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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


幸せの白いモコモコ。
●哀れな少女
「なんだ、こいつは?」
 来生十四郎(きすぎ・としろう)は思わずポカンと口を開けた。
 明け方、自宅でいつものように安酒をあおりながら、ネットで最新の情報をチェックしていたそのときだった。
 十四郎は週刊誌「週間民衆」の記者兼ライターだ。もっとも週刊誌といっても弱小の三流誌もいいところ。駅の売店の片隅にでも置いてあれば万々歳という体たらくで、なぜいまだに廃刊にならないのか当の十四郎自身が不思議に思うくらいだ。
 扱う記事もゴシップ、スキャンダル、風俗にオカルトとお決まりの低俗オンパレード。おまけに編集長の指示などほとんどなく、記者みずからが己の嗅覚だけを頼りに毎週ネタ探しをしなければならないのが泣けてくる。
 おかげで今時エアコンさえ付いていない六畳一間のボロアパートに、パソコンさまがどーんと鎮座する始末だ。もっとも大学時代の後輩からタダ同然で強奪してきた品なので、実際は十四郎が文句を言う筋合いなどないのだが。まあ、そのへんは気分の問題だ。
 ともかくそんなわけで最近では、安酒を飲みながら怪しいネタを求めてネットを徘徊するのが十四郎の就寝前の日課になっていた。
 そして中でもマメにチェックしているのがインターネットカフェ『ゴーストネットOFF』の掲示板だった。そこには嘘も真実も含め、さまざまな怪奇情報が毎日のように寄せられてくる。いわば十四郎にとって絶好の「狩り場」だ。
 そして話は冒頭に戻る。いつものように掲示板を飛ばし読みしているうちに、十四郎はこんな奇妙な書き込みを見つけたのだ。

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[777]お願いしますっ!!
投稿者:竹本恵

えと、その、あうう、なんて書けばいいんだろ?
ゴメンなさい、掲示板に書き込みするのなんて初めてだから緊張しちゃって(泣)。

あたしは竹本恵、高校二年生です。
今日書き込みしたのは、みなさんにどうしても相談したいことがあったからです。
それというのも実はあたし……ドジなんです! それも普通ドジなんかじゃなくて、ギネスブックに載っちゃうくらいのドジなんです!!
何もないところで転ぶし、財布は今年だけで三回も落としたし、テストのマークシートは必ず一列ずれるし、コンビニでバイトすればうっかりプリンまで温めちゃうし、とにかくもう失敗を数え始めたらキリがありません。
自分だけならともかく、おかげで友達にまでいつも迷惑かけてばかりだし……。

でもそんなとき、あるウワサを聞いたんです。
飼っているだけで幸せになれる不思議な生き物がいるらしいって。
その生き物の名前はケサランパサラン。なんでも白くてモコモコした綿毛みたいな姿をしているそうです。
もちろん、ただのウワサかもしれません。でもあたし、それでも信じてみたいんです。その生き物さえいれば、自分のドジも少しはマシになるんじゃないかって。
お願いです! どなたかあたしといっしょにケサランパサランを探してくれませんか?

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 ネタ的には特に目新しいわけではない。
 ケサランパサランは昔から不思議と人気のある幻の生物だ。今までにも何度かブームになったことがあるので、この業界に身を置く者はたいていが知っている。かくいう十四郎も困ったときのケサランパサランとばかりに、何度もネタに使わせてもらったクチだ。
 たださすがに使い古された感があるのか、最近はほとんど話題になっていない。そういう意味では本来なら、十四郎的に「ハズレ」の書き込みであるはずだった。
 それなのに十四郎は仕事もネタのことも忘れて、ただただ唖然としてその書き込みに目を奪われていた。インパクトがありすぎたのだ、ケサランパサランではなく投稿者の少女自身に。
 プリンは温めんだろ、プリンは! ……マークシートは俺もずらしたが。
 いくら依頼のためとはいえ、自分のドジっぷりをここまで堂々と暴露してみせるバカ正直さも涙を誘う。具体例は書かなくても誰も文句は言わないと思うぞ。特にプリン。
 しかもだ。ああああ、投稿者名これ本名だろう、絶対。おまけに高校二年生て、ご丁寧に年齢まで書いちゃって。最近の物騒なニュースを見てないのだろうか。
 自身も人の弱みにつけこむ裏社会にどっぷり肩までつかった人間でありながら、十四郎は少女のあまりの無防備さにハラハラさせられる思いだった。
「チッ、仕方ねえ」
 十四郎は見かねて返信ボタンをクリックした。あいにく仕事の都合で直接面倒は見てやれそうにないが、それでもせめて何か一言ぐらい声をかけずにはいられない気分だったのだ。

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[894]ドジなお姉ちゃんへ
投稿者:T・K

あんたのドジぶりが気に入ったよ。
あいにく一緒に探すことはできないが、情報だけでも提供しよう。

あんたの探しているその白いのは、おしろいが好物だって話だ。
部屋におしろいを置いて窓を開けておけば、風か何かで飛ばされて寄ってくるらしい。
上手く捕まえられたら、また飛んでいかないように何かに入れて、おしろいを切らさないようにすれば、大きくなったり増えたりするらしいな。

あとな、もう1つドジを直すおまじないを教えといてやる。
何かする前に心の中でゆっくり10数えるんだ。
じゃあな、健闘を祈ってる。

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 カタカタとキーを鳴らしてコメントを打ち込む。
「ったく、サービスは今回だけだからな」
 だがそうつぶやきながら投稿ボタンをクリックした十四郎の表情は、言葉とは裏腹に、どこか楽しそうにほころんでいた。

●天災?は忘れたころに
 それからおよそ一ヵ月後。
 十四郎はひとり真昼の雑踏を歩いていた。
 普段は昼夜完全逆転のドラキュラのような生活をしている十四郎にとって、初秋とはいえ真昼の強い日差しはまぶしすぎる。だが十四郎の足取りが重い理由はそれだけではなかった。
「人の不幸は飯のタネ、か」
 つぶやいて手のひらの中で三本のフィルムをもてあそぶ。
 十四郎は、珍しく憂鬱な気分だった。原因はそのフィルムの中にある。
 数年前、魔性の女と呼ばれたひとりの女優がいた。
 彼女は妻子ある人気俳優との不倫を週刊誌にスッパ抜かれた。元女優だった俳優の妻が、まだ幼い我が子を抱いて連日のようにTV画面に登場し、涙ながらに彼女を非難した。マスコミも当然のように俳優の妻の味方につき、いっせいに彼女を叩いた。そして彼女はそのまま芸能界から姿を消し、プッツリと消息を絶った。一時は自殺説が流れたこともある。
 もともとそれほど人気のある女優ではなかった。彼女の出演作品を知るものはほとんどいないが、でもその事件のことなら誰もが知っている。そんな女だ。
 三日前、編集部に彼女を見つけたという情報が入った。その情報によれば、今の彼女は名前を変えてごく平凡な主婦として生きているのだという。もしそれが事実なら、三流週刊誌にとっては出来すぎなくらいのスクープだ。
 十四郎は編集長から直々に指名され、今日までずっと張り込みを続けてきた。結果から言えば情報は真実だった。髪型や化粧のせいで印象はかなり変わっていたが、十四郎の目には、彼女が例の失踪した女優であることはあきらかだった。
 なのに十四郎は今、スクープをものにした喜びもなく苦い気持ちをかみしめている。
 もちろん今さら奇麗事を言うつもりはない。十四郎はこれまでいくつものエゲツない暴露記事を書いてきた。人の不幸は飯のタネ、それがこの業界の鉄則だ。
 ただ――今の彼女はあまりにも平凡で、そしてあまりにも幸福そうだった。魔性の女の面影はどこにもない。……もともとそんなものは、マスコミが勝手に作り上げた幻影だったのかもしれないが。
 いずれにせよ彼女はもうとっくの昔に芸能界を去った人間だ。わざわざ過去の事件を掘り返してまでスクープに仕立て上げる必要が本当にあるのか、十四郎にはわからなった。
 だがひとつだけわかっていることもある。十四郎がこのフィルムの中に収められた写真を公開すれば、彼女の現在の幸福は、確実に崩壊する。
 そんなふうに珍しく真面目なことを考えていたせいかもしれない。
 十四郎はだんだん近づいてくる車輪の音にまったく気がついていなかった。そして気がついたときにはもう遅かった。曲がり角を曲がった瞬間、十四郎のすぐ目の前に自転車が迫っていた。
「はわわわわわ!」
 自転車に乗っていた少女が、無理やりハンドルを切る。少女は十四郎をかすめ、ゴミ捨て場に自転車ごと突っ込んだ。
「嬢ちゃん、大丈夫か!?」
 十四郎はハッと我に返り、慌てて少女に駆け寄った。
「すす、すみません。おケガはありませんか?」
 自分の方が転んだというのに、少女は逆に恐縮して十四郎のことを心配してきた。……頭の上にバナナの皮を乗せたまま。
「あ、ああ、俺は平気だから。嬢ちゃんこそ痛くないか?」
 十四郎はバナナの皮をそっとつまんで投げ捨ててから、少女を助け起こした。
「あ、はい。あたしも平気です」
「でもその足……」
 十四郎は少女のひざ小僧を指さした。すりむいたのか、血がタラリと流れている。
「はうっ」
 少女は十四郎に言われて初めてそれに気づいたのか、自分のひざから流れる血を見てビクンと小さくのけぞった。続いて涙目になってシュンとうつむく。
「すみません、やっぱり痛いみたいです」
 十四郎は苦笑しつつ、愛用のカバンを探った。たしか編集部の薬箱からくすねた絆創膏がまだ残っていたはずだ。
 だが絆創膏を渡してお役御免とばかり立ち去ろうとしたそのとき、十四郎はある重大なことに気がついた。
 手のひらに持っていたはずのフィルムが、三本ともどこかに消えてしまっていたのだ。
 十四郎はブンブンとあたりを見回した。ない。どこにもない。そういえば自転車をよけるときに思わず手を振り回しちまったような……。
 十四郎はサッと血の気が引くのを感じた。
「どうしたんですか?」
 十四郎の異変に気づいた少女が心配そうにたずねる。
「フィルムをどっかに落としちまった」
「ええっ!?」
 十四郎は舌打ちして地面に手をつき、亀のように注意深くあたりを見回した。
 手伝ってくれるつもりなのか、少女もすぐに十四郎の真似を始める。
「あの」
 どれくらい探し続けただろうか、少女が不意に口を開いた。
 恥ずかしそうな顔で十四郎を見つめ、申し訳なさそうにこうたずねる。
「ところで……フィルムってなんですか?」
 おいおい、ならお前は今までいったい何を探そうとしてたんだ?
 十四郎は思わず頭痛を感じた。
 はたしてどう答えればいいもんだか。だが十四郎はすぐに悩む必要などなくなった。
 見てしまったのだ。少女の手のひらの下で、黒いケースが潰れかかってるのを。
 十四郎はさらに頭痛を加速させながら、少女の手元を指さした。
「それだよ、それ。今あんたの手の下にあるやつ」
「はわわっ!」
 少女がバネ仕掛けの人形みたいに飛びのく。
 十四郎はフィルムを拾い上げた。
 まあ大丈夫だろう。ケースは割れていないし、これなら普通に現像できるはずだ。
「すみません、すみません、すみません」
 少女がペコペコと頭を下げる。
 もし編集部の後輩が同じことをすれば、問答無用のまわし蹴りだ。だが今の十四郎は不思議とそんな気分になれなかった。いや、正直に言えば十四郎は笑いをこらえるのに必死だったのだ。
 まったくなんなんだよ、この娘は。こんな古典的なボケ、今時コントでも使わねえよ。しかも本人が大真面目で一生懸命なところが凶悪だ。
 十四郎は一瞬、ずっと以前に掲示板で見かけた少女のことを思い出した。あのときも驚かされたものだが、目の前の少女もなかなかいい勝負だろう。こういう天然記念物的な存在があちこちに残っているなんて、この国もまだ案外捨てたもんじゃないのかもしれない。
「さて、あとは」
 十四郎は再び気持ちを引き締めるようにつぶやいた。
 道路はもう十分すぎるほど探した。これだけ探しても見つからないなら、残り二本のフィルムはおそらくゴミ捨て場の中だろう。他に考えられる場所はない。
 ただ……。
 少女の自転車が突っ込んだせいで、ゴミ捨て場はグチャグチャだ。袋が破れてゴミがあちこちに散乱している。あの中からフィルムを探し出すとなれば、相当な骨だろう。
 さてどうしたもんだか。
 やるしかないとわかりつつ、ゴミの山を見ているとつい尻込みしてしまう。
 だが少女は意外にも大人物なのか、それとも単にこういうシュチエーションに慣れているだけなのか、ともかくかなりやる気を燃やしているようだ。
 「がんばりましょう、二人で探せばすぐ見つかりますよ!」
 少女がニッコリ笑って腕まくりをしてみせる。
 さすがに十四郎もこれではうなずかざるをえなかった。

●そしてモコモコ。の行方
 それから二人は手分けしてゴミ捨て場を探し始めた。破れた袋からあふれたゴミを別の場所に移して整理し、さらに穴が開いていないゴミ袋の中身も念のためにチェックする。……もちろんやばそうなゴミは十四郎が少女の目の届かない場所に素早く隔離しておいたのだが。
 いずれにしても二人は、いや、どちからといえば少女の一生懸命さに十四郎が引きずられる形で次々とゴミの山を処分していった。おかげで二本目のフィルムはなんとか見つけるができた。
 だが……すべてのゴミを調べたはずなのに、最後の一本だけがどうしても見つからない。
「もうあきらめようぜ」
 十四郎はそう言って、もう一度最初からゴミを調べようとする少女を止めた。
「もう十分だ、お嬢ちゃんはよくやってくれた」
 その言葉に嘘はない。まあ多少は危なっかしい部分もあったが、それでも少女は自分が汚れるのも構わず、男の十四郎でもうんざりするような作業を黙々と続けてくれていた。
「ダメです! だって大切なものなんでしょう !?」
「いや、もういいんだ。それに……」
 十四郎は少女のまっすぐな視線からにげるように目を反らした。
 十四郎は話していなかった。そのフィルムに映っているものが何なのかを。もし自分の探しているフィルムが誰かの幸福を壊すものだと知ったら、少女はどんな顔をするのだろうか。
 それを考えると十四郎は少女の顔をまともに見れなくなってしまう。
「そうだ、おまじない!」
 少女が不意に何かを思い出したように叫んだ。
「いち、にい、さん――」
 唖然とする十四郎の目の前で、少女がいきなり目を閉じて数字を数え始める。少女はキッチリ10まで数字を数え終えると、再び目を開けてあたりをキョロキョロと見回した。
 次の瞬間、少女はハッと息を飲んで走り出した。その先にあったのは、壁に立てかけたままになっていた少女の自転車だった。
「あったあった、やっぱりありました〜」
 少女は自転車のカゴから何かを拾い上げ、十四郎にむけて手を振った。その手にはフィルムの黒いケースがしっかりと握られている。
 盲点だった。自転車は邪魔にならないように移動させたきりだった。もう少し注意深くカゴの中を見ていれば、こんな苦労はしなくてもすんだかもしれないのだ。
「はい、どうぞ」
 だが少女はフィルムが見つかったことで疲れなど忘れてしまったようだ。
 満面の笑顔で十四郎にフィルムを手渡す。
「なあ、さっきのやつは……」
 十四郎は思い切って問いかけてみた。その声は少しだけうわずっていたかもしれない。
「えと、ドジを直すおまじないなんです。あたし、いつもこんな調子だから。でも困ったときにあのおまじないを唱えると、ホントにいい考えが浮かぶんですよ」
 少女はそう言って少し照れ臭そうに笑った。
 では、もしかしてこの子があのときの掲示板の――。
 十四郎が口を開きかけたそのときだった。
「恵っ!」
 むこうの通りから誰かが少女を呼んだ。
「天音ちゃん!」
 どうやら友人のようだ、少女がハッと息を飲む。
「あんた何こんなとこで油売っとんねん! うちを待たせると高くつくで!!」
「ご、ゴメン、すぐ行く!」
 お怒りのご様子の友人に慌ててそう返事をすると、少女は十四郎をオロオロと見つめた。
「あ、あの、あたし……」
「いいよ、こっちはもう大丈夫だ」
 十四郎がうながすと、少女は大急ぎで自転車のところに走って行った。
「あの、それじゃ、すみません」
「あ、ちょっと待った!」
 ペコリと頭を下げて自転車で走り出す少女を、十四郎は思わず呼び止めた。
 ケサランパサランは見つかったのか。
 一瞬そんな言葉が口から出かかる。
 だが十四郎は、すぐそんな質問には意味がないことに気がつく。目の前の少女はまちがいなく幸福で輝いていたからだ。ならばケサランパサランが見つかったかどうかは問題ではない。
「今度は転ぶんじゃないぞ」
 十四郎は結局、ただ一言そう言って少女を送り出した。
 少女は途中で何度か十四郎を振り向いて、その度に笑顔で手を振ってくる。
 少女の姿が見えなくなってからも、十四郎はなんとなくその場に残り続けていた。
 しばらくして十四郎の携帯電話が呼び出し音を鳴らした。編集長からだった。
「どうだ、スクープは取れたか?」
「ああ、もちろん――」
 そう言いかけた瞬間、十四郎は口をつぐんだ。
 頭の中に不意にあの少女の笑顔が浮かんだのだ。
「どうした、取れたのか!?」
「いや、もちろんガセネタだったぜ。まるっきり人違いだ、話にならねえ」
 じれったそうに問い返す編集長にそう答えて、一方的に電話を切る。
「あーあ、またしばらく貧乏暮らしだな」
 舌打ちして愚痴る横顔は、しかし誰の目にも笑って見えたことだろう。
 三本のフィルムをゴミの中にギュッと押し込むと、十四郎は夕焼けの街をあともなくぶらりと歩き出した。

Fin
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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0883/来生・十四郎/男/28/雑誌記者


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■         ライター通信          ■
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はじめまして、ライターの今宮和己と申します。
今回は『幸せの白いモコモコ。』へのご参加、ありがとうございました。
長い間お待たせしてしまって本当に申し訳ありません。
プレイング通り、このお話は基本的に単独のシナリオになっています。
ただ一ヶ月後の設定なので、ある意味では『モコモコ。』後日談と言えるかもしれませんね。
もし興味があればぜひ他の『モコモコ。』ストーリーも探してみて下さいませ。

十四郎さん。
雑誌記者という立場を前面押し出してみたのですが、いかがでしょうか?
コミカルな部分もシリアスな部分も両方合わせて気に入っていただければ本当に幸いです。

ではまた、どこかでお目にかかれることを祈りつつ。
ありがとうございました。