<聖獣界ソーン・黒山羊亭冒険記>


思い出の欠片

●オープニング(0)●
 その夜、黒山羊亭はいつも通りの賑わいを見せていた。エスメラルダは店内を歩き回って、談笑を繰り返している。
 そのいつも通りの光景の中、騒々しく店の扉が開かれた。
 どれくらい五月蝿かったかというと、あまりの荒々しさに店内の視線が全てそこに集まったほどだ。
 入ってきたのは全身をローブで覆った薄汚い男で、フードの下から覗く顎には無精髭が生えていた。ローブ自体も年季が入った代物である上に、泥や赤黒い染みで元の色さえわからない。
 あまりの異様さに、冒険者も店主も言葉を発する事が出来なかった。店内は静寂に包まれ、ただその男にだけ視線が注がれる。
 だが次の瞬間男の体が傾ぎ、男は床にくず折れた。それを見て全ての動きが元に帰る。
「どうかしたの?」
 エスメラルダは男に走り寄り、何人かの冒険者が後に続く。そして男の体を支えようとした時、エスメラルダの表情が凍った。
 男の腹から、とめどなく血が溢れ出していたのだ。それはやがて床に広がり、喧騒をも広げてゆく。手遅れだ、と背後で誰かが呟いた。
 蒼白な顔を歪めて、男はエスメラルダに向かって何かを告げようと口を動かしている。
「と……盗ぞ……」
「盗賊に襲われたの??」
 言葉と共に血が零れ出す。
「コ、レ……を……っ」
 男が胸元から、コインのようなペンダントと写真を取り出して、エスメラルダへと向ける。
「わ…たし……」
 金髪の少女が写った、古びた写真。
 男の手から託されたモノを受け取ると、エスメラルダは小さく頷いた。
 それを見て安心したのか、男はホッとしたように表情を和らげて――そしてもう二度と動かなかった。

 それは、報酬も何もない依頼だった。


●●●
 しばらくして男の死体は回収され、店内も穏やかさを取り戻す。客達は何事もなかった様に酒を煽り、笑い、いつも通りの黒山羊亭を楽しんでいた。
 男の死体を玄関で見送ってから、エスメラルダは自分の手の中を見た。金色の、コインよりふた周り程大きなペンダントと、10歳ほどの少女が写った写真を交互に見ながら、小さなため息をつく。
  この無報酬の依頼を、この中の誰が受けてくれるだろう――?
 辺りを見回してみても検討がつかない。エスメラルダはもう一度、今度は大きなため息を漏らした。

 けれどそれはエスメラルダの杞憂に終る。
 振り返ったそこには、五つの人影があった。


●謎が謎を呼ぶ(1)●
 カウンター席に一つの固まりがあった。エスメラルダを中心に、ぐるっと周りを取り囲んだ五人――浅葱色の髪を首元で結った青年、アイラス・サーリアスと、民族衣装に身を包んだ歌姫、ロイラ・レイラ・ルウ。そのロイラの身を案じて名乗りを上げた戦士・シグルマ。それから、緊張感の無い雰囲気を醸し出す不安田と、金銀妖眼の長身悪魔、葉子・S・ミルノルソルンは、エスメラルダの言葉に首を傾けた。
 何でも男性を連れて行った兵士の話だという。
「彼の名前はわからないんだけど、『リコード』っていう盗賊団の一員だっていう事は間違いないみたいよ。貴族や要人ばかりを狙う奴らでね……公にはされてないらしいけど」
「では、この写真の少女は誰なのでしょう?僕はてっきり娘さんなのだと思っていましたが」
娘を盗賊に攫われたんじゃないんですかね…と続けて、アイラスは眉根を寄せた。
「あん?『盗賊に襲われた』んじゃねぇのか?そんで写真の子を守れってんだろ?」
「少女に、ペンダントを渡せばいいんですよね……?」
 シグルマはコップに酒を注ぎながら、ロイラはまだショックが覚めやらぬのか蒼白な顔で言った。ロイラが一心に見つめる写真の少女は、はにかむような笑顔を浮かべている。
「少女少女って、そうとは言えないんじゃない?この写真結構古いし、成長してるって事もありそうだしネェ」
エスメラルダの手から写真を受け取り、葉子は顔の前で振ってみせた。
「妻か娘か、または昔の恋人ってとこ?とりあえず追悼と報酬代わりにでもサ、エスメラルダ踊ってよ」
不謹慎にもそう言った葉子を綺麗に無視して、エスメラルダは不安田に顔を向けた。不安田はエスメラルダの掌のペンダントをじっと見つめている。
「これがどうかした?」
「あ、いえ。そうじゃないんですけど……このペンダントは何なんでしょうね」
金色のソレをつっつきながら、不安田が問う。
 中心に抜き身の剣、それに蔦が絡まった模様。下方で蔦から開く百合の花が描かれている。家紋などにも見えるが……。
「何でしょう……。とても細やかですね…」
けれど答えを持っているものはもうない。何一つ確かにならないまま謎が深まっただけのようだ。
「とにかく、盗賊の情報を集めようぜ。その『リコード』ってのをよ」
「それと写真の少女の事も…」
軽い口調でシグルマが言い、アイラスが深刻な表情で頷いた。
 

●写真の少女(2A)●
 天空には鮮やかな青が広がり、太陽が中天で強烈な光を放っていた。アイラス、ロイラ、葉子の三人は写真の少女の情報を得ようと、朝早くから走り回っている。
 出来れば昨晩の内に行動に入りたいところだったが、白山羊亭内に『リコード』という名の盗賊と写真の少女を知る者はなかった。また外に血痕はなく、男の素性も何もかもわからないままだった。
 写真の少女が攫われていた時の事も考えて、娼館等の確認も忘れてはいない。
 シグルマと不安田も、今頃盗賊の情報を得ようと躍起になっている事だろう。
「大丈夫ですか、ロイラさん。少し休みましょうか?」
 アイラスの気遣わしげな声に、ロイラは無理に笑顔を作って顔を振った。
「大丈夫です、全然!!」
 まだ15歳の少女は人一倍、それこそ自分の休む間も無く走り回っていたのをアイラスは知っている。市の開いた通りに流されては戻り、また流されて――綺麗に編みこまれていた左右の髪の毛は所々ほつれ、何度か転んだのだと思われる泥が繊細な民族衣装を汚していた。
 それでも笑みを浮かべるロイラに、アイラスも大きな眼鏡の奥の双眸を細めた。
「それより葉子さんは大丈夫でしょうか?」
 額に浮かんだ汗を袖口で拭いながら、ロイラはきょろきょろと辺りを見回した。
「本当に、何処に行ってしまったんでしょうね……」
心配そうなロイラに対して、こちらは呆れたような口調である。先ほどからチョロチョロと居なくなる葉子に、アイラスはあきれ果てていたと言ってもいい。戦闘は苦手だというし、一体何をやっているのやら……。何か厄介な事に巻き込まれていないといいのだが。
「とにかく、僕らは捜索を開始しましょう」
 お守りをしている気分になりながら、アイラスは密かにため息をついた。


●●●
「あ、そこのカワイ子ちゃん。この写真の子に見覚えないかねーェ?」
アイラスとロイラの心配など露知らず、黒と銀のオッドアイを持つ長身悪魔はへらへらと笑ってそう言った。その悪魔・葉子に訝しげな視線を投げかけながら、足止めを食らった娘は写真を覗き込んだ。随分古くなって、色褪せてはいるが……。
「さあ、知らないわ」
「ん〜と、成長してると思うカラ、この子に似てる子ってのも知らない?」
「……さあ。サラに似てはいるけど、コノコの方が可愛いわ」
「そう。んーじゃ、ありがとォ」
残念〜と言って葉子はその娘を離れ、次の娘に声をかけてゆく。一見軽いナンパにも見えるものの、葉子は葉子で真剣に少女を探していた。

「んー中々見つからないもんだネェ。つうか、アイラスくんとロイラちゃんは何処に行ったんだか」
自分がはぐれたとは微塵も思っていない。それ所かいつの間にか市場を離れ、高級住宅地へ入って来てしまった事にさえ葉子は気付いていなかった。
「何か人が居なくなった気がするんだケド」
額を掻きながら、葉子は足を止めた。しょうがないから二人を探そうと思い至り、くるっと反転する。が、その反転した胸に何かがぶつかる。
「も、申し訳ございません」
メイド服を纏った老年の女が、慌てた様子でずり落ちた眼鏡をかけ直す。どうやらぶつかって来たのはコレだったようだ。
 葉子は胸を摩りながら反対の手で写真を振った。
「ダイジョブ、ダイジョブ。まあ、次からは気をつけて欲しいケドサ」
 こういう衝撃には慣れている為か葉子は何事もなかったように笑って、
「それより、何かの縁って事で。この写真の子、今はもちっと大人だと思うんだけどネ?見たことないかな?」
 老婆は写真を食い入るように見つめ、次いで葉子の顔をマジマジと見つめ、最後には警戒心を露にした様子で尋ねた。
「どうして、お嬢様のお小さい頃のお写真を――?」


●アジト(3A)●
「それで、どうなんですか!!」
 浮遊する葉子の後を追いかけながら、アイラスは聞いた。
 現在太陽は西に傾き、街に夜の冷気が流れ込み始めていた。
「んー。写真の子はリリスっていって、現在17歳らしいネ。そんでもってその家のヒトの話では、その子昨日の晩から行方不明なんだってサァ」
「という事は、盗賊に攫われた可能性が大きいって事ですか?」
「そこまではわかんないけどネェ」
 俺様頑張っただろーと陽気に笑って、葉子は二人の周りを飛び回った。
 けれどロイラは疲労から、アイラスは複雑な心情故に葉子に答える事はなかった。
 もう少し行けばじきにベルファ通りである。二人は自身を叱咤して賢明に走った。

 カウンター席に座り、三人はエスメラルダの手から冷たい水を受け取った。疲労した体に心地よい冷たさが染み渡る。
 ロイラはそこでやっと言葉を発する事が出来た。
「リリスさんは無事でしょうか……」
 シグルマと不安田の持ち帰った情報を聞いた後の事だ。ロイラの瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる。
「老婆の話では、リコードさんは頭が良いとの事です。むやみに傷を付けたりはしないでしょう」
 二人の情報源である老婆の話では、リコードというのはある男の名前なのだそうだ。随分な切れ者でその統率力には舌を巻くものがあったとか。その男が束ねるのが『リコード』という盗賊団ならば、ウィレンダムと名づけられた山の麓にアジトがあるという話だ。
「あそこは未だに未開の地ですからね。幼い頃から登っていたリコードにとって、アレ以上の隠れ場所はないだろうという話です」
「婆さんの助言が正しければ、麓まで誰にも見つからずに登れるってよ」
 

●●●
 シグルマ達の情報にどうやら嘘はなかった様だ。
 ウィレンダムの「通常」の道の左方、鬱蒼と茂った木々の中を進むと程なくして新しい足跡を見つけた。おそらく盗賊達のものだろう。それから何かを引きずって行った様な跡が、夜目に鋭い不安田と葉子には鮮明に視えていた。
 そこで不安田を列の最前へ、葉子を背後へと配置し、アイラスとシグルマでロイラを守るような形で山を登る事になった。初めはロイラを黒山羊亭に残す形で同意した一行だったが、ロイラの強い希望もあって結局はそのままである。
 辺りは漆黒に包まれ、木々のざわめきの他に聞こえるのは自身の心臓の音と仲間達の足音ぐらいだ。盗賊の姿も見かける事無く、アイラスやシグルマにとってはいささか味気ないものではあった。

 ふ、と先頭の不安田が足を止め、
「見えました」
前方を指差し言う。赤黒い光の揺らめきが遠くの方にぽつぽつと見える。
 それを確認し、アイラス、シグルマ、不安田の三人は頷きあって三方へと散る。
 残されたロイラと葉子の二人は、言いつけ通りに身を潜めた。


●ロイラ・レイラ・ルウ(4B)●
 ロイラは深い闇の中、遠くに響く戦闘の音に身を竦めた。隣では葉子が前方を見据え、仲間達の行動を逐一報告してくれている。けれどその度に、ロイラの心臓は跳ね上がる。
「あ、アイラスくん背後が危ない」
「っ」
「んー、シグルマくんは平気かネェ。相手が随分多いんだケド」
「!!」
「ヒュー。やるじゃねーの、不安田ちゃん」
 握り締めた掌に汗が滲み出している。ロイラは不安そうに闇の向こうを見つめていた。葉子は葉子で実況に熱が入り、周りの音にさえ頓着しなかった。
「皆さん、大丈夫でしょうか……」
 両手を願う形で握り締め、ロイラは傍らの葉子に尋ねる。
「……行け、そこだ!!――ダイジョブじゃん?……よっしゃ、流石だネェ。つうか三人とも闘い慣れてるみたいだし?ロイラちゃんが心配する事は……おおっし!!」
 ロイラと葉子には戦闘力がない。葉子においては敵からの攻撃命中率が非常に高いという、かなりの駄目っぷり。二人はどう考えてもただの足手まといだ。召還獣のアギルとグリンが居るとはいっても、それは大した足しになるわけでもない。
 わかってはいるのだが、自分も助けになれるのではと思ってしまうのだ。炎に映る人影を食い入るように見つめながら、ロイラは膝を抱きしめた。

「終ったのでしょうか……?」
 先程までの喧騒はどこへやら、辺りは闇に包まれた。いつの間にやら揺らいでいた炎も消え、風に翻弄される木々のざわめきだけが広がっていた。
「そうみたいネ。三人共戻ってくるみたいだし」
そう言って立ち上がった葉子に続き、ロイラも茂みの中から頭を出す。前方からは確かに三つの人影が近づいてくる。
「おう、ロイラ。無事だな」
どこで手に入れたのか、酒瓶を頭の上に掲げたシグルマ。変わらぬ笑みを浮かべたアイラスと、力の抜けた空気を漂わす不安田。三人の無事な姿に、ロイラはほっと胸を撫で下ろした。


●思い出の欠片(5)●
 リリスは馬車の中でその騒ぎを聞いた。
両の手を縛られ、何もわからないまま馬車に押し込まれ――時々聞こえてくる野蛮な笑い声から、自身が誘拐されたのだと知った時。リリスはただ泣くことしか出来ず、夜が深まるのを感じる事しか叶わなかった。
 突然響いた雄叫びと鉄と鉄を打ち合わせる不快な音に、リリスは身を竦ませ瞳を強く閉じた。恐ろしくて怖くて、どうしようもなく震える体。
(どうか見つかりませんように…)
 盗賊同士の諍いか、あるいは助けか……後者は望めない事をリリスは知っていた。ここがウィレンダムだと男達の言葉から悟った時、救いの多くは閉ざされたのだ。あとはただ、時間が過ぎ行くのを待つのみ――。
 やがて喧騒がやみ、辺りに静寂が残った。
 馬車のカーテンに揺らめいていた炎だけが変わらずにそこにある。リリスはほっと息をついた。

 「さて、リリスさんは……」
白み始めた景色の中、五人はきょろきょろと視線を彷徨わせた。盗賊達をヒトトコロに集めた後、聞きだした情報どおり馬車を探す。
「あ、あれじゃねーの?」
 葉子の言葉に振り返れば、車輪を外された馬車の姿が眼に映る。五人は馬車に向かって駆け出した。
 鍵の掛かったままの扉をシグルマが乱暴に蹴り割ると、そこには細い体を振るわせる女性が居た。
「……あ、あ……」
 恐怖のあまり言葉が続かないのだろう。涙を流したままの瞳は大きく見開かれ、カタカタと小刻みに震えていた。そんな女性に向かって、アイリスは優しく微笑んだ。
「リリスさんですね…?怖がらないで下さい。僕達は盗賊とは一切関係ありませんから……」
そう言って手を伸ばしたが、リリスは身を引いてアイリスの手から逃れた。それを見て、不安田が懐からペンダントを取り出す。
「俺達は、コレの持ち主に貴方を助けるよう依頼された者です。それと、これも……」
 リリスの両の手の縄を外し、その掌にそっと男の形見を乗せてやる。
「これは………」
「依頼主の形見だ。……確かに渡したぞ」
「……形見……?」
「ええ、残念ながら」
 結局男とリリスとの関係は明らかではない。盗賊の男と、お嬢様との関係――知るとしたらそれはリリスだけだ。
 だがその問いはリリスの瞳から流れた滂沱の涙の前に凍りついた。
「――お兄ちゃん……」
男の形見をぎゅっと握り締め、リリスは掠れた声で呟く。お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃんと。
「へぇ〜。兄貴だったワケネ」
 葉子の言葉に箍が外れたのか、リリスは大声を上げて泣いた。
 お嬢様と盗賊の兄妹……その繋がりはわからない。誰一人、リリアに聞く事が出来なかった。ただ子供の様に泣きじゃくるリリアを見ている事しか出来なかった。

 やがてそれまで唇を噛み締めてリリアを見つめていたロイラは、小さく唇を開いた。
 流れ出すのは澄んだ声と、優しい旋律。白々と明け始めた空に、高い高い天空に昇ってゆくように、ロイラの歌声が辺りに響いた。
 

 それは全てを洗い流す、始まりの歌だった。


●後日談(6)●
 『リリス・フローカァ嬢誘拐事件』
そう大きく記された新聞を開いて、エスメラルダは満足そうに笑んだ。
 ロイラ達の手により捕まった盗賊は『リコード』の一員だったという話だが、首領のリコードら100以上の盗賊達は半年も前にアジトを移ったという。
 リリス・フローカァの兄である『リコード』一味のレイルの名前はそこには記されていない。フローカァ家の養女となったリリスと、行方不明の兄レイルとの再会が美談となって書かれてはいたが。
 そして最後には、ロイラ・レイラ・ルウの名前が四人の仲間達と共に並んでいた。


FIN


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業 / 種族】

【1194 / ロイラ・レイラ・ルウ / 女性 / 15歳 / 歌姫 / 人間?】
【1649 / アイラス・サーリアス / 男性 / 19歳 / 軽戦士 / 人】
【0812 / シグルマ / 男性 / 35歳 / 戦士 / 多腕族】
【1728 / 不安田 / 男性 / 28歳 / 暗殺拳士 / 人間】
【1353 / 葉子・S・ミルノルソルン / 男性 / 156歳 / 悪魔業+紅茶屋バイト / 下級悪魔 】

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■         ライター通信          ■
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初めまして、ライターのなちと申します。この度は初依頼「思い出の欠片」に発注いただきまして、ありがとうございます。
今回依頼人の逝去という導入から物語を書かせていただき、それにより皆様には謎ばかりを残してしまいました。ですので、以後の展開に本人不安だったり…しました(おいっ)ですが精度の高いプレイングを頂き、本人も考えつかなった方向で物語が進んでいったり……非常に楽しく書けました。
()の中の数字は物語の順番、英語はパターンになっております。(2)ではA〜B、(4)ではA〜Fと内容に違いがあります。他のお客様のものもお読みいただけると、物語がより明確になるかもしれません。

それでは、今回本当にありがとうございました。至らない所も多々あると思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。もし苦情などございましたらぜひお寄せください。
また機会がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。