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<アナザーレポート・PCゲームノベル>


無世界

●序
 まるで闇のような空間。他には誰もいない。……誰も、いないのだ。
「どうして?」
 声だけが反射する。もしかしたら、自分の声に誰かが反応するかもしれないから。誰かが自分を見つけてくれるかもしれないから。だが、暫く待ってみても何も反応は無い。
(ああ)
 重い重い事実が、自らへと降り注ぐ。
(僕は、一人、なのだ)
 悲しいのか、苦しいのか。それすらも分からぬ。
(どうして)
 辛い。ただそれだけが支配する、妙に広く暗い空間。
(どうして、僕は)
 問い掛けても、答えは無い。否、答える者がいないのだ。認めなければ、この事実を。受け入れがたい、この事実を……!
「……壊す」
 ぽつり、と彼は呟いた。恐らくは誰にも聞こえぬその声で。だが、確実に聞こえるだろうその声量で。
「全てを壊す……!何も無い所ならば、何も在り得ぬ所ならば……存在の価値は消え失せるのだから!」
 あははははは、と彼は笑った。泣いていたのかも知れぬ。狂っていたのかも知れぬ。それすらも分からぬまま、彼は笑い続けた。破壊という思いだけが、彼を支配していた。

●始
「あちゃー」
 クセの少ない薄茶色の髪を掻きあげなあがら、瑯・椎那(ろう しいな)は唸った。目の前では、調理レンジがぶすぶすと煙を上げている。明るいグリーンの瞳は、黒い煙に釘付けられてしまっている。
「一番のお気に入りなのに」
 椎那はそう言って溜息をついた。料理の好きな椎那にとって、調理レンジは至極大事な物であるのに、それが今や調子が悪そうに煙を出している。
「これじゃあ、料理ができないじゃない」
 煙は徐々に収まっていっているものの、また使おうとすればご機嫌は損ねられるのであろう。どうしたものか、と椎那は考え込む。
「……そうだわ」
 椎那はそう言ってエプロンを外す。
「カガリちゃんに頼めばいいのよねぇ。……勿論、只じゃ駄目だろうけど」
 少々労力を割けばいいだけだわ、と椎那は苦笑した。少々の労力よりも、今は調理レンジが絶好調になる方が大事な事なのだ。

「人形がいるのよ」
 カガリはそう言ってくすりと笑った。
「審判の日に、狂っちゃったみたいなの。人が近付くと、攻撃してくるのよね。それどころか、少しずつその攻撃範囲を広げているみたいだし。……まあ、狂ったのは仕方ないにしても、その人形のいる所に良さそうなスクラップがあるのよ」
 カガリはちらりと見る。試すかのように、挑むかのように。
「狂った人形に、スクラップ。どちらも気になるものなのよね。良かったら、様子を見てきてくれない?スクラップを取れるようにしてくれるだけでもいいし。……もし成し遂げてくれたら、あなたの欲しいものを一つだけ作ってあげるわよ?」
 そう言ってから、カガリは苦笑しながら付け加える。
「ただし、私が作れるものにしてね。じゃあ、宜しくね」

「人形……すくらっぷ……」
 そう言って恒・梟雄(こう きゅうゆう)は茶色の髪の奥にある眠そうな金の目をごしごしとこすった。「メンドイ……」
「んー……でもねぇ、手持ち無沙汰だから仕方ないと思うの」
 黒髪の奥にある黒い目を梟雄と同じく眠そうにぱちぱちとさせながら、篠田・紗枝(しのだ さえ)は言った。
「お二人とも、頑張りましょう。人様のお役に立てるって素晴らしいじゃないですか」
 雪のような白い銀髪に、月のような灰がかった銀の目の森杜・彩(もりと あや)はそう言って二人を宥めた。
「とりあえず、街のデータは貰ってきたから。それを元に作戦を立てましょう」
 椎那はそう言いながら、カガリからもらったと言う街のデータの書かれた紙を取り出す。
(先にカガリちゃんに言っておいて良かったわ)
 データがあると無いとでは、成功率に影響する。それは、椎那の経験上間違いの無い事であった。
「廃墟となる前は結構大きな街だったみたいね。大体その中心部辺りに、人形は出るみたい。元は何かのビルみたいだけど……」
「その街自体は、ここから近いんでしょうか?」
 彩が尋ねると、椎那は苦笑した。
「そこまでは書かれていないみたいね。まあ、歩いていれば見えてくるんじゃない?」
 その時、梟雄が目を細めてから辺りを見回した。辺りに何かしらの反応が、例え微弱でもあったならば、梟雄が分からない筈は無いからだ。
「……こっちの方角に、10キロくらい……かな」
 廃墟と人形らしき反応を捕らえ、梟雄は言った。
「10キロ程……ならば、歩いていけない距離でもないですね」
 にっこりと笑いながら、彩は言った。梟雄は頷きながら、口を開きかける。
「人形……?」
 梟雄は戸惑っているようだった。
「どうかした?」
 椎那が問う。梟雄はしばし考えてから、「ううん」と首を振る。
「とりあえずー……行かない?」
 紗枝はそう言って、梟雄の指し示した方向を指差す。
「そうですね。行きましょう」
 彩が同意し、歩き始めた。それに面倒そうに紗枝が続く。
「どうしたの?行くよ?」
 椎那は梟雄に声をかけ、二人に続いた。梟雄は「ん」とだけ答え、続いた。気になるのならば、確かめればいいだけの話なのだから。

●街
 そこは、その名の通り廃墟であった。辺りは閑散としており、時々廃墟の隙間を風が通り抜けるだけだ。周りの砂漠の砂を孕んだ風が、びゅう、と。
「見事なまでに、廃墟ね」
 椎那がある意味感心しながら苦笑する。
「あの審判の日がなければ、未だにここは栄えた街であったでしょうに」
 彩は辺りを見回し、小さく溜息をつく。
「いいじゃない〜終わった事は。それよりも、これが終わったら快眠グッズ……」
 まだ何も初めてもいないうちから、梟雄はそう言ってうっとりとした。何も終わってないし、何も始めてもいない。それなのに、梟雄の頭の中はカガリに作って貰う予定の快眠グッズで一杯だ。
「私は金目のものー。半年くらい何もしなくていいくらいー」
 紗枝もそう言ってうっとりとした。彩と椎那が顔を見合わせて苦笑する。
「お二人とも、気が早いですよ」
「そうそう。まあ、尤も私も調理レンジの為に来たんだけど」
 椎那がそう言うと、彩は小さく考えてから照れたように微笑む。
「実は、私も洗濯機を……」
 四人は顔を見合わせ、笑う。
「なんだー……じゃあ、皆そういう事で」
 紗枝はそう言って、へら、と笑う。妙な連帯感が生じた。
「……何か、来る……かも」
 突如、梟雄がそう言って辺りを警戒し始めた。
「……そうね。何らかの気配があるわ」
 椎那の顔が引き締まる。
「皆さん、あれ……!」
 彩がはっとして一方向に指を差す。そこには黒髪に赤い目の15歳くらいの、少年。
「……あれが、人形?」
 ぼんやりとした口調で、紗枝が言った。
「嫌だな、また何か出てきた」
 赤い目を不愉快そうに歪めながら、少年は呟く。奇妙な笑みを浮かべながら。
「また、幻覚か」
「待って下さい!私たちは幻覚では……」
 彩が叫ぶが、少年の耳には届かない。
「……消さないと」
 少年は手を振り上げ、球体を発生させる。青い光を放つ、球体を。
「エネルギー反応だー」
 のほほんとした口調のまま、梟雄は言う。
「そんな悠長な」
 苦笑し、椎那が苦笑する。手にはいつの間にか出現した、ツヴァイハンターがある。少年は青い球体を四人に向かって放った。と同時に椎那が動き、ツヴァイハンターを一疾させてそれを相殺する。少年の方は驚いたように目を見開く。
「終わらない……今まで一瞬のうちに終わらせてきたのに」
「……何を?」
 目をトロンとさせたまま、紗枝が尋ねる。
「今までならば、一瞬で消え失せてきたのに」
「何がですか?」
 キッと前を見据え、彩が尋ねる。
「幻覚は、どんどん強くなっているのか?」
「だから幻覚じゃないってば」
 苦笑しながら椎那が弁明する。
「ならば、二度と現れないようにするまで」
「……どうしてもそうなる訳ねー」
 大きな溜息をつき、梟雄は言った。
(にしても、どうして幻覚と決め付けるのかしら?)
 いっその事、幻覚には出来ないであろう事をやって見せるのが早いかもしれない、と椎那はぼんやりと考えるのだった。

●少年
 少年は青い球体をたくさん作り、皆に放っていく。
「皆、あれはただの光じゃないよー」
 梟雄が、分析しながら皆に警告する。
「あれは、爆発誘導の光だよー」
「誘導……という事は、あれにぶつかったら爆発しちゃうって事?」
 椎那がツヴァイハンターを握りしめながら尋ねる。それに対し、梟雄は頷く。少し離れた場所から。
「あのう、梟様。どうしてそんなに離れた所にいらっしゃるんです?」
 彩が不思議そうに聞くと、梟雄は一瞬ぎくりとしてから口を開く。
「いやーー……ほ、ほら。私は皆に相手の情報を流さないと」
 彩はその返答に、小さく笑う。
「あーそれよりもー」
 紗枝はそう言いながら、てくてくと少年に近付く。
「危ない!」
 青い球体は容赦なく、襲い掛かってきていた。近付こうとする紗枝をフォローするように、ツヴァイハンターで球体を切り裂いていく。
「何近付いて来てるんだよ……」
 少年はそう言って一歩後ろに下がる。それでも紗枝は真っ直ぐに少年の所に向かって行く。
「近付くなよ……!」
 少年はそう叫び、紗枝に向かって今度は棒状の青い光を放つ。
「それは球体よりも強いよー」
 梟雄が即座に分析して言う。
「私に……力を」
 彩はそう言って祈る。途端に雷が紗枝に向かっていっていた、青い棒状の光に落ちる。光と光の相殺。そんな状況も気にせず、紗枝は真っ直ぐに進んでいく。
「篠田様、余り容易に近付かれては……!」
 彩はそう叫び、牽制しようとする。
「あー……大丈夫大丈夫」
 紗枝はそう言って手をぷらぷらと振る。
「大丈夫って……」
 椎那は呆れたようにそう言い、ツヴァイハンターを構える。
「仕方ないわね。何か考えがあるみたいだし」
「そうですね」
 彩も頷き、体を獣化させる。白銀の、猫人に。そうして得た素早い動きで少年の放つ球体を翻弄していく。
「……あっ!」
 梟雄が叫ぶ。紗枝に避けきれない球が放たれたからだ。椎那のツヴァイハンターをもっても、彩の獣化した素早さをもったとしても避けきれない、一撃。
「まずは一人……!」
 少年が叫ぶ。……が、それは一瞬にして消え失せた。紗枝を守る何かで、弾かれてしまったのだ。
「障壁、張っておいたんだー」
 へら、と紗枝は笑う。三人はほっと息をつき、逆に少年の顔は不愉快そうに歪む。
「あのねー。とりあえずそこをどいてくれない?」
「何を……」
 少年は再び青い球体を放とうとするが、紗枝は避けようともせずへら、と笑う。
「そこをどいて、スクラップちょうだい。金目の物がいるからー」
「……何ていうか」
 椎那がぼそりと呟く。
「ストレート、ですね」
 彩がそれに続ける。
「……まあ、障壁張ってあるから大丈夫かー」
 梟雄は一人、観点の違う所を呟く。
「幻だ。僕は一人なのだから」
 苦しそうに少年は呟く。
「僕は一人だ……ただ一人なんだ……!あの日から、たった一人……!」
「……孤独」
 ぽつり、と椎那が呟く。どうして人形がぽつりとこの廃墟に存在しているのか、その原因はつかめなかった。カガリの元にあるデータをいくら掘り起こしたとしても。
「望んでいるのは、何なんでしょう。できれば、叶えて差し上げたい……」
 獣化を解き、彩は呟く。
「一人が嫌って、何がー?」
 不思議そうに紗枝が尋ねる。その途端、皆の動きが止まる。
「僕は……」
 少年も目をぽちくりとさせ、呆気にとられる。
「だって、楽でしょ?面倒見る奴もいないんだしー」
「篠田様、それは何か違うかと」
「そうかなー」
 椎那は突然笑い始めた。あはは、と豪快に。
「確かにそうだわ。でも……あなたは楽じゃないんでしょう?」
 少年の顔つきが、変わる。先ほどまでの狂気じみた光は消え失せ始めている。
「僕には、何も残されていないと」
――だから、全て壊してしまおうとした。
 ぼそりと口にする少年に、椎那は微笑む。
「最初から一人であれば他者の存在価値はなくなるわね……でも、誰もいなければ貴方の心を占めている寂しさは、決して無くなることもないのよ」
 放心状態のまま、じっと椎那の言葉に少年は耳を傾ける。
「決して……無くならない?」
――全てを、破壊したとしても。
「それにね、それはとても哀しいことだわ」
「そうです。破壊するよりも他に、しなければいけない事はある筈です」
 彩は毅然と言い放つ。少年の目が、彩の方に向けられる。
「僕には、もう守らなくてはならないものが無いとしても?」
「ええ」
 少年は虚ろな目のまま紗枝と梟雄を見る。
「あのねー。さっきから誤解しているようだけど。私達は幻とかじゃないんだよねー」
 紗枝はそう言って、再びへら、と笑う。
「あなたの幻覚とかじゃないよー。ちゃんとした、人間なのよねー」
「人間……」
――滅びたわけでは無く。
 少年の目から、涙が溢れた。はらはらと、留まる事なく。
「あのさー……キミ、人形だって言われていたけど」
 梟雄はそう言いながら少しだけ近付く。安全になったと判断して。
「人間だよね?……厳密に言うと、オールサイバー?」
 梟雄の言葉に、皆が一斉に少年に注目する。少年は小さく笑う。憑き物が落ちたかのような顔で。
「全てが、滅んだわけではないんだね?」
「残念ながらね」
 梟雄はそう言って欠伸をした。それにつられて、紗枝も欠伸をする。椎那と彩はそれを見てくすくすと笑った。少年も、つられて小さく笑った。
「ねぇ、スクラップは貰ってもいいかしら?」
 椎那が少年に尋ねると、少年は「ちょっと待って」と言ってから、スクラップの中から小さな箱を取り出す。
「これ以外なら、どうぞ」
「それ、何ですか?」
 彩が興味深そうに覗き込むと、少年は照れたように見せる。小さな、オルゴールだった。中には写真が入っていた。白衣を着た男性と、少年の姿が。
「……これだけは」
 少年はそう言い、オルゴールを抱いて再び泣き始めたのだった。

●思い出
「僕は、この研究所を守りたかったんだ」
 既に廃墟と化したその場所で、少年は淡々と語り始めた。白衣を着た男性が、両親を亡くし、自らも大病の所為で死にかけていたのをオールサイバーとして命を与えてくれた事。そして、オルゴールは自分を養子として迎え入れる事が決定した時にくれた事を。
「だけど、あの日に凄い衝撃が襲ってきた」
「審判の日、か」
 椎那はそう呟き、溜息をつく。恐らく、その衝撃で少年は緊急停止したのであろう。
「ともかくー。スクラップは貰って良いんだよね」
 嬉しそうに紗枝が言う。少年は頷く。
「僕には、これだけあればいいから」
「早く終わって良かった……これで寝れる」
 梟雄は、そう言いながらもう一度大きな欠伸をする。
「これから、どうするの?」
 椎那が尋ねると、少年は困ったように俯く。
「居場所がないのでしたら、森杜の神社で巫女さんとしてお手伝いしていただけると助かるのですが」
 彩がそう言うと、少年は顔を上げ、じっと彩を見つめる。
「巫女……?」
「結構、裏でも表でも忙しいんですよ」
 悪戯っぽく、彩は笑う。
「カガリちゃんの所でもいいわよ。貴方を必要としてくれるわ」
 椎那が言うと、少年は呟くように言う。
「必要……」
 暫く考え、少年は首を振った。どちらにも、賛同しないと言うように。
「僕は、ここを捨てられないから……ここに、いる」
「一人は嫌なんじゃないのー?」
 紗枝が尋ねると、少年は小さく笑う。
「嫌だよ。だから……時々会いに来て欲しいな」
「時々で、いいの?」
 梟雄が尋ねると、少年は少し考えて頷く。
「僕が、幻覚に惑わされない程度に」
 少年の言葉に皆が笑った。それくらいなら、といわんばかりに。
「そういえば、まだお名前を聞いてないのですが」
 彩がはっとして尋ねる。少年は苦笑し、それから少し照れたように口に出す。
「僕は、光輝(こうき)だよ」
 少年は迷いの晴れたようなすっきりとした顔で、そう言って綺麗に笑うのだった。

 後日、椎那の元にカガリから連絡が入る。お望みのものが出来たと。
「出来たわよ」
 カガリから渡されたのは、今まで使っていた調理レンジとは格段に機能が上のものであった。
「今まで使っていたものよりも、バージョンアップしているから」
「有難う。流石はカガリちゃんね」
 椎那はにこにこと笑いながら、調理レンジを嬉しそうに見つめた。
(これで、料理を思い切りできるわね!)
 カガリは苦笑しながら口を開く。
「あそこのスクラップ、やっぱり思った通り上質だったわ」
「ずっと、光輝君が守ってきたものですものねぇ」
 椎那はそう言いながら、ふと思いつく。これを使って思う存分、今までの分も含めて料理をするのもいいだろう。だは、その前に。
「あら、いらないの?」
 作って貰った調理レンジを持たずに出ていこうとする椎那に、カガリは問い掛ける。
「ちょっと野暮用を思い出したわ。帰りにちゃんと取りに来るから、ここに置いておいてもらっていいかしら?」
「置いて行くのは良いけど……何の用があるの?」
 尚も問い掛けるカガリに、椎那はにっこりと笑う。
「ちょっとね、野暮用。だけど、約束した大事な用なの」
 今も彼は一人でいるのだろうから。幻覚を見かけているのかもしれないし、そうでないのかもしれない。だが。
「約束したしね」
 小さく椎那は呟き、急いであの場所に向かう。幻覚を見せないように、孤独を嫌う少年の所へと。

<少年に無世界にいさせない為に・了>

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 0050 / 恒・梟雄 / 女 / 23 / エスパー 】
【 0284 / 森杜・彩 / 女 / 18 / 一般人 】
【 0342 / 篠田・紗枝 / 女 / 23 / エスパー 】
【 0346 / 瑯・椎名 / 女 / 28 / エスパーハーフサイバー 】

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■         ライター通信          ■
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 お待たせしました。初めまして、コニチハ。霜月玲守です。いつもは東京怪談でちょこちょこ書かせて頂いておりまして、今回は初めてのサイコマスターズです。如何だったでしょうか?個人的にはいつもと変わった感じでとても楽しく書かせて頂いて嬉しかったです。
 今回、参加して頂いた方が全て女の方という、ちょっと面白い感じでした。女性ばかりというのも、華があっていいですね。それぞれ魅力のあるPCばかりなので、イメージを壊していないかドキドキです。
 瑯・椎那さん、初めまして。面倒見のいい、ちょっと大雑把な所のあるお姉さんというイメージで書かせて頂きました。真正面から少年い向かい合って貰い、嬉しかったです。
 この「無世界」は、少ないながらもそれぞれの文章となっております。他の方の文章も、宜しければ見てみてくださいませ。
 ご意見・ご感想等、心よりお待ちしております。それでは、またお会いできるその時迄。