<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


さよならのかわりに 〜最後の花火〜

ACT.1■スフィンクス伯爵&龍樹後援! 聖獣王公認:エルザード花火大会

「ねー、お願い、カレンさぁん。チラシ配るの手伝ってぇ」
「お願いします。カレンさん」
「……急にそんなことを言われても」
 フランとクラウに伏し拝まれて、吟遊詩人カレン・ヴイオルドは困惑する。彼らはその手に、『花火大会のお知らせ』と銘打ったチラシの山を溢れんばかりに抱えていた。
「だってカレンさんて、天使の広場に立ち続けて幾年月でしょ〜? アトリエアニマのみんなとも長いお付き合いじゃない。これが最初で最後だから、お願い。ね、ね〜?」
「カレンさんはいわば『天使の広場』の象徴ともいうべき存在でいらっしゃいますから、行き交う皆さんもきっと、反応してくださると思うんです。お手数ですが、是非」
「象徴……」
 複雑な表情で、不承不承、カレンはチラシの束を受け取った。

 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

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    花 火 大 会 の お 知 ら せ
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 エルファリア別荘名物、【atelier Anima】の皆さんが
 この度、長期間の旅に出向かれることになりました。
 名残惜しいですし、想い出は尽きませんが、
 せめて華々しくお見送りしたいと思います。

 長らくソーンにいらっしゃる貴方も、
 今日、訪れたばかりの貴方も、
 一緒に花火を造って打ち上げて見ませんか?
 初めてのかたでも大丈夫♪
 魔道錬金術師がふたり、つきっきりで作成のご指導をいたします。
 菊に牡丹に冠に千輪はもとより、どんな仕掛け花火も思いのまま。
 造ってみたいだけの貴方もどんと来い。
 エルザードの夜空に、大輪の花を咲かせましょう。
 
 異世界『東京』より、各種浴衣も届いております。
 貴方に似合う色柄をお選びになり、花火鑑賞もおつなもの。
 その後は送別会が行われます。
 ご参加のかたには、白山羊亭のルディアがお料理を、
 黒山羊亭のエスメラルダがお飲み物を給仕するという大盤振る舞い。

 さあ、お誘い合わせのうえ、今すぐ【フランの工房】へGO!

     花火製作会場:アルマ通り「シェリルの店」裏手 フランの工房
     花火大会会場:天使の広場
     開催時間:花火が完成して、みんなの着替えが終わったら
     終了時間:未定。気が済むまで。
          
 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

「彼らは旅に出るのか。エルザードも、淋しくなるな」
「それそれ。ほら、お別れ会って強調しちゃうと泣けてくるから、ぱーっと花火を上げて見送ろうと思ったの」
「幸い、聖獣王陛下も、ここからの打ち上げをご許可くださいましたし」
「ここから……って、天使の広場か? ――ああ、そう書いてあるな」
 もう一度チラシを確認し、カレンは呟く。
「よく了承なさったものだ。聖獣王も、名残を惜しみたいのかも知れないな」
 ――途端。
「成る程。事情はよくわかった!」
 聞き覚えのある、ものすごくいい声が響いたかと思うと、ばさりと、マントが翻った。
 今の今まで、天使の広場の噴水にもたれかかって、気持ちよさそうに昼寝をしていた我らがスフィンクス伯爵である。
 この夏は全異世界的な猛暑で、ソーンの気候もご多分にもれず暑いのなんの、噴水のそばといえども屋外での昼寝は、ちょーっと乾涸らびちゃうんじゃないすか伯爵、と思ってしまうのは素人の浅はかさ。
 何しろ伯爵は、ネコネコ団の総帥様なのである。
 2046匹の構成猫のうち、全部とはいわぬまでも選ばれた数十匹+アフロウサギというスペシャルメンツが噴水を取り囲み、フォローしているのだ。ひらりひらりゆらゆらと優雅にくゆらしているのは、肉球マークつきの巨大団扇。それがいい感じの風と日陰を構成し、伯爵の昼寝を快適なものにしているのだった。
 わけわかんないけどいいなーあれ。なんだか羨ましいわ、とフランが横目で見つつ、昼寝の邪魔はすまいと声は掛けずにいたのだが、その耳はしっかと会話を聞き止めていたらしい。
「別れは新たな出会いの始まりともいう。また、何回りも大きくなった彼らとの再会を楽しみにしようではないかね? さて、諸君」
 ぱちん、と指を鳴らすやいなや、構成猫ズとアフロウサギが、一斉ににゃおー! ぷぎー! と前脚を上げる。
「ネコネコ団は、全面的に花火作成と打ち上げをバックアップしようと思うが、どうだね?」
 にゃおー! ぷぎー!
 頼もしく胸を叩いた(注:前脚で)猫たちは、すばやい動きでおのおのの持ち場に去った。
 その前に、
「にゃにゃにゃーん!(訳:カレンにゃん、チラシ一枚くださいにゃ!)」
「ふにゃーあ(訳:ぼくにもにゃ)」
「にゃふ(訳:おれにもにゃ)」
「にゃあん(訳:わたしにもにゃ)」
「あ、はいはい。順番にね」
 ……なし崩しにチラシ配り要員になってしまったカレンからチラシを受け取り、口にくわえながら。

「ありがと、さすがは伯爵ね!」
「ありがとうございます。伯爵が参加してくだされば百人力です」
「ははは、一度、花火というものを造ってみたかったのだよ」
 スフィンクス伯爵を伴って、フランとクラウは工房に帰ったのだが……。
「フラン! クラウ!」
【花火製作会場 〜今、万感の想いを込めて〜】と大書されたドアの前に、何やら巨(おお)きな青年が佇んでいた。
 身体から伸びて自在に動く葉、もみ上げの辺りに咲いている、実の付いたすずらんに似た花。特徴的なその姿は、先日、嘘つき桜の異空間に巻き込まれたときに、堂々と「聖獣戦隊ソーン5:ユニコーングリーン」を演じた龍樹であった。
 がっしりした手にチラシを握りしめているところを見ると、花火大会の情報を聞くなり駆けつけてくれたものらしい。
「わぁ龍樹さん! 来てくれたの?」
「チラシをごらんいただいたんですね。花火の作成会場はこちらです」
「……知り合ったばかりなのに、もうお別れとはな」
 ふたりが龍樹の手を引いて中に入ろうとするのを押しとどめ、龍樹はふっと空を見上げる。
「だが、これも運命。ひとはみな旅人だ。ふたりとも、余所に引っ越しても、俺のことを忘れないでくれよ」
「え?」
「あの?」
「餞別をな、考えたんだが……。ふたりは魔道錬金術師だったよな。それにふさわしいものをと思ってな」
 感極まった様子で、大きな手のひらをすっと差し出す。神秘的に輝く新緑の葉が数枚、乗っていた。
「まあ受け取ってくれ。俺の葉だ。一応希少品だ」
「んんっと、もしかして龍樹さん、何か誤解してる?」
「あのう、旅にでるのはぼくたちじゃなくて」
「異世界でどんな効果が発現するのかは不明だが、噛んどきゃ大抵の傷や病には効く」
「いやあのね」
「お気持ちは嬉しいんですが、その」
 どうやら勘違い爆走中の龍樹を、ふたりは慌てて軌道修正しようとした。しかし、一度走り出した龍樹は急には止まれない。まして真夏の太陽は熱く燦々と輝き、一般人にはぐったりだろうが、龍樹的にはばっちり絶好調な光合成日和である。
「本当は俺のかみさんの花とかの方が良いんだろうが、俺には! あの美しい人を! 傷つけるなんてとてもできない!
 そんなわけで、それで我慢しとけ!」
「けほっ」
「ごほっ」
 龍樹に背中をばんばん叩かれ、フランとクラウは前のめりによろめく。
「かみさんはそれはもう、天上の女神が美貌の秘訣をお忍びで聞きにくるほどに美しくて優雅で気品にあふれ、娘たちはこれまた、花の精が恥ずかしさのあまり泣きダッシュするほどに愛くるしくて優しくて可憐でなあ。もっと知りたいか? 知りたいだろう。それじゃエピソード1、あれはいつのことだっけな、長い冬が終わったエルザードに、少しずつ春の息吹が芽生え始めたころ(以下30行省略)」
 誤解をしたまま、最愛の妻と娘たちのことをノンストップで惚気始めたあたりで、スフィンクス伯爵が耳打ちをした。
「見送るべきは、工房の彼らではないのだよ。エルファリア別荘の、アトリエの面々だ」
「あちゃー」
 ようやく龍樹は、大いなる勘違いに気づいた。
「それはすまなかったな。まぁ、俺にできる事があれば手伝うぞ?」
 
ACT.2■ペティによる実況中継

 あー、あー、聞こえる? 天使の広場に待機してるみんな。
 こんにちは、ペティだよ。
 この異世界製のトランシーバー、結構性能いいね。
 今ね、フランの工房の前に来てるの。
 そうそう、さっき、エルファリアさまと一緒にチラシもらったのね。花火は見たいし、アトリエのみんなを送り出したりもしたいし、手伝いたいのはやまやまなんだけど、でもちょっとその、何が起こるか怖くて二の足踏んじゃったの。
 ――うん、みんなと同じだよ。
 だってねぇ、フランは、レーヴェに呪いつき剣を押し売りした前科があるじゃない?
 だから、エルファリアさまに様子を見てきてって頼まれたついでに、こっそり実況しようと思って。どんな風に花火を造るのか、興味はあるし。
 なんていうの、怖いモノ見たさ?

「じゃあ、ざっと、スタンダードな花火製作の流れを説明するわね。工程は、火薬の調合と構成パーツの製作、組立って感じに大きく分かれてるの。構成パーツとしては、まず『星』の製造と『割火薬』の製造。あと、玉殻(玉皮)や親導(おやみち。導火線のこと)などのパーツも必要ね」
「『星』の種類はいろいろあるので、伯爵さまや龍樹さんのお好みのものを仰ってください。マグネシウムを配合することにより、通常よりも明るい輝きを特長とする光輝星(こうきぼし)、きらきらと瞬く点滅星(てんめつぼし)、引き先、つまり消える間際にぱりぱりと音をたてる先割星(さきわれぼし)等、ヴァリエーションは無限にあります。ただ、先割星の芯に使う火薬は、少量ですが、非常に危険な爆薬を必要とするので、お取り扱いにはくれぐれもご注意を」
「ふ、ふ、ふ……ふははははははーー!」
 うわ。
 フランとクラウの説明を聞いていたスフィンクス伯爵が、突然笑い出したよ。
 ばさばさばさりって、派手にマントを翻す音も響いてる。
「どうしたの伯爵?」
「あの……。大丈夫ですか?」
「ははは。奇妙なことに、詳しく過程を聞くうち、知識欲が膨れ上がってきたのだよ。超常魔導師の記憶が活性化したらし……いやいや、何でもない」
 咳払いをして、伯爵がすごく力強く叫ぶ。
「クラウくんとフラン嬢と私の知識、技術、そして経験が合わされば、作れぬ花火などない!」
「よし。それなら火に親和性のある花と実を使ってみようか。この花は、それはそれは発色が綺麗だし、こっちの実は変わった弾け方をするから」
 なんか龍樹さんは、どこからか不思議植物を取りだして、すり鉢でごりごり挽き始めたみたい。
 伯爵は伯爵で、
「クラウくん」
「は、はい?」
「その、ガルーダの羽毛を一枚、混ぜてみないかね?」
「えええ? でも――うあっ」
 クラウの背中から、羽根を引っこ抜いて、
「フラン嬢」
「え? ええっ? あたしも?」
「ユニコーンのたてがみなども、面白そうな化学反応が出ると思うのだよ。少々、変身してはくれまいか?」
「うーん。ま、ハルちゃんたちのためだし、いっか」
 ユニコーンに変身したフランのたてがみも、少し切り取って混ぜた気配がして――

「ちょっと、やだ、誰? すり鉢の中の火薬に火をつけたの」
「そんな危ないこと、してないよ」
「おや。ガルーダの羽毛が反応したかな?」
「この花と、相性がいいみたいだな。……発火の」

 ……ひゅるるる。
 どっかーん。ちゅっどーん。ぱりぱりぱり。

 工房の屋根をぶち抜いて、百花繚乱の花火が上がっちゃった……。
 見える、みんな?
 こういうの、なんていうんだっけ? 
 スターマイン?
 まだ昼なのに、かなり綺麗に鑑賞できるね。
 このぶんだと、夜の大会も期待出来そうかな。
 っていうか、遠慮しといて助かったね……。


ACT.3■さあ、打ち上げ開始!

 そしてしばし、時が過ぎ――
「おやおや。そこにいるのはペティ。遠慮しないで、君も浴衣に着替えたまえ!」
 半開きになった扉の隙間から、待機中の有志たちに中継していたペティは、あっさりスフィンクス伯爵に見つかり、工房の中に引きずり込まれ、いや、招き入れられた。
 どのような魔法を使ったものか、あれだけの爆発を起こしておきながら、工房の屋根は何事もなかったようにふさがり、作業台の上には、一同の力作であるところの大玉の花火が山と積まれている。
 どうやら、花火は完成したらしい。
 既にスフィンクス伯爵も、龍樹も、フランとクラウも、浴衣すがたになっていた。
「わあ、伯爵さま。似合いますね」
 異世界宅急便で届いたおびただしい浴衣の山から伯爵が選んだのは、麻の先染め生地のものだった。全体的に濃いグレーなのだが、ワンポイントというか自己主張というかこれがアイデンティティというか、腰下にひっそりと、座った大きな黒猫が座したシルエットが入っている。
 眼帯はいつもどおりに、レトロな帆布リボンのストローハットを頭に乗せ、ステッキを持ったさまは、いにしえの『東京』を歩く紳士のようにも見える。
「龍樹さんも、すてきですよ。あつらえたみたい」
「サイズがあってよかった。すごい品揃えだな」
 龍樹の浴衣は、あざやかな群青色の地に一閃、流れる川を描き、風に揺れる柳と、花の文様を染め抜いた逸品だった。
 大柄な青年が着てこそ映えるデザインになっており、さぞや天使の広場の注目をあつめることだろう。
「たくさんあるから、ペティも選んで。そうだ、エルファリア王女や聖獣王や、レーヴェさんにも持っていってくれる? あと、カレンさんにも」
「うん! 天使の広場に、シェリルやルディアやエスメラルダたちや、お店のお客さんも集まってるけど、みんなの分もいい?」
「もちろん。着替え終わってから、打ち上げを始めましょ」

 ◇◆◇ ◇◆◇ 

 天使の広場に集合した一同を、さまざまな炎の華が照らし出す。
「こんばんは、エルザードの皆さん。再び、ペティです。聖獣王公認、花火大会がとうとう始まりました!」
 浴衣すがたでマイクを握りしめ、ペティは向けられたビデオカメラに手を振る。もう実況の必要はないかと思いきや、異世界から来たばかりの人々が、記念にとその世界の録音・録画機器を構えているので、ハイテンションのあまり大サービスをすることにしたのだった。
「今のお気持ちは? ハルさん?」
「うん……。なんか感無量」
「シュセルスさんはどう?」
「わざわざご苦労なこった」
「さりげなく浴衣がきまってるね、ジュゼルさん?」
「ありがとう。君もね」
「さて。只今、上がりましたのは、スフィンクス伯爵プレゼンツ、『小輪薄桃牡丹:肉球乱れ撃ち』でぇす! ちなみに打ち上げ担当は、ネコネコ団構成員の皆さんです」

 ひゅるるるる〜〜〜。
 ぽっ。
 ぽっぽ。
 ぽぽっぽ。ぽ。

「……肉球?」
「肉球の連打だ」
「かわいー!」
 上がった花火に、会場中がほのぼのとした笑いに包まれる。
 下からぽつぽつと、押し上げられるように連続で打ち上げられていく花火は、子猫の前脚の裏もかくやとばかりの、薄桃色の肉球のかたちを成していたのである。
「可愛いですねー。では続きまして、龍樹さんプレゼンツ。『勿忘草色大輪鈴蘭 〜旅立ちの日に〜』です」

 ひゅる、るるる!
 ど、どどん。
 ぱぁぁあああ、
 ふわあああ!
 
 打ち上げの轟音が引いた瞬間。
 花火にあるまじき柔らかな音色とともに、大輪の鈴蘭が夜空いっぱいに広がった。
 勿忘草に似た、優しい色合いである。

「綺麗……」
 少し涙ぐんだハルの横顔を、次いで上がった、超大玉の花火が彩る。

 ひゅるる、るるるるる。
 ど、どどーん。
 がおーーーーぉ!

 銀色のたてがみをなびかせ、美しい獅子が大空で吠える。
「あれは……」
「獅子……」
 会場に集った人々が息を呑む中、スフィンクス伯爵はペティからマイクを借りた。
 お忍びで見物している聖獣王に、
「天使の広場での打ち上げを許可下さった聖獣王と」
 そして、アトリエの面々に、
「旅立つ彼らへの守護を兼ねて」
 ――そう、語りかけたのだった。

 花火は、尽きることなくエルザードの空を染める。
 やがてペティも、実況さえ忘れて、天を見上げていた。
 
ACT.4■旅立つものへ

「白山羊亭より、お料理、お持ちしましたー!」
「黒山羊亭のサービスよ。飲みものはいかが?」
 広場に腰を下ろし、花火鑑賞を続けながら歓談に入った人々のために、ルディアとエスメラルダが給仕を始めた。
 それぞれに飲みものを受け取ったハルとシュセルスとジュゼルに、龍樹が向き直る。
「さてと。これも仕事だ」
 たくましい龍樹の口元から、驚くほど繊細な声音が漏れた。

 ――旅立つものたちに、祝福を。
 ――苦難があろうとも、その先に幸あるよう、祝福を。

 静かに頭を下げる3人の頭上に、メッセージ入りの仕掛け花火が舞う。

『しばらくは、図書館を探してしまいそうですわ ――byエルファリア』
『いつか、旅の話を聞かせて欲しい ――byカレン』
『珍しいものがあったら、送ってよね。買い取るから! ――byシェリル』
『行かないでくれ、君たちがいなくなったら、誰があの工房の娘のストッパーになってくれるんだ! ――byレーヴェ』

 ゆっくりと顔を上げれば、ひときわ大きなメッセージ。

『余はいつも、此処で、その方らの無事を祈っている ――by聖獣王』


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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(後援・花火作成&打ち上げ・鑑賞)
【0520/スフィンクス伯爵(すふぃんくすはくしゃく)/男性/34歳(実年齢50歳)/ネコネコ団総帥】
【2516 /龍樹(りゅうじゅ)/男性/24歳(実年齢742歳)/旅人(たびにん)】

(主賓)
【ハル・アルテミス/シュセルス・アニマ/ジュゼル・アニマ/atelier Animaより】
(チラシ配布)
【公式NPC/カレン・ヴイオルド】
(実況中継)
【公式NPC/ペティ】
(宴会用仕出し・給仕)
【公式NPC/ルディア・カナーズ/エスメラルダ】
(花火鑑賞)
【公式NPC/シェリル・ロックウッド/レーヴェ・ヴォルラス/エルファリア】
(公認・花火鑑賞)
【公式NPC/聖獣王】

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■         ライター通信          ■
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こんにちは。もしかしなくても忘れ去られてしまうほどにお久しぶりです。神無月まりばなと申します(ぺこり)。
この度は、超絶花火大会にご参加いただき、ありがとうございました。
【atelier Anima】の皆様が長い旅に出向かれるということもあり、もっとしんみりテイストになるかなと思いましたが、いろいろ超越なさったビッグなおふたりに励まされ、華々しい門出になりましたことを御礼申し上げます。
おふたりの素敵な浴衣姿と、はなむけの花火は、旅だったあとも、アトリエの皆様の胸に刻まれることでしょう。

こちらは、浴衣コラボの一環でもあります。
ノベル反映後、mag絵師の【atelier Anima】にて、冒険界紀行ピンナップを募集予定です。宜しかったら、浴衣をお召しになって花火大会を鑑賞なさるお姿を、新たなる記念絵にしてみませんか?

□■スフィンクス伯爵さま
ネコネコ団総帥、ばんざーい!(絶叫)
構成猫ちゃんたちの描写は書き始めたら止まらず、うっかり数十匹出演いただくところでした(よしなさい)。どう考えてもやばいことになりそうな、クラウの羽根とフランのたてがみを花火の材料にするとは、さすが超常魔導師。おかげさまで、素晴らしい花火が打ち上げられました。伯爵さまのソーン生活にも、幸いあらんことを。

□■龍樹さま
美しい誤解のあまり、貴重な葉をお餞別に頂戴し、ありがとうございます。誤解が解けたあとも、ちゃっかり返してないようですが、武器制作の材料には使いませんので、どうぞご心配なく。送り出しのお言葉に、リアルで涙ぐんでしまいました。ありがとうございました!