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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


銭湯配置につけ!
●オープニング【0】
「暑くなってきたな」
 他愛のない言葉を発する草間。確かに近頃めっきり暑くなってきたが、草間が気候の話題に興味があるとも思えない。きっとこれは次の話題への誘い水に違いないと警戒していると、案の定草間は本題を切り出してきた。
「どうだ、汗を流してこないか?」
 そう言って草間は大量の入浴券を取り出した。入浴券……って、銭湯のですか?
「真夜中にな、ここ『卯月湯』の湯舟で湯に浸かる物音が聞こえてくるそうだ。その正体を調べてくれとの依頼だ。入浴券は手付けって訳だ」
 苦笑する草間。また変わった手付けもあったもんだ。
「補足しておくとな、火事があるといけないというので真夜中も湯は抜かないそうだ。湯を抜くのは午前中、清掃の時だな。営業時間は午後3時から午前12時まで、つまり9時間だな。物音が聞こえるのは、男女共にらしい。まあ、風呂でも浴びるついでに、調査してきたらどうだ?」
 草間がニヤッと笑った。この表情から察するに、危険性はないだろうと踏んでいるようだ。
「湯上がりにはやはり珈琲牛乳だよな……」
 ……銭湯通なんですか、あんたは?

●銭湯へ行こう!【3A】
「わ〜い、温泉です、温泉です〜☆」
 赤髪長髪の少年、ラルラドール・レッドリバーは夜道をとてとてとはしゃぎながら歩いていた。手に抱えた洗面器からはシャンプーハットがちょこんと覗いていた。
「あんまりはしゃいでると転ぶぞ」
 草間が苦笑してラルラドールに言った。そしてすぐに、傍らを歩いていた九尾桐伯につぶやいた。
「たく、この仕事は任せたはずなんだがな。俺を誘う必要もないだろうに」
「ですが、どことなく楽しそうですよ」
ちなみに今日の桐伯、黒の着流しに紅い鼻緒の黒下駄、まるでどこぞの分厚い小説に出てくる登場人物のような姿で、『和』という言葉がよく似合っていた。普段は束ねている長髪も、今日は解いているので雰囲気が違っていた。
「……まあな。銭湯も嫌いじゃない。上がってからの楽しみがあるからな」
 ニヤリと笑う草間。それを聞いて桐伯も笑みを浮かべた。
「しかしキミ、その装いはなかなか似合っておるな。我輩も学生時代は……」
 桐伯にそう話しかけてきたのは、某私立大学で物理学講師をしている国光平四郎だった。ちなみにこちらはぼさぼさの長髪に無精髭、よれよれの白衣といった姿だ。
「……であるからして、その時の銭湯が我輩の脳に刺激を与え、行き詰まっていた研究のブレイクスルーとなったのだ。その時の研究とはつまり、θ曲線の……」
 学生時代の思い出話だったのが、いつの間にやら研究の話へと擦り変わっている平四郎。まあこれくらい、平四郎にとっては些細なことである。
「何だか難しいお話……」
 平四郎の話を聞いていた志神みかねの頭の上には、大きなクエスチョンマークが浮かんでいた。正直、みかねの理解できる範囲をとっくに超えていた。
(……お風呂のただ券をくれただけだと思ったのに……)
 みかねは大きく溜息を吐いた。入浴券を受け取ったはいいが、まさか妙な物音を調べることになるとは思わなかった。それをさっき聞いて、みかねの精神はテンパり始めていた。
「やっぱりただじゃ済まないのね……」
 がくっと肩を落とすみかね。ふと視線を左に向けると、隣を歩いていた子供ベバ・ビューンと目が合った。
「えへ」
 おどけるベバ。以前の鍋パーティの時もそうだったが、今日もいつの間にか現れてこの銭湯行きの集団に紛れ込んでいた。まあ、入浴券は大量にあるのだから、1人ぐらい増えた所でどうってことはないのだが。
「温泉に着いたです〜☆」
 前方でラルラドールがぴょんぴょんと飛び跳ねていた。そう、『卯月湯』に着いたのだ。

●女湯にて【4B】
「女湯の方は任せたからな」
 番台越し、草間はシュライン・エマにそう言った。男湯に居るのは草間を筆頭に、草間と連れ立ってやってきた九尾桐伯に国光平四郎、それから一足先にやってきていた真名神慶悟と渡橋十三の合わせて5人だ。
 対して女湯に居るのはシュラインを筆頭に、志神みかね、ラルラドール・レッドリバー、ベバ・ビューン、七森沙耶、そしてファルナ・新宮とそのメイドのファルファの合計7人であった。
 その中で、沙耶とファルナとファルファは一足早く『卯月湯』にやってきており、シュラインはそれより前にやってきた後、近所を回って情報を仕入れに歩いていた。
「近所の交番やコンビニなんかを回ってみたんだけど、怪しい人物が出没しているとか、大きな事故や事件があったなんて話はないみたいだわ」
 シュラインは歩き回って手に入れてきた情報を皆に話した。手がかりがなかったように聞こえるが、そんなことはない。消去法で可能性を絞り込んでいけるからだ。
「じゃあ、やっぱり幽霊だとか、そんな類なんですか……?」
 みかねが恐る恐る尋ねた。
「なくはないでしょ。ただ、そんな話が聞こえてこないのも不思議なんだけど」
「きっとお風呂好きな幽霊さんが犯人ですよ〜……」
 へろへろとした声が聞こえていた。バスタオル1枚で、マッサージ機に座ってぐったりとしている沙耶の声だ。
「沙耶お姉ちゃん、顔赤いですよ〜?」
 ラルラドールが小首を傾げて言った。確かにその顔は赤く、のぼせているようにも見える。
「営業時間に入るとお客さんが驚いちゃうから、気をつかって営業終了後にこっそり入ってるんですよ〜……」
 ラルラドールの言葉が聞こえているのかいないのか、沙耶は自らのほのぼのとした予想を話し続けた。
「ちょっと大丈夫?」
 心配になってシュラインも沙耶に声をかけた。
「大丈夫です、ちょっとはしゃぎ過ぎちゃって〜……」
 うっすらと笑みを浮かべる沙耶。そこへファルナが珈琲牛乳を持ってやってきた。
「大丈夫ですか〜? これを飲んで、元気を出してくださいね〜」
 沙耶はファルナから珈琲牛乳を受け取ると、ゆっくりと椅子から立ち上がった。そして腰に手を当てると、一気に珈琲牛乳を飲み干した。
「……一気飲みできるなら、大丈夫そうね」
 シュラインは脱衣籠を用意すると、衣服を脱ぎ始めた。
「シュラインお姉ちゃん、見てくださいです〜。僕、バニライムのお風呂セット持ってきたですよ〜☆」
 嬉しそうに洗面器から取り出したお風呂セットを、シュラインに見せびらかすラルラドール。バニライムとはもちろん『魔法少女バニライム』という特撮番組のことだ。
 ちなみにお風呂セットの内訳は、うさぎを模した形のスポンジと、シャンプーとボディーシャンプー、そして洗面器の4つだ。シャンプーとボディーシャンプーのボトル部分がバニライムの胴体で、キャップ部分が頭になっている。きちんとうさ耳までかたどっている。
「早くこれ使いたいです〜」
 にこにことラルラドールが言った。

●奇妙な壁画【5B】
「きゃあっ!!」
 風呂場の床の上、みかねが盛大にひっくり返った。そしてあられもない姿で腰をしこたま床に打ち付けた。
「いった〜いっ……!」
 みかねは床にぺたんと座り込んだまま、腰をさすっていた。すぐそばにはかなり小さくなった石鹸が転がっていた。誰かが捨てていった石鹸の上を、みかねが見事に踏み付け滑ってしまったのだった。
 そんなみかねの姿を、脱衣所で見張りをしていた沙耶が心配そうに見つめていた。ちなみに沙耶だけはすでに衣服を着ていた。
「うー……」
 みかねは腰を押さえたまま何とか立ち上がると、かけ湯をして湯舟に入った。ほっと胸を撫で下ろす沙耶。湯舟の中にはファルナとファルファ、そしてファルファの膝の上にベバがちょこんと乗っていた。
「大丈夫ですか〜?」
「あ、はい、何とか……」
 気遣うファルナに対し、みかねは照れ笑いを浮かべた。
「そういえば、これ何ですか〜?」
 ファルナは壁画を指差した。普通、銭湯の壁画には富士山なり三保の松原なりが描かれているのだが、ここは違っていた。何故か人物が描かれていたのだ。見たことはあるが、名前が出てこない、そんな人物である。
「えっと……?」
 首を傾げるみかね。
「歴史の授業で見た覚えはあるんだけど……」
「東洲斎写楽の役者絵よ」
 ラルラドールの身体を洗っていたシュラインが答えた。ちなみに東洲斎写楽とは江戸中期の浮世絵師で、その正体は今も謎に包まれている。
「どういう基準でこれを選んだのかは分からないけど……ほら、こっち向いて」
 くるんとラルラドールの身体の向きを変えるシュライン。ちょうど対面する形になる2人。突然ラルラドールが無邪気に言い放った。
「わ〜っ、シュラインお姉ちゃんのお胸、おっきーですぅ☆」
 左右から確認しようと身体を動かすラルラドール。シュラインは少し照れながらも、ラルラドールの身体を固定しようとした。
「ほらっ、じっとしてる! 動いちゃ洗えないでしょっ!!」
「ぼん、きゅ、どんって、草間お兄ちゃん言ってたの、ほんとだったですー」
 続けて言ったラルラドールのその言葉に、シュラインの動きがピタッと止まった。一瞬の沈黙。
「武彦さん」
 シュラインが草間を呼んだ。男湯に居るはずの草間は、黙ったまま何も答えない。
「……後でじっくりお話しましょうか」
 シュラインの口調は、極めて事務的であった。
「こ、怖いですー……」
 ラルラドールがぼそっとつぶやいた。

●半透明の男たち【6A】
 深夜2時、丑三つ時近く。ラルラドールは女湯から男湯へ移動してきていた。
「わー、こっちの壁には富士山です〜」
 壁画をじっと見ているラルラドール。女湯の壁画と見比べているのだろう。
「絵が違うのか。向こうはどんな絵なんだ?」
 慶悟が何気なく尋ねた。
「んっと、こんなポーズのおじちゃんだったですー」
 ラルラドールは女湯の壁画に描かれていた人物と同じポーズを取った。
「写楽ですか」
 桐伯がちらりとラルラドールを見て言った。
「ああ、東洲斎写楽の役者絵だったぜ。普通は三保の松原でも描くはずだがよ」
 日中の清掃時に女湯の壁画を見ていた十三が補足した。
「何でも先代の趣味らしいぜ」
「どういう趣味だ……」
 草間が呆れたようにつぶやいた。と、その時、慶悟と桐伯が脱衣所の方を向いた。
「……来たか」
「ええ。ちょうど鈴の音も聞こえましたしね」
 2人共鋭い視線を脱衣所へ向けていた。すると男湯の扉を、すぅ……っと通り抜けて姿を現した男が居た。その姿は半透明で、向こうの景色がうっすらと見えている。幽霊なのか?
「よし!」
 慶悟が湯舟から飛び出た。が――男の様子がおかしい。にこにこと楽しそうな表情を浮かべながら、脱衣籠に着ている物を脱ぎ捨てているではないか。けれども脱衣籠には何も残っていない。
 男湯の扉からはまた1人、また1人と男たちが姿を現す。脱衣所には半透明な男たちが増えてくる。
「何だこりゃ? 幽霊が律儀に服脱いでやがる」
 呆れる十三。
「何度も我輩が言っておるだろう、幽霊など存在せんのだぞ! あの男たちが半透明に見えるのも、扉を擦り抜けたように見えるのも、全てはプラズマの仕業だ!! まあよい。こんなこともあろうかと、ここにプラズマの発生度合を確かめる機械が……」
 平四郎は自説を唱えてから、腰に巻いたタオルの中から体温計大の機械を取り出した。というか、形状は体温計にしか見えないんですが……。
「……そのうちあの中から、オキシジェンデストロイヤーが出てくるんだ。きっとそうだ……」
「それ、怪獣さんやっつける奴ですー」
 小声で話す草間とラルラドール。やがて半透明な男たちが風呂場へと入ってくる。
「おや、今日は人が大勢居ますな。こんばんは」
 草間たちに律儀に挨拶をしてきたのは、最初に入ってきた半透明な男。草間たちも拍子抜けして、挨拶を返した。
「いやー、やっぱりここの湯はいいですな。あちこち回りましたが、我々にはここの湯がしっとりときますわ。はっはっは!」
 半透明な男は豪快に笑った。
「あんたら何者だ?」
 警戒しつつ、慶悟が半透明な男に尋ねた。
「我々ですか? まあ世間一般では幽霊なんぞと言われとりますか」
 あっけらかんと話す半透明な男。
「幽霊とはいえ、我々は無類の風呂好きでしてな。日本中の銭湯を渡り歩いとるんですわ。で、同じような仲間からこの銭湯の存在を聞きましてな、先日から真夜中にこっそりとお邪魔しているとそういう訳ですわ、わっはっは!!」
「風呂好きの幽霊? 仲間?」
 難しい顔をして考え込む草間。半透明の男たちが湯舟の中に入ってきた。
「おー、今夜もいい湯ですな。ちと今夜は熱めですかな」
「いや、こんなもんでしょう。それよりも今夜は刺激を感じますな……これもまたいい」
 和やかに話している半透明な男たち。敵意だとか恨みだとか、そんな想いは微塵も感じられない。ただ純粋にここの湯を楽しんでいた。
「上がりますか。人に危害を及ぼしているようでもないですしね」
 ふっ、と桐伯が笑った。

●秘密指令・報告会【7A】
 脱衣所に上がってきた一同。ラルラドールが熱心に皆に説明をしていた。
「……お姉ちゃんは、こんな感じの大きさで、とってもやーらかかったですよー☆」
 手で誰かの何かの大きさを表現しているラルラドール。それを聞いて、草間はうんうんと頷いていた。
「よーし、よくやった」
 十三がニヤリと笑ってラルラドールの頭をくしゃくしゃと撫でた。
「十三おじさん、アイスよろしくですー☆」
「任しとけいっ!」
「草間お兄ちゃん、いちご牛乳よろしくですー☆」
「分かった分かった」
 草間が苦笑してラルラドールの頭を撫でた。しかし……2人して何を密約していたのやら。いや、おおよそ想像はつくのだけれど。
「何だかなあ」
「何ですかねえ」
 慶悟と桐伯は苦笑しつつ、3人の姿を見つめていた。まあ、この2人も聞くことはしっかり聞いているのだが……。
「ふーむ、ここのプラズマの発生度合は通常より高い……」
 先程の機械をじっと見つめている平四郎。1人だけ、別世界に没頭していた。

●怒濤の早飲み大会【7B】
「何にせよ、依頼はほぼ片付いたな」
 草間は冷蔵ケースの中から珈琲牛乳といちご牛乳を取り出して、番台の上に代金を置いた。そしていちご牛乳をラルラドールに手渡した。
「ありがとうですー☆」
 にぱっと笑うラルラドール。
「この調査結果に納得するかどうかは知らんがな」
 草間がそう言って瓶に口をつけようとした時、十三がそれを制止した。
「おっと旦那、単に飲むんじゃ面白くねぇ。どうだ、煙草1カートン賭けて早飲み勝負といかねぇか? な、早飲み武ちゃん」
 十三は冷蔵ケースからフルーツ牛乳を取り出した。草間は十三の挑戦を受けて立つことにした。
「俺も参加させてもらう。さっきの将棋の借りが残ってるからな」
 慶悟も冷蔵ケースからフルーツ牛乳を取り出した。
「湯上がりにはもちろん白でしょう。そして手は腰にが基本です」
 冷蔵ケースから牛乳を取り出す桐伯。同じく勝負に参加するつもりのようだ。
「うむ、我輩も湯上がりは白牛乳だと思うぞ!」
 桐伯が冷蔵ケースの扉を閉める前に、平四郎の手がむんずと牛乳をつかんだ。結局全員参加のようだ。
 その盛り上がり様は女湯にも聞こえていた。
「楽しそうねえ……」
 珈琲牛乳片手にシュラインがつぶやいた。すぐそばでは、ベバがマッサージ機を堪能していた。時折頭を打っているようだが、それはさておき。
 のぼせてへろへろだったみかねもどうにか回復し、長椅子に座って珈琲牛乳をちびちびと飲んでいた。
「ほんと、楽しそう。幽霊さんたちも、男湯も女湯も、皆楽しそう……」
 笑顔で沙耶が言った。手には本日2本目となる珈琲牛乳が握られていた。
「向こうもお仕事終わったんですね〜」
 ファルナがにこにこと言った。ファルファ共々、まだ生まれたままの姿である。そして次の言葉が問題だった。
「そうです、わたくしお仕事の汗を流して差し上げてきますね〜」
 その言葉に、一斉に皆の視線がファルナに集まった。『今何て言ったの?』、そんな視線だ。
「ファルファ、行きますよ〜」
 皆の視線を気にすることなく、ファルナはファルファと共に男湯へ向かってゆく。
「ちょ、ちょっと!」
 シュラインは慌ててファルナたちを追いかけた。バスタオル1枚の姿のままで。
 男湯では早飲み大会が今まさに始まろうとしていた所であった。草間による開始の合図を待つだけだ。
「レディ……ゴー!!」
 皆一斉に瓶に口をつける。そこに――生まれたままの姿である、ファルナとファルファが現れた。口に含んだ珈琲牛乳を激しく吹き出す草間。
 この後のことは、あえて語らなくてもいいだろう……。

【銭湯配置につけ! 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0060 / 渡橋・十三(とばし・じゅうぞう)
           / 男 / 59 / ホームレス(兼情報屋) 】
【 0069 / ベバ・ビューン(べば・びゅーん)
                   / 女 / 子供? / 不明 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
  / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0152 / ラルラドール・レッドリバー(らるらどーる・れっどりばー)
                   / 男 / 12 / 暗殺者 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
              / 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0230 / 七森・沙耶(ななもり・さや)
                   / 女 / 17 / 高校生 】
【 0249 / 志神・みかね(しがみ・みかね)
                    / 女 / 15 / 学生 】
【 0332 / 九尾・桐伯(きゅうび・とうはく)
                / 男 / 27 / バーテンダー 】
【 0389 / 真名神・慶悟(まながみ・けいご)
                   / 男 / 20 / 陰陽師 】
【 0701 / 国光・平四郎(くにみつ・へいしろう)
     / 男 / 38 / 私立第三須賀杜爾区大学の物理学講師 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全20場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・お待たせしました、銭湯でのお話をお届けします。今回は『ほのぼの:5/コメディ:5』でしたから、高原少し弾けさせていただきました。そのため、お届けまでに少々時間がかかってしまいましたが……。
・本文最後の後、何がどうなったかは想像つくのではないかと思います。どういう反応を示すことになったのか、皆さんにお任せします。
・皆さんの好みを調べてみました。結果は珈琲牛乳2、いちご牛乳1、牛乳2、フルーツ牛乳4と、フルーツ牛乳が優勢でしたね。もっとも、どれを飲もうが手は腰にというのが基本のようですが。あ、高原は珈琲牛乳が好きです。
・ともあれ銭湯は広くて気持ちいいです。銭湯によっては早朝から営業していたり、天然の温泉を使っている所もありますしね。旅先でふらりと銭湯に立ち寄ってみるのも楽しいかもしれませんよ。そうですね、本文中の幽霊たちみたいに。
・ラルラドール・レッドリバーさん、6度目のご参加ありがとうございます。女湯の壁画は何故か写楽でした。秘密任務はきちんと果たせた模様です。掃除に関しては、少し思案したんですが、見送らせていただきました。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。