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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


<オープニング>
「福永康夫って知ってる?新進気鋭の政治家よ」
碇麗香は依頼を受けに来た者たちを前にこう切り出した。
「選挙では2位の候補を大きく引き離しての当選。国会でも精力的に活動し様様を議案可決させているわ。でも異常なのは与党はおろか野党さえ半数以上の賛成票をこぎつけていること」
「優秀なだけじゃないのか?」
「私も最初はそう思った。でもね、こいつがこの頃夜にある場所に行く姿が見受けられているのよ。どこに行くかは毎回違うだけど、共通している点があるというタレコミがある信頼のおける情報筋が入手できたの。なんだと思う?なんと悪魔教会関連だっていうのよ」
悪魔教会。それは悪魔を召喚し悪魔と契約することであらゆる望みをかなえてくれるといわれている組織である。勿論正式に法人として認められていないため、どこに本部があるのかどれほど信者がいるかなど不明な謎の組織である。しかし、その存在はゴーストネットなどの書き込みによって判明されている。
「この福永という男を調べてきてもらえないかしら?きっと特ダネになる。そんな気がするのよ」
碇はそう言って舌なめずりするのだった。

<偽りと傀儡>

福永康夫の家は東京は代官山の幾分郊外に近い場所にある。代々代議士を務めている家であるらしく、門作りも立派で敷地は200坪を下らないだろう。建物も大きく屋敷と言っても過言ではないほどの大きさだ。
そんな屋敷に、一人の訪問販売員が訪れていた。漆黒の闇をそのまま形にしたようなスーツにヒール。髪も光一つささぬ洞窟のごとき黒。彫りの深い顔だちに高い鼻。燃え盛る紅蓮の焔のごとき瞳。胸に下げられた同じ真紅の紅玉のネックレス。その黒と赤で彩られたその姿は妖しく艶かしかった。
(ここが福永の家、か・・・。少しは楽しめるといいけど)
彼女はドアホンを鳴らした。やがて品のいい女性の声が聞こえてくる。
「はい、どなた様でしょう」
「私、ヴェルライト化粧品会社から参りました秋津と申します。実は今フランスで流行の化粧品のテスターの方を探しておりましていかがなものかと伺いました」
「あら、化粧品のセールス?でも化粧品は足りているのよ」
「そう仰らずお試しになっていただければ結構なんです。今は試験中のものでして、日本人の肌に合うかどうかを調べているんです。ですがこの化粧品はフランスでも最高級の一品。テスターとなっていただく方も普段から最高の化粧品を使っていらっしゃる品位のある方にしかお願いできません。いかがでしょうか奥様?」
彼女はさりげなく最高、品位と言う言葉を強調していった。この手の言葉は相手の自尊心をくすぐるものだ。案の条女の声が弾む。
「まぁ、そうなの?でもどうしましょう。主人がいないと決められないのよ」
「では試供品だけでも置かせておいてはいただけないでしょうか?よろしければ継続してテスターをなさっていただきたいですし、お気に召さなければ破棄していただいて結構です」
「そう、わかったわ。どうぞお入りになって」
大きな門が音を立てて開かれる。それを見てセールスレディに扮した女性、秋津遼は満足げに笑みを浮かべるのだった。

秋津を出迎えたのは、声と同じように品のいいこざっぱりとした服装をした40代くらいの婦人だった。福永の妻恵子である。
「お綺麗な方ね。モデルでもなさっているのかと思いましたわ」
「とんでもございません。奥様こそ控えめでありながら、魅力的なお洋服がとてもよくお似合いでお美しいですわ」
「まぁ、お世辞がお上手ね。さ、上がってらして」
婦人の案内で、秋津は応接間へと通された。婦人のここでも婦人の趣味が活かされていて、家具や調度品は全て、いかにも年代物といったロココ調のアンティークで統一されていた。
秋津は座りごこちの良いソファに腰掛け、婦人に問うた。
「奥様。これだけ広いお屋敷ですのにメイドさんなどは雇っていらっしゃらないんですか?」
「ええ、どうにも貧乏性で家事は自分でやらないと気がすまないんですの」
婦人は気さくに答えた。金持ちの奥様に多い自慢たらしく鼻持ちならないところなど微塵も感じさせない女性だった。
(へぇ、面白い女だね。これなら少しは楽しめるかな)
秋津は手にもっていたバックから様様な化粧品を取り出した。
「これらの化粧品はお肌の刺激のないものを厳選して使っております。ですのでお肌の弱い方に安心してお使いいただけます。また、美肌効果も抜群でこのクリームなどは今評判のセラミドが配合しており、肌の水分をたもちしっとりとした瑞々しいお肌を作ります」
「まぁ、素晴らしいのねぇ」
婦人はクリームの容器を手にとって感心して見た。どうやらあまりセールスを相手にしたことが無く相手の言ったことを鵜呑みにしてしまうタイプのようだ。セールスのいいカモだが、彼女の狙いは化粧品の提供ではない。
「あら、奥様首すじあたりの皮膚が少し乾燥されていらっしゃるようですね。折角ですからお塗りいたしましょうか?」
「頼める?じゃお願いね」
彼女はその首筋を無防備にさらした。吸血鬼である彼女の前で。
「では失礼いたしますね」
秋津はその隙だらけの首筋に己の二本の犬歯を埋めた。たちまち婦人のか細い首筋から大量の血液が流れ出し秋津の口を満たす。
「あ、ああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
「大丈夫。苦しみはほんの一時だけ。その内甘美な心地よさがくるよ」
急激に血液を奪われた苦しみに苦痛の声を上げる、冷酷な声色に変えた秋津が耳元でささやく。吸血鬼化するのに十分な血液を奪った秋津は、牙を首筋から放す。
「不思議・・・。なんだか体が楽になったみたい」
彼女の言うとおり、徐々に痛みが薄れたのか婦人が声を上げるのやめた。婦人の体が吸血鬼化したのだ。空腹を覚えた婦人はもの欲しそうな目で秋津を見る。
「お腹がすいたんだね。いいだろう。私の血を吸うがいい」
秋津が差し出した腕にかぶりつく婦人。新たに生えた牙が秋津の血を啜る。これで僕の儀式は完成した。純粋な吸血鬼である秋津は己の血を分け与えることで吸血鬼化したものを僕にすることができる。やがて満足したのか婦人は秋津の手から口を離した。秋津の血を啜った婦人は恍惚の表情を浮かべる。
「満足したようだね。これからお前は私の忠実な僕だ。いいね?」
「はい・・・」
「ではお前の夫、福原康夫について教えてもらおうか・・・」

<使い魔>

深き闇の深淵。この世界とは違うどこか。暗き闇が支配する安寧の地。
一人の青年が魔法陣の上に立っていた。魔法陣は複雑なルーンが描かれ赤く輝いている。
彼の右手には琥珀の腕輪が嵌められている。その腕輪の中には蝙蝠の翼をもった全裸の女性が見える。
青年は腕輪を翳しながら、何事かをつぶやき始めた。
「・・・闇に眠りし妖かしの者、今こそ盟約に従い我が前にその姿を表せサキュバス・・・・・よ!」
琥珀が不可思議な紫の光に包まれ、閃光が迸る。
やがて、光が収まると一人の女性が青年の前に立っていた。先ほど琥珀の中に見えた女性と同じ姿をしている。
「久しぶりですね、霞さん」
「あら、斎さんじゃないの?何か用?」
青年、斎悠也はサキュバスの姿を見て苦笑する。
「やはり魔界の匂いが強いですね。一つ調査をお願いしようかと思ってまして」
「調査?」
「ええ、例の悪魔教会調査です」
「悪魔教会ですって!」
霞と呼ばれたサキュバスは悪魔教会と聞いて嫌な顔をした。この霞はかつて悪魔教会の者に召還され、使役されていた。実際には新宿の支部を任されていたのだが、調査に来た斎達に撃退され今では斎の使い魔になっている。
「嫌よ。あそこにはあたしの顔を知っている奴がいるかもしれないじゃない。それに私が知ってる場所は歌舞伎町のあそこだけよ」
「ああ、別にいきなり悪魔教会に潜入しろといっているわけではありません。福永という政治家が悪魔教会に関わっているようなので、これと接触して調べてほしいんです」
「福永?誰よそいつ」
斎は代議士福永について説明した。
「まぁ、あんまり魔界の者がこちらに干渉するのは好ましいことではないんですけどね。仕方ないでしょう」
「それにしても物好きなものね。いいけど。ではご主人様、あたしはその福永という奴に接触して悪魔教会の場所を探りあてればいいわけね」
「そういうことです。危なくなったら撤退してもらって結構ですから。場所さえ分かれば後はこちらで処理します。ああ、そうそうこの紫水晶の指輪を嵌めてください、魔界の匂い多少抑えるものです勘のいい悪魔に悟られないようにね」
淫魔であるサキュバスにとっては人間の男を誘惑することは容易い。
サキュバスは斎にうなづくと闇に溶け込むように消え去った。
後に残されたのは斎のみ。
ふと、彼の耳に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「随分と大袈裟な事をするのだな・・・」
「父さん・・・」
「この程度の事はあっさりとこなしてもらわんと困るな」
「あのねぇ・・・。万年新婚夫婦に後数百年つきあわなくちゃいけない俺の立場少しは分からない?」
「話題をすりかえるな」
「すりかえてないって?ただでさえ、母さんと父さんがラブラブになると魔力の放出が高まっちゃって抑えるのに苦労しているんだ。正体ばれたらどうするんだよ。だからこっちは少しでも目立たないように結界はってこそこそ動きまわらなきゃいけないんじゃないか」
斎は深々とため息をついた。
「それは私たちの責任ではないぞ。止むをえんことだ。・・・うん?どうしたお前?おお、朝の食事か。今行くぞ。とにかく、もう少し悪魔として誇りをもて」
「だから俺は悪魔としては生きないって・・・!ってもう聞いてないな・・・」
斎はさらに深々とため息をつくのであった。

<料亭「楓」>

「ただいま」
「お帰りなさいあなた」
福永邸では夫人が夫を出迎えていた。福永康夫42歳。体は少々たるんでいるが恰幅が良いとも言えなくは無い。顔も世辞にも美しいとか整っているとはいえないが、意志の強さを宿した目が印象的な独特な顔立ちをしている。
婦人は夫の荷物を持って、食堂に向かう。食堂には暖かな料理が用意されていた。しかし、福永は残念そうな顔つきで首を振る。
「すまないが、今日は党の連中と会食があるんだ」
「まぁ、残念だわ。折角用意したのに・・・」
「すまない。恵子」
福永は夫人の細い肩を抱いた。
「いいのよ。今の貴方は仕事が一番。夢をかなえるためにも頑張らなくっちゃ」
「恵子・・・」
「さ、いってらして。お仲間をお待たせしてはいけないわ」
福永はすまないなともう一度言って家から出て行った。その姿を見届けて秋津が物陰から現れる。
「おや、残念だったね。折角の手料理だったのに・・・」
「しかたないですわ。夫は今が一番大切なことなのだから。あの人はこの国を良くするために励んでいるのです」
「ふぅん、そう」
(ほんとに悪魔の力を借りていい事なんかしようとしているのかね)
秋津はそう疑問に思ったが、口にはださなかった。福永については全て婦人の口から聞き出しておいた。これから彼の行く先についても調べはついている。
彼女はバックから携帯電話を取り出した。
「斎君?彼が動き出したよ」
「了解です。こちらでも霞に追わせています」
屋敷から出てくる黒塗りの車の中に、福永と秘書になりすましている霞の姿を確認して斎は答えた。
「秋津さんはどうされますか?俺はこれからタクシーで追跡しますけど」
「ああ、心配しないで。私は飛べるから」
「なるほど。では例の料亭で合流しましょう」
斎は携帯電話を切ると屋敷の前に待たせていたタクシーに乗り込んだ。
「前の車を追いかけてください。早く!」

<魔王ストラス>
「先生。明日のご予定ですが10時から委員会に出席、12時から党の会食、1時から外務大臣と日程の調整についての相談、4時にイギリス大使と会談、5時30からフランス大使館で夕食会となっています」
「有難う、霞君。では明日は9時には国会に到着していないといけないな」
「8時にお迎えに上がります」
秘書になりすました霞はノートパソコンから目を上げた。本物の秘書を眠らせ、福山と運転手には幻術で、自分が秘書であることを思い込ませている。現在術は完全に効果を発揮しているようで自分を怪しむ様子はない。
「さて、これからの予定だが・・・」
「楓ですね」
「ああ、あそこは日課だからな」
楓とは福山行きつけの料亭の名前である。
「今日は契約の日だな・・・」
「はい?」
「いや、なんでもない」
霞は福永の言葉を聞き逃さなかった。契約の日。それはすなわち悪魔に魂を売る契約書にサインをする日のことである。ということは、まだ福永は魂を売っていないことになる。
やがて車は料亭「楓」の前に到着した。
「では霞君。先に帰っていてくれたまえ。ああ、君ももう帰宅するといい。帰りは一人でタクシーでも拾うから」
「よろしいのですか?先生」
「ああ、明日も早いしね」
霞は福永の言葉に小躍りしたい気分になった。同属にあったら正体を見破られる可能性があるので、どう言い訳をして先に帰ろうか先程から悩んでいたのだ。運転手は車を降りると、福永の座っている席側のドアを開けた。福山は外に出て見送ろうとする霞を「いいからいいから」と断り、楓に入っていく。霞はその姿を見て満足げに頷き運転手に車を出すように指示する。これで彼女の任務は完了した
といえるだろう。彼女の行動は全て主である斎も知ることができる。後は仕事が完了してから回収すればいい。
タクシーの中から一部始終を見ていた斎は料金を払って楓の前に立った。何時の間にか背後には秋津が腕を組んで立っている。闇夜にまぎれて飛んできたのだろう。
「ここが今回の悪魔教会か・・・。何がいるのか楽しみだね」
「魔界の臭いがする・・・」
 
「いかがだったかな。我が魔力のほどは?」
「素晴らしい。見事としか言いようのない力です」
料亭楓の奥座敷で、福永は黒い着物を着た白髪の老人に酒の勺をしていた。老人は満足げに酒を飲みほすと、紙と羽ペンを取り出す。
「これで我が魔力のほどは理解できたはず。さぁ、この契約書にサインを」
「はい・・・。これで私は・・・」
「うむ、総理大臣にでもなんにでもしてやろう。そしてお前の望む政策が成功するよう協力してやる。さぁサインをするのだ」
福永は震える手でペンに手を伸ばした。
その時。
「その契約の代償はわかっているんだろうね?」
襖の奥から声が聞こえてきた。
「誰だ!」
福永が慌てて襖を開けると、そこにいるのは秋津と斎の二人だった。先程から福永と老人のやり取りを耳をすませて聞いていたのだ。
「ふん、なにやらこそこそ動き回る鼠の気配がすると思えば貴様らか」
後ろに控えた老人は尊大な態度で鼻を鳴らす。
「どうにも魔界の臭いがすると思ったら貴方が悪魔ですね。魔界のものが人間界に干渉するのはあまり良いことだとは思えませんね」
「そういう貴様らこそ人間ではあるまいに」
「おや、バレた?ふ〜ん、そこそこはできるみたいだね」
「あ、あんたたち何者だ?」
福永の問いに、二人はこう答えた。
「何でも屋」
「ホスト」
実に簡潔で的を得た・・・といえるかどうかはさておき、ストレートな答えに福永の顔は?になる。彼のことなどほっておいて二人は老人と会話を進める。
「で、アンタは何者なんだい?」
「我が名はストラス。地獄の伯爵よ」
「ストラス・・・」
老人の答えに斎は驚きを隠せなかった。
ストラス。それはソロモンにより封じられし72人の魔界の王の一人。本来は王冠をかぶったツグミの姿で現れ、召還したものに富を与えるという。魔王と呼ばれるだけあってその力は相当のものである。議会での議案可決にはこの悪魔の力を借りたのだろう。
だが、悪魔と契約を結ぶにはそれ相応の代償が必要である。果たしてストラスはどのような代償を求めたのであろうか?
「アンタはどんな代償を求めたの?」
「簡単なものだ。こやつの寿命をだよ。この契約を結べば後10年ほどの寿命を残して全て私のものとなる」
「それを貴方は了承したのですか?」
福永はコクリとうなづいた。
「ああ、私の理想を実現させるにはこれしか方法がないんだ。神がチャンスをくれない以上悪魔に頼るしかない」
「キミは本当に悪魔の力を借りていい政治を目指すのかい」
「もちろんだ。国政に国民の意思を反映させるには、保身しか考えのない政治家を排除しなくてはならない。しかしそれには私は力不足だ。それに時間もかかる。悪魔の加護を頼るのが一番手っ取り早く確実だ」
「ふ〜ん」
秋津はさも珍しいものを見るかのように福永を見つめた。
「私を止めないのか?」
「別に。俺は悪魔が人間界に干渉しすぎるのがまずいと思ってきただけだし、秋津さんは楽しければそれでよしだし。ちゃんと契約の意味がわかっていて結ぶのなら止めはしませんよ。ご自由に」
正義感に燃える人間なら彼を押しとどめただろうが、生憎この場にはそんな奇特な考えの持ち主はいなかった。
「好きにすれば」
秋津も干渉するつもりはないようだ。
「ふむ、ではサインを・・・」
福原は契約書にサインした。ストラスは満足げにうなづいた。
「で、アンタはまだこの世界に留まるわけ?」
「さてな。私は自分の役目を果たしただけだ。人間の欲望を叶えてやるというな。別にこれ以上干渉するつもりなどない」
「貴方を召還した者を教えてもらえませんか?」
「貴様に答える義務などない。知りたければ自分で調べることだ。だが一つだけ教えておいてやろう。あの者はあらゆる人間の欲望の解放を願っている」
ストラスはそう言い放つとツグミに姿になり、消え去った。
「魔王も暇なんだねぇ」
秋津はしみじみとつぶやくのだった。

その後福永は次々と成功を収め入閣した。だが、彼は10年どころか数十年たっても老いることもなく死ぬこともなかった。結局最後は気味悪がられ婦人ともども人前から去ったという。
「吸血鬼に寿命なんてあるわけないじゃない」
秋津の至言である。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
0258/秋津・遼/女/567/何でも屋
0164/斎・悠也/男/21/大学生・バイトでホスト

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■         ライター通信          ■
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悪魔教会〜陰謀〜はいかがだったでしょう。
陰謀という題名が相応しくないと思われるかもしれませんが、これには深い意味が隠されています。これからの展開で徐々に明らかになっていくと思われますのでお楽しみになさってください。
今回も人間の方が一人も参加していないということで、一風変わったストーリーとなりました。これから悪魔教会は戦闘より調査と悪魔との駆け引きが中心となっていきます。悪魔との駆け引きに失敗すると大変なことになる、シビアな依頼になっていくと思われますのでそのスリルをお楽しみいただければと思います。
今回の依頼ですが、福永がどこに行っているかと、悪魔教会に関係すると思われるストラスと接触できたので成功です。
おめでとうございます。

斎様

今回は悪魔のお父上にご登場いただきました。ちょっとした脇役といった感じでだせていただいたのですがいかがだったでしょうか?