<PCシチュエーションノベル(グループ3)>
器の交換
――重力に、引張られる。自分の身体も、心も。
夜中にふと目が覚めたのは、何となく重苦しい雰囲気のせいだったかもしれない。
夏が暑いのは仕方ない事、寝直すかー、そう思いごろんと寝返りを打った視線の先に。
「HE〜〜Y、MEEEEENN?」
輝いた真っ白い歯が闇の中に輝いている。
油てかりしているかのような隆々とした筋肉は無駄にぴくぴくと断続的に動いていて、それがどういう仕組みでかぼうと浮かび上がっている様子は筆舌に尽くし難い…というか口にしたくはない。
「っっ!?!?!?!?」
混乱した。
叫ぼうとした。
だがその舌が何もしていないのに痺れたように何も音にならず、身体も硬直したまま動けそうにない。
「HAHAHA、まあ落ち着きたまえYOU。今を何時と思っているのかね?声など出したら皆が目覚めてしまうぞ?ん?」
何の因果か。
目の前でにこやかに笑う筋肉むんむんの壮年男性が、びしいっ、と親指を立てて、ベッドの上で身動きもならず呆然としている男――オーマ・シュヴァルツに話し掛ける。
なんでこんな所につーかこんな時間にじゃなくてどうしておまえさんが、と混乱した頭の中ではそんな言葉がぐるぐるとバターになる直前の虎よろしく駆け回っている。
「んー…」
すぐ近くには、こんな真夜中に起こされでもしたら目の前の親父ごと2つ重ねて4つにしてしまいそうな女性…シェラ・シュヴァルツもいることだし。
それにしても、気配に敏感な筈の彼女が目を覚まさないと言うのも改めて思えば不思議な事だった。やはり胡散臭さ倍増とは言え、『神』だからなのだろうか。
そう――。
目の前にいる男は、自称『泉の神』こと『親父神』。
水を通じてどこにでも現れる事が出来る、と以前聞いたのだが、今回もそのルートを通って来たものか。
いずれにせよ、ここに現れると言うのが解せなかったが。
「…さて、お遊びはこれくらいにして」
むん、と胸を張った男、親父神が相変わらず硬直したままのオーマを上からじぃっと見下ろす。そうしてからふぅ、と息を吐き、
「――やはりな」
やはりって!?と、硬直はしながらも無理やり眉をぴくぴく動かして表情らしきものを作って見せるオーマ。
「ユーの行動如何なのだが、これは難しいな。むむむむむ…」
あごひげに手を置いてじょりじょりやりつつ、顔を顰める親父神。
「…最近、ユーが一番やらねばならない事を怠っているのは分かるか?」
寄せた眉をほんのちょっぴり戻す。やらなければならない事は山ほどあれど、一番やらねばならない事を怠っているかどうかと問われれば大きく首を振りたい気分だったので。
「それは…腹黒同盟勧誘行動についてだ」
あ。
…と、オーマの目が見開かれる。
言われれば確かに、最近は同盟への勧誘行為そのものはあまり行っていなかった。ナマモノを増やすためにあちこち移動したりはしていたのだが…。
「そう!それこそが至高への道ッッ!ナマモノ腹黒親父道を極めてこそ真の漢ッッッ!!」
ふんふんとその場で腕立て伏せでもし兼ねない程ヒートアップした親父が背中から湯気を立ち昇らせながら大声で力説する。
…そしてまた、同時に漂って来そうな素敵とは御世辞にも言い難いアロマは…意外にも、本当に意外にも馨しい香りだった。――まるで、室内に森の香りを持ち込んだような。
「――だがそれをユーは怠っている。このままではこの一家に史上最高ビューティーワル筋悲劇のWが降りかかるだろう」
言っている事の意味は半分も理解出来なかった。唯一分かったのは、不幸な事が起りそうだ、と言うそのひとつのみ。
「気を付けるがいい。それこそが、ヤツの狙いなのだ――むぅっ!?」
不意に、何かの気配に気付いたか親父神が振り返ると、窓の外に、大きな揺らぐ影が見えた。誰だかは分からないが、それは異様な威圧感を見せ、そして。
「…………」
ぱちり。
目が開いた時には、朝日が部屋の中に差し込んでいた。その傍らには、まだ寝入っているシェラの姿。…それ以外の人?影は室内に見当たらない。
ゆめ、か?
それにしても不吉な…と、声に出さず呟いたオーマが、シェラを起こさないように静かにベッドから降り立つ。
そしてゆっくりと伸びをして、
「…そうだな。たまには、家族サービスしなきゃな」
淡く頭に溶けて行く夢をどこかに押しやりながら、オーマはそんな事を呟いていた。
*****
「――で?一体どういう風の吹き回しなのさ。あんまり暑くて脳みそまで茹だっちまったのかい?」
「………………同感」
趣味と実益を兼ねての一人旅…ほとんどが日帰りのそれの途中で目に付いた、ピクニックに適した場所のひとつ。
どうどうと流れる滝の音が少し遠くから聞こえ、そちらからの涼風と近くを流れる川のせせらぎが聞こえる林の中。
切り立った岩山と、そこここに生えている木々が丁度良く日陰を作っており、3人が座れるようにと広げたシートの下は柔らかな苔が絨毯のように敷き詰められている。
そこでオーマが丹精こめて作り上げたピクニックバスケットの中身を綺麗さっぱり平らげておいて、食後のお茶をひと口飲みながらの妻と娘の言葉に大袈裟な素振りでがっくりと肩を落とすオーマ。
「そりゃないぜ、たまには家族水入らずっつうのも良いかと思ってこうして来たってのに」
そう言いながら娘のサモン、妻のシェラを見るオーマの目そのものは困った顔をしていない。
どうやら、用意した弁当を2人が残さず食べた事が嬉しいらしい。手の込んだ弁当にしただけはあったと満足そうな様子に、サモンがちょっとだけ不思議そうな視線を向ける。
これでも、ここに来た当初よりは随分と感情の露出が多くなったものだ。今はぎこちないながらも、オーマに僅かずつ歩み寄る様子も見える事だし。
「…まあ、騙されてやるとしようかねえ。本当に何の裏も無くこう言うのんびりとした時間が持てるなら、悪くは無いよ」
「裏なんかねえってばよう。俺様、いつもこう言うまったりした時を作れなくて悪いなと思ってんだからな。――つーか、俺様の思いつきだけでここまで連れて来ちまったが、良かったのか?」
「…今更、何を……」
ふうー、やれやれと言う表情を微妙に浮かべながら、サモンが呟く。
「全くだよ。朝になって突然出かけるって言うあんたの言葉に付いて来ただけさ」
そう言う2人の声は、この風景に溶け込んでいるかのように柔らかい。
おおう、これは家族サービス大成功か!?
内心でガッツポーズを取った、その時。
「そうだ、忘れる所だったよ」
言葉とは裏腹にいそいそと――ちょっぴり、いや酷く嬉しそうに自前の鎌の先にぶら下げていた妙に可愛らしいバスケットを取り出す。大きさは、1人分の弁当箱よりもほんの少し大きい位だろうか――って、弁当箱?
「オーマは自分の分を食べてしまったけど、大丈夫だよね?もう1人分くらいはさぁ」
ぱかり、とバスケットの蓋を開けたその瞬間。
オーマは見た、サモンが座ったままの姿勢で数メートルは後ろに下がったのを。
「サモン。どうしたの?」
母親の顔を浮かべて振り返るシェラに、ふるふる、と質問に答える前に首を振った後でこほんと小さく咳払い。それからちらっとオーマに一瞬だけ視線を向けた後で、
「……食後の…運動…」
それが自分が下がった本当の理由だと自分に必死で言い聞かせているような声で、サモンが言った。一瞬「うん?」と言うように軽く首を傾げたシェラではあったが、思い直して、
「あんまり遠くに行くんじゃないよ?」
そんな優しい声をかけつつ、顔面蒼白のオーマに向き直る。
そう――その虚無と暗黒とこの世全ての災いを無理やり寄せ集めて突っ込んでごった煮にしたような『何か』が、そこから生まれ出ようとしていた。
せめて最後に希望でも残しておいてくれりゃあ、まだ生きる望みはあるんだが。
「さあ、こころゆくまで召し上がれ」
にっこりと嬉しそうに…ほんのちょっぴり照れも混じったそんな脳髄直撃の(大)攻撃を送ってくるシェラからどうやって逃れろと言うのか。
――無理だ。
純粋に嬉しいと思う気持ちは間違いない。ただ、その矛先を向けなければならないものが、こう、なんと言うか世界の暗黒面を一手に引き受けているようなそんな気配をオーマにひしひしと向けているのがこう、逃げたいというかその場で土下座でもなんでもして許されるなら許されたいと言うか。
無駄と分かっていても。
「…どうしたんだい?あ――まさか、その…もう、お腹一杯、とか――」
食べて欲しいいや食べろと口をこじ開けられる方がまだ精神的には数百倍マシな、そんな、目の中の翳り。今日に限っていつもの強権を発動しないのは、珍しくオーマに『家族』水入らずで連れて来てもらったと言う嬉しさのためだろう。
「いやいやいやいや全然オッケイ俺様まだまだ空腹でこりゃもう喜び勇んで喰らうしかねえなっと!!」
最後はちょっぴり自棄だったかもしれない。
――そして、珍しいことに、遠くからじっとオーマの様子を伺っているサモンの視線に、ごく微かな、気遣うような、心配そうなものを感じたものだから、内心号泣しつつも目の前の『ソレ』に喰らい付くしか、選択肢は残されていなかった。
――世界の暗黒面が全て腹の中に収まった時、ようやくオーマが嘆息する。
「おや、本当に綺麗に食べてくれたこと。いつもながら言い食べっぷりだねえ」
にっこりと、心底嬉しそうに微笑んだシェラが一言。
「それじゃあ、さっき川で冷やしといたデザートも食べられそうだね?」
*****
「……あ、死んだ」
ぽつりとサモンが呟く。
よせば良いのにと思いつつも、今まで口に出した事は無かったが、シェラの極悪な料理の腕もさる事ながら、それを毎回きっちりと平らげるオーマの行為にいつも首を傾げざるを得ない。
どうしてそうまでして、あの料理を口にするのか。
『そりゃあ、愛の為せるわざだろう?』
一度だけふと聞いてみた時に、シェラが答えた言葉は、今も納得いかない思いと共に心にある。尤もシェラは、自分の料理の腕については『あんまり上手くはないけどね』と、かなり過大評価していたのだが。
合理的な世界で育ったサモンにとっては、そうした行為そのものが理解出来ない。
無駄なものは悉く排除すべきだし、そうする事が正しいのだと教えられたから。
でも――あの2人を見ると、不思議な事だが、その『無駄』な部分も含めて楽しんでいるようにさえ見える。
今もああして、川の水で冷やしたデザート…と言うか、川で『泳いでいた』デザートを非常に複雑な顔で手に取ったオーマが決死の覚悟で齧り付いていた。
「あ――」
不意に。
『何か』の気配を感じたサモンが、シェラが、そしてびちびちと新鮮な『それ』を口に咥えたオーマが上を見上げる。
空から。
光が――
―――っどおおおおんんん!!!!!
もうもうと舞い上がる土ぼこりの中、『それ』を口から離さずにいたオーマがぐるりと辺りを見回して、そして見た。
落下した衝撃で小さなクレーターと化していたそこに、腕組みをしたまま立ち上がる男の姿を。
それは、ぱんぱんと埃を払いながらも後光が射しているように見えた。
「フゥゥゥゥゥ……」
やたら芝居がかった溜息を吐くその仕草には、どこか見覚えがあった。
「ヘイ、そこのボーイ。キミかね?あの胡散臭い自称神人に誑かされている哀れな子羊と言うのは」
てかてかと黒光りした肌を露出させようとしてか上半身裸になり、やたら爽やかさを強調させた真っ白い歯がにかりと笑って見せていたり。その頭には、見事な程まん丸のアフロヘアがぽんと乗っている。
………肌の色と、なんと言うか、頭のボリューム以外は泉の神そっくりの親父が、そこにいた。
「…全く、何かと思えば、オーマの仲間かい。せっかくの家族の団欒を邪魔しておいて、何か言う事はあるのかい?」
くるくる、と鎌を持って細い腕で器用に回しながら、何故だかずっと若々しい声のシェラが2人へ話し掛けた。
「――…?何だか…変…」
しっとりとした大人びた声のサモンが、シェラの言葉に続く。そして、明らかな違和感。
それに気付いたオーマがばっ、と振り返ると、鎌を持った『サモン』と、引きつったような表情を浮かべている『シェラ』が、まじまじとお互いを見詰め合っていた。
「オーマ…これは一体、どう言うことなんだい?」
『サモン』が、彼女の声で、普段は露にしない感情をその顔に浮かべて首を傾げる。
「い、いや…俺も何が何だか…つーか」
おそるおそる。
「――おまえが、シェラ、か?」
確認するようにびしっとサモンへ指を突きつける。
「人を指差すなんて行儀悪いねえ。そういういらない事をする指はとっぱらっちまった方がいいんじゃないかい?」
つい、と突きつけた人差し指の爪の先を、鎌の歯が撫でる。
一瞬ぞおっと総毛立ったが、その鎌さばきの確かさから確認し、そして…いつものシェラ以上にひんやりとした視線をオーマに向けている『シェラ』へ顔を向けると、
「つう事は、おまえさんが、サモンか…信じたくないが、入れ替わってるらしいな」
そして3対の目が、どのマッスルポーズが一番綺麗に見えるか悩んでいるらしい男に向けられる。
「……ムゥ?どうかしたのかね、ボーイたち」
「どうかしたかじゃねえよ。――おまえさん、何者だ?それと、この状況をどう説明するつもりだ」
なんとなしに、じりっと男へ近づいて行く3人。
「それはだな、勿論の事…」
むぅん、と思い切り胸を張った男が、
「ボーイをあのようなくだらない男ではなく、我のような素晴らしき井戸神のしもべとするためのデモンストレーションだな、うむっ」
――井戸?
「あー…つまり、だ」
ゆらぁりと、オーマの背に背負ったオーラが炎のように揺らめく。
「たかだかそれだけのために、あたしたち家族の団欒をぶちこわしに来た――ってのかい」
身長体重、それと――サモンとしては複雑かもしれないが、スタイルのボリュームも明らかに違うというのに、そうしたものをまるで感じさせない手さばきで『サモン』が鎌を手の中で動かし、中に円を描く。
「………オーマと、一緒に…しないで」
『シェラ』の方はやや動きにくそうに、それでも全身から気を噴き出し、その手の中に物騒な具現物を作り上げて行く。
その姿は、オーマの持つ銃に比べれば小さく、原始的な姿を留めたまま、ただその手の中に生まれる殺傷力は半端ではない。
――空を切る音だけしか必要としない、『狩り』の道具。
機能美をとことんまで追求したようなボウガンが、彼女の手に握られていた。それを見たオーマがちょっと驚いたように目を丸くする。
シェラはヴァンサーに連なる者ではない。だから当然、具現能力は使えない。そういう下地になっているからだ。こればかりは教えたからと言ってどうにかなるものではない。
それが、中身を取り替えただけでも具現能力の一端が使えるとは。
「オウ、何故我を拒む!?腹黒と言えば黒!あんな生白い肌のヤツよりは、我のこの黒光りした肌こそが相応しいと言うのにッッ!?」
そして、そうした驚きとは掛け離れた場所で、男が1人悶えていた。
「拒むも何も――俺様たち、あの親父神のしもべでも何でもねえんだが」
「何ッッッ!?そ、それではこの間まる3日3晩自慢気に言っていたのは嘘だと言うのか!?!?」
「――何を言っていたのか物凄く気になるがその辺は敢えてスルーしてだ。デモンストレーションだか何だか知らないが、さっさと元に戻してくれ」
む、むむぅ、ともう1人の親父神が困った顔でちらちらとオーマたちを見た。
…その視線に、そこはかとなく嫌な予感がして来る。
「それをするにはだな、まず先程ここまで来た時のように上に高く高く上って降りてくる途中の土地のエネルギーを転換して…」
きらん。
無造作に『サモン』が伸ばした鎌が、目の前の男のアフロをひと回り綺麗に削り上げる。
「行かないなんて、言わないよねぇ?」
笑ってない。絶対笑ってない。たとえ口元がにこりとしていたとしても、その目は絶対零度まで落ちていた。
「……ハヤニエ……なりたい?」
ぴたりとボウガンを人間でいう所の急所に合わせながら、ごく静かな声で『シェラ』が言う。
「む…むぅ。行かないとは言っておらんぞ。ただそれがこうほんの少し難しいと言うかこの矮小な身に於いては連続で落ちてくる事だけでもキツイというか老人はもっと労わってほしいげほごほ」
「――ハヤニエにしてしまったほうがいいんじゃないかねえ。あんたの口ぶりだともう1人あんたと同程度くらいの『カミサマ』がいるようだし。ねえ、サモン?」
「………(こくこく)」
オーマはこの時、目の前にいる男が何だかとても哀れでならなかった。入れ替わってからずっと怒り続けている2人に挟まれたら、オーマなら数秒保たずに地に還ってしまっているだろうから。
「まッ、待てッッ、やる、やるから――」
何でこんなにとか、これも全てあいつのせいだとか未練げに呟いている『神』が、
「少し待て、まずは昇らねば――」
何かに追われるように、必死に木の枝に取り付いて登り始めた。
その哀愁漂う背中に、オーマはこっそりと同情せずにはいられなかった…。
*****
「ああ、やっぱり自分の身体はいいもんだね。さあて、随分寛いだ気もするし、そろそろ帰ろうか?」
「……そうだね…」
2度目の墜落でノビている男を、最初から無かったものとして会話を続ける母娘。元に戻った直後から、ちらと男の方を見ようともしない。
「うし、じゃあシートを片付けてと」
そして、その事に口を挟んだが最後、きっと今晩家に戻れなくなるだろうと言う予感をひしひしと感じているオーマは、申し訳無さそうな顔をしながらも男に声をかける事無く後片付けを済ませて、皆の待つ家へと戻って行く。
「なんつうか、諸悪の根源があの親父だっつうのは間違いない気がして来た」
そう言えば今朝も夢の中に出て来たような…内容は思い出せないが、確かにいたよなぁ、と呟いて、談笑しつつ先に行っている家族に追いつこうと足を速めた。
だが…この騒動でオーマが忘れていた事がひとつある。
それは――。
誰もいなくなった川面から、ぱしゃん、とひとつの影が跳ねて、水中へと落ちる。
魚のような動きをする、魚ではないモノ。
すっかり冷えて、それなのに当初予定されていた『食べられる』と言う事から忘れ去られたソレは、シェラが作っていた『デザート』だった。
そしてそれは、川の中に住む謎の生き物として、この辺りに遊びに来ていたカップルを脅かす存在となって行くのだが、それはまた、別のお話。
-END-
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