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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


現代化け猫事情

*オープニング*

 デスクで優雅に足を組み替えながら、碇編集長は目前に立つ三下の様子を下からねめるように眺めた。その視線に恐縮したように三下は思わず二、三歩後ずさる。それを見て溜息混じりに、デスクに頬杖を、逆に手は腰に添えた状態で碇が綺麗に口紅を引いた唇を開いた。
 「で?」
 「は、はい……とにかく掴まえてみようって事で罠を張ったりしてみたんですが、頭のイイ猫みたいでなかなか……」
 「そりゃね。化け猫だって噂になってるんですもの。そう簡単に正体晒しちゃマズイんでしょ」
 「…そう仰るという事は、編集長はこの化け猫騒動が誰かが仕組んだものだと?」
 そう三下が問うと、碇は整った眉の片方だけを高々と挙げた。
 最近この近辺で噂になっているのは、変わった猫が姿を現わす、と言う物だった。その見た目の奇妙さと人によってまちまちな表現から化け猫、或いは猫の怨霊ではないか、と実しやかに言われている。
 「ある人は尻尾が二股に分かれてて漏れたガソリンを舐めてた、と言う。またある人は通り魔に襲われそうになっている所を巨大化した猫が助けてくれたと言う。違う人は猫の背中に羽根が生えていて空を飛んでたって言うし、あんたが見たって言うのは……」
 「はい。身体の部分が釜みたいになってて、電線の上を傘を開いて歩いてました」
 そう告げる三下に、そりゃぶんぶく茶釜じゃないの?と後ろから突っ込んでみた。
 「見る人に寄って恰好が違う、そして味方になったり敵になったり。その行動に一貫性もないし目的も定かではない。…これはもっと、目撃証言を集めてみないと分からないわよね……」
 頬に指を添えて思案する碇の視線が、ふと三下の脇を通り抜けて向こうへと向けられる。思わず、合ってしまった視線を慌てて反らしたが後の祭。にっこりと微笑んで碇はこう告げた。
 「と言う訳で。体験談、よろしく。勿論、その身をもって、ね♪」

*好奇心旺盛な姐さん*

 アトラス編集部にて、化け猫騒動の調査を依頼された無我が編集室を音も立てずに出ていく。その後を、一つの影が追ったのだがそれに気付くものは誰も居なかった。
 何故なら、その影と言うのは霊感を持った者にしかその姿は見えぬ、俗に言う幽霊と言う存在であったからだ。
 緋色の長襦袢の上に豪奢な刺繍を施した打ち掛けをざっと羽織っただけで、勿論襟足はぐっと下に引き降ろして白く艶めかしい項を露にしている。すこしほつれた後れ毛が妙に色っぽい、棗・桔梗と名乗るその幽霊は、江戸の時代に不幸にも若くして亡くなった遊女だった。
 『なんだか面白そうな話だねぇ。ちょいと興味を引かれちまうじゃないか』
 艶やかな瞳が、好奇心から輝いては瞬く。その様子は、一般の人間が見られないのが残念なぐらい妖艶なのだが、本人は至って気にも留めず、歩く無我の後を当距離を空けて同じ歩調でついて行く。途中、人通りの多い所に来たが、生きた人間と触れ合う事ができない彼女は、ぶつかり合ってもそのまま通り抜けてしまうだけだった。時折、目を丸くして振り返る者がいるが、多分その者は霊感の鋭い者なのだろう。尤も、そんな視線も、桔梗は気にも留めなかったが。

 暫く街を散策していた無我が休憩のつもりなのか、とある路地裏で壁に寄り掛かったまま動かなくなった。元々活動的でじっとしていられない性格の桔梗は、退屈になって溜め息をつく。ふと、なにかを思い付いたように、無我の傍を離れた。
 『あのたんていさんとやら、動かなくなっちまって退屈だし、どれ、ちょいとあたしも聞き込み調査ってなもんをしてみるかしらね?ちょいと!誰か居ないのかい!?』
 そう桔梗が声を掛けると、何も無かった冷たいコンクリの間から、どこからともなく白い影のような気配がいくつも現われる。それは、その周辺をさ迷っている地縛霊であったり浮遊霊であった。
 『ちょいと聞きたい事があるンだけどさ。この辺りで化け猫が出るって言う噂じゃない?あんた達、なんか知ってないかい?』
 そう桔梗が問うと、霊達はそれぞれの反応を示すが、そのどれもぱっとしない雰囲気ばかりだった。霊の中にはちゃんとまだ生前の姿を保っているものもいるが、中には既に意識だけの存在となってしまったものもいる。そう言う者の中には言葉さえ失ってしまった者もいるが、そこはそれ、同じ幽霊仲間と言うことで以心伝心は出来るらしかった。
 『そうかい、知らないのかい…って、ん?』
 桔梗がふと聞き返す、そこにいたのは桔梗よりも時代的には後だろう、長い黒髪を三つ編みで左右に二つに結わえ、モンペと白い綿のブラウス姿の少女の霊だった。
 『なになに、……ふぅん。なるほどねぇ……悪かったわね、眠っているところを邪魔しちまって』
 そう桔梗が礼を言うと少女はにこりと微笑んで消えて行く。それを合図にしたかのように他の気配もすうっと消えて行った。
 『化け猫が現われたと騒いでいる場所に出くわしたが、自分と同じ気配がしなかった、とはねぇ…』
 「そう、だからこれは、魂や生命を持った者の仕業ではないような気がするのです」
 いつしか桔梗の傍に来て居た無我が、そう呟いた。
 可能性としては、見る人の心をそのまま表現する能力を持った者の仕業、或いは現象。そう言った感じでしょうか。そう、無我が意識だけで説明をする。
 「ですから、余り突拍子もないものを想像してはいけませんよ。変なのが登場して、それで困るのは実態のあるこちらなんですからね」
 『おや、あたしはただ…どうせなら、三下が見たって言うぶんぶく茶釜な化け猫を拝みたいだけだよ?』
 そう桔梗が冗談っぽく言うと、無我が影になった口元で歯を見せて笑った。

*邂逅。と言う名の待ち伏せ*

 店を後にした神無月征司郎が向かったのは、化け猫が出没すると言う噂の立った、街の裏側と言えるような細い路地である。そこを抜けるとビルとビルの合間に、設計のミスなのかどうかは分からないが、ぽっかりと十メートル四方の空き地がぽつんと置いてけぼりにされていたのだ。その広場の端に、神無月は歩み寄る。覗き込み、何の変化も無い事を確認して、苦笑混じりに肩を竦めた。
 「やっぱり、猫だからってもマタタビに興味を示す訳じゃないのかな」
 「ああ、何の気配かと思えば、マタタビでしたか」
 突然背後から声を掛けられ、驚きはしたが別段態度には出さずに、神無月は振り返る。そこには黒い鍔広帽を目深に被って表情を隠し、同じく黒のロングコートを身に纏った、雰囲気が大柄な男性が…いや、恐らく男性がいつの間にやら立っていたのだ。見た目の無気味さほどには恐ろしさを感じない、だが彼が傍に来た途端、何故か周囲の温度が一、二度下がったかのような印象を受けた。一瞬、霊的な存在なのか、とも思う。だがその疑いは直に払拭した。何故かと言うと、神無月は自分で言うのもなんだが、霊的なものに対する感覚は極めて鈍かったからだ。
 「ええ、この辺に化け猫が出るって言うんで。猫って言うからには、マタタビにも引き寄せられないかな、って思って撒いてみたんですよ」
 『まー、確かにねぇ…だけど、全然近寄った気配すらないのもヘンだよねぇ。だって、普通の猫ならマタタビに目がないもんだろ?その、普通の猫さえ近寄った形跡が無いってのもおかしな話じゃないかい?』
 残念ながら、この意見に対して二人から返答が出ることはなかった。黒いコートの男性、無我司録の背後に、宙に浮いたような状態で神無月の方を見ている着物姿の女性、棗桔梗は、紛れもなく幽霊であったので、神無月の目には映らなかったし耳にもその声は届かなかったのだ。
 「私は、今回の化け猫騒動は、実体のあるものの仕業ではないように思っていたのですが、今、このマタタビに触れた形跡のないことででもその事が証明されましたね」
 「実体が無い…と言うのは、どう言う事ですか?」
 神無月が立ち上がり、男の方を向いて問う。
 「見る人に寄って姿を変える、それはそのモノが物理的に姿を変えるのではなく、相手が想像しているものをそのまま映し出しているのではないか、と」
 「それは、猫好きな人と猫嫌いな人の見る化け猫が違っていた、と言う事とも関係するでしょうか?」
 「ああ、あり得る話でしょうね。ようはその、見る人の持つ猫への印象とでも言いましょうか。悪と捉えるか善と捉えるか。それによっても恐怖の度合は違うと思います。まぁ、それは今回の事に限った事じゃありませんけどね…」
 『悪と言っても、今度の騒動じゃ、そう本当に被害を被ったお人はいないんじゃなかったかえ?どれも子供騙し、怖がって逃げる様を見て楽しんでいるような、そんな感じをあたしは想像したけどね。それとも、ヒトが思う化け猫の品評会でもしているかのような…』
 「その可能性も無きにしもあらずです。人に実害を加えない、それはただ遊んでいるだけとも思えますが、もしかしたら何かのデータ収集の為なのかもしれません」
 「データ収集…人が、何に恐れ何を拠り所にするか、とかですか?」
 神無月の言葉に、無我が頷いた。…ような気がした。
 桔梗が、ふと面を上げる。それに釣られて無我がその視線の先を辿り、無我の動きで神無月がそちらを向く。夜更けが近付き、冷たく冷えた空気が水滴を呼んでそれが霧へと変わる。極々薄い霧ではあったが、妙にそれは大気を冷やす。ふと寒気を憶えて神無月がシャツの腕を両手でさすった。
 『何かが……』
 桔梗が呟く。その声は神無月には届かなかったが、同じ気配を感じたようだった。薄い霧の中になにかぼんやりとしたものが映る。え?と思って桔梗と神無月が目を凝らした時、無我が神無月に問うた。
 「ところで、あなたは猫はお好きですか?」
 「え?あ、ええ、好きですよ。猫に限らず、動物全般的に」
 「じゃあ安心だ」
 『…どう言う意味だい』
 聞いたのは桔梗だが、答えたのは神無月に向かってだ。無我が、息をするのと一緒に笑い、低く喋る。
 「私は、私の想像では、化け猫と言うのは賢くて大人しく、物わかりもいい、ついでにできれば人の言葉を喋る猫である……そう言う、認識なのですよ」
 そう言った途端、霧の中に浮かんでいた影の固まりが、それ自体が意思を持っているかのように動き出し、形を変えて一匹の小猫の姿になる。それは、先程神無月がミルクをやっていた小猫に酷似している。そう思って神無月が見ている目の前で小猫はとことこと歩み寄ったかと思うと、後ろ足だけで立ち上がり、前足を脇に当てて仁王立ちするかのように三人の前に立ちはだかったのだった。
 「…立った」
 『…立ったわよ、猫が』
 神無月と桔梗が同時に呟くが、無我は引き攣るような息で笑っただけだ。立ち上がった猫に向かって、「どうです?時間があるならすこしお喋りしてみませんか?」と声を掛けた。すると。
 時間があるなら喋ってもいい。そう、確かにその小猫が喋った。
 「あなたは、本当に化け猫なんですか?人々を驚かしているのはあなたなのですか?」
 自分は化け猫だ。ヒトを驚かしているのは自分だ。
 『え、じゃあ、がそりんを舐めてたって言う尻尾が二股に分かれたのもあんたかい?…そうは見えないようだけど』
 尻尾が二つに分かれた猫は自分だ。
 「どうして人を驚かせるような真似をするんだい?みんな迷惑しているのに」
 ………。
 何故か、神無月の質問には答えない。神無月が、軽く眉を潜めた。
 「…おかしいですね」
 『何がだい?いや、猫が喋っているっての自体、おかしい事ではあるけどね…』
 「この猫の答えが、全部反芻だからですか?」
 無我の言葉に、神無月が頷く。
 「イエス、ノーで答えられる質問にはちゃんと答えて…って言っても繰り返しているだけに過ぎませんけど。でも僕のした、Whyの質問には答えられない。…これって、この猫自体には意思がないってことなのかな…」
 『…確かに、この猫には気配ってモンがないね。なんて言うか、そう、作り物みたいな感覚しかしないねぇ』
 「実際作り物なのでしょう。尤も、作ったのは私達でしょうけど」
 引きつけを起こしたかのような笑い声と一緒に、そんな言葉を吐き出す。ゆっくりと片手をあげ、猫を通り過ぎてその奥にあるけぶる水滴の群れを指し示す。
 「気配や意思があるとするなら…あの、霧にでしょう」
 「霧に?」
 『………言われてみれば、あっちにはなにかしら、例えるならそう、体温のようなものを感じるよ。実際に温度がある訳じゃないけど、ね…』
 「霧に意思がある…あの霧は生き物なのだと?」
 「生き物…とまで行くかどうかは判りませんが、対峙してみて感じたのは、あの霧がスクリーンのような役割を果たしている、と言う事です。つまり、私達が思い描いた化け猫のイメージ、それを読み取って投射している。そして、その読み取り、映写…映画で言うなら映写機の役割も、あの霧が行っているように思います」
 『そうだねぇ、他に意識体のような者の存在は感じないからねぇ…でも、あの霧もそこまで賢いようには思えないんだけどね、あたしには』
 「それは当然でしょう。恐らくあの霧は、何者かに遣われているのです」
 「誰か他に黒幕がいて、それに使役させられている、と言うような事ですか」
 そう神無月が言うと、無我が頷いた。…多分。
 「式神のようなものでしょうかね…人の感情を、猫と言う形に還元して投影し、見せる式神。だから、例えば…こう」
 無我がそこだけ生々しい程に白い歯を剥き出して笑う。
 「私が思う化け猫は、マタタビが嫌いだから、見ると逃げ出す……ってのはどうでしょう?」
 その途端、さっきまで後ろ足で立っていた小猫は、神無月の足元に落ちていたマタタビの箱と、袋から破れて零れた粉に目を留め、ぎゃー!と一声鳴くと、水が一瞬にして蒸発するように瞬く間に消えてしまった。三人が改めて辺りを見渡して見ると、さっきの薄い霧もなくなっており、この季節にしては珍しく、深々と冷え込むようだった辺りの気温も元に戻っていた。
 「…今のは、あなたが強くそう念じた、だからそれを映し出したあの猫が、これを見て怖がった…って事ですか」
 神無月が、足元に落ちていたマタタビの袋を拾い上げ、見せながら笑う。無我がまた、さっきのように歯だけで笑った。息を吸い込む音と一緒に。
 「恐怖と言うのは、感情の一番の根源みたいなものでしょう。どんな生き物にだって、恐れと言うものはある。人間のそれと、下等動物のそれが全くのイコールにはならないとしても。生命の危機などで感じる恐れなら、それは同じでしょうけどな」
 『一番の根っこだから、映し出された気持ちは皆怖いもの、だったのかねぇ。人が皆、あたしみたいにぽじてぃぶしんきんぐだったら、化け猫なんかじゃなくてもっと楽しい…そう、ぶんぶく茶釜猫みたいなのを見てたかもしれないわね…って、それじゃなにかい?あたしとあの三下は同じれべるだって言うのかい!?』
 「それですが、ちょっと違うような気もしますね。彼が見たぶんぶく茶釜猫は、暑いぐらいの昼間に目撃されています。当然、霧など出ていない。恐らく、今回の一連の化け猫とは違う話なのではないのでしょうか」
 「あの……」
 神無月が、無我に声を掛ける。何ですか?と言った風情で、無我がそちらを向いた。
 「先程から、誰と話してるんですか?僕以外の誰かが、そこに居るみたいに喋ってますよね…?」
 『って言うかあたしも不思議だったんだけど。なんであんた、あたしと話ができるんだい?』
 そのどっちの問いにも、無我はただ口元を笑みの形にするだけだった。

*夜明けと共に*

 無我にはどうして自分の声が届くのか、不思議ではあったが、だからと言ってその訳を聞いたからと言ってどうにかなるもんでなし、まぁいいか、と気楽に思って桔梗は背伸びをする。今までずっと、人に知られる存在としてではなく過ごして来て、無視をされる事ももう慣れた。時々怖がられる事はあるけど、それにも慣れたし。この世界は確かに寂しいけれど、これはこれで楽しい部分もある。当たり前だが、死ぬ前には知り得なかった世界だ。望んでも戻れぬものなら、だったらそれを楽しんでしまえ、と思うのが桔梗の持論だ。
 『…あ、そう言えば、結局ぶんぶく茶釜猫には会えなかったねぇ……』
 だが、三下が見たと言うぶんぶく茶釜猫は、今回の一連の事件とは関係ないような事を言っていた。だったら、まだ見る機会はあるんじゃなかろうか。
 『どうせ、時間は腐る程あるんだしね。気長に待つとするかえ』
 朝が訪れる。本当は朝も昼も夜も関係無いのだけど、明るい日差しの中というのは何故だか自分は居てはならない時間帯のような気がする。だから桔梗は、誰にともなく手を振ると、静かにその気配を消した。
 

おわり。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 0441 / 無我・司録 / 男 / 50歳 / 自称・探偵 】
【 0616 / 棗・桔梗 / 女 / 394歳 / 典型的な幽霊 】
【 0489 / 神無月・征司郎 / 男 / 26歳 / 自営業 】

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■         ライター通信          ■
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大変お待たせしまして、申し訳ありません。そしてはじめまして、碧川桜と申します。この度はご参加、誠にありがとうございました。
初めての複数PCを絡めてのプレイングでしたので、いろいろ悩んだり迷ったりもしましたがどうでしょう(って聞かれても)皆さんが同じだけ活躍されるようにと思いながら書いてはいましたが…。
当初、化け猫の正体に付いては大まかに二種類を想定していましたが、皆さんのプレイングが大体同じ方向性でしたので、結果として一つのお話に纏める事ができました。場合に寄っては化け猫とのバトルも考えていましたので(えっ)、まずは穏便に終える事ができたのではないかと…(笑)
今回、無我さんは幽霊である桔梗姐さん(←勝手に姐さんって呼んでるし)と会話できる事になっています。無我さんの能力としてそう言う設定はなかったのですが、出自的に意識レベルでの会話なら可能なのではと思ってこのような形を取らせていただきましたのでご了承ください。ちなみに、神無月さんは霊的なものには鈍感と言うことでしたので、桔梗姐さんとは会話できず、なんとなく気配を感じるけど…?と言う程度になっています(笑)
それと、桔梗姐さんの台詞は全て『 』で括られていますが、これも普通の会話と区別する為ですので、ご理解くださいませ。
そして、図らずしも、三下君の見たぶんぶく茶釜猫は、今回の事件とは関わりが無いと言う事が判明してしまいました。と言う訳で茶釜猫・解決編が以降あるかもないかも(どっちだよ)
それでは、またお会いできると嬉しいです。皆さんの興味を引くネタを掘り出せる事を祈りつつ…。