<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


眠れる森の少女(全5話/最終話〜眠りの森の少女)

 少女は語り始めた。
 何故、自分がこのような身体でここに居るのか。
 少女の星は、壊滅寸前だった。生存できる星を探して、箱舟は作られた。少女は、何万という検体の中から選ばれ、木々と同化する処置を施された。身体に巡るのは、血では無く、樹液であるという。
 船の空気を作り続け、人に安息をもたらせつつ、船は星の海を旅した。
 けれども、その船に色よい返事を持って来て欲しく無い一派が居た。宇宙船のプランを作った政敵が、愚かしくも、星の滅亡を信じず、目先の利益を追って、少女の船に、密偵を放った。
 密偵は、新たな星を見つけるまで、その身を潜め、じっとしていた。
 万が一、母星が滅亡したら、彼等も困るという頭だけは働いたようであった。
 そうして、長い旅の末、ソーンを発見した。その発見の報告を打ち出す前に、密偵達と船の乗組員とで戦いがあった。船は、ソーンに落ちた。
 宇宙を旅する船である、そう簡単には壊れない。落ちた地をえぐり、地中に半ば埋まる形で不時着をした。
 当然、ソーンの人々は寄ってくる。
 中には、欲ある者も居て。
 落ちた衝撃で半ば使い物にならなくなった船を修復するのは、少女で。その修復期間中は、裏切り者達は大人しかった。大人しく、ソーンの欲ある者と結託をしていた。
 もちろん、集まったのは欲ある者だけでなく、善意で補助してくれる者もいた。
 その中に、アンデッドドラゴンとなった知恵あるドラゴンも居た。
 ドラゴンと少女達は親しくなるが、裏切り者達は面白くない。
 石の城をこしらえ、財宝をちらつかせ、ドラゴンを倒すようにソーンに話を流す。
 どちらが先というわけではなく、ウィルスを使おうとした裏切り者が居て、それを阻止しようとした移民団が居て。双方を補助するソーンの人が居て。
 少女がその木々をソーンの大地に伸ばす頃には、初のアンデッドが生まれ。
 アンデッドは、アンデッドを作り。
 それはもう、敵も味方もお構いなしに増えていった。
 ソーンを守る守護天使の力か、少女の木々の力か。多分、双方が影響仕合、急激に、森の結界は生まれた。
 その事で、少女の力は、ほとんど失われ、木々として生きるので精一杯になってしまった。
 ダミーの部屋を壊す力も無くなってしまったのだ。
 森の中のことなら、少女は木々から寄せられる気で人などの進入を感知し、警告を発し続けた。
 だが、宝の夢は、人を狂わせる。 
 欲に溺れた者には、赤い目で。
 そうでない者には紫の目で、少女はいつも警告を発した。
 音声が届かないのがいつももどかしかった。

「彼を倒し、来てくれる方なら、お願い出来ると思っておりました…」

 少女は紫の瞳をくゆらせて微笑んだ。
 森を、船ごと燃やして欲しいと。
 もはや、繋ぐ命は存在しないからと。

 そう、目の前に集まってくれた人に頼むのだった。
 自分で決断出来なくてごめんなさいと、涙を流して。








「とても…遠くから来て、とても…長い間ひとりで居たのね?」

 少女の長い話を聞き終えると、レピア・浮桜がちいさく溜息を吐いた。

「そうして、ここには、貴女の国の人たちが、目覚めを待って、眠っていたのね…」

 見上げる樹木の先には、たくさんの金属の扉が広がっている。レピアにはわからない言葉が多かったが、少女のやろうとしていた事、今の少女の置かれた状況は、昔読んだ御伽噺のように、するりと身体に入ってきていた。
 長い間、一人で辛かったろう。それを思うと、胸が締め付けられる。
 ひとつ頷くと、レピアは少女の紫の瞳を覗き込んで微笑んだ。

「良いわ。あたしが燃やしてあげる」
「ちょっと待て」
「僕も嫌ですね…このまま終わらせるのは納得できません」

 少女の願いを受け入れる事を決めたレピアに、オーマ・シュヴァルツと山本建一が反対の声を上げる。けれどもレピアは引き下がらない。

「あたしだって、出来たら連れて帰りたいわ。…でもね、このまま、彼女を置いて、宝石を持ち帰ったら、どうなると思う?もっとあるに違いないと思う輩は、必ず出るわ。宝石を持ち帰らなくても同じよ。探し方が悪かったんだ。きっと何処かに宝があるに違いないって、始終この地は人に蹂躙されるわ。…あたし達がアンデッドやアンデッド・ドラゴンを倒してしまったから…」

 彼女の護りはもう無いのよと、レピアは言う。

「すぐに…燃やすなんて考えてはいないだろうね?」

 オーマの問いに、レピアは頷く。オーマの赤い目が、僅かに眇められ、レピアの青い瞳を射抜くように見ていた。真っ向からの抗議だったが、レピアは引く事をしないで受け止める。
 尚も言い募ろうとする健一の肩を叩くと、オーマは一端退いた。大きな背中がゆらりと揺れた。
 オーマも、レピアに言いたいことはたくさんあった。けれども、少し考えを纏めたかった。レピアを納得させ、少女に生きる指針を示さなくては、どうにもならないであろう事をひしと感じていたからである。
 健一も、レピアと少女を交互に見ると、溜息をひとつ吐き、オーマを追った。健一もまた、何か、少女を助ける為に出来る事を考える為の時間が欲しかった。

「ずっとね、会いたかったの」
「私に…ですか?」

 ちいさく首を傾げる少女の頬を、愛しそうにレピアは撫ぜて頷くと、少女の長い銀色の髪を梳いて微笑む。

「何か、神による罰を受けているんじゃないかって思って、とても会いたかったの」
「罰…?」
「そう、神罰」

 昼には冷たい石像になり、夜の間だけはこうして人として生きられる。そうして、その寿命は永遠とも言える長いものである。その発端は、レピアは何の罪も無い話であったにしろ…。かいつまんで自身の神罰を話すレピアの話を、少女はじっと聞いていた。大きな紫の瞳が驚きに揺れる。
 ソーンに来た時点で、少女は様々な不思議を目の当たりにしたが、レピアの神罰も、レピアとは逆に、少女の星では御伽噺として残るようなものである。そう聞くと、レピアの青い瞳が微笑んだ。
 神もカガクとやらも、その力は、突き詰めれば同じような気がしたのだ。

「罰といえば、これも罰なのかもしれませんね…」

 少女は自分の手を真上の光源に向かって透かして見る。
 赤く生気ある手の色では無く、緑に透けるその手の平は、人の手というよりも、木の葉のようで。樹木として生き、船の生態を護っているその姿にレピアは、思わず少女の手を取った。

「貴女の憂いは決して残さないから」
「ありがとうございます」

 真剣な表情のレピアに、少女は、相対してから初めて笑った。





 何度も何度も、少女とレピアを振り返る健一は、大きく溜息を吐いた。
 レピアの考えていた事は、健一も考えていた。もう、宝を持ち帰るつもりなど無い。それがあったばかりに、少女は…少女の船の人々は、ソーンで重大な被害を被ったのだ。ひとの欲は果てしない。そんな人ばかりでは無かったのが救いだが、それにしても、もう村に渡してもどうしようもないと思っている。
 思わず、物騒な方向の溜息交じりの言葉が漏れる。

「…救出出来ないのなら、僕も火をつけますよ…」
「樹木と同化していても、ここソーンに着いた時点で聖獣の加護は絶対にあると思うのだがね…」

 眉間に深い皺を作って、オーマは小さくなったレピアと少女を振り返り、健一の肩をまた叩く。
 命の脈動を伝える木々は、折り重なるように少女の居る区画を護り、その根は、宇宙船の外壁を突き破り、あの村…ヴァゴの外れにまで伸びているというのだ。天使を守護聖獣とするこのエルザードのある地で生きられるのだからと、オーマは考える。着陸時点では、異世界からの力が大きかったかもしれない。だが、永きに渡って、この地に存在したことによって、聖獣の干渉が増したのではないか。

「でなければ、こうして再び我々と交わる事など無かったのではないかと思うよ」
「そうであれば良いです…出来る限り彼女を救出したいですから…」

 普段は冷静で物静かな健一である。振る舞いは変わらず穏やかなものであったが、その黒い瞳は硬い決意に満ちていた。
 ふと、健一はポケットに入れている、少女の形を模した人形を思い出した。
 何の気なしに、入れてしまった人形である。

「それは?」
「探索していて、最初の部屋にあったんです。たくさんの人形が作ってあって、なんとなくこの人形が彼女に似てるかなって…」

 手の平に乗るほどの小さな粘土人形。
 それが、健一の手に乗った途端、ぐらりと揺れたような気がした。

「これは…」
「粋なはからいをしてくれるじゃないか…」

 淡く真珠色の光を放ちながら、少女の姿を模した粘土人形は、見覚えのある姿に変わっていく。
 背中に翼を持つ少女像。
 それは、治癒の力持つ、エンジェルの聖獣と心通わす事の出来るという聖獣装具。
 健一とオーマは顔を見合わせ頷くと、少女とレピアに向かって走り出す。

「どうしたの?」

 血相を変えてやってくる二人に、レピアは思わず少女を背に立ちふさがってしまう。しかし、健一の手の中の物を見て、小さく声を上げる。レピアも、それは知っていた。そうして、ここに居る誰の聖獣でも無いという事も知っていた。
 健一が、少女の足元とおぼしき場所まで辿り着くと、その華奢な手に、淡く真珠色に光る銀の天使像を手渡した。

「貴女の…ものです」
「私の?」
「生きろと、ソーンは言っているって事だ。おまえさんの決断は立派だ。でもな、また誰かの手をとっても良いんじゃあないかね?ここにこうして、俺達が居るのも何かの縁…聖獣の導きってやつだ。遺伝子は俺が責任持って預かる。その設備もある。だから、今一度、おまえさんは、おまえさんの人生を生きてみないか?」
「ドラゴンはお気の毒でした。他の…犠牲になった方々もお気の毒でした。貴女は疲れてしまっているのです。でも、疲れは癒す事が出来ます。それに、ここで見聞きした事だけがソーンではありません。もっと…ソーンを知って欲しいのです」

 先ほどとは打って変わって、希望に満ちた顔で話を並べる男性達を、少女は不思議そうに見た。手の中の天使像は少女の生まれた星にもあった。だが、これほど美しく、惹かれるモノでは無かった。
 胸騒ぎを抑えて、少女は天使像を片手に、もう片方の手で樹木と同化した足あたりの木を撫ぜた。

「私は…動くことが出来ません」
「…動けるかもしれないわ」
「え?」

 少女の隣に跪いて座るレピアの表情も変わっていた。
 晴れ晴れとしたその笑顔に、少女は戸惑う。
 目を細め、酷く穏やかな笑顔で健一が少女に頷く。

「何の心配も要りません。きっと王女が保護して下さるでしょう」
「もちろんよ」

 レピアも満足気に頷いた。
 助かるのなら、助けてあげたい。そうして、同じ場所に生きられるのならば、それを選ばない訳は無かった。

「おまえさんは充分役目を果たした」
「役目を…果たした…?」

 オーマの言葉に、少女は大粒の涙をひとつ零した。
 図らずも、その言葉が少女の心の楔であった。
 航行する船の心臓部として船を人々を護って永い星の旅路を経て、辿り着いたこの星で、上手くその役目を果たせず、結果として、仲間を失い、この星の人をも傷つけた。母星に報告する手段も無く、母星が存在するのかどうかもわからず。それは、機械では無い彼女の心を滅びに向かわせるのに充分だったのだ。

「この像は、天使の聖獣装具。ソーンで生きるあたし達は、それぞれ聖獣に守られているの。あたしはパピヨン。蝶よ」
「僕はドラゴン…竜です」
「俺はイフリート。炎の魔人だ。だから、それはおまえさんの物意外ありえない」
「私の…」

 出会った当初の不安は彼等の何処にも見つからなかった。大丈夫だと、どの顔も言っている。
 レピアは、少女に身を寄せると、エンジェルを持った少女の手を両手で包み、少女の近くへと押しやった。

「祈って。天使像に…エンジェルと心を通わせるの」
「祈る…」

 さらりと揺れるレピアの青い美しい髪。そんな色の髪を持つ人が居るとは思わなかった時の事を思い出す。少女は、どんな不思議も起こるのだと、ぼんやりと思った。
 母星で、尊敬を込めて船のマザーに選ばれた日からの事が次から次へと浮かんでは消える。

「そう、エンジェルは自分の傷は癒さない。いつも人のことを気遣い、人の為に祈ってきたのだから…貴女には簡単なはずでしょう?」

 優しい音が、少女の耳に届いた。
 健一が、竪琴を爪弾いたのだ。水竜の琴レンディオンと呼ばれるそれは、健一の思いに応え、柔らかく優しい音を少女に届ける。
 聞こえてくるのは、竪琴の音だろうか。
 少女は、淡く真珠色に光る天使像をじっと見た。

 少女が、天使像と同化していく様を、3人は見守っていた。
 ソーンは全てを許し、全てを育む。
 真珠色の光は、少女をも包み、ゆっくりと球体を作っていく。

 健一の手はもう竪琴を爪弾いては居なかったが、3人には、優雅な旋律が聞こえていた。それは、天上界の音色だったかもしれない。
 真珠色の球体が、樹木から、ふわりと浮いた。
 レピアから、小さな嗚咽が漏れた。
 少女は、聖獣の加護の元、エンジェルの聖獣と同化する事が出来たのだ。

 白いパフスリーブのワンピースに銀色の長い癖の無い髪が流れ、背には、真っ白な羽根が大きく弧を描く。
 閉じていた目がゆっくりと開くと、大きな紫色した瞳が彼等を見た。
 ひとりひとり、視線を合わせるその姿は、森の中であった少女であったが、血肉ある少女で。

「私…」
「良かった!!」

 レピアが抱きつくと、白い羽根は、銀色に煌めいて空中に消えていった。
 健一が、軽く目頭を押さえたが、少女の手から落ちた聖獣装具を拾い上げると、すぐに、いつものように、少女に微笑み、落ちないようにと、しっかりと少女に天使像を握らせた。

「最後の仕上げといこうか」
 
 オーマがニヤリと笑った。





 轟音が、アンデッドの棲む森から響いた。
 村に集まってきていた宝探しの連中などが、目を丸くしてその方角を見た。
 火柱が天空高く昇る。

 夕闇の迫る中、天をも焦がせといわんばかりの太い業火は、遺跡の終焉を感じさせるのに充分であった。
 赤い夕焼けに、真っ赤な火柱。
 爆炎風が村に押し寄せ、まるで、すべて焼き尽くされたかのような嫌な雰囲気を届けた。

 それでも、黒白山羊亭でレピアの踊りで寄せられた冒険者達は、翌日、森へと踏み込んだ。しかし。話に聞いていた死の森は何処にも見当たらず、爆炎風の吹いてきた方角へと足を進めると、真っ黒に焦げた穴がぽっかりと開いているだけで、遺跡があるとされた場所には何も残っていなかった。

 鳥の鳴き声がし、風がざわめくのを、ただ呆然と受けるしか無く、ひとり。またひとりと、炭化した黒い大地を離れていくのだった。
 だが、何時になっても立ち去らない者達が居た。

「あの場所を開墾しようよ」

 焦土からは、新たな芽吹きが期待される。
 その焦げた大地は、豊かな肥料となり、そこに作られる作物は良い出来になる。広範囲のその土地を開墾すれば、大勢の食い扶持を賄える。
 憑き物が落ちたかのような清々しい顔をした、良い中年になる者たちは、まるで子供のような顔をして戻って来ていた。そうして彼等は、夢から…醒めたように老人達と抱き合ったのだった。 

  宝の村ヴァゴ。

 かつてそうよばれた村は、十数年後には、豊かな森と畑とで、静かな落ち着いた村に生まれ変わる事となる。
 























   ++ 眠りの森の少女 END ++










「本当に。良かったです」

 健一とオーマと共に、船を爆破炎上させる手はずを整えた。遺跡とアンデッドドラゴンと戦った広い空間全てを吹き飛ばす事にした。もちろん、森は傷つけはしない。その下に眠る巨大な船は、内部を全て破壊するように様々な手を尽くした。

 そうして、地上に戻ると、死の森に生き物達が戻って来ていたのだ。
 まだ、数こそ少ないが、鳥の声がした。
 森は、少女から離れ、ソーンに帰属が適ったのだろう。あきれるほどの生命力に、笑うしかなかった。

 大きなバックパックには、遺伝子が大切に収められていた。
 オーマの住む診療所には、これ等を収納しても尚、ゆとりがあるのだ。

 アタッシュケースに収まっていた20もある金剛石は、ひとつづつ、手に取られ、後は彼女の保護者となる王女に手渡される事になった。
 本当は、全部健一達に渡す気でいたようであるが、それは頂けない。
 これからソーンで暮らすには何かと物入りだ。慣れれば、王女の下を去る事にもなるだろう。

 こっそりと、村から離れた場所から森を出た。
 村に関しては、どうするのか話したが、上手い結論は出なかった。
 とりあえず、少女を人目から隠し、王都の王女の下へと連れて行くのが先だという事になった。
 馬車をオーマが御し、後ろの荷台にレピアと少女、健一が座っている。
 疲れてはいたが、気持ちは晴れ晴れとしていた。
 小さく座ったレピアの石像が、嬉しそうに微笑んでいる。

 お腹が空いたと、恥ずかしそうに言う少女に、健一はいつも常備している保存食を差し出し、一緒に食べる。
 思えば、森に浮かぶ少女が何者なのか知りたかったのだなぁと、数日前を思い返す。
 生きているのか、そうでないのかもわからないのに、ただ、知りたかった。

「貴女の行く末に、幸多い事を願って」

 ずっと、軽く爪弾いていた竪琴を、かき鳴らす。
 降るような星の下、王都の明かりが見えてくる。

 健一の奏でるのは、幸せを紡ぐ歌。希望を願う歌。朗々と響く美しい歌声が、周りの空気をも変える。嬉しそうに微笑む少女に会えて、そうして助けられて、本当に良かったと思うのだった。
 この縁に感謝を。
 この時ばかりは、少女の為にと、歌い続けるのだった。
 希望の歌を。






+++登場人物(この物語に登場した人物の一覧)+++

0929:山本建一       性別:男性 年齢:19歳 職業:アトランティス帰り(天界、芸能)
1926:レピア・浮桜      性別:女性 年齢:23歳 職業:傾国の踊り子
1953:オーマ・シュヴァルツ 性別:男性 年齢:39歳 職業:医者兼ヴァンサー(ガンナー)腹黒副業有り


+++ライター通信+++
山本建一 様 ご参加ありがとうございます!!
 …万感の思いを込めて。  
 書かせて頂いて、ありがとうございました!