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フェザー・トリップ
------<オープニング>--------------------------------------
「天使薬?」
雫は揚げたてのポテトをかじりながら聞いた。
「メジャーなのはフェザー・トリップって呼び方かな。池袋あたりで売ってる薬なんだけど、けっこういいんだって」
放課後。駅前。ファーストフード。そして友達。
それらが揃えば、楽しいおしゃべりの時間だ。
今日一個目の話題は天使の薬。
「頼子ちゃんはやったことある?」
向かい側に座っていた少女は首を振った。
「興味はあるけど薬って怖そうだし……普通じゃないんだって、それ」
情報通の頼子が言うには−−−。
出回っている数自体が少ない。効果が長い。中毒・依存性が低い。
「極めつけは、やった人間が必ず同じ幻覚を見るっての」
「LSDとかも同じようなのを見るんでしょ? 脳に薬が回って」
「ちょっと違うんだ。満月の夜にだけ、天使が見えるの」
雫は首を傾げた。
「鎖につながれて、泣いてる天使が見えるんだって−−−」
「見たら呪われたりしあわせになったりするの?」
両肩を上げる頼子。
「そういうのは聞いたことない。でも可愛いんだって、綺麗っていうか……。
その天使に恋しちゃってやりまくってる人もいるってよ?」
「薬関係は怖いし、誰かに調べてもらおうかな☆」
ハンバーガーにかぶりつき、雫は微笑んだ。
「手に入れて使用するのが一番だろう」
雫の依頼を受け、ゴーストネットOFFに集まった面々。その中で日刀静が口を開いた。顔の作りは悪くないのに、常にむっとしている。初対面の人間にはまず嫌われる表情の男だ。
「その通りだね」
御堂譲も同調する。
「手元にある情報が少なすぎるけど……」
法に触れる手段は取りたくない。今野篤旗だけは、穏やかな顔をしかめた。
近くにあるパソコンを立ち上げ、雫のサイトからリンクをめぐり始める。慣れた手付きの篤旗。それを二人は横で眺める。
「割と有名な噂やわ」
数分もしないうちに、画面に数種類の情報が表示された。サイトであったり掲示板であったり。その中で目を引いたのが、彼女を助けよう! というBBSの書き込みだった。
内容は薬を使うと見える、幻覚の天使。囚われの彼女を救おう。というものだった。書き込みをした人間が天使にあったのか、それともただの悪戯か。
インターネットは情報の渦だ。それも、正しいかそうでないかわからないものが多い。
「だから、使ってみればいいでしょ」
飽きたのか、譲が椅子から立ち上がる。
「僕の行きつけのクラブで手に入ると思うよ」
ずんずんと腹に響く重苦しいビート。その上に重なる、高い電子音。高低差が一つの楽曲を作り上げ、フロアを占拠していた。紫とも蒼とも着かない照明がひらめき、男女の笑い声が流れる。
池袋のクラブ『UPA』
ダンスに興じる人々の間を抜け、譲はいつもの席に移動した。
「やかましいわー」
篤旗は耳を軽く押さえている。
「こっちだよ!」
三人は小さなガラステーブルについた。背の高い椅子が四つ設置されている。ガラステーブルも下からの照明で耀いていた。光を浴びながら、胸と肩を露出させた女性が現れる。
譲がドリンクを注文する。
「同じのを」
二人が同時に答える。居心地が悪いのはお互い様のようだ。
「メニューもないのに、どうして頼めるんだ」
「適当だよ、適当」
「適当」
繰り返す静。そして頷く。
「なるほど」
店員がコーク・ハイを三つ運んできた。つ、と静が一瞥。
「適当に、頼む」
「はい」
目元に赤い化粧のある店員は艶かしく微笑んだ。そして姿を消す。
「……馬鹿じゃないの……」
呆れてものも言える。と、DJが早口でなにやら喋り始めた。
「では7番テーブル、GO!」
DJが高らかに宣言する。7番、と首を傾げ。自分のテーブルに7の文字が透かし彫りにされているのに気づいた。
「お待たせしました」
先刻の店員が、両手で持てないほどのチョコレート・パフェを抱えてきた。何リットルとありそうなバニラアイスの上に生クリームとチョコソースがトッピングされ、フルーツがあしらわれている。アイスの下にはスポンジやフレークが地層のように重ねられていた。
「UPAパフェでございます」
「……?」
静は譲を見る。譲は頭を左右に振った。
適当と言われて、店員が好きなものを持ってきたらしい。
「制限時間は30分! Ready……」
DJが店の奥のDJブースから、こちらに手を差し出す。日焼けし、髪を銀にした男だった。
「Go!」
天井のライトが暴れまわり、レーザーが飛ぶ。全てが静を中心に耀き始めた。
「うっ……」
スプーンを持ったまま、静は固まった。
UPAのパフェといえば、超巨大超ド級と有名だ。30分で食べ終わったら賞金10万円だったはず。そして、成功した人間は未だにいない。
譲は席を離れ、DJブースの近くへ行った。そこには、トランス系の曲に合わせて体を揺すっている少年がいた。鮮やかな緑の髪をした、小柄な少年だ。フード付きのパーカーにバミューダパンツ、そしてバイザーをつけている。
「お、譲〜」
見つけて、両手を振る。
「久しぶりだヨ」「うん……アレ持ってる?」「もち」「フェザーってあるじゃん、噂の。あれほしいんだけど」「うーん」「うーんじゃなくて」「あーん」「変な声出すな」
よし、と少年が静を指差した。パフェの山と戦っている。
「今日も無謀なチャレンジャー。食べきる? 食べきらない? 賭けるヨゥ」
「……食べきらない」
「賭けにならないヨ。仕方ない」
少年はパワーショルダーから小さなピルケースを出した。
「これ、俺が個人的に探したヤツだヨゥ。あんま出回ってなくてさ……リピーターが買い占めちゃうって感じ」
それを一粒だけ分けてくれた。
「借り一つ追加ってことで」
「気持ち悪い……」
サンシャインビル前を歩きながら、静は腹をさすった。
バニラの白やチョコの黒、色彩豊かなフルーツたち。それらが渾然一体となって静を苛んでいた。
「当然だね」
けたけたと譲が笑う。こちらは軽いアルコールが回っている。
「さてと……」
譲が小さなピルケースをバッグから出した。
「じゃん。噂のフェザー・トリップだよ」
「いつ買ったん?」
「静さんが馬鹿やってる間に」
プラスチックのケースの中に、小さな塊があった。透明で水晶のようだ。この場合結晶と呼ぶべきかもしれない。
「麻薬って初めてみたわ」
「で、誰が使う?」
「僕はいややわ。始めっから反対やったし」
「ひどいな。前途ある高校生に罪の十字架背負わす気?」
「……パフェが……腹の中で……」
ずんと重い鉛が腹に居座っているようだ。吐きたい。
「これ、よく効く胃腸薬だよ」
さらっと譲が手渡す。
「そうそう、パフェも麻薬も同じようなもんやわ」
迷わず静は飲んだ。
闇の世界に身を置いていた。薬に関する修行も受けている。
「あ、飲んじゃった」
「やばいん?」
「炙って鼻から吸えって言われたんだよね。まぁいいか」
人事のように−−−実際人事だが−−−譲が頷く。そして、実験動物を見るような目を静に向けた。
「どう?」
「どうって……いや、よく……」
ずるっと静がその場に座り込んだ。
「回るの早いのかなー」
さて、と。譲は静の肩に手を置いた。
覗かせてもらおう。
スクリーンで映画を見るように、譲の目の前に世界が広がった。静が見ている世界だ。静と自分が重なり合う。
誰かに後ろから優しく抱き締められたような気がした。全身が温かくなる。
魂についた汚れやしがらみが残らず浄化され、真っ白な翼を広げて空へ舞い上がるような感覚に襲われた。
自分ではない何かに変わっていく。
麻薬で表現される多幸感というやつだろうか。冷静に頭を動かすが、その心地よさに勝てない。
母親の胎内へ戻ったような安心感。そして眠くなる。空から美しい音楽が鳴り響き、ゆっくりと体に降り積もってくる。
全てが許され、受け入れられた。
そう確信した。
このまま、ずっと−−−。
−−−ああ。
誰かの声が響いた。今までの感覚とは別のものだ。
−−−やっと。
囀りを思わせる、儚く美しい呟きが聞こえる。
−−−やっと、通じる人が来た……。
静の目の前に、暗い部屋が写った。部屋は地下室のようで、打ちっぱなしのコンクリートが冷たい印象を与える。
そこに、少女がいた。
真珠色の翼を背にした。
−−−やっと、通じる人が来た……。
空から隔たれていても、なお蒼い瞳。透明度の高い瞳が、静を見た。長い睫毛が涙に濡れている。
両手を上げて、コンクリートの壁に打ち付けられていた。掌を太い釘で貫かれて、昆虫採集のような姿だ。小さな翼にはフックが突き刺さり、それが壁に鎖で繋がれている。首と足には枷がはめられていた。枷の内側には鋲があり、少しでも暴れると皮膚が傷つく。
囚われの天使か。
麻薬の力が抜けていくのが解る。冷静に、静は天使を見た。
まだ子供だ。
高くても16歳程度だろう。美しい緋色がかった金の髪をしていた。
奇跡という言葉が人の形をしたら、彼女かもしれない。それほどまでに美しく可憐だった。
ジャンキーたちがはまるのも頷ける。
「君は……」
−−−助けて……。
す、と。
少女と静の間に男が立った。紺色の袴を身につけた、がっしりとした男だ。
「流っ!」
名を呼ばれた男は、静に残忍な笑みを向ける。そして、少しだけ身を低くし、腰にあった日本刀の柄を握った。
痛みが走る。
そこでぶつん、と静の意識が途切れた。
譲ももとの世界に舞い戻る。
「ふう。ちょっと貴重な体験だったな……篤旗さん、僕喉渇いちゃった」
「え?」
「乾いちゃったなー」
「買って来いってことね……」
何かに導かれるように、静は雑居ビルを訪れた。大人しく二人は理由なき道案内を信じる。
「入り口が開いてる」
ガラス戸に触れた譲は、緊張した面持ちで言う。
戦闘を踏まえて、刀を鞘から抜いた。自分も似たような刀を持っている。守り刀だ。普通ではない状況の時には持ち歩くことにしている。
「おっと……お出ましか?」
ビルの中の深い闇から、長身で細身の男が現れた。闇が人の形を取ったような、どろりとした雰囲気をまとっている。只者ではない。
「さっきはやってくれたな。どっちだ?」
男は静と譲の刀を睨んでいる。
「何の話?」
「しらばっくれるか……いいぜ、そっちの方が好みだ」
茶の髪が揺れた。次の瞬間には篤旗の後ろに立っている。弱いと判断しただろう。
「うわわっ!」
即座に手を捕まれ、背中に回される。肩と肘がきめられて、篤旗は苦痛に顔を歪めた。
いつ移動した? 譲は自分の目を疑った。
「おっと、そいつは使わない方がいい。仲間が大事ならな」
仲間って概念があるのか、と男が自嘲する。静は刀を鞘に収めた。
「俺はお前に恨まれるような記憶はない。人違いだろう」
争う理由がない。静は真っ直ぐに男を睨んだ。
「……俺を切っただろう。天使の前で」
「それは違う!」
成り行きを見守っていた譲が、宣言した。
「僕も、静さんも切られた。あなただけじゃない」
「……あの、良くわからんのやけど……」
両手を捻じ曲げられ、篤旗の目に涙が浮かんでいる。
ぱっと解放された。
「そうか。俺には刃しか見えなかったものでな。すまない」
「悪いと思ってないやろ……」
男は答えず、静を上から下まで見た。
「あんたに似ていたがな」
「……流だ。相手は」
言葉から滲み出す並々ならぬ関係をかぎ分けたのか、男は口笛を吹いた。
「ちょっとむかついてたんでな。二三発食らわさないと気がすまない。この部分では利害が一致するわけだ」
中島文彦。男はそう名乗った。日本人と言い切るには顔立ちが違う、アジア系に違いないだろうが。
「さて、中へ行くか」
文彦はビルの中へ入っていった。
「あの人が鍵を開けてくれたのかな?」
「僕、完っ璧置いてかれとる……」
手首をさすりながら、篤旗はとほほ、と呟いた。
一階から階段を下りる。下には一室しかないようだった。コンクリート打ちっぱなしの壁や広さは確かに、天使が居た部屋に似ている。肝心の天使がいない以外は。
「さて……」
文彦は部屋を見渡す。
殺風景な部屋だ。メタルラックと事務用の机、乱雑に置かれた書類。会社の事務室といった感じだ。
「ここに天使がおるの?」
「わからない」
「……あ」
全員の視線が篤旗に集まる。
「一番奥の壁だけ温度が違う」
「よくわかるな」
示された壁に文彦は手を当てる。それから、こんこん、とノックした。
「ふんっ!」
気合を込めて壁を掌底で叩く。ぐん、と一瞬壁がゆがみ、奥へと倒れた。
隠し部屋が露になる。もっと地下まで階段は伸びていた。
「なる。向こうにも空間があったら温度が違ったんやわ」
一人で篤旗は納得した。
触っても解らないような温度差を、視線だけで読み取る能力。役に立つかどうかは置いておいて、珍しいものだと思った。
「いよいよラスボスのお出ましかな?」
ふざけ半分に譲は階段を下りる。
「そう、ラスボスの登場だ」
くくっと喉で作る笑い声がした。
「流!」
静が叫ぶ。皮膚があわ立つような恐ろしい殺気を感じた。振り向くと、紺の袴を履いた男が立っている。男はぬめり光る日本刀を携え、笑っている。
「……いつの間に……」
「今は殺さん」
流は顎で階段を指した。降りろと命令する。
全員がゆっくりと地下に下りる。彼らを迎えたのは、繋がれた天使だった。
天使が人影を見て頬を染める。そして、流を見て睫毛を伏せた。
「小鳥。また呼んだな」
天使は答えない。
「まぁいい。誰もお前を助けることはできない……お前がこいつらを呼ばなければ、俺は殺さなかったものを」
やっと天使が顔を上げた。静を上目遣いに見る。祈るような瞳だった。
「……ごめんなさい……」
文彦が口笛を吹いた。
「幻覚ではないのか」
「流さん、殺さないでください……」
弱っているのか、天使はゆっくりと頭を下げる。手を壁に縫われていなければ、土下座をしただろう。
「まずは子供からだ」
流と呼ばれた男が、ゆっくりと譲を見る。
身の危険を感じるが、逃げることができない。逃げるために背中を見せたら、迷わずばっさりと行きそうだ。
「やめてください!」
がんごんっ、と階段の上から不思議な音がした。先刻文彦が壊した壁が、階段を滑って流の背中にぶち当たる。
「なんだ?」
「これはまた、立てこんだ所に」
階段から男が一人降りてくる。炎のように赤い髪をした男だった。黒いスーツをだらしなく着崩しているが、それがまた男の色気を醸し出している。そしてまた、黒いサングラスをつけていた。深夜にもかかわらずだ。
「割に合わん……」
何かぶつくさ言っている。
「誰だ、貴様」
「動物愛護者だ。熊が泣いてるんでね」
おどけた様子で赤い髪の男が両肩を上げる。
「天使を探しに来たんだが、どういう状況なんだ?」
こっちが聞きたい。思わず突っ込みそうになる譲。
「助けてください……!」
赤毛の男に言う。
「わかった」
「ぬっ……?」
静に向けられていた流の刀が揺らぐ。筋肉がぎしぎしと鳴いているように、左右にぶれる。
赤毛の男の瞳が、燃え上がっている。紅蓮の光がサングラスの向こうから生まれ、流を押しとどめていた。眼力で体を縛っているらしい。
我に返った篤旗は、天使の側に駆け寄った。鎖や首輪にも施錠がなされていて、取ることができない。手も釘で打ちつけられているので、引き抜くわけにもいかなかった。
「動かないでね」
優しく譲がささやき、持っていた刀で鎖を切る。ものすごい切れ味の刃だ。
徐々に自由を取り戻し、天使が泣き出した。嬉しいのだろうか。
「小鳥、俺はお前に言ったな。俺の側以外、生き場所はないと」
「……っ」
赤毛の男の額に汗が浮かぶ。それだけ反発する力があるのだ、流という男には。
「それでも行くか」
「……どこでも生きれます……生きてさえいれば……」
全ての戒めを解かれた天使が、立ち上がった。体重を支える筋力が弱くなっているのか、ふらふらとおぼつかない。が、しっかりと立った。
「……ふん」
つまらなそうに流が言う。
「また会おう。静」
闇に溶けるように、流は消えた。
「君、これからどうするん?」
篤旗の羽織っていたジャケットを借り、天使はゆっくりと街を歩いていた。
「……わかりません、でもどうにかなると思います」
にっこりと微笑んだ。希望に満ちている。
「この世界は私の世界と違うけれど……優しい人がいるってわかったし……頑張ってみようと思います」
けなげで可愛い。さすが天使だ。あの男は小鳥と呼んでいたが。
自分の頭を掻いて、篤旗は聞いた。
「一晩ぐらいなら、僕の家使ってもええよ。あ、やましいこと考えてるのと違うよ。どこかで休んだほうがいいかなぁ、と」
「傷のことですね?」
天使は篤旗に掌を見せた。釘が打たれていた部分は綺麗な白い肌だけになっている。傷がすっかり消えているのだ。
「私の一族は癒し手と呼ばれています。あれぐらいならすぐに治せます」
「そっか……良かった」
ふふふ、と天使が微笑む。
「お礼です、受け取ってください」
その場に居た全員の掌に、ビー玉のような結晶が現れた。
「風邪のときにでも使ってください」
「これ、フェザー・トリップだよね?」
譲が星空の水晶を透かしてみる。これで借りは返せそうだ。分けてもらったものよりずっと大きい。
「この世界ではそう呼ぶんですか? これは一族に伝わる薬です。不眠症や肉体疲労回復に役立ちますよ」
「麻薬……ではないのか」
文彦も対応に困った顔をしている。
「薬ですけど……麻薬ってなんですか?」
「金になる薬だ」
「これが?」
天使は文彦の手に残った結晶を見、微笑む。
「ご冗談を。誰にだって作れます」
あ、と唇に人差し指を当てる。
「だから流さん、私を捕まえたのでしょうか」
「……これは金になるな」
「お金ですか、それがあれば、この世界でも生きていけますか?」
「ああ」
「ちょっと待ち!」
篤旗は天使と文彦の間に入る。
「さっきのおっさんとしてること変わらないやん」
「違う。合意の上だ、ビジネスだ」
「私、頑張ります!」
天使は笑いながら胸を叩いた。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
0527 / 今野・篤旗 / 男性 / 18 / 大学生
0213 / 張・暁文(中島文彦) / 男性 / 24 / サラリーマン(自称)
0588 / 御堂・譲 / 男性 / 17 / 高校生
0599 / 黒月・焔 / 男性 / 27 / バーのマスター
0425 / 日刀・静 / 男性 / 19 / 魔物排除組織ニコニコ清掃社員
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■ ライター通信 ■
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和泉基浦です。
フェザートリップはいかがでしたでしょうか?
依頼を受けていただいて、ありがとうございました。
今回は男性様ばかりでちょっとびっくりです。
皆様のプレイングからハッピーエンドとなりました。
楽しんでいただけたら幸いです。
全員分のノベルを読んでいただくと、物語の全貌が明らかとなります。
感想等お気軽にテラコンよりメールしてくださいませ。
忙しくて返事の書けない時もありますが、全て平伏して読ませていただいております。
譲様こんにちは。ご参加ありがとうございます。
今回は守り刀の出番が少なくなってしまいました。
クラブ系の知り合いというツテが話の中で役立ちました。
またお会いできることを祈って。 基浦。
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