<聖獣界ソーン・黒山羊亭冒険記>


さらわれた姫君の

□Opening
 黒山羊亭に現れた男を一目見て、エスメラルダはただ事では無いと感じた。
 身につけている鎧はそれなりの身分を示していたし、真一文字に結ばれた口からは重い意志を感じる。思った通り、男は酒の席には全く目を向けず、真っ直ぐ店の奥エスメラルダへ直進して来た。
「あたしに何かご用?」
「冒険者を紹介してもらえると聞いてきた」
 流すような目でちらりと見ても、男は全く動じる事は無い。
「私はタット。ここから少しはなれた小国の近衛騎士団に属する者だ。どうか、力を貸して欲しい」
 真っ直ぐな男の瞳に、エスメラルダは手にしていたグラスを静かにテーブルにおいた。
「……、事情を、聞かせてもらえる?」
 カウンターの椅子を勧めると、タットは無言で頷き腰を下ろした。
「実は、……、この地図を見て欲しい。港から小船で少し行った所にある島だ。ここは、地図の上では名も無い島だが、実際には屋敷が一つ建っている」
「その屋敷に、何が待っているのかしら?」
 タットの取り出した地図を眺めて、エスメラルダは微笑む。タットは、しばらく難しい顔で俯いていた。何度か握りこぶしにぎゅっと力を入れて、最後には意を決したように話し始めた。
「わが国の姫君が、賊にさらわれたのだ。金銭を要求して来たのだが、……、国王も大臣も、賊の要求を突っぱねる算段をはじめている」
「国の姫君が、そう簡単にさらわれるかしら?」
 金銭目的の誘拐にしても、一国の姫君に警護はいなかったのか? その上、賊の要求を呑まないと言う事は、国王や大臣は姫の安全は考えていないのだろうか? そして何より、騎士団の者がひっそりとこんな酒場に依頼に来る。不自然な事だった。
 タットは、エスメラルダの疑問に、重い口を開く。
「姫は、国王妃殿下の娘では無い、……、村の娘だったご母堂様が逝去されて、国王に引き取られたのだ」
「つまり、国王様の火遊びの結果、と言うわけ?」
 揶揄するようなエスメラルダの言葉に、タットはそっと目を逸らした。
「頼む、礼金ならば用意した。私一人では、あの屋敷の奥まで辿りつけるかどうか……、屋敷の所在を見つけるだけで精一杯だったのだ。どうか、力を貸して欲しい」
 タットの真剣な眼差しに、どうしたものかと、エスメラルダは辺りを見回した。

■03
 話し終わったタットのすぐ後ろで、すっと影が揺らいだ。タットは、すぐさま背をかばうように腰を落とし、身体を反転させる。
 さっと緊張したタットの目に映ったのは、にこやかな笑みを浮かべた大きな男だった。
「ふむ、どこの国でもお家事情というものはござるが……」
 影の中から現れた鬼眼・幻路は、軽く自己紹介をした後全て心得たとばかりに大きく頷いた。気配を消して近づいたのがまるでお遊びだったかのように、幻路はくっくと肩を揺らして笑う。その様に、ようやくタットは力を抜いた。
「まぁ、そうなんだろうけど、どう? 協力してもらえない?」
「その姫君に非はござらぬ。承知いたした」
 エスメラルダの問いに、幻路は力強く頷く。それから、「助太刀いたそう」と目を細め、タットを真っ直ぐに見た。その仕草が、流れるように洗練されたもので、幻路の力を感じさせた。
「よろしく頼む」
「よろしくね」
 タットとエスメラルダの言葉を受けて、幻路は組んでいた腕を、片方少しだけ持ち上げる。
 ばさり、と、何かが羽ばたく音が近くで聞こえた。

□06
 依頼人のタットを囲み、千獣、ユーア、幻路、ワグネル、アレスディアの五人は地図を覗き込む。
「この海岸に、私が偵察に使った小船がある。それを使えば、この小島までは行く事ができるはずだ」
 タットは、言いながら地図の上の小島を指差した。そこに、賊の屋敷があるのだろう。
「船で近づくのなら、夜にした方が良いかもしれないな」
 この人数、日中では丸見えになってしまう、と、アレスディアは言う。
 その意見に異を唱えるものはいない。
 穏便に事を進めるのなら、闇に紛れるのが、一番良い。
「それまでに、相手の情報は少しでも欲しいなぁ」
 ワグネルは、腕を組んでタットを見た。しかし、タットは力なく首を横に振る。これ以上の情報は、本当に持ち合わせていないらしい。
「問題は屋敷の中だよなぁ」
 情報に関しては、ユーアも気になっていたのだろう、首を傾げて皆を見る。
「ふむ、屋敷に関しては、拙者が適任でござるな」
 皆の沈黙を破るように、幻路が腕を揚げた。すると、ぱたぱたと可愛い小鳥が、その手のひらに舞い降りる。何処でも見かけるような、特徴のない鳥だった。
「……、?」
 千獣は、感じた事のある匂いだと、じっとその鳥を見る。そうだ、いつも幻路に付従う鳥だ。姿は常に違う。けれど、そうなのだ。ぱたぱたと浄天丸が千獣の周りを可愛く飛び回る。
「この浄天丸で、屋敷を調べるでござる。この姿なら、窓辺に止まっていても不自然ではない。隙があれば、屋敷内も調べる事ができるでござるな。姫の姿があれば……」
「そう言えばさ、姫さんって、結局どんな感じの人? 姿が分かるようなものってないの?」
 ワグネルの質問に、タットはようやく、ああと頷いた。今まで、助ける人物のイメージを伝えることも忘れていた。気持ちが張り詰めていたからか。
「姫は、年頃はそうだな、千獣さんくらいだ。髪は金髪で長い。衣装は、最後にお会いした時には、青のドレスを身に付けていらっしゃった」
「って言うか、そんな女、何処にでもいるぜ?」
 タットの説明に、ユーアはひらひらと腕を振って見せた。タットは、それ以上どのように情報を伝えて良いのか考えあぐねているようだ。
「確かに、それでは、賊が姫に成りすましていたら、私達に見分ける術はない」
 屋敷に監禁しているのに、成りすますも無いのだが、賊が用心深くないとは言い切れない。アレスディアも少し眉をひそめた。
「……、その子、分かる」
 その中を、千獣がぽつりと呟いた。幻路は、千獣の周りで遊んでいた浄天丸を肩に乗せ、千獣を覗き見た。
「ほぅ、分かるのであれば、心強いでござる」
「でも、何で分かるわけ?」
 ユーアは、腑に落ちない顔と言う風に、頭の後ろに腕を回した。
「そうだよなぁ、千獣ちゃん、何があったか教えて?」
 ワグネルは、何かニヤニヤとタットを見ながら、千獣に問いかける。
「その子、の、匂い……、覚えた、よ。短剣、で、……だから、だいじょう、ぶ」
 どんな短剣だったぁ? と、なおもワグネルは千獣の肩を抱き楽しげに”情報”を聞き出していた。千獣はこれくらい、と、両手の指を広げながらきっちりと答える。その様子を見て、タットは慌てたように咳払いをした。
「まぁ、その、とにかく、そんな感じでよろしく頼む」
「ふぅーん、なぁんか」
 楽しそうな匂いがする、と、ユーアもにやりとその様子を見る。
「じゃあ、俺は賊の情報を集めてみるかな」
 ぎりぎりと、歯軋りをしながら抗議するタットの視線をさらりと避けて、ワグネルは黒山羊亭を出た。
「では、日没、件の海岸に集合しよう」
 アレスディアの声に、残った面々もそれぞれ頷いた。

□07
「屋敷までは、一応道があるでござるよ。一本細い道がまっすぐ伸びていて、まぁ、屋敷からは丸見えでござるな。屋敷の外に見張りは二人、屋敷の中は常に人が行き来している様子でござる」
 船に揺られながら、幻路は確認するように、情報を繰り返した。
「侵入者を想定している、と言うことだな」
 黒装に身を包んだアレスディアは、呟き向かう先を見つめる。屋敷の中のある程度の見取り図は、幻路が地図にしてくれた。しかし、屋敷の内部は想像以上に複雑で、日中、自分の調べた屋敷の様子と考え合わせてみても、実際に踏み入って見ないと分からない部分も沢山有るだろう。
「こっちも確認だが、姫さんをさらったのはプロだ、誘拐のプロ」
「誘拐、の、……プロ?」
 ワグネルの情報に、千獣が首を傾げた。
「提示された金額を支払えば、商品を完全な状態で引き渡す」
 返って来たつまらない答えに、ユーアは鼻をならす。
 そうしているうちに、小島へとたどり着いた。船を茂みに隠し、一旦その場に身を潜める。
「では、手はず通りに」
 アレスディアの声に、幻路と千獣、二つの影がさっと動いた。アレスディア自身も、それに続く。
 ワグネルとユーアは、タットと共に息を潜めてその場に残った。
 複雑な屋敷へ潜入するのに、何も大人数で動く必要はない。むしろ、二手に分かれたほうが効率がよいと、ワグネルが提案したのだ。細い道は一つしかなかったが、実際上陸して見ると、茂みを進むことも可能と判断した。
 辺りには、静寂が訪れる。
 連絡役の浄天丸が、ばさりと一度だけ、羽を揃えた。

□08
 屋敷の門番は、二人、あくびをかみ殺しながら槍を構えていた。
 彼らは、当たり前だが、屋敷の正面細い道をじっと警戒していた。夜の闇に包みこまれた茂みや林を歩く者などそうはいない。まして、音も立てずに忍び寄るなど不可能だ。
 幻路が、茂みの影から相手との距離を計る。
 門番が油断していたかと言うと、決してそうではない。ただ、闇を味方にした者が居ただけ。
 ぷっと言うかすかな空気の音。
 眠り薬を塗った幻路の吹き矢が、見事に門番の一人に命中する。
「……、おい、どうした? まさか居眠りとか……っ」
 倒れ込んだ相棒を不審に思った門番は、最後まで言葉を発する事ができなかった。どさり、と、崩れ落ちる音。その後ろには、気配を押し殺した千獣の姿があった。
 千獣は、手際良く倒れ込んだ門番を縛り上げると、ごそごそと物色しはじめた。
「……、あったか?」
「……、……う、ん、あ…………、これ、鍵束」
 闇の中に、アレスディアの声がかすかに鳴る。
 それに答えるように、千獣は誰も居ないはずの茂みに振り向いた。静かに、いくつかの鍵を目の前の扉で試す。
 かちり、と、数本目の鍵が控えめに音を立てた。
「ふむ、ここは彼らに任せるとしよう、我々は裏手に回るでござる」
「よし、こちらの道の方が鳴子が少ない、行くぞ」
 門が開くのを確認した幻路は、また闇に姿を溶け込ませる。この短時間に、更に次のルートの下調べを終えていたアレスディアは、二人を先導するように静かに走り出した。

□10
「どうだ? 匂いで追えるか?」
「ん……、近く、に、は……感じない」
 三人は、門番から手に入れた鍵を使って、裏手から屋敷に忍び込んだ。アレスディアの囁きに、千獣は首を横に振った。姫を探すのには、やはり、千獣の嗅覚が頼りになる。
「ふむ、では進むでござるか、静かに、静かに」
 口調だけは、軽く幻路が歩き出した。
 三人は、気配を押し殺しながら、廊下を進む。
 ぱたりぱたりと、遠くで足音が聞こえた。千獣はすぐに立ち止まり、二人にサインを送る。まだ、何も見えない。けれど、千獣には聞こえる。
 幻路とアレスディアは、すぐさま両端に分かれ、静かに構えた。やがて、ぱたりぱたりと二人の耳にも足音が聞こえて来た。タイミングを計る。
 ぱたり、と、散漫な足音。
 屋敷内の見回り、と言うところだろうか。
 ぱたり。
 ぱたり。
 この足音なら、幻路が一番近い。
 三人がそれを認識した時には、幻路の姿は消えていた。次の呼吸の後には、どさり、と、人間が崩れる音。アレスディアと千獣は、倒れた賊を拘束し、一番近い空部屋に放り込んだ。
「昼間望遠鏡でしらべた時には、窓辺に姫らしい姿はなかった」
 屋敷を進みながら、アレスディアは考える。
 幻路も、辺りに気を配りながら、頷いた。
「少なくとも、すぐに分かる場所に姫は居ないでござる」
「と、言う事は、すぐには辿り付けないところに姫は居るということだな」
 二人は、考えをかわしながら、見回りを静かに倒して行った。
 その後ろから、千獣が二人をフォローする。三人は、屋敷の内部深くを目差していた。
「ん……」
「どうした?」
 突然、千獣が、何かに反応を返す。
 今までの見周りとは違う。アレスディアは、何かを感じて足を止めた。幻路も、そっと身を沈める。
「あの子、の、……匂い」
「捉えたでござるか」
 奥の方向を千獣が見据えた。
 そして、ふともう一つの方向へ視線を泳がせる。
「どうした?」
「……、薬、……、か、やく?」
 アレスディアの問いに千獣が答えたその時。どどん、と、遠くで爆発音が聞こえた。

□12
「はじめまして、貴方をお迎えに上がりました。私はルーンアームナイトのアレスディアです」
 四方を厚い壁に覆われた小さな部屋に、姫は居た。
 向かう先が分かっているのなら、三人には難しい事などない。加えて、入り口から堂々と進入した別の組が派手に暴れだしたので、こちらはスムーズに姫を見つける事ができたのだ。
「あの、あの、けれど私は……」
「姫、私達はタット殿から依頼を受けております。ここもすぐに気づかれるでしょう、急ぎ脱出を」
 屋敷の中は、夜とは思えない騒音が響いている。
 囚われの姫は、異様な空気におびえているのか、突然現れたアレスディア達にも、震えていた。
 アレスディアは、できるだけ穏やかに話しかけていたが、姫が一番に反応を返したのは、タットと言う名前だった。
「人、が、……、来る」
「混乱もおさまるのが早いでござるな。流石、プロと言うところでござろう」
 扉の前で様子を伺っていた千獣と幻路が、屋敷内の変化を敏感に感じた。アレスディアは、二人に軽く返事をし、もう一度姫に手を差し出す。
「あの、あの、タットはどこに……」
「ご心配なく、すぐに合流でござるよ」
 浄天丸のビジョンを受け取りながら、幻路はにこやかに微笑んだ。
「う、ん、火薬の、匂い、……近づい、て、る」
 千獣も、こくりと頷く。
「そう言えば、この爆発は予定通りなのか?」
 アレスディアは、火薬と爆音をちょっと冷めた目で感じていた。隣に並んで、全てを見ている筈の幻路は、ぽりぽりと頭を掻いた。

□14
「姫っ」
「タット!」
 囚われた姫とタットが再会したのは、屋敷の入り口に続く真っ直ぐな廊下の端だった。姫は、アレスディアの後ろに隠れていたが、タットの姿を見ると、脇目も振らず駆け出した。
「はいはい、気持ちは分かるんだけどね。この島を出るまでは緊張解くな、お前が手を引いてやるんだろ?」
 ワグネルは、ぱんぱんと手を叩きながら、姫の手をタットの手のひらに乗せてやる。
「すぐ、に、……、人が、く、る」
「そうでござるな、さ、急ぐでござる」
 千獣は、自分達に向かう人間の気配を、五感の全てを使って感じていた。幻路もその意見に頷く。
「小船はすぐに出せるわけではない、帰りは真っ直ぐな道を走ればいいだろう。罠を避けて走るリスクを考えれば、そちらの方がいい」
 アレスディアは、先頭を切って走り出した。
「じゃあ、殿は任せな!」
 皆を送り出し、最後にユーアが懐から、火薬を取り出し構える。
 その手から火薬が離れると、今までで一番大きな爆音が響いた。何処からともなく、柱が壊れて行く音がする。
「んー? 何かちょっと予定と違うような?」
「良い、良い、これなら追ってくる事がないだろ」
 それもラッキーとばかりに、ワグネルもユーアも走り出した。

□Ending
「……ねぇ……その、子……どう、なるの……?」
 小船に揺られながら、千獣は姫を見た。
「どうなる、とは、どういう事でござるかな?」
 幻路は、後方から追っ手がない事を確認し、腰を下ろす。
「あのさぁ、これで大々的に追っ手をよこすって事はさ、プロが商品を奪われちゃいましたって、宣伝するようなもんだろ? 俺ならそんな事はないと思うぞ」
 ユーアは、からからと手を振った。千獣は、頷いたけれど、やはりもう一度姫を見る。
「う、……ん、国に、帰って……幸せ、に、なれる……?」
 今回の事でも、国は姫を守ってはくれない。いや、むしろ、事あるごとに切り捨てるかもしれない。
「そうだな、……タット殿、姫はこの後どうされるのだ?」
 実父たる王すら身代金を拒むような国に戻って、本当にいいのだろうか? アレスディアも、千獣と同じ意見なのか、タットにまっすぐな視線を向けた。
「それは」
「幸せにはなれるんじゃねぇかなー」
 タットが何か話し出すのを遮って、ワグネルがにやりと笑う。
「ふむ、それは是非、何故なのか聞きたいでござるなぁ」
 ワグネルの思惑が分かったのか、幻路も目を細めた。
「ぐ、それは」
「……それ、は?」
 タットは、にやける男二人の視線をぐっとこらえ、気まずそうに視線を泳がせる。
 千獣は、不思議そうに首を傾げた。
「千獣ちゃんの見たのって、姫さんの大切な短剣、だよなぁ」
「ふーん、あ、そっかー。そういう事かー」
 ユーアも、納得したと、頭の後ろに手を回して笑う。
「自身の短剣を、騎士に託す、か」
 黒装を解いたアレスディアも、口元に笑みを浮かべた。
「……、幸せ、に、して、あげ、られる……?」
 千獣は、もう一度、まっすぐにタットに問いかける。
「貴様ら、……姫は私が守る」
「タット!」
 さらわれた姫君の手を、騎士は、しっかりと握り締めた。
「今回は守れなかったけどねー」
 ユーアの楽しげな声に、船の上の皆は一斉に笑った。
<End>

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【3087 / 千獣 / 女 / 17 / 異界職】
【2542 / ユーア / 女 / 18 / 旅人】
【3492 / 鬼眼・幻路 / 男 / 24 / 異界職】
【2787 / ワグネル / 男 / 23 / 冒険者】
【2919 / アレスディア・ヴォルフリート / 女 / 18 / ルーンアームナイト】

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■         ライター通信          
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 この度は、さらわれた姫君の奪還依頼にご参加いただきましてありがとうございました、ライターのかぎです。姫様の奪還劇、いかがでしたでしょう?
 ■部分は個別描写、□部分は集合描写(2PC様以上登場シーン)になります。

■鬼眼・幻路様
 こんにちは、いつもご参加ありがとうございます。今回も浄天丸君には助けられました。が、それはそれとして、闇に紛れるというのは、幻路様の最も得意なことかとも思いましたので、静かに静かに屋敷を散策していただきました。いかがでしたでしょう?
 それでは、また機会あましたらよろしくお願いします。