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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


迷子〜妖刀・村正〜

■冒 頭■
 その日、草間武彦は厄介な来客に訪問されていた。
 客の名前は桜木信吾。見た目なら草間とそう変わりない年齢のように見えるけれど、
ボサボサの髪に後ろ髪をちょこんと結わいた姿が、どうにも胡散臭い印象を与える。
 草間は自身の机に軽く腰掛けながら、咥え煙草で相手に鋭い視線を向けた。
「んで、何だって?」
「だ〜か〜ら〜妖刀として名高い“村正”やって、さっきからなんべんも言うてるや
ないかぁ!」
 桜木は様々な曰く付きの品を集めている、所謂“コレクター”というやつらしく、
今回調査を依頼してきた物もその一つだった。
「しかし……村正は妖刀と言い伝えられているが、本当は妖刀なんかじゃないだろう」
 草間の知りうる限り、村正は妖刀なんかではなかったはず。そう言われているだけで、
実際は普通の刀だったのだ。
 まーゲームなんかの世界では妖刀となっているが……。
 だからこそ、この依頼主・桜木の言葉が、更なる胡散臭さを生み出していく。
 草間はそんなことを考えつつ、口から煙を吐き出し、短くなった煙草を灰皿に押し
消した。
「……でも俺が持ってるんは、確かに妖刀や!人の血を吸うたりはせんけど、アレには
魂が入ってるんや!」
「人の魂?」
 そこで草間の動きが、ピタリと止まる。
「そや。俺にもよう判らんが、アレなぁ……毎晩泣くんや。って別に涙を流しているわけ
やないで。こう声が聴こえるっちゅーんかなぁ。何か訴えてるみたいなんやけど、俺は
そういうもんがサッパリやし。そんなんがイキナリ消えたらビビるやろ?」
「それでうちに来たってことか」
「そや。此処はソレ系にも、対応してるって聞いたしな♪取り敢えず探し出して欲しいんや。
あっ言い忘れたけど、刀自体が無くなってるんとはちゃうで?魂の方が消えてもうたって
ことや。どや、頼めるかぁ?」
 ニコッと人の良い笑みを作る桜木に、草間はハァという溜息と共に頷いた。
「面倒この上ない、依頼だな……」
「そうかぁ?まっ、東京のどっかには居るやろ♪」
 楽天的な声が、尚一層草間の溜息を誘った。

■草間興信所にて・昼間■
「漠然としていますが、やってみましょう。その村正はお借りできますか?
魂の依しろは必要です」
 此処は草間興信所。図書館の司書である高御堂将人は依頼内容を聞き終わると、
一旦閉じていた目を開いて依頼を請け負うことにした。その横では同じく依頼内容を
聞いていた、高校生の御上咲耶も「俺もやります」と小さく頷いている。
「それじゃ、これを渡しておこう。桜木から預かっておいたものだ」
 草間の手に握られているのは、1本の長刀。恐らく話しの流れから、
これが村正であろう。
 将人はそれを受け取り、ずしりと重く響いてくる村正を見つめた。草間の話し通り、
刀からは何も感じるものはない。
「咲耶君、何か感じますか?」
 チラリと横目で隣りを伺う。それに咲耶は難しそうな顔をしていたが、首を左右に
振ってみせた。
「いえ、俺にはこれといって感じるものはないですね」
 将人の持つ村正を眺めていた咲耶も、そこから霊的なものを感じ取ることは
出来なかった。
 やはり刀自身には何もないらしい。しかしココに霊的なものがあった可能性も感じ取る
ことが出来ないため、なんとも言いようがない。
「どうやら“刀に何もない”ということは、確かな情報みたいです」
「そうですね。高御堂さんが言うなら確かですよ」
「お前ら……俺の言ったことを信用してなかったのか?」
 二人のやり取りに草間の方が呆れたように溜息を付いた。
「別にそんなことはないですよ。ねっ、高御堂さん」
「えぇ、そういうわけではありません。ちょっと確認しただけですよ。
…それより刀の入手先を知りたいんですが」
 将人は口角を少しだけ上げて、小さな笑みを作る。
 刀から情報が得られない今、入手先を知れば少しは情報の足しになるというものだ。
「あーさっき桜木に電話で訊いてみたんだが、どうもインターネットで個人的に入手した
ものらしい。本物の村正だということは判ったから、詳しく訊かなかったと言っていたが」
「随分テキトーですね」
 呆れたように咲耶の口が開く。
「依頼主自体が、胡散臭い奴だからな。これ以上の情報は期待出来ないな」
「ということは入手経路も駄目ですか……草間さんじゃないけど、面倒な依頼ですね、全く」
 将人はげんなりしつつ、ふぅと軽く息を吐きながら、腰に両手を当てる。どうしたって
これ以上の情報が期待出来ないなら、街に出てそれらしい霊を探し出すしかない。
「まぁそう言わず、よろしく頼むよ」
「「………」」(怒)
 草間のホワイトボードに『依頼:桜木→調査:高御堂、御上』と書きながらの言葉は、
現段階では二人の感情を逆撫でする以外、何者でもなかった。


「さてどうします?高御堂さん」
 草間興信所を出て、背伸びと一緒に咲耶が将人に視線を向ける。
 将人は刀をそのまま持ち歩くのはヤバイだろうと、草間が何処からか入手してきた、
竹刀袋に村正を収めてから、口元に手を持っていき思案する。
「取り敢えず人が大勢いる場所に、行ってみようかと思うんですが」
「そうですか…実は俺からも提案があるんですけど」
 咲耶はニコリと微笑み、将人の持つ刀を指差した。
「これに入っていた魂って、夜になると泣いていたんですよね?それなら夜の方が
感知しやすいと思いませんか?」
「それはそうですけど……咲耶君、判って言ってるんですか?」
 将人は目を見開いて相手を見つめる。
 それもそのはず。
 咲耶の能力は確かに夜の方が数倍上昇するが、それには大きな代償が付き纏っていた。
 月夜の晩に獣化するという能力は、彼の思考能力と理性は半減してしまうのだ。最悪、
他の人を傷付ける波乱を秘めている。
 そうなった場合を想定して、将人は全力で咲耶の動きを封じることになっていた。
 勿論、その件に関しては咲耶も同意の上だ。
 咲耶も将人の言わんとしていることを読み取り、「大丈夫ですよ」と笑みを浮かべて
みせる。
「確かに俺はリスクを伴うけど、獣化してる時の方が霊気を感じ取りやすいから、探し出す
のが簡単だと思いません?」
「確かにそうですね。それじゃあ、くれぐれも気をつけて下さいよ?」
(獣化するという特性を持つ彼のお手並みを、拝見させて頂きましょうか)
 将人は秀麗な笑みを浮かべて、言葉とは裏腹なことを心に思った。
「判ってます」
 それを知ってか知らずか、咲耶は自信有り気に頷いてみせる。
 そして二人は立ち止まっていた足を動かし、草間興信所から離れて行った。
 行動は今夜、太陽が隠れてから──…

■行動開始・夜■
 その夜は黄色の月が、闇夜に大きく顔を覗かせている。
 雲一つない夜空に、その月はとても冴えて映った。街行く人がそれに気づかなくても、
今夜の月はどこか惹き付けられる魅力を含んでいる。
 こんな夜はそうあるものでもないだろう。
 そしてその月夜を背景に、将人と咲耶は落ち合った場所で、最終確認をしていた。
 将人の右肩には昼間受け取った村正が、竹刀袋に入って担がれている。
「それでは、お互い別々に探しましょう。連絡方法は式神でいいですね?」
「その方が効率がいいと思いますよ。俺には異存ありません」
 咲耶は将人の肩口にある村正をそっと触り、再度この刀の感触をその体に焼き付けた。
刀から得るものはなくても、この刀と同じ波長を持ったものを探せばいいのだ。
 そして泣いている魂という情報もある。
 決して探し出せない魂ではない、と自分に言い聞かせた。
 そして徐に手を離すと、咲耶は他人が見たら優しそうな笑みを浮かべて、スタスタ
歩いて行く。
 将人もまた他人が見たら優しそうな笑みを浮かべ、カチャリと眼鏡を一旦掛け直した後、
咲耶とは反対方向へと歩を進めた。


■単独行動・御上咲耶■
 咲耶は一旦人通りのないビルの隙間に身を隠すと、普段カラーコンタクトで隠している瞳
をカッと見開く。その瞳は月よりもなお金色に輝き、暗闇でも決して見失うことない光りを
放っていた。
 その光りが強くなった時、咲耶の体は軋むような感覚に囚われ、徐々に小さくなる。
 そして小麦色の肌からは、無数の体毛が伸び出していく。
 それがどれくらい続いただろう。
 数分の後、そこには一匹の眼光鋭い狼が、4つ足を付いて存在していた。
(それじゃ、魂を探しにいかないとな)
 咲耶は頭上に輝く満月を一度見上げると、意識を集中させるように瞳を閉じる。
(刀と同じ波長の魂は何処だ。何処で泣いている……)
 感じるのは街に蔓延る地縛霊などが多く、彼らの訴えが雑音のように咲耶の中に入ってきた。
 能力が上がるということは、探したいもの以外のものまで感じとってしまうことになる。
 それが難点だな、と今更ながら咲耶は気づき、苛立たし気に舌打ちをした。
 このままでは魂を探し出す前に理性を失い兼ねない。
 そう感じた咲耶は閉じていた瞳を開け、それらに「散れ!」と威嚇するように睨み付ける。
 すると咲耶の気迫に押されたのか、地縛霊達は瞬時に消え去った。
(これでいいか)
 再度意識を集中させて魂の気配を追っていた咲耶は、耳を何度か前後に動かして金色の瞳
を先に向ける。
(これか?)
 すると咲耶は泣きながら彷徨う一つの魂を発見した。その魂は、ウロウロ所在無さげに
漂っている。
 気配からして、先ほどまで感じていた地縛霊とは、明らかに性質が違う。
(取り敢えず、アイツを捕まえてみた方が良さそうだ)
 タッタと4つの足を動かして、咲耶は煌びやかな街の中へと駆け出して行った。


■単独行動・高御堂将人■
「咲耶君が獣化しているということは、こちらも早々に見つけ出さないといけませんね」
 咲耶とは反対方向に来ていた将人は、首を左右に振ってそれらしき魂はないかと探索を
開始する。
 将人の能力は、精神感応が異様に高いことだ。それは精神体である魂も含まれ、普通の人
より数倍感知しやすいと言ってもいいだろう。
 それだけに普段は出来るだけこういう場所には、来ないようにしているのだが、どうしたものか。
 やはり他の魂が自分へ纏わり付いてくるのが判る。
 事故で亡くなった人間の魂から、殺されたことへの恩讐の念を持つ魂。次から次へと纏わり
付いてくる存在に、将人は眉間に寄せる皺の数を増やしていった。
「これでは、埒が明かないですね。仕方ありません」
 私が悪いわけではありませんよ、と心の中で呟き、将人はふぅと溜息を付く。
 刹那──。
 将人の周辺に群がっていた魂が、いとも簡単に消え去ったのである。
 それは何処かに飛ばされたわけではなく、魂そのものが消え去る。所謂、成仏してしまった
という状態だ。
 将人の肩で翼を休める式神が、彼らを導いてしまったらしい。
「すみません。私は探し物をしているのであって、あなた方のお悩み相談に来たわけでは
ありません。ちょっと静かにしていてもらえませんか」
 にっこり笑うその姿はとても優しそうな雰囲気があるが、やることは意外とハッキリしている。
「さて。これで集中できますね」
 将人はもう一度精神を集中させ、村正に宿っていた魂を追い掛ける。
(あれは?)
 するとそう遠くない場所に、肩にある村正によく似た波長を持つ魂を見つけ出した。
「これですかね?」
 それらしい波長がない今、その魂が村正に宿っていたものである可能性は否定出来ない。
 将人は片手を優雅に振り上げ、その指先に式神を乗せる。
「私はあの魂を追ってみます。あなたは咲耶君に、このことを知らせて下さい」
 将人の言葉に従うように式神はバサリと両の翼を羽ばたかせて、夜空に飛び立って行った。
 行き先は咲耶が走り去って行った方向へ。
 それを見送るように見上げていた将人は、クルリと踵を返して魂を追うために歩き出した。


■合流・捕獲■
 走り抜ける街中で、咲耶は徐々に魂へと近づきつつあった。向こうはまさか自分が追われている
とは思ってもいないのだろう。そのスピードは随分と鈍い。
(なんとか持ちそうだな)
 そう思った時、頭上から数枚の白い羽根が降り注いでくる。
(これは……)
 なんだ、と立ち止まり見上げてみれば、そこには将人が使っている式神の鳥が、空中で円を
描いて飛んでいた。
(高御堂さんも見つけたってことか。それじゃあ、俺が追いかけているのは違うのか?)
 式神を追い掛けるか、魂を追い掛けるか悩んだ咲耶だったが、ここは自分の感じたものを信じる
ことにする。
(すまないが、俺は俺が感じた魂を追い掛ける)
 タタタと再度駆け出して、咲耶は魂の気配を追った。
 そして遂にその存在を目の前に映し出した時、それは間違いではなかったと咲耶は確信する。
 魂は未だ泣き続けて、ウロウロしていた。
 と丁度魂を間にして向こう側に、咲耶は見慣れた人物を発見する。
「咲耶君もこの魂を感じ取ったんですね」
 それは将人、本人だ。
「魂も見つけたことですし。咲耶君、元に戻っていいですよ。長時間は禁物です」
 将人はカチャッと眼鏡を直して、魂から視線を外さない。
 これは「私が見張っていますから、大丈夫ですよ」と言われているのだろう。
 咲耶が金色に輝く瞳を閉じて、意識を集中させると、4つ足はすらりと伸びていき、体毛は
どこかに消えたのかと思うほど無くなっていく。
 そして現われたのは、人間の姿をした咲耶だった。
「お待たせしました。捕獲しましょうか」
 4つ足で動いていた所為か、左右に首を振ってコキコキと鳴らしながら、咲耶は魂を見つめる。
「そうですね。じゃないと調査終了出来ません」
 将人は竹刀袋から村正を取り出すと、鞘から刀を抜いた。反射した光りは刃の部分でキラリと
輝く。これが本物の輝きというものだろうか、と将人は一瞬村正に見惚れてしまう。
 しかし直ぐに気持ちを切り替えて、目の前の魂へと先鋭の瞳を向けながら対峙した。
「すみませんが、この刀の主があなたを探しています。さっ、ここに戻って下さいね」
 将人の言葉にピクリと魂が反応する。
「あなたには逃げ道はないんですよ。俺達で挟んでいますからね」
 後ろで咲耶が言うと、魂はアタフタしたように細かい動きをした。口はパクパクと動いている
とこから見ると、何かを言いたいのだろうが声として音になっていないため、二人にそれを
読み取ることは出来ない。
 けれど挟まれた魂は将人が持つ刀を凝視すると、それが村正と認識したのか、自分からすんなり
と刀の中に消えていってしまった。
 どうやら己から、依しろに戻ったらしい。
 将人はそれを見届けてから、カチンと響き渡る音をさせて刀を鞘に戻した。
「これで調査は終了でいいんですかね?」
 それを見ていた咲耶は、あまりに呆気ない終わり方に、ポリポリ頬を掻きながら将人を見る。
 将人もそう思ったのか、少しだけ苦笑いに近い笑みを浮かべてみせた。
「いいんじゃないでしょうか。刀に魂は戻ったことですし」
 竹刀袋に刀を戻す時、確かに感じる魂の気配がある。
 今回の依頼はこれを刀に戻せば済むのだから、深く考える必要もないだろう、と将人は結論付けた。
「さて、明日にでもこれを草間さんに届けましょう」
「そうですね。早い方が向こうもいいでしょうから」
 二人は明日の時間を決めてから、各々の住む場所へと戻って行く。
 この時、村正は将人が持ち帰ることとなった。

■草間興信所■
 そして翌日の午後──…
 草間興信所には依頼主でもある桜木が、調査を担当した将人と咲耶を今か今かと待ちわびていた。
 とそこにコンコンとノックされ、扉の向こうから二人が姿を現す。
 先に入った将人の手には、魂が入った村正がしっかりと握られていた。
「おっ!来たな♪それで俺の依頼は成功したんか?」
 村正を前に、桜木の目の色が変わった。
「はい、これに魂が入っています」
「そかそか。ご苦労さんやったなぁ」
 笑顔を向ける桜木に、将人は村正を丁重に返す。
 そして受け取った桜木を見れば、刀を鞘から出し入れして満足気な表情をしていた。
「けれど本当に魂を浄化しなくていいんですか?」
 そんな桜木に対し、咲耶は奇特なものでも見るような目で相手を見る。
 普通なら除霊などをしてもらいたがるのが、一般的な行動だと思われたからだ。
 けれど当の桜木は、その発言が出るや否や不敵とも取れる薄笑いを浮かべ、「よっ」と言いながら
ソファーから立ち上がった。
「それじゃ依頼は成功したことやし、俺はこれで戻るわ。依頼料はもう渡してあるし、
勝手に受け取ってくれや」
 そう言い、桜木はスルリと二人の間をすり抜けて行く。
 が、すれ違い様に二人が聞いたのは、驚くような内容だった。
「なんや。そないなことしたら、面白くないやん。俺は曰く付きの物を収拾するコレクターやで?
魂あっての村正や。誰が離すかい」
 再度薄笑いを浮かべた桜木は、「それじゃ、また♪」と草間に挨拶をして、扉の外へと姿を消した。
「随分と霊魂の存在を、軽んじている方のようですね」
「俺もそう思います」
 それを見送るように扉を見ていた二人の目は、いつになく険しく鋭いものだったが、直ぐに気持ち
を立て直して草間へと向き直る。
「それでは報酬の話しをしましょうか、草間さん」
「俺達、どれくらい貰えるんでしょうか」
「お前ら……なんかオーラが違うぞ」
 草間は滲み出る怒気を孕んだオーラに、数歩後退して頬を引き攣らせた。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0475】御上・咲耶(みかみ・さくや)/男/18歳
→高校生
【0092】高御堂・将人(たかみどう・まさと)/男/25歳
→図書館司書

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■         ライター通信          ■
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東京怪談「迷子〜妖刀・村正〜」にご参加下さり、ありがとうございました。
ライターを担当しました佐和美峰と申します。
少しでもお客様の意図したものになっていたでしょうか?
桜木が魂を探し出すことだけを頼んだ理由は、最後の言葉が全てですので、
少し後味は悪いものになってしまいましたが、御上さまは理性を失うことなく、
高御堂さまは制御することなく依頼は成功しています。
また魂の除霊が主ではないため、今回はその存在を深く書きませんでした。
何か思うところがあれば、何なりとお申し出下さい。
これからの調査依頼に役立てたいと思います。


*御上さま
初めてのご参加ありがとうございます。
設定を読んで、実は理性を無くさせようかと思いましたが、
今回の依頼自体が重いものではなかったので見送ってみました。
高御堂さんとは友人関係ということで、温厚な部分を前面に出している
雰囲気で読んで頂けると幸いです。
また獣化する場面等はこちらで考えてしまったので、
違うと思われたらテラコンなどで言って下さい。

それではまたお会い出来るよう、精進致します。