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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


血の糸

Opening 始まりの手紙

『己が人の命を絶ち、その肉叢を食ひなどする者はかくぞある』

仙花紙にどす黒い血文字にて認められたその一文。
鎌倉時代説話文学を代表する『宇治拾遺物語』に出てくる一文である。
そして、これ見よがしに点々と滴り落ちた血の痕に草間は大きく眉を顰めた。
裏返したり透かして見たりと…隅々までチェックした後、大きな溜息と共に手にしたそれを重厚なテーブルの上に置いた。
「全く、イイ趣味した人間がいるものだな」
草間は向かいのソファに座る少女に、やや呆れた口調で云う。
少女――榊香子(さかきこうこ)――はピンク色のスカートをぎゅっと握り締め、俯いたままピクリとも反応しない。
「ああイヤ、これはすまない。…ええと要するにこれをアパートのポストに入れる人間を割り出して欲しいと?」
草間は少し申し訳なさそうに頭を掻いて、改めて少女に云った。
「ハイ…もう怖くて仕方ないんです。だってもうこれで…」
もうこれでその奇妙な紙は十枚目になるんです、と少女は非道く辛そうに云う。
フム…と草間は唸ると、
「…まぁ、そういうわけなんだ。頼まれてくれるかい?」
振り向きながらソファの後ろに立つ私達にそう云って愛用の細い煙草を口に加えた。


Scene-1 秋津遼

闇夜に紛れながら、秋津遼は非道く可笑しくて堪らなかった。
ネオン街をパンプスの踵を鳴らしながら歩く彼女は実に優美そのもの。
口元にはいつものように薄い笑みを浮かべ、たおやかな髪は彼女の存在を一層引き立てる。
耳には紅い球状のピアスが一つ光っており、真空のその中には紅い所以の血が入っている。
今夜、秋津が可笑しくて堪らない理由は二つある。
一つ目は昼間受けた依頼のクライアントが若くかわいい女であること。
二つ目は今回の依頼の犯人であろう人間が自分と同じくカニバリズム信仰かも知れないこと。
別に、同類を見つけて可笑しがっているのではなく、それをじわりじわり追い詰めることに秋津は非道く喜びを感じていた。
ストーカー的な行為をする時点で、如何にも矮小な人間のやりそうな事で気に入らない。
彼女は自分が食事として『血を吸う』ことに実に崇高なる思いを持ち合わせていた。
だから、この可笑しさの向こうには確実に馬鹿げた人肉嗜食家、もしくは引用した人間に対する怒りがあったようだが…それは彼女しか分かりえない事実であるのも確かだった。
(今回の依頼…相当楽しめそうだね)
ペロリと血の滴るような赤い舌を覗かせると、秋津は今宵の食事を摂るべく闇夜に消えていった。


Scene-2 香

「で…犯人に心当たりはあるのかい?」

少し古ぼけた木造アパートの一室。今回のクライアント・榊香子の部屋である。
少女一人がこのようなアパートに住んでいることに秋津遼は形の良い眉をやや寄せた。秋津だけがそう思ったのではない。先に香子の部屋に来ていた四宮杞槙とボディーガードの佳凛も同様に感じていたみたいだ。
榊香子は父親を幼いときに交通事故で亡くし母親も10年ほど前に事故で亡くした、親戚の家では居辛いから、と一人暮らしをしていると云った。
彼女は中学生にも見える童顔だったが実際は18歳で、高校や専門学校などには通っておらず、深夜コンビニで働いて生計を立てているという。

「心当たりも何も…私、先月、この街に引っ越してきたばかりで…」
少女は怯え切っているようだった。栗色の髪を上でお団子風に束ね、白いうなじが後れ毛と共に美しく映える。実に美味しそうだと秋津は思った。
「あら、香子様。バイオリンをお弾きになられるのですか?」
少女の隣に座っていた四宮杞槙は、タンスに立て掛けられている黒いケースを見つけ、そう云った。
「あ、ええ…。こちらに引っ越してくる前に少し…」
香子は少し笑みを作りながら立て掛けてあるバイオリンケースの方を振り返った。そっと持ち上げ、膝に乗せる。まるで母親が子供を慈しむかのように…。
「母親の…形見なんです。これしか残ってなくて」
パカっと蓋を開ける。中には栗色の艶だったバイオリンと弓、そして一枚の写真。
「失礼ですが…お母上はバイオリニストの榊一恵さんでは…」
秋津と同じく、部屋の脇に立っていた杞槙のボディーガードの佳凛は云った。
「え、ええ…そうです。榊一恵は私の母です」

榊一恵(さかきかずえ)――あまり音楽に興味が無い秋津でも知っている有名なバイオリニストだ。確か、10年ほど前に事故で亡くなったとか何とか…。
しかし、彼女が有名なのはそのバイオリンも去ることながら人気絶頂の最中に事故による不幸な死を遂げたという所にあった。
人は悲劇や事故に実に自己満足的な同情を寄せる。榊一恵というバイオリニストを知らなかった人間までもが当時、彼女の死を痛み、嘆き、葬儀に参列した。
秋津はそれが妙に馬鹿らしかった。
結局は悲しみに浸る自分しか見ていない、エゴイズム――自己中心主義――でしかなかったからだ。

そこで、ふと秋津は血の匂いを感じとった。濃厚な香りではなく…何処か薄れた…そう、何かに染み付いた残り香のような…。
(どこかで…嗅いだことのある匂いだね)
そう思った時、ドアが大きくノックされた。


Scene-3 ちらつく影

「秋津さん、杞槙ちゃん。何かこちらでありましたか?」
ノックの主は同じく草間興信所の探偵であるシュライン・エマと巳主神冴那だった。
彼女二人は外回りの見張りを交代で担当していた。
「そっちはどうだい? それらしいヤツは見なかったかい?」
窓際の横の壁に少し背を預け、秋津は二人に尋ねたが、シュラインも巳主神も首を横に振った。
「それにしても…じれったいものね。粘っこい人間としか思えないわ」
シュラインの後ろからやって来た巳主神はそう云うと、退屈そうに前に垂れてきた髪を後ろに掻き上げる。
「どう…思います? 私としては香子ちゃんを一人にしておくには心配ですし、
 調査に乗り出すよりも、護衛も兼ねて見張りに徹した方がいいかと思うんですが…」 
シュラインが理知的な口調で回りを見渡した。探偵である3人はそれぞれ頷く。
「ストーカーの類なら人が傍に居ることで引いていくだろうしね。…このまま来なくなれば、それはそれでいいことだろ」
秋津がしたたかな笑みを作りながらそう云った。

じゃあ、あたし達は引き続き下で見張ってるわね…そう云って巳主神がドアノブに手を掛けようとしたとき、後ろに続いていたシュラインの身が強張った。
「…どうしたの、シュライン?」
「シ…。誰か階段を上って来る…」
ピンとまさにピアノ線のような緊張が部屋の中を駆け抜けた。香子は隣に座っていた四宮杞槙の腕をぎゅっと握る。
普通に考えれば、アパートの住人かも知れないし、それを狙ったセールスマンかもしれない。
しかし、何故か――この部屋にいる6人は――その足音の主が間違いなく事件に関わる物だと確信していた。
第六感的なものが働いていたのかも知れない。
「シュライン、何人か分かるかい?」
秋津が声のトーンを落として囁いた。シュラインは足音に集中すべく声を出さずに指で「1」と指した。

トン、トン、トン、トン、トン…

規則正しい足音…。
大分近づいて来たのか秋津もその音を聞き取れた。
「…男」
そう巳主神が呟くとシュラインと秋津、杞槙がこっくりと頷いた。やはりストーカーだったのか。

トン、トン、トン、トン、トン…

嫌になる位、正確だった。こんなことなら外にいて締め上げれば良かったと秋津は単純にそう思った。
(ポストに何か入れるようだったら、ドアを開けます。いいですか?)
シュラインが小声で囁くと巳主神と秋津は無言のままに頷く。
ドアノブにシュラインが手を掛け身を屈める。そしてキッチンがある左手に巳主神が構えた。

―――足音が止んだ。

『無音』という『音』が聞こえる。いや、自らの心臓の音が聞こえる。
秋津は固唾を飲んでドアの下に設けられているポストに視線を釘づけた。もちろん、巳主神の視線もシュラインの視線もそこに集まっている。
この間が何よりも長い。そう思った。

そして、ガサガサ…と僅かな音が聞き取れると、その意思をシュラインが目で巳主神に合図を送る。
受け口に茶色い封筒が挿入されたのを確認すると、シュラインは勢いよくドアを開ける…と云うよりかは押し飛ばした。
バンッ!という壊れるような音がして、その後を巳主神が出る。
「うわ…!」
「あら…」
巳主神は髪をなびかせて外に出るとドアの勢いに押されて、倒れ掛かった男の胸座を掴んだ。黒いダッフルコートに似合いもしないサングラス。
スーバースターのスニーカーを履いている茶髪の少年だ。
「思ったよりカワイイボウヤじゃなくって? …でも、おねぇさん達を怒らせたら怖いのよ?」
キリキリと胸座を締め付けてやると、ゴ、ゴメンナサイとその少年は涙混じりに謝りだした。
「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ…」

秋津はここで眉を大きく寄せた。
(このガキの血じゃないわね…)
巳主神に締め上げられている少年は指に絆創膏<ばんそうこう>をしていた。
僅かだがそこから匂ってくる血の香はあの紙に描かれた血文字の匂いと違った。
依頼を受けてすぐに、アノ紙に付着した血を舐めてみたが――実は女性のものだったのだ。
敢えてそれを云わなかったのは、ストーカー…つまり――男――と思っていた方が榊香子の今後の為にも良いのではないかと。
(女は執念深いからね…)
そう思った。女は実に執念深く、そして――嫉妬深い。
(…もう一人、黒幕がいるね)
秋津は手を口にあててやや思案する。するとそこで…窓の外から視線が感じられるのに気がついた。

「このガキが犯人…?」
シュラインは少し呆気に取られながら先ほど投函された封筒を拾い上げ、中身を取り出してみる。
中には、事件の発端を握る例の紙。
『己が人の命を絶ち、その肉叢を食ひなどする者はかくぞある』
「…どうやらそうみたい」
溜息混じりにそう云うとシュラインはその紙を窓際に立っていた秋津に見せた。
「…誰か外からこっちを見ている」
秋津はそう云った。間違いない。ガキの黒幕だ。
「え?」
「動くんじゃないよ、シュライン。…杞槙、そこから見えないかね」
杞槙は秋津の言葉に驚きながら頷くと、躯の位置を変えずに視線だけを窓の外に向けた。
「…分からない…でも…」
「視線は感じる、かい?」
秋津が問うと、杞槙はこっくりと頷いた。

「冴那、後は任していいだろう?」
締め上げる巳主神にそう云うと、身を翻して――2階なのだが――ひらりと空を舞うように窓から外へ飛び降りた。もちろん、凄まじい音を立てながら窓ガラスを蹴り飛ばして。
(全く…自分の手を汚さず、高みの見物を決め込んでいるヤツが一番嫌いだね)
スタン、と綺麗に裏庭に着地すると、秋津は疾風の如く駆け出した。


Scene-4 エゴ

秋津は無心で駆けていた。
目を閉じ、神経を集中させる。躯全体からアンテナを貼り、気配が何処にあるか見極める。
塀を軽く跳んで乗り越えると、勢いよく後ろを振り返った。
(あの角の向こう…いる…!)
そのまま空を切るかのように秋津は走った。

「………………」
角を曲がった所に、その人物はいた。
見た目、榊香子や四宮杞槙と変わらない――少女。
(この子…)
「…キミが榊香子にあの手紙を送っていたのかい?」
秋津は静かに背を向ける少女に云った。
「さぁ…何を云っているのか私<わたくし>にはさっぱり」
少女はあっけらかんとそう云いながら秋津の方を振り返った。フランス人形のような格好をした少女だった。
「今更、しらばっくれても無駄だよ。キミの手先はウチの探偵に締め上げられてる頃さ」
「…探偵」

「秋津さん!」
少女が固まった所へシュラインが追いついて来た。息を切らせながら少女を見る。
「え…? 三浦敦子(みうらあつこ)…さん?」
「なんだ、知り合いかい?」
シュラインが少女を見るなり名前を呟いたので秋津はシュラインを肩越しに振り返った。
「知り合いとかそんなんじゃなくて…ホラ、秋津さん知らない? 今、売り出し中ののバイオリニストよ、この子…」
「バイオリニスト…」
呼吸を整えながらシュラインは秋津に説明した。そう云われれば訊いたことがあるような、ないような…。
「でも、何で…貴方が香子ちゃんに…」
秋津もシュラインも少女――三浦敦子に視線を戻す。
「…アノ子が、勝ち逃げしたからよ…」
ギリッと歯軋りをして…三浦敦子は二人を睨み付ける。
「アノ子…香子はバイオリン教室で私と競うくらい上手かったわ…本当…イヤになるくらいね…」
「………………」
「私が血の滲むような努力して勝ち取ったコンサートのソロも、アノ子が…後から入ってきた香子が奪っていったわ…」
「それは貴方より香子ちゃんの方が上手かったからじゃないの…?」
「そんな筈はない…! 香子は大して努力もなく先生に気に入られていたわッ。決まってるじゃない!
 榊一恵の娘だからよッ!! 親の七光りで香子は私から教室NO.1の座もソロの座も奪っていったのよ!!」
「………………」
「それなのに! 私が欲しいものは全部手に入れた筈なのに! 香子はあっさりと教室もコンサートも辞めていったわッ。
 後に残った私はどうなの! どんなに上手い演奏をしても、どんなに頑張っても、いっつも『榊香子がいなくなったから』って
 指を指されて云われるのよッ!! こんなに惨めことはないわよッ!!」
少女は大粒の涙を零して泣き叫んだ。
「だから…香子ちゃんにあんな文を送りつけたの…」

『己が人の命を絶ち、その肉叢を食ひなどする者はかくぞある』

「そうよ…。やっとの思いで探し出した香子は…バイオリンどころか、社会的弱者に落ちぶれていたわ。
 いい気味って思った。いい気味ってね! 当たり前じゃない、私から全てを奪ったのよッ」
「シュライン、どういう意味だい?」

『己が人の命を絶ち、その肉叢を食ひなどする者はかくぞある』
――自分で人を殺して、その肉を食べる者はこの様である――
「…貴方は香子ちゃんのことを云っていたのね…。殺されたとされるのは貴方…。肉叢は――貴方が持ちえた地位や名声。
 そして、指示語『かく』が指すのは香子ちゃんの今の生活…」
「つまり、嫌な例えだけど揶揄<やゆ>で『バチが当たった』とでも云いたいワケ?」
秋津とシュラインの科白に敦子は高らかに嗤った。
「そうよ! 私から何もかもを奪ったからバチが当たったのよ! だから、私が練習して出来た血豆をわざわざ潰して、
 書いてあげたわッ。私を蹴落としたからバチがあったった、思い知るがいいってねッ!」

秋津は大きく溜息を吐き頭を大きく振った。だから女は怖い。目の前の少女は全く自分のことしか見えていない。子供だ。
榊香子に対して恐ろしいまでの執着心を持っている。人間の子供が母親の気を引こうとしてイタズラをするのと一緒だ。
再び溜息を吐き頭を抱えていると、脇をシュラインがすり抜けた。

パチン!
実に心地よい音に秋津はハッと顔を上げる。シュラインが敦子に平手打ちをかました所だった。
「アンタ、間違ってるよ。ハッキリ云って大馬鹿だね! …香子ちゃんがどれだけ苦労してると思ってるのッ。
 どれだけ怯えたと思ってるの! …それをいい気味だって? アンタのエゴに勝手に香子ちゃんを巻き込んでいるだけじゃないの!」
「…あんたなんかに分かってたまるものですか!」
敦子も必死でシュラインに食いかかる。しかし、身長の高いシュラインの顔まで届かない。
「そんなへそ曲がりなヒネクレ者根性なんて分かってたまるものですかッ。いい? 今、アンタ、香子ちゃんのことを
 “社会的弱者”って云ったけどね、あの子は一生懸命、誰にも頼らず頑張ってるんだよ。親のスネをカジッてるアンタに
 …イヤ、誰もあの子を非難する権利なんかないんだよ!」

シュラインがそう云い放った。何故か胸が熱かった。
そして、少女――敦子は声を出して泣き始めた…まるで幼子のようにわんわん、と。


Epilogue つながる点と糸と思惑と

「結局…投函しに来たのは三浦敦子の熱狂的FANだったワケ」
草間興信所のソファにどっかりと腰を落ち着けながらシュラインは云った。
同じく座っている巳主神は安いインスタントコーヒーを飲みながら頷いた。
「そうみたいね。敦子のイイナリ君一号だったみたい…全く、もうちょっと賢い事件かと思って引き受けたんだけど…」
「同感だね」
隣に座っていた秋津も呆れたように足を組んだ。
「敦子は香子ちゃんが羨ましくって堪らなかったんだろうね…ま、それにしてはドの過ぎた復讐だけど」
苦笑いを零しながらシュラインもテーブルに出されたコーヒーに口を付ける。
「秋津さん、途中から気づいていたんでしょ? あの言葉の本当の意味も」
シュラインが少し口を尖らせると秋津はクスクスと手を口にあてて特有の嗤いを零す。
「ま…それは想像に任せるよ。それにしても、イヤになるね。あんな引用は」
「どういう意味で使ってたの、そのお嬢ちゃんは」
巳主神がそう問うと、二人は苦笑いを作るだけだった。
「…聞かない方がいいね。聞けば絶対、虫唾が走るから」
秋津は軽く頭を左右に振ってコーヒーを手にとった。
そして視線を下へ落とすと、シュラインの右足には白い包帯がグルグルに巻かれている。
「…シュライン、それ、捻挫だったのかい?」
「んーまぁそんな所です…」
「大人しく階段使えば良かったのに…」
「階段前の通路で巳主神さんが景気よく乱闘してたじゃないですか」
「まぁ、失礼な…」

「全く、ウチの女探偵が揃うと怖いな…」
デスクで書類に頭を悩ませていた草間は煙草を吹かしながらこちらを見る。
3方向からキッと鋭い視線が飛んですぐさま首を竦めることになるのだが。

「そう云えば、杞槙は?」
「香子ちゃんと遊ぶ約束があるんだって」

シュラインがそう草間に返すと珍しく巳主神と秋津が穏やかに笑った。


FIN


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【0258 / 秋津・遼 / 女 / 567 / 何でも屋】
【0294/ 四宮・杞槙 / 女 / 15 / カゴの中のお嬢さま】
【0086 / シュライン・エマ / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト】
【0376 / 巳主神・冴那 / 女 / 600 / ペットショップオーナー】

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■         ライター通信          ■
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* こんにちは、本事件ライターの相馬冬果です。
  この度は、東京怪談・草間興信所からの依頼を受けて頂きありがとうございました。
* 今回の依頼は皆さまのプレイングが色々と効果を発揮してとても奥深い作品になったと
  個人的には思っておりますが、どうでしょうか?
* 他の参加者の方の文章を読んで頂けると、事件の絡み合った思惑や経過なども含めて、全体像や進展度、
  思わぬ隠し穴などがより一層、理解して頂けると思います。

≪秋津 遼 様≫
 再びお会い出来て本当に嬉しいです。ファンレターのお返事を送らせて頂きましたが、無事届いたでしょうか?
 今回のプレイング、冒頭部分が如何にも秋津様らしくテンポの良い滑り出しだったと思います。
 最後にはカッコよく窓から飛び降りて頂きましたし…個人的には頑張ったつもりなのですが、
 上手く秋津様のキャラクターを出せているでしょうか?(笑)
 それでは、またの依頼でお会いできることを祈って…。

 相馬