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【人形の群れ――アトラクションに迷い込んだもの】
■切磋巧実■

<四方神・結/東京怪談 SECOND REVOLUTION(3941)>
<葛生・摩耶/東京怪談 SECOND REVOLUTION(1979)>

 ――若い女は慣れた手つきで細い煙草にライターの火を灯した。
 紫煙をくるらせる中、煙草を指に挟み、魅惑的な唇から解放すると、品良く煙を吹き出す。再び薄く開いた口に咥えようとした刹那、彼女の名前を呼ぶ靴音が駆けて来る。
「摩耶さーん!」
 葛生摩耶が、ゆっくりと切れ長の瞳を開いた。どこかアンニュイな彩りを放つ黒い瞳に映ったのは、腰ほどある柔らかそうな黒髪を揺らしながら手を振る少女だ。未だ、あどけなさの残る愛らしい風貌をしており、落ち着いた色彩の衣服に身を包む、四方神結は、真面目そうで、魅惑的なボディーラインの浮かぶラフな衣服を纏う摩耶と対照的に映った事だろう。
「そんなに慌ててどうしたのよ? 次に行くアトラクションが見つかったのかい?」
「はい! 向こうの密林にひっそりと建っていました。行ってみませんか♪」
 前屈みで膝に両手をついたまま、荒い息を弾ませる少女が好奇心に輝く円らな瞳をあげた。無邪気そうにはしゃぐ結に瞳を和らげ微笑んで見せる摩耶。
「そう、結が行きたいなら付き合うよ★」
 灰皿に煙草を擦り消し、肩で切り揃えられた外側に跳ねるシャギーヘアーの黒髪を手で軽く払うと、喫煙コーナーから一歩を踏み出した――――。

●街の風景
「えーと、感情搾取の人々‥‥。神帝軍に支配されていた街を再現したアトラクション‥‥だそうです」
 入口の説明文を棒読みし、結が黒い瞳を向けた。妖艶な美女は豊かな胸元を抱く様に両手を組み、困惑気味な色を浮かべる。
「ふぅーん、何だか分からないねぇ? ま、来ちゃったんだから入ろうか?」
「はい‥‥何となく胸騒ぎも感じるんです‥‥」
 途端に少女が愛らしい風貌を曇らし、不安げに軽く握った手を口元に運んだ。
「胸騒ぎ? ‥‥そうかい。じゃあ確かめるしかないね★」
 サバサバとした口振りで、摩耶が躊躇する事もなく客足すら途絶えたようなアトラクションのドアへ向かう。慌てて結が後を追う中、二人の姿は入口へ消えて行った――――。

 ――二人の視界に飛び込んで来たのは、アトラクション内に収まった街だ。
 商店街を模した世界は様々な人形の人込みに溢れており、ご丁寧に車道には車や二輪車が配置されている。彼方此方の建物や電柱に備えられたスピーカーから効果音が流れ、動くものは皆無ながらリアル感が再現されていた。まるで、時間が止まった街に佇むような焦燥感と錯覚を覚える程だ。
「これ、アトラクションなんですかね? ‥‥って、摩耶さんっ!」
 背後の美女に訊ねて腰を捻ると、そこに彼女はいない。慌てて周囲を見渡す中、車道に配置された大型バイクに興味を奪われた摩耶を見つけて呆れた声を響かせた。
「あ? あぁ、悪いわねぇ。懐かしい単車があったんでさ♪」
 黒髪を掻きながら苦笑すると、結の傍に戻る。少女は愛らしく頬を膨らまして見せた。
「もおっ、急に動かないで下さいよぉ‥‥。でも、バイクが趣味って未だ続いていたんですね」
「酷いねぇ、その言い方。仕事柄通勤に使わないから飽きないのかもね★ で、これからどうするんだい?」
「アトラクションなんだから、きっとスタンプを押す場所があると思います。兎に角、先に進んでみましょう」
 二人は街の歩道を歩きながら周囲を観察してゆく。人形の人込みの中に僅かな隙間が覗き、その間を潜り抜ける。さながら人形で出来た迷路の壁を彷徨うようだ。
「あ、ごめんなさい」
 肩が人形に当たり、結は思わず謝って顔を向けた。改めて人形を見つめ、少女の表情が強張る。
「何だか怖いなぁ‥‥本物そっくりだけど、目に活気が無いっていうか‥‥」
「結は面白い事いうねぇ。人形の目に活気があったら余計怖いじゃない♪」
 クスクスと笑う摩耶に、クルリと踵を返すと、頬を赤く染めながら言い返す。
「そういうんじゃなくて‥‥感情を奪われると人形みたいな目になるのかなって‥‥あぁん、笑わないで下さいよぉ! 人形ですけど、実際もこんなだとしたら‥‥あれ?」
 結局、訳が分からなくなり小首を傾げる有り様だ。
「まぁ、結の言いたい事は何となく分かるけどねぇ。でも、人形に謝るなんて傑作だよ、あの時の表情を私は忘れないよ♪ お客さんと話す時にネタにさせてもらおうかねぇ★」
「や、やめて下さいよ! 私だって恥かし‥‥ッ!?」
 両の掌を前に翳してパタつかせた少女が、ふと真顔に戻ると、腰を捻って前方を振り返った。只ならぬ雰囲気を肌で感じ取り、美女が鋭い眼差しを研ぎ澄ます。
「‥‥結、何か気配を感じたの?」
 暫し沈黙する結。
 効果音の雑音だけが周囲に響き渡った――――刹那、少女は一気に地を蹴って駆け出す。
「先に何かいますッ!!」
「ちょ、ちょっと待ちな! 結ッ!!」
 手を伸ばした摩耶だったが、少女は振り返る事もなく、動かない人込みに紛れて行った――――。

●アトラクションに迷い込んだもの
「はぁ、はぁ、はぁ‥‥この辺りだったんだけど‥‥気のせいだったのかな?」
 結は弾む息を整えながら立ち止まると、周囲を見渡してゆく。ここはスクランブル交差点の一郭だ。ただ、靴音の効果音が流れるものの、人形の姿は全く見つけられなかった。少女の背後でチカチカと信号機が点滅する。
 ――その時だ。
 結の立ち止まる交差点で信号機が赤く染まると共に、複数の靴音が耳に飛び込んで来た。愛らしい風貌を不安感に染め、きゅッと胸元に当てた手を握り締める。次第に流れて来る靴音が溢れ出す中、戦慄かせる円らな瞳に映ったのは、取り囲むように歩いて来る人形の群れだ。
「アトラクションの仕掛けって事はなさそうね」
 少女は意識を集中させると両手の間に青白い光の玉を形成し、大小様々な体型の人形へ瞳を研ぎ澄ます。両手を振り上げ、思いっきり腰を反らせてサッカーのスローインのような姿勢を溜める。
「人形に紛れ込んだ霊魂よ、その身を縛り鎮まれ! 『魂鎮め』‥‥!? えぇっ!?」
 両手を振るおうとした刹那、結は素っ頓狂な声をあげた。視界に映る人形の軍勢が一斉に走り出したのだ。周囲に戦慄を浮かばせた顔色を向けると、前方は元より、左右、そして背後の人形まで少女を包囲するように全力疾走してゆく。多勢に無勢。明らかに不利だ。
「か、数が多過ぎる! に、逃げなきゃ‥‥!!」
 結は硬直した。もはや逃げ道は押し寄せる人形の群れに掻き消されていたのである。死霊に食われる映画を何となく知っているが、こんな絶望的状況に違いない。
 少女は再び瞳を閉じて意識を集中させる。青白い光の粒子が手の中を流れてゆくと共に半透明の弓を形成する中、右手を運び、弓を射る体勢で構えた。右手を弓に合わせて絞ると、青白い矢が浮かび上がる。
「突破口を開いて見せる! 貫け! 『魂裂きの矢』!!」
 結の手から破魔術の矢が放たれると共に、風を巻いて長髪と衣服の裾が舞い揺れた。蒼い閃光を描いて洗礼が人形の軍勢へ吸い込まれる中、矢は次々と人形を貫き、同時にガラガラと崩れさせててゆく。ダメージがあった事に少女の愛らしい風貌に安堵の色が浮かぶ――――刹那!
「はッ!? やんッ!」
 背後から迫っていた一体が結に覆い被さろうと跳び込む中、咄嗟に振り返った少女が体勢を崩して路上に押し倒された。強かに頭を打ちつけると、次々と伸びた無機質な腕が自由を奪ってゆく。
「やッ、放して! 来ないでッ! ひッ! ち、ちょっと!」
 僅かに動く首と腰を振り、必死で逃れようと足掻く結が瞳を見開くと、短い悲鳴をあげた。数体の人形の腕が鋭利な刃と化していたのだ。感情の浮かばない顔がゆっくりと迫り、切先を近付けてゆく。少女の愛らしい風貌は恐怖に戦慄き、涙を浮かべながら身体を小刻みに震わせる。
「や、やめてッ! そんな事しないでッ! ひッ、いやあぁぁッ!!」
 結が瞳を固く瞑り、涙を舞い散らせながら甲高い悲鳴を響かせた。
「結ッ!!」
 聞き慣れた声に再び涙を散らせて瞳を見開く。涙で滲む視界を泳がせ、捉えたのは駆けつけた摩耶の姿だ。少女が悲痛な声を響かせる。
「ま、摩耶さんッ!? 駄目ッ、逃げて下さいッ!!」
 人形が群がる異様な光景に戦慄を覚えたものの、美女はファイティングポーズで身構えると、群がる人形へ向け、次々と突きや蹴りを叩き込んだ。
「な、何さ、この化物め! 結を泣かせたら許さないよッ! このッ! そらッ! ほらほら、仕事柄複数を相手するのは慣れてるんでねぇ! 一体残らず昇天せてやるよッ!」
「駄目ッ! 摩耶さん、逃げて下さい!! あぁッ! 後ろッ!!」
 未だ組み敷かれたままの結が悲痛な声を響かせ、注意を促がす。少女の視界に映る美女は背後に迫った人形に羽交い締めにされ、両腕の自由を奪われた。グッと身体を反らされた摩耶が群がる人形に蹴りを放とうと足掻くが、腰の捻りを十分に活かせない打撃は弱々しい。
「っ、チクショウ! その作り物の腕を放しな! 近付くんじゃないよ! ‥‥ちょッ!?」
 鋭利な刃の腕を人形が薙ぎ振るった。結の悲鳴が響き渡る中、風を巻いて疾る切先の洗礼に、摩耶の衣服がカマイタチを食らったように耳障りな音を鳴らして切り刻まれてゆく。黒や赤の布切れが舞い散る光景は絶望的だ。人形の手が動きを止めた時には、絹のような白く美しい肢体は血塗れになっているだろう。
 少女の瞳から涙が流れる中、洗礼の刃が止まる。アスファルトの地面に切り刻まれた衣服だったモノが乾いた音と共にハラリと落ち、妖艶で魅惑的な肢体が曝け出された。グッタリと頭を垂れているものの、白い肌から鮮血が滴り落ちてはいない。彼女の能力である『完璧な肌』が発動したのだ。この能力は、打撃、斬撃、炎、雷撃、薬品、銃弾等々‥‥如何なる手段を用いても、肌が傷つけられる事はない。
 驚愕を体現し、人形達がカチャリと音を立てる。刹那、ゆっくりと美女が顔を上げ、不敵な微笑みを浮かべた。
「‥‥寄って集って随分な事をしてくれるじゃないさ。私を傷つけようなんて簡単にはさせないよ! ヤル気なら、もっと激しくやったらどお!? クッ! はぁんッ! あぁッ!!」
 ――巻き込みたくなかったのに‥‥。
 刃に因る洗礼に効果が見られないと察した人形達は、美女の肢体に群がり、次々と打撃を叩き込んでゆく。絶対の強度を持つ肌だが、内臓に受けるインパクトは痛みを伴うのだ。苦悶の悲鳴を上げる中、艶かしい肢体が激しく舞い躍らされた。壮慘な光景に、見開かれた結の瞳から止めど無く涙がアスファルトへ流れる。
「そんな‥‥酷い‥‥摩耶さん‥‥っ!?」
 刹那、少女の自由を奪っていた人形達も美女へと向かい出した。一瞬の隙に結が瞳を研ぎ澄ます。
 ――今なら! 意識を集中させるんだ!
「‥‥魂鎮めッ!!」
 悟られぬように両手を近付け、気を溜めるとカッと瞳を開く。封印術の詠唱と共に青白い光が膨れ上がり、結の自由を奪っていた人形が次々と崩れ出した。素早く半身を起こし、軽やかな身のこなしで立ち上がると、手に半透明の弓を模る。
 ――助けなきゃ! もっと強い力で!
「魂裂きの矢ッ!!」
 放たれた矢は幾つモノ閃光と化し、摩耶を取り囲む人形へ叩き込まれた。美女が腕の自由を得て、反撃に転じる中、次々と矢と光弾を放ちながら結が駆けつける。
「摩耶さん! 大丈夫ですか?」
「あぁ、もう少しで意識を失う所だったよ。有り難う、結‥‥。そんな泣きそうな顔しないでよ」
 グラリと体勢を崩す美女を支える結。苦悶に歪めながらも見せる妖艶な美女の微笑みに、少女は決意の色を愛らしい風貌に浮かばせた。
「‥‥私、摩耶さんを巻き込みたくなかったけど‥‥戦う力を授けます!」
 告げた後、摩耶の足元に屈み込むと、美女の白い手を取って蕾のような唇を当てる。
「ゆ、結? んッ、何だい? 手の甲から何かが注ぎ込まれるような‥‥んんッ!」
「手に全てを滅する鉄槌の力を‥‥足に邪悪な空間を断ち切る旋風の力を‥‥」
 付与呪文を呟きながら、ピクンと肢体を跳ね上げながら喘ぐ美女の手や足へと口付けると、結はゆっくりと瞳を開いて腰をあげた。頬を艶かしく紅潮させた摩耶が荒い息を洩らして訊ねる。
「ハァ、ハァ、結‥‥これって‥‥」
「私の付与魔法です。一緒に戦ってくれますか?」
 愛らしさの中に退魔師の凛とした雰囲気を醸し出した少女の問いに、美女は不敵な笑みを浮かべた。
「あぁ、攻められたまんまじゃ『田宮』の名が泣くからね! 行くよ!」
「はいッ!」
 ――反撃の狼煙は上がった。
 群がる人形に次々と廻し蹴りを放つ度、破片を散らせて吹っ飛んだモノが仲間達を巻き込みビルの壁でメリ込んでゆく。続いて次の相手に豊かな胸の膨らみを弾ませながら渾身の突きを叩き込むと、同様に別の壁に吹っ飛ばされた。強い力の感触に摩耶が妖艶な笑みを浮かべる。
「負ける気がしないねぇ♪」
「滅せよ! 魂裂きの矢ッ!!」
 結も破魔術で応戦。接近戦の摩耶をサポートするように中距離で数多の矢を放ち、洗礼を叩き込んだ。互いに一人では劣勢だった状況は逆転。路上に夥しい人形の破片がバラ撒かれ、仮初の命を得た屍の山が築かれてゆく。
(‥‥パートナー、か)
 結は改めて思う。
 一人で出来ない事も二人なら出来るのだと――――。

「ハァハァ‥‥片付いたようだね」
「はい‥‥ちょっと、やり過ぎたかもしれませんけど‥‥」
 前屈みになって荒い息を吐く美女の傍で、頬を掻いて苦笑する結。
 周囲一帯に散らばる人形の変わり果てた姿。付近の電柱や信号機が衝撃に折れており、商店街を模したビルのガラスは割れ、陥没して罅割れた壁には様々な人形が至る所にメリ込んでいた。
「まぁ、やっちまったもんは仕方ないねぇ♪ 邪悪な霊が人形に執り付いてました‥‥なんて信じちゃくれないだろうしさ。このまま出るのが一番だね★」
 結に顔を向けてウインクして見せる摩耶。暫しの沈黙の後、少女は頬を染めて視線を逸らす。
「あ、あの‥‥出るのは構いませんが‥‥このままじゃマズイんじゃ‥‥」
 瞳を瞬かせると、美女は改めて自分に視線を落とし、一糸纏わぬ姿であった事に苦笑して黒髪を掻いた。仕事柄故か、肢体を曝け出していた事を気にもしていなかったらしい。
「あぁ〜‥‥忘れていたよ。そうだねぇ、タダで私のセクシーなボディーを拝ませる必要はないね」
「‥‥いえ、猥褻罪で捕まりますって‥‥」
「わいせつぅ〜? 失礼ねぇ、このFカップの形の良い胸と縊れた腰に肉感的なお尻を見て、随分な事を言うじゃない?」
「わ、分かりましたからッ、早く何か着て下さいよぉ!」
 未だ顔を紅潮させたまま、両手をパタつかせる結に応え、人形から衣装を奪う摩耶。長めのシャツに袖を通す中、大きな声をあげた。
「あぁっ! 私の煙草ッ! この商店街にあるかしらねぇ?」
「本物の煙草は無いと思いますが‥‥戻る間に下もちゃんと履いて下さいよ?」
「そうかい? この見えそうで見えないギリギリのラインも良いと思うけどねぇ」
「見えたらどうするんですか! 一緒にいる私が恥かしいんですからね!」
 二人の掛け合いはアトラクションを出るまで続いたという。

 ――古の隠れ家縦断オリエンテーリング。
 このテーマパークの目的は、広大な敷地に点在する様々なアトラクションをクリアしながら、スタンプを集める事である。
 その後も結と摩耶は何事もなくアトラクションを楽しみ、スタンプを集めたらしい――――。


●ライターより
 この度はイベント発注ありがとうございました☆ 切磋巧実です。
 結さんお久し振りです☆ 摩耶さんはじめまして☆
 まさかイベント発注でお会いできるとは思ってもおりませんでした。‥‥って、なかなか窓を開けられなくて申し訳ありません。
 さて、いかがでしたでしょうか? アトラクション用の人形が襲い掛かるというコンセプトから、アクスディア風味にアレンジさせて頂きました。
 戦闘シーンは極力シリアスに描いたつもりですが、なかなか面白そうなコンビですね。どうしても掛け合いが軽めになってしまいましたが、シリアス風味が保てていたでしょうか?
 摩耶さんの能力も個性的ですね。情熱的な口調という設定と職業(一瞬我が目を疑いました(笑))から演出させて頂きましたが、イメージを損なっていなければ幸いです。とくに口調や語尾が不安なところではあります。
 今回の退魔能力『魂鎮め』は展開上多少アレンジしています。結さんピンチになる必要もありましたからね。幸い、あっちは別世界の物語なので、違和感は薄いと思います。
 きっと二人はステキなコンビになって退魔に励んでいる事でしょう。
 楽しんで頂けたら幸いです。よかったら感想お聞かせ下さいね。
 それでは、また出会える事を祈って☆



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