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■DIVE:02 -Tree of hope-■

涼月青
【3480】【栄神・万輝】【電脳神候補者】
DIVE:02 -Tree of hope-

 ネットカフェ店長のクインツァイトが差し出したものは、おおよそこの場には不似合いなモノであった。
「これ、何だかわかる?」
 一般男性より少し大きいかと思われる、だがしかし指が長く手入れの行き届いている手のひらの上に『浮かぶ』一つの苗木。それは立体ホログラムなのだが、それでもやはり彼が何故このようなものを出したのかは謎であった。
「今度実装する新しいエリアにね、これを植えてある程度成長させてほしいのよ」
 クインツァイトがそう言うと、ああ、なるほどと納得がいく。
 彼と彼の娘たちは一つのネット世界を構築し管理している。今回はその為の手伝い、協力という依頼なのだろう。
「もちろん、行って植えて終わり、じゃないわよ?」
 彼は空いている方の手を口元に持って行き、人差し指をいたずらっぽく左右に振りつつ言葉を続けた。
 ユビキタスは能力者のための場所。
 つまりは手伝いや協力という行動にも、ある程度の危険が伴われる。
「デバックも兼ねてもらうから、ルートにモンスター置いてるのよ。犬と猫しかいないから大丈夫だと思うけれどね。それからさっきも言ったけど、目的地にたどり着いて苗木を植えたら、アンタ自身の言葉でコレを成長させて」
 もちろん、良い言葉よ、と後付がある。
 新エリアに降りて、特定の場所に苗木を植えてくるという作業だが、簡単には行かないようだ。
「自慢話でもノロケ話でも何でもいいわ。とにかくこの子に幸せな気持ちを伝えてあげて。あ、オトモはアタシ以外の3人、誰を選んでも大丈夫よ」
「……誰がオトモだ。何気なく俺まで巻き込みやがって」
 クインツァイトの言葉に反応したのは、カフェ内の片隅でだらしなく座る銀髪の少年であった。時たまこの場に姿を見せる、ナギである。彼は立場的にはクインツァイト達より少し離れた場所の存在だが、共にダイブする分には問題無いようだ。
「まぁ、しゃーねぇか。面白そうだし、付き合ってやるよ」
「野郎がイヤって子は、ウチの最高に可愛い娘を呼んであげて。でも、誰か一人よ?」
 二人の会話は微妙に噛み合ってないようにも思えた。
 クインツァイトもナギも、互いに目を合わせようとはしない。何か因縁でもあるのだろうか。
「希望の木とでも名づけましょうか。この子の事、頼むわね」
 彼はそう言いながら、ホログラムの苗木を手渡してきた。
 手のひらの上にちょこんと乗るだけの小さな木。数枚の葉と二又の細い枝しかない若いそれを手に、電脳世界へと降りるのだった。
DIVE:02 -Tree of hope-


「オトモ……ね。じゃあその名に相応しいナギさんを指名するよ」
 独り事のようにそう呟いたのは万輝である。
 ナギはそれを耳にして「おい」とツッコミを入れたが、彼は無視していち早くダイブを開始してしまう。何の小道具も使わずに。
「ったく、相変わらずだな……」
 はぁ、と肩を落とすのはナギ。
 そして腰掛けていたテーブルをそろりと降りて、面倒くさそうに先のないケーブルを手にして、耳の下辺りの皮膚に当ててその場から姿を消した。
 千影はクインツァイトに挨拶中で、主が先にダイブを行ったのに気づいたのはそれから数秒後のことだった。

 電脳世界に降り立ってまず万輝がしたことは、数秒遅れて降りてきたナギと向き合うことであった。
「…………」
「…………」
 ナギが思わず、万輝の視線から逃れるようにして己の目線を泳がす。彼に対して後ろ暗い事が多少なりともあるらしく、薄ら笑いすら浮かべていた。
「――で? どこまで手を入れれば良いわけ?」
 呆れ顔、溜息と共に万輝がそう言った。
 最初に文句の一つでも言おうと思っていたらしいが、取り敢えずはクインツァイトからの依頼を優先するようだ。
「今回の目的はあくまでも植樹とデバックだ。バグがあったら憶えてて欲しいってのと、まぁ、後はあんまデータ弄ったりとかは無しで――」
「ナギちゃーん!」
 ナギがなるべく穏便にと言葉を選びつつ万輝の質問に答えている最中で、それが横から遮られた。
 千影が飛びついてきたのだ。
「…………」
「…………」
 再び、その場の空気が冷やかなものになった。
 あぁ、と思わずの声が漏れたのはナギである。
「うにゃん?」
 一方、飛びついてきた千影は、首を傾げるばかりだ。
「……千影、あそこにミカゲがいるから、挨拶してやってくれ」
「は〜いっ! ミカゲちゃん、そこにいたんだね〜!」
 ナギはそう言いつつ、自分の立つ位置から数メートル後ろにいるミカゲへと千影の意識を誘導した。
 すると千影は素直に返事をした後、ミカゲへと移動してぴょんと抱きつきに行く。
「ミカゲちゃん〜久しぶり〜っ」
「……あ、あの、お久しぶりです、千影さま」
 突然話題を振られた事もあり、ミカゲは瞠目したままそんな返事をした。
 控え目な性格は相変わらずのようだ。
「僕に何か言うことは?」
「……何気に俺を追い詰めるなよ」
 男性陣の空気は未だに寒いままである。
 万輝は冴えた表情でナギを見つめたまま、冷やかな言葉を投げかけた。的確な一言に二の句も告げられない状態であったが、ナギは小さくそう返事をする。
 二人は決して仲が悪いわけではない。
 だが、千影が絡むとどうしてもこのような展開になってしまうのだ。
「と、とにかく、今は進むぞ!」
 ナギの背中の冷や汗が引かないままだったが、彼はその場を仕切ってビシっと先を指差した。
 すると万輝はまたわざとらしく溜息を吐き溢し、この空間のデータの分析を独自に開始し始める。
「ミカゲちゃん、ナギちゃん、手繋ごう〜」
「……えっと、宜しいのでしょうか」
「仲良しの証拠だよ〜」
「…………」
 千影はそう言いながらミカゲの手を取った。
 やはりミカゲは躊躇ったが、千影の手のひらの暖かさを感じて少しだけ嬉しそうな表情を浮かべ、きゅっと握り返す。
 対するナギは、またもや冷や汗を流す羽目となった。
「むぅ〜……万輝ちゃんと繋げない」
「だったら、俺じゃなくて主サマにしたらいいだろ」
 当たり前の事だが、腕は二本しか無く、繋げる手は限られている。
 右手にミカゲ、左手にナギを収めたところで千影は主である万輝を首だけで振り返りつつそう言った。
 ナギが若干慌てて彼女の手を離そうとしたが、それを制したのは万輝だ。
「僕はいいよ。……チカ、帰り道で繋いだらいい」
「あ、そっか。そうだね〜」
「…………」
 ナギが万輝をチラリと見やった。
 彼はデータチェックに忙しいようであったが、ナギの視線にはきちんと気づいて冷たい視線を投げ返してくる。
 肩の上に乗る黒兎の静夜が、ピスピスと鼻を動かしながら小首を傾げていた。
「ね〜ミカゲちゃん。ミカゲちゃんは普段はどうやって過ごしているの?」
 上機嫌の千影がそんな事を言った。
 ミカゲは彼女を見上げて、小さい唇をゆるりと動かす。
「……私はこの世界の監視者ですから、妹のホカゲと共にネットワーク内の構築と監視を行ってます」
「ここでお仕事してるって事かな? 万輝ちゃんと似てるんだね。万輝ちゃんもね、お家にいる時はお部屋でずっとパソコンと睨めっこしてるんだよ〜」
「万輝さまはこちらのネットワークでも有名な方ですから……」
 土の上を歩く靴音が続いた。
 万輝は三人の後ろから黙ってついてきている。否、彼は今もデータ分析に忙しい最中だ。
「……相変わらず、細かいな。今回も無駄に隅々まで作りこみしてるよね」
 万輝のそれは、一応は褒め言葉の部類に入る。
 受け止めた側のミカゲも理解しているので「有難うございます」と言いながら、小さく笑みを作るのみだった。
 ミカゲも万輝も、似たような立場の存在としてお互いをきちんと評価しているのだ。
「チカ、そっちは進めないよ」
 独自のマップを読み込みルートの確認をしている万輝が、前を歩く千影に向かってそう言った。
 それを耳にして、ミカゲが共通マップを呼び出し改めての確認をした。
 数メートル、何もない空間を歩いては来たが、やっと視界的にダンジョンらしくなってきたという所だろうか。
「万輝さまのご指摘通りです。……この先は岩場と崖になっております」
「っつーか、例の犬猫もいるじゃねーか。そう言うサイズじゃねぇけどな」
 岩場の部分から、『犬』と『猫』らしき影がこちらを見ている。シルエットを見る限りは犬猫よりも体格が大きく、猛獣のようだ。
 だが。
「きゃ〜っかわいい!!」
 そう言って猛獣に躊躇いもなく飛び込んでいったのは、千影である。
「千影……」
 ナギが思わず彼女の名前を呼んだ。
 天真爛漫な万輝の守護獣は、今日も安定の無敵さを誇っている。
 飛び掛かられた側の猛獣たちも、明らかに戸惑っているように見えた。
「こんにちは、あたしはチカだよ。猫ちゃんと犬ちゃんはお名前あるのかな?」
 猫らしきものは虎。犬らしきものは狼。
 どちらも生身ではとても危険である。
 それでも千影は、両方の首に交互に抱きつきながらそんな言葉を投げかけた。
「グルルル……」
 唸り声が聞こえる。
 それにいち早く反応したのはミカゲで、思わずの一歩が出た。
「……チカは大丈夫だよ。でも……うん、ちょっと躾が必要かな」
 万輝がミカゲの肩に手を置いて、静かにそう言う。
 そして手のひらを地面に向けて、すっとそれを降ろす。
「お座り……」
「!」
 一瞬にして、その場の空気が重いものになる。
 ナギが慌ててドーム型のシールドを展開した。
 直後、シールドの外側に圧力が掛かる。重力だ。
「おい、万輝。少しは加減しろよ、ミカゲもいるんだぞ」
「……その為のナギさんでしょ」
 自由に強制プログラムをロードし、この場に威圧感のある重力を発生させた彼は、ナギの言葉に小さくそう答えたのみだった。
 チリ、と目の前の光景が歪む。
 ナギの展開したシールドには万輝もミカゲもしっかりと入っていたが、こうなることをすべて予測して行ったということか。
 ちなみに、千影には一切の影響が無い。
 その代わりに彼女が抱きついていた猛獣は両方共、足元で苦しそうにしながら動けなくなっていた。
「万輝ちゃん、この子たちがかわいそうだよ」
「チカに牙を向けるから悪いんだ。……そんな顔しなくても大丈夫だよ、少し離れたエリアに放つから」
「それでしたら、私が……」
 千影と万輝の会話を黙って聞いていたミカゲが、また一歩を踏んだ。
 そして彼らの返事を待たずに右腕を上げて、獣たちに右手を向ける。横に手首を動かすと、対象の存在は一瞬で消えた。
「……全く、お前らがいたらデバックにはなんねぇだろ」
 ナギは獣の気配が完全にどこかに移動したのを確認してから、シールドを解く。その表情は少しだけ呆れているかのようであった。
「そんなこと無いよ、僕はこれでも立派なお役立ちツールさ。ナギさんとは違ってね」
 半透明の小さなモニターを弄りつつ、万輝が嫌味を交えての返事をした。
 それを受けとめたナギは「へいへい、どうせ俺はお前らのバックアップしか出来ねぇよ」と言いつつ、ため息を零す。
「……ほら、これ。渡しておくよ。僕が読み取ったデータの問題点を纏めておいたから、参考にするといい」
「有難うございます、助かります」
 モニターが手のひらサイズのものになり、それを手にした万輝はミカゲに差し出した。
 言葉通りの、分析データを纏めたものなのだろう。先ほど言っていた『お役立ち』とはこの事にあたるらしい。
 これが彼なりのデバックということになる。
 ミカゲはそれを受け取り、ぺこりと頭を下げた。
 顔を上げた後に、ほんのり笑みを浮かべた彼女をチラ見したナギが、目を丸くする。
「ミカゲにそういう顔させられるのって、万輝くらいじゃね?」
「……何、言ってるの?」
 感心しつつのナギの言葉に、万輝が心底軽蔑したかのような表情を浮かべてそう返してきた。
 容赦ねぇなぁ、と言いつつナギは何故か楽しそうに笑うだけだ。
「内緒のお話かな?」
「そのようです……」
 会話の意味をいまいち理解していない千影とミカゲは、互いに顔を近づけてそんな事を言い合った。
 無垢な少女二人は、その心も純真である。
「さて……そろそろ、進もうか? 目的地はもうそんなに遠くじゃないんでしょ」
「あ、はい。こちらの先をあと少し進めば辿り着くはずです」
 つい、とミカゲが万輝の言葉に反応して小さな指先を岩場の向こうへと指した。
 するとゴツゴツとした足場がゆっくりと平坦なものに変化し、ゆるやかなカーブを描いた道へと姿を変える。
 どうやらミカゲが少しだけデータを弄ったようであった。
 内緒ですよ、と彼女が言う。大人しいだけと思っていた少女にも、こうした悪戯心があるのか、それとも現状がそうさせたのかは今のところは解らなかった。
「そっか、樹ちゃんを植えてお話しなくちゃいけないんだよね」
 スタート時と同じように、ミカゲとナギの手を取り歩き出す千影がそう言った。
 樹ちゃん、とは苗木のことらしい。
 彼女らしい命名だと感じて小さく笑ったのはナギだ。
 後ろから黙って歩いてついてくる万輝の冷たい空気を背中で受け止めつつ、ナギはナギなりの感情を崩さない。
 そうして一行は、一つの空間に辿り着いた。
 全体的に紺色に染められた場所には、キラキラと星のような小さな光が散りばめられていた。
「こりゃ……万輝と千影のイメージだな」
「綺麗ね」
 星の空間、という言葉がしっくり来るような場所に立つ彼らは、それぞれに興味深そうに辺りを見回した。
 ミカゲも不思議そうに足元や自分の周囲などを確認している。
 管理者である彼女であっても、こうした構築は予測出来ないらしい。
「まるで箱庭だ。……こういうのは、嫌いじゃないよ」
 万輝が数歩歩き進み、すっと腕を振った。
 まず、足元に藍色の草が広がる。そして次にキラキラ輝く紺碧の小川が生まれた。
「チカ、あそこにそれを植えて」
「はーい」
 万輝が指をさした先に、千影が素早く駆けていく。
 彼女の手の中には苗木があった。
 ちょこんと腰を下ろした千影は、それをそっと地面に降ろして大地に根付かせる。
「チカはね、毎日お散歩するのが大好きなの」
 ポンポン、と苗木の傍の地面を優しく叩きながら、千影はそう言った。
 どうやら話担当は彼女になるらしい。
 万輝と言えば世界に影響が出ない程度に、この箱庭を整えていた。花畑などもあり、真っ白で可憐な花が広がっている。
「綺麗ですね……」
 思わずそんな感想を零すのは、ミカゲであった。
「チカのお散歩の時間帯は、いつもこんな感じ。キラキラして、素敵なの。そしてね、色んな人と出会ったり、ちょっと誰かのお手伝いしたりするの。お外は毎日、楽しいことでいっぱいなのよ」
 千影の言葉が、優しく苗木の葉に降り注ぐ。
 そして彼女は万輝に如雨露を所望し、小ぶりだがアンティークなそれを受け取り傾けつつまた唇を開いた。
 水の滴る音が、少しだけ幻想的な響きで耳に届いた。
「……たまにね、悲しいお別れもあったりするの。でもね、知らない感情を知ることも、素敵なことだなって思うのよ。それにチカはね、いっぱいいーっぱい、お友達が出来たの。だから樹ちゃんの所にもね、お友達がいっぱい来てくれますように」
 柔らかな声音で紡がれる言の葉。
 楽しいこと、幸せなこと、少しだけ悲しかったこと。
 それらが集約して、全て苗木が吸収していく。
 そして木は、ゆっくりと成長を始めた。
「おっ、始まったな」
「千影さまの言葉は、不思議ですね……苗木も、それを感じ取っているようです」
 少しだけ離れた位置から千影の姿を見守っていたナギとミカゲが、そんな会話を交わした。
 その間にも、木は大きくなっていく。
「楽しいのお裾分け、ちゃんと出来たかな? あ、あのね、ナギちゃんとまた会えたことも、ミカゲちゃんとお友達になれたことも、チカにとっては楽しくて幸せな事なのよ?」
「!」
 ナギとミカゲの肩が、同時に揺れた。
 改めて、千影には敵わないと思う。
「万輝ちゃんがいて、ナギちゃんが傍にいて、ミカゲちゃんと手を繋ぐ。とっても、素敵ね」
 その言葉と同時に、成長した木は大きく葉を伸ばし、小さな光を放った。
 直後、ポン、ポン、と星の形の実を付ける。
「……星の樹、か」
 万輝がぽつりとそう言った。
 幻想的な箱庭の世界は、まさに彼らの心と感情を全て読み込んだ末に構築されたモノだと、ナギとミカゲは思う。現実世界ではまず見られない光景だが、それも有りなのだろう。
 ミカゲが徐ろに立体マップを立ち上げた。
 ゆっくりと青く点滅する場所が、植えられた木を示している。
 『星の樹』、そして『夜空の箱庭』と名前が浮かび上がり、彼女はそれを承認した。
「こいつららしいよな」
 隣に立つナギがそう言う。
 ミカゲは小さく微笑みながら「そうですね」と答えてから、千影と万輝を見て次の言葉を空気に乗せた。
「ミッションコンプリートです」
「そう……。悪くない結果だね」
 万輝が満足気な表情を見せる。普段はあまり見られないものだ。
 そして千影が嬉しそうに駆けて来て、彼の背中に飛びついてきた。
「万輝ちゃん、チカは?」
「うん、良く出来ました」
 彼女の頭を撫でてやりつつ、万輝がそう言う。すると千影はとても嬉しそうに微笑んでいた。
「ダンジョンっつーより、ボーナスステージとか休憩場所みたいなモンだな。……もうちょい、居てもいいよな?」
 ナギはこの場が気に入ったらしく、万輝が作った諸々をもう少しだけ見て回りたいようだ。
 眷属ゆえの本能かは解らないが、落ち着けるようだ。
「お疲れ様でした。まだ時間もありますし、ゆっくり見学さなって下さい」
「キミも、お疲れ様。……それから、好きに弄らせてくれて有難う」
 ミカゲがそう言えば、言葉を返してくるのは万輝だった。
 その響きを受け取り、彼を見上げて微笑むミカゲはやはり幸せそうだ。

 数えきれない星の実を付けた樹は、彼らを優しく見守るようにその場に佇み、キラキラと輝き続けていた。




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            登場人物 
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【整理番号 : PC名 : 性別 : 年齢 : 職業】

【3480:栄神・万輝 : 男性 : 14歳 : モデル・情報屋】
【3689:千影 : 女性 : 14歳 : Zodiac Beast】

【NPC : ナギ】
【NPC : ミカゲ】

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           ライター通信           
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 ライターの紗生です。このたびはご参加有難うございました。

 万輝さま・千影さま

 いつもご参加有難うございます。そして好き勝手に書かせて頂けて重ねて有難うございます。
 お二人のイメージに合わせて、この世界のカラーは夜色になりました。
 キラキラ輝く箱庭を表現出来ていれば良いのですが。
 ナギとミカゲも楽しく過ごせたように思います。万輝くんとナギの火花はいつも通りという感じで…。
 少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

 またお会いできたらと思っております。