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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


真夜中のデパート
●オープニング【0】
「ねえ、バイトしない?」
 編集部に顔を出していると、外出先から戻ってきたアトラス編集長・碇麗香がにこやかに話しかけてきた。……その笑顔がどうも気になるんですけど。
「うちじゃなくてマリンデパート。ほら渋谷の」
 マリンデパートといえば、渋谷の公園通りに面する地上10階、地下2階建ての老舗デパートだ。去年の暮れにリニューアルしたはず。だが確かここは……。
「知ってるでしょ。今年に入って、ガードマンが立て続けに3人も殺されてる事件」
 今年に入り、マリンデパートでは毎月の最終定休日前夜にガードマンが殺害されていた。死因はいずれも全身殴打の結果による物だ。被害者にはガードマンであること以外に共通点はない。
 監視カメラに犯人が映っているのではないかと思われたが、いずれのケースでも何故か監視カメラが全く作動していなかった。それ以外の日はきちんと動いているので機械トラブルとも思えない。
「今、その件で出かけてたのよ。この事件解決したら、顛末をうちの雑誌で扱わせてもらうって。もう許可取ったから、今度の定休日前夜に行ってきてね」
 麗香がぽんと肩を叩いた。
「期待してるわよ」
 すみません……見回れってことですか?

●裏の空間【1D】
 デパートには客に見せない顔がある。それは店員たちスタッフの行き交う裏の空間だ。客がこの空間に足を踏み入れることは、まずない。だが今日は少し事情が違っていた。
 そんな裏の空間を3人の女性が歩いていた。先頭を歩くのは肩元で茶髪を切り揃えた、すらっと背の高い女性だ。背筋もよく、タイトスカートからはストッキングに包まれた長い足が伸びていた。何となく理知的な雰囲気が漂っていた。
 その後ろを歩くのは、金髪の白人少女だった。にこにこと笑顔で前の女性の後ろを歩いている。見た目の印象通り、ほがらかな雰囲気が漂っていた。そしてその隣にはメイド服姿の女性が。恐らく少女に付いているメイドなのだろう。ただ、擦れ違う店員が皆不思議そうな顔で振り返っていたが。
 前を歩くのは高橋理都、国際線のスチュワーデスだ。後ろを歩くのはファルナ・新宮とお付きのメイドのファルファだった。3人は今日、店員やガードマンから情報を集めるためにマリンデパートへやってきていた。
 まずはガードマンから話を聞こうと警備員室へ行くと、警備主任が3人を出迎えてくれた。さっそく話を切り出す理都。
「申し訳ありませんが、3つの殺人事件はどの階のどの辺りで起こったのでしょうか?」
「階数ですか? ああ……1月は7階、2月は1階、3月は3階でしたね。7階にはおもちゃ売り場や子供服売り場が、1階は特選ブティックが、3階には婦人服と婦人肌着の売り場が各々ありますが。具体的な場所は後で御案内いたしましょう」
 警備主任が分厚いファイルを見ながら3人に語った。
「ここにはどんなお店が入っているんですか〜?」
 のんびりとした口調でファルナが尋ねた。「他の階は上から説明して、9階と10階がレストラン街、8階が音楽や本等の売り場、6階が家具や家庭用品に宝飾の売り場、5階が紳士服、4階が婦人服、2階が婦人靴と化粧品、地下1階が食料品となっていますが」
「地下は2階建てでは?」
 おやっと思い、理都が言った。
「地下2階は倉庫なんですよ。不用になったマネキン等は、2〜3ヶ月そこに保管してから最終定休日に処分します。今年になってからは滞っていますがね」
 そう言って警備主任は苦笑した。
「あの〜、お願いがあるんですけど〜」
 笑顔で警備主任に用件を言うファルナ。警備主任は一瞬首を傾げたが、その申し出を受け入れた。
「……何に使うんですか?」
 やはり理都も不思議そうにファルナに尋ねる。その使い道といえば、まあ普通は1つしかない。
「もちろん着るんです〜」
 にっこりとファルナは答えた。
 その後、3人は警備主任に連れられて現場を見に行ったが、決まってエスカレータのそば等というような規則性はなさそうであった。

●組分け【2】
 夜中――日付が変わる前に、9人の老若男女が警備員室へ集まっていた。うち1人は何故かメイド服姿であるのだが。
「2組に分けた方がいいな、こりゃ」
 そう言ったのは渡橋十三だった。男性6人に女性3人、バランスよい組み合わせを考えると2組に分けるのが妥当だった。3組も可能なのだが、男性陣がすでに3人・3人で1グループ出来上がっていたので見送ることになった。
 話し合いの結果、渡橋十三、九尾桐伯、斎悠也、ファルナ・新宮、それにお付きのメイドであるファルファの5人でまず1組。大上隆之介、直弘榎真、御堂まどか、高橋理都の4人でもう1組が出来上がった。
「君と組めるなんてよかったよ。……君が俺の運命の娘だったらうれしいな」
 組分けが決まるや否や、隆之介が理都の手をぐっと握り、まっすぐ目を見据えて言った。感情を色で例えるなら赤と桃の中間といった所か。隆之介の後輩である2人、榎真とまどかは呆れた視線を向けていた。『相変わらずだ』、そんな視線で。
「私の運命の人は他に居るようですので、恐らく人違いではないかと」
 やんわりとした口調で理都が返した。
「まるで誰かさんみたいですね」
「だよな」
 隆之介の行動を見ていた桐伯と十三が、口々に言った。そして悠也をちらりと見る。ライトグレーのシックなブランド品に身を包んだ悠也は、先を越されて少し悔しそうな表情をしていた。
「……大学教授の姉ちゃんに追ン出されても知らねェぞー」
 十三が小声でつぶやいた。
「これ、昼間に頼まれていた物ですが」
 警備主任がファルナにガードマンの制服を手渡した。警備主任はこの後、安全のため翌朝までデパートを離れることになっていた。つまりこの後はデパート内には9人だけである。
「ありがとうございます〜」
 ファルナは笑顔で礼を言うと、さっそく着替え始めようとした。他の者たちも見ている、この場で。
 当然のことながら、ファルナのその行動は皆から寄ってたかって止められることとなった。

●4階・婦人服売り場【3B】
 4階の婦人服売り場――地下1階から上がってきた一同は5フロア目となるこの階へ辿り着いていた。
「いいか? だからそういう場合はだなあ……」
 先頭を歩く隆之介が得意げな表情で何やら語っていた。
「この話何度目だ、御堂?」
「たぶん6回目じゃあ……」
 すぐ後ろを歩いている榎真とまどかがひそひそと話していた。2人は隆之介から『女の子とのお付き合いについて』の講釈を延々と聞かされていたのだ。
「向こうは今7階だそうです」
 無線機片手に理都が言った。感度良好、問題はない。
「少しこっちのペースが早いのか。先輩、少しペース落としませんか?」
 見回りのペースを落とすことを提案するまどか。
「ん? 話のか?」
「違います!」
 冗談か本気か分かりかねる隆之介の言葉に、思わずまどかが大声を上げた。
「冗談、冗談」
 そう言って笑う隆之介を榎真が呆れ顔で見ていた。
「携帯もアンテナ3本……」
 隆之介とまどかのやり取りをよそに、理都は携帯電話の確認を行っていた。こちらも問題はなさそうだ。
 そんな理都の一方の手には、水干姿――いわゆる公家の私服だ――の少年の手が握られていた。顔立ちは悠也に似ている気もする。
「式神か」
 少年を見てぽつりつぶやく榎真。2手に分かれて見回る前、悠也がそう説明して自分たちにその少年姿の式神を付けていたのだ。
「……色々な奴が居るもんだな」
 榎真は少し思案してから言った。気のせいか、何か含みのある言葉だった。
「……ん? 何か聞こえなかったか?」
 不意に隆之介が言った。首を横に振る理都。
「いいえ、何も」
「1度立ち止まってみますか?」
 まどかの提案で、皆その場に立ち止まった。すると今度ははっきりと聞こえた。何者かの足音が。
 一同は少しずつ集まり、周囲の警戒を始めた。やがて薄暗い中にシルエットが1体浮かび上がった。
「誰だ?」
 榎真が声をかけた。だがシルエットは次第にはっきりとしてゆき、皆がその正体を把握できる距離にやってきた。
「マ……マネキン?」
 理都が息を飲んだ。姿を見せたのは婦人服を身にまとったマネキンだったのだ。マネキンは一同を発見すると速度を上げ、襲いかかってきた。
「先手必勝!」
 先程までののんきな様子はどこへやら、隆之介が素早く動いてマネキンに拳を1発叩き付けた。吹っ飛ばされ、動かなくなるマネキン。
「マネキンが襲ってたのか」
 榎真が予想した通り、犯人は人以外であるようだ。ガードマンを殴り殺していたのも、マネキンがやったことならまだ説明はつく。恐らく殴ることしか出来なかったのだろうから。
 しかしまだ疑問がある。今までの殺害場所は階数がばらばらだった。共通しているのはいずれの階にも衣服の売り場があることだけだ。とすると……?
「まさか……」
「あれっ? おかしいな……無線が通じない」
 榎真が推理していると、まどかが首を傾げた。無線機からはノイズしか聞こえてこない。
「携帯もおかしいですわ。先程までアンテナ立っていたのに、今は圏外に」
 そう言って理都が皆に携帯電話を見せた。液晶画面には『圏外』とはっきり表示されている。
「ひとまず、7階へ向かって合流した方がいいんじゃないで……え……?」
 まどかがそう提案しかけた時、異変が起きた。隆之介に吹っ飛ばされたマネキンがゆっくりと起き上がってきたのだ。
 それだけではない。いつの間にか、一同の行く手を遮るかのようにマネキンが集まってきていた。階段はその向こう、一番奥にある。マネキンたちはじわじわと一同に迫ってきていた。
「……榎真。俺が道を開くから、他の2人を連れて先に突破しろ」
 榎真にそう耳打ちする隆之介。表情は真剣そのものだった。こくんと頷く榎真。
「うおりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
 隆之介がマネキンたちに突っ込んでゆき、中央の3体を力任せに薙ぎ倒した。すかさず榎真がまどかと理都の手を引っ張り、マネキンが薙ぎ倒されたことにより生じた空間へ走り込んでいった。
「うわあっ!!」
「大丈夫か、御堂!」
 榎真はまどかのズボンの裾をつかもうとしたマネキンを蹴り倒した。
「はあっ!」
 理都も自らに向かってきたマネキンを1体、得意の回し蹴りで撃破していた。
 階段へ向けて駈けてゆく3人。隆之介はある程度マネキンの山を作ってから、その後を追った。

●合流【4】
 榎真とまどか、理都はマネキンたちを振り切って階段に着いた。そしてもう1組に合流すべく階段を昇り始めたその時、頭上から声が響いてきた。
「上に来るんじゃねぇ! 下だ、下!」
 それは十三の声だった。そして上の階から駈け降りてきた5人の姿が現れた。
「たくよ、年寄りにそう走らせんじゃねぇよ……」
 息の荒い十三。かなり身体に堪えているようだった。
「よかった、無事だったんですか! 無線が通じなくなってたから気になってたんですよ」
 ほっと胸を撫で下ろすまどか。
「7階、5階はマネキンが蠢いてます。この分だと下も危ないでしょうね」
 階段を見上げながら、桐伯が言った。遅かれ早かれ、上からマネキンたちは追いかけてくることだろう。
「でも下へ行かないと脱出ができませんわ」
「脱出はまだしませんよ。退治するんです」
 階下の様子を窺いつつ言う悠也。
「恐らく地下の倉庫に本体が居るはずですから」
「地下に?」
 まどかの疑問に十三が答えた。
「地下2階の倉庫によぉ、不用になったマネキンが転がってんだ。リニューアル前なんかのな!」
「来た」
 階段の外の様子を窺っていた榎真がぼそっとつぶやいた。咄嗟に身構える一同。だが来たのは隆之介だった。
「おう、まどかに榎真。待たせたな……」
 頭に手を当てながら笑いかける隆之介。これで全員揃ったことになる。
 一同は地下2階の倉庫を目指して、階段を降り始めた。

●地下1階・食料品売り場【5】
 一同は無人の地下1階、食料品売り場を走っていた。途中の階で予想通りマネキンたちが雪崩れ込んできたが、ファルファがフロアに向けてアストラルキャノン砲を放って撃破したり、理都が先頭のマネキンを蹴り倒して後続のマネキンを巻き添えにしたりして、何とか無事に擦り抜けてきていた。
 地下2階の倉庫へ行くには業務用エレベータか階段しかない。そのため一同は階段に向かって走っていたのだ。
「おかしいな」
 走りながら榎真がつぶやいた。
「何でこの階に、マネキンが居ないんだ?」
 確かに、この地下1階には1体もマネキンが見受けられなかった。
「それはマネキンのある売り場がないからじゃ……」
 そうまどかが言ったが、それを耳にした理都が口を挟んだ。
「ここにはなくとも、すぐ上の階にはありますわ。エスカレータのある場所を使えば、降りてこれますし」
 当然今はエスカレータは動いていないが、動いてなくとも階段代わりに使うことは可能だ。だが、マネキンたちは何故かそれをしていない。
 疑問を抱えつつも、一同は階段へ辿り着き駈け降りていった。その階段を降りた先はすぐ1フロア丸々倉庫になっていた。
「!」
 先頭に居た悠也の足が止まった。
「おい待て……こりゃ、何体居るってんだ!?」
 思わず大声を上げる十三。薄明かりの中、無数のマネキンがそこに蠢いていたのだ――。

●本体はどこだ?【6】
 地下1階にマネキンの姿がなかったのも当然だった。敵は、恐らくほぼ全てのマネキンをここへ集結させたのだろう。よほど退治されたくないのか。
 迂闊に動くこともできず、一同は階段上でしばし様子を窺っていたが、やがてその構図は崩されることになった。階上から、マネキンらしい物音が聞こえてきたのだ。
「挟み撃ちにする気か!」
 隆之介が叫んだ。となると、このままここに居てては相手の思う壷になってしまう。
「……きっとこの中に、本体が居るはずです。それさえ見つければ」
 悠也が唇を噛み締めた。
「だがその前に取り囲まれりゃ、はいそれまでよって訳だな……へっ、面白ぇ。まるで吉良上野介を探す四十七士みてぇだぜ」
 十三が唇を歪めて笑った。
 そして――一同は討って出た。

●大乱戦【7】
 マネキンたちとの戦いは凄まじい物だった。隆之介の拳が唸り、桐伯の鋼の糸が舞い、悠也の呪符が乱れ飛び、榎真の雷が空間を切り裂き、ファルファのロケットパンチやアストラルキャノン砲まで飛び出して、マネキンたちを絶え間なく薙ぎ倒していた。
 並行して本体探しも行われていた。理都やまどか、十三にファルナは他の5人に護られつつ、他のマネキンたちと様子の異なるマネキンを探していた。
 リニューアルで倉庫行きとなったマネキンならば裸であるはず。よって衣服を着たマネキンは全て除外された。そして裸のマネキンに絞って探した結果――まどかと理都が揃って1体のマネキンを指差した。
「あれです!」
「あのマネキンだけ、目が紅く光ってますわ!」
 それを聞き、他の5人が動いた。まずファルファのロケットパンチが本体の周囲に居たマネキンたちを薙ぎ倒した。次いで榎真が残ったマネキンにタックルをかけて排除した。そして悠也が呪縛の符を使って本体の動きを止めると、そこに隆之介の拳が叩き込まれた。本体は胴体と頭の2つに分かれ吹っ飛んだ。
「止めです」
 最後、桐伯が胴体と頭を各々可燃性の糸で絡め取り発火させた。
「@*+%$#&……!!!」
 本体が声にならない声を上げ、炎に包まれてゆく。と同時に、全てのマネキンがその動きを止めた。
 それが、元凶の滅び去った瞬間だった。

●残った難題【8】
 早朝4時過ぎ――全て終わって、最初に口を開いたのはファルナだった。
「あの〜、このマネキンさんたちどうするんですか〜?」
 きょろきょろと周囲を見回すファルナ。辺り一面、マネキンだらけである。
 それを聞いて、他の皆もはっとした。マネキンたちは操られたからここに居る訳で、もちろん元々は各階の売り場に居た訳だ。では、誰がそこまで戻すのか?
 そしてマネキンによっては、衣服が焦げていたり破れていたりする物がある。誰がその弁償をするのか?
 何より、この顛末をどう報告すべきなのか。過去3例と同じであるならば、恐らく今回も監視カメラは作動していないことだろう。
 終わった後で飲み会やら、食事やらを考えていた者も居たが――この分では今日1日は色々と面倒なことになりそうだった。

【真夜中のデパート 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0038 / 御堂・まどか(みどう・まどか)
                    / 男 / 15 / 学生 】
【 0060 / 渡橋・十三(とばし・じゅうぞう)
           / 男 / 59 / ホームレス(兼情報屋) 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
              / 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0164 / 斎・悠也(いつき・ゆうや)
           / 男 / 21 / 大学生・バイトでホスト 】
【 0231 / 直弘・榎真(なおひろ・かざね)
             / 男 / 18 / 日本古来からの天狗 】
【 0332 / 九尾・桐伯(きゅうび・とうはく)
                / 男 / 27 / バーテンダー 】
【 0365 / 大上・隆之介(おおかみ・りゅうのすけ)
                / 男 / 20前後? / 大学生 】
【 0366 / 高橋・理都(たかはし・りと)
               / 女 / 24 / スチュワーデス 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全13場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定してあります。
・本文を読んでいただければ分かるように、危険度5だったのはああいう理由からでした。もっとも戦闘能力のある方がそれなりに居ましたので、実質4か3まで下がりましたが。
・事後処理ですが……どうにかなったとだけ言っておきましょうか。別にデパート側からお金を請求されることもなかったです。バイト代等はきちんと支払われていますので。ただ、顛末が実際に記事になるかは未知数になりました。……色々とデパート側の事情があるようです。
・それはそうと、人を殺したマネキンとそうでないマネキンの区別……つきますか? 本当の恐怖は、意外とこういう所にあるんじゃないかなと高原はふと思ったりしました。
・高橋理都さん、プレイング楽しく読ませていただきました。バストアップ等、参考にさせていただきましたが、果たしてイメージ通りだったでしょうか? 回り蹴り、しっかり使わせていただきました。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。