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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


嘆く迷い

*オープニング*

 ゴーストネットを最近賑わせている話題の一つに、芥子林家姫君の怨念、と言うものがあった。

 芥子林とは室町の時代から名を連ねる由緒ある武家の一族だったが、江戸の時代に何らかの事情で血筋が途絶えてしまっていた。その武家屋敷跡がこのあたりにあったらしい、と言われている。あくまで仮定形なのは、その没落時に広大な武家屋敷は全て焼失しているうえに、芥子林一族の記録までもが闇に消えているからだ。故に、この『けしばやし』と言う名を持つ一族が存在した事自体、架空の話なのではないかとまで言われている。

 「…でね、スッゴイ綺麗なお姫様の霊が現われて、その場に居る人にひとつ問い掛けをするんだって。で、その答えが意にそぐわないものだと……」
 「お、襲われちゃったりする訳!?」
 「ううん。ただ、お姫様は悲しそうな顔をして消えちゃうだけなんだって。でも、あんまりにもその表情が悲しそうなんで、遭遇した人はすっっっごく罪悪感を感じちゃうそうだよ?」
 「うーん…なんかそれもイヤよねぇ…」
 ファーストフード店で噂話に興じる女子高生の話を盗み聞きした。まるで、通り掛かった旅人に問題を出して答えられなければ食べてしまう、スフィンクスみたいだなと思いながら。
 面白そうじゃん。そう呟いて、残りのポテトを全部口の中に放り込んでその店を出た。

 女子高生の話はまだ続いている。
 「あ、でもね、お姫様の望みを叶える事ができなかった人には、呪いが掛かるみたいよ? なんか、幸せな結婚が出来なくなるとか何とか………」

*頼まれ事*

 それはとある日の昼下がりの事だった。学校の屋上で学級委員の森里しのぶの隣で、フェンスに凭れてお弁当を突いていた時の話だった。
 話題は最近ゴーストネットを賑わしている、古い時代の姫君が現われては人々に呪いを掛ける、と言う例の噂話に移っていた。
 「呪いを掛けるお姫様かー。ちょっとそれは僕の出番?って感じ?」
 そう言う想司に、しのぶがふるふると首を左右に振る。
 「違うわ、想司君。お姫様は可哀想なのよ?理由は知らないけど、家を失って家族も失って、きっと愛する大事な人も失くしてしまって悲しみにくれてさ迷っているのよ。なんとかしてあげたいと思わない?」
 「そうだね。可哀想かもね。…で、その呪いって、どんなの?激しいの?匂いとかは?」
 どうも微妙に話がずれている気がしないでもないが…気にせずしのぶはそれに答える。
 「ううん、なんか幸せな結婚が出来なくなるとかなんとか…」
 それを聞いた想司の瞳が、濡れたようにきらきらと輝き出す。
 「え!?けっこんができない?それって、全然出血しないッて事?」
 …どうやら『けっこん』を、血痕と聞き違えたらしい。それに気付いてしのぶが訂正をしようとするが、時既に遅し。
 「やっだなぁ、そんな強い人がまだこの周辺に居たなんて☆ そんなん聞いたら、じっとしてられないじゃん!楽しみー♪任せてッ、僕がちゃーんと解決してあげるからっ」
 にこにこ満面の笑みでしのぶにそう告げる想司を見て、一抹の不安も覚えたが、まぁ結果的に同じ事になるならいいか…としのぶは苦笑いをして頷いた。

*疑問*

 一人で動こうと思っていた想司だったが、友達に同じ事件の事に付いて声を掛けられ、行動を共にすることにした。これは、皆が合流する前、想司に声を掛けた他のメンバー達の話である。
 取り敢えず、女子高生の噂話を小耳に挟んだファーストフードの二階に集まって、矢塚・朱姫と守崎・啓斗、朧月・桜夜の三人は、ここに来るまでの間に集めてきた、各自の情報を確認する事にした。
 「の、前に想司はどうしたんだよ」
 ちょっとしなったポテトを口に放り込みながら啓斗が言う。軽く肩を竦めて、桜夜が言った。
 「なんかさァ、勘違いしてるよーな気もすんだけど、『強い奴なら僕に任せてっ☆待ち伏せして準備も万端さ♪』とか何とか言って、先に現場に行ってるって…幾らあのコでもユーレイと格闘出来るかどうか、あたしは知らないけどねェ」
 やれやれ、と言った感じで隣の朱姫も同じように肩を竦める。
 「いいんじゃないか?どうせ現場に行けば逢える訳だし。考えるよりも先に身体が動く想司に、聞き込みや情報集めをしろと言う方が酷なような気もするぞ」
 ご尤も…と皆で頷き合う。腹ごしらえも済んだ所で、さて…と本題に入った。
 「まずは、そのお姫様が目撃者にした質問?ってーのなんだけどォ、なんかあんまりはっきりしてないって言うかァ…」
 「て言うかさ。質問、ってのは変な話じゃねーのか?これこれこう言う望みを叶えて欲しい…っつーんならまだ話も分かるけど、誰彼構わず質問って意味ねーじゃん。相手が、例えば姫さんの関係者だったり、なんか知ってる奴とかならともかく…」
 「それは私も思った。だから、その質問内容って言うのは実は答えがヒトツだけなんじゃないか、と。或いは、答えを出すものが主観で言っていいものだったりとも考えられるぞ」
 そう朱姫が言うと、ストローを口に咥えて揺すって遊んでいた桜夜が、
 「あたしは、その後者の説を指示するわね。って言うのはァ、前者なら今まで遭遇して来た人ん中には答えられる人とかいそうじゃなァい?」
 「後者のだって、答えられる奴はいるんじゃねーの?…あ、でも答えたとしても、姫さんの望む内容でなけりゃ意味がねぇのか」
 啓斗の言葉に、桜夜が頷いた。
 「それと…根本的な話として、どうしてこの芥子林家ってのが滅んでしまったのだと思う?それに寄っても、姫様の求めている結果って変わってくると思うのだが」
 「フツーに考えて…家名断絶されるなんて、何を仕出かしたんだろ?」
 桜夜の問い掛けに、後の二人が思案する。
 「例えば、一般的なのだと…謀反を起こしたとか?或いは家督争いとか、覇権争いとか、そんなところなんじゃないのか?」
 「それはそうだが、俺は、この芥子林家に関する資料とか史実とか、何一つ残ってねぇってところが引っ掛かるんだ。それってまるで、歴史の闇から闇へ葬られたみたいじゃないか」
 「そうねェ。もしかして、当時の権力者にとって、完全に闇に葬らなきゃならないよーなトンでもない事を仕出かした、とかね。その原因について、このお姫様は何かを知っているのかもよ?それで心残りがあって成仏できないとかも考えられるしィ」
 「…ずっと、この姫様は一人で悩みを抱えたまま、さ迷い続けて来たのだろうか…」
 ふと、沈んだような声で朱姫が言った。釣られるように、二人も小さな溜息を漏らす。
 「ま、そのためにもアタシ達で成仏させてあげないとねェ。これ以上呪いをひっかぶる人が増えて、もしその中に将来のあたしのダーリン♪が居たりすると、あたしまで被害被っちゃうもの」
 そう言って、桜夜が懐から自前のお札を取り出す。朱の墨で何やら書かれたそれは、どうやら呪い弾きのお札らしい。見咎めた啓斗が、そのお札を指差して叫んだ。
 「あ、お前だけなんでそんなの持ってんだよ!」
 「なーに言ってンのよォ、んなのあったり前でしょ〜?あたしは将来、ちゃんと可愛いお嫁さんになるんですもの、これぐらいとーぜんよォ」
 「んなの、誰だって一緒だろ!どうせ持って来るんなら、なんで人数分用意してくんねーんだよ!」
 そう抗議する啓斗の顔をじーっと見ていた朱姫が、きょとんとした顔でこう言った。
 「啓斗も、カワイイオヨメサンとやらに、将来なるつもりなのか?」
 ……………。

 さてその頃。当の想司本人は何をしていたのかと言うと…。
 姫君の霊が現われると専ら噂なのは、とある古い街並みの、でも最近では開発が進んで、古き良き雰囲気の中に混ざるようにして賑わしくなって来つつある繁華街の一角だ。あくまで一角であり、夜が更けるまではそれなりに人通りがあるその場所で、行き過ぎる人達が何事かと視線を投げ掛けているのは、そこに座り込む一人の少年だった。
 見た目は少女のようなその少年は、道端の壁に凭れて持参したおにぎりなぞを美味しそうに頬張っている。時折楽しそうに吹く口笛の曲は、腹を空かせた人には自らの顔を食べさせて施す太っ腹?なヒーローのテーマ曲で、いずれにしてもその場所でその行為は変だ、というより他ないのだが、当の本人、言わずもがなな水野・想司は至って平和且つ真剣そのものだった。
 「って言うか、愛と勇気と2つも友達が居たら、邪魔臭いだけじゃないのかな〜?」
 先に行って待ち伏せしてる、と言っていたもう一人の仲間は、来たる決戦に向け腹ごしらえをしている真っ最中だった。

*遭遇*

 それから何時間かが経過した事だろう。
 壁に背を預け膝を抱え込んだ状態で、意識だけは網の目のように張り巡らせた想司は、すっかり夜も更けて静かになった辺り周辺を見渡した。今のところ、自分以外の生き物の気配はなく、殺気も何も感じられない。まさか、僕でも気配の読めないぐらいのデキる人、なんて言わないよねっ、んな訳ないねっ☆ あり得てもいいけど、僕が楽しいだけじゃん♪とにっこり微笑んだその時、とっぷりと更けて街灯も無いその周辺の空気だけ、一、二度気温が下がったような気がした。
 「…お出まし?」
 わくわくと、期待に満ち満ちた表情を隠す事なく、想司は立ち上がる。軽く身構えるようにして、とんとん、と踵でリズムを取っていると、五メートル程離れた場所に、煙が渦巻いたかと思うと一人の人物の姿を型取り、やがれそれはゆっくりとした動作で視線を挙げて想司と目をあわせた。
 あんず型の黒目がちな瞳、小さな顔に細い鼻梁、紅のせいでなく、綺麗に染まった唇が可憐な、とても美しい女性であった。結った髪に細工物の簪を飾り、両耳の後ろから切り揃えた一房の髪が垂れている。軽く首を傾げると、簪の花飾りがしゃらん、と澄んだ音をたてた。そんな彼女…何処からどう見ても、この世の人ではない、これが噂の姫君だと分かり切った相手と視線のあった想司は、きらきらと輝くような瞳を見開いて言った。
 「ね、ね、ね♪貴方が血痕の人?」
 その問い掛けに、さすがに姫君は眉を寄せて首を傾げる。もう一度、同じ質問を想司がしようとしたその時、
 「んな訳ねーだろ、つうか、なんだよそのけっこんのひとっつーのは」
 訳わかんねぇ。そう呟く声がしたがご尤も。誰も、結婚→血痕と言う誤解がここに生まれているとは想像もつかなかっただろう。
 「あ。啓斗クンだ」
 振り返った想司が、そこに居てツッコミを入れた人物を認めて名を呼んだ。ファーストフード店を出て現場に向かった三人が合流し、ようやく今回のフルメンバー揃ったのだ。
 「……あれが、その姫様…?」
 朱姫が呟くような声で言う。同じように視線を定めた桜夜が、綺麗に整えられた眉を寄せ言った。
 「邪悪なものは感じられないけどォ…寒いわねェ。確かに本当の、霊みたいね、あなた」
 誰?と問い掛ける姫に向かって、当然のことながら怖がる様子もなく桜夜が逆に言葉を掛ける。幾ら正式な陰陽師でないとは言え、そのキャリアと実力は充分な桜夜だ。
 「あたし達の事はどうでもいいのよ。それよりも、お姫様、なんか言いたい事があんじゃないのォ?」
 『わたくしの…言いたい事…?』
 言葉でと言うよりは直接意識に語りかけて来るような細い声で姫が言う。この辺で出くわす奴等に質問だかなんだかしらねーけど、聞いて回ってるみてーじゃねーか。そう啓斗が言うと、姫は薄く儚げに微笑んだ。
 「んと、何を教えて欲しいのか、聞いてみないと私で答えられるかどうかは分かんないんだけど、ずっとそうやって一人でさ迷っているのはとても寂しい事だと思うぞ。きっとあなただって安らかに眠りたいと思うし、良かったら話を聞かせてくれないか?力になりたいと思って、私達はここにやって来たのだから」
 静かな、まるで子供を宥めるかのような声で朱姫が話し掛ける。霊的存在である姫を目の前にしても前是普段と変わりない様子の四人を見ながら姫がふっと表情を和らげて四人を見詰めた。
 『…わたくしを見て…逃げなかった人達はあなた達が初めてです……』
 「そりゃまーね。フツーの人は大抵こう言うモンには馴れてないからねェ。霊は決して怖いもんじゃない、って知ってる人は少ないからしょうがないんだけど」
 勿論、恐ろしい霊も居るんだが、今はその話は横に退けといて、と。
 「なんか、聞きたい事があんだろ?言ってみなよ、俺達が聞いてやるから。肉体が必要な頼み事なら、俺の身体を貸してやってもいい。どうせ馴れてるからな」
 啓斗にそう促されて、姫君……篠姫と言う名前だった……は、静かな口調でこう言った。
 『わたくしは…どうすれば良かったのでしょう……?』
 …は!?目的語がないぞ?!それじゃあ何をどう答えていいか分からない、それぞれの口調で口々に聞き返すのを聞いて篠姫は、悲しそうな表情をした。呪いを掛けられると!慌てて桜夜が懐に忍ばせた護符に指先を触れる。が、呪いの波動は起こらずに、ただ篠姫が小さく溜め息をついたに留まった。
 『それが…覚えていないのです……わたくしが気がついた時、既にわたくしの身体は無く、このような存在に変わり果てていました。わたくしの家の名を継ぐものもおらず、知る人さえなく、長い間それらを求めて捜し続けました。この場所に来た時、何か感じるものがあり、恐らくこの辺りにわたくしの求めるものがあったのだと思ったのですが、余りに長きに渡ってさ迷っていたせいか、自分が何を求めていたのか、何を迷っていたのか、分からなくなってしまったのです……』
 篠姫のたおやかな指が頬に添えられ、ちいさく溜息と共に唇が息を吐く。思わず皆は互いの顔を見合わせた。想司が肩を竦めて手の平を上に向ける。
 「それじゃあ、なんか気分晴らしてあげようって思ったって、わっかんないじゃん」
 目に見えるもの、触れられるもの、感じる熱い血の流れや肉と骨を断つ音と手応え。そう言ったものが当たり前に傍にあった想司には、形として現わす事のできないものの存在はあって無いに等しかったのかもしれない。朱姫が、同じように指を自分の頬に添えた状態で小首を傾げて問い掛けた。
 「…んと、姫は…姫の家が途絶えた理由と、今あなたが迷っている事柄と、何か関係があるのか、その辺りも忘れてしまったのか?」
 『………多分、関わりは…ないのだと思う。ただ、わたくしが命を失くした事と、家が途絶えた事とは関係するとは思うが……』
 「生への渇望よりも優先する思いねェ…。あたしには想像もつかないけどォ……」
 うーむ、と低い声で桜夜が唸った。やっぱり、呪いの内容と相まって、色恋沙汰か?と小さな声で呟いた。

 家って、何。想司は思う。別に、生きていくためにそんなものは必要ないじゃん。誰にも負けない心と力と技術と、そして生きていこうと思う気持ちさえあれば、それでいいじゃん。親とか兄弟とか友達とか、そんなもん……ん、いや、最後のだけは、ちょっとあってもいいかな。想司の脳裏に、良く分からないけどどうやら友達らしい人の顔が浮かんでは消えた。
 「別に…いいんじゃないのー?」
 想司ののんびりした声に、篠姫が問い掛けるようにまた首を傾げる。小柄な想司は、心なしか姫を見上げるような姿勢でにっこりと笑い掛ける。
 「別に、家とか家族とかなくったって生きていけるし。…って、あー、お姫様はもう死んでるんだっけ。ン、でもだったら尚更、もうなんにも深く考えなくったっていいじゃん。自分の好きなようにやったっていいんじゃないのー?」
 『でも…わたくしは、わたくしを愛し慈しんでくれた父上や母上、そして家臣達の事を思うと、…はっきりとは思い出せませんが遣る瀬無いような気持ちになるのです……』
 「寂しいの?」
 想司がそう聞くと、姫は暫く考えた後で、こくりと頷いた。
 『傍に誰もいないのも寂しいと思います。そして、わたくしの事を誰も覚えていないと言う事も、わたくしが大切だと思った者達の事を、わたくしが憶えててあげられなかった事も…』
 誰の記憶にも残らない事が残せなかった事が、寂しい。篠姫が静かに瞼を閉じると、一粒だけ涙が零れ落ちた。
 「もっと強くなれれば良かったね。最強ってなぐらいにまでなれれば良かったのにね?」
 にこ、と屈託ない笑顔でそう告げられ、姫は軽く目を見開いて少年の方を見た。
 「痛かったんでしょ?でももう痛くないんでしょ?イタイのなんか、一瞬だもん。怪我なんて、一旦癒ったらもう、いつどこで怪我したかなんてのも忘れちゃうもん。でしょ?怪我したくなかったらもっと強くなるだけだし。だから、お姫様も、もう痛くならないようにもっともっと強くなればいいんじゃん。今からでも」

 『……あぁ…』
 どこか安堵の響きを潜めた声で、篠姫が呟く。悲しげだったその表情は、僅かではあるが晴れやかに輝き、溜息にも似た細い息をその可憐な唇から漏らした。
 『そう、ですね……あなたの仰る通りだと思いますわ……』

 ありがとう。そう一言言い残して篠姫は足元から徐々に掠れていくように消えて行った。最後ににこりと微笑んで、その笑みは、ようやく得た安息への期待と喜びに満ちていたように見えた。
 気がつくと夜が明け掛けており、白々とした光と早朝独特の冷えた新鮮な空気が周りに戻って来ていた。我知らず、四人は深呼吸をしてその大気を吸い込み、口には出さなかったが自分が生きていると言うことをこっそりと噛み締めた。

*結果論*

 ゴーストネットには、いつしか篠姫の噂も途絶え、今は違う心霊スポットの話題で盛り上がっている。また屋上でお弁当を頬張りつつ、しのぶの問い掛けに首を捻りつつこの間の事を説明していた想司だったが。
 『…そう言えば、結局、血痕ナシの相手には会えなかったなー』←まだ勘違いしているらしい。


おわり。
 
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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 0550 / 矢塚・朱姫 / 女 / 17歳 / 高校生 】
【 0424 / 水野・想司 / 男 / 14歳 / 吸血鬼ハンター 】
【 0554 / 守崎・啓斗 / 男 / 17歳 / 高校生 】
【 0444 / 朧月・桜夜 / 女 / 16歳 / 陰陽師 】

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■         ライター通信          ■
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ども、ライターの碧川でございます。この度はご参加、ありがとうございました。大変お待たせして申し訳ありませんでした。もう、こんなに煮詰まるとは思わなくて、パソコンの前でごろごろのたうちながらでしたので、どのような出来になっているか皆目見当もつかず(ふははは)←壊。と、言うのもお送り頂いた皆さんのプレイングが、それぞれ各個の設定を活かした個性のあるプレイングばかりだったので、それらを満遍なく活かそう、と思ったからなんですが。実際、活かし切れているかどうか不安ですが、如何でしょう(汗)
され、まずはお断りしておきますが、今回参加してくださった方は、皆さん近い年の方ばかりでしたので、この依頼の中では全員面識がある、と言う事にさせて頂きましたのでご了承くださいませ。
また、基本的には内容はみな同じです。が、各個人のプレイングに従いまして、台詞のあるなし描写・状況のあるなしなど、若干個人差があります。
それぞれの個性とか背景とかが少しでも上手く書けていれば…と思います。楽しんで頂けたのなら、幸いです。
そして最後にお詫びを…長さの関係上、芥子林家没落の理由に付いて書けなくなってしまいました(汗) す、すみません(涙)
それでは、また縁があればお会いしましょう。へっぽこライター碧川桜がお送り致しました。