<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


『エルザード祭〜陽の輝きのもとで〜』

「うわあ……快適!」
 錬金術師ファムル・ディートの診療所で、リミナが感激の声をあげた。
 いや、リミナと入れ替わったルニナだ。
「それは良かった。こちらも想像よりも悪くなくて、良かったわ」
 傍で弱弱しく微笑んでいるのは、ルニナの身体の中に入ったリミナだった。
「見慣れた体だけど、自分の体として触ってみるとまた違うものねー」
 言いながら、ルニナはリミナの胸からウエストに手を滑らせた。
「ちょっとどこ触ってるのよ、もう」
 リミナは少し恥ずかしげな笑みを浮かべる。
「……んーと……」
 彼女達の前では、千獣がきょとんとしていた。
 ルニナの魔法で、双子の姉妹であるルニナとリミナが入れ替わったのは解っている。
 解っていても、不思議な気分だった。
「それじゃ、お祭り行かせてもらうわね!」
「行ってらっしゃい。羽目を外しすぎないようにね」
 ルニナは凄く楽しそうな顔で髪を結び、リミナは椅子に腰かけたまま嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
(二人、楽しそうだから……いっか)
 2人の様子を見ながら、千獣は一人こくこく頷くのだった。
「うん、ふふふ、ふふふ……。いい、リミナ。私の体で無理したらだーめーよー♪ うふふふふ、あははは〜♪」
 怪しい笑みを残し、ルニナが診療所から飛び出していく。
「ふふっ、羽目外しすぎちゃいそうね。千獣一緒に行ってあげて?」
「……リミナも、一緒に、お祭り、行こう……?」
 千獣はルニナの姿のリミナに手を差し出した。
「え? でもルニナの体だから。無理は出来ないし」
「おんぶ……は、恥ずかしい? なら、私、狼になる。その背に、リミナ、乗る……」
 千獣は、四足歩行の狼に変身して、リミナを背に乗せることを提案した。
「体、飾り付けして、リミナも、服、キラキラにして……」
 そして、パレードに加わったのなら、きっと祭りに溶け込めるからと。
「そうね、少しだけ参加しよっかな。私ならルニナと違って、この体無理させたりしないし」
 言って、リミナは大切そうにルニナの身体に触れるのだった。
「それじゃ、着替えるわね」
 ゆっくり広場近くの通りまで出て、沿道で座って祭を見物しよう。
 それから、パレードがそこを通る時に、千獣と少しだけ加わろうと考えていた。

 広場の一画で、ファムルディートは簡素な屋台を開いていた。
 台に並べられているのは、手作りの焼き菓子だ。
「甘いあまーいクッキーは如何? 恋人同士で食べれば甘い夜を過ごせるぞ。むしろそこの御嬢さん、私と食べないか?」
 それは微量の惚れ薬が入った焼き菓子だ。
 普通の焼き菓子より高く、更には販売員が白衣姿のおっさんである。祭りとはいえ売れ行きはあまりよくなかった。
「ファムル殿、久しいな」
 そんな彼のもとに近づいてきた女性が1人。
「ああ、久しぶりだな」
 アレスディア・ヴォルフリート。とある事件で世話になった人物である。
「その後、薬は……」
 聞きかけて、アレスディアは苦笑する。
「いや、祭りの日に無粋だな。すまない」
「別にかまわんよ。話はこれを食べてからでどうだ?」
 ファムルがアレスディアに差し出したのは、屋台に並べてある焼き菓子ではなく、懐で温めていた特別製のマドレーヌだ。
「話はまた後でな。そろそろ昼だ。知人を訪ねたいと思っているのだが、手土産に何かいただけぬか?」
「知人? それは男か? 年齢は!?」
「ん? 男性で……年は私と同じくらいだと思うが」
「そう、か……青春だな。邪魔するわけにはいかないか」
 ぶつぶつ言いながら、ファムルは店に並べてあったクッキーを小さな袋に入れて、アレスディアに渡した。
 もちろんしっかり料金はいただく。サービスもなしだ。
「言っておくが、これは多少気持ちを高める程度のものだ。全く興味のない奴には効果ないぞ」
「ははは、このような菓子が好きかどうかはわからぬが、茶菓子として申し分ない。いただいていく」
 ファムルが良く分からないことを言っていたが、特に気にすることなく、アレスディアはクッキーを受け取って、知人のところに向かうのだった。

 アレスディアの知人――ディラ・ビラジスは、広場の一画で警備の仕事をしていた。
「ディラ殿」
 ベンチで休憩している彼のもとに、アレスディアは近づいた。
「珍しい仕事をしているんだな」
 アレスディアの顔に、思わず笑みが浮かぶ。
 生活費の為だろうが、聖都の一般人を護るための仕事を彼が選び、浮けたということが、嬉しくて。
「気まぐれだ」
 アレスディアから目を逸らし、ディラは端に寄って、隣を空けた。
「息災であられたか? 聖都での暮らしはどうだろうか?」
 ディラの隣に腰かけ、アレスディアは訊いた。
「悪くはない」
「そうか。せっかくの祭りの日に仕事の話もなんだ。土産を持ってきた。良ければ食べてくれ」
 近況を深く尋ねることはせず、アレスディアは土産として持ってきたクッキーをディラの足の上に置いた。
「……お前が作ったのか?」
 一見して手作りだと判るそれを見て、ディラがアレスディアに尋ねる。
「いや、私ではない。甘いクッキーだそうだ。甘いものは大丈夫か?」
「ああ」
 頷いて、ディラはクッキーを袋から取出し、口に入れた。
「……確かに甘い。美味いよ」
 言って彼はふっと影のある笑みを見せた。
 数年前まで、彼は菓子など口にすることは出来ない環境で、必死に生きていたのだ。
「それはよかった」
 アレスディアは影のない笑みを浮かべる。
 聞かずとも分かる。
 幼い頃とは違い、そしてアセシナートに居た頃とも違い。
 彼は今、色々な幸せを感じつつあるのだということが。
「……あのさ」
 突然、ディラは横を向き、アレスディアと目を合わせた。
「今晩、空いてるか?」
「今晩? 稽古の予定があるが、どれくらいだ?」
「祭りの後。できれば……朝まで」
「打上げか。それなら仕事の仲間と」
「いや、お前と過ごしたい」
「ディラ殿……」
 ディラの真剣な目に、アレスディアは彼の気持ちを察した。
「足りないんだ。今も、俺にはなにもない。だから、俺はお前に……もっと側にいてほしい」
 ディラがアレスディアの手に自分の手を重ね、握りしめた。
「今言うのも、なんだが……っ、つ、つきあってくれないか?」
 彼の熱い思いが手からアレスディアに流れ込んでくる。
「わかった。ディラ殿の真剣な気持ち、しかと受け止めた」
 アレスディアはディラの手を強く握り返し、立ち上がった。
「しかし待て、今晩では準備が間に合わぬ。数日時間をいただけないか?」
「あ、ああ」
「よし、準備が整ったら連絡する。……熱い夜になりそうだ」
 不敵な目でアレスディアが言うと、ディラは僅かに顔を赤らめて、頷いた。
「今日は会えて良かった。これからも、幾久しく健やかに。それでは、また」
 アレスディアは立ち上がってお辞儀をし、ディラと別れる。
「……朝まで手合か、突き合う為の武器を準備せねばな。ランスでは重すぎる、レイピアか!」
 そして、真面目な顔で武器屋に向かっていくアレスディア………。
「ち、ちがーーーーーう!」
 ディラの叫びは、祭りの音にかき消されたのだった。

 診療所近くの大通りで、千獣とリミナはアルマ通りへと向かうパレードに加わった。
「皆楽しそう。私は踊りとか得意じゃないし、千獣が一緒じゃなかったら、見てるだけだったかも」
 飾りを巻き付けた千獣の背に、リミナが乗っている。
 ルニナの体を疲れさせないため、少しだけの参加の予定だった。
「ありがとね、千獣」
 お礼を言いながら、リミナは千獣の背を撫でる。
 完全に獣化しているため、千獣は言葉をしゃべる事が出来ない。
 返事の代わりに、千獣は気持ちよさそうに体を丸めて目を細めた。
「あははははははっ、さあ、見てみて、私の踊りを観なさ〜い。どう、セクシーでしょ♪」
 響いてきた声に、ぴくっと千獣の体が反応した。リミナの声だ。
「ん? 今の声……私の声?」
 振り向いたリミナは派手なダンス衣装をまとった集団の姿を見た。
 その集団を率いるような位置に、自分が、いた。
 際どいビキニのような衣装を纏い、激しく体を動かしている。
(あれ、ルニナ……?)
 千獣には、リミナの体の中に入ったルニナに間違いないと分かるのだけれど、なんだか凄く違和感を感じた。
 リミナの体なのに、全然リミナじゃないのだ。
 リミナは千獣の背の上で、しばらく固まっていた。
「見よう見まねで覚えたダンスだけど、結構様になってるでしょ〜。ボディがいいからね、うふっ」
 頭に手を回し、腰を振ってポーズを決めるルニナ。
 沿道の男性から歓声があがる……。
「やっ、や……やめてーーーー、やだやだ、やーめーてぇーーーーー!!」
 固まっていたリミナが突然大声を上げて、暴れ出した。
「ん?」
 酒瓶片手に歩いていた、ケヴィン・フォレストが何事かと振り向く。
 暴れているのは、ルニナの姿をしたリミナ。
「今日は一日、踊りまくるわよぉ〜」
 そして、ルニナの視線の先にいたのは……リミナ。
「うわっ」
 ケヴィンは思わず視線を逸らす。
 リミナのようだが、ケヴィンが知っている彼女とは明らかに違う。
「やだーーーっ!」
(リミナ、危ない……)
 千獣は足を止めて、不思議そうに暴れるリミナを見た。
「いや、やめてっ、何してるの、ルニナーーーっ!!」
 リミナが千獣の背から、転がり下りる。
 千獣はすぐに、人の姿に戻った。
「……リミナ、ダメ……どうしたの」
 ルニナの所に向かおうとするリミナを、千獣は抱きしめて止める。
「イヤイヤ千獣、あんな格好やめさせて、恥ずかしい。やだあーっ」
 真っ赤になって、リミナは叫んでいる。
「……格好が嫌? わかった……わかった、から。リミナ、落ち着いて……体に、よくない……」
「サービスサービス。聖都のみなさーん、おひねりよろしくぅ〜♪」
 ルニナはリミナに気付かず、魅惑的なダンスを踊り続けている。
「やめて、やだ……はあ、はあ……やめて、やめ、て」
 リミナの声が掠れていく。酷く苦しそうに見えた。
「……ルニナにやめてって、言うから。その前に、体、休ませないと……」
 千獣は苦しげに息を切らしているリミナを抱き上げて、沿道の休憩用テントに向かった。

「人は見かけによらないものだな」
 パレードから離れ、ケヴィンは酒のつまみに何か買おうと、広場へ訪れた。
 姉妹が6人もいるケヴィンは、半裸の女性を見ても動揺することはないが、真面目で大人しいイメージだったリミナの本性?にはいささかびっくりした。
「昼間っから飲んでんじゃねーよ」
「ん?」
 突如足を軽く蹴られ、ケヴィンは振り向いた。
 仏頂面でその場にいたのはディラ・ビラジスだ。
「祭りだからな。……あんたは仕事か?」
 普段は無口なケヴィンだが、酒を飲めば普通に話もする。
「まあな」
 ディラは警備団の腕章をしていた。正式な団員ではなく、臨時バイトのようだ。
「一緒に祭りを楽しむ相手もいないし……こういう時こそ、やることないからな」
「ふーん。最近、どうしてる?」
「適当に依頼を受けながら、その日暮らし。悪くはないが……張り合いがない」
 広場は祭りを楽しむ人々で溢れており、賑やかで皆楽しそうで、平和そのものだった。
 そんな人々の姿に、ディラは自嘲気味な笑みを見せる。
「昔とどっちがいい?」
 ケヴィンのその問いに、ディラは「今」と即答した。
 ディラには家族がいない。友人も仲間もいない。
 生きるために、自分のためだけに戦ってきた、必死に生きてきた昔と、何の目標も目的もなく、ただ生きている今。
 今の方が楽だと断言できるけれど、何かが足りなかった。
 ディラはまだ、食べ物ではない、力でもない、何かに飢えていた。
「彼女でも作ったらどうだ」
 酒を飲みながら、ケヴィンは何気なく言った。
「どうやって」
 苦々しげな顔でディラはケヴィンを見た。
「どうやってって……気になる女を口説けばいいだろ。事情を知ってる奴なら、ルニナとリミナとか。リミナの方は家庭的で人気が……あ、いやそうでもないか」
 先ほどのパレードを思いだし、ケヴィンは口を濁した。
「家庭的とか、お嬢様とか、そういう部類の女性は好きになれない」
「それじゃ、どういう女性が好みなんだ?」
 ケヴィンの問いに少し考えたあと、ディラは純真な少年のような顔で、どこか遠くを見つめながら答える。
「背中を預けられる人。背中を任せるという意味でも、互いに寄りかかれるという意味でも」
 パートナーであり、家族であり、同志であり、戦友でも仲間でもある。
 そんな人をディラは求めているようにケヴィンには思えた。
 もしかしたら、既に意中の人がいるのかもしれない……。
「焦ることはない。まだ若いんだし」
 ケヴィンはディラの方をポンと叩いた。
「そうだな……。で、おま……ケヴィンは今晩、空いてるか?」
「このまま祭りと酒を楽しんでる予定だが」
「それなら、仕事が終わったら付き合ってくれ。あ、交際でもなく、突き合いでもないぞ!」
 何故かディラは槍で突く仕草をしている。
「ん? ああ。黒山羊亭で仕事の依頼でも見るか」
「ん、割のいい仕事があるんだ。一緒に受けれないかと思ってな」
 ケヴィンと一緒なら、楽だからとディラは少し恥ずかしげに続ける。
「了解、それじゃ夜に黒山羊亭で」
 軽く手を振って、ケヴィンは祭りの中へと戻っていく。
 ディラの中での自分は、消したい過去から、友に変わっているのかもしれない。
 そんなことをぼーっと考えながら、ケヴィンは広場を歩いて行く。
 噴水の近くでは大道芸が行われており、子供も大人も目を輝かせながら観賞している。
 親子は手を繋ぎ、恋人達は身を寄せ合って、ショーや屋台を楽しんでいた。

「あー楽しかった〜!」
 ルニナは千獣と共に、着替えてからリミナのもとに戻ってきた。
「あれ、リミナどうしたの?」
「どうしたの、じゃ、なーい……はあ、はあ……っ」
 リミナは涙目でルニナを見た。
 言いたいことは山ほどあるが、興奮すると息苦しくなってしまい、まともに喋る事が出来ない。
「まさかパレードで踊ったの? 私の体無理させないでって言ったでしょ」
「お、おどって、なーい……っ」
「リミナ、無理、しないで……ルニナ、もとに、もどって……」
 興奮しているリミナより、冷静なルニナが戻った方がいいだろうと思い、リミナを支えながら千獣が言った。
「もしかして、そんなに、嫌だった?」
 悪戯気に言うルニナに、リミナは涙目でにらみながらこくこくと頷く。
「ごめーん、えへへへっ。……はううう……」
 自分の体に戻ったルニナは千獣に凭れて、目を閉じる。
「こ、こりゃ辛いわ。お相子ってことで……」
「お相子じゃなーい!」
「うううっ、これじゃ夜の花火も楽しめない……」
「……もうっ。自業自得なんだから」
 苦しげな姉を、リミナは頬を膨らませて睨む。
「……診療所で、休む?」
「ええ、戻りましょう。千獣、だっこしてあげて。お姫様だっこ!」
 こくりと頷いて、千獣はルニナを抱き上げた。
「ああー、情けない。どうせこうなるなら、自分の姿でパレード参加すればよかった」
「そうね。その体じゃ、あんな激しい踊り出来なかったでしょうし」
「これにこの体じゃ、色気が足りないからあんな格好も出来なかったねー」
「もうっ」
 リミナは赤くなってルニナを咎めるような目で見る。
 ルニナは弱弱しくも、楽しそうな笑みを浮かべていた。
 2人とも、今までは楽しそうにしている時にも、どこか影があった。
 でも、今は影は感じられない。
(今の2人には未来があるから)
 2人の変化の理由に気付き、千獣は胸にほんのりした暖かさを感じた。
「……ねぇ……二人の、将来の、夢って、何……?」
 突然の千獣の問いに、2人とも少し驚いた顔をした。
「夢……不思議。普通の夢、持てるようになったんだね、私達」
「うん。リミナの夢、解ってるよ。『お嫁さん』だよね!」
「えっ!?」
「普通の家庭を持つこと。私の介護なんていつまでもやってちゃだめだよ。いいひと見つけないとね。……でも聖都の男は勘弁してほしいな。今日のパレード見て言い寄ってくるヤツなんて絶対ダメだからね」
「う、うーん……」
 リミナは複雑な顔をしている。
「私の夢はね」
 ルニナは手を伸ばして、千獣の首に絡めた。
「……これから考える!」
 未来を生きられるのなら、やりたいことはいっぱいあるんだと。
 ルニナは千獣に抱きつきながら言うのだった。

 祭りの音が、街中に響いている。
 街路に植えられた桜の花が、ふわりふわりと舞って、人々と共に街を巡っていく。
 聖都エルザードの幸せな一日は、まだ終わらない。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【3087 / 千獣 / 女性 / 17歳 / 異界職】
【2919 / アレスディア・ヴォルフリート / 女性 / 18歳 / ルーンアームナイト】
【3425 / ケヴィン・フォレスト / 男性 / 23歳 / 賞金稼ぎ】

【NPC】
ルニナ
リミナ
ファムル・ディート
ディラ・ビラジス

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■         ライター通信          ■
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ライターの川岸満里亜です。
エルザード祭のゲームノベルにご参加いただき、ありがとうございました!
皆様の穏やかで楽しい時間を、楽しく書かせていただきました。
もう少し、ソーンの世界の物語を皆様と描いて行きたいと思っております。
もし、ご都合がつきましたらまたお会い出来ましたら嬉しいです。
ありがとうございました!