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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


月夜の銭湯

◇楽しい井戸端会議
 昼下がりの日曜日。いつもの仲良しメンバーがゴーストネットカフェに集まり、定例の井戸端会議が始まっていた。今日の話題は日曜日に開くオフ会について。幹事役である瀬名 雫はメモを片手に皆に告げる。
「ええと、次のゴーストネットオフ会なんだけど、二次会はどこにする? 一次会がとしまえんのプールに行って、最後に花火を見る予定になってるから、出来ればその近所が良いんだけど……」
「それなら良い所があるよ」
「え? どこ、どこ?」
 メンバーの一人の発言に皆の視線が注目される。少し緊張しながら、発言者の大沢環(おおさわ たまき)はゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「としまえんの裏にある寿福銭湯。今はもう運営していないんだけど、満月の夜に中にぼんやり照明が灯って、煙突から煙があがるんだって。噂じゃ……その銭湯に幽霊が入りに来ているらしいよ」
「ふーん……それ、面白そうね」
 雫は地図を取り出し、素早く場所の確認作業を始める。
「それじゃ、二次会は寿福銭湯に決まりね。明日の更新までに告知頁を作っておくから、集合場所はそれを参考にしてね。じゃ、今日はかいさーっん♪」

●夏のパラダイス
 東京の夏は暑い。今日も記録軽く塗り替える酷暑を記録したらしい。
「こんな時はやっぱりプールよね」
 滝沢百合子(たきざわ・ゆりこ)は流れるプールに身を任せてのんびりと呟いた。
 としまえんのプールは地下水を利用しているため普通の市民プールよりかなり水温が低い。そのため人間の体温を軽くこえる今日のような日にはこれくらいが丁度良いと言えよう。
 同じオフ会に参加していたファルナ新宮(ー しんぐう)も百合子の隣でシャチの形を象ったビーチボートに寝そべっている。
「ご主人様〜折角ですから、オイルをぬって差し上げますわー」
 ファルナの所有するメイドゴーレム「強襲護衛メイドファルファ」がオイルを片手に立ち泳ぎで二人の元へ近寄ってくる。
「あら、有難う」
 身を起こそうとした瞬間、バランスを崩してファルナは水柱を上げてプールに落ちてしまった。
「……大丈夫?」
「ええ……なん……っ!?」
 身を起こそうとしたファルナは上半身に何も身をまとっていないことに気付いた。ファルファは素早く腰のパレオをはぎとり、ファルナの胸に巻きつける。
「有難うファルファ。ついでに水着の方も探してきてもらえないかしら」
「はい、かしこまりました」
 ファルファはざばんとプールに潜り、流れにそって泳いでいく。騒ぎを聞き付けた大上隆之介(おおかみ りゅうのすけ)が水をかき分けて二人のもとへとやってきた。
「どうかしたか? ……あれ、ずいぶんと珍しい水着だな。それって今年の最新とか?」
「あはは、そんな感じですわ〜。ね、滝沢さん」
「え、ええ。そうねっ」
 ファルナと百合子は苦笑いを浮かべて互いに視線を交わしあう。
「ふーん。それより、そろそろ一息ついてジュースでも飲まないか?」
「いいよ、ファルナさんはどうする?」
「私はファルファが戻ってくるまでここで待っていますわ」
「じゃあ、先に行ってるね」
 百合子は隆之介の手を借りてプールサイドへとあがった。
「さ、いこうか」
 隆之介はさりげなく百合子の腰に手を回し、意気揚々とエスコートしようとする。その直後、百合子の放つ一撃が炸裂し、隆之介は派手な音を立ててプールへと身を投げられるのだった。

◆ぼくたちの闘技場
「おおーっ、すごいやっ! ここなら思う存分戦えるねっ!」
 ばんっと引き戸を開けるなり、水野想司(みずの そうじ)は銭湯中に鳴り響く声で叫んだ。想司の眼前に広がるのは少し寂れた銭湯の脱衣所だ。鏡やガラスは今にも割れそうな程にヒビが入り、床板も所々跳ね上がってしまっている。人が使わなくなってもうずいぶんと経つのだろう。どことなく空気が埃臭く、カビっぽい。
「うむ。早速勝負じゃ!」
 想司のケンカ……もとい遊び相手の竜神は転がっていた黄色い桶を拾い上げて構える。
「あ、小道具を使うなんて卑怯だよっ」
「ふっふっふ。戦場にある武器を利用しない手は無かろう?」
 竜神はだっと駆け寄り、桶で想司を殴りつけた。想司は紙一重で攻撃を交わし、転がっている石ケンの欠片を投げつける。
「……っと」
 竜神は慌てて桶を石鹸で受け止め、天井へと跳ね返す。すぐさま想司は高く跳躍し、その場で一回転して打ち返した。
「何度やっても同じじゃ」
 構える竜神の足元が不意に輝き始めた。それに誘われるように何処からともなくちょうちんが現れ、ひとつ、またひとつと窓辺にそって照らしはじめる。
「これって何?」
 天井からぶら下がりながら様子を見ていた想司は不思議そうに訊ねた。
「もしかしたら、そろそろ開店の時間なのかもしれんな」
「開店……? あ、そうかここって銭湯だっけ」
「客が来ると何かと面倒じゃな。それまでに決着をつけるぞ」
「いいよ! 望むところだ!」

●幽霊銭湯
 その後もとりあえずは何事も無く一次会は終了し、一同は噂の銭湯へ移動することになった。
 人が近寄らなくなって数カ月は経っているのだろう。駐車場らしき空き地には雑草が生い茂り、瓦葺きの屋根は所々剥げ落ちている。だが、不思議なことに白いしっくいの壁は僅かなひびがはいっているだけで、落書きの一つもない。はめこまれたガラス窓はどれも割られておらず、曇り一つみられなかった。そして、その奥で……ちょうちんのようなぼんやりとした明かりがいくつも揺れており、暖かみのあるオレンジの輝きを放っていた。
「あらあら、本当にやっていますのね〜」
 素直な感想をファルナが告げる。
「とにかく折角来たのですし、入って行きましょうか」
 用心のためにと、九尾桐伯(きゅうび とうはく)は銭湯の周囲に鈴のついた鋼の糸を張り巡らせる。糸に何かが触れたら鈴がなり、知らせる仕組みらしい。
「これで少しは用心になれば良いのですが……」
 そう呟き桐伯は肩に掛けているクーラーボックスを掛け直し、入り口へと歩き出した。
 入り口は男女別の二手に別れており、昔ながらののれんがそれぞれにかけられている。足元を照らすちょうちんの赤い輝きがのれんの紺色に映え、実に良く似合う。雫はのれんに手を伸ばしながら男性群に告げる。
「ええと、集合はとりあえず三十分後で良いかな?」
「了解。じゃあ早く出る時は声をかけるな」
「オッケー。よろしくねっ」
 雑談をしながら、女性群は脱衣所へと姿を消した。それに続き、隆之介もカラリ、と男湯の引き戸を引く。と、彼を迎えたのは番台の店主の声でも銭湯内にお約束のごとく、のんきに流れる演歌でも無く、弾丸のように飛んでくる黄色い桶だった。
「……なっ!」
 隆之介はあわてて桶を交わすが、間髪入れず再び飛んできたモップが彼に襲いかかる。さすがにそれよ予想出来ず、隆之介はまともに受けてしまい、引き戸ごと外へ吹き飛ばされた。
「ん!? 想っち大変じゃ、制限時間が来てしまったぞ!」
 脱衣所のかご棚にちょこんと腰掛ける少年ー竜神ーが同じく反対側にいた水野想司(みずの そうじ)に声を掛ける。
「大丈夫! この人達は人間だからお客じゃないよっ。さ、続けよう!」
「大丈夫なわけあるかー!」
 隆之介は機敏な動きで跳躍し、想司に後ろ蹴りをくらわそうとする。
「甘いっ!」
 想司はくりだされた足を軸に回転し、カウンターの肘打ちを仕掛けた。隆之介は転がっていた桶を素早く拾い上げ、想司の攻撃を受け止める。
 コーン……とのんきな音が鳴り響き、桶はまっぷたつに割れた。
「なにー? どうかしたの?」
 壁の反対側から百合子の声が響く。
「いえいえ、何でもありませんよ」
 ちゃっかり浴室へ入る準備を整えた桐伯がのんびりと答えた。
「あんまり暴れたら、幽霊さん驚いて来なくなるかもしれないから気をつけてねー」
 声に続いて、ガラガラと戸が引かれる音が聞こえた。どうやら女性陣はすでに浴室へ向ったらしい。
「さて……大上さん達もじゃれあっていないで、早く服を脱いじゃいなさいね」
「じゃれあってない! こいつが勝手に仕掛けてきただけだ!」
 隆之介はひょいと想司を掴み上げて必死に告げる。
「邪魔してきたのはそっちだよ!」
「そうじゃ、折角勝負がつきかけていたというのに!」
 むーんと不服そうに想司と竜神は隆之介を睨み付ける。
「ほほう……あんたら、良い度胸だな……」
 隆之介は二人の首元を掴むとそのまま壁の向こうへと投げ飛ばした。
「うりゃああっ!」
「わぁああぁっ!」
 天井と壁の隙間を飛び越えて二人はそのまま浴室へと姿を消していく。直後、女性の黄色い悲鳴があがるが、すぐさま嬉々とした声に変わった。
「きゃーっ可愛いー! なに? 一緒にお風呂に入りたいの?」
「えっ……ち、違う……!」
「ほらほら、お風呂では服を脱ぎましょうね〜」
「わーっ! やだっ、やっ……やめてー!」
「あらこの子、頭に角がついていますわ〜」
「にゃー! それに触るなー! 想っちー……助けてくれーっ!」
 壁の向こうで展開される模様に耳をそばだてながら、隆之介は思わず拳を握りしめた。
「…………なんてうらやましいっ……! くそうっ、こうなったら俺も……」
 いそいそと服を脱ぎ捨て、隆之介はひとっとびで秘密の花園に立ちふさがる壁をよじ登ろうとした。
「きゃぁぁっ!!」
 悲鳴と共にスコーンと石けんが隆之介の額に直撃する。
「……青春ですね……」
 ひとつ息を吐き、桐伯は桶を片手にさっさとさっさと露天風呂へ向っていった。

●来訪者
「ふー……」
 ゆっくりと肩まで湯につかり、桐伯は深呼吸をする。ぽっかりと浮かぶ満月を見上げながら、持ち込んだ凍結純米酒(シャーベット状の日本酒)を口に運ぶ。この辺りは住宅街に囲まれているおかげか、車のエンジン音は殆ど聞こえない。耳に入ってくるのは爽やかな虫の音色と相変わらず騒がしい浴室のはしゃぎ声だけだ。
「やれやれ……まいったぜ」
 ガラス戸を開けて、隆之介が姿を現わす。軽く掛け湯をし、静かに湯舟へ身体を沈めた。
「しかし……不思議だな、ここって。たしか……運営していないはずだったよな。それにしては浴室とかキレイだし、お湯だって全然にごっていないしな」
 隆之介はそっと湯をすくい、匂いをかいでみた。ほんのりと付けられた薬湯の香りがする以外、得に鉄やカビ臭い匂いはしない。
「きっとこの日のために誰かが手入れでもしているのでしょうね」
「この日……?」
「満月の夜は彼らのもく浴日ということです」
 桐伯は静かに瞳を閉じる。それを合図にしたかのように、高らかな鈴の音が鳴り響いた。気のせいだろうか、外気の温度が少し冷えてきたような気がする。
「ようやく……お出ましのようですね」
 シャーベットを噛み締め、桐伯は薄い笑みを浮かべた。

●銭湯のお客様
 気配に一番早く気付いたのは百合子だった。はっと出入り口のガラス戸をみつめる百合子にファルナは小首をかしげる。
「どうかしましたか?」
 百合子が指をさした扉がゆっくりと開き、仲むつまじい親子や髪の長い女性やらが何人も浴室に入ってきた。どうやら一行は百合子達に気付いてない様子で、それぞれ身体を洗い始めている。百合子は思いきって隣の女性に声を掛けてみた。
「あのー……」
 だが女性は一瞬百合子の方を見るものの、すぐさま目線を元に戻してしまう。 「もしかして、わたくし達の姿は見えていないのでしょうか?」
 どうやらファルナも彼女らに声をかけようと試みてみたようだ。だが、こちらとのつながりが薄いのか、生身の人間を存在を把握出来ていないようだ。
 その中で唯一、想司と同行していた竜神だけが彼女らと仲良く世間話をしていた。百合子はいてもたまらず竜神に声を掛ける。
「ねえ……お話出来るの?」
「わしは竜神じゃからな。冥界の者と話が出来て当然じゃ」
「ええと……それじゃあ、代わりに質問してくれない?」
「私も聞かせてくださーい」
 水風呂に浸っていたファルファも興味しんしんといった様子で右手を上げた。
「いいぞ、何でも聞いてやろう」
 にっこりと笑みを浮かべて竜神は胸をとんと叩いた。
「それじゃあ、最初はこんなのいいかな……?」

●白骨温泉?
桐伯からもらった凍結純米酒をかじりながら隆之介はぽつりと呟いた。
「なあ、この状況……どう思う?」
「……なかなか面白い状態ですね」
「……そうか?」
 隆之介は顔を引きつらせて半眼で桐伯を睨み付けた。
 二人がいる露天風呂は今や骸骨の湯と化していた。うっすらと身体の透ける白骨体がわらわらと湯につかり露天風呂を満喫している。
「と、いうか……男湯にくるってことはやっぱこいつらって元は男なんだろうな」
「混浴でも期待していたのですか? まあこの姿では男も女も関係ありませんけどね」
「……俺、もう出るわ……」
 隆之介は深いため息を付きながら湯から出ると、頭を抱えて脱衣所と足を向わせた。桐伯もちらりと時計を見やると壁向こうにいる女性陣に一声掛けた。
「そろそろあがりますよー」
「はーい」
 娘達の明るい返事に桐伯は穏やかな微笑みを浮かべた。

●弔いの送り火
 風呂上がりの一杯、ということで銭湯の向いにあるコンビニで飲み物を買い、駐車場のベンチに腰掛けて一行は湯上がりの一服を満喫してた。
「く〜。やっぱ風呂上がりのフルーツ牛乳は最高だぜ!」
 隆之介は腰に手を当てて、フルーツ牛乳を一気に飲み干す。
「ねー! 花火しない?」
 浴衣姿の百合子が花火セットを片手に声をあげる。すっかりのぼせてしまった想司と竜神以外の一同は皆、賛同の言葉を告げた。
「あ、でもライター忘れてきちゃった……」
「火ならありますよ」
 桐伯は糸を詰めた小さな空き缶に念をこめて火をつけた。さしずめ糸は着火剤と燃焼させる素材を兼ねているのだろう。
 小さく舞い踊る線香花火の炎を見つめ、ファルナとファルファは微笑みあう。
 ふと、振り返ると銭湯は青白い炎に包まれていた。かなり近距離にいるにも関わらず全く熱さを感じられない。恐らく陰火と呼ばれる……霊現象の一種なのだろう。その幻想的な姿に全員声を失った。
 しばらくして、炎は一つの柱となり、ゆっくりと夜空へ溶け込むようにして消えていった。
「どうやら逝ったようじゃな」
 いつの間にか復活した竜神がコーヒー牛乳を飲みながらそう呟いた。
「……え?」
「ここに来ていた輩は皆、自ら命を断った者達じゃよ。じゃが未練のあるままでは冥界に入ることすら許されん。故に……ここで現世という垢を落として、冥界へ逝く準備をと整えているのじゃろうな」
「……もしかして、私達は入っちゃいけない場所だったのかな」
「それはあるまい。やつらもお主らと話が出来て楽しかったと言うておったぞ。それにずいぶんと眼の保養になったらしいからな」
 気がつくと銭湯は全ての照明を落とし、静けさを取り戻していた。残っていた牛乳を飲み干し、幹事役の雫は元気に皆に告げた。
「さ、イベントも一通り終わったし。帰りましょう!」

●変わり行くもの
 数週間後、銭湯はすっかり建て直され、新しくレジャー銭湯として運営されることとなった。銭湯に出る幽霊の噂はいつの間にか無くなり、普通のレジャー施設としてそこそこの人気が出ているようだ。 「それでは、銭湯に入りに来ていた幽霊さんはどうされてしまったのでしょうね」
 ぽつりと告げるファルナ。雫は少し寂しげに頷いた。
「うん、あの辺……大きなお寺とか少ないし、やっぱりずっと彷徨っちゃうのかな……」
「きっと新しい憩いの場所を見つけているよ。ね、それより次のオフ会何処にする? 私ははなやしきなんて良いかなって思うんだけど……」
 百合子は週刊誌を広げ、特集の記事を指差しながら言う。
 賑やかな笑いを交わし、娘達は意気揚々と意見を交わしあう。それは彼女達にとって実際のオフ会よりずっと楽しい一時だろう。銭湯に入りに来た幽霊達も垢を落とすだけでは無く、銭湯に集まる仲間達との交流を楽しみに、集まって来ていたのかもしれない。だが、それを確かめるすべはすでに無い。
 全ては夏の思い出となってしまったのだから。

 終わり
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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名   / 性別 / 年齢 / 職業】

 0057 / 滝沢 百合子/ 女性 / 17 /女子高校生
 0158 /ファルナ 新宮/ 女性 / 16 /ゴーレムテイマー
 0332 / 九尾 桐伯 / 男性 / 27 /バーテンダー
 0365 / 大上 隆之介/ 男性 /300 /大学生
 0424 / 水野 想司 / 男性 / 14 /吸血鬼ハンター

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■         ライター通信          ■
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 大変お待たせしました。「月夜の銭湯」をお届けします。
 気がつけば、しっかり暴走してしまいましたね……(苦笑)おかしいなぁ、もうちょっとまったりしているはずだったのに。
 オフ会当日は無事に晴れて、一次、二次会とも楽しめたようです。色々トラブルがちょこっとあったようですが、何とかみんなが楽しめて幹事役の雫ちゃんも大満足かな?

 水野さん:こんにちは。今回も竜神様とステキ暴れっぷりを展開して頂き、こちらも書いていてとても楽しかったです。でも……結構遅くまで(何せ銭湯入浴はとしまえんの花火の後の二次会ですから)遊び歩いて、しのぶちゃんに怒られなかったのかどうかだけが気になります……

 幽霊スポットが一つ無くなってしまったのは残念ですが、また別の新しいスポットが密かに出来ているかもしれませんね。雫ちゃんにこっそり情報を教えればオフ会を開いてくれるかも?

 それではまた別の物語でお会いしましょう。今回のご参加、有難うございました。

(谷口舞 拝)