったけれど。

「え …… ?」

 さすがに、目を丸くしてしまう。
 彼等の用件。それが、あまりにも突飛なものだったから。
 戦えと言うのだ。これから、時狭間のとある場所へ案内するから、
 そこで、海斗と戦ってくれないかと言うのだ。
 何で? どうして? 何の為に?
 当然の疑問。もちろん、それらをすぐにぶつけた。
 でも、彼等は答えてくれない。その疑問を解消してくれない。

「いーから、とっととやろーぜ」

 ダルそうに欠伸しながら言った海斗。
 やるだなんて、一言も言ってない。っていうか面倒なら、やらなきゃいいのに。
 …… うん? 面倒くさそう …… ってことは、もしかして、海斗も、巻き添え食らった?
 さほど長い付き合いってわけでもないけれど、好きな物事にしか興味を示さない、
 海斗のそういう性格は、もう嫌になるくらい把握している。間違いない。
 ということは、この用件は、つまり …… 。

「ごめんね、急に」
「じゃあ、移動しましょうか」

 ニコリと微笑んで言った藤二と、懐から黒い鍵を取り出しながら言った浩太。
 つまり、この用件は、この二人 …… 浩太と藤二の用件ということか。
 いや、っていうか、ちょっと。だから、やるだなんて一言も …… 。

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 ・
 ・
 ・

 ま、いっか。
 丁度、退屈していたところだったし。
 何とも気の抜ける動機で、露希は、浩太たちの要求に応じた。
 それにしても、いきなり戦えだなんて、随分とまぁ、おかしなことを言い出すものだ。
 けれどまぁ、時狭間に出入りするようになって、それなりの期間も経過した。
 海斗は、どうだかわからないが、浩太と藤二は、無意味な要求なんて、まずしてこない。
 何か、目的があるのだろう。普段お世話になっているからには、断ることなんて、できやしない。
 
「準備ができたら、いつでもどうぞ」

 ヘッドホンのような機械を耳に装着した状態で浩太は言う。
 時狭間の一角、何やら闘技場のような場所へと連れてこられた露希。
 真向かいに立つ海斗は、既に準備万端な様子で不敵な笑みを浮かべている。
 海斗が、負けず嫌いな性格であることは承知。でも、それは露希も同じ。
 本気で敵対するわけじゃなくても、やるからには勝ちたいと、お互いに思っている。
 だからこそ、不敵な笑みが浮かぶのだ。二人とも、ワクワクして仕方ないのだろう。

「本気でやってイイんだよね?」
「どーぞ?」

 フフンと鼻で笑いながら返した海斗。
 露希は、小さな声で 「ま、最初からそのつもりなんだけど」 と言いながら、
 キーホルダーやらステッカーでデコられたカラフルで大きなキャリーバッグの中を漁る。

「爪と鋏、どっちがイイ?」
「どっちでもいーよ。つか、早くしろよー」
「ん、ごめんごめん。んじゃ、今回は、こっちでやるね」

 ニコリと可愛らしい笑みを浮かべて、キャリーバッグから巨大な鋏を取り出した露希。
 いやいや。待て待て。おかしいぞ。明らかに、キャリーバッグよりも、取り出した鋏のほうが大きい。
 どういう仕組みなのだろう。そのキャリーバッグの中身、どうなってるの? どういう構造?
 ま、まぁ …… 確かに、その辺りは気になるところだが。敢えて、今回はスルーしよう。

「これでやるの、ちょっと久しぶりかも。加減できなかったら、ごめんね」

 身の丈ほどある巨大な鋏を軽々と振り回しながら、屈託のない笑みを浮かべる露希。
 その自信に満ちた露希の発言に、海斗はワザとらしく肩を竦めた。既に、戦いは始まっているようだ。

「んじゃ、いくぞー」
「うん」

 身構える露希と海斗。目が合った瞬間、互いの目付きが変わる。

 ガッ ――
 キィン ――

 目を見張るスピードとは、まさにこのことだ。
 次の瞬間、二人の武器がぶつかり合い、心地良くも甲高い金属音が響き渡る。
 海斗の武器は、剣。細身の剣に炎の魔法を付加した、赤々と燃える "炎の剣" で攻撃する。
 魂銃は、時兎の退治専用の武器なので、使うことはできない。
 だが、剣の扱いも中々のものだ。
 元々身軽なこともあり、体術のようなものも織り交ぜて攻撃してくる。
 ちょっと独特な動きではあるものの、さほど厄介なものではない。
 集中力さえ途切らせなければ、ヒョイヒョイと余裕で避けることができる。
 逆に、露希は "突き" を軸とした攻撃スタイルで攻めている。
 加えて、巨大な鋏の性質をうまいこと利用し、打撃も織り交ぜていく。
 鋏なのに、挟んで斬るような使い方はしないのかと疑問を覚えるかもしれないが、今回は相手が悪い。
 こうも身軽に動かれると、挟んで捉えることは難しいのだ。
 元々、鈍足かつ巨体な敵用に持ち合わせている武器だということもある。
 いや、それならば、爪を使えば良かったのに、と思うだろう。
 確かに、爪で応戦したほうが効率的だ。だが、それじゃあ、つまらない。
 どうせ勝つなら、不利な状況で勝ったほうが気持ち良いし、相手に "完敗" の決定打を与えることもできる。
 露希は、そういう理由から鋏を選んだのだ。つまり、勝てる自信に満ちているということ。
 最初から、負けるかもだなんて不安、まるっきり頭にないのだ。

「そんなに飛ばして、だいじょーぶか?」

 フンと笑いながら、ペース配分を考えてないんじゃないのか? と指摘する海斗。
 大きなお世話だと言わんばかりに、露希はニッコリと微笑み返して 「ご心配なく」 と返した。

 激しい攻防が繰り広げられる中、浩太と藤二は満足気に笑っていた。
 浩太は、ヘッドホンから聞こえてくる超音波のような音に頷きながら、書類を作成。
 その隣に座る藤二は、浩太が作成し終えた書類を受け取って、内容を確認しながら、妙な行動を繰り返す。
 膝の上に置いた黒い箱から、不思議な形のパーツを取り出しては、書類と比較しているような …… ?

 浩太と藤二が何をしているのかは、さっぱりわからないが、
 露希と海斗の疑似バトルは、早くも決着へのラストスパートへ向かっている。
 正直な話、もう少し楽しめるんじゃないかと思ってた。それなりに、期待もしていた。
 けれど、残念ながら、そうでもなかった。海斗の攻撃は、スピードこそあれど、単調なのだ。
 剣の扱いには慣れているし、そこは称賛に値するけれど、意外性がない。
 おそらく、独学で覚えてしまったことが災いし、技のレパートリーが少ないのだろう。
 もっと基本から、しっかりと学校のようなところで学べば、もっともっと面白くはなるだろうけれど。

(ごめんね、カーくん。もう飽きちゃった)

 フッと笑って、身を屈めた露希。
 視界から露希が消えた。その瞬間、海斗は、背中にゾワッと嫌な気配を覚えた。
 すぐさま振り返って応戦しようとするものの、遅すぎる。
 振り返るよりも先に、露希の鋏が海斗の喉元を捉えてしまう。
 いつの間に後ろに回り込んだんだ。なんて、そんなこと考えてる暇はない。
 ヤバイ、すぐに退避を。海斗は、息を吸い込むと同時に後ろへ飛び跳ねて退こうとした。
 だが、それも遅すぎた。いや、正確に言うなれば、ここは、読まれていたというべきか。

 ドサァッ ――

「うぁっ …… ! ………… っ!!」

 何とか剣で受け止めはしたものの、凄まじいパワーだ。
 巨大な鋏を閉じた状態から繰り出される突きの威力は、常軌を逸していた。
 瞬時に反応することはできたものの、そのパワーを押しのけるには至らない。
 海斗は、勢い良く吹っ飛ばされて、地面に背をついてしまった。
 更に、露希の攻撃は続く。立ち上がる暇なんて与えやしない。

 チャキッ ――

 まるで、銃口を向けたときのような音だった。
 押し潰すかのように、露希は海斗の腹の上にドカッと座って、鋏の先端をその喉元にあてがった。
 さすがの海斗も、この状態から形勢逆転を狙うような無様な真似はしない。というか、できない。
 せめて負け惜しみくらいは、と強がる海斗に、露希は笑った。

「はーぁ …… 。すっげー力任せなのな。 …… ちっこいくせに」
「くくっ♪ ヒトを見た目で判断しちゃダメだよ、カーくん」

 ・
 ・
 ・

「お疲れ様でした」

 決着がつき、一段落したところで、ようやく浩太が労った。
 海斗は、負けたことが相当悔しいのか、いまだに頬を膨らませてブーたれている。
 露希は、大きな鋏をキャリーバッグに戻しながら言った。

「うん。こんな感じで良かった?」
「はい。わざわざ、ありがとうございます」
「いえいえ、どういたしまして〜。んで、何だったの? これ」

 何の説明もなく戦わされた、その理由を聞かせて欲しいと訴える露希。
 すると、浩太は、二人が戦っている最中に作成した書類を見せながら説明を始めた。

 とはいえ、見せられても、さっぱり。
 何やら珍妙な文字で記述されており、まったく読めない。
 辛うじて読めるのは、全ての書類の最下部に赤いペンで書き込まれた数字くらいだ。
 浩太は、その数字こそが、今回、海斗との疑似バトルを御願いした何よりの理由だと言った。
 何でも、この数字は、ここ、時狭間に充満している "クロノミスト" という成分に、露希の能力を乗算したものらしく、
 全ての数値が、規定値を大幅に上回っているのだそうだ。だから何? それがどうした? って話になるが、
 浩太たちは、自らの意思で疑似バトルを御願いしたわけではないのだ。
 疑似バトル、もっと言えば、この数値の調査を浩太たちに頼んだ、実際の依頼主は、時の神。マスターである。
 また、マスターは、数値が規定値を超えていた場合、大事な話をしたいから、
 露希を、すぐに自分のところへ連れてきてくれとも言っていた。

「大事な話って?」

 説明の途中、キョトンと首を傾げた露希。
 すると浩太は、クスクス笑いながら答えを急く露希に告げた。

「仮契約の話です」

 根本的なところから話すと、
 時狭間は、あらゆる世界・そこに流れる時間が交錯している場所だ。
 時の神や時の契約者以外の存在、つまり "ヒト" は、この空間で平常を保つことが難しい。
 異なる世界に、同時に存在しているような状態になるわけだから、頭がおかしくなってしまうのだ。
 遠い国に旅行に行った際、出発国との時差で頭や身体が思うように働かなくなる、あの状態のようなもの。
 それが、時狭間にいる間、ずっと持続するわけだから、ヒトがこの空間に留まるのは、色んな意味で危険。
 だが、露希は常に平常。いつ来ても、どれだけ滞在しても、身体の不調を訴えたことは一度もない。
 もしかすると、ヒトでありながら、時狭間で暮らす存在同様に "リデル" が体内に備わっているのかもしれない。
 あぁ、リデルというのは、時の神、時の契約者が体内に備えている臓器のひとつ。
 場所的には …… ヒトでいうなら、心臓がある辺りに、心臓の代わりとして、その臓器がある。
 だが、このリデルという臓器は、心臓としての働きよりも、
 時間の交錯に接触しても平然としていられる "抵抗力" を司っている役割のほうが大きい。
 当然、異なる世界・空間に流れる時間に一度に触れることなんてない "人間" には、この臓器は存在しない。
 先程、浩太が見せた書類に書かれていた数値が規定値を上回ることは、
 時間に対する抵抗力が高いということになる。つまり、リデルが体内に備わっている証にもなる。
 ヒトの体内にリデルが備わっているだなんて、聞いたことがない。前例がない。
 でも、もしも、もしも、万が一。
 露希の体内に、その可能性があるとするならば、
 前例はなくとも、頼んでみる価値はあるのではないか …… と、マスターは考えた。
 時間に対する抵抗力が高いという事実は、あらゆる世界・空間に赴くことができるという結論にも繋がる。
 つまり、時狭間を経由して、あらゆる場所でヒトの記憶を蝕む時兎を退治することが可能だということ。
 リデルを体内に備えていない者では、別世界へ赴くまでの移動中、
 その時圧(時間の圧力)に耐えきれず、途中で絶命してしまうから。

 つまり、
 ヒトでありながら、時の契約者と同じ契約をマスターと締結し、
 時兎を退治する権限と手段を得られる、その資格が、露希にはあるということ。
 マスターが望む、真の目的は、露希との "仮契約" だということだ。

「 ………… 」
「露希くん? 大丈夫?」
「あ、うん。ごめんごめん。何か、すごいことになってきたな〜と思って」

 説明を聞き終えた露希は、事の重大さに不意をつかれ、ポケーッとしてしまった。
 まぁ、無理もない。急に仮契約がどうのこうの言われれば、戸惑うのは当然のこと。
 これは、マスターの要望に過ぎない。数値が規定値を超えた事実は、こうして書類に残ったわけだから、
 言われたとおり、マスターの所へ連れて行きはするけれど、仮契約の締結は強制じゃない。
 そんなのやりたくないと露希が言うなら、マスターも無理強いはしないだろう。
 混乱する露希を気遣うように、浩太は笑ってみせた。

「とりあえず、マスターの所までは、一緒に来てもらえますか」

 浩太のその言葉に、露希はニコッと笑って返す。

「うん。いいよ」
「ありがとうございます。その後のことは、露希くん自身に決める権利がありますから。じゃあ、行きましょうか」
「うん。っていうか、いいよ。契約もするよ? そのつもりで行くよ? 僕」
「 …… え?」

 立ち止まり、目を丸くしてしまう浩太。
 悩む間もなく、あっさりと申し入れを受けるのか。不安や疑問はないのか。
 もしも自分が露希の立場なら、すぐに「いいよ」だなんて、絶対に言わない。
 マスターから、調査を頼まれた時点で、そう思っていた浩太は、あまりの即答っぷりに動揺を隠せない。
 逆に、藤二と海斗は、ケラケラ笑っている。「ほら、やっぱりな」 なんて言いながら、笑っている。
 露希の性格を知り得ている二人は、おそらく即答するだろうと、同じ予想をしていたのだ。
 海斗に至っては、好奇心旺盛な部分が自分と重なることもあったからかもしれない。
 驚く浩太とは対照的に、藤二と海斗は、笑いながら露希の頭をポンポン叩いた。

「じゃあ、これ。先に渡しておくよ」
「へ? あっ、これって …… 」
「本物じゃなくレプリカだけどね。普通に使う分には、何の支障もないよ」
「うわ〜! いいの〜? やったぁ、ありがとう〜」

 ピョンピョンと飛び跳ねて喜ぶ露希。
 露希が藤二から受け取ったのは、魂銃タスラムのレプリカだ。
 露希と海斗が戦っている最中、書類を作成する浩太の横で藤二が謎の行動を取っていたと思うが、
 あれは、資料を参考に、このレプリカを製作する為のパーツを選ぶという作業だったのだ。
 海斗たちが持っている本物の魂銃とは少しデザインが異なるが、性能は同等らしい。
 ただし、炎や水など、海斗たちのように特定の魔法を銃弾の代わりに装填することはできず、
 装填されるのは "無属性" に該当する魔法になるようだ。
 また、その無属性の魔法に、露希が本来持ち合わせている能力が関与してくるのも、本物と異なる特徴と言える。
 仮契約の締結。その意思がある状態でマスターのところへ行くと本人が言うのなら、
 渡すべきものは先に渡しておいたほうがいい。どうせ、後から渡すことになるわけだし。
 せっかくだから、契約に関する事柄も、ある程度説明しておこうか。
 そのほうが、マスターの話を理解しやすいだろうし。

「うん。聞かせて、聞かせて」
「よーし。じゃ、オレが説明してやるよ」
「駄目だ。お前、説明下手だろ」
「何だよ! だいじょぶだって!」
「駄目だ。逆に意味わかんなくさせるだろうが」

 賑やかな遣り取りを交わしながら、先を歩く三人。
 順応の早さとか、それ以前の問題のような気がする。
 いや、あの二人が正常なのかな。僕が、露希くんのことを理解できていないだけなのかな。

「 ………… 」

 まぁ、いいか。仲間が増えるのは喜ばしいことだし。
 楽しそうに話す三人の後を追いながら、浩太は苦笑を浮かべた。

 ・
 ・
 ・

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 CAST:

 8300 / 七海・露希 / 17歳 / 旅人・学生?
 NPC / 海斗 / 17歳 / クロノラビッツ(時の契約者)
 NPC / 浩太 / 17歳 / クロノラビッツ(時の契約者)
 NPC / 藤二 / 24歳 / クロノラビッツ(時の契約者)

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 Thank you for playing.
 オーダーありがとうございました。
 ※アイテムが増加しています。
 2010.01.19 稀柳カイリ

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