<聖獣界ソーン・白山羊亭冒険記>


モニター希望!
●オープニング【0】
 ある夜、白山羊亭の看板娘・ルディアがふと思い出したように言った。
「あ、そうだ。お客さんで、暇を持て余している方は居られますか? もしよかったら、ちょっとしたお仕事をお願いしたいんですけど」
 ルディアが言うには、街外れの屋敷に住むフェイル・リトライという女性が、実験の手伝いをしてくれる人を探していたというのだ。もちろん、謝礼も出るという。
 具体的な内容は分からなかったが、特に用事もなかったので翌日その屋敷を訪れることにした。屋敷の外観は古めかしく、何が出てきても不思議ではなかった。
 出迎えてくれたのは、黒い髪が長くぼさぼさな白衣の女性であった。きっとこの色気のない女性がフェイルなのだろう。
「モニターに来たんだね?」
 フェイルは何か言いかけようとした訪問者たちを制してそう言うと、中へ招き入れた。そのまま、奥の広く雑然とした部屋に連れてゆかれる訪問者たちは、そこにあった銀を素体にしたゴーレムを目にして驚いた。
 それはまるで竜を思わせる姿――ドラグーンそのものだったのだから。ただし、その大きさが人間の子供以下でなく、手にハリセンを持っていなかったらの話だが。……何じゃこれは?
「これは我々が新たに開発した、誰にでも楽しめるスポーツ用のドラグーンだ。まあ、空を飛んだりブレスを吐くことも出来ないので、仮にトラクーンと呼んでいるが」
 皆の驚きをよそに、淡々と説明するフェイル。何でもゴーレムの平和的利用の一環として、このような物の開発をしていたとのことだ。
 操縦は特殊な水晶玉に両手で触れ、動きをイメージすることによって可能。普通のゴーレムなどのように乗り込むのではなく、要は遠隔操作の形だ。フェイルたちの開発努力の結果、一般人でも操縦可能となっている。
「それでモニターの内容なんだが」
 ようやくフェイルが内容の説明に入った。簡単に言うと、トラクーン(仮)の性能を調べるために、実際に操縦して戦わせてみてほしいということだ。
「いくつか足場の異なる試合場を用意してある。サンプルは多様なほどいいからな」
 なるほど、モニター募集もサンプルを多様化するためのようだ。まあ、乗り込まなくていいのなら、危険もあるまい。面白そうだし、何たって謝礼も出るのだから。
 その時、背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「面白そうにゃー☆」
 振り返ると、街外れに住む元騎士ガーナルの屋敷で働くメイドさん3人娘の1人、猫耳メイドさんのマオの姿がそこにあった。あー……何で居るんだ、何でっ!?

●お好きな騎体を☆【1】
「ふむ、結局集まったのはこの6人だけか……もう少しサンプル数が欲しい所だったが、まあ仕方あるまい」
 フェイルは目の前に居たモニター希望者、6人の顔を見回して言った。その男女比は1対2、つまり女性の方が多かった訳で。
「モニターは構わないが」
 最初にそう口を開いたのは、騎士のアーシエル・エクストだった。
「肝心のトラクーンが、その1体だけではあるまい? どうやら隣にも部屋があるようだが……」
 フェイルの隣に立っていたトラクーンを指差し、疑問をぶつけるアーシエル。確かに今居る部屋には、別の部屋に通ずる扉があった。
 するとフェイルは、ふっと笑みを浮かべて疑問に答えた。
「ご明察。ここにあるのはトラクーンの試作1号騎だよ。実際に皆に操縦してもらう騎体は、隣の部屋に用意してある。ついておいで」
 と言い、フェイルは扉の方へ歩いてゆき、一気に扉を開いてみせた。
「あっ」
 吟遊詩人の女性、フェイエ・シェリアンから驚きの声が漏れた。それもそのはず、隣の部屋には所狭しとトラクーンたちが並んでいたのだから。
「ひぃふぅみぃ……わぁ、トラちゃんが18人居るの。でも同じ姿のトラちゃんもいっぱい居るから、6人兄弟?」
 フェイエの友だち、可愛らしい少女のスゥ・シーンが部屋の中に居たトラクーンの数を数えていた。その数は6種類18騎だった。
「騎体が6種類。ということは、ドラグーンに準ずるってことですかねー」
 長い髪を編み込んだ可愛らしい顔立ち――要は綺麗な女性顔だ――の青年、デュナン・グラーシーザが感心したようにトラクーンを見回した。デュナンはゴーレムの類には馴染みがあるのだ。
 そのデュナンのつぶやきを耳にしたフェイルが、くすりと笑みを浮かべる。分かってるじゃないか、という笑みだ。
「うん、そこのあんたは鋭いね。その通り、トラクーンにはドラグーン同様に風・土・火・水・陽・月の各属性がある。まあ、相性もあるけれども、好きに選んでくれて構わないよ。ちなみにこれは陽のトラクーンだ」
 フェイルはそばにあったトラクーンの肩を、ぽんっと叩いて言った。その言葉を合図に、銘々が己が操縦するトラクーンを選び始めた。
「……私はこれがいいかな」
 ハリセンを両手に持ったトラクーンを前に、高校の制服姿の少女・高町恭華が言った。フェイルによると、これは火のトラクーンだそうだ。
「二刀流? パワーはあるし、上手く扱えばかなり強いかもね」
 恭華に話しかけるフェイル。すると恭華は無言で頷いた。扱えるだろうと思ったからこそ、この騎体を選んだのであろう。
「んっと、あたしはこのトラクーンにするにゃー☆」
 ぺちぺちと選んだ騎体を叩くマオ。マオが選んだのは淡い色使いの騎体である水のトラクーン。フェイル曰く水場や湿地に強いとのことだ。
 ちなみに何故マオがここに居るのかと説明すれば、ガーナルもトラクーン開発の資金を出資しているからであった。つまりマオは、お使いでここにやってきていたのだ。
「あたしも一緒! 水に決めた!!」
 同じく水のトラクーンを選んだフェイエ。ふと思い出したようにフェイルに話しかける。
「そうだ、名称を募集してるって聞いたから一応考えてきたの」
「どんな名称?」
「『寅君』ってどうかしら?」
「却下」
 何ともいい加減なように感じられたフェイエの案を、一蹴するフェイル。その間に、スゥも自らが操る騎体を選んでいた。
「スゥはこのトラちゃんがいいの」
 盾を持つ騎体に腕を絡め言うスゥ。スゥが選んだのは月のトラクーンであった。ハリセン攻撃も盾があれば、いくばくか防ぐことが出来るだろう。
「スゥと一緒に頑張ろうね☆」
 まるで友だちに接するかのように、トラクーンに話しかけるスゥ。やはり何がしかの親近感があるのだろう。
「ふむ、やはりこれだろう」
 アーシエルもスゥと同じく月のトラクーンを選んでいた。しげしげと、自らの操ることになった騎体を見つめている。
 残るはデュナン1人。デュナンはあれこれとトラクーンを見て回っていたが、最終的に選んだのは流線形な騎体のトラクーンであった。
「俺はこれにしておきますか」
 笑顔で言うデュナン。それは風のトラクーンで、フェイル曰く大きくジャンプすることが可能な騎体なのだそうだ。
「これで皆、トラクーンを選んだね? じゃあグループ分けのくじを引いてもらおうか。1対1、全部で3グループだね」
 6人が騎体を選び終えたのを見て、フェイルが箱を持ってきた。箱の中には木の札が6枚。同じ数字の札を引いた者同士が戦うのである。
 次々に箱の中に手を入れて札を引く6人。そして一斉に表を向けた。
「2だ」
「スゥは1なの☆」
「おや、3ですねー」
「3……これって最後かしら?」
「あたしも1! ひょっとしてスゥちゃんと?」
「2なのにゃー☆」
 無事にグループ分け決定。第1グループはスゥとフェイエ、第2グループにアーシエルとマオ、そして第3グループでデュナンと恭華という組み合わせとなった。
「さ、外に出てもらうよ。場所は用意してあるからね」
 窓の外を指差して、フェイルが6人に促した。そこには砂地や湿地など、全部で8つの試合場が用意されていた。

●友だち同士の戦い【2】
 第1グループはスゥとフェイエの模擬戦である。一同が移動してきたのは、足場が妙に茶色い試合場だった。
「う……何だか変な匂い」
 鼻を突くような匂いに、思わず顔をしかめるフェイエ。匂いは試合場から漂ってきているようだった。
「この試合場の足場は特殊な粘液で覆われていてね。きっと動きにくいだろうね」
 フェイルがさらりと言い放った。ね……粘液ですか。どうやらこの匂いもそこかららしい。
「どうして粘液なの?」
 小首を傾げ、スゥが不思議そうに問いかけた。フェイルは表情を変えることなく質問に答えた。
「どのような状況下でも、トラクーンは動けるのかを見るためさ。スポーツとして普及させるためには、そのくらい十分に調べないとね」
 その答えに対し、スゥは分かったような分からないような表情をフェイルに見せた。
「じゃあ、そろそろ始めてもらおうか」
 フェイエとスゥに模擬戦の開始を促すフェイル。水晶玉を手にした2人が顔を見合わせた。
「うーん、敵同士になっちゃったけど、容赦しないからね!」
 少し苦笑いを浮かべながら、フェイエが元気に言い放った。それに対し、スゥはにっこり笑顔で言い返す。
「うんっ、スゥも頑張るの。ね、トラちゃん☆」
 傍らに居た自らの操るトラクーンに話しかけるスゥ。余談だが、ここに来るまでにもスゥはあれこれと話しかけていた。
 試合場を挟み、向かい合う形となる2人。フェイルを含めた残りの4人は、サイドに移動して2人の模擬戦を観戦することになった。
 フェイエの操る水のトラクーンと、スゥの操る月のトラクーンが、各々粘液に足を踏み入れる。まだ操縦に慣れていないせいかもしれないが、どちらの騎体もどうにも動き辛そうだ。
「ああ、足元が糸引いてますねー」
 のほほんと騎体の様子を解説するデュナン。その隣でアーシエルが、難しい表情を見せていた。たまったものではない、と思っているのかもしれない。
 ともあれ2騎は、試合場の中央まで行き対峙する。フェイルが模擬戦の開始を宣言した。
「第1グループ……始めっ!」
 試合開始直後、先に動いたのはフェイエの方だった。
「いくわよ〜っ!」
 フェイエのかけ声と共に、スゥの騎体にハリセンが振り降ろされる。スゥは盾でハリセンを防ごうとしたが、僅かにフェイエの騎体の動きが早かった。ハリセンはスゥの騎体の頭部を、力一杯叩いていた。
「きゃぁっ!?」
 その途端、スゥがびっくりしたような声を発した。予期しないことが起こった、といったような声だ。
「どうしたにゃー?」
「あのね……今ね、スゥの身体にビリビリって衝撃がきたのっ」
 マオの問いかけに、スゥが即座に答えた。恭華がすっとフェイルの方に視線を向けた。するとフェイルは、一瞬不味いなといった表情を浮かべていた。
「そうだ、言い忘れていた。トラクーンがダメージを受けると、その衝撃が操縦者にも伝わるようになっている。まあ、痛くはないし怪我することもないから心配しないでほしい」
「そういうことは最初に言ってよぉっ!!」
 水晶玉を両手でしっかと握ったまま叫ぶフェイエ。はい、ごもっとも。
 と、フェイエが叫んでいる隙にスゥの騎体が動いた。反撃するかと思いきや、フェイエの騎体から間合いを取る。なるほど、態勢を立て直すつもりか。とはいえ、粘液のために移動は緩やかになってしまうのだが。
 間合いを取られては、ひとまず詰めるしかない。足元が糸引きながらも、騎体を前に歩かせてゆくフェイエ。そうして間合いが縮まった瞬間、2騎が動いた。
「にゃ?」
 きょとんとなるマオ。不思議なことに、2騎ともが相手の攻撃を避けるかのように動いたのである。足場が粘液でなければ、その動きは相手を翻弄するかのように見えたことだろう。
 そして、同じ動きがもう1度続いた。
「あれっ?」
 驚いたようにスゥを見るフェイエ。スゥも不思議そうにフェイエのことを見ている。これはどうも、互いに似たような戦術を考えていたのかもしれない。そうでなければ、同じ動きが続くはずがなかった。
 とまあ、序盤ではこのような動きも見られたものの、模擬戦の方はなかなか面白い状況となっていた。
 足場の悪い中でも素早く動き、相手の出方を見ながら要所要所で攻撃をするフェイエの騎体。それに対して時折攻撃を盾で受け流しながら間合いを開けつつ、相手が空振りした直後に上手く攻撃してくるスゥの騎体。どちらも言うなれば『待ち』の戦術なので、自然と持久戦の様相を呈していた。
 ハリセンを命中させた回数はスゥの方が多いのだが、パワーが不足しているのだろう。フェイエの騎体はまだまだ元気そうであった。
 それに対し、たった2度ハリセンを受けただけなのに、動きに切れがなくなってきたスゥの騎体。誰が見ても、スゥの方が劣勢なのは明らかだった。
 そして――。
「えーいっ!!」
 これで最後となるハリセンが、フェイエの騎体からスゥの騎体に向かって大きく振り降ろされた。スゥは盾で防ごうとしたが、ハリセンは盾に邪魔されることなく肩に命中した。がくんと膝をつくスゥの騎体。スゥがいくら動かそうとしても、騎体は動いてくれなかった。
「トラちゃん!!」
 試合場にぴょこんと降り立ち、心配そうに動かぬ騎体に駆けてゆくスゥ。当然のことながら、粘液に足を取られて動き辛い。
 糸引きながらもスゥは騎体のそばまでやってきた。
「……大丈夫なの、トラちゃん?」
 スゥは騎体を優しくさすってあげながら、囁くように話しかけた。すると、フェイルから声が飛んできた。
「大丈夫、一定ダメージを受けて動けなくなってるだけだよ。5分もすれば、また動けるようになるさ。それにそのハリセンじゃ、トラクーンを壊すことも出来ないよ」
「本当なの?」
 スゥが聞き返すと、フェイルは無言で頷いた。その言葉通り、5分後には騎体を動かすことが出来るようになっていた。
「……よかったの、トラちゃん。お布団で休めばきっと元気になるわ」
 試合場から出てきた騎体に対し、嬉しそうに話しかけるスゥ。そして布団、もしくは毛布はないだろうかと辺りをきょろきょろと見回す。
「スゥちゃん、たぶんここにはないんじゃないかなあ……外だし」
「じゃあ、お屋敷から探してくるのっ!」
 フェイエの若干困ったような言葉に対し、スゥはそう言って屋敷の方へと駆けていった。

●モニターを終えて【5】
 無事に3組の模擬戦も終わり、屋敷に戻った一同は各々モニターの謝礼を受け取っていた。これで一財産といった額ではもちろんないが、今週毎日白山羊亭に通っても何ら問題はない額だった。
「まさか一本背負いが出来るとは、全く思ってなかったね」
 フェイルは呆れたような視線をデュナンに向けていた。
「いやー、俺も再現出来るとは思ってませんでしたね」
 のほほんと答えるデュナン。今回のモニターにおいて、一番の収穫は恐らくこれなのではないだろうか。
「まあ、投げた瞬間に双方にかなり負荷がかかってたみたいだけど……また改良するとしようか」
「トラちゃんの身体をいじくるの?」
 フェイルの言葉に、スゥが心配そうに尋ねる。フェイルがくすっと笑った。
「心配ないよ。これから生み出すトラクーンたちに、今回のモニター結果を生かしてやるのさ。壊しもしないから、安心おし」
 それを聞いて、スゥは安堵の表情を見せた。フェイエが、スゥの肩をぽんっと叩いて話しかけた。
「よかったね、スゥちゃん。敵同士になっちゃったのは残念だったけど、楽しかったよね?」
「うんっ☆ トラちゃんと仲良くなれたのっ☆」
 嬉し気に大きく頷くスゥ。恭華がぼそっとつぶやいた。
「最後は爆発して終わるオチじゃなかったんだ?」
「そんな、古典的なコントじゃあるまいし」
 苦笑するフェイル。そこにマオが口を挟んできた。
「そうにゃー。ヒゲダンスでもないのにゃー」
 ……いったい誰がマオにこんなことを教えているのだろう。全く謎である。
「それで、我々のモニター結果は役に立ったのか?」
 アーシエルがフェイルに問いかけた。するとフェイルは親指を立てて答えた。
「ああ、もちろんだよ。バランスを整えたり、細かい部分での調整が主になりそうだけどね。ナーガとして、やるべきことはやるさ」
 『ナーガ』という単語が出た瞬間、一同の視線がフェイルに集中した――。

【モニター希望! おしまい】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名 / 性別 
             / 種族 / 年齢 / クラス 】
【 1248 / アーシエル・エクスト / 男
           / ヒューマン / 26 / 騎士 】○
【 0142 / デュナン・グラーシーザ / 男
 / 天界人 / 36 / 元軍人・現在レジスタンスのメンバー 】◇
【 0376 / スゥ・シーン / 女
         / ドール / 10 / マリオネット 】◇
【 0650 / フェイエ・シェリアン / 女
            / 人間 / 20 / 吟遊詩人 】◇
【 0664 / 高町恭華 / 女
             / 人間 / 19 / 高校生 】◇


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■         ライター通信          ■
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・『白山羊亭冒険記』へのご参加ありがとうございます。担当ライターの高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・参加者一覧についているマークは、○がMT13、◇がソーンの各PCであることを意味します。
・なお、この冒険の文章は(オープニングを除き)全5場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通されると、全体像がより見えてくるかもしれませんよ。
・お待たせいたしました、ドラグーンならぬトラクーンを操り動かすお話をお届けいたします。元々今回のお話はですね、『誰でもゴーレムが動かせたら面白いだろうなあ』という高原の思い付きが発端でした。そこであれこれと考えてみて、今回のトラクーンが生まれたという訳です。
・今回のお話の書き方ですが、何度となくダイスを振り、プレイング内容で適宜修正を加えてながら書いてゆきました。ですので、高原も書いていてびっくりするような結果になったりもした訳です。こういうのは、升目のついたボードを用意してやってみると、より面白くなるんでしょうけどね。
・実はトラクーンに関しては、色々と隠れた能力を考えていました。MT13のゴーレムやドラグーンをご存知なら、何となく推測出来る部分があるのではないかと思いますが……いかがでしょう?
・あ、どうやらこのままトラクーンが正式名称になる可能性が濃厚です。
・フェイエ・シェリアンさん、初めましてですね。グループのこと、高原の書き方が悪かったかもしれませんね。2〜3人でグループを作って、その中で模擬戦をするという意味だったんです。模擬戦、危なくなるということもなかったので、歌わず終いとなりました。もし歌ってたら……マオが文句を言っていたことでしょう、きっと。ちなみに歌っていたら、高原は操縦に対しマイナス方向に修正加えるつもりでした。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の冒険でお会いできることを願って。