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<PCパーティノベル・セフィロトの塔>


ブラジル【アマゾン川】貨客船護衛任務





手の中のお金は見つめても見つめても増えることなく、もちろん現状が変るような様子も全く無く、レオナは眉間に皺を寄せてぐっと拳を握り空を殴るように突き出した。動きに反応して首元の鈴がリンとなる。
「休みなんだぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ」
悲劇だ悲劇っ、と続けて怒鳴る様子にぎょっとしたように通行人が避けていく。同行する予定の三人だけがそれぞれの表情で彼女の結論を待っていた。助言なぞせずともこの相手は勝手に考え勝手に答えをだして周りを巻き込みながら突っ走ってくれるに決まっているのだ。唯一、懲りないというか性分というべきか、小柄な少女が口を開いた。
「たった27円か。何に無駄遣いしたのか知らないがその金額でマナウスに行くというのは舐めてないか?」
「ボクだって予定外だっ」
「船に乗る寸前まで自分の所持金を把握していないその能天気さはどこから来るんだ」
「お子様な白玲くん、キミの知らないところからに決まっているじゃないか」
「私は子供ではない!」
「うーん、ちょっと装備にお金かけちゃったかなぁ」
怒声を流して新調した装備を確認する。いつも遠くからレオナを見ている人間からすればどこが変ったのかと突っ込みたくなる衣服だが、近づくとよく分かる。消耗品の類が一新されていた。そして愛用しているブレードがピカピカだった。自分で小まめに手入れするにしても自ずと限界がある。この綺麗さ加減は専門の人間に頼んだ結果だろう。自分でやったものと比べると握り具合からして変わる。もちろんそれ相応の金額が必要になるというものだ。
一通りレオナを眺めた美少女が至極冷静な態度で指摘した。
「商売道具にお金をかけるのは良いことだけど、あなたのそれはやり過ぎ」
「ヒカル……キミまでボクを馬鹿にするの」
「馬鹿にする気はないわ、事実を言っているだけ」
くすりと笑ったヒカルにレオナは言葉を飲み込む。正論だと分かっているから反論はできないし、今までこの相手に口で勝てたためしがない事実を思い出したのだ。
無視されて憤然としている白玲を宥めていた男が事態を進める為に口を挟んだ。気分は触媒だ。言わなくても結果は分かっているが言った方が早くたどり着けるという、なんとも微妙な役割だった。
「で、レオナちゃんはどうするわけ」
「どうって…」
男―― ギルハルトの科白に振り返ったレオナはきょとんと首を傾げた。首元の鈴とあいまって、ちょっと見は無害で可愛らしい。自分の目の錯覚に苦笑したギルハルトは、内心の思いを綺麗に隠して川辺に並んでいる船を指差した。この相手が見た目どおりに無害なはずがない。
「お船、もうちょっとしたら出航だよー」
「……ボク運賃分のお金もない」
がくりと自分の現状に肩を落としたレオナは次の瞬間によしと肯いた。
「護衛する」
「何をだ」
「そう」
「ま、それしかないよねぇ」
白玲、ヒカル、ギルハルトの順の反応だった。レオナは話題について来れなかった白玲の鼻頭をちょいと弾いて笑う。相手がむきになって反撃する前に、お目当ての貨客船を振り仰いだ。マナウスとの間を定期的に往来している船舶は大抵外部からの護衛も募集している。それを利用しようと言うのだ。
「どーせマナウスまで暇だしね。スリリングな河下りも楽しそうだし……これで軍資金まで手に入るなら言うことナシ!」
我ながらいい考えだと自画自賛しているレオナに、ヒカルとギルハルトは苦笑した。ただ一人、鼻を押さえた白玲だけが顔を顰めている。
「河賊が来ることを前提にしてないか?」
「そうでしょう、必ず襲われるとは決まっていないのに」
「俺としちゃあ来て欲しくないな。レオナちゃんは逆だろうけど」
「当然っ、たくさん来てくれないと稼げないっ」
ぐっと拳を握ったレオナは意気揚々と護衛仕事の申請をしに走り出した。その背中を見送って、三人はぼんやりと言い逃した言葉を思い出す。
「うん、ここまで乗っといて言うのも難なんだけどね」
「いつものことと割り切っているから私は構わないけど」
「どうしてあいつは同行者の意見も聞かずに一緒くたにするんだっ」
当然というべきか、レオナ以外の者の財布は温かい。何も護衛なぞせずとも船に乗れるしマナウスで遊ぶこともできるのだ。今金欠で苦しいのレオナだけ、けれどあの突撃傾向のある相手は、間違いなく、四人一組で護衛申請を行っているだろう。
「こういう時の期待はけして裏切らないから…」
相棒を自認しているヒカルの言葉が虚しく宙に漂った。


***


真上の空は真っ青だ。首の角度を緩めるにつれて徐々に薄くなり境目の判然としない色の移行が目に移る。黄褐色の水と空の対比は中々に素晴らしく、けれどそんなものが何の足しにもならないほど、退屈していた。
「こないかな」
甲板の端、二層目のデッキのお陰で日陰になっている場所に座り込んで呟くと、優雅に釣竿を握っている相棒の肩にもたれる。
「…暑いからもたれないで」
「だって暇なんだよ」
「釣りでもする?」
「ぼうっきれ握って魚を待つのは性に合わないんだ。どっちかっていうと、銛で突き刺したい」
「ならそうなさい」
「銛がない」
「……あなた、ね」
「白玲からかって遊ぶなって怒ったのはキミだよ」
止めたなら責任もって自分と遊べ、とどこかの駄々っ子のように膨れるレオナに、ヒカルはため息をついた。
もたれる体勢だが実際には体重をかけられていない。苦痛を感じる状態ではないのだ。けれどこれはいただけない。
「今は警戒中。彼女の遠隔視で全方角を見てもらっているのにからかうのは邪魔も同然でしょう」
「だって暑いし暇なんだ」
ふぇ、とだれた顔をする首元からは小さくリンと鈴がなるが、心なしかその音までぐったりしている。護衛中だというのに警戒心をなくしている相手を窘めるのを諦めて、ヒカルは竿を欄干に引っ掛け固定した。気持ちは分からないでもない。接近戦が得意なレオナはこと遠隔警戒に関しては苦手で、待ち伏せの類も明確な指標がないとごねる。落ち着きがないと言ってしまえばそれまでだが、それでもすることがあれば多少はシャンとしているはずだった。
「ギルハルトは?」
「あちこち機械まみれ!」
「作業中ということ?」
「そう。話しかけても生返事ばっかりで相手になんないんだ」
「何か故障していたのか……」
それとも珍しい骨董品クラスの機器でもあったのか、立ち上がったヒカルは長い黒髪をさらりと流して視界を一巡させた。
「あなたは中に一旦入って、彼を呼んできて」
「へ?」
「お待ちかねの来客よ」
その言葉を聞くや否や、レオナの目が喜色に緩んだ。けれどそれは先までの怠惰な緩みではなく、過度ではない緊張の結果だ。綺麗に跳ね上がる戦意の色。片腕で甲板を叩いて跳ね起きると、レオナは無言で駆け出した。首元の鈴がリンリンと鳴る以外の音はない。身につけているMS用ブレードも触れ合って音を立てることはなかった。それほどスムーズな足運びなのだ。体重の移行が満遍なく行われ、不要な振動が起こらない。鳴るように作られた鈴以外が音を立てるはずもなく。
「……来た、と言いに来たんだが」
自らの上空にニ三の矢を旋回させた白玲が二層目のデッキから顔だけを覗かせた。
「こちらも見えたので先に伝えたわ」
「そうか」
「伝えたかった?」
「馬鹿を言うな」
ふいと顔を背けた白玲に、ヒカルはあっさりと肯いてそれ以上の言葉を紡がない。船の前面と側面に視線を戻してすぐさま配置を決めた。
「左と一階デッキは私がカバーするから、あなたは二階デッキと右をお願い」
「わかった。あいつの援護は誰がする?」
「私が」
とん、と自分のこめかみを叩いてみせたヒカルに白玲は肯いた。付随しているヘッドセットがレオナとの交信を可能にしていると知っている。それぞれの持ち場をもう一度確認して、愛用の武器を手にした。
「河賊なんて親不孝なこと好んですることじゃないよー」
「だったらそれ言ってやれぱいいじゃないか」
「いやいや俺にはそんな勇気はありませんっ」
「威張って言うことじゃない」
「はいはい意気地なしでごめんね。後ろから応援してるからレナオちゃん頑張れ!」
「おうっ」
「……誤魔化されているぞ、しかも上手くない誤魔化しで」
船内から一階デッキへ出できた二人の会話に白玲がぼそりと感想を零すが、誤魔化したほうのギルハルトはもちろん、誤魔化された方のレオナも取り合わなかった。
「お金がようやくやってきた!」
うきうきと柄に手を掛ける。極端に刃の大きい武器はレオナの手にしっくりと収まった。誰が何を言う前に、レオナはタンと甲板を蹴って走り出す。ぎりぎり縁まで走りそこで大きく踏み込み跳ねる。生身の人間ではだせないような跳躍距離で前方に迫っていたモーターボートに突っ込んでいった。
「おお行ったぁ! さっすがレオナちゃんいい飛びっぷり」
「不謹慎だな」
「じゃあ船内への侵入経路を抑えていて。それと、レオナが暴走しかけたらよろしくお願いするわ」
手漕ぎカヌーでの側面接近に気づいた白玲とヒカルは言うだけ言って自分の分担に戻る。キリと弦を引き絞る音が微かに聞こえたと思ったら、カヌーに乗っていた賊が片目を抑えて河に転落した。
「ふむ」
正射の誤差を確認して、能力で補正をかける。特に表情なく淡々と射る白玲の下方では、ヒカルがトリガーを引いていた。まずは近づいてたカヌーのこぎ手を打ち落とし、その後は視界をスライドさせて華々しく飛び回っている相棒を確認する。補強された視力で難なく的を定めると反動の大きな銃器を軽々と押さえ込んだ。前方の船体の推進器や駆動軸を一発で破壊する。
「これでしばらく持つでしょう」
「あー、何か壊れたら言ってね。あとあんまり船壊すともったいないからほどほどに」
「それとなるべく殺さずに?」
「うんそう。反省する機会もないのはさすがに可哀相でしょ」
おおらかに笑ったギルハルトをちらっと見て、ヒカルはまた引き金を引いた。カヌーを捨てて泳ぎだした者をピンポイントで沈めるのは骨だ。しかも岸までは泳ぎきれるが襲う気力を奪う程度の怪我をさせろと言われてしまった。難しいが、できないことではない。
冷静に判断して肯いた相手にギルハルトは安心して船内へ続く扉に背を持たせかけた。もちろんアサルトライフルを持ってだ。警戒という警戒はせず、心配げにやや遠方で暴れまわっているレオナを見守っている。
「感情面での暴走ならなんとかなるけど機能面だと困るなぁ……」
レオナちゃん頼むよぅと、些か情けない調子で呟くと、下げていた手を持ち上げ右舷をカバーしている白玲の矢をかい潜って来た相手の手足を撃ち抜いた。


***


ざっと見たかぎり注意するべき武器、あるいは戦果としてもらっておきたい武器を装備している者はいなかった。銃器よりも刀剣が中心とは中々古風だ。レオナはちょいと口端を曲げて立ち止まった。自分の周りにぞろぞろと溢れ出した河賊を視界に収めているだろうにその態度は余裕に満ちている。
「ひいふうみぃ…うん、遊ぶのに不自由はしないかな」
一艘にだいたいどのくらい居るのか確認していたらしい。泰然としたレオナの態度に舐められていると感じたのか、口汚い怒声を聞かせながら突っ込んできた。馬鹿正直にも正面に飛び込んできた髭面の男にレオナはにっと笑った。無造作に携えているように見えたブレードを持ち上げ突き出す。身の丈にあわないサイズのブレードは二本。うち、左の方が男の血で濡れた。
「こんなんじゃ駄目だめ!」
まだブレードの機能を活かしてもいないのだ。首元の鈴がいいタイミングでリンと鳴った。金色の塊が日光を浴びて輝く。喉を浅く斬られて動けずにいた髭面の男が何かを言う前に、レオナは真横にブレードが振りぬいた。胸部を切り裂かれ横転した男を一瞥もせず、そのまま足蹴にして飛ばす。それを合図のように一斉に踊りかかってきた河賊だ。レオナはそれこそ嬉しそうにブレードを構えなおした。
右側からの一撃をかわしそのまま左の男を切り捨てスペースを確保する。二人ほどが背後に迫っているのを騒々しい足音で察知すると振り返らずに右腕を回転させた。ガッと鈍い感触が二人分。
「あっ」
どの程度の怪我を与えたのか確認しようとちらと振り返り、死にはしないがちょっとヤバメという状態だと知る。その隙を突かれて左腕に痛みが走った。離れた場所にいる賊がライフルを構えているのを視界の隅に捉えて舌打ちだ。乱戦に持ち込めばよほどの自信がない限り弾を撃ち込めない、そう踏んでいたのに隙を見せてしまったのはレオナの失態で。
からかうのは止めだ。
「考えてみれば、他にもいるんだよ」
ぼそりと呟き、削れた皮膚を修復し始めた体を反転させる。右のブレードを稼動させる。微かな手ごたえに口元を緩ませることなく全ての敵を無視して疾走した。目的は操舵室。貨客船のように大層な作りではないボートだ、向かってくるレオナに泡を食って操舵していた男が銃を取ろうとした。前面には防護の透明な壁が備わっている。それを迂回してくると思っていた男は、その壁を無視して斬り込んできたレオナにタイミングを狂わされた。金属ですらバターのように切り分ける高周波ブレードだ。この程度の障害なぞ、害にはなりえなかった。予想とのタイムラグに対応できずに男は両手を切断され、船は足を失った。オマケに手加減なしに振るった刃は船底に中りサクリと突き抜ける。
「…まいっか」
そのまま確信犯的にぐるりと底を切り抜いたレオナは追いついた賊を一顧だにせず、再び走り出す。行きがけの駄賃といわんばかりの態度ですり抜ける両側の男を切り裂き、避けるための回転に攻撃の意味を含ませる。船首にたどり着くまでの数秒でこの船で無傷の者は失せていた。
振り返らずに、仲間の危機に反応して寄ってきたニ艘を睨む。どちらが近いのかを一瞬で目算し、助走なしで跳んだ。
「お?」
着地した甲板で首を傾げ振り返ると、予想通りにライフルを構えた相手の姿があった。足の裏が甲板に着くのとほぼ同時に走った振動がモーター音というには歪に感じ、もしやと思ったのだがやはり予測は正鵠を射ていて。推進器を破壊した相棒に片手を振ることはせず、笑った。
「これで流れるだけ、か」
呟くと斜め後方から走りこんでくる賊の刃を跳ね返す。カンと弾く音は金属特有の高音で、左手が反動で浮いたと同時に右を突きつける。刃の部分がすっぱりと断ち切られた。一瞬だけ漠とした状態になった相手の鳩尾に肘を叩きこみ床に沈めると、すぐに飛び跳ね場所を移す。直後に着弾音が鼓膜を叩いた。
「この船は射撃手主体か。へぇ、組み分けてるんだ」
そう感心して遮蔽物になるものがない現状に苦笑する。立ち止まるのは自殺行為だが、そう走り回れるスペースがないのが実情。困ったと思うよりも先に、反射のように地面に伏せる。頭上を危険な風が飛んでいった。ざっと逆撫でされた黒髪もそのまま顔を上げたレオナは、銃を取り落としている賊に危険な笑みを披露する。
確認せずとも分かっていた。賊の手に刺さっているのは弾丸と矢じり、後方にいる仲間がきちんとフォローしてくれたのだ、と。
「よぉしっ」
援護に嬉しくなったレオナは左右のブレードを引き寄せ改めて構える。遠方からの射撃はもう警戒する必要を失していた。自分はただこの目の前の敵を切り捨てていけばいいのだと決めた。背後を任せる相手がいるというのは何度実感してもやっぱり嬉しくて。
首元の金色が反射して光る。けれどそれよりも強くつよく、レオナの目が戦意に輝いた。


***



「私は子供じゃないっ」
接近は出来たものの寸前で射撃を受けた男が投げた罵倒に反応して白玲は最大加速で矢を射る。武器を取り落とし、後退するべきか前進するべきか迷っていた男は足の甲を刺し抜かれて絶叫した。それを歯牙にもかけず接近した敵一人を射抜く白玲を、ギルハルトが下から諌める。
「白玲ちゃーんほどほどにね」
「わかってる」
レオナの援護をした隙に這い上がってきたカヌー組は、今ので最後だった。少なくとも二階デッキでは。自分の範囲内に河賊がいないのを確認して、白玲は一つ下のデッキを見下ろす。
下ではやはりヒカルが目を離した間に這い上がってきたらしい賊が転がっており、立っている者もギルハルトによって撃ち抜かれている最中だった。的が動いていると当て難いと日ごろから話しているわりにはいい命中度だ。白玲はすいっと構えて残っている賊を次々と無力化する。最後の一人はギルハルトと同時だったようで、肩口を銃弾で撃ち抜かれ、刃物を構えた手を矢で貫かれていた。
「そっちはどう?」
「側面はオールクリア。前面は……今終わったわ」
少し乱れた黒髪をかき上げたヒカルは、冷静な口調で状況を告げた。ギルハルトと白玲が視線を上げると前方で嬉しそうに手を振っているレオナの姿がある。
「さっすがレオナちゃん。おーい早く戻っておいでー」
「……あの船以外は沈めたのか」
「うん、俺もちょっと手伝だっちゃった」
「ギルハルト、あそこからここまで中間地点無しで跳ばせる気か?」
「距離に問題はないけれど、着地の振動が少し気になる距離ね」
「しまった。あそこからだとこの船危ないかな」
「不味いだろう」
「幸いあの船は流れているだけ。こちらの速度をあげて追いつかせるのが妥当でしょう」
ヘッドセットで暫くそこに留まれとヒカルは指示を出す。跳ぶ気だったレオナがむくれたのは言うまでもなかった。





2005/03 by.有馬秋人

■参加人物一覧

0536/兵藤レオナ
0209/ギルハルト・バーナード
0529/呂白玲
0541/ヒカル・スローター


■ライター雑記

はじめまして、有馬秋人と申します。
今回は楽しいご依頼を有難う御座いました。それぞれの個性を上手くえがくことができたのか少々不安なのですけれど、ご希望に叶っていることを祈っています。
四人の個性がとても楽しくて書いていて嬉しかったので、この文が楽しめるものであるよう強く願っています。
重複になりますが、ご依頼有難うございました。