<WhiteChristmas・恋人達の物語>
【クリスマス・ナイト 〜Christmas Knight〜】
クリスマスと言うものにも色々な種類がある。
何も温かな部屋でご馳走とケーキを食べるだけがクリスマスではない。
華やかな街には、それこそ稼ぎ時だと言う様に魅力的な服や小物などが目移りするほどに並んでいるのだ。この中からたった一つだけをプレゼントとしてもらうより、自分が欲しいと思うものをかたっぱしから自分自身で選びたい。そんな風に、買い物を楽しむクリスマスだって間違っては居ない。ちゃんと、荷物持ちだって手配しているのだから。
それなのに、それなのに…っ。
「ちょっとちょっと、ありえなーぃ!! 何で男なのに、戦士なのに攫われてるのよっ!! 信じらんない!」
大きなクリスマスツリーの目の前で、レナ・スウォンプはブーツの踵で地団駄を踏んでいた。
ほんの少し離れた場所で、なんだか騒がしい事が起こっているなと思っていれば突然白いドラゴンが飛来したのだ。
クリスマスの夜に白いドラゴンなんて、案外縁起のいいものかも。なんて思っていたのも束の間で、そのドラゴンが飛び去る時、鋭い爪先に良く知った青髪の男が引っ掛けられていたのを見たのだ。
良く知ったも何も無いが、その男は仕事の相棒であり、買い物の荷物持ちに任命していたケヴィン・フォレスト。相変わらず何を思っているのか無を貼り付けたような表情は、特に危機的色も皆無でドラゴンに攫われてゆく姿はもう呆れるを通り越して腹立たしい限りだった。戦士と名乗って、腕だってあるのだから。抗ったりくらい、形だけでもいいからしろと、レナは本気で言いたかった。
「それにっ、そーいうのは可憐な女の子の役割でしょう!? ずるいわっ!! くそーあほー!!! ドラゴンも、もっと相手と常識考えて攫って行きなさいよねーっ!!」
きっと放っといても自力で帰って来るだろう、とは思ったが大量に買い物をするつもりが荷物持ちが居ないのでは話しにならない。レナにとってはケヴィンがドラゴンに攫われたと言う焦りよりも、買い物が出来ないと言うそれの方が衝撃だった。が、裏を返してみるならば焦らないと言う事は、それだけ彼の腕を信頼していると言う事なのだろう。
「もーっ、馬鹿ケヴィン! これで買い物しそびれたら絶対許さないわよっ!」
「ねえ、取り込み中? 今攫われてった人の知り合い…だよね?」
鼻を鳴らしたレナは手元に魔女の箒を召喚していた。勢いのまま箒に腰掛けてドラゴンを追いかけようとしていたが、横からそんな声。何処か遠慮がちだった。
「知り合いって言うか、なんっていうか…ところで、あんた誰? サンタクロース?」
箒を片手にレナが振り返れば、そこには赤白の小さなサンタがいた。邪魔しないで、と言いかけたが幼いサンタを見てその言葉は紡がれる事はなく。変わりに疑問がレナの口から落ちていた。
「あたし、見習いサンタのエファナ。皆が一番喜ぶプレゼントを見つけられたら、一人前のサンタクロースになれるの。今さっき攫われてった人が助かったら、すっごい嬉しいプレゼントにならない? あたし、それの手伝いしようと思って!」
「見習いサンタ、ねえ…。手伝いって、何してくれるの?」
キラキラと輝くエファナの瞳を見ればレナは困ったように腰に手を当てた。正直、手伝われるまでもなく自分一人で十分間に合っている。助けに行くと言うか、連れに行くと言うのか、その相手だって可憐なお姫様ではなくて、剣を豪快に振るう戦士なのだから。
そんな事を思いながら小さなサンタの申し出を断りきれなかったレナはエファナの返事を待った。
「えーっと、とりあえず雰囲気作りとか! ほら、やっぱり大事な人を助けに行く時って素敵な騎士(ナイト)じゃないと!」
「大事って言えば、今からの買い物の荷物持ちとしてすっごく大事だけど…って、なにこれ!?」
言ったエファナが持っていたトナカイステッキを振り上げると、レナの服装が、真っ白いマントと白い帽子の羽を靡かせた中世の騎士も驚く騎士服に変わっていた。
「なんであたしが、あの馬鹿を助ける騎士にならなきゃなのよ! 撤回撤回っ、それにマントなんて空を飛ぶのに邪魔じゃない」
と、直ぐにもとの服へと戻そうと片手を持ち上げたが「少しでもお手伝いしたいの」と、小さく言ったエファナの声に手が止まった。ああ、やり辛い…。
「…わかったわよ、手伝ってくれていいから邪魔だけはしないでね」
相棒は男で戦士にも関らず、お姫様宜しくドラゴンに攫われるし。見習いサンタにはひっつかれるしで。
思わず溜息を落としたくなったレナだが、とりあえず色々疲れるのはケヴィンに文句を並べてから、と決めると箒でクリスマスの夜空へと舞い上がったのだった。
■
あっと言う間に夜空へ舞い上がれば、冬の突き刺す様な空気が痛かった。
足下に広がる綺麗な街並みや、夜空の星々に感激する前に冷たい空気と攫われたケヴィンに腹が立つ。
「もう…せっかくのクリスマスだってのに。馬鹿っ」
別に、クリスマスに何を期待していたとかそう言うわけでも無いけれど。
なにもクリスマスに攫われる事はないじゃないか。と、言うか本当に攫われるなんて信じられないけれど。
「レナ、待って早いよっ!」
あれこれ頭の中で考えていれば、それに比例するように箒の速さが増している。
ひっついてきた見習いサンタが居た事なんてすっかり忘れていて、思い出すとレナは少しだけ速度を落としていた。
「そーんなんじゃ、一端のサンタになんてなれないわよ〜」
トナカイステッキに跨って、ようやく追いつくエファナにレナは笑う。
「正式なサンタクロースになったら、空飛ぶトナカイが相棒になるから大丈夫だもん!」
「いくらトナカイ居るからって、もともと体力がなかったら勤まるもんじゃないわよ?」
横に来て胸を張って大丈夫だと言ったエファナを再び楽々追い越したレナはそんな返事。サンタだって魔女や魔法使いの様なものなのだ。魔法のアイテムや魔法の動物にばかり頼りきりでは駄目なのだと、そんな話しをしてみたつもりだが、後ろの方で口を尖らせた幼いサンタがそれをわかったかどうなのか。レナは再び笑っていた。
「それにしても、あのドラゴン。なーでケヴィンなんて攫ったのかなぁ…、どう見たって不味そうだし、ましてやお姫様どころかあきらかに男だし。愛想悪いし。攫われるなら、やっぱりあたしみたいに可憐で素直な乙女が攫われるべきよねー」
なんて言えばいつもは気の無いツッコミが横からボソっと入るのだが、今はそれもなく。
思わず物足りないー、とレナが思った頃には足下から綺麗な街並みは消えて白雪を被る鬱蒼とした森が広がっていた。風も強くなって、エファナが着せた真っ白な騎士服のマントが夜空に靡いていた。
「あのドラゴン、毎年あんな事やるんだよ。別に人食べたりするわけじゃないから、全然大丈夫。ちょっと困るけど」
「ちょっとじゃないわよ!! お陰で、買い物出来なくなっちゃったんだから!! もー、鱗の一枚や二枚は貰わないと割りにあわないわよ」
鱗どころか、隠し持っているドラゴンの宝物も差し出せといいたい気分だ。
「でも、別に買い物って一人でも出来るよね? それ、しないでそのケヴィンって人連れ戻しに行くのって……やっぱり、好きだから?」
「そうねー、好きよ? あの十人前の顔とか、ほんっとやる気なさそうなところとか。大好き」
他にも上げれば嫌いな部分より好きだと好意を寄せる部分の方が多いかもしれない。思い返せば面白くて、クスクス笑っていれば横のエファナが随分驚いた顔を見せていた。
「わぁ…、なんか凄いね。そんなストレートに好きって言えるの、何か凄い!! やっぱり、カッコよく助け出して素敵なクリスマスにしないとねーっ。――あっ、レナ。あれがドラゴンの住みかだよ」
真っ直ぐ好きだと言ったレナに驚いた小さなサンタが、前方に現れた雪山の山肌を指差して言った。
そこには巨大な氷の城が堂々と構えていて、いかにも何かが居ると言うお決まりの様な雰囲気をかもし出していた。
「あっは、好きだけれどねー。今回助けに来たのは…軽々攫われた駄目戦士に、速攻で文句付けたかったから! よーっし、行くわよっ! ケヴィンもドラゴンも、纏めて説教してやるんだからっ」
「え?! わ、ちょっとレナー!!」
目標を確認したレナが城目掛けて急降下していく。それをエファナが慌てて追いかけてが、その後直ぐに何かの巨大な爆発音が山と森に響き渡っていた…。
■
ケヴィンが連れてこられた城は、全てが氷で作られたそれは寒々しい城だった。
壁も床も柱も、テーブルも。何もかもが氷である。今、ケヴィンが腰掛けている椅子…の様な台座も氷だったが、ここへ連れてきたドラゴンが差し出してきた毛皮の敷物を下にしているので、それほどの冷たさはなかった。
何があってこんな所へ連れてこられる羽目になったのか、ケヴィン自身まったくわからない。
まあ…レナの大量買い物の荷物持ちにされる事が決定していたので、それから免れたと思えば…思っても、流石にこの状況は頂けないか…。
とりあえず、ケヴィンも好きで連れてこられたわけではない。何故捕まったあの時に対処しなかったかと言えば、あんな街中でドラゴンが大暴れする事になったら冗談では無いからだ。レナには無表情のまま連れてこられたと思われているが、ケヴィンはケヴィンでその辺りをちゃんと考えていた。
ただ、連れられた先での目測を少し誤ってしまった。ドラゴンの巣にたどり着いたらば、すぐさまドラゴンを叩いて脱出なり仕様と考えていたのだが、問題のドラゴンにまったく敵意が見られなかった。それどころか、気を使うように敷物を出してきたり、氷付けではあったが林檎や葡萄をせっせと運んでくる始末。これでは剣を抜く気にもなれなくて、ケヴィンは氷の椅子に腰掛け膝に頬杖をして時間を持て余している状態だった。
さっさと脱出すればいいのかとも思うが、窓の外は深雪の森と暗い夜の帳が落ちていて下手に出歩けば逆に命を落としかねない。
「……」
結局導き出される答えは、ケヴィンらしい“面倒”と言う言葉。
朝が来て日が出れば自分の脚で帰る事も出来るだろうと、思えばこの先面倒なあれこれを考える必要も無い。ついでに、クリスマスの買い物の出来なくなったレナが大激怒しているだろう事も簡単に頭を過ぎっていたが、それも気付かなかった事にして小さく折りたたんで頭の隅に仕舞っておいた。とりあえず…考えるのは此処から脱出できたらでいい。
そうと決めてしまえば、後はどうやって時間を潰すかだけだ。視線の先には例の白いドラゴンが居て、膝の上にはケヴィンが連れている緑色の猫が丸まっている。暖かい。
動物は好きだが、生憎ドラゴンはそこまで好きと言うわけでもない。ふかふかの毛が生えた小さい生き物が好きだ。例えば膝に乗っている猫の様な。しかし、ドラゴンがこんなに近くに居る事もそう滅多にあるわけでもないので、じっくり観察でもして過ごそうかと決定した。
観察、と言ってもなんと言う事もない。ただ座ってボーっと眺めているだけだ。それでもケヴィンとしては立派な観察だ。余りにも動きが少なくて、膝で丸まっている猫の方がよっぽど動きを見せていた。
暫く眺めて時間がすぎて、流石に飽きたかと思う頃に今まで眠りでもしていたのか大人しかったドラゴンが動きを見せた。
「………これは、いらない」
本当に真っ白なドラゴンで、背中に大きな比翼、長い尻尾を持った空飛ぶ爬虫類。目はパチリと大きくて、色が綺麗な青だった。凶悪な表情が出来るのかと疑いたくなるようなそのドラゴンは、何処から持ってきたのか硬く凍りついたパンをケヴィンに差し出していた。が、流石にこんなものは貰っても仕方がなくて、ケヴィンが首を横に振ると次は凍った花束が出てくる。更に要らない物になった…と、首を横に振るとその次は酒のボトルが出てきた。
「……」
それならいい。何も喋らず頷くと、ドラゴンは嬉しそうに首を伸ばしてそれをケヴィンに手渡してくる。まったく、本当に愛想のいいドラゴンだ。よくハンターに狩られないものだと、内心感心までしながら受け取ったボトルはやはり冷たく凍り付いていた。
多分凍っているだろう事は予想済みであったので、受け取ったボトルをそのまま足下に置こうと動く。しかし、膝の上で丸まっていた猫が、ふと起き上がって氷の壁を見る仕草をしたので、ケヴィンも一緒に其方の壁に視線を向けた。その瞬間…
バリバリと言う凄まじい音が響き、見詰めた壁に大きな亀裂が走った。そしてものの数秒もしないうちに、氷の壁が弾き跳んでそこには見事な風穴が開いていた。
「…………はァ…」
その穴から進入してきた姿を見ると、ケヴィンは思わず大きな溜息を落としていた。
■
「ケヴィンっ! あんたね、何ボトル片手に呑気呑気してるのよー! もう、ほんっと信じられないっ!」
「……別に…、呑気してるわけじゃ」
玄関から入るのは面倒だから、後から氷の魔法で直せるし。と、理由をつけて壁を吹飛ばしたのは勿論追いかけてきたレナだった。
ドラゴンと、お姫様宜しく攫われた相棒の青髪を確認したレナは中へと入りながら早くにケヴィンに噛み付き始める。
これ、凍ってる。と言いかけるケヴィンだが、勿論それは許されずボトルを握ったまま歩み寄ってくるレナをその場でただ待つだけとなってしまった。
「あたしが、どれだけ買い物楽しみにしてたか知らないわけじゃないでしょ? なーんで、あんな簡単に攫われちゃうのよ! 本当は、あたしがそう言う役目でしょ普通!」
ついにケヴィンの目の前まで来たレナは、ケヴィンを上から見下ろす形でビシッと無表情の鼻先を指差した。
少しは、そう言う事…寧ろあたしの事を考えていたのかと、問いただしたい。そんな意味まで込めて、ケヴィンの鼻頭を指でグリグリとレナはしていた。
「………普通って…それ、俺に言ってもさ……。ところで、その服何……」
連れてきたのはドラゴンなんだから、その辺りはドラゴンに突っ込んでくれと言わんばかりのケヴィンが、いつもと違うレナの衣装を気にした。何だかんだ、買い物をしたのかと思ったが、頭の先から足の爪先まで真っ白なこんな服をレナがチョイスするかと言えば、何かが違う気がしていた。
「それこそ、あたしに聞かないでよ。見習いサンタに色々巻き込まれてるの、今! あたしだって、好きで着てるわけじゃないわよ」
「………見習い、サンタ…? ぁ…――レナ、危ない」
何の話だと首を傾げたケヴィンだったが、天井を見上げて背中の剣を引き抜きながら立ち上がる。空いた片手でレナの肩を引き寄せると、今レナが居た場所を剣で素早く切り薙いだ。先ほどの爆発で弱った氷の装飾が塊となって上から降ってきたのだ。真っ二つにされた大きな氷は、レナとケヴィンの両脇に大きな音を立てて落下した。
「…ちょ、ちょっと…っ! 今のぐらい、自分で対処できたわよ!!」
引き寄せられた、と言っても抱かれるように近いわけでもなかったが。なんと言うか、まあきっとクリスマスなんてそんな日だから悪いのだ。思わず色々恥しくなって、レナは声を上げてから大げさな態度でケヴィンから直ぐ離れた。
「…ああ……、ごめん。………それで、見習いサンタって」
「―――あんたって、ほんっとうになんかこーっ……って、まあいいわ。言うだけなんか、無駄っぽいしぃー」
乙女心が解らない男なのね、と言いかけた自分にレナは驚いてそして呆れて、肩を竦めた。なんだか、もう色々おかしい。それもこれも、全部ケヴィンがドラゴンになんて攫われるから悪いのだ。本当に。
そんな風に思った後、やたらとケヴィンが気にした見習いサンタエファナの話しをして、ケヴィンを此処に連れてきたドラゴンの話しを聞いて、とりあえず話が丸く収まる方向へと流れていった。
なんだかんだと、あったわけだがそれでも一応ながらにケヴィンを“助け出す”事に成功した様だ。
ドラゴンもケヴィンを返す事に異論は無い様子ではあったが、ただレナが吹飛ばした壁を見て凹んでいたので壁の修復工事は行ってゆく事となっていた。
「わぁ…レナって、器用だねー。空も飛べるし、魔法もこんな使えるし。魔女みたい」
「っていうかあたし正真正銘魔女だもんね。氷出すくらいなら簡単なもんよー」
そんな風にレナが笑う頃にはもうお城の壁も完全に塞がって、序と言うようにレナは自分の服も元へと戻していた。
「さーって、帰りましょうか。あ、そうだ。あんた、次にまたこう言う悪戯するなら、もっと相手は選んだ方がいいわよ。こんな駄目戦士なんて攫ってきたら、ドラゴンの品格疑われちゃうから」
あと鱗ちょっとちょうだい。と、そんな事を付け足していれば、側でもう帰る準備は万全と言うケヴィンがボソっと文句をつけてくる気配。こんなやり取りがどうにも普段どおりで落ち着くのだ。
「………おい、それどういう意味だよ」
「え? やだー、言葉のまんまに決まってんでしょー? 攫うなら、あたしみたいな美女が敵役って事☆ よし、帰って出来るだけ買い物するわよーケヴィン! 早くしないとクリスマスが終わっちゃう!」
箒を召喚したレナは、それに腰掛けてふわりと浮き上がった。まだ時間が少しあると知っていたレナは、そんな意気込みと共に箒を出発させていた。
「…………」
「ねー、ケヴィンはレナの事ってどー思ってるの? なんか、言われ放題だけど」
「……悪い相棒じゃないな」
思いがけないエファナの質問、とケヴィンは思ったのか思わないのか。
箒が飛び縋った方を眺めていたケヴィンであったが、そんな風に返事を返したケヴィンは結局荷物持ちになるべく、エファナと共にドラゴンの城を出たのであった。
END.
■登場人物(この物語に登場した人物の一覧)■
【3428】レナ・スウォンプ/女性/20歳/異界職
【3425】ケヴィン・フォレスト/男性/23歳(実年齢21歳)/賞金稼ぎ
(NPC)エファナ/女性/外見年齢12歳/見習いサンタ(レベル1魔女)
■ライター通信■
始めまして、ライター神楽月です。
今回は、ご参加有難う御座いました。
クリスマス、と言うコンセプトで書かせて頂いたお話になりましたが…クリスマス色が薄くて申し訳御座いませんでしたっ。
恋人同士と言うよりは仕事でのパートナー同士と言うお二人様でしたが、少しだけ微笑ましい展開(氷が落ちてくる場面)などを書かせて頂きました。
なんと言いますか、レナ様とケヴィン様は、言いたい事を言い合えてしまうある意味で恋人以上の関係もあるのかなぁ…など、色々考えながら書かせて頂きました。
元気のいいレナ様と、面倒くさがりのケヴィン様のコンビはお話を書かせて頂くにあたって、色々考えているそれだけで楽しいお二人様でした。
本当に色々好き勝手をさせて頂いてしまった形になっているのですが、少しでもお楽しみいただけたら幸いです。。
それでお二人様に素敵なクリスマスが訪れる様にとひっそりと願いつつ、
この辺りで失礼をさせて頂きます。
今回は本当に有難う御座いました。
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