<PCクエストノベル(2人)>
ゴンドラでお茶を 〜アクアーネ村〜
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■冒険者一覧
■■整理番号 / 名 前 / クラス
■■1076 / スパイク・ブルースカイズ / 便利屋
■■1170 / アンジェリカ / 旅人
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■序章
聖獣界ソーン。
それは36の聖獣によって守られた不思議な世界。どの世界に住んでいるどんな人でも、訪れることのできる不思議な世界。
その中でも特に発展を遂げているのは、聖獣ユニコーンによって守られているユニコーン地域だ。
その理由は、この世界において最も特異な都にして中心とも言える聖都エルザードが、そこに存在しているからである。
今回の舞台は、このエルザードのすぐ南西に位置するアクアーネ村。
『水の都』として有名なこの村は、ユニコーン地域の中でも特に人気の高い観光スポットである。そしてそれと同時に、古い歴史を持った村でもあり、たまに発見される古代の遺跡を目当てに集まってくる冒険者たちも絶えない。
そんな活気あふれるアクアーネ村に、ひとり向かっているのは――
■本章
■■1.スパイク
スパイク:「んじゃ、行ってくる」
オジサン:「ああ、頼んだぞ」
そんな会話が聞こえてくるのは、白山羊亭前。様々な冒険者たちが集まるこの店では、比較的よくある光景だった。
頼まれたスパイク――スパイク・ブルースカイズは「まかせろ」というように笑顔を見せると、少ない荷物を肩にかけて歩き出す。
と。
オジサン:「夜までには戻って来れるんだろう?」
続いた声に、足をとめて振り返る。
スパイク:「ってか、そんなに遅くてもいいのか? アクアーネなんてすぐそこじゃねーか」
オジサン:「たまにはゆっくり観光でもして来い。これだけ近くにあっても、ゆっくり見にいったことなんてないんだろう?」
あるいは近すぎるから、なのかもしれない。
スパイクは少し考えて。
スパイク:「……確かにな。じゃあお言葉に甘えて、少しくつろいでくるよ」
オジサン:「ああ。ただし」
スパイク:「”仕事は忘れるな!”だろ? わかってるって。じゃーな!」
今度こそ歩き出す。目指すは『水の都』アクアーネ村。
◆ ◆ ◆
スパイクはこの辺りでは有名な便利屋だった。人探しから冒険・モンスター退治まで、報酬しだいでなんでもこなす。
(どんな危険なことでも、構わない)
むしろ危険なことの方が、スパイクの興味をそそった。
それはスパイクが、あまり”生”への執着を持っていないからである。
そんなふうにどんな危険な仕事でも躊躇なく引き受けるスパイクは、一部の依頼者にとってはとても頼もしい存在であり、また一部の依頼者にとってはとても心配な存在であった。
そのため依頼者の中には、わざとスパイクに楽な――危険のない仕事を頼む者もいる。十分な報酬さえもらえれば、どんな仕事でもやるスパイクをよくわかっていて。
(だからこそ)
確実に無傷で帰って来れる仕事を頼むのだ。
そしてそんな依頼者たちを、スパイクもまたよくわかっていた。
◆ ◆ ◆
スパイク:「今回は1人で行くかぁ〜」
他に誰も歩いていないのをいいことに、スパイクは伸びをしながら大きな独り言を言った。
(これはある意味、俺のための依頼だ)
それをよくわかっていたから。
いつもなら友人たちに声をかけて一緒に行くところだが、今回のこんな依頼じゃ誘うまでもない。
こんな依頼――というのは、アクアーネ村での水の買出しである。もちろんただの水ではない。アクアーネ村でしか手に入らないと言われている『不思議な水』(商品名)だ。
それは男であれば誰にでもできそうな依頼。しかしあのオジサンにとっては。
(俺でなきゃ、意味ないんだろうな)
何故かよく仕事を頼んでくれて、何故かよく心配もしてくれる、不思議な人だ。ちなみにオジサンというのは本名だったりする。
スパイク:「……ま、頑張るか」
今度は呟く。
楽な仕事でそれ以上の報酬がもらえるなら、それにこしたことはないのだ。
(それより――)
早めに行って思い切り羽を伸ばそうかと、スパイクの頭は次に”観光”の方へと向く。
アクアーネ村には豊富な水源を利用したアトラクションがたくさんあり、その数は一日ではまわりきれないほどと言われているのだ。
(ちゃんとチェックしておけば、アンジェリカを連れて行く時も楽だろうしな)
折角日帰りできる距離にあるのだから、目ぼしいアトラクションだけチェックしておけばそれだけ楽しんですぐに帰れる。
ちなみにアンジェリカというのは、スパイクと微妙な関係にある女の子のことだ。恋人――では(まだ)ない。けれど互いに大切に思っているのは確かだった。
スパイク:「――よしっ」
何かの決心を発したスパイクは、にわかに走り出す。その視線の先に見えているのは、アクアーネ村……ではないかもしれない。
■■2.アンジェリカ
アンジェリカ:「あれぇ〜?」
白山羊亭の扉を開けるやいなや、そんな大声を出したのはアンジェリカ。さらさらの金髪がよく似合う、可愛らしい顔立ちをした女の子だ。
(おかしいわ……スパイクがいない)
キョロキョロと店内を見渡してみるが、やっぱり見当たらなかった。
スパイクはいつもならこの時間、店内で仕事を探しているはずだった。早く仕事が見つかればアンジェリカや他の友人たちを誘いに行き、なかなか見つからない時はここに皆が集まるのを待っていた。
それなのに――今日はいない。
(どこに行ったの……?)
不審に思ったアンジェリカは、ツカツカとマスターに近づいてゆく。
アンジェリカ:「マスター! スパイク知らない?」
マスター:「あれ、いないか? さっきまでそこにいたと思ったんだが……今日の仕事が決まったのかねぇ」
アンジェリカ:「でもアンジェリカ聞いてないもんっ」
マスター:「はは。簡単な仕事だったから1人で行ったのかもしれないじゃないか」
アンジェリカ:「そうだけど……」
確かにそうかもしれないと、俯いたアンジェリカも思う。けれど逆に――
(危険すぎる仕事だから)
1人で行ったとも考えられるのだ。
(もしもそうなら)
追いかけたいと、アンジェリカは思った。
もちろんいちばんいいのは、まだスパイクがエルザードにいることだけれど。
アンジェリカ:「……やっぱりアンジェリカ、捜してみるっ。スパイクか、スパイクにお仕事依頼した人!」
マスター:「じゃあ君が捜している間に来たら引き止めておくよ。あとでここに戻っておいで」
アンジェリカ:「ありがとうマスターvv」
アンジェリカはマスターに軽く抱きついてから、凄い勢いで白山羊亭を飛び出していった。
◆ ◆ ◆
アンジェリカはかつて、自他とも認める”お嬢様”だった。平和で裕福な貴族の家庭に生まれ、優しい家族に囲まれて育ち、何一つ欠けたものなどない生活をしていた。
(けれどそれを、一瞬で失った)
ある日突然、家に盗賊がおしかけすべてを奪っていったのだ。家族の命も家も。残されたものはアンジェリカの命だけだった。
その時のことを、アンジェリカは今でも悔やんでいる。
(アンジェリカが、もっとちゃんと魔法を使えていたら……)
護身用に習い始めていた魔法は、何の役にも立たなかった。アンジェリカが生き残ったのは、だから運でしかない。
(あんな思い、もう2度としたくないの)
誰かを突然失うのは、辛すぎる。
だからこそアンジェリカは、守るために強くなりたいと願い、それを叶えるために旅を始めたのだ。
(――それでもまた、いなくなるの?)
アンジェリカが突然消えたスパイクを必要以上に心配してしまうのは、そういう理由があった。
◆ ◆ ◆
アンジェリカ:「いっなぁぁぁい!!」
空に向かって叫んだ。通行人が不審な眼差しをしてアンジェリカを振り返る。けれどアンジェリカには、そんな視線に気を払っている余裕もなかった。
(どこに行ったのよぉ〜!)
ガルガンドの館を始め、天使の広場や黒山羊亭、スパイクが到底行きそうにないエルザード城まで見に行ったのに、スパイクはいなかった。かといって、スパイクに仕事を依頼したという人も、まだ見つかっていない。
そうしてもう、お昼になってしまった。
(このまま会えなかったら、どうしよう……)
アンジェリカは不安を募らせる。
まだ恋人同士とは呼べない関係の2人だけれど、気持ちは通じ合っているつもりだった。それなのに、スパイクは何も言わずどこかへ行ってしまった。
(アンジェリカの勘違いだったの……?)
気落ちしたアンジェリカは、白山羊亭の扉を開く。それがやけに重く感じた。
と。
マスター:「――お、やっと来たね。アンジェリカ、オジサンがスパイクに仕事頼んだって言ってるよ」
アンジェリカ:「ホント?!」
アンジェリカはすぐにカウンターへと駆け寄った。
マスターの前に座っているのはオジサン。確かに、よくスパイクに頼み事をする人だ。
アンジェリカ:「スパイク、どこに行ったんですか?」
オジサン:「アクアーネ村だよ。買出しを頼んだんだ」
アンジェリカ:「なぁんだ……それならすぐに帰ってきますよね?」
安堵したアンジェリカの問いに、何故かオジサンは眉間にしわを寄せた。
アンジェリカ:「オジサンさん……?」
オジサン:「実はな、仕事ついでに遊んでくるように言ったんだ。帰ってくるのは夜になるだろう」
アンジェリカ:「え……」
(そういえば)
とアンジェリカは思い出す。アクアーネ村といえば、『水の都』と呼ばれるほど水が豊富でキレイな所だ。そしてそれを利用した数々のアトラクションはかなりの人気を博しているという。
(そんな所へ、仕事で行って遊んで帰ってくるですって?)
人にはこんな心配をさせておいて――
アンジェリカ:「ズルいわ! アンジェリカも行ってくるぅ!」
マスター:「しかしアンジェリカ。近いとはいえ女の子の一人歩きは危険だぞ」
アンジェリカ:「魔法があるから平気だもんっ。じゃあね!」
すぐに飛び出して行こうとしたアンジェリカだったが、それは叶わなかった。何故ならオジサンに腕を掴まれたからだ。
オジサン:「ゴンドラに乗るといい」
アンジェリカ:「ゴンドラ?」
オジサン:「今の2人が乗る価値があるのは、それだけだろう」
アンジェリカ:「? どういう意味ですか?」
オジサン:「乗ってみれば、わかると思うがな」
そこまで告げると、オジサンは手を放した。
オジサン:「さぁ、行きなさい」
やけに真剣な顔で告げられ、アンジェリカも真剣な顔で頷き返す。そして今度こそ、白山羊亭を飛び出していった。
行く場所もわからなかった朝とは違う。今はアクアーネ村――スパイクの元へと向かって。
■■3.スパイク
オジサンに頼まれた『不思議な水』の注文を終えたスパイクは、あちこちに張り巡らされた巨大運河に沿うよう、等間隔で備え付けられているベンチにひとり腰かけていた。
(あんな量の水)
持って遊ぶのは不可能だから、注文だけしておいて帰りに取りに行くようにしたのだ。
が。
スパイク:「〜〜〜あのヤロウ、オモシロがってんな……」
遅い、そしてわびしい昼食(売店で買ったサンドイッチだ)を口に運びながら、スパイクは呟いた。
アトラクションは確かに豊富で面白そうだし、観光にはこれ以上ないくらい向いているのだろうが。
(1人でまわるのがこんなに気まずいとは……)
かえって大量の水を持って歩いていた方が、それを買いに来たのだとわかっていいのかもしれない。
ふと、スパイクは目の前を横切る立派なゴンドラに目をやった。
(ゴンドラかぁ)
それも1人では乗れないなと、先ほど聞いた”噂”を思い出して考える。
最初は色々なアトラクションに乗ったり見たりして楽しむ予定だったスパイクの、身動きが取れなくなってしまった理由はその噂のせいだった。
(アトラクションに”おまじない”なんて、ふざけてる)
でも聞いてしまったら、気になってしょうがない。
スパイク:「乗るのはおあずけだな……」
アンジェリカ:「なんだ、乗らないの?」
スパイク:「?!」
突然耳元で聞こえた声に、スパイクは驚いて振り返った。勢いで脇に置いていたジュースがこぼれる。
アンジェリカ:「あーこぼれちゃったじゃない。勿体無いなぁ」
スパイク:「お、おま……なんでココにいるんだよ?!」
するとアンジェリカはきょとんとした顔をつくった後、にっこりと笑った。
アンジェリカ:「もちろん観光に来たんだよ? ね、ゴンドラ乗ろうよ!」
(これもオジサンの策略か?!)
と、口に出さずに考える。
その隙にアンジェリカは、スパイクを引きずってゴンドラ乗り場へと行こうとした。
スパイク:「ちょっと待て! ストップ! たんま!」
アンジェリカ:「”たんま”なんて古いよ〜。なによスパイク、アンジェリカと乗りたくないの?」
アンジェリカは捨てられた子犬のような瞳でスパイクを見つめた。いざとなった時の、アンジェリカの得意技だ。
その瞳をされるとスパイクは、次の句をはっきりと言えなくなる。
スパイク:「い、嫌ってワケじゃないんだが、あのゴンドラには……」
アンジェリク:「じゃあ行こ♪」
スパイク:「うわーーっ」
アンジェリカはスパイクの襟を取り、猫を運ぶようにそのままずるずると引きずっていった。
■■4.アンジェリカ
スパイク:「――本当にいいんだな?」
アンジェリカ:「乗りたいって言ったの、アンジェリカじゃない」
スパイク:「そうだったな……」
乗り場に並んでいる間、スパイクは何度もアンジェリカに確認した。
(”本当にいいのか”って?)
何に対して問っているのか、アンジェリカはなんだか怖くて訊けなかった。
そしてついに、乗る順番がやってくる。
アンジェリカ:「わー可愛いゴンドラ!」
船頭:「これはお2人様用です。どうぞ」
アンジェリカ:「やったぁv」
喜んで、アンジェリカは乗り込んだ。まだ躊躇しているスパイクの手を引っ張る。
スパイク:「うおっ」
ゴンドラが大きく揺れて、スパイクがゴンドラの中へ転げ落ちた。
スパイク:「お前なぁ……」
船頭:「だ、大丈夫ですか?」
アンジェリカ:「平気です、出して下さい」
船頭:「わかりました」
スパイク:「おいっ」
文句を言おうとアンジェリカを見上げたスパイクは、その表情に思わず体勢を直した。
2人は向き合って座っている。アンジェリカの表情は……曇っていた。
スパイク:「アンジェリカ……?」
アンジェリカ:「――お願いだから、約束して」
スパイク:「え?」
アンジェリカ:「どんなに簡単な仕事でも、エルザードを出る時は必ずアンジェリカに一言告げてからにして。連れて行ってくれなくていいから……」
(やっと会えて)
嬉しくて、それまでの不安を忘れようとしていた。けれどこんなふうにゴンドラを嫌がったり、自分にはわからない行動を取るスパイクが不安で、アンジェリカは思い出したのだ。
(言っておかなきゃ)
アンジェリカ:「もう誰かが突然いなくなるのは嫌なの――」
スパイク:「アンジェリカ……お前、心配してたのか?」
アンジェリカ:「悪い?!」
スパイク:「いや――」
涙目で睨んだアンジェリカに、手を伸ばしてスパイクは髪に触れた。
スパイク:「サイコーだよ」
そして滅多に見せないような思い切りの笑顔を見せた。
アンジェリカは思わず自分の顔を隠す。
アンジェリカ:「このタイミングでそんなふうに笑えるのってズルい……」
スパイク:「何だよソレ……で、なんで顔隠してんだ?」
アンジェリカ:「見られたくないからよ! 今絶対凄く赤い顔してる」
スパイク:「どれどれ」
アンジェリカ:「わー、やめてよ!」
スパイク:「隠されると見たくなるんだよ。逆にし○かちゃんの入浴シーンのように頻繁に目撃されるものはあまり見たいと思わない」
アンジェリカ:「何言ってるのよっ。アンジェリカはいつだって見たいわ!」
スパイク:「何ぃー?! もしかしてお前…っ」
船頭:「あ、暴れないでくだ」
――ざっぱーーーんっ
船頭のセリフが途中で切れたのは、言い終わる前にゴンドラが転覆したからだ。幸い3人ともとっさにゴンドラに掴まったので、溺れた人はいない。
アンジェリカ:「何なのよこれぇ……信じらんないっ」
スパイク:「それはこっちのセリフだろ」
アンジェリカ:「なによぉー」
船頭:「あ、あのっ、今救護用の船が来ますから、それまでお静かに……」
船頭にそう言われて、2人は口を噤んだ。
やがて船頭が言っていた船がやってきて、2人を水から引きあげる。
その時。
スパイク:「――今度はちゃんと最初から2人で来ようぜ」
耳元で呟いたスパイクの、顔を見ずにアンジェリカは頷いた。
アンジェリカ:「うん――」
■終章
アンジェリカ:「――で? どうしてゴンドラに乗るのをためらってたの?」
2人はアクアーネ全体を管理している管理事務所で、服を乾かせてもらっていた。その手には温かいココアが握られている。
スパイク:「……噂を聞いたんだ。アクアーネのアトラクションには”おまじない”がかけられてるってな」
もう乗ってしまったんだからと、スパイクは話してしまうことにした。
アンジェリカ:「おまじない?」
スパイク:「このアトラクションを2人で乗れば○○って、そんな感じの」
アンジェリカ:「ああ」
事務所の人:「それは本当ですよ」
2人:「えっ?!」
割りこんできた声に、2人は振り返る。
事務所の人:「『不思議な水』の力で、そういう”願い”がこめられています」
アンジェリカ:「願い……?」
事務所の人:「ええ。――ゴンドラは、恋人同士が乗ると”永遠に縁が続く”、1人で乗ると”恋人ができない”」
スパイク:「思わず乗るのをためらったぜ……」
スパイクの呟きに、事務所の人は笑った。
しかしアンジェリカは逆に顔をしかめるた。
アンジェリカ:「そんな酷い願いもあるんですか?」
事務所の人:「いえ、願い自体は”縁が続くこと”1つですよ。ただ解釈の違いの問題で。1人で乗ってしまうと、”1人でいる”という縁が続いていくことになるんです」
アンジェリカ:「……じゃあ、恋人同士じゃない2人が乗った場合は……?」
アンジェリカは、スパイクが言いたがらなかった核心に迫った。
事務所の人:「互いが望みさえすれば、今よりももっと深い縁で結ばれるでしょう」
アンジェリカ:「! それって……」
事務所の人はにこりと笑って続ける。
事務所の人:「恋人同士になったら、また乗りに来て下さいね」
■終
■ライター通信
実はお茶なんぞ一文字も出てきません(笑)、伊塚和水です。こんにちは。
まずはお申し込みありがとうございました_(_^_)_
よしコメディだ! と意気ごんで書き始めたものの、のっけからシリアス一直線。「シリアスでもいいです」という優しいお言葉に甘えるような形になってしまってすみません。それと目的が観光&デートでしたので、あまりクエストノベルっぽい描写はせず、それぞれの心中にスポットをあてて書いてみましたが、いかがでしょうか? 少しでも気に入ってくださる所があれば嬉しく思います。
ご意見ご感想等ありましたらお気軽にどうぞ^^
それでは、またお会いできることを願って……。
伊塚和水 拝
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