<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>
フレデリック誘拐事件
聖都エルザードの酒場は、大勢の客で賑わっていた。つかの間の休息を楽しむ冒険者たちが互いの武勇伝を語り合い、これから探検に赴く者たちが同行者を募る。
「ありがとうございましたー。またよろしくお願いしますね」
その片隅で、客に魔石の納品を済ませ、カーディナル・スプランディドはにっこりと微笑んだ。
「ありがとう、カーディさん。またよろしく頼むね」
相手も満足そうな笑みを残して酒場を出て行った。
「さてと」
カーディは大きく伸びをした。仕事がうまくいった後の気分というのは格別だ。けれど、ここで気を抜いてはいけない。夏に遭難して無人島に流れ着いてからというもの、カーディは前にも増して仕事と修行に打ち込んでいた。
さっそく次のマーケティングを始めようと、密かに気合いを入れたその時。
「大変だ、人さらいだ!」
息を切らせた少年が1人、飛び込んで来たのだ。
「フレ何とかいう金髪の兄ちゃんが『赤珊瑚を見つけたんだろ』って、悪そうなおっちゃんたちに連れてかれるのを見たんだ!」
少年は助けを求める目で酒場の中を見回した。
うへ、とカーディは思わず肩をすくめた。誘拐事件というだけでも物騒だが、少年の言う被害者に心当たりがあるのだ。先日、レセン島に漂着した時に助けてもらったというべきか、調査に付き合わされて振り回されたというべきかは微妙なところだが、ともかくその時に会った生物学者がそんな名前と容貌をしていた。
「その方……、フレデリック・ヨースター様とおっしゃいませんでしたか?」
入り口近くのテーブルに座っていた黒髪の印象的な鎧姿の少女が、少年に声をかける。
「え? ああ、うん。そんな名前だった」
少年はぱちぱちと大きく目を瞬かせながら答えた。
どうやらカーディの推測は当たっていたようだ。だとしたら連れて行かれた先は間違いなくレセン島。やはりあの島は怖いところだったらしい。カーディのキジ茶の尻尾の毛がびしびしと逆立った。
フレディ自身は多分良い人だし、客でもあるし、うまくいけば常連客になりそうな手応えがある。助けに行きたいのはやまやまだが、1人ではどうにも心もとない……とカーディが逡巡していると。
「あーあー、ここ最近の盗賊連中は強面にモノを言わせて誘拐までするんかい」
「あー? 赤珊瑚ゲッチュで気になるアノ子のナウヤング乙女筋ハート一撃ズキュンでも企んだのかい、ワル筋は」
カウンターと、奥のテーブルから声が上がった。銀髪赤目の青年と、筋骨隆々とした黒髪の大男が立ち上がり、一瞬互いに顔を見合わせた。が、すぐに目的を同じくする者と悟ったのだろう、にやりと笑うと、少年と黒髪の少女のテーブルへと足を向けた。
どうやらフレディを助けに行くつもりらしい。ならばそれに便乗しようと、カーディも席を立った。
ちょうど、テーブルでは3人が自己紹介を交わしていた。黒髪の鎧姿の少女はノエミ・ファレール、筋骨隆々の大男はオーマ・シュヴァルツという名前らしい。銀髪赤目の青年はランディム・ロウファ、愛称はディムだと名乗りを上げた。
「あのー」
そこへカーディはひょこりと顔を出す。
「フレディさんを助けに行くんですよね? あたしも行きます」
カーディは3人の顔をきょろきょろと伺った。
「あたしは魔石練師のカーディナル・スプランディドと言います。みんなカーディって呼んでます」
「おう、よろしくな」
反応が悪くなさそうなのを見て取って名乗れば、真っ先にオーマがごつい手を差し出した。それを握り返せば、ノエミとディムも頷いた。
「よし、じゃあ行くか。行き先はレセン島だな。船は俺が用意する」
「用意するって、あんた漁師……には見えないけどな。よっぽどの金持ちなのかい?」
オーマの言葉に、ディムが軽く肩をすくめた。
「まあ、その辺はアレでな」
オーマはにやりと笑った。
「えーっと、じゃあ、あと船頭さんを……」
できればあの時、同乗していた船頭を探し出したい。言いながらもカーディは何気なく酒場の中を見回した。
「あーっ、あの人!」
なんと探していた顔があるではないか。さっそくカーディはその男の側によると、事情を説明し、レセン島への水先案内を頼んだ。快諾してくれた男を連れて、カーディは仲間の元へと戻る。
「この人、船頭さんです。事情を話したらレセン島まで案内してくれるそうです」
「これでレセン島まで行けますね」
ノエミが表情を緩めることなく頷いた。
「さてと、作戦会議だ」
レセン島へと向かう船の中。ディムの声で、4人はテーブルについた。
「ああいう連中はとっとブタ箱にぶちこんで、地獄という地獄でも見せてやろうじゃないの」
「多分、犯人は赤珊瑚だけでなくレセン島の稀少生物をも狙っていると思います。フレディ様の救出が最優先ですが、犯人たちの制圧も考えないと」
ディムの言葉に、ノエミも頷いた。
「あー、それはそうなんだが」
オーマが頭をかきながら口を開く。
「できるだけ戦闘回避の方向で行きたいんだが……。島にある全てを傷つけたくないんでな。正義を盾に島を傷つけちまえば俺たちもワル筋たちと変わらんからな」
「そりゃ、ま、戦わずに救出できりゃそれに越したことないがな」
オーマの言葉にディムが相づちを打つ。
「あたしはもともと戦えませんし」
カーディもそれに便乗した。ノエミも小さく頷いている。
「肝心の救出方法ですけど……。何せ『あの島』ですから、何らかのハプニングに乗じるのが手っ取り早いかと」
あれだけ奇妙な生き物の多い島だ。「何か」が起こる素地は十分にある。そう思って口を開いたカーディの脳裏に、あの忌まわしい記憶が蘇る。
「そうだな、島のナマモノたちにも協力してもらうか。ツテもあるしな」
対照的にオーマは豪快に頷いた。あの島の生き物たちにツテがあるとは、とカーディは胸中で畏怖の目をこの大男に向けた。
「へぇ、あんたたち、そのレセン島とやらに行ったことがあるのか」
ディムが興味深そうな顔をした。
「おうよ。……が、俺は赤珊瑚の在処は知らねぇなぁ。どんな場所かわかれば同じような場所を作り出しておびきよせられるんだが」
オーマは少し考え込むような顔になった。
「それなら私が知っています」
ノエミが声を上げる。
「東の海岸から北へと抜ける鍾乳洞の奥です」
「鍾乳洞か……。ありがとな、お嬢ちゃん」
オーマがそれにウインクを返した。
「島に損害の少ない場所におびき寄せて、島の生物たちの助けを借りつつ、フレデリックを助け出す、という方向だな」
ディムが確認するように繰り返す。
「あたし、使用者が周りから見えなくなる魔石『不可視』を作れます。何かハプニングを起こすきっかけにできると思います。……ただ、使用者の方も周りが見えなくなるのが難点ですが」
カーディは声を上げた。できれば、自分ではなくて他の人に使って欲しい。その意味もこめて早めに報せておこうと思ったのだ。
「ま、何にせよ、作戦にアクシデントはつきもの。いざという時にはやりますよ、と」
ディムが唇の端をわずかに持ち上げた。
「そろそろ着くぞ。既に船が1艘留まっているのが見えるな」
船頭がやってきて、皆に告げる。
「ああ、死角になるところで一度止めてくれ。偵察に行かなきゃな」
「死角になるところって……、島の東側は遠浅だ。北東側まで回れば死角だが、それだと島に乗り付けられんぞ」
オーマの言葉に、船頭が言い返す。
「ああ、大丈夫だ。問題ない」
オーマがそう返せば、船頭も納得して操舵室に戻った。
船は大きく旋回し、島の北東部を目指して針路を取る。4人は部屋から出て、甲板へと登った。みるみるうちに島影は大きくなり、岸壁が迫ってくる。しばしの後に、大きく船が揺れ、そして止まった。
「さてと、じゃ、ちょっくら偵察に行ってくるわ」
言うが早いが、オーマの身体はみるみる縮みながら変化し、子犬程度の大きさの銀色の獅子の姿になった。その背にはひとそろいの翼が生えている。
「わー、可愛いー」
カーディは思わず歓声をあげた。それに軽く翼を振って応え、獅子は空へと飛び立って行った。
しばしの後に舞い戻ってきた小獅子は、みるみるうちに元の大男へとその姿を変えた。
「ちょーっと遅かったな。やつら、良い船持ってやがった……。既にフレディは連れ出されちまってた。一緒に出たのが、ボスとあと子分が3人程度。船に5、6人の手下がいたが、そいつらは外へと誘い出しておいた。ナマモノフレンズが捕まえておいてくれてるはずだ。殺さないように頼んでおいたからな」
オーマは船頭に浜辺に船をつけるよう頼んだ後で、早口でそう報告した。
「フレディ様は赤珊瑚の洞窟を案内させられているわけですね。すぐに追わなければ」
「ああ、行こう。ノエミ、案内を頼む」
「もちろんです」
ディムの言葉に、ノエミが力強く頷いた。
「中はとても音が響きます。注意して下さいね」
洞窟の入り口を前にノエミが言い、皆神妙な顔をして頷いた。どこからともなくオーマがカンテラを出し、明かりを暗めに調節する。
中に入れば、既にフレディたちがいるのだろう。どこか遠いところから足音と話し声が幾重にも響いて来た。洞窟内に満たされた空気がゆらゆらと揺れているような気さえする。
ノエミたちが足早に歩を進めると、前を行く足音は次第に大きいものへ変わって来た。話し声もはっきりと内容が聞き取れるようになってくる。
「ねえ、ちょっと休ませてよ」
この情けない声は、間違いなくあの貧相な学者のものだ。
「ああ? てめぇ、自分の立場がわかってるのか?」
足音が止まり、ドスのきいた声がかぶさる。
「そんなこと言われても……。足が痛いんだよ。ここ、足場悪いし」
「そんなに痛むなら切り落としてやろうか」
押し殺したような冷ややかな声が響いた。
「……ど、どうでもいいけど、そんなことしたら赤珊瑚は手に入らないよ。言ったろ? 赤珊瑚は水が冷たくて流れの速い海底に生えてるって。海の中に潜ったりしたら流れにさらわれる。上から棹を突っ込んだって、壊れて流されるのがオチだよ。僕でなきゃとれないよ」
「……」
わずかばかりの沈黙があった。男がフレディの要求を受け入れたのだろう。
「この先に湖があるんだ。そこでちょっと水を飲んで足を冷やしたい」
「……妙な真似をすると、わかってるな?」
ひと睨みしたような気配があって、再び足音が高くなる。
(まずいです)
ノエミが3人に囁いた。
(あの地底湖にはサーペントが棲んでいるんです)
おそらくフレディはそれに男たちを襲わせるつもりなのだ。そんなことになっては、フレディ自身もまず巻き込まれるだろう。
4人は顔を見合わせて頷き合い、さらに先を急いだ。
ぽっかりと開いた暗い空間に、冷たい水の気配が立ちこめる。滔々と水をたたえた黒い湖の縁にフレディは立っていた。その傍らにはボスと思しき男がぴったりと立っている。
すかさずカーディたちは岩柱の陰に身を隠し、フレディたちの方を伺う。
「……で、何をするつもりだったんだ?」
男は冷ややかに笑う。その手には火器が握られていた。小型ながら口径が大きく、あれならサーペントの頭も撃ちぬけるかもしれない。そんな砲を、手下の男たちも持っているのだ。
「バケモノにでも襲わせるつもりだったのか? この島にはバケモノが多いというのはよく聞いてるんでね」
あざ笑うように言うと、男は視線をカーディたちの方へと向けた。
「それから、そこにいる奴、出て来いよ」
言いながらフレディを乱暴に引き寄せ、砲を腰に戻して、フレディののど元にナイフを突きつける。
「ちっ……、あれならこっちが何かするより先に首をかっ切られるな」
ディムが呟きながら立ち上がる。続いてオーマとノエミが立ち上がった。
「ノエミさん! オーマさん!」
フレディが2人の姿に目を丸くした。その隙に、ディムがちらりとカーディに目配せを寄越した。その口が確かに「ませき」と動く。
ぎょ、とカーディは目を丸くした。ディムは、魔石を使って姿を消し、男に隙を作れと言っているのだろう。できれば遠慮願いたい役目ではあったが、今それを言っても仕方あるまい。幸い、カーディの姿は、オーマの巨躯とノエミの盾で完全に向こうからは死角になっている。
カーディはしぶしぶディムに頷き返した。隙間からそっと向こうを伺い、男とフレディの位置を目に焼き付ける。
そして、光と心と風、3つの属性の魔力を素早く凝集させ、魔石を練成し、それを即解放した。その途端、カーディの視界が真っ白になった。どうやらうまく発動したようだ。
「その人を離して下さい!」
よっぽど怒っているのだろう、そう叫んだノエミの声は怒りに震えていた。
「離せと言われて離すバカがどこにいる。どっちにしろ、全員生きて帰すわけにはいかんがな」
鼻でせせら笑う、その男の声と先ほどまでの記憶を頼りに、カーディは少しずつ男の方に近づいていく。
「そいつがいなきゃ赤珊瑚はとれないんじゃなかったのか?」
ディムがひょうひょうと口を開いた。
「これだけしゃべらせれば後は俺たちだけで探せるさ。取り方もいくらでも工夫ができる。命の1つや2つかけたって赤珊瑚が欲しいって奴はいくらでもいるさ。そういう連中に綱つけてもぐらせりゃ、いくらでもとれるぜ」
男はなかなか饒舌だった。これなら周囲が見えなくても方向を見失うことはない。
「しかし、そいつは割りに合わないぜ。ここで俺たち全員とやりあって、さらに赤珊瑚を探して、それからとるんだろ? 言っとくが、俺たちとの戦闘だって楽じゃないぜ? しかもそいつを生かす気がないならなおさらだ」
時間を稼いでくれているのだろう、ディムの方も間を置かず、言葉を継ぐ。
「そう極端なこと言わなくても、もうちょっといい方法があるだろ?」
「……何が言いたい?」
余裕綽々のディムの口ぶりに、男がいぶかしむような声になった。その声は、カーディのすぐ側から聞こえる。カーディは感覚を研ぎすませた。知らず、尻尾がぴんと立つ。その毛並みがどうやら男の首筋をなでたようだった。
「な、何だ?」
突然、男が驚いたようにのけぞった気配がする。と、今度は何か勢いのあるボールのようなものがカーディのすぐ脇をかすめた。さらに、あちこちから固いものが跳ねるような音、金属の打ち合う音が響き渡る。
(こ、怖いよ……)
戦闘に突入したらしいが、何せ今のカーディは周りが何も見えない。首の後ろの毛がちりちりと逆立った。と、不意に分厚い手がカーディの腕をつかみ、強く引いた。戦闘の気配が遠くなる。オーマが安全なところに連れ出してくれたのだとすぐに知れた。どうやらフレディもすぐそこにいるらしい。
「フレディさん、無事ですか?」
「あれ? その声はカーディさん?」
カーディが聞けば、呆れるくらい呑気な声が返ってきた。
「今度は魔石で姿を消してるの? すごいや」
「え、ええ、まぁ……」
無事で済んだのなら良いのだが、なぜかどっと疲労を感じて、カーディは曖昧に返事を返した。そうこうしているうちに、盗賊たちの方も片付いたらしい。が。
「でも、許せません!」
珍しく強い調子のノエミの声が響く。
「まあ確かにそうなんだが……。お前さんが手を下す程の相手でもないさ」
どうやらオーマがノエミをたしなめているようだ。
「もういいよ、ノエミさん。ありがとう」
そしてフレディもそれに加わった。
「おい、あんた、もう諦めた方がいいぜ」
ディムがそう言い放ち。
「……ほら、来いよ。お前さんたちは腹黒ナウ筋教育を受けてもらうぜ」
オーマの声が響く。
「これで片付いたな」
ディムが言ったその時、遠くから低いうなり声のような音が聞こえてきて、地面が揺れ始めた。
「まずい、崩れる!」
崩れる、と言われたところでカーディは周囲が見えないのだ。どうしよう、と慌てかけたその時、オーマの大きな手がカーディの腕をつかんだ。そのまま半ば乱暴に持ち上げられ、どこかに乗せられて、凄まじい勢いで運ばれて行く。どうやら助け出してもらえるようだ。カーディはおとなしく身を縮こめた。
外の空気に触れるのと、カーディに視覚が戻って来たのとがほぼ同時だった。そして、洞窟が地響きを立てて崩落したのも。しばし、誰もが無言で立ち尽くした。
「それにしても、ありがとう。助けに来てくれるなんて、僕、感激しちゃったなぁ」
やはりどことなく呑気な声でフレディが沈黙を破った。
「いいえ。ご無事で何よりです」
ノエミが丁寧な口調で返す。
「そうそう。結果オーライってやつ?」
カーディも頷いた。
「しかし、洞窟が崩れちまったなぁ……」
オーマがこの男には似つかわしくなくしょぼんとした声で呟いた。守れなかったのが悔やまれるのだろう。
「違いますよ、オーマさん。この洞窟は崩落期に入ってました。こないだ来た時に地震が起こって、その時にも崩れかけましたし……。岩に穴があいて洞窟ができるわけですから、それが広がって行くと早かれ遅かれこうなるらしいですよ」
フレディが軽く首を傾げる。
「それに、これで赤珊瑚は誰にもとられない。良かったんじゃないの?」
ディムがそれに言葉を足した。
「ところで、こいつらは俺が引き取らせてもらうぜ。むっちりみっちり腹黒筋教育しなきゃあな」
小さく息をついた後で、オーマが一同を軽く見回す。
(……あの人に引き取られるのって、牢屋に入れられるよりもすごい目見そうですよね)
思わずカーディは隣にいたディムに囁いた。犯人たちもきっと懲りることだろう。
「……オーマ様がそこまで仰るなら」
ノエミが静かに頷いた。
「まあ、いいんでないの?」
ディムはカーディの言葉ににまりと笑うと、軽く肩をすくめてみせた。
「さあて! じゃあエルザードに帰って、ラブマッスルフレンドフレディ帰還祝いにパーッとやるか!」
オーマが豪快に気炎を上げた。
「ええー、あの魔石、姿を消してる間周りが見えないのー?」
帰りの船の中、フレディが残念そうに声を上げた。どうやら、あれさえあれば生物を脅かすことなく観察し放題だと目論んでいたらしい。
「じゃ、仕方ないなぁ……。また何か調査に便利な魔石あったら教えてね」
けれどやっぱりすぐににこりと笑う。うまくすれば常連客になりそうだが、そうなったらなったでちょっと疲れるかもしれない、密かにそう思うカーディだった。
<了>
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【2829/ノエミ・ファレール/女性/16歳(実年齢16歳)/異界職】
【1953/オーマ・シュヴァルツ/男性/39歳(実年齢999歳)/医者兼ヴァンサー(ガンナー)腹黒副業有り】
【2767/ランディム・ロウファ/男性/20歳(実年齢20歳)/異界職】
【2728/カーディナル・スプランディド/女性/15歳(実年齢15歳)/魔石練師】
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■ ライター通信 ■
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こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。この度は当シナリオへのご参加、まことにありがとうございました。そして、大変お待たせしてしまい、申し訳ありません。
皆様のプレイングをうまく活かせなくて大変申し訳ない限りですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
ともあれ、無事フレディは救出されました。赤珊瑚も無事でしたし、犯人たちも懲りて新たな人生を歩めそうです。
ただいまマシンの調子が思わしくないので、勝手ながら個別のコメントはご容赦下さいませ。
その代わり、というわけではありませんが、今回は皆様に少しずつ違う作品を納品しております。お暇でお気が向かれましたら、他の方の分にも目を通して頂ければ幸いです。
ご意見、ご感想、苦情等ありましたら、およせ頂ければ幸いです。
この度はまことにありがとうございました。
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