<聖獣界ソーン・白山羊亭冒険記>


新規開店おべんと屋さん〜お客さんがこなくて

 木の扉が重そうな音を立てて開いた。
 白山羊亭看板娘は、いつもと変わらぬ笑顔をそちらへ向けるが、
目線よりも幾分下の場所に立っている子供に気付いて、身をかが
める。
「・・・あれ、どうしたの?迷子?」
 ルディアの眩しいばかりの微笑みに、子供は小さく首を振った。
「人を斡旋してる、って聞いたんですけど」
「あっせん」
 せいぜい7、8歳程度にしか見えない子供から出る言葉と思えず、
笑顔のまま固まってしまったルディアから目を逸らし、子供は酒場
内を見渡し声を上げた。
「街の外れに新しく、おべんと屋さんを開店しました!でも、外れ
すぎてお客さんが全然来ないんです!どなたか、お客さんが来るよ
うにしてもらえませんか!ビラ配りでも看板でも何でもいいです!
どうかお願いします!」
 高い声が酒場内に響き渡り、人々が注目したのを確認してから、
子供〜少年〜は、深深と頭を下げた。

 僅かな沈黙の後。少年の視界に黒い靴先がするりと入ってきた。
「商いに関しては、全くの畑違いではあるが・・・」
 顔を上げた少年よりも随分高いところで、灰銀の髪が揺れる。
「私で良ければ、手伝わせていただこう」
「わたくしも、ご一緒させていただいて宜しいですか?」
 別の場所から、水がゆったり流れるような動きで、こちらは青に
包まれた・・・ように見える女性が近づいてきた。
 最初に声を掛けた長身の女性の名は、アレスディア・ヴォルフリ
ート。次にやってきた女性は、シルフェと言う名である。互いに会
釈し合った後、二人は少年に向き直った。
「ふふ。可愛らしい店員さん」
 シルフェは、少年の目の高さに合わせて床に膝をつき、にっこり
微笑む。
「幼子の頼みを無碍には出来んな」
 アレスディアも頷き、思案するように天井を仰いだ。
「そうだな。チラシや看板も良いとは思うが、それだけではなかな
か外れまで足を運んでもらい難い。やはり、まずは味を知ってもら
ってはどうかな」
「試食ですね。・・・実際に、試食していただきながらの宣伝、と
言うのはいかがですか?」
「試食、ですか。でも、お弁当を沢山持ち歩く、というのは結構重
労働だと思うのですが」
 真剣なまなざしで二人を見つめる少年。確かに、彼にとってはか
なりの重労働となることだろう。
「何も、丸ごと持って歩く必要は無いだろう。売り歩きをしたい、
と言うならばともかく、宣伝だけであるならば、お弁当のおかずを
数種、小分けにしたものを用意して、チラシを共に渡せば効果はあ
ると思う」
「冷めても美味しいおかずが良いと思いますよ」
「その際に用意するチラシには・・・」
 少年は変わらず真剣な表情で、メモ帳としているらしい紙の束を
取り出し、ペンを構えた。
「店までの道のり、営業時間、定休日などを記すと良いだろう。道
行き迷ったり、折角出向いたのに休みだった、などということも無
くなるはずだ」
「成る程、それはそうですね。勉強になります」
 素直に言われ、アレスディアは少し照れたように、シルフェは嬉
しそうに微笑んだ。
「詳しいことは、お店のほうで相談なさいます?」
 ゆっくりと立ち上がり、シルフェは少年へと手を差し出した。
「そうだな。とりあえず店内も見た上で、判断出来ることもあるか
もしれんし」
「では、宜しければお店で、お弁当を1つ頂けますか?宣伝する人
が、お弁当を食べたことが無いなんておかしいですものね。勿論、
お代はきちんとお支払い致します」
「確かにそうですね。あ、お代はいいですよ。店長の作るお弁当は
本当に美味しいので、是非食べてください」
 少年らしい笑顔を振りまきながら、走って行って酒場の扉を開く。
「申し遅れました。僕は、ラ=ギィと申します。宜しければ、お名
前を教えていただけませんか?」
「アレスディア・ヴォルフリートだ」
「シルフェです。宜しくお願いしますね」
 3人は、日差し柔らかい酒場の外へと出た。後方で、ルディアの
「又、いらっしゃってくださいね〜」という明るい声が響いている。
 そして一同は、街の外れへと歩き始めた。


 
「ビラ配りですけど、先々宅配などをされるようになったときの為
に、近道を探しながら・・・というのはどうでしょう?」
「成程、宅配か。店内だけで売る・・・というわけではないのだな」
「そうですね。宅配が多分、メインサービスになると思ってます」
「わたくし、こういったお仕事ではないのでアドバイスは出来ませ
んけど、毎日地道に、いわゆる『顔馴染み』さんを増やすのも大事
かもしれませんから、お弁当を必要とされそうな方達の多い場所も
チェックしておくと、良いかもしれませんね」
 まどろむような春の陽気の中、眠りを更に誘うような声と調子で、
シルフェが助言をする。
「それを言うならば、私も畑違いなのだが・・・」
「うふふふ」
「確かに、固定客を掴むのは大事なことだ。だが、チラシ配りにい
つまでも試食をつけるわけにはいかないだろうし、先々の事、と言
うならば、ある程度知れ渡った後にはやはり、チラシと同様の情報
を記した看板を、街のどこかに設置させて貰うと良いだろうな」
「何か困ってる、ってぇ感じだな」
 突然。3人の目の前に、巨大な何かが立ち塞がった。それこそ、
少年の倍はあろうかと言うほどの巨人だ。

「オーマか・・・」
 何度か、行動を共にしている彼らである。2人の女性は会釈をし、
オーマは手を振った。最も、知り合いでなくともこの巨体では嫌で
も目立つから、一目見ただけで忘れることなど出来ないかもしれな
いが(いろんな意味で)。
「そういう事ならよ。いっちょ下僕主夫の誇りに懸けて、一筋も二
筋もぬぎぬぎマッチョ★しやがるかね?」
 目が点になっているラ=ギィの代わりに2人が説明をし、それを
受けてオーマがポーズをとった。
「そろそろ花見時期だけどよ。弁当の需要はあるにしても競争は激
しいだろ?狙うは大手より、聖筋界カカア天下層だよなぁ?」
 まだ目が点になったままの少年を残し、3人で道端会議。
「主婦・・・そうですね。家事って結構大変ですもの」
「花見に弁当を家で作るとなると、意外と労力がかかるものかもし
れないな」
「試食コーナー作る、って手もあるぜ?『下僕主夫カカア天下集う
ソーン腹黒商店街』でだな。試食コーナー設けてカカア天下ハート
ゲッチュ★すれば、後は口コミで広まりやがるだろ。もれなく下僕
主夫親父アニキも、大挙するだろうしな」
「・・・腹黒商店街と言うのは、どこにあるのだ?」
 真面目な表情でアレスディアが問う。シルフェがそっと、「多分
アルマ通り・・」と囁いた。
「それでよ。店への客寄せナマチラシ&ポスターは、だな」
「・・・オーマ・・・。何をしている・・・?」
 不意に、勢いづいているオーマの背後から、涼しい声が流れてき
た。

「サモンっ?!」
 そこには、赤い髪の、一見少年にも見える少女が、何かを構えて
立っていた。
「・・・主夫業さぼってる・・・」
「サボってないぞっ。バイトだ、バイト。客寄せの」
「客寄せ・・・?囮捜査か何かの事・・・?標的の仔細は・・・?」
「えぇと、商店街の奥様方だと思います」
 それへとにっこりシルフェが応じ。
「珍しい標的だね・・・。その人達を殲滅すればいい?」
 対してサモンは、とんでも無い発言を返した。
「何か、勘違いしているようだが・・・」
「サモ〜ン?客寄せってぇのはな」
 父親であるオーマが、こちらも若干の語弊を伴う説明をし。
「じゃあ、ソーン中の電波をジャックして、洗脳効果内在宣伝を放映
すれば?」
「・・・それも違う」
 と、再び説明のし直しとなった。
「分かった。オーマが変な事をしないように、協力する」
 本当に分かったのかどうかが危ぶまれたが、サモンはとりあえず納
得したようだった。
 そうして5人に増えた一行は、街外れにある『おべんと屋さん』に
到着した。


 『つつじ祭り亭』という、小さな木の看板が扉に掛けてあるその店
は、比較的小ぢんまりとしており、大柄なオーマも含めて5人入ると、
室内はぎゅうぎゅうになってしまった。
「これじゃぁ、バイキング形式な量り売りとかは無理かね?」
「元々、店内で販売、食事、という形式ではなく、宅配を中心に考え
ていたんです。前に店長が他の町で店を開いていたときは、そのスタ
イルだったので」
「それは、随分珍しかっただろうな。宅配中心、というのは」
 実に簡素な内装を見るだけでも、これではお客が来ても、イメージ
が良いとは言えないだろうな、というのは見てとれた。
「そうですね。町の人にも利用はしてもらいましたけど、旅をする人
や、冒険者の人々にも評判は良かったようです。そのお店はもう、他
の人にあげてきてしまいましたけど」
「不躾ですけど、何かあったのですか?」
「いえ・・・何も。店長が、他の町にもお店を出したい、けれども幾
つも店を見ることは出来ないから、後はまかせたい、と言うことだっ
たらしいです。なので、前のお店の時に働いていた人達は皆残って、
僕だけついて来たんですよ」
 厨房のほうへ回り、ラ=ギィは箱詰めされた弁当を人数分持ってき
た。それをそのまま外のテーブルセットまで運び、皆を招く。
「どうぞ、食べてみてください。今朝、店長が作ったものですから」
「お、こいつはなかなかイケるな」
 既にオーマは食べ始めていた。それをサモンが冷ややかな視線で見
守る。
「・・・そう言えば、店長殿の姿が見えないようだが」
「えぇ。店長は・・・明日の弁当の材料を採りに出かけました」
「買いに、ではなく・・?」
「はい。『採り』に行きました」
「だから、こんなに美味しいんですね」
 どうやら、『新鮮な素材をフンダンに使用』しているらしい。
「では、店長殿は宣伝に協力されていない、と言うことだろうか」
「店長は、料理の腕は良いですし、素材を見る目も確かですし、食べ
る人に喜んでもらいたい、と言う思いも強いのですが、じっとしてい
られない人と言うか・・・放っておくと、1週間くらい幻の魚とかを
追ってしまう人と言うか・・・」
「あら、それは大変ですね」
「・・・はい・・・」
 肩を落とすラ=ギィ。しかし、その背後から両肩をぐわしぃと掴む
人物あり。
「うわっ」
 驚き椅子から落ちそうになるラ=ギィに、驚かせた張本人はにやり
と笑いかけた。
「何の為の、俺達腹黒一肌脱ぎ脱ぎマッチョ★お助け筋だと思ってん
だ?俺達が、1肌も2肌も3肌も4肌もガッツリ脱いでやっからよ。
お前さんは心配すんな、って。な?」
「オーマ、4枚も皮膚持ってないよね」
 しっかりと娘からの突込みが入る。
「とりあえず、意見をまとめよう」
 アレスディアの呼びかけに、話を進めるべく皆も箸を止め、再度席
に座りなおした。
「失礼ながらこの狭い店内では、試食を並べての販売は難しいと思う。
やはり、試食は外で行うべきだろう。チラシを配りながらの試食と、
商店街に頼んで試食場所を借りる・・・。この2点で良いだろうか」
「宜しいと思います。あなたもビラ配りをなさいます?」
 ラ=ギィの方へ目を向けながらシルフェが問い、それを受けて彼も
頷く。
「では、わたくしは宜しければご一緒させていただいて、ビラ配りを
しながら試食も配ってみますね」
「腹黒商店街には、俺が話つけようかね」
「では、それはオーマ殿にお願いしよう。・・・後は、チラシ同様の、
又、店を飾る看板などが必要かと思うのだが、私は器用とは言えぬ故、
余り役に立てるとは思えない。それでも良ければ、材料の調達、作成
などをしようと思うのだが」
「僕は、何をすればいい?」
 サモンが完全に理解しているかは・・・まだ不明だったが、彼女な
りに協力しようという意思が感じられた。一瞬、皆は黙り込んだが。
「では、貴女も一緒にビラ配りをしてもらえますか?もし、ご協力の
甲斐あってお客さんがいらっしゃった時に、店に誰もいないようだと
困ると思いますから、しばらくしたら僕は店のほうで待機しようと思
います。その時には、アレスディアさんと一緒に看板作りを」
「分かった」
「分かりました。がんばりましょうね」
 サモンは小さく頷き、シルフェは、春の日差しのような微笑を向け、
ラ=ギィと両手で握手した。

 
 
 『店特色アピールした、むふふん親父愛ナマチラシ&ポスター』を、
オーマが『下僕主夫秘奥義マッハ筋手書き大量生産』し、皆に手渡す。
見る前から嫌な気配がひしひしと伝わってきていたそれは、一目見る
と、『全筋全霊に訴え掛け腹黒強制美筋問答無用店に来たくなる』と
言うフェロモンが、込められているらしい・・・。呪いの間違いだろ
う、とは誰もが思ったのだが。
 ともあれ、急遽大量のチラシなどを用意することは出来ないので、
今日のところはオーマ作品を配布することとなった。
 オーマは商店街へ。シルフェ、サモン、ラ=ギィは人通りの多い場
所を探しながら、又近道などを研究しながらの試食付きビラ配りとな
ったのだが。
「・・・サモンさん、それは」
「何?」
「・・・いえ、その格好は」
「格好?・・・客商売に最も適している、と聞いたんだけど」
「・・・そうかもしれませんが・・・」
 そこには、『ミニスカメイドさん』が、何やら戦闘モード風を匂わ
せて立っていた・・・。
 しかし、「それ違いますよ」とも指摘できず、むしろ様々な複雑な
思いから、少年は敢えてそれ以上深く追求することをやめた。
「可愛らしいですね。お人形さんみたいです」
 どんな時でもマイペースなシルフェが、的確ながら、言われた本人
がそれを望んでいるとは思えないような感想を述べる。
「では、わたくしはこちらで配りますね」
「はい。では、僕はあっちの通りに」
 各々分かれて配布を始めようとした、その時。

「さもぉぉぉおお〜〜んっ!!」
 近くでどごぉ〜ん、と変な音がして、何か巨大な物体が飛び込んで
来た。
「そぉの生足ドキムネラブリーミニスカメイド服は、なんだぁぁあっ」
「フリルがかわいいですよね」
 実はまだ所定の位置に就いていなかったシルフェが、さりげなく口
を挟む。
「ちぃがあぁうぅっ!! サモン!今すぐ、そのめくるめく乙女衣装
を脱げ!」
「営業妨害だよ」
 親父の必死な忠告にも耳を傾けず、サモンは非常に冷静且つ冷酷に、
彼方まで飛んで行ってしまうような威力の回し蹴りを、食らわせた。
 聞くも恐ろしい鈍い音と共に、ふしゅるるると、その場に崩れ行く
オーマ。道行く人々も、愛らしい姿の少女が巨漢を倒したことに驚き、
皆足を止める。
「良い宣伝になりそうですね」
 シルフェは1人、春風のように爽やかな微笑みを浮かべた。


 サモンのパフォーマンス、仔犬サイズとなった相棒の銀龍、銀次郎
の愛らしさも加わって、ビラ配りは別の意味でも大評判となった。早
々に、サモンの攻撃でオーマが脱落してしまったので、専ら客は男性
客ばかり、と当初の予定とは狂ってしまったのだが、それでも客には
違いない。
 勿論、様々なもの目当て、という客はがっかりして帰っただろうが、
少なくともその日の弁当は完売し、予約まで入るという成果を上げる
ことが出来たのだった。
「皆さん、今日はどうもありがとうございました」
 すっかり日も暮れ、店に再び集合した一同に、ラ=ギィは深深とお
辞儀をした。
「いや、面白い経験をさせてもらった。これからが大変だとは思うが、
又何かあれば、手伝おう」
「ふふ。わたくしも、又来ますね」
「はい。ありがとうございます。お二人が酒場にいらっしゃらなかっ
たら、今日の成功は無かったと思います」
 そんな穏やかな3人の後方で。
「・・・一体、どいつだ・・・?サモンにあんな入れ知恵しやがった
ヤツは・・・」
 背後にぐるぐる何かの渦を撒き散らしながら、オーマがぼやいてい
た。
「オーマ、うるさいよ」
「お二方も、本当にありがとうございました。いろいろとお世話にな
りました。今後の指針も出来ましたし、方向性も決まって行きそうで
す。感謝しています。どうか、親子仲良く、やって行ってくださいね」
「おう。俺達は聖筋界いち、らぶらぶ家族だからよ。心配しなさんな。
それより店の中な。ありゃあちぃとばっかし地味すぎねぇかな。内装
がどうにもならねぇ、って事ならよ。特典とかいいと思うぜ?」
「特典、ですか」
「『期間限定らぶ筋プラン』、とか『マッスルポイントスタンプ』と
かな。値段手頃で美味しい店は、カカア天下は特に重宝・・・下僕主
夫も、勿論だけどよ」
「はい、よく考えてみます」
 ラ=ギィは笑顔で返し、何度目かのお辞儀を一同へと向ける。
「又お越し下さった時にはお弁当をプレゼントしますから、いつでも
いらっしゃってください」
「うん、又来るよ」
 弁当に釣られたのかサモンが真っ先に返答し。皆も頷いた。


 そうして4人の活躍により、小さなおべんと屋さんは閉店の危機を
免れたのである。
 だが、次々と様々な危機(?)が訪れることになろうとは・・・こ
の時、小さな店員にさえ思いも付かなかった事だったのだが、それは
又、別の話。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【2919/アレスディア・ヴォルフリート/女性/18歳/ルーンアームナイト】
【2994/ シルフェ/ 女性/ 17歳/ 水操師 】
【1953/オーマ・シュヴァルツ/男性/39歳(実年齢999歳)/医者兼ヴァンサー(ガンナー)腹黒副業有】
【2079/サモン・シュヴァルツ/女性/13歳(実年齢39歳)/ヴァンサーソサエティ所属ヴァンサー】

【NPC 0446/ラ=ギィ/男性/19歳/料理人見習い】

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■         ライター通信          ■
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初めまして、酉屋寅吉と申します。
今回は、私の初の依頼にご参加下さり、ありがとうございました。
皆様それぞれに魅力的で、果たしてきちんと生かすことが出来たか
不安ではありますが、いかがだったでしょうか。
今回4名様と言うこともあって、プレイングを全ては活用しきれませ
んでしたが、皆様ポイントは押さえつつも様々でしたので、とても楽
しかったです。

今回は、ビラ配り組と看板作りの方との2手に話が分かれております。
最後は同じですので、宜しければ「その頃一方では・・・」という風
に、他の方のほうもお読みいただければ幸いです。

敢えて文章内では少年の歳には触れておりませんが、実際は登場人物
一覧にある通りです。聖獣界冒険紀行のほうの店で簡単に説明だけし
てありますので、宜しければご覧ください。

>サモン様

親子揃っての発注を、ありがとうございました。
プレイングが余りにかわいい内容だったので、ついつい可愛い方向へ
と流れてしまい、何度も書き直したのですが、まだ少し違うような・
・・。もっと愛らしい姿の話を書きたかったのですが、余り書くと取
り返しのつかない事になってしまいそうでしたので、諦めました。

又、機会がございました折には、どうぞ宜しくお願い致します。