コミュニティトップへ




■クロノラビッツ - ハルジオン -■

藤森イズノ
【8372】【王林・大雅】【学生】
「やだ」
「じゃあ、こっちは?」
「やだ」
「う〜ん。じゃあ、これは?」
「やだ」
「んもう! ヤダヤダばっかりじゃどうしようもないでしょ」
 時狭間にある居住空間。そのリビングにて、何やら言い争いらしきものをしている海斗と千華。
 見てのとおり、千華はいっしょうけんめいだが、海斗は、とにかくやる気がない。嫌だの一点張り。
 事の発端は、千華が、とある国で開催されるというファッションコンテストへの出場を決めたことにある。
 だが、出場といっても、千華がモデルとして出場するわけではなく、モデルは他の人に頼む。
 千華は、自分が趣味で作った服やアクセサリーを、モデルに着てもらわねばならない。
 要するに、審査されるのは、モデルではなく、ファッションデザイナーのセンス諸々の力量。
 デザイナー自身はモデルとして出場することができないため、千華は、海斗にその役を頼んだ。
 いや、頼んだというよりかは、勝手に決めて勝手に出場表を提出してしまったというべきか。
 そんな風に、何の相談もなく勝手に事を進行されてるもんだから、海斗は不機嫌なのだ。
 まぁ、気持ちはわかるが。コンテストは、明日の午前には開催されてしまう。
 代役を立てられるのであれば、無論そうするが、残念ながら、頼める人がいない。
 藤二は資料の整理に忙しいし、梨乃と浩太は、仕事で余所の世界へ赴いているのだ。
 とまぁ、そんなわけで、何が何でも海斗を連れていくしかないわけだが …… 。
「もぉ〜。海斗、お願いだから協力して。コンテストの帰り、パフェ奢ってあげるから。ね?」
「そんな餌では釣られないクマー」
「クマ …… え? いや、まぁ、いいわ。ね、お願いだから。ねっ?」
「だーから、やだって言ってんだろー。めんどくせーし、俺、そーいうの嫌いだし」
 うぅむ。困った。ここまで頑なに拒まれてしまっては、着せる服を決めるどころじゃない。
 参ったなぁといった表情で思い悩む千華。と、そこへ、たまたま、時狭間へ遊びにきた人物が寄ってくる。
 何してるの? 何だか楽しそうだね? そう言いながら近づいてくるその人物を目にした瞬間、千華の目がギラリと光る。
 そうよ。どうして忘れていたのかしら。いるじゃない、ここに、こんなにも素敵なモデルさんがいるじゃない。
 そうよ。この子に頼めば良かったのよ。絶対に断ったりしないわ。この子、そういう性格だもの。
 事のついでにでも海斗を説得してくれたりなんかもしたら、完璧 …… !
 そんな目論みを抱く千華。
 ふふふ、と笑う千華の表情に、その人物は、ハッとするのだった。
 タイミングが良いのか悪いのか。どちらにせよ、千華がああいう目をしている時は …… と。
 クロノラビッツ - ハルジオン -

 -----------------------------------------------------------------------------

「やだ」
「じゃあ、こっちは?」
「やだ」
「う〜ん。じゃあ、これは?」
「やだ」
「んもう! ヤダヤダばっかりじゃどうしようもないでしょ」
 時狭間にある居住空間。そのリビングにて、何やら言い争いらしきものをしている海斗と千華。
 見てのとおり、千華はいっしょうけんめいだが、海斗は、とにかくやる気がない。嫌だの一点張り。
 事の発端は、千華が、とある国で開催されるというファッションコンテストへの出場を決めたことにある。
 だが、出場といっても、千華がモデルとして出場するわけではなく、モデルは他の人に頼む。
 千華は、自分が趣味で作った服やアクセサリーを、モデルに着てもらわねばならない。
 要するに、審査されるのは、モデルではなく、ファッションデザイナーのセンス諸々の力量。
 デザイナー自身はモデルとして出場することができないため、千華は、海斗にその役を頼んだ。
 いや、頼んだというよりかは、勝手に決めて勝手に出場表を提出してしまったというべきか。
 そんな風に、何の相談もなく勝手に事を進行されてるもんだから、海斗は不機嫌なのだ。
 まぁ、気持ちはわかるが。コンテストは、明日の午前には開催されてしまう。
 代役を立てられるのであれば、無論そうするが、残念ながら、頼める人がいない。
 藤二は資料の整理に忙しいし、梨乃と浩太は、仕事で余所の世界へ赴いているのだ。
 とまぁ、そんなわけで、何が何でも海斗を連れていくしかないわけだが …… 。
「もぉ〜。海斗、お願いだから協力して。コンテストの帰り、パフェ奢ってあげるから。ね?」
「そんな餌では釣られないクマー」
「クマ …… え? いや、まぁ、いいわ。ね、お願いだから。ねっ?」
「だーから、やだって言ってんだろー。めんどくせーし、俺、そーいうの嫌いだし」
 うぅむ。困った。ここまで頑なに拒まれてしまっては、着せる服を決めるどころじゃない。
 参ったなぁといった表情で思い悩む千華。と、そこへ、たまたま、時狭間へ遊びにきた人物が寄ってくる。
 何してるの? 何だか楽しそうだね? そう言いながら近づいてくるその人物を目にした瞬間、千華の目がギラリと光る。
 そうよ。どうして忘れていたのかしら。いるじゃない、ここに、こんなにも素敵なモデルさんがいるじゃない。
 そうよ。この子に頼めば良かったのよ。絶対に断ったりしないわ。この子、そういう性格だもの。
 事のついでにでも海斗を説得してくれたりなんかもしたら、完璧 …… !
 そんな目論みを抱く千華。
 ふふふ、と笑う千華の表情に、その人物は、ハッとするのだった。
 タイミングが良いのか悪いのか。どちらにせよ、千華がああいう目をしている時は …… と。

 -----------------------------------------------------------------------------

「別に構わないけど、俺で良いの?」
「全然オッケーよ。っていうか寧ろ、大雅くん "に" 頼みたいの」
「ふぅん …… まぁ、いいや。わかった。で、俺は、どうすればいいの?」
 いつもどおり。どこか遠くを見るかのような、空色の瞳。ゆっくりと瞬きしながら、大雅はそう言った。
 時狭間という空間に出入りするようになって、今日でおよそ一週間。随分と口調も砕けて気さくになった。
 でもまさか、こんなにあっさりと引き受けてくれるだなんて思わなかったものだから、千華のテンションは急上昇。
 バチッとスイッチが入り、趣味モードに切り替わった千華は、楽しそうに嬉しそうに、あれこれと大雅をコーディネイトしていく。
 別に、乗り気というわけでもない。のに、あっさりと、そして、されるがまま、千華に弄り倒されている大雅。
 さながら、着せ替え人形のような、その大雅の姿に、海斗は苦笑した。
 そうして苦笑する海斗に、千華は、ヤレヤレと肩を竦めながら言う。
 大雅くんは、優しいわね〜だとか、誰かさんとは大違いよね〜だとか、
 遠回しに海斗を非難するかのように、ちょっぴり嫌味な言い回しで責めていく。
 実際、嫌だ! の一点張りを貫いてきただけに、こうもあっさり他の協力者が表れれば、海斗の心境も微妙である。
 頑なに断り続けた自分が、酷く滑稽かつ、子供(ガキ)っぽく思えてしまうような感覚。※まぁ、事実として海斗はお子様脳だが
「うっさいなー。つか、大雅がやるっつーなら、それでいーじゃん」
「わかってないわねぇ。一人より二人のほうが良いに決まってるじゃないの」
「はァー?」
「海斗は、大雅くんと明らかに雰囲気が違うもの。ペア参加で、もっとインパクトを狙えるわ」
「 …… なんだそれ。戦略っつーやつ? ってか、千華、マジでやる気満々なわけ?」
「当然でしょ。年に一度しかないイベントなんだから。大マジよ」
 大雅に、あれこれと服やアクセサリーを宛がいながら、さりげなく海斗の説得を続ける千華。
 軽い気持ちではなく、本気で取り組んでいるのだと、千華のやる気を垣間見た海斗は、少し悩んでいる様子だ。
 とはいえ、モデルなんてやったことないし、柄じゃないし。自分が出ることで大失敗に転びそうな気もする。
 海斗は、珍しく、そんなことを考えている。仲間の意思を悟ったからこそ、失敗は出来ないという責任感が芽生えたのだろう。
「俺が代わりになれば良いんだから、別に海斗が出る必要はないんじゃないの?」
 最中、ポツリと大雅が呟いた。
 うん、まぁ、確かに。その気持ちは有難い。
 海斗をモデルとして出場させたい千華からしてみても、出たくないと拒み続けた海斗からしてみても、その計らいは嬉しい。
 でも、大事なポイントがすっぽ抜けている。千華は、大雅と海斗を "ペアで" 参加させたいのだ。
 まさか、一人二役なんて出来るはずもないし。まぁ、やろうと思えば出来ないこともないだろうけど、モデル初体験の大雅には少し荷が重い。
「 …… だー! わかったよ! 出るよ、出る出る。オレも出る。出りゃーいーんだろ!」
 ガシガシと頭を掻きながら立ち上がり、大雅と千華に、のっしのっしと近付く海斗。
 態度こそ偉そうだが、それは "折れた" も同然。まぁ、いつまでもヤダヤダって駄々こねるのもカッコ悪い気がするし?
 それに、仲間が困ってるなら助けるべきだし? ただ、何度も嫌だって断り続けたもんだから、いいよって言うタイミングを逃しただけだし?
 何だかんだと言い訳しながら、そこらに散乱している、千華が作った服やアクセサリーを手に取り眺めていく海斗。
 言い訳の長さとネチっこさから滲み出ている海斗の照れと優しさ。
 千華はクスクス笑いながら、海斗に着せたいと思っていた服があるの、と手招く。
(ふぅん。意外と面倒なタイプなんだなぁ、海斗って)
 ブツブツ文句を言いながらも千華の手招きに応じる海斗を見やりながら、大雅は、そんなことを考えていたのだった。

 *

「大雅。やっぱ、この服装なら、絶対コレ着けたほうがイイって」
「 ………… 」
「止めなさい、海斗。嫌がってるでしょ」
「だってー。勿体ない気、するじゃんかー」
 納得いかない様子でブーたれている海斗。
 イベント当日、開始時刻より三十分ほど早く会場に到着した大雅・海斗・千華の三人は、既に準備万端で待ち構えている。
 昨晩、遅くまで三人で会議・相談した結果、今回は "チャイナ" をテーマにすることで落ち着いたがゆえ、
 大雅も海斗も、普段とは一風変わった服装(いでたち)をしている。もちろん、服やアクセサリーは、全てが千華の自作。
 大雅は、夜空を思わせる、しっとりと落ち着いた色合いのチャイナコートに、白いカボチャパンツ、ちょっとゴツいサンダル。
 本人の強い要望もあり、普段から持ち歩いている扇子も、いつもどおり、腰元に収まっている。
 一見すると、男の子なのか女の子なのか、わからない。そんな中性的なコーディネイト。
 女の子みたいに可愛い顔ね、なんてことを言うと大雅の機嫌を損ねてしまうから、敢えてその褒め言葉は出さないまま、
 千華は、大雅という人物が最も映えるであろう服装をチョイスし、見事にそれを成功させている。
 一方、海斗は、白いチャイナコートに、黒いカボチャパンツ、そして、ちょっとゴツめの黒いブーツという姿。
 帽子やらパーカーからスニーカーやら、普段は何かと黒で統一する海斗が白い衣服を纏っているのは実に稀有だ。
 普段は絶対に、こんな可愛い系の格好なんてしないから、海斗は落ち着かない様子だが、なかなかどうして、似合っているではないか。
 色合いこそ異なるものの、そっくりな服装をした大雅と海斗が並ぶと、より一層、可愛らしさが引き立つ。
 どうやら、千華は、チャイナというテーマの他に、双子の男の子というテーマも隠し要素で入れているようだ。
 端整な顔立ちの大雅と、極めて童顔な海斗では、そうそう双子になんて見えないであろうが、
 こうして服装を統一すると、不思議とそんな風に見えてくるから面白い。
 二人とも黒髪で、髪型が何となく似ているのも、そう思わせる要因のひとつであろう。
「絶対、似合うと思うんだけどなー。オレのセンス、おかしーのかなー」
「あら、悪くないわよ? ただ、大雅くんが、そういうのを嫌がるから止めなさいってだけよ」
 唇を尖らせる海斗を、クスクス笑いながら宥める千華。
 ブーたれる海斗の手には、首輪をモチーフにした黒いのチョーカーが握られている。
 ちなみに、海斗の首には、これと色違いの、白いチョーカーが着いている。
 つまり、海斗は、大雅とお揃いで、このチョーカーを身につけて出場したいと申し出ているのだ。
 確かに、お揃いのアクセサリーを着ければ、より一層、双子っぽくなり、統一感もグッと増す。
 でも、大雅は拒む。
 何も、チョーカーに限ったことではない。
 大雅は、アクセサリーの類を極端に嫌う傾向にあるのだ。
 その証拠に、腕やら耳やらを飾り付けている海斗とは逆で、大雅はアクセサリーの類を一切、身に着けていない。
 大雅本人がそう言ったわけではないが、おそらく、アクセサリー全般が、苦手なのではないかと思われる。
 その理由についてはわからないが …… まぁ、無理強いするのは良くないというもの。
「あ、そろそろ始まるみたいね」
 ステージがライトアップされたことを確認し、楽しそうにフフフと笑う千華。
 それまで、緊張なんてしてなかったのに、いざとなると、急にドキドキしてくる。
 まぁ、緊張しているのは海斗だけで、大雅は、いつもどおり、ぼんやりと、どこか遠くを見ているのだが。
「さぁ、出番よ。二人とも、準備は良い?」
「お、おぅ」
「うん。 …… あ。ねぇ、千華、これ、外したほうがイイ?」
 首を傾げ、いつも顔半分を隠すかのように着けている狐の面を指で示した大雅。
 千華は、にっこり笑って大雅の頭を優しく撫でると、そのままで良いわよと言った。
 確かに少し今日の服装にはミスマッチなような気もするが、逆に、そのミスマッチ具合が良い。
 不思議な儀式を行う種族だとか、何だか、そういう …… 神聖な存在に思えるから。

 前日、千華に説明されたとおり、イベントは至ってシンプルな内容だった。
 モデルといっても、何か特別なことをせねばならないわけでもなく、ただ、ステージを普段どおりに歩くだけ。
 まぁ、あらゆる世界から集まった大勢の人の前となると、いつもどおり歩くのは少し難しくなったが、
 そのぎこちなさが、逆に良い雰囲気を醸し出した。おどおどした感じが初々しくて可愛い。
 途中、海斗が躓いてコケたりするトラブルこそあったものの、何とか無事に終了。
 コンテストの結果は、残念ながらトップに立つことは出来なかったが、特別賞を貰うことができた。
 出場するからにはトップを狙うわよ! と意気込んでいただけに、千華は落胆して …… いるかと思いきや、満足気。
「維持より、奪取までの過程が楽しいのよね」
 千華いわく、トップに上り詰めた後は、その位置や評価を維持しなければならなくなり、楽しさが半減してしまう。
 最悪の場合、楽しみ方すら忘れてしまい、その道から退いてしまうこともあるから怖いらしい。
 でも、てっぺんを知らないうちは、無我夢中になることができる。
 だから、そこ(てっぺん)まで辿り着き、トップという称号を勝ちとるまでの過程のほうが充実しているのだと、千華は言う。
 次こそは! と意気込む、そういう気持ちも次に繋がるのだとか何とか。捉えようによっては負け惜しみに聞こえるが、
 大雅は、素直に凄いなぁと思った。千華って、強い人なんだなぁと、この日、改めて認識したのだった。
「ぐぁー! 疲れたー!」
「お疲れ様。二人とも、ありがとうね」
「約束だからな。帰り、スペシャルジャンボパフェ奢れよ!」
 楽屋にて、ソファにズシャーッとスライディングし、偉そうに言い放つ海斗と、それに笑顔で応じる千華。
 大雅は、そんな二人を鏡ごしに見やりながら、小さな声で呟いた。
「たまには、和服以外も良いかもね …… 」
 いつもと違う自分の服装に見慣れ、これはこれで悪くないかもと思えた矢先のこと。
 ふと顔を上げると、背後に立つ千華の姿が鏡に映っていた。うん? と首を傾げて大雅が振り返ると、
 千華は、深々と頭を下げ、今日はありがとう、またよろしくねと、改めてお礼を言った。
「うん。こちらこそ。楽しかったよ。でも、俺でイイのかな。浩太とかでも良さそうだけど」
「ふふ。浩太はね、こういうの駄目なのよ。あの子、極端に緊張しちゃって使い物にならなくなるから」
「ふぅん。そうなんだ。ちょっと意外だね。いつも落ち着いてて、大人っぽいのに」
「次は、大雅くんが着てみたい服を作って用意しておくわ。だから、今度、ゆっくり聞かせてね」
「うん。いいよ」
 淡々と、無表情ではありつつも、協力的な返答を返す大雅。
 そんな大雅にクスクス笑い、千華は、懐からとあるものを取り出すと、それを大雅の髪に留めた。
 白い花。ハルジオン。千華が、大雅のために作ったアクセサリー。
 男の子に髪留めをプレゼントするだなんて、不愉快にさせてしまうかもしれないけれど、
 どうしても、これを贈りたかったの。今日のお礼ってことで、受け取って。気に入らなければ捨てても構わないから。ね?
 ポンポン、と大雅の頭を撫でて微笑む千華。突然のプレゼントに驚かされたものの、大雅は素直にお礼を述べた。
「 …… ありがと」
 鏡に映る自分の姿。
 頭に白い花の髪留め。ただでさえ女の子みたいな顔だって茶化されることが多いのに、
 こんなの着けてたら、余計に茶化されてしまうよ、と思う反面、大雅は、スーッと心が穏やかになっていく感覚を覚えていた。
 自分の顔立ちを気にいっていない大雅が、こんなにも長く、鏡に映る自分の姿を見つめたのも、初めてのことだろう。
「腹減ったー! とっとと行こうぜー!」
「はいはい。ちょっと待って。じゃ、大雅くん、そろそろ行きましょうか」
「あ、うん」
 追想の愛。ハルジオンにこめられた、その花言葉とメッセージなんぞ知る由もなく。

 -----------------------------------------------------------------------------
 The cast of this story
 8372 / 王林・大雅 / 18歳 / 学生
 NPC / 海斗 / 17歳 / クロノラビッツ(時の契約者)
 NPC / 千華 / 24歳 / クロノラビッツ(時の契約者)

 -----------------------------------------------------------------------------
 Thank you for playing.
 オーダー、ありがとうございました。