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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


紅き指輪
●オープニング【0】
「編集長〜、僕の机の上に何か妙な物があるんですけど……」
 月刊アトラスの編集部員、三下が恐る恐ると編集長の碇麗香に話しかけた。
「子供じゃないんだから、いちいちそんな報告しないの! 私はこれから打ち合わせで忙しいのよ」
 麗香はじろりと三下を睨み付けると、必要な資料を揃え出かける準備を始めた。三下は首を竦めて自分の机に戻っていった。
 そして麗香が出かけようとした寸前、編集部の明かりが全部消えた。もちろんパソコンの電源もだ。
「あら、停電かしらね……」
 そんなことをつぶやきつつ、麗香は扉を開いた。するとどうしたことか、突然雪混じりの突風が吹き込んできたではないか。慌てて扉を閉める麗香。
「なっ……!」
 絶句する麗香。すぐさま窓に駆け寄って外を見たが――見えたのは猛吹雪だった。
「何が起こったのよ……ちょっと、三下く……」
 振り返った麗香の言葉が止まった。三下は十字架の形をした台の上に、紅い宝石のついた指輪を並べている所だった。
「……確か、草間の所でも似たようなことがあったわよね」
 指輪の数は9個、宝石の大きさも同じく9段階。しかし並べる場所は6つだ。さて、どう並べればよいのだろう?

●八つ当たり【1】
「……ともあれ三下くん」
 薄暗くなった編集部内――近くの机に置かれていた雑誌を手に、麗香はつかつかと三下に近付いていった。
「は?」
 三下が指輪を並べる手を止めて振り向いた瞬間、丸められた雑誌が三下の頭上に振り降ろされた。
「事情はよく分からないけど、あなたが勝手にいじったからこうなってるのよっ!!」
「すみませんっ、すみませんっ、すみません〜っ!!」
 ぺしぺしぺしぺしぺしぺし。全盛期の某ゲーム名人の連射の腕前を上回る速さで麗香は三下の頭を叩き続けた。
「ちょ、ちょっと編集長! 三下さんだって、わざとやったんじゃないんっスから!」
 茶髪に短かめの髪で程よく小麦色に焼けている少年、湖影龍之助は慌てて2人の間に割り込み、麗香の振り降ろす雑誌を左腕でブロックした。
「わざとじゃないから、余計に腹立たしいんじゃないっ!」
「だからって三下さん叩いても仕方ないっスよ。ほらほら編集長、帰る方法見つける方が先っしょ」
 ニカッと笑い、麗香に言い放つ龍之助。確かに正論なので、麗香は渋々と引き下がった。
「あ〜、でもやっぱり僕のせいではあるんですよね、ああどうしよう、どうしよう……何とかしないと……」
 頭を抱えおろおろとする三下。龍之助がそんな三下に声をかけようとした時に、一足早く動いた人間が居た。ちょうど編集部にコラムの原稿を持ってきていた室田充だ。
「……ああ、もう三下くん慌てないで」
「ひあっ!?」
 いつの間にか背後に回り込んでいた充に背後から軽く抱き締められ、三下は2オクターブ程高い声を出した。
「ほら、3人寄れば文殊の知恵って言うでしょ? 1人で背負わないで……皆でやりましょ?」
 充はそう三下に優しく話しかけた。その口調はかなりオネーサマぽかったが。
「は、はあ……」
 困った表情の三下。もっとも先程より随分落ち着いている。
「何してんスかっ! 三下さん困ってるっスよ!」
 龍之助は慌てて三下から充の手を解こうとする。充はくすっと悪戯っぽい笑みを浮かべて、すっと三下の身体から離れていった。

●決心【2A】
 応接用の大きなテーブルの回りには、5人の人間が座っていた。いや、麗香と充が今やってきたから7人だ。
「見事に吹雪いてますねぇ、これだと雪だるまが作り放題だな」
 喫茶店『Moon−Garden』の店主、神無月征司郎は窓の外の雪景色を見てのんきそうに言った。
「悪いけど、夏に雪だるま作る趣味はないの」
 ソファの空いている部分に腰を降ろす麗香。機嫌は……あまりよろしくない。
「南半球はこれから冬ですよ」
 征司郎の用意したロイヤルミルクティーを静かに飲みながら、『降星館』社長の高橋敦子が言った。コラムの打ち合わせのため、ちょうど編集部に来ていたのだ。ちなみに銀髪に染めているためなのか、年齢よりは若く見える。
「…………」
 正論だけに、麗香は何も言い返せない。
「碇編集長、ロイヤルミルクティーはいかがですか?」
 征司郎がいいタイミングで麗香に声をかけた。
「……いただくわ」
 小さく溜息を吐く麗香。征司郎はさっそく麗香の分を用意し始めた。
「大丈夫?」
 シュライン・エマは隣に座っていた志神みかねを心配そうな表情で見た。頼まれていた原稿を持ってきたシュラインに、みかねはたまたま付き添ってきていたのだ。
「あ、はい……」
 顔色は少し悪く見えたが、しっかりとした口調で答えるみかね。そして両手で持っていたロイヤルミルクティーを再び口に運んだ。
「外は雪景色ですか……じゃあ、どこか暑い景色になるまで待ちましょう」
 黒髪でやや長い髪で『萬屋 道玄坂分室』なるいわゆる何でも屋を営んでいる細身の青年、冷泉院柚多香はそう言いながら、差入れで持ってきたお土産を氷箱にしまった。
「ちょっと待って、それ……!」
 柚多香がしまう前に、差入れを確認する麗香。差入れにはこう書かれていた――『かぼすソフトクリーム』と。地方の特産品らしい。
「ふっ……ふふふ……皆、とっとと謎を解いて夏に戻るわよ!!」
 麗香が目を輝かせてそう言い放った。……ひょっとして好きなんですか、これ?

●現状確認【3A】
「草間さんの所で似たようなことがあったと仰られましたよね? だったら電話をして聞いてみたらどうですか?」
 先程の麗香の言葉を聞き逃さなかった敦子が、麗香に言った。すぐさま三下に目で合図を送る麗香。三下と、そばに居た龍之助が共に近くの電話の受話器を上げた。
「……もっとも、電話が通じるかどうかが問題ですけれど」
 変わらぬ口調でそう付け加える敦子。その言葉を裏付けるように、三下と龍之助が首を横に振っていた。
「一般回線がそうだとすると……」
 シュラインが携帯電話を取り出した。他に携帯電話を持っている者も一斉に取り出し、液晶画面を確認した。
「やっぱり圏外だよね」
 充はさらりと言うと、そそくさと携帯電話をしまった。他の皆の携帯電話も同様だ。
「外がこうも荒れた雪景色なのに、室温はさほど変わってないですね」
 ソファから立ち上がって、興味深気に窓の外を眺めていた柚多香。窓を開けて外にある物を触ってみようかと鍵の部分に手をかけた時、麗香がそれを制した。
「開けないで! 開けたら一気に室温が下がると思うから!」
 行動を制された柚多香は肩を少し竦めると、元居た場所へ座り直した。
「どうぞ」
 戻るのを見越していたのか、征司郎が2杯目となるロイヤルミルクティーを柚多香の前に置いた。
「あの……指輪を調べなくていいんですか?」
 恐る恐るみかねが言う。麗香は小さく頷くと三下を呼んだ。
「三下くん、それ持ってきなさい」
「あっ……はい」
 しかし三下が動くより早く、龍之助が動いていた。
「これっスね!」
 十字架の形をした台座の上に紅い指輪を全部無造作に載せ、龍之助は三下に手渡した。
「どうもすみません」
「いやっ、礼なんかいいっスよ! 三下さんのお役に立てるんなら、俺嬉しいんで!」
 龍之助が目を輝かせて言った。例えるなら……懐いてきた大型犬の子犬か? まあ三下が大型犬の子犬に懐かれたら、逆に引っ張り回されそうな気はするのだが。そんな龍之助の姿を横目に見ながら、充がくすりと笑った。
 三下がテーブルに台座と宝石を運んできた。敦子が指輪を1つ手に取った。
「この指輪、1つくらい戴く訳には……」
 ちらりと麗香を見る敦子。麗香は静かに首を横に振っていた。
「いきませんよね、やっぱり」
 あらゆる角度から指輪を見る敦子。紅い宝石がついている他は、何の変哲もない指輪にしか見えない。
「この石はルビーかしら」
「ルビーだと思うけれど」
 麗香も別の指輪を手に取って眺めていた。
「そう、偶然ですね。私の誕生石もルビーで……」
 世間話を始める敦子。それに聞き入っていたのは、征司郎とみかねと柚多香の3人だけで、他の5人は指輪の方に注目していた。

●指輪を並べて【4A】
「草間さんの所で見たパズルは3×3で9つの溝とそこにはまる同じ数の指輪がありましたけど、これは指輪が6つ……3つ余ってしまいますね」
 征司郎が十字架の形の台座を見て言った。
「そういえば、草間の所でこれと似た奴を見たのって誰?」
 麗香の問いかけに、シュラインと充、そして征司郎とみかねが手を挙げた。
「草間さんの所のは1から9の魔方陣だったよね」
「……今回は動かすと天候が変わるのかしら?」
 口々につぶやく充とシュライン。みかねは難しい顔をして考え込んでいた。
「何見てるのよ」
 麗香は自分をじっと見つめていた柚多香の視線に気付き、少しきつめの口調でそう言った。
「いえ、どんな反応をされるのかなと思って」
 にっこりのんびりと答える柚多香。
「ああもう! 人を観察してる間があれば、考えなさい! ソフトクリームが溶けるでしょうっ?」
「火龍が炎でも吐かない限りは大丈夫でしょう」
 微妙にずれたコメントを返す柚多香。麗香は呆れたのか、それ以上は何も言わなかった。
「……本当なんですけどね」
 柚多香はぽつりとつぶやいたが、麗香の耳には入っていなかった。わざと聞き流していたとも言うが。
「前回は、指輪を小さい方から1、2……と数字を割り当てて、どの列も足して同じ数になるように並べたんですよ。ですから今回も同じように……」
 征司郎が指輪を摘まみ上げ、台座の上に置こうとした。が、その手がピタッと止まった。
「……と、芸がないですかね。今回は計算方法を引き算にしてみましょうか」
 再び手を動かし、指輪を1つずつ置いてゆく征司郎。
「引き算っスか?」
「ええ、上から下へ、そして左から右へ」
 龍之助の言葉に頷く征司郎。台座の上の溝が、全部指輪で埋められた。

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「これで計算上はゼロになるんですが……」
 征司郎は窓の方を振り返った。そこには変わらぬ雪景色があるだけだった。
「変わらないじゃない」
 不機嫌そうな麗香の声。どうやらこの並べ方は違うようだ。
「まあ順当に考えましょう」
 敦子が台座の上から指輪を取り除いていった。
「素直に、縦と横の数字を足すと同じ数になるように並べればいいんじゃないですか? その際3つ余りますが……その余ったのも同じ数になるように。ご存知ですかしら。数字というのは、神秘学的にいちいち意味があって……」
 指輪を摘んだまま数字に関する講釈を始める敦子。途中で麗香やらシュラインやらが制止しなければ、1時間は余裕で語り続けたことだろう。それだけ奥の深い話題だったのだから。
「……だから、結局ですね」
 敦子はてきぱきと指輪を並べていった。

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「そして余るのが2、6、8。縦も横も余りも16ですね」
「ほんとだ、どれも16だ」
 三下が感心したように言った。
「でも、雪景色のまま変わりませんね、窓」
 柚多香がのんびりとした口調で言った。時間の感覚が違うのか、当初から一番慌てる素振りを見せていない。三下や向かいに座っているみかねとはえらい違いである。
「次の人、お願い」
 麗香が溜息混じりに言った。
「碇さんも考えてくださいよ」
 敦子が少し麗香を責めるように言う。そういえば、人にあれこれ言った割りには麗香は考えてないんじゃあ……?

●突破口【5A】
「うーん、別に余りは無視していいんじゃない?」
 続いて充が指輪を摘まみ上げた。
「置き場所が少なくて1箇所長いことを考えると、縦・横の合計値が一緒ってのは同じだとしても、合計値は大きくなるんじゃない?」
 少し思案をしながら、充は指輪を並べていった。

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「これだと縦・横18ずつになるんだけど」
 充はちらりと窓を見た。景色は相変わらずだ。
「もう少し大きくなるのかなあ……それとも魔方陣にとらわれすぎ?」
 腕を組んで考える充。魔方陣の変型であるなら、このまま数字の組み合わせを考えればいい話なのだが……。
「何か他にないの?」
 麗香がきっとみかねを見つめた。
「あっ! あの、えっと……そのっ……サイコロの展開図みたいだなって……私……」
 次第にうつむき、声も小さくなってゆくみかね。他の者の回答を興味深く聞きながら、みかねも一緒に考えていたのだが、これはという考えが浮かんでいなかった。そして、麗香に言われしどろもどろになりながら出た言葉が……先程のあれだ。
(ううっ……また迷惑かけちゃってる……!)
 みかねは泣きたくなる衝動に襲われそうになった。が、そこに明るい声が響いた。
「あっ、志神さんもそう思ってたんスか? いやー、俺もっスよ!」
「えっ?」
 顔を上げるみかね。そこには、珍しそうに指輪をいじくっている龍之助の姿があった。
「この台の形、ほら、サイコロ展開した奴っスよね? ……あれ、違う?」
 誰も何も言わないので、苦笑する龍之助。
「ううん。私もこれ見て思い出したのはそれだわ。でも、そんなに単純なはずないだろうって思ったんだけど……この分じゃ、単純に考えた方がいいのかも」
 シュラインが龍之助の考えに同意した。
「そうっスか! んじゃ、物は試しって奴で」
 龍之助は鼻歌混じりに指輪を並べていった。

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「これでどうっスか?」
 サイコロの展開図だとすると、対面の合計は各々7になっている。それは間違いなかった。
「あ」
 窓を見ていた柚多香が意外そうな声を上げた。一斉に他の者も窓の外を見る。何と、窓の外は雪景色ではなく、高速回転を始めていたではないか――。

●解法【6A】
「変化が起きたってことは、この並べ方には正しい要素があるってことね」
 麗香が並んだ指輪を真剣な眼差しで見つめていた。
「……何か別の要素が必要なのかしら」
「そういえば指輪3つ余ってるんですよね。どうせなら、三下さんはめてみませんか?」
 冗談なのか本気なのか判断しにくい征司郎の言葉。
「えっ、えっ、ぼ、僕ですかぁっ!?」
 三下は情けない声を出した。
「三下さん、きっと似合うっスよ! 俺もつけてみたいっス!」
 龍之助がわくわくとした視線を三下に向ける。
「もちろん、碇編集長でも構いませんが」
 征司郎はそう言って麗香に微笑んだ。
「別にはめるのはいいけど」
 麗香が余っていた指輪の1つを右手の人指し指にはめた。
「余った指輪……?」
 シュラインが、麗香の右手人指し指をじっと見つめる。
「使ったのは1から6、余ったのは7、8、9……」
 はっとするシュライン。すぐさま、台座の上の指輪の並び順を変えていく。
「ひょっとして……!」
 そしてシュラインが指輪を並べ終えた。

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「さっきのと、そう変わったように見えないんですけど……?」
 みかねが不思議そうに尋ねた。
「それが変わってるのよ」
 くすっと笑うシュライン。
「その前に、余っている指輪の合計はいくつ?」
「7、8、9ですから24ですね」
 敦子が即答した。
「ええ、その通り24。そしてこの台座。サイコロの展開図として見立てたとすると、縦は必ず合計が14になるの。そうなると、縦横の合計を24にするためには横の合計を10にしないといけない。対面の合計は必ず7になるんだから……」
「なるほど、交わる部分に3を置けば10になりますね」
 柚多香が感心したように言った。他の者たちからも感嘆の声が漏れた。
「これでどうかしら?」
 シュラインは天井を見上げ、大きな声で言い放った。
「あっ、窓の外が!」
 三下が驚きの表情で窓を指差した。高速回転していた景色は次第に落ち着いてゆき――回転が止まる頃にはいつもの編集部から見えている景色に戻っていた。いつしか明かりもついていた。

●NEXT?【7】
「指輪が……」
 みかねはテーブルの上をきょろきょろと見ていた。余っていたはずの指輪がいつの間にか見当たらなくなってるのだ。
「おや、指輪どうされたんですか?」
 征司郎が麗香に尋ねた。先程麗香がはめたはずの指輪も消えてしまっている。
「……びくともしませんね」
 敦子は台座の上から指輪を取り除こうとしてみた。だが、指輪は何故か台にピタリとくっつき離れる様子を見せなかった。
「いやー、元の世界戻れてよかったっスね! そうだ、これ記事にすりゃぁいいんじゃないっスか?」
 明るく――悪い言い方をすれば脳天気に――そう提案する龍之助。麗香は小さく頷くと、三下に今回の原稿を書くように命じた。
「三下さん、原稿上げたら元の世界に戻ったお祝いに一緒に飯食いに行きませんか? 俺奢るっスよ♪」
 龍之助は両手で三下の手を握った。瞳はきらきらと輝いている。柚多香は面白そうにそんな2人を見つめていた。
「あー、悪いけど、後日でいいからこれ草間に渡しておいてもらえるかしら? 何となくうちに置いておくより、そっちに回しておいた方がいい予感がするのよね」
 麗香は台座を指差しながらシュラインに言った。承諾するシュライン。
「そういえば」
 思い出したように充がぽつりとつぶやいた。
「草間さん所にあった台座、正方形と十字架と……円形の溝、だったよね」
 その充の言葉に、元の世界へ戻ってこれて安堵していたみかねの表情が強張った。
「……今度は黄色か、それとも緑か……」
 充は意味深な言葉を溜息混じりにつぶやいた。

【紅き指輪 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0076 / 室田・充(むろた・みつる)
                / 男 / 29 / サラリーマン 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
  / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0196 / 冷泉院・柚多香(れいぜいいん・ゆたか)
          / 男 / 20代半ば? / 萬屋 道玄坂分室 】
【 0218 / 湖影・龍之助(こかげ・りゅうのすけ)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0249 / 志神・みかね(しがみ・みかね)
                    / 女 / 15 / 学生 】
【 0482 / 高橋・敦子(たかはし・あつこ)
                  / 女 / 52 / 会社社長 】
【 0489 / 神無月・征司郎(かんなづき・せいしろう)
                   / 男 / 26 / 自営業 】
【 0553 / 須和野・鴉(すわの・からす)
                 / 女 / 999 / 古木の精 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全12場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は、整理番号順で固定しています。
・お待たせしました、雪景色の中で起こる連続殺人……もとい、指輪並べの様子をお届けします。今回は少し意地悪な内容だったかもしれませんね。指輪6個だけではさすがに簡単過ぎますから、少し捻ってみました。
・恐らく本文が終わった後で、皆で『かぼすソフトクリーム』食べているんじゃないでしょうか。まあ……三下くんだけ、罰で抜かれてるかもしれませんが。
・さてさて、この手の依頼はまだ続きますのでどうぞお楽しみに。
・志神みかねさん、12度目のご参加ありがとうございます。ファンレターいつもありがとうございます、多謝。えっと推理のことなんですが、実は間違った推理も決して無駄ではないんです。何故なら、その推理が否定されることにより、正しい道筋が見えてくることがある訳ですから。今回の推理はほぼ正解でしたよ。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。