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緑の世界の中で
●オープニング【0】
ある夜、ゴーストネットの掲示板を覗いていると、瀬名雫による書き込みがあった。投稿時間は今日の夕方だ。
『今日家に帰ってきたらびっくり! ポストに丸い台座と、緑色の宝石がついた指輪が20個も入ってたんだよ!!』
雫は明日になったら交番に持っていってみるとも書いていた。何とも不思議なこともあるものだ――その時はそうとしか思わなかった。そう、その時はだ。
やがていつものように眠り、いつものように目覚めた時――そこはいつもの場所ではなかった。妙な広さのあるその場所は、床はクッションのように柔らかく、気温もちょうどよく感じる。だが、周囲が薄い緑色の膜に覆われていたのだ。膜は堅くもあり柔らかくもあり不思議な感触だった。外はあまりよく見えない。
ふと気付くと、中心部には2人の少女が座っていた。1人はフルーツ柄のピンクのパジャマに身を包んだ雫。もう1人は短髪黒髪で、頭の上には黒いうさ耳が生えている、半袖半ズボンの少女だった。
「あ、皆も来たんだ!? お願い、手伝って!」
雫は見知った顔を見付けて、安堵したようだった。
「あのね、よく分からないんだけど、ここに来た途端に『台の上に素なる指輪のみを置け』なんて声が響いてきたの。でね、そばにはこれ」
雫はそう言って円形の台座と、20個の指輪を見せた。指輪には大きさが全く異なる緑色の宝石がついていた。つまり全部で20段階ある訳だ。
「何だか、これを解かないと帰れなさそうだよねぇ……素なる指輪って何だろぉ?」
雫は大きく頭を振った。『素なる指輪』……それはいったい何のこと?
「うみゅう……またボク、おかしなとこに連れてこられちゃった」
うさ耳娘ががくりと肩を落とした。誰かが名前を尋ねると、うさ耳娘はこう名乗った――『ターニャ』と。
●女の直感【−1C】
それは直感だったのかもしれない。
(やっぱりね)
シュライン・エマは目覚めてすぐにそう思った。目の前に居る雫、それから見知ったうさ耳娘、そして見知った仲間たち。何が起こったのか、おおよその想像はついた。
「今度は何を解かせるつもりなのかしら」
シュラインは大きな溜息を吐くと、すっと立ち上がった。
●『素なる指輪』の謎【1】
「お元気そうで良かったですのぉっ♪」
「うわぁっ!?」
ピンクのネグリジェを身にまとっていた望月彩也は、ターニャの真横から飛びついていった。驚きのターニャと彩也はそのままごろんと転がった。少し飛びつく勢いが強すぎたようだ。
「ああ、大丈夫ですか」
パジャマの前のボタンを留めていない神無月征司郎が、そんな2人の身体をそっと起こした。
「あっ、彩也ちゃん!」
ターニャのうさ耳がピンッと立った。
「わぁ……覚えててくれてたんですねぇ」
「もちろんっ☆ 彩也ちゃんもボクのこと覚えててくれたんだねっ☆」
現状はさて置いて、彩也とターニャが和気藹々と会話を始めた。そんな2人の様子をシュライン・エマが穏やかな目で見つめていた。
「ターニャちゃんだっけ、1人で頑張ってたの? お疲れさま……」
仕事途中だったのか、よれよれワイシャツにゆるゆるネクタイ姿の室田充が、ターニャの頭を撫でてあげた。ターニャは気持ちよさそうな表情を浮かべていた。
と、その最中に充は視線を感じた。雫がじーっとターニャを撫でる所を見ていたのだ。
「あ……もちろん雫ちゃんも一緒になでなでするよ」
空いている手を伸ばして、雫の頭も同時に撫でる充。雫が満足そうに頷いた。
「それと……みかねちゃんもなでなで」
大きめの水色のパジャマを着て、がっくりと肩を落としていた志神みかねの姿をみかねた充は、みかねの頭をも撫でていた。そのおかげなのか、みかねも少し元気が出たようであった。
「お久し振り……ターニャちゃんも眠ったらここ来ちゃったの?」
シュラインが尋ねると、ターニャはこくんと頷いた。
(また巻き込まれたのね……お互い)
思わずシュラインは苦笑した。どうやら巻き込まれる時は巻き込まれる運命のようだ。
「この石……エメラルドかな」
丸い台座の上に置かれていた指輪を、鷲見千白がひょいと摘まみ上げた。少し見え辛いのか、目を細めてじっと指輪を見つめていた。ちなみにその姿は黒の下着姿で、アダルティであった。
「緑色は癒しの色とされてますの。そういえば……周囲も緑色なんですねぇ」
彩也がきょろきょろと見回しながら口を挟んだ。不快感がないのは、この緑のせいなのだろうか。
「ふーん……」
千白は生返事を返すと、指輪を台座の上に戻した。そしてすっと胸元へ手を持ってゆく。
「あ」
そこで千白はようやく気付いた。いつものことだから勝手に手が動いてしまったが、普段携帯している物は今ここにないのだということに。
「……口が寂しいね」
やれやれといった様子の千白。ともあれ、ない物は仕方がない。
「『素なる指輪』を捧げよか……」
素肌の上にYシャツのみを羽織っていたレミントン・ジェルニールは、台座の上に置かれた指輪を見つめていた。指輪のサイズこそ同じだが、宝石の大きさは全て異なっている。
「そうですね〜……素朴な、数字さんのことなのですかね〜」
そうほえほえとした笑顔で言い放ったのは、薄手のピンクのネグリジェ1枚のみのファルナ・新宮だった。余談だがレミントンは、昨夜ファルナの所に泊まって一緒に眠っていた。
「『素なる指輪』って、あれのことではありませんこと?」
Tシャツにハーフパンツ姿のエルトゥール・茉莉菜が、皆に同意を求めるように言った。たぶん、この姿がそのまま外を出歩ける限界点だろうと思われる。
それはそうと――半ズボンと下着の上に、ぶかぶかの男物カッターシャツを羽織っていた唐縞黒駒は、露出度高めの女性が多かったので、どこに視線を向けたらいいのか、頬を赤らめ少々困惑気味の様子だった……。
●定義【2】
「あれって、やはりあれのことを表しているのか?」
レミントンがちらりと茉莉菜を見た。
「ではないかと。中学か高校で習うと思いますけど?」
茉莉菜が小さく頷いた。
「『素なる指輪』、そのまま読めば素数……かな」
何気なく充が言った。
「だろうね。考えるのなんか面倒なんだけどねぇ……解かないと帰れないんじゃ仕方ない」
千白が小さく溜息を吐いた。解かずに無事帰れるのなら、きっとそうしたいのだろう。
「あっ、素数なんだ!? じゃあ素数の指輪を置けばいいんだねっ!」
雫が台座の上から全ての指輪を降ろした。台座の上には指輪は1つも載っていない。
「でもそんなに簡単なのかしら? 単純に考えれば素数でオーケーなんだけど」
シュラインが疑問を口にした。確かに、まだ素数だと決まった訳ではない。
「この前にあったのは、青い宝石の指輪と紅い宝石の指輪。そして今回は緑……光の三原色よね。合わせると白になって、素にも白って意味が確かあったはず。だから、アルファベットを数字に置き換えて、三原色の色の頭文字を……うーん……」
こめかみに人指し指を当てて思案するシュライン。どうやら思考の迷路に入り込んでしまったようだ。
皆が色々と考えている一方、彩也とターニャは他愛のない会話を続けていた。
「夢みたいですの……ではここはまた夢でしょうか?」
ターニャに再会出来たことを喜びつつも、思案する彩也。と、突然ぽんっと手を叩いた。
「そうです、昨日作った焼きプリン、今回も前のチーズケーキみたいに出ませんでしょうか……また喜んでいただけるといいのですけれど」
彩也は強く焼きプリンを願った。が、一向に出てくる気配は見られなかった。
「ふに……出ませんですぅ」
がっくりと肩を落とす彩也を、ターニャが一生懸命慰めていた。
「今回は出てこないんだ……」
横目で2人の様子を見ていたみかねがつぶやいた。もっとも出てきた所で、何を望めばいいのか今のみかねには思い付かないのだが。
そんな会話が交わされていた最中、ファルナが1の指輪のみを台座の上に置いた。1の指輪、すなわち一番小さな宝石のついた指輪である。
「……何も起こりませんね〜」
にこにことファルナが言った。怪物が出てくるでもなく、何ら変わりがない。間違えたことに対するペナルティはないと考えてよさそうだ。
「おや、今回の台座には指輪をはめる溝がないんですねぇ」
征司郎が意外そうに言った。過去2回、指輪の関わる同様の事態に巻き込まれていたが、その時の台座には溝があった。それはつまり、置く数が決まっているということだ。だが、この台座には溝はない。ということは――。
「1つしか指輪は置けないと思ってたんだけどねぇ。だったら、素直に考えていいのかな」
千白がぽりぽりと頭を掻いた。
「うーん、でもあたし文系なんだよー。もし複雑な公式が出てくるならお手上げだねぇ」
「あの、たぶん素直に考えていいと思うんですけれど……」
黒駒がおずおずと言った。
「『素なる指輪』が素数のことだとすれば、20までの素数は1・3・5・7・11・13・17・19ですよね」
「あら、それは違いますわよ?」
茉莉菜が驚いたように黒駒を見た。きょとんとする黒駒。
「素数の定義は、自分自身と1以外では割り切れない、つまりその2つの約数しか持たない正の整数のことですわ。ですから1は特別な数なので、素数に含まれないんですのよ」
素数の定義を理路整然と述べる茉莉菜。雫が尊敬するような眼差しで見つめていた。
「あの……夏休みの宿題手伝ってほしいんだけど?」
「自分で解かれた方が身につきますわよ」
茉莉菜は雫のお願いをさらりとかわした。
「……お役に立てなくてすみません」
しゅんとうつむく黒駒。たぶん少し計算間違いしてしまったのだろう。露出度の高い女性も多いことだし。
「とすると、素数は3・5・7・11・13・17・19か。うん? もう1つ2つあったような気がするが……思い出せないな」
首を傾げるレミントン。茉莉菜が口を挟もうとした寸前、みかねが言った。
「20までの数字の中で素数は2・3・5・7・11・13・17・19……『えらとすてねすのふるい』って学校の先生が教えてくれたんですけど、よく……解ってないんですよね……」
うろ覚えで、自信なさげな様子のみかね。茉莉菜がそんなみかねに声をかけた。
「『エラトステネスのふるい』ですわね。合成数をふるい落として、残った数字が素数という物ですわ」
『エラトステネスのふるい』の解説を始める茉莉菜。考え方はこうだ。まず1は特別な数で、素数ではないのでふるい落とす。2は1と2しか約数がないので素数である。ここで、2の倍数を全てふるい落とす。同じようにして3、次いで5、7……とふるい落とされていない数を進んでゆき、そのつどに倍数をふるい落としてゆくのだ。ゆえに、最終的に残った数字は皆素数になる訳だ。
「凄いなあ……」
感嘆する雫。他の者も感心したような視線を茉莉菜に向けていた。
「わたくし、数学は得意でしたの。意外かしら?」
「ううん、意外じゃないよ! やっぱり……夏休みの宿題手伝ってほしいんだけどなあ」
「自分で解かれた方が身につきますわよ」
雫のお願いを再度かわす茉莉菜であった――。
●パズルの理由【3】
「ん……『素』の画数の指輪とか……あぁぁもう! これだってのが出てこないったら!」
頭を大きく振り、唐突にシュラインが叫んだ。考えに考え、深みにはまり込んだ上、混乱してしまったようだ。
「少し落ち着いたらどう? 根を詰めるのもよくないよ」
充が混乱気味のシュラインの頭を撫でた。
「可愛いですね〜。私にも、似合いますかね〜」
撫でるといえば、こちらもだ。ファルナが、ターニャのうさ耳をふにふにと触りつつ撫でていた。
「ふみゅ……私もターニャさんのお耳を撫でますの♪」
負けじと彩也もターニャのうさ耳をふにふにと撫でる。柔らかくて触り心地はよい。
「うみゅう。くすぐったいけど、ボク気持ちいいや……」
ターニャは恍惚の表情を浮かべていた。よっぽど気持ちいいのだろう。
「つまり、2・3・5・7・11・13・17・19の指輪を置けばここから脱出出来るのだな?」
ちらりとファルナを見て、レミントンが言った。
「早く帰りたいねぇ……」
千白はそうつぶやいて、小さく欠伸をした。レミントンがそれに大きく頷いた。
「『素なる指輪』が示すのが素数でしたら、それで大丈夫だと思いますわ」
茉莉菜は前提条件部分を強調して言った。
「じゃあ解決も間近ですね。元の世界に戻ったら、『解決おめでとう』ということでご馳走させていただきますので、良ければ店まで来てください。『Moon−Garden』という喫茶店を営んでいますので」
征司郎はにっこりと皆に言った。そしてターニャの方に向き直る。
「あなたも来てくださいね」
笑顔でそう言い、征司郎はターニャの頭を撫でようとしたが……彩也とファルナにブロックされて、残念ながら撫でることは出来なかった。
「……勇者なゲームをしたときに思ったことありませんか?」
不意に黒駒が言った。視線が黒駒に集まる。
「『世界の危機なら神様が自分で行けば?』と。実はこの手のパズル型魔法陣に覚えがあって……」
黒駒はちらちらと他の者を見た。具体的には、シュライン、充、彩也、みかね、ターニャの5人を重点的に。
「恐らく今回のもヴェルディアさん絡みなんじゃないかって」
「ヴェルディア?」
「誰、それ?」
レミントンと千白が同時に言った。かいつまんで説明する黒駒。以前に時を司る女神たちと出会ったこと、そしてヴェルディアはその女神の1人であることを。
「これはボクの推測なんですけれど、何がしかの特異点の修復のため、魔法システムを組み込んだパズルを造って、定理でもって解かせているんじゃないかって……」
そこまで話し、黒駒は皆の視線に気付いた。半信半疑、よく分からない、そんな視線が大半だった。
「あ……違ったらすみません」
身を縮め、小さく頭を下げる黒駒。その様子がちょっと可愛らしかった。
「まあ、何だっていいや。とにかく、置けばいいんだね?」
千白は対象となる指輪を1つずつ摘まみ上げ、台座の上へと置いていった。
●帰還、もしくは再度の別れ【4】
千白が8個の指輪を台座の上に置き終えた瞬間、周囲を覆っていた薄い緑色の膜が点滅を始めた。
「合ってたようですわね」
ぽつりつぶやく茉莉菜。これで元の世界へ戻れる……かと思われた。しかし、いつまでも点滅するばかりで、具体的に何かが起こるまでには至らなかった。
「爆発するんでしょうかね〜」
笑顔のまま、ファルナが言った。驚いたのはみかねだ。
「ば、爆発っ!?」
引きつるみかねの顔。けれども爆発が起こる様子もなかった。
「何か足らないのかな。そうだ、ターニャちゃん。この指輪に関して何か知ってないかな? 誰がくれたとか、何が起きるのかとか……心当たりがあれば何でもいい、教えてくれないかい?」
充が優しくターニャに問いかけた。ターニャはふるふると頭を振った。
「ボク、何にも知らないよぉ。でもぉ……」
「でも?」
充はずいと身を乗り出した。
「綺麗な指輪だから、ボクも1個つけてみたいな☆」
「あー、なるほど。綺麗だよね」
うんうんと頷く充。彩也が残っていた指輪をいくつか手に取り、ターニャに差し出した。
「でしたらターニャさん、つけられたらいいですの。きっと似合いますのっ♪」
彩也がにっこり微笑んだ。そこに征司郎が口を挟んだ。
「ターニャさんの好きな数字を順番に言ってもらえませんか? 僕の好きな数字は、さっきもう出ちゃいましたけれど」
「ボクの好きな数字? んー……1かなぁ☆」
「1だと、この指輪ですぅ」
彩也がターニャの指に1の指輪をはめてあげた。指輪はターニャの指にぴったりとはまった。
「似合いますね〜」
ファルナが笑顔でターニャの指をしげしげと見つめていたその時――。
ゴ〜ン、ゴ〜ン、ゴ〜ン、ゴ〜ン……。
「……鐘の音だって?」
訝るレミントン。どこからともなく、鐘の音が聞こえてきたのだ。それと同時に、薄い緑色の膜の点滅が一層激しくなった。
「どうやら……これで帰れるみたいだねぇ」
千白は胸元に伸ばしかけた手を、すっと引いた。半ば癖になっているのかもしれない。
「無事帰れるんですね……」
みかねが安堵の表情を浮かべた。みかねにとっては、無事に帰れることが何よりであった。
「ここでの時間……外だと何時間なんだろう」
不安げな黒駒。それは……戻ってみるまで分からない。
「ふみゅ……またお別れですの……」
彩也は再びターニャとの別れの瞬間が近付きつつあるのをひしひしと感じていた。
「彩也ちゃん……またどこかで会おうね☆」
ターニャは一瞬哀し気な表情を見せたが、すぐににこっと微笑んだ。
「はい……きっとまたいつかどこかで、絶対に、ですの……」
彩也はターニャの手をぎゅっと握り締めた。
「あっ! 指輪が……!」
叫ぶ雫。何と台座の上に置いてあった指輪が、台座にぐっとめり込んだではないか。
薄い緑色の膜の点滅は、やがてまばゆいばかりの光に変わり――そこで意識が途切れた。
●夢じゃないよ【5】
次に目覚めた時、そこは自分が元居た場所だった。時間を確かめると、ちょうど起きるべき時間。全ては夢だったのか、そう思っていた。
けれどもその考えは、翌日の雫による掲示板への書き込みで覆されることになった。
『今朝起きたらびっくり! 丸い台座に緑色の宝石がついた指輪が、8個めり込んでたんだよ!! 夢で見た通りに!! それで他の指輪はどこにもないし……』
【緑の世界の中で 了】
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【 整理番号 / PC名(読み)
/ 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0033 / エルトゥール・茉莉菜(えるとぅーる・まりな)
/ 女 / 26 / 占い師 】
【 0076 / 室田・充(むろた・みつる)
/ 男 / 29 / サラリーマン 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
/ 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0101 / 望月・彩也(もちづき・さいや)
/ 女 / 16 / 高校生 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
/ 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0166 / レミントン・ジェルニール(れみんとん・じぇるにーる)
/ 女 / 20代前半? / 用心棒(傭兵) 】
【 0229 / 鷲見・千白(すみ・ちしろ)
/ 女 / 28 / (やる気のない)陰陽師 】
【 0249 / 志神・みかね(しがみ・みかね)
/ 女 / 15 / 学生 】
【 0418 / 唐縞・黒駒(からしま・くろこま)
/ 男 / 24 / 派遣会社職員 】
【 0489 / 神無月・征司郎(かんなづき・せいしろう)
/ 男 / 26 / 自営業 】
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■ ライター通信 ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。今回はマイナスの場面番号もありますのでご注意を。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全14場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は、整理番号順で固定しています。
・お待たせしました、どんどん意地の悪くなってきている指輪依頼の第3弾をお届けします。この後、近い内にラスト第4弾が待っていますので、興味のある方はどうぞご参加ください。お待ちしています。
・さて、今回の謎だったんですが、『推理:5+』としていたのは伊達ではありませんでした。『素なる指輪』が素数のことだと見抜かれる方は多いと思っていましたので、高原も捻らせていただきました。その解答の1つが本文での結果です。ただ単に、ターニャを出していた訳ではなかったのでした。それから実はもう1つ、高度な解答も用意していました。その解答は、『素数の合計と等しくなるように、ターニャの指に指輪をはめること』というものでした。もしこちらの解答を導き出されていたのなら、また展開は異なっていたと思います。
・それはそうと、皆さんの格好。見事に特徴が出てましたね。高原は読んでいて楽しかったです。
・シュライン・エマさん、23度目のご参加ありがとうございます。お疲れさまです。少し考え過ぎたかもしれませんね。今回の場合は、基本部分は単純に考えてもらってよかったんですよ。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。
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