<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


喫茶店『ティクルア』 〜巨大な鳥〜


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 落ち着いた雰囲気の喫茶店を見つけ、ノエミは思わず足を止めた。
 なんだか惹きこまれてしまうほどに不思議な雰囲気を持つその喫茶店に、吸い込まれるように足を向ける。
 丁度少し休みたいと思っていたところだったし――この喫茶店には少々興味がある。
 ノエミはそう思うと、木の扉を押し開けた。
 シャランと小さな鈴の音が喫茶店の中に響き渡り、中から金髪の美しい少女が走って来た。
 「あ、いらっしゃいませ〜。」
 愛想良く微笑みかけるその華奢な少女は、なんだかふわりと落ち着ける雰囲気がある。丁度この喫茶店と同じような、温かなモノを感じ、ほっと息をつく。
 「・・・あの、失礼かとは思いますけれど・・・何か特別な力のある人ではないでしょうか?」
 「私は騎士をしておりますが、何か困った事でも?」
 「えぇ・・・その・・・。」
 困惑したような表情を浮かべる少女の背後から、少年が走って来た。外見年齢は18歳くらいの銀色の髪をした少年は、ノエミをちらりと見るとふわりと微笑んだ。
 「初めまして、リンク エルフィアと申します。ここの喫茶店のウェイターをしています。こっちが、リタ ツヴァイ。ここの喫茶店の店長をしています。」
 リンクがそう言って、頭を下げる。
 「私はノエミ ファレールと申します。それで、何かあったのでしょうか?」
 「実は・・・」
 リタが窓辺の一番日当たりの良い席に座る小さな少女――リジェリアの事を話して聞かせる。
 どうやら迷子になってしまったらしく、リタは何とかして送り届けてあげたいと言うのだが・・・。
 確かに、子供と少女だけでは危険な山越えになりかねない。リタに何か力があれば良いのだが――こんな華奢な少女では、剣を持つ事すらかなわないだろう。
 「解りました。この剣にかけて、貴方と彼女を護ります。」
 ノエミは力強く言うと、持っていた剣にそっと触れた。
 「ありがとうございます・・・!」
 とても嬉しそうに微笑んだ少女の肩から、細い金色の髪がサラサラと落ちた。


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 「あのね、リーはね、一人っ子でね、でもね、お母さんは、リー1人じゃ可哀想だってね、いっつも言ってるの。」
 「そう・・・リーちゃんは、妹か弟がほしいの??」
 「んっとね、リーね、よく解んない!」
 リジェリアがそう言って、リタと繋いだ手をブンブンと振り回す。
 一番前にいるオーマ シュヴァルツがそんな楽しげな声に思わず頬を緩める。
 幼子と少女に山越えは些かきつかろうと、桃色アニキ印眩しい瓶取り出し親父調合疲労軽減塗り薬を先ほど足に塗ってやったばかりだった。
 「でもリーね、お姉さんになるんなら、妹か、弟の面倒、ちゃんと見るよ〜!」
 リジェリアが直ぐ目の前を歩くノエミ ファレールの事を仰ぎながら言った。
 いかにも褒めて欲しそうな顔で可愛らしくそう言うリジェリアの頭を、ノエミは優しく撫ぜた。
 「素晴らしいと思います。」
 「リーね、妹か弟が出来たら、リーって呼んで欲しいんだぁ。お姉ちゃんだと、なんか、寂しいから・・・」
 「そうですね、とても仲の良い姉妹か・・・姉弟になりそうですね。」
 「えへへ〜☆」
 リジェリアが満足そうに笑って、クルクルとその場で回る。
 その直ぐ後ろで歩を進めるフィセル クゥ レイシズは、そんなリジェリアに気が気ではなかった。
 狭い山道で、もしも足を滑らせてしまったならば・・・痛い所ではすまされない。
 「リー、あんまりはしゃいでると危ないぜ。」
 フィセルの後ろからそんな言葉をかけたのはランディム=ロウファだ。
 ランディムの言葉に、リジェリアは、はーいと元気の良い返事をすると、再びリタと手を繋いで大人しく山道を登って行く。
 鬱蒼と生い茂る木々が空を隠し、時折風が吹くと、木の葉がザワザワと揺れる。
 まばらにしか差し込まない光のせいで、足場はとても良いとは言えない。
 パーティはフィセルの提案で、リタとリジェリアを挟むような形で山道を登っていた。
 「おっ山はキッツイ〜♪のっぼり坂〜♪ルンルン歩くよハイキング〜♪」
 おそらく即興であろう歌を、リジェリアが歌いだす。その歌にあわせるように、小鳥が上空で小さく鳴く。
 「それにしても・・・こんな急な山道を登ってきたんですかね。」
 「私も少々疑問に思ってたのだが・・・」
 「一人ってわけじゃないかも知れないぜ?ママとはぐれたって言ってるんだから、山道の途中かどっかではぐれた可能性もあるだろ?」
 ノエミとフィセルの疑問に、ランディムはそう答えると、目の前で楽しそうに歩くリジェリアを見つめた。
 「その場合でも、家に送り届けてやった方が良いに違いねぇな。母親を捜すにしても――」
 「なんか、リー・・・お腹が空いちゃったぁ・・・。」
 リジェリアがそう言い、ペタリとその場に座り込んだ。
 山を登り始めてからかなり時間は経っている。いくらティクルアで軽食を済ませていたとは言え、そろそろお腹が空いても良い頃だ。
 「あら、困ったわ。私、何も持って来てないわ・・・。」
 山越えの前に、余分な荷物は持って行かない方が良いとメンバーから忠告され、リタはほとんど何も持たずに来たのだ。
 「お弁当くらいは持ってきた方が良かったか。」
 そのくらいなら、俺が持って来れたしなと、ランディムが呟く。
 「いいや、心配はいらねぇぜ!ほら!」
 そう言って、オーマが懐から四角い箱を取り出した。
 ・・・その四角い箱が、どうやって懐に収まっていたのかはまた別の問題だとして――。
 「それは?」
 「下僕主夫特製☆大胸筋七不思議おやつだ☆★」
 「「「はい・・・?」」」
 「わぁい、おやつだおやつだぁ〜!」
 「まぁ、素敵ですっ!」
 どこかズレたリジェリアとリタの反応に、思わず脱力してしまいそうになる。
 オーマの作ってきたおかしの摩訶不思議な名前もどうかと思うが、それに何の疑問も持たないリタは・・・。
 もちろん、リジェリアには“おやつ”の部分しか聞こえてないのだろう。
 「あそこの茂みで食べませんか?ここではあまりにも危険ですし。」
 ノエミの提案で、ひとまず奥まった茂みに腰を下ろし、オーマが持参してきたおやつを食べる。
 ・・・その時に、何故か“聖都公認腹黒同盟”とデカデカと印刷されたパンフレットを手渡される。
 なんだか貰わなければならないような、笑顔全開のオーマの顔に、思わずパンフレットを受け取って懐に収める。
 「これ、美味しいねー!」
 「そうか、沢山作ってあるからな。」
 穏やかに微笑みながらオーマはそう言うと、リジェリアにおかしを手渡した。
 「本当に、美味しい・・・」
 ふわっと甘く溶ける様な軽い食感で、不思議な味のするおかしだった。
 1つ、また1つと食べるうちに、1つ1つの味が微妙に違っているのがわかる。
 まさに、七不思議おやつだ。
 ほのぼのとした時が、緩やかに過ぎて行く――――


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 和やかな談笑をしながら、パーティは山を着々と登り進めていた。
 おそらくそろそろ頂上に着く頃だろう。そう思い、ホッと一息つきそうになった時に“ソレ”は目の前に現れた。
 赤茶けた皮膚に、長い尻尾。赤い舌をチロチロと出しながら、じっとこちらを見る生物。
 蛇の頭に、虎の体をくっつけたようなその生き物は血走った瞳でこちらを窺っていた。
 あまりにも不気味なその外見に、思わず1歩下がる・・・。
 「なんだありゃ・・・」
 「ディスメイラです!この山付近に生息する――毒の牙を持ち、炎の息を吐く・・・。」
 リタの叫びを遮る様に、ディスメイラは突如走り出すとこちらに突進してきた。
 「一旦後ろに・・・」
 「いや、後ろにもいるぜ?囲まれたな。」
 ノエミが咄嗟にリタとリジェリアの手を引き、ディスメイラの攻撃をかわす。
 攻撃をかわされたディスメイラが、再び道の上に戻る。道の下にも1体のディスメイラ――合計2体のディスメイラに挟まれて、なす術も無い。
 「戦いますか?」
 「いや、この狭い道で戦うのは避けたいな。」
 最悪の場合リタとリジェリアまで巻き込んでしまう可能性がある。
 「ディスメイラは元々メイラと言う温厚な生物なんです。それが、何らかの“魔”が降りかかってしまった為にこうなってしまったんです。」
 ディスメイラが高く咆える。その声はさながら狼のようだった。
 ジリジリと迫り来るディスメイラ――
 「・・・天才はここぞと言う時に焦ってはいけない・・・・・・」
 ふっと微笑みながら、ランディムはそう呟くと、顔を上げた。
 「リタ、ディスメイラの弱点はあるか?」
 「背中です!背中を叩けば一時的に気絶します。でも、殺してはいけません!ディスメイラは死ぬとその体から大量の毒を付近に撒き散らすんです。」
 「俺が前方のディスメイラをどうにかする。」
 オーマがそう言って、前方のディスメイラに微笑みかけた。
 「それでは私が後方のディスメイラをどうにかするとしよう。」
 「私は、お二人を護ります!」
 「一番大事なのは、手腕でも能力でもない――経験さ。」
 ランディムがそう言ったのとほぼ同時に、オーマとフィセルは地を蹴った。
 高く跳躍し、ディスメイラの真上へと降り立つ。
 興奮したディスメイラが暴れだし、なんとか上に乗った2人を振り落とそうともがく。
 「背中に、小さな赤い点があると思います!それを叩いてください・・・!」
 ガンガンと揺れるディスメイラの背中で、フィセルとオーマはなんとかその赤い点を見つけ、力加減に気をつけながら叩いた。
 その瞬間、ふしゅっと小さな黒い靄が立ち上り、ディスメイラはその場に力なく倒れこんだ。
 「・・・今のは?」
 「ディスメイラの魔です。ほんの少しだけ外に放出しました――とは言っても、全てを放出してしまうと死んでしまうのですが・・・。」
 「・・・ふぇぇぇ〜〜ん・・・」
 今の戦闘にショックを受けたのか、突然リジェリアが泣き始めた。
 「あらあら・・・」
 「大丈夫ですよ。もう、大丈夫ですから・・・ね?」
 ノエミがリジェリアの頭を優しく撫ぜながらあやす。けれども、その大きな瞳からはポロポロと大粒の涙が溢れては、柔らかな頬を伝って地に落ちる。
 「おうおうおう、そんなに泣いてると、干からびちまうぜ??ほらほら、お前さんは、笑うと可愛いんだから、もっとこう、ニコーっと、魅惑のプリディーモード全開でだな・・・。」
 「・・ひっく・・・ふぅっ・・」
 「どうしたものか・・・」
 フィセルがそう呟く。このままリジェリアを引きずって登って行くわけにも行かないし―――
 「泣いてる子供に、一番効果的なのは・・・。」
 ランディムがそう言って、リジェリアを抱き上げた。よしよしと、優しく背中を撫ぜる。
 「抱っこでしょ、やっぱ。」
 しばらくして、リジェリアはなんとか落ち着きを見せ、泣き止んだ。
 「良かった・・・」
 ほっとしたのもつかの間、再び一行に不幸が襲い掛かってきた。
 ギシギシと不吉な音を立てながら、何かが揺れる。パラパラと上から砂が降ってきて――どうやら先ほどの戦闘で元々柔らかかった地盤が崩れてしまったらしい。上から巨大な岩がパーティめがけて落下してくる・・・。
 「危ないっ!!」
 咄嗟にオーマがリタを壁際に避難させる。ランディムも、リジェリアを避難させ・・・けれど、自分達が避けている時間は無い。
 「ミラー・スマッシュ!」
 凛と響くノエミの声と共に、岩が吹き飛んだ。パラパラと砂を撒き散らしながら、まったく関係の無い方向へと真っ直ぐに飛んで行く・・・。
 「助かりましたね。」
 「お姉ちゃん、ありがとうっ!!」
 リジェリアがノエミに抱きつく。
 「・・・どういたしまして。」
 ノエミはふわりと微笑むと、リジェリアの頬についた泥を指先でそっと拭った。


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 その後は、特に何も起こらずにパーティは山を下っていた。
 疲れて眠ってしまったリジェリアをオーマがおぶり、パーティの先頭はノエミに任せる。
 ノエミは足場の状況を事細かに後ろに伝えてくれ、オーマはその指示通りに安全な足場を渡り、フィセルとランディムがリタをサポートしながら前へ進む。
 「次は、右の足場が悪いので、左の―――待ってください!」
 ノエミの声に、パーティはピタリと足を止めた。
 耳を澄ます・・・風を切る音。バサバサと、巨大な何かが羽ばたいている音がする・・・!!
 ひゅんと、上空を黒い影が横切った。
 ふわり、落ちてくる羽を拾う。顔ほどはあろうかと言う大きな羽を前に、パーティは緊張した。
 「戦闘は避けましょう!」
 「ここは一旦、追い払うか・・・?」
 「でも、どうやって・・・」
 「私の魔法でなら、何とか出来るかも知れない。」
 「まぁ待て。まだ敵と決まったわけじゃねぇ。とりあえずここは様子を見ながら決めるとしようぜ。なんなら、この聖都公認、腹黒同盟総帥のこのオーマ シュヴァルツが話をつけてやって、あわよくばムネキュン★巨大な鳥♪のダンディーな所を同盟に行かして・・・。」
 「来ますっ!」
 ノエミの声と共に、再び上空を黒い影が過ぎった。今度は先ほどよりも高度を下げているらしく、通り過ぎた後の風は強い。
 「う・・・うぅん・・・」
 眠っていたリジェリアが、目を擦りながら顔を上げる。
 オーマはリジェリアをリタに預けると、上空を見上げた。
 「どうしますか・・・それとも、このまま行きますか?」
 「不意打ちを喰らう危険性も、無きにしも非ずだぞ?」
 「・・・ねぇ、リタちゃん。皆なに話してるのぉ?〜」
 リジェリアが、寝惚けているような声で言いながらリタの服の裾を引っ張る。
 「あのね、鳥さんがいるから、皆でどうしようかーってお話してるところなの。」
 「・・・鳥さん・・・??」
 リジェリアが首をかしげる。
 上空を、低く、鳥が飛ぶ。
 「・・・リュジュの鳥さん・・・?」
 リジェリアがそう呟いた時、鳥の鳴き声が響いた。長く尾を引くそれは――――
 「はぁん、なるほどね。」
 オーマが訳知り顔で頷くと、リジェリアと視線を合わすべくしゃがみ込んだ。
 「お前さん、もしかしてあの鳥に乗って山を越えたんじゃねぇか?」
 「うん。あのねぇ、ママと一緒に・・・リュジュの鳥さんに乗って・・・でもねぇ、リーがうろうろしてたから、はぐれちゃったの。リュジュの鳥さんも見つからなくって・・・」
 「どう言う事なんですか?」
 「つまり、あの鳥はこの子達の交通手段ってわけだ。」
 耳を澄ます。鳥の羽ばたきの合間に、か細い声が聞こえてくる。
 「リー・・・リー・・・どこぉ・・・!?」
 「・・・ママの声だっ!!」
 「もう少しで山を抜けますよ。」
 ノエミが前方を指差す。明るく光り輝くそこに向かって、歩き出す。
 オーマがリジェリアを再びおぶり、フィセルとランディムがリタを挟んで歩き出す。ノエミが慎重に、それでいて急いだように、光に向かって突き進む。
 ピカっと、目も眩むほどの光を浴びて、パーティは上空を見上げた。
 巨大な鳥が優雅に宙を泳ぐ。
 「リー・・・リーっ・・・!!」
 「叫べば、聞こえるから。」
 フィセルがそう言って、リジェリアに微笑みかけた。
 「・・・ママぁっ!!!」
 リジェリアの声は、山をも震わすほどに大きなものだった――――。


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 リジェリアと、母親の再会を見た後で、パーティは再びティクルアまで帰ってきた。
 去り際にノエミがお土産にと、冒険用に作って持ち運んでいたフルーツサンドをリジェリアに渡し、代わりにリジェリアの母から小瓶を手渡された。
 「それがあれば、いつでも竜樹(リュジュ)の鳥に乗って山を越える事が出来ます。使い方は、小瓶の蓋を開けるだけです。」
 「あのね、また・・・皆と遊びたいよ!だからね、リュジュの鳥さんに乗って、リーのところまで、遊びに来てね??リーもね、また、皆に会いに行くからっ!」
 また会いに来ると約束し、パーティは小瓶の蓋を開けて竜樹の鳥に乗った。
 大空高く飛び立った竜樹の鳥は、山をひとっ飛びしてティクルアの前にパーティを降ろした。
 「この度は皆さん、ありがとうございました。宜しければ、少し休んでいかれませんか?」
 リタがそう言い、ティクルアの木の扉を押し開けた。
 シャランと小さな鈴の音が響き、中からピンク色の髪をした可愛らしい少女が走ってくる。
 レースやフリルの沢山ついた、淡い水色のワンピースを着て、髪を高い位置で2つに結わった少女は、パーティを見るとにっこりと微笑んだ。
 「えぇっと、お帰りなさいなのっ!んっとね、リンクが、皆の帰りを待ってたの!」
 「この子はシャリアーって言うんですよ。」
 「あぁ、お帰りなさい。如何でしたか?丁度先ほど、皆さんのために軽食をご用意したのですが・・・」
 リンクがそう言って、店内を指差した。
 テーブルの上にこれでもかと言うほど作られた、美味しそうな料理の数々・・・これは軽食と言うより、本格的な食事と言った感じだ。
 「おうおうおう、それじゃぁ、リジェリア送り届け祝いでも、いっちょやっかぁ〜?」
 「良いですね。お言葉に甘えても宜しいでしょうか?」
 ノエミのその問いに、リタが笑いながら頷く。もちろん、大歓迎ですと小さく付け加えながら。
 「それでは、私もご一緒させていただこうかな。」
 「俺も・・・ん、中々上手いじゃん。」
 ランディムが、近くのテーブルに置かれてあった唐揚げを1つつまみ、口に放り込む。
 リタはそっと、ティクルアの看板を<Close>にすると、扉を閉じた。
 笑ったり、騒いだり、食べたり―――そんな時間すらも、ここではゆっくりと流れているから・・・。

 

  「またのお越しを、心よりお待ち申し上げております。」


     〈Close〉



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 ■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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 【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】


  1953/オーマ シュヴァルツ/男性/39歳(実年齢999)/医者兼ヴァンサー(ガンナー)腹黒副業有り

  2829/ノエミ ファレール/女性/16歳(実年齢16歳)/異界職

  2767/ランディム=ロウファ/男性/20歳(実年齢20歳)/異界職

  1378/フィセル クゥ レイシズ/男性/22歳(実年齢22歳)/魔法剣士


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 ■         ライター通信          ■
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  この度は“喫茶店『ティクルア』 〜巨大な鳥〜”にご参加いただきましてまことに有難う御座いました。
  初めましてのご参加、まことに有難う御座いました(ペコリ)
 

  さて、如何でしたでしょうか?
  喫茶店『ティクルア』はお話が進む毎に周辺の地理が増えて行くシステムになっております。
  【今回は“竜樹の鳥”を追加いたします】
  竜樹の鳥は今後ティクルア関連のノベルの中で移動手段として度々登場する事と思います。
  *山越えを短縮する事が出来ます。
  モンスターとして【ディスメイラ】を追加いたします。
  *ティクルアの直ぐ近くにある山の周辺に生息するモンスターです。

  全体を通して、ふわりとした温かなお話が描けていればと思います。

  それでは、またどこかでお逢いいたしました時はよろしくお願いいたします。