<聖獣界ソーン・白山羊亭冒険記>


ヘンゼルとグレーテル
■プロローグ
「むかしむかし、ある森の中に、小さなおうちがありました。そこにはヘンゼルとグレーテルという、仲のいい兄弟と、そのお父さんと義理のお母さんが暮らしていました――えーっと、なんだっけ」
 昼下がりの、白山羊亭の店先。看板娘のルディアは外に出されたいすに座り、周りを子供達が囲んでいた。
「せっかくルディアねえちゃんがお話してくれるっていうから来たのにさっ、なんだよっ」
「ごめんごめんっ、――えーっと、そうそう、で、ヘンゼルとグレーテルのお母さんがいじわるでね、ある日、二人を森の中においてってしまうの。一回目は光る石のおかげで平気だったんだけど、二回目はおうちに帰れなくなっちゃって。森の中をさまよい続けた2人は、お菓子のいえにたどり着いて――」
 ルディアはまた止まった。子供達も大きなため息をついて、ルディアのスカートの裾を引っ張る
「ルディアねえちゃん!!」
「ごめんゴメン。ちょっとまってて、今思い出すから……」
 しかし、ルディアはなかなか次の言葉を出そうとしない。本当に忘れてしまったようだ。ルディアがそういうと、子供達はルディアの服の裾を引っ張り、袖を引っ張り、とにかく身体で表せるブーイングの全てをする。
 店はまだ開いていないが、店先でこれは今後の店には悪い。ルディアはそう思うと、口からでまかせ――ならぬ提案をした。
「じゃぁ、これから一週間後に、『ヘンゼルとグレーテル』の劇をするから。そっちを見に来てね!」
「本当〜〜?」
 疑ったような目でルディアを見つめる子供達に、ルディアは胸をはった。
「お姉さんに任せなさいっ」
 店が開く頃になり、三々五々に散って行く子供達を見ながら、ルディアは手を振りながらわずかに脂汗を流していた。白山羊亭のカウンターに入り、ぽつりと呟いた。
「――どうするよ、あたし」



■製作段階〜音響〜
 公演六日前。人足まばらな昼頃に、完成した台本を手に持ちながら、大きなブツを持ってアイラス・サーリアスは白山羊亭に入ってきた。ブツを置いて一息つくと、ルディアに向かっていった。
「音響は作って来ましたよ。本当は全部作りたかったんですけれど、時間がなくって」
「アイラスくんは〜相変わらず〜頑張りやさんですね〜」
 他人よりもワンテンポもツーテンポもずれた性格の持ち主、アンフィサ・フロストがカウンターの席に座りながら振り向いて、アイラスにいった。一足先に白山羊亭についた彼女は、いつもの場所ですっかり落ち着いている。足元にある黒いケースは、担当のブツが入ったものだろう。アイラスのものに比べればだいぶ小さなものだが、重量は結構あると聞く。
「今日の打ち合わせは僕とアンフィさんだけなので、すぐに終らせて録音に入りましょう」
「アンフィは〜イマイチよくわからないんですけど〜」
「……なんでしょう」
「音響って〜結局のところ〜何するんですか〜? なんか〜楽しそうなのは分かってるんですけど〜」
 自分の背丈ほどのブツに頭をぶつけそうになる衝動を押さえながら、アイラスは頭を抱えてアンフィの隣に座った。
「舞台に効果音や、バックミュージックを流すことで、登場人物の気持ちやその場面の雰囲気を出す役割です」
 手元にマニュアルのありそうな説明をすると、アンフィはただそうなんですか〜と頷く。理解しているかはこの際おいて、近くに迫った舞台のために打ち合わせをした方がよさそうだ。
 アイラスはブツのケースを開け、コントラバスを出した。標準的な身長のアイラスには、約二m程の大きさがあるコントラバスは自分の身長よりも高い。
 店内に、メロディではない、コントラバスの低音が響き渡る。右手で弓を持って弦を弾きながら、左手で金属製のねじを回し、音を調節する。運んでくる間のわずかな震動でも、弦楽器の音階は変わってしまうのだ。調律も終ったところで、一呼吸おく。打ち合わせをしようにも、楽器がひける状態でなければ意味がないのだ。
「で、アンフィさんのアコーディオンは?」
「私も〜準備するんですか〜? アコーディオン重たいんですよ〜?」
「……お願いします」
 アンフィがつぶやきながら、黒いケースから赤いアコーディオンを出す。
「赤……ソプラノですか?」
「アンフィの声は〜ソプラノなんですか〜」
「いえ、そういう意味じゃなくて」
 アコーディオンは主に四種類あって……といううんちくを並べてももはや既に失ってしまった時間から無駄だと割り切ったアイラスは、簡潔に話した。
「赤いのはソプラノアコーディオンなんですよ」
 アンフィは第二弾とばかりに、またのどを鳴らすだけだ。アイラスはケースから楽譜を出すと、五本の線が入っただけの楽譜を、アンフィに手渡した。
「僕が今からコントラバスのパートをひきますから、アンフィさんは……」
 子午線が入っただけの白紙の楽譜をふしぎそうにじっと見つめるアンフィに、アイラスはため息をついた。この顔は、今日何度も見た表情の顔だ。
「……アンフィさんは、アコーディオンをどんな風にひくか考えてください……」
「この紙は〜使わなくてもいいんですか〜?」
「アンフィさんは、アンフィさんのままでいてください」
「言わなくっても〜アンフィはアンフィですってば〜」
 アイラスは肩を落としながら自分のコントラバスを弾き始めた。一回目ではさすがのアンフィもアコーディオンを鳴らさなかったが、二回三回と、回を重ねる毎にアコーディオンのメロディがはっきりとしてくる。
 何度ひいても同じメロディにならないが、それがアンフィの『味』だろう。
「本番、生演奏できないのが残念ね〜」
 二人の演奏を聞きながら、傍らで聞いていたルディアがため息を漏らす。ルディアの持っている録音機で音を録音し、タイミングを見計らって、場面場面で再生していく方式だ。本来なら一人が付きっ切りでいてもいいポジションだが、即興の人材不足のため困難と判断されたのだ。
「本番になると、僕は魔女でアンフィさんは……えーっと……」
 アイラスは台本の末尾にあったキャスティングを懸命に思い出そうとするが、なかなか思い出せない。キャストを見て形容しがたい脱力感に襲われたのは覚えがあるものの、どうやら肝心のキャスト名を忘れてしまったらしい。
「森の仲間さんですよ〜」
「そう、それです」
「ごめん、台本読んでないんだけど、それってどういう……」
「ひみつですよ〜〜」
 ルディアの問いかけに、アンフィが口元に人差し指をあて、微笑んだ。アイラスはコントラバスに半ば隠れるようにして失笑を漏らした。――本番が楽しみだ。
 目の前にある楽譜は、一番最初に思い浮かんだ曲……タイトルは『森のスケルツォ』。快活名子の曲は、まさに『森の仲間達』にふさわしい。――アイラスは自分が『森の仲間達』でないことを幸運に思った。



■そろそろ本番!
 音響の録音が終ると、大道具が一日で用意され、その翌日から練習にはいった。練習期間は僅か四日間。それでもがんばったんだと、台本・大道具作成に貢献したデューイ・リブリースはヒマな身体でつぶやいた。
「完成しただけマシだと思いなよ。ルディアが一週間なんてうかつなこというから……まったく、ボクがいなかったらどうなっていたと思うんだい?」
 周りがそれぞれの衣装へと着替えている中で、デューイはただ一人普段を変わらない格好だった。舞台で大道具小道具を出すときに目立たなければいいだけなので、なるべく黒い格好……普段と変わらないのは、普段から黒いためか。
 一方アイラスは、黒い服で全身を覆ってから、黒いケープを肩からかけ、されに三角にとがった定番の帽子をかぶってやっと、みごとな「魔男」の完成となる。
「アイラス君〜素敵ですね〜。本物の〜魔女みたいですよ〜」
 そういったアンフィは着ぐるみをかぶり、動物役に扮している。
「お似合いですね、アイラスさん」
「似合うな、アイラス」
 グレーテル役のロイラ・レイラ・ルウとヘンゼル役のシノン・ルースティーンが口をそろえていった。二人は茶色やベージュを貴重とした地味な衣装に暖炉のすすをつけ、すっかりなりきっている。
「まっ、頑張れ」
「チッチィ!」
 デューイに後ろからぽんと肩をたたかれ、アイラスは自分の衣装をじっと見つめた。いつもは無造作に一つに束ねている髪も、演劇仕様に三つ編みにしてみた。そうやっていそいそと朝から張り切ってきた衝動か、今こうして舞台にたたねばならない状態が刻一刻と迫ってくるのが実はとても緊張する。
 ルディアの宣伝効果もあり、舞台の外は満員御礼、子供達がいっぱいだ。「本物のお菓子の家」を見たさに来ている子供もいるのだろう。ちなみにこの家は劇終了後に解体されて配られる予定もある。
「これより、『ヘンゼルとグレーテル』を上演いたします……」
 ルディアの口から、いつもとは違った穏やかな口調で、舞台の内外に放送が入る。精鋭五人は円陣を組んで気合を入れる。主役二人が抜け、一人が大道具の準備に走る。取り残されたのは3人。
 森の仲間達と魔女だった。



■ただいま本番中
 自分にはあたらないスポットライト。舞台袖から、普段店内をはしゃぎまわる子供達が、動かず真剣にしている姿を見ていると、見ているこっちが緊張してきた――と思うのはどうやらアイラスだけのようだった。
「舞台に立っちゃったらそんなもん吹っ飛んじゃうんじゃないの? 無駄に心配しすぎるんだよ、アイラスは」
「チッ!」
「ほら、リブロもそう言ってるし」
 普段よりも声のトーンを低めにした小さい声で、アイラスの耳元で突然ささやいたデューイ。本来は蔵書目録にやどる精霊で、今回は森の仲間達役を努める予定のリブロは変わらず、チィ、と泣き声を出す。
 そのさらに奥にいるアンフィはぽーっと舞台を見つめていた。舞台を見つめている子供達よりも真剣なその眼差しは、アイラスにとって理由が重大だった。――緊張しているのか、それとも舞台に魅入っているのか。おそらく後者ではあろうが。
「にしても、この『光る石』と言い、森の風景と言い、大道具はよくできているなぁ……」
 手元にある『光る石』を見ながら、アイラスはため息を漏らす。袖に隠れているものの、白山羊亭特製のお菓子の家は味もなかなかの一品だ。さすが時間と手間をかけただけある。
「パンも焼きたてだしね」
 デューイも頷く。ほとんどの大道具はデューイの『ミラーイメージ』という幻を扱う魔法で騙しているが、食べ物系統のほとんどは、白山羊亭が前々日から下準備を初め、今朝三時から作り初め、ついさっき完成したものだ。
 舞台ではヘンゼル役のシノン・ルースティーンが食事のパンを『光る石』代わりにおいていっている。母親役はルディア、父親役はマスターと、白山羊亭店員にも出演者がいるあたり、人材不足ながらも少人数精鋭と言って奮闘した一週間の光景が目に浮かぶ。
「ほら、リブロ、いっておいで」
 パンが舞台に並んだところで、デューイがリブロにいった。その様子をみて、アイラスはさっきまでアンフィのいたほうへと目を向けるが、どうやらアンフィはいない。舞台を見ると、アンフィがウサギの気ぐるみをきながらうれしそうにパンを食べている。
「おいしいね〜はむはむ」
 透明なフィルムで覆われているパンを、それを外しながらも食べる森の仲間達。舞台の外からはため息が流れ、心底羨ましそうに子供達がじっと見つめる。やがて最後の一個までたどり着くと、アンフィの手が先に伸び、透明のフィルムをはがしてパンを一口でほおばる。
「よく食べるな……」
 舞台袖で相方の活躍をじっと見守るデューイが漏らした。数分と経たずに、ヘンゼルとグレーテルは明かりを見つけた。近付くと、お菓子で作られた家だ。アイラスは大きなため息をつき、デューイに向かっていった。
「あー、出番ですよ……っ!」
「はいはい、とっとといってらっしゃい」
 デューイにおされて舞台に出ると、ライトがアイラスを照らした。



■魔女(♂)活躍中
「どうしたんでしょうか? 森の中は寒いでしょう、入ってもかまいませんよ?」
 魔女がそういうと、ヘンゼルとグレーテルはお菓子の家の中へと入っていく。あたり一面に甘い匂いが広がって、自然と二人のお腹の音がなる。
「お腹がすいているんですか? こっちに着ていいですよ、ちょうど、食事中だったんです」
 魔女が微笑むと、ヘンゼルとグレーテルもつられて笑み、家のさらに奥へと歩いていく。テーブルに並んだほちそうに2人はかじりつき、涙をこぼしながらも食べ始めた。
「ありがとう、おばあさん」
「そうですか。ぼ……私も目が悪いので、実は身の回りを手伝ってくれる子を探していたのですが、どうです?」
「私たちでいいの? おばあさん」
 魔女が頷くと、二人は歓声をあげた。その後ろで二人から隠れるように魔女が口元をゆがめて一瞬笑む。
「今日はもうお休み……明日の朝、早くに起こすからね」
「おやすみなさーいっ」
 去っていく二人を見ながら、魔女が一人ごちにつぶやいた。
「目が悪いのは本当ですけどね。そろそろ肉も少なくなったことだし、あの体躯のいいお坊ちゃんには、食用になってもらおうかな……イッヒッヒッヒッヒッヒ……!」
 迫力のある高笑いに、舞台の外から嗚咽が聞こえ始めた。一人が泣き始めると伝染して、あたりは涙を目いっぱいに浮かべた子供ばかりだ。アイラスは心の中では笑いつつも、ライトがなくなるまで――なくなっても、高笑いを止めなかった。

「ヘンゼル、こっちへおいで。グレーテル、お前はそこでまっていていいですからね」
 魔女がヘンゼルだけを呼び寄せた。グレーテルは魔女の後ろについて行くが、ヘンゼルがかごの中の食材を取った瞬間に天井から檻が落下し、ヘンゼルを捕らえた。
「あっはっは! ヘンゼル、君は僕のものですよ!」
「おにいちゃん!!」
「グレーテル!!」
「グレーテル!? お前はそこで待っていろと言っておいたのに……」
「おにいちゃんを檻から出してよ!!」
「いやですね!」
 魔女はそっぽを向き、グレーテルの要求をはねつけた。
「ヘンゼルはこれから私の肉になるんだ……グレーテル、かまどの用意をするんですよ!!」
「イヤだ! おにいちゃんっ!!」
「グレーテル!!」
「とっととするんですよ、グレーテル!!」
「どうしよう……そうだわっ――はい、いまやります」
 グレーテルがためらいのあと、決意してかまどの用意をはじめた。紙で薪に火をつけ、竹で息を吹き込んでいる。時々火を見ながら、かまどの火がどんどん大きくなっていく。
「おばあさーん! ちょっと火の加減が……」
「どれ……」
 魔女がかまどを覗きこむと、グレーテルが魔女の後ろに場所を取った。
「そろそろいい……」
「今だわ! えーいっ」
「なっ、何するッ……」
 魔女は手を前に出し、グレーテルの腕をつかんだ。グレーテルは手を振り払い、魔女はバランスを崩してかまどの火へと近付いていった。グレーテルが手を伸ばし、間一髪、火から魔女を救った。
「――って言うのはウソで」
 グレーテルは舌を出しておどけて見せた。助けられた魔女は床に腰を落とし、大きくため息をついた。
「おばあさん、私はおにいちゃんを返してほしいだけなの……おばあさん、一人が寂しいのなら、一緒にいきましょう?」
 グレーテルは手を差し出した。魔女はその手を払いのけ、自らの力で立ち上がった。
「私に助けはいらないよ、優しいこども」
 魔女がそういうと、まもなくして足音が聞こえ、ヘンゼルが出てくる。魔女から庇うようにグレーテルの前に立ち、魔女を睨みつけた。
「お前なんかいなくなってしまえばいいんだ!」
「……私がまた食べたいと思わないうちに、自分の家へお帰り」
 ヘンゼルとグレーテルがその場から去っていった。これで、アイラスは終わりだ。



■エピローグ
 傍らで子供達がお菓子の家を食べる中、制作者御一行は白山羊亭のカウンターでマスターから酒を一杯進呈された。ルディアが一気のコップを飲み干すと、顔を赤くしていった。
「いやーっ、一週間で間に合うとは思わなかったけれど、結構形になるものねー」
「ちゃんと音響も、聞こえていましたしね」
 アイラスがコップに口をつけながらいった。ここでいつもならアンフィが茶々を入れるところだが、アンフィはお菓子の家の崩壊に必死になっていた。リブロも同じで、それを横目にデューイが言う。
「大道具は……まぁ、色々あったけどね……」
 カウンターの隅で黄昏た様子のデューイに、ロイラが肩を落とした。
「すみません、直前で張りぼてから崩壊させてしまって……」
 最後の最後、形だけ作っておいた紙製のかまどを、ロイラが穴をあけてしまったため、急遽デューイが自らにミラーイメージを書ける事態となった。仕方がないこととはいえ、デューイは別のものにける余裕がなかったようだ。
「舞台で練習って言うのはほとんど出来ていなかったしね〜。練習不足はやっぱり痛いな」
 神官見習いのシノンが、一人だけ水を飲み干す。ロイラはコップを持ったまま、口をつけていない。
「結果としては、観客が精一杯拍手してくれて、嬉しかったですけれどね……ホラ」
 さっきまで一生懸命劇を見ていた観客は今、精一杯お菓子を食べている。マスターの締めの言葉に、アイラスはため息を漏らした。
「劇とは、難しいものですね……」





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        この物語に登場した人物の一覧
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< アイラス・サーリアス >
整理番号:1649 性別:男 年齢:16 クラス:軽戦士(本人)

< ロイラ・レイラ・ルウ >
整理番号:1194 性別:女 年齢:15 クラス:歌姫(知り合い)

< デューイ・リブリース >
整理番号:1616 性別:男 年齢:999 クラス:守護書霊

< シノン・ルースティーン >
整理番号:1854 性別:女 年齢:17 クラス:神官見習い

< アンフィサ・フロスト >
整理番号:1965 性別:女 年齢:153 クラス:花守



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              ライター通信
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こんにちは、発注ありがとうございます。天霧です。
前半部で音響、後半部で舞台と、あまり音響の活躍が華々しくありませんが、
ちゃんと舞台を見ている子供達は聞いています!
プレイングで音響の文字を見たときはとてもとても動揺いたしました。
そうくるか……! と。

アイラスさんはどちらかというと、
「役にのめりこもうとしつつも、本番は動揺でなりきれないタイプ」っぽいので、
所々そういったぼろ(?)が出て来ています。
色々楽しみながら読んで頂ければ幸いです。

よろしければ、御意見・御感想を下さいませ。
前回はありがとうございました(^^

それでは、またの機会にあえることを祈りつつ。
天霧 拝