<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


フレデリック誘拐事件

 聖都エルザードの酒場は大勢の客で賑わっていた。つかの間の休息を楽しむ冒険者たちが互いの武勇伝を語り合い、これから探検に赴く者たちが同行者を募る。活気に溢れ、愉しげな喧噪の満ちるその空間は、息を切らせた1人の少年が飛び込んで来たことで一変した。
「大変だ、人さらいだ!」
 少年は数度肩を上下させて息を整えるや、大声で叫んだ。何人かが彼の方を振り返る。
「フレ何とかいう金髪の兄ちゃんが『赤珊瑚を見つけたんだろ』って、悪そうなおっちゃんたちに連れてかれるのを見たんだ!」
 少年は助けを求める目で酒場の中を見回した。
 ちょうどその時、酒をおかわりしようとしていたオーマ・シュヴァルツはぴくりとそちらに耳目を向けた。
「その方……、フレデリック・ヨースター様とおっしゃいませんでしたか?」
 入り口近くのテーブルに座っていた黒髪の印象的な鎧姿の少女が、少年に声をかける。
「え? ああ、うん。そんな名前だった」
 少年はぱちぱちと大きく目を瞬かせながら答える。
 どうやら誘拐されたのはレセン島の研究をしている生物学者、フレディらしい。オーマも一度調査を共にしたことがある。しかも男たちの絡み方からして、行き先は間違いなく腹黒同盟員のナマモノたちもいるレセン島。これは捨てておくわけにはいかない。
「あー? 赤珊瑚ゲッチュで気になるアノ子のナウヤング乙女筋ハート一撃ズキュンでも企んだのかい、ワル筋は」
 オーマが立ち上がったその時。
「あーあー、ここ最近の盗賊連中は強面にモノを言わせて誘拐までするんかい」
 カウンターの前で銀髪赤目の青年が立ち上がった。一瞬、オーマと視線がかち合う。この青年も名乗りを上げるつもりなのだろう。どちらからともなくにやりと笑みを交わし、2人は少年の近くのテーブルへと足を運んだ。
「あんたも行くのかい?」
 銀髪の青年が、オーマと、鎧姿の少女とを見比べる。
「おう! ラブマッスルフレンズフレディとナマモノたちを護りにな。っと、俺はオーマ・シュヴァルツ。見ての通り、腹黒マッスル親父よ、よろしくな」
 オーマが自慢の大胸筋を張った横で、少女が目を丸くして「らぶまっする……?」と呟いた。
「俺はランディム・ロウファ。ネゴシエーターをやってる。ディムと呼んでくれて結構」
 自らのペースを乱す風もなく青年が名乗った段になって、少女もようやく気を取り直したようだ。
「ノエミ・ファレールと申します。よろしくお願いします」
「あのー」
 いつの間にか傍らに立っていたキジ茶のリンクスの少女がひょこりと顔を出した。さすがは猫族というべきか、近づく気配を悟らせない動きだった。
「フレディさんを助けに行くんですよね? あたしも行きます」
 金色の瞳をくるくると動かして、彼女はオーマたちを伺った。そういえばよく酒場でみかける顔だ。
「あたしは魔石練師のカーディナル・スプランディドと言います。みんなカーディって呼んでます」
「おう、よろしくな」
 オーマが豪快に握手を求めたのを皮切りに、ノエミとディムも頷いた。
「よし、じゃあ行くか。行き先はレセン島だな。船は俺が用意する」
 船の1艘や2艘、オーマの具現能力を使えば簡単に用意できる。
「用意するって、あんた漁師……には見えないけどな。よっぽどの金持ちなのかい?」
 オーマの言葉に、ディムが軽く肩をすくめた。
「まあ、その辺はアレでな」
 オーマはにやりと笑った。これ以上問いを重ねるのは無粋と知ったか、ディムもやはりにやりと笑う。
「えーっと、じゃあ、あと船頭さんを……。あーっ、あの人!」
 きょろきょろと酒場の中を見渡していたカーディがおもむろに声を上げて席を立ったかと思うと、1人の男を連れて来た。
「この人、船頭さんです。事情を話したらレセン島まで案内してくれるそうです」
「これでレセン島まで行けますね」
 ノエミが引き締まった表情を緩めることなく頷いた。

「さてと、作戦会議だ」
 レセン島へと向かう船の中。ディムの声で、4人はテーブルについた。
「ああいう連中はとっとブタ箱にぶちこんで、地獄という地獄でも見せてやろうじゃないの」
「多分、犯人は赤珊瑚だけでなくレセン島の稀少生物をも狙っていると思います。フレディ様の救出が最優先ですが、犯人たちの制圧も考えないと」
 ディムの言葉に、ノエミも頷いた。
「あー、それはそうなんだが」
 オーマは頭をかきながら口を開いた。オーマ自身は不殺を主義として貫いている。相手が悪人であれ、そして人以外の生物であれ、それは同じことだ。
「できるだけ戦闘回避の方向で行きたいんだが……。島にある全てを傷つけたくないんでな。正義を盾に島を傷つけちまえば俺たちもワル筋たちと変わらんからな」
「そりゃ、ま、戦わずに救出できりゃそれに越したことないがな」
「あたしはもともと戦えませんし」
 それにディムとカーディが頷いた。ノエミも神妙な顔をして小さく頷く。
「肝心の救出方法ですけど……。何せ『あの島』ですから、何らかのハプニングに乗じるのが手っ取り早いかと」
 カーディが軽く首をすくめながら切り出した。
「そうだな、島のナマモノたちにも協力してもらうか。ツテもあるしな」
「へぇ、あんたたち、そのレセン島とやらに行ったことがあるのか」
 カーディとオーマとのやりとりに、ディムが興味深そうな顔をした。
「おうよ。……が、俺は赤珊瑚の在処は知らねぇなぁ。どんな場所かわかれば同じような場所を作り出しておびきよせられるんだが」
「それなら私が知っています」
 オーマがぼやくと、ノエミが声を上げた。
「東の海岸から北へと抜ける鍾乳洞の奥です」
「鍾乳洞か……。ありがとな、お嬢ちゃん」
 オーマは桃色親父愛全開のウインクをノエミに返した。
「島に損害の少ない場所におびき寄せて、島の生物たちの助けを借りつつ、フレデリックを助け出す、という方向だな」
 ディムが確認するように繰り返す。
「あたし、使用者が周りから見えなくなる魔石『不可視』を作れます。何かハプニングを起こすきっかけにできると思います。……ただ、使用者の方も周りが見えなくなるのが難点ですが」
 カーディが言って、愛らしい仕草で頬をかいた。
「ま、何にせよ、作戦にアクシデントはつきもの。いざという時にはやりますよ、と」
 ディムが唇の端をわずかに持ち上げた。
「そろそろ着くぞ。既に船が1艘留まっているのが見えるな」
 船頭がやってきて、皆に告げる。
「ああ、死角になるところで一度止めてくれ。偵察に行かなきゃな」
「死角になるところって……、島の東側は遠浅だ。北東側まで回れば死角だが、それだと島に乗り付けられんぞ」
 オーマの言葉に、船頭が言い返す。
「ああ、大丈夫だ。問題ない」
 オーマがそう返せば、船頭も納得して操舵室に戻った。
 船は大きく旋回し、島の北東部を目指して針路を取る。4人は部屋から出て、甲板へと登った。みるみるうちに島影は大きくなり、岸壁が迫ってくる。しばしの後に、大きく船が揺れ、そして止まった。
「さてと、じゃ、ちょっくら偵察に行ってくるわ」
 そう良い置くと、オーマは子犬サイズの獅子へと姿を変えた。これなら目立たず、男たちの船へ飛んで行ける。
「わー、可愛いー」
 カーディの歓声に軽く翼を振って応え、オーマは空へと飛び立った。

 ほどなく着いた盗賊たちの船に、オーマはそっと忍び込む。中には5、6人程の盗賊がいたが、中にはフレディの姿はない。ボスらしき人間も見当たらないことから、既にフレディは船を下ろされ、赤珊瑚の元へと案内させられているようだ。
 積み荷から判断して、この船に乗っていたのは10人程度だろう。ということは、フレディと一緒にいるのは4、5人といったところか。
「ところでさあ、赤珊瑚見つけたら俺たちにも分け前くるんだろうか?」
「そりゃないだろ。お頭が独り占めして終わりさ」
「あーあ、いっそ自分で探すか? この島の洞窟にあるんだろ? だったらさ……」
 盗賊たちは緊張感なくそんなことを話している。
 オーマはそっと船を抜け出すと、密林に向かい、そこの生物たちに協力を仰いだ。そして、船から見える場所に鍾乳洞を具現で作り出す。
「おい、あそこの洞窟、怪しくないか?」
 暇を持て余し、甲板の上から島を伺い始めた男が言う。
「おう、あそこならお頭が帰ってくる前に行って帰って来れるな」
 他の男たちもそれに頷き、ぞろぞろと船を降りて行った。これでオーマたちの船も上陸できる。それに、あの先では密林の生物たちが待ち構えていて、男たちを捕まえてくれるはずだ。
 こちらの方はこれで片付いたと見て良いだろう。

 オーマは船へと戻り、船頭に岸に船をつけてくれるように言うと、待っていたノエミたちに状況を報告した。
「フレディ様は赤珊瑚の洞窟を案内させられているわけですね。すぐに追わなければ」
「ああ、行こう。ノエミ、案内を頼む」
「もちろんです」
 ディムの言葉に、ノエミが力強く頷いた。

「中はとても音が響きます。注意して下さいね」
 洞窟の入り口を前にノエミが言い、皆神妙な顔をして頷いた。オーマは具現でカンテラを出し、先を行く盗賊たちに気付かれないよう、明かりを暗めに調節した。
 中に入れば、既にフレディたちがいるのだろう、どこか遠いところから足音と話し声が幾重にも響いて来た。洞窟内に満たされた空気がゆらゆらと揺れているような気さえする。
 オーマたちが足早に歩を進めると、前を行く足音は次第に大きいものへ変わって来た。話し声もはっきりと内容が聞き取れるようになってくる。
「ねえ、ちょっと休ませてよ」
 この情けない声は、間違いなくあの貧相な学者のものだ。
「ああ? てめぇ、自分の立場がわかってるのか?」
 足音が止まり、ドスのきいた声がかぶさる。
「そんなこと言われても……。足が痛いんだよ。ここ、足場悪いし」
「そんなに痛むなら切り落としてやろうか」
 押し殺したような冷ややかな声が響いた。
「……ど、どうでもいいけど、そんなことしたら赤珊瑚は手に入らないよ。言ったろ? 赤珊瑚は水が冷たくて流れの速い海底に生えてるって。海の中に潜ったりしたら流れにさらわれる。上から棹を突っ込んだって、壊れて流されるのがオチだよ。僕でなきゃとれないよ」
「……」
 わずかばかりの沈黙があった。男がフレディの要求を受け入れたのだろう。
「この先に湖があるんだ。そこでちょっと水を飲んで足を冷やしたい」
「……妙な真似をすると、わかってるな?」
 ひと睨みしたような気配があって、再び足音が高くなる。
(まずいです)
 ノエミが3人に囁いた。
(あの地底湖にはサーペントが棲んでいるんです)
 おそらくフレディはそれに男たちを襲わせるつもりなのだ。そんなことになっては、フレディ自身もまず巻き込まれるだろう。
 4人は顔を見合わせて頷き合い、さらに先を急いだ。

 ぽっかりと開いた暗い空間に、冷たい水の気配が立ちこめる。滔々と水をたたえた黒い湖の縁にフレディは立っていた。その傍らにはボスと思しき男がぴったりと立っている。
 すかさずオーマたちは岩柱の陰に身を隠し――体躯の大きなオーマはかなり苦労したのだが――、フレディたちの方を伺う。
「……で、何をするつもりだったんだ?」
 男は冷ややかに笑う。その手には火器が握られていた。小型ながら口径が大きく、あれならサーペントの頭も撃ちぬけるかもしれない。そんな砲を、手下の男たちも持っているのだ。
「バケモノにでも襲わせるつもりだったのか? この島にはバケモノが多いというのはよく聞いてるんでね」
 あざ笑うように言うと、男は視線をオーマたちの方へと向けた。
「それから、そこにいる奴、出て来いよ」
 言いながらフレディを乱暴に引き寄せ、砲を腰に戻して、フレディののど元にナイフを突きつける。
「ちっ……、あれならこっちが何かするより先に首をかっ切られるな」
 ディムが呟きながら立ち上がる。せっかく苦労して隠れたのに、とオーマたちも仕方なく立ち上がった。
「ノエミさん! オーマさん!」
 フレディが目を丸くする。
「よう」
 オーマは軽く片手を上げてそれに応えた。
「さてと……。どうやら通りすがりってわけでもないみたいだな」
 男はフレディの首にナイフを突きつけたままでノエミたちを睨んだ。
「その人を離して下さい!」
 よっぽど怒っているのだろう。ノエミの声は怒りに震えていた。
「離せと言われて離すバカがどこにいる。どっちにしろ、全員生きて帰すわけにはいかんがな」
 男は鼻でせせら笑った。
「そいつがいなきゃ赤珊瑚はとれないんじゃなかったのか?」
 ディムがひょうひょうと口を開いた。このような場面に慣れた口ぶりだった。オーマも舌戦は得意な方だが、この場はディムに任せることにした。姿を消したカーディが男とフレディの方に歩いていっているはずだ。何かの時にすぐにフォローに入らなければいけない。
「これだけしゃべらせれば後は俺たちだけで探せるさ。取り方もいくらでも工夫ができる。命の1つや2つかけたって赤珊瑚が欲しいって奴はいくらでもいるさ。そういう連中に綱つけてもぐらせりゃ、いくらでもとれるぜ」
「しかし、そいつは割りに合わないぜ。ここで俺たち全員とやりあって、さらに赤珊瑚を探して、それからとるんだろ? 言っとくが、俺たちとの戦闘だって楽じゃないぜ? しかもそいつを生かす気がないならなおさらだ」
 その間にも男とディムの会話は続いていた。
「そう極端なこと言わなくても、もうちょっといい方法があるだろ?」
「……何が言いたい?」
 余裕綽々のディムの口ぶりに、男が眉を寄せたその時だった。
「な、何だ?」
 突然、男が驚いたようにのけぞった。カーディが男に接触したのだ。と思えば、今度はディムが法力でボールを無数に作り出し、それをキューで撃ち放った。いくつものボールは凄まじい勢いで飛び交い、男とフレディの間に割り込み、手下たちの武器をたたき落としてなお、壁に、天井に、地面に、そしてボール同士がぶつかっては跳ね返り、男たちの動きを封じていた。
 すかさずノエミが剣を抜く。男はすぐにノエミを迎え撃つ。鋭い刃がぶつかり合う、甲高い音が響いた。
 その隙にオーマはフレディと、姿を消していておそらく本人も周囲が見えていないカーディを――こちらは手探りで探し出して――安全なところへと導いた。
 と、ノエミが男と距離を取り、剣を正面に構えた。小柄な少女の身体に必殺の気合いが宿り、剣が雷を帯びて行く。あれを喰らえば間違いなく男は生きていまい。
「シャイニグ・ディザスター!」
 ノエミの技が発動するのとほぼ同時に、オーマは具現で男の前に鉄の壁を出現させた。壁は粉々に砕け、それでも殺しきれなかった衝撃で、男は吹き飛ばされ、盛大な水しぶきを上げて地底湖へと落ちる。
「お嬢ちゃん、いくら何でもそいつは死んじまうぜ」
「でも、許せません!」
 オーマの言葉に、ノエミが珍しく声を荒げた。
「まあ確かにそうなんだが……。お前さんが手を下す程の相手でもないさ」
「もういいよ、ノエミさん。ありがとう」
 オーマに加えてフレディもたしなめにかかる。
「……ぶはっ」
 湖に落ちた男がようやくのことで顔を出した。
「おい、あんた、もう諦めた方がいいぜ」
 そう言うディムの足元には、手下たちが1人残らず転がっていた。
「ちっ……」
 顔をゆがめて舌打ちした男の後ろで、水面が大きく持ち上がった。
「……」
 男が顔を凍り付かせたまま、おそるおそる振り返る。そこには水の大蛇がむくりと鎌首を持ち上げていた。
「ひぁっ……」
 その鋭い眼光に、男はかすれた悲鳴を上げる。
「……ほら、来いよ。お前さんたちは腹黒ナウ筋教育を受けてもらうぜ」
 オーマは硬直している男の首根っこをつかまえて引っ張り上げた。
「お前さんも騒がせて悪かったな」
 サーペントに向かってそう言うと、大蛇は静かに水の中へと戻って行った。
「これで片付いたな」
 ディムが言ったその時、遠くから低いうなり声のような音が聞こえてきて、地面が揺れ始めた。
「まずい、崩れる!」
 フレディの叫びと共に、一同は一斉に外目指して走り出した。すかさずオーマはそりのようなものを出して、それに男たちと、カーディとフレディを乗せ、力任せに引っ張った。
 全員が外に出るのを待っていたかのように、洞窟は地響きを立てて崩落した。しばし、誰もが無言で立ち尽くす。
「それにしても、ありがとう。助けに来てくれるなんて、僕、感激しちゃったなぁ」
 やはりどことなく呑気な声でフレディが沈黙を破った。
「いいえ。ご無事で何よりです」
「そうそう。結果オーライってやつ?」
 ノエミが首を振ると、カーディも頷いた。
「しかし、洞窟が崩れちまったなぁ……」
 オーマはしょぼんと呟いた。最善は尽くしたが、やはり島を傷つけてしまったのだ。
「違いますよ、オーマさん。この洞窟は崩落期に入ってました。こないだ来た時に地震が起こって、その時にも崩れかけましたし……。岩に穴があいて洞窟ができるわけですから、それが広がって行くと早かれ遅かれこうなるらしいですよ」
 フレディが軽く首を傾げる。
「それに、これで赤珊瑚は誰にもとられない。良かったんじゃないの?」
 ディムがそれに言葉を足す。それもそうだが、やはりどこか割り切れない思いもあって、オーマは小さく息を吐いた。
「ところで、こいつらは俺が引き取らせてもらうぜ。むっちりみっちり腹黒筋教育しなきゃあな」
 再教育の暁には同盟員に加えても良いかもしれない。オーマは軽く一同を見回した。
「……オーマ様がそこまで仰るなら」
「まあ、いいんでないの?」
 ノエミは頷き、ディムは軽く肩をすくめた。カーディはにまにまと笑みを浮かべている。
「さあて! じゃあエルザードに帰って、ラブマッスルフレンドフレディ帰還祝いにパーッとやるか!」
 オーマは豪快に気炎を上げた。
 
 それからしばらく、聖都エルザードでは、天使の広場で何やら怪しげな修行に励まされる10人程度の男が街の噂を呼んでいたらしい。

<了>

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2829/ノエミ・ファレール/女性/16歳(実年齢16歳)/異界職】
【1953/オーマ・シュヴァルツ/男性/39歳(実年齢999歳)/医者兼ヴァンサー(ガンナー)腹黒副業有り】
【2767/ランディム・ロウファ/男性/20歳(実年齢20歳)/異界職】
【2728/カーディナル・スプランディド/女性/15歳(実年齢15歳)/魔石練師】

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■         ライター通信          ■
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こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。この度は当シナリオへのご参加、まことにありがとうございました。そして、大変お待たせしてしまい、申し訳ありません。

皆様のプレイングをうまく活かせなくて大変申し訳ない限りですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
ともあれ、無事フレディは救出されました。赤珊瑚も無事でしたし、犯人たちも懲りて新たな人生を歩めそうです。

ただいまマシンの調子が思わしくないので、勝手ながら個別のコメントはご容赦下さいませ。
その代わり、というわけではありませんが、今回は皆様に少しずつ違う作品を納品しております。お暇でお気が向かれましたら、他の方の分にも目を通して頂ければ幸いです。

ご意見、ご感想、苦情等ありましたら、およせ頂ければ幸いです。
この度はまことにありがとうございました。