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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


調査コードネーム:お嬢ちゃまは怪奇探偵 せかんど☆
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :草間興信所
募集予定人数  :1人〜2人
------<オープニング>--------------------------------------

 草間興信所は、いつもの変わらぬ喧噪だ。
 否、いつも以上に賑やかである。
 それもそのはずで、また芳川絵梨佳が遊びにきているのだ。
 本人は仕事だと言い張っているが、そんなことを認めている人間は、所長たる草間武彦をはじめとして、誰ひとりいない。
 と、備え付けたばかりのファックスが、紙を吐き出した。
 依頼書である。
 栃木県は馬頭町にある県道で、事故が頻発しているらしい。どうも、昔、悪徳質屋があったとかという曰く付きの場所らしいが。
「依頼主は、栃木県交通安全協会か。えらく頭の固そうなところだな」
 溜息混じりに草間が言う。
「また栃木県なんだね☆」
 なぜか楽しそうに絵梨佳もくちばしを挟んできた。
「そうだな。最近、妙に栃木づいてやがる」
「あ! わかった!」
「なにが?」
「きっと、誰かの出身地が栃木なんだ!!」
 絵梨佳が言ってはいけないことを言い、事務所は今度こそホンモノの地震に襲われた。


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お嬢ちゃまは怪奇探偵 せかんど☆
 暖かな東風が吹き抜ける国道を、退役寸前のセダン車が疾走している。
 助手席に座っているシュライン・エマは、流れてゆく景色に視線を送った。臆病な春の女神が、そこかしこに息吹を投げかけているようだ。
 たまには運転から解放されるのも悪くはない。
 青い瞳に、微笑にも似た光がたゆたっている。
 視界の隅にはドライバーの姿がある。
 彼女の上司にあたる人物、草間武彦であった。着崩したスーツ、整えない前髪、下顎を覆う無精ひげ。だらしのない格好だが、見るものによっては多少はハンサムに見えないこともない。
「のどかだねえ」
 くわえ煙草の怪奇探偵が、お気楽に呟く。たしか、禁煙令が出ているはずであるが、記憶野のどこにも、そのようなものは残っていないらしい。
 曖昧な笑みで、シュラインが草間を見る。黒髪の頭越しに僅かに窓が開いていた。
 相棒のささやかな配慮が、事務員兼大蔵大臣には嬉しい。
「和まないでよ、武彦さん。遊びに行くわけじゃないのよ」
 だが、シュラインが口にしたのは、内心の喜びではなかった。
 ストレートに感情を表現できるほど素直な、あるいは純朴な性格の女性ではないのだ。
「判ってるさ。それにしても、お前と二人で仕事に出るのは随分と久しぶりだな」
「二人って‥‥武神さんも手伝うって言ってくれたじゃない」
「いいんだよ。これ以上借りをつくってたまるか。それに」
「それに?」
「二人っきりの方が、俺は嬉しいぜ」
「ま、べつに良いけどね」
 素っ気なく応えて、シュラインは草間から顔を背けた。
 まったく、こんな歯の浮くような台詞、どこで憶えてくるのだろう。
 頬が熱くなるのを、白い肌の美女は自覚した。
 怪奇探偵として高名な男は、ときとしてドキリとするような事を言うから始末に悪い。一喜一憂してしまう、自分も自分だが。
 むしろ自身に腹を立てたように、シュラインは車窓からの景色を憮然と眺めていた。
 唇の端を二ミリだけ持ち上げた草間が、カーラジオへと手を伸ばす。
 雑音に続いて陽気なポップスが内蔵スピーカーから流れ出した。
 まるで、恋人同士のドライブのような雰囲気であった。と表現すれば、青い目の美女はむきになって否定しただろう。そしてそれが、照れなのか義務感なのかは本人にもわかるまい。
 整合されない感情と七〇年代のアメリカンポップスが溶けあって車内を満たす。
 微妙な距離を保った男女を乗せたセダンが、春まだ早い国道を走っていた。

 馬頭町の魔の直線。
 出発前にシュラインが下調べしたところによると、たしかにこの場所は事故が多い。多すぎるといって良いほどだ。
 それに、質屋が現場付近にあったことも事実だった。まだ、昭和とかいう年号が使われていた時代のことである。
 まあ、質屋とか金貸しとかいうものが愛されることは稀だ。悪徳だったかどうかは、そのあたりを差し引いて考えた方がよいだろう。ともかくも、その質屋は既に店をたたんでいる。理由は後継者がいなかったから、だそうだ。
 ただ、この質屋絡みで、借金苦だの自殺だのという話は収集できなかった。その理由の一つには、なにしろ時代が古すぎるということもある。質屋が閉店した昭和三十年代といえば、四十年以上も昔の話だ。草間にしてもシュラインにしても、この世に生を受ける遙か以前なのだ。当時のことを知る人は、ほとんどが老境に入っている。インターネットなどでは調べるのにも限界があろう。
 もう一つの理由は、質屋というものの体質である。
 質草がなければ質屋は金を貸さない。質草とは、要するに担保である。それも、有価証券などではない。このような場所では物品が基本だ。例えば、骨董品であるとかプランド品であるとか。
 むろん、ナマモノは扱っていない。
 シュラインが、草間を質草に金を借りようとしても断られてしまうのだ。もっとも、草間が担保では、どれほどの悪徳金融でも融資してくれないだろうが。
 それはともかくとして、質屋も商売であるから、質草の価値以上の金を貸すはずがない。質草は、債務者が借金を返さなかった場合、売りに出されるが、この販売価格が貸した金額を下回るようだと、店の損失になる。したがって、このような店が扱う金銭は、額としては比較的小さいのだ。
 しかも、債務者は既に担保を渡しているから、新たな借金に苦しむという事態にはなかなかならないだろう。具体的な例をあげると、シュラインが愛用しているヴィトンのアルマを質草に金を借りたとする。返せなければバッグが戻ってこないだけだ。あとは、質屋からの信用を失うくらいか。
 どちらにしても、たいして損失ではない。だいたい、定価で七万円を超える程度のアルマでは、借りられる額も二万円が関の山だ。利息分を入れたとしても、返すのは困難ではなかろう。
 このように、質屋から重大な金銭トラブルが発生するとは考えにくいのだ。
「となれば、地霊とか。それとも、普通に考えて道路の不備とか」
 下調べの内容を脳裡で反芻しながら、シュラインがぽつりと呟く。
「まともに考えれば不備の方だろう。よくある話さ」
 草間が、独り言に反応した。
 彼は、べつに心霊現象を頭から否定しているわけではない。科学捜査では解明できない事件もあるということは、骨身にしみてよく知っている。ただ、同時にそれ以上のことも知っていて、事件の大半は現実的な原因があるのだ。
「即断と先入観は禁物でしょ。武彦さん」
「たしかにな」
「もうすぐ現場に着くわ。近隣の人の話とか訊いたら、新しい発見があるかも」
「お、判ってきたねぇ。シュラインさん」
「そりゃあ、所長さまに鍛えられてますから」
 などと、軽口を叩き合う二人は、不測の事態が至近に口を開けていることなど知る由もなかった。
 突然の衝撃とともに、車体が大きく左に振られる。
 まるで、地面に左の車輪を鷲掴みされたようだった。
 声にならない悲鳴をあげるシュライン。
 その目前に路肩の壁が迫り‥‥。

 武神一樹が草間興信所を訪れたとき、所長と大蔵大臣の姿はなかった。
 代わりといってはナンだが、元気な中学生が所長のデスクにふんぞり返ってファッション誌などを読んでいる。
 事情はよく判らないが、出直した方が良いかもしれない。
 本能的な忌避感に襲われた黒髪の調停者は、一言も発しないままに背を向ける。
 しかし、半秒おくれた。
「あー! 武神さんだぁ☆」
 見つかった。見つかってしまった。
「よう、絵梨佳。元気だったか」
 なにくわぬ顔で挨拶をするが、笑顔が微妙に硬い。
「元気だよ〜♪ 武神さん、今日は何の用?」
「新しい依頼があった、と、シュラインに聞いてきたんだが」
「残念☆ 草間さんとシュラインさんなら、さっき出ちゃったよ♪」
「そうらしいな‥‥」
 疲れたように武神が言う。
 どうして絵梨佳は、普通に話すことができないのだろう。語尾の一つひとつが、春の野原でスキップしているようだ。
「置いてきぼりになっちゃったね☆」
「そうらしいな‥‥」
「今日は、あたしとコンビだね♪」
「そうらしいな‥‥」
 芸のないこと夥しいが、武神は同じ台詞を繰り返す。
「神よ、我に艱難辛苦を与え賜え。しかし、芳川絵梨佳だけは勘弁してください」
 という心境だったのだろう。きっと。
 百歩譲って、草間とシュラインが二人で調査に向かったのは良しとしよう。たまには二人っきりで出かけるのも悪くない。せっかくの機会だから、少しは仲を進展させればよいのだ。
 問題は、どうやら彼が、絵梨佳を押し付けられたということである。
 人間社会というものは、誰かが得した分、他の誰かが損をするようにできているらしい。
「あの野郎‥‥絶対わざとだな‥‥」
 この場にいない男を脳裡に浮かべ、下品なことを考える。
 武神の推理能力は、草間や稲積秀人のそれに劣るものではない。怪奇探偵が考えることなど、お見通しだった。
 厄介事を押し付けると同時に、憎からず思っている女性とドライブを楽しむ。一石二鳥作戦というわけだ。舌を出している草間の顔が、瞼の裏に浮かんでくるようだ。
「でね☆ あたしはお留守番なんだ♪」
 調停者の内心も知らず、呑気に絵梨佳が笑う。
「よく付いていかなかったな」
 明らかに苦笑を押さえながら、武神が腕を組む。
「あの二人もまだまだ子供だからね☆ たまにはあたしが気を遣ってあげないと♪」
「まったくだ」
 今度こそはっきりと苦笑を浮かべ、黒髪の男は客用ソファーに腰を降ろした。
 コーヒーを煎れるわ、などと宣言して絵梨佳が席を立った。
 一人前の所員ぶっているのが可笑しくもある。
 だが、さすがに自分から言い出すだけのことはあって、絵梨佳の手捌きは見事なものであった。カップからは豊潤な香気が立ち上っている。
「美味いな。銘品だ」
 口を付けた武神が、思わず感歎の言葉を発する。
「ありがとー☆ 家から持ってきたんだよお☆」
 本当に嬉しそうに絵梨佳が言った。彼女の前にも、熊だか猫だか判らないモノが印刷されたカップが置かれている。
「まあ、そうだろうな。草間がこんな逸品の豆を買うはずがない」
 偏見に満ちた正論を武神が口にした。
 絵梨佳の家は富豪である。良い豆があっても不思議ではない。煎れ方については、おそらく父親あたりがコーヒー道楽なのだろう。門前の小僧なんとやら、というヤツだ。
「武神さん。シュラインさんが下調べした資料あるけど、読む?」
「ああ。拝見しよう」
 言って、足を組む。
 このあたり、立派な探偵コンビに見えないこともない。頑張れば。
「ふむ。これは、単なる事故だな」
「そんなに簡単に決めちゃっていいの?」
 軽く資料に目を通し、あっさりと断を下した武神に、絵梨佳が小首を傾げる。
「この画像を見てみろ。直線道路に見えるだろう?」
「うん」
「だが、実際は右にカーブしてるんだ」
「ええ!?」
 驚いた絵梨佳が、目を大きく見開いてプリントアウトされた画像に見入った。しかし、直線は直線である。お手上げだというように両手を大きく広げる。
「左右の縁石に注目するんだ。遠くの方では、少しだけ大きさが違うだろう」
「あ!? たしかに‥‥」
「というわけだ。直線道路だと思い込んでるドライバーは、左に振られることになるな。しかも、ここ、縁石が途切れている。ここに左タイヤがぶつかったらどうなるか。こんなに高い縁石だ。上手く乗り上げることはできないだろうな」
 乗り上げることができるなら問題ない。だが、高速走行している自動車は、これほどの段差には耐えられないだろう。当然、左前輪がパンクを起こすことになる。そして、高速走行中にパンクを起こしたらどうなるか。
 結果は容易に想像がつく。
「じゃあ、質屋さんの話は?」
「おそらく、という注釈がつくが、適当な伝承でも仮借したんだろうな。よくある話だ。人間ってものは、怪談を作りたがるからな」
 腕を組んで淡々と語る。
 このあたりは、さすがの胆力と視覚的想像力である。
 ふと、がっかりしたような絵梨佳の表情が目に映った。
 まあ、こんなところに関わっていれば、そのうち嫌でも実際の心霊現象に遭遇するだろう。
 苦笑した武神は、そのようなことを考えていたが、口に出したのは別のことだった。
「‥‥しかし、アイツらが少し心配だな。慎重なシュラインがハンドルを握ってるなら良いが‥‥」
「‥‥キーを持ってたの、草間さんだった‥‥」
 冷や汗を流しながら、絵梨佳が応えた。
 と、事務所の電話が鳴る。

「はい。こちら草間興信所」
『あ、武神さん? 良かった。来てくれてたんだ』
「シュラインか。何か進展があったのか?」
『進展どころじゃないわよ。武彦さんが事故っちゃって』
「‥‥やっぱりな」
『やっぱりって‥‥判ってたの?』
「ああ。この事件は、ただの事故だ」
『なるほどねぇ。まあ、そのあたりは後で聞くわ。それより‥‥』
「救援が必要か?」
『お願い。左の前輪がイッちゃってるのよ。ガレージにスペアが置いてあるから』
「わかった。すぐに出る」

 突き抜ける蒼穹の下、たたずむ青い目の美女に男が近づいてくる。
「どうだった?」
 飄々と草間が訊ね、買ってきたばかりの缶コーヒーを放った。
「やっぱり武神さんが来てたわ。すぐ来てくれるって」
 左手でそれを受け取ったシュラインが、苦笑気味に応える。
 視線を横に流すと、歩道に乗り上げたセダンが目に映った。
 まったく、危ないところだったのだ。
 もう少しで壁に激突するところであった。咄嗟に草間の見せたハンドル捌きは名人の域に達していたが、あれは偶然の産物である。おそらく二度は出来ないだろう。
 もっとも、二度と経験などしたくないが。
「そいつは助かった。JAFを呼ばずに済む」
「武神さんには、いい迷惑でしょうけど。結局、また借りができちゃったわね」
「‥‥まったくだ」
 返答の前に、草間は一瞬の沈黙を先立たせた。ドライブが中断させられたからか、絵梨佳を押し付けようとした目論見が崩れたからか、それとも、せっかくのデートに闖入者の登場が決定づけられたからだったろうか。
 怪訝な顔を見せたシュラインだが、とりあえず気にしないことにした。
「ところで、武神さんが事件の謎を解いたみたいだけど」
「俺にも解けたぜ」
「へえ。いつの間に?」
「事故った瞬間に判った。ここは直線に見えるカーブだ」
「‥‥事故る前に気付いて欲しかったな。私としては」
「‥‥すみません‥‥」
「あーあ。怖かったなぁ。PDSDになっちゃったらどうしよう」
 PDSDとは、心的外傷後スト レス障害のことである。具体的には、「地下鉄サリン事件」に巻き込まれた人が、地下鉄に乗ることに恐怖感を覚えるようになる。大震災に遭遇した人が、ちょっとした揺れにも敏感になる。そのような事だ。むろん、交通事故でも起こりうる症状である。
「‥‥」
 思わず、草間は黙り込んでしまった。
 責任を感じていないわけではないのだ。
「どうしよう?」
 追い打ちをかけるようにシュラインが言う。
 草間の正面に上半身をかがめ、下から覗き込む。笑っているので、深刻に責めているわけではないのだろう。だが、本気だろうと冗談だろうと、草間に与える圧迫感は変わらない。
「あーもう、判ったよ。何でも欲しいもの言ってくれ」
 あっという間に怪奇探偵が白旗を掲げた。
 シュラインがクスクスと笑う。
 ただ、彼女は気付いていない。べつにこういう状況でなくとも、草間は可能な限りシュラインの要望に応えようとするだろう。そしてそれは、シュラインにも言えることである。なんとも不器用な二人であった。
 やがて陽が移ろい、宇都宮方面からワゴン車が接近してきた。
 シンデレラリバティーの終わりを告げる鐘の音のように、クラクションが鳴り響く。
 助手席の窓から身を乗り出した絵梨佳が元気に手を振る。
 上空では気の早い一番星が、明るく輝き始めていた。

  エピローグ

 古ぼけた入り口をくぐると、意外に片づいた店内が広がる。
 櫻月堂である。
 武神が店主をつとめる骨董品店だ。
「お帰りなさいませ。一樹さま」
 住み込み店員が、柔らかな笑顔で彼を出迎えてくれた。
 無言のまま、土産の袋を渡す。
「あら、珍しい。お土産を買ってきてくださるなんて」
「いや。怪しげな菓子が売っていたのでな。『那須の月』というらしいが」
 たしかに怪しいネーミングである。
 仙台の方に、似たような名前の銘菓があるが、果たして内容は違うのだろうか。
「ありがとうございます。お茶を煎れますから、ご一緒にいかがですか?」
「そうだな。いただこう」
 そういって、座敷に上がり込む。
 後に続いた店員が、台所に立つ。
 彼女の動きに合わせてさらさらと踊る金髪を漫然と眺め、武神は、
「上手くいくといいな、あの二人」
 と、呟いた。
「そうですわね」
 振り向きもせず、金髪の美女が応える。
「おいおい。何の事だか判ってるのか」
 調停者の顔に苦笑が刻まれる。
「ええ。なんとなく」
 おそらくは、彼女の顔にも微笑が浮かんでいるのだろう。
 見なくとも見えるものがあるのだ。
 そうだな、と、言葉を紡ぐ武神の顔には、相変わらず笑みが張り付いていた。
 そういう関係もまた良いかもしれない。
 湯気を逃がすために窓を開けた店員の瞳に、剣のような月が映る。
「‥‥綺麗‥‥」
 と、彼女が言った。
 三日月よりもなお、たおやかな姿で。


                    終わり

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
0173/ 武神・一樹    /男  / 30 / 骨董屋『櫻月堂』店長
  (たけがみ・かずき)

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■         ライター通信          ■
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毎度ご注文ありがとうございます。
今回は、ちょっと甘めのストーリーです。
推理の要素が少なかったですが、楽しんでいただけたでしょうか?
武神さまには絵梨佳の相手をしていただき、感謝に堪えません。
しかも、ラストシーンでは、ゲストの方にも出演していただきました。
お気に障ったらお許しください。


次回予告です☆

3月4日の新作は、ついに稲積シリーズ最終回です。
奮ってご参加ください☆
受付開始は、いつもの通り午後7時からです。