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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


敵なんていねぇよ、冬

------<オープニング>--------------------------------------

 その日、雫は近所の自治会が管理するサイトを覗いていた。家の近くでアジアンテイストなカフェを探したかったのだ。静かでセンスが良くて料理が美味しくて、リーズナブルでホットスポット。雫の望む条件を満たした店は中々見つからない。今日の収穫といえば近所のクレープ屋のクーポン券ぐらいか。
「つまんないのー」
 どんなサイトに行っても掲示板を覗くクセがある雫は、つまらないと予想しつつリンクをクリックした。
 みんなの掲示板。
 お決まりのタイトルが表示されている、ツリー型のBBSだ。
「お?」
 やたらスレッドの長い記事がある。


【ムラサメスポーツに来る三人組】

 駅前のムラサメスポーツにはバスケ場が解放されてるけど、あそこに変な三人組が来て、それから使えなくなっちゃった。変な奴らで、3ON3で勝たないと場所空けてくれないの。マジむかつく。  ぽんた

 知っています。私の友達が彼らと試合したんですけど、コールド負けしたらしいです。公共の場を独り占めしちゃいけませんよね。 ちいママ

 っていうかあそこ公共じゃないじゃん。 水無月水面
 
 とにかく独占は悪い。 ぽんた

 そういうのは店員が注意するべきだけどさーなんかボコられちゃったらしいよ? バイトくんが怪我したって聞いた。切り傷ぱっくり〜。 スモモ

 そのあたりで雫はレスに目を通すのをやめた。途中から負けたほうが悪いのだの、元々のマナーがよくないだの、関係の無い討論になっていたからだ。
「三人組で切り傷でコンビネーション……どっかで聞いたような?」
 雫は自分の感じた直感を信じ、勝負してくれる友人に声をかけ始めた。



 斎悠也がムラサメスポーツの店長に履歴書を手渡すと、一瞥しただけで店長はこれからよろしくね、と言った。
 噂どおり、例の三人組をとめようとしたバイトは病院送りになったらしく、彼の体が元に戻るまでというのが条件だったが。悠也自身も時給800円代のバイトなんて続けたくはない。ただの手段にすぎないのだ。
「ああ、コートにくる三人組はほっておいたほうがいいよ。血の気が多いみたいだからね」
 紺色のエプロンをつけ、腕まくりをし太い腕を晒している店長は言った。
「前の方はそれで怪我をしたそうですね。鎌鼬って店長はご存知ですか?」
 文字通りかるくカマをかけてみる。
「ああ、よく知ってるよ。生まれが東北だからね。でもあれ、空気の渦だって?」
「まぁそんなところです」
 悠也はにっこりと笑って、ムラサメスポーツのエプロンを借りた。
 数時間は何事もなくバイトを続けた。専門知識はないものの、ホストで鍛えた話術で客をさばく。ついつい高価な物を進めてしまうのはご愛敬と言って欲しい。
 視線を感じる−−−。
 陳列されていたバスケットシューズの整理をしていると、背中にちくちくと視線を感じた。客かもしれない、と裕也は振り返りホストで鍛えた優しげな笑顔を向けた。
「いらっしゃいませ」
「こ……んにちは」
 きゅっとパーカーの裾を掴み、立っていた少年が挨拶をした。居心地悪そうにきょろきょろと当たりを見回している。硬質な輝きを持った闇色の短い髪が目を引く、大人しそうな少年だ。小学校高学年ぐらいだろう、怯えに揺れた瞳が悠也を見つめ、ほっと細くなった。
「空の匂いがしたから……」
 笑顔を保ちながら、胸元が熱くなるのを感じた。そこには鎌鼬対策のため持参した風神と雷神の護符が収められている。三人組と聞いていたのが一人で、それも子兎のように怯えきった少年なので、悠也は丁寧な態度を崩さないことにした。
「鎌鼬が一人とは珍しいですね」
 びくっと少年が体を硬くする。そのまま走り出した。
「待って!」
 何を思ったのか、少年は一目散に逃げ出した。驚くような速さで店を出て、ショーウィンドウの前を通り過ぎる。無理に追いかけるのもどうかと思い、その場に留まったが、初めて目にする鎌鼬の素早さに舌を巻いた。短距離やバスケでその速さは遺憾なく発揮されるだろう、常人では足元にも及ばない。そもそも鎌鼬は人の見える速度なんかでは行動しない、人の姿を借りて人の視覚できる速度で試合をしているのなら、良心的な鼬だということか。
 と。
「ううー……ごめんなさい。突然逃げて」
 背後に少年が立っていた。瞳に一杯涙を留めている。流石に気づかなかった。
「気にしないで。で、何か用かな?」
 カッコいいと表現されることの多い悠也の長身だが、子供は怖いだけだろう。悠也が膝を折ると、少年は涙を拭った。だがかなりの距離をとり近づいてはこない。
「あの……お願いがあって……。貴殿が常人ではないとわかった上でのお願いです。こんなこと頼むのはとても……お恥ずかしい話では御座いますが」
 ゆっくりとした言葉を辛抱強く聞く。
「あにさまたちを、ぎったんぎったんにしてやってください!!!」
 気持ちが先走ったのか、最後は直球だった。



 美しき冬晴れ。
 そして何故か大量のギャラリー。フェンスで囲まれた、3ON3用のハーフコートに人が群がっていた。独占している三人組の強さは有名だったらしく、それだけで見ものになる。
 なにより。
「すげぇ。坊主がバスケするぜ!」
 誰が叫んだ。わっと会場が盛り上がり、つるりと頭を剃り上げ袈裟まで着た護堂霜月がはっはっはと笑う。隣に立っていた霜月の弟子、九尾桐伯は頭を押えながら、そっと師匠に囁いた。
「無理はしないでくださいね。お年なのですから」
「篭球であろう。昔は結構やったぞ」
 二人のやりとりを眺めながら、悠也はムラサメスポーツのエプロンを脱いだ。それをシュライン・エマに手渡す。
「あなた、バイトは?」
「特別に抜けさせてもらいました。俺があいつらを倒せば、お店も繁盛というわけらしいです。変な評判はなくしたいんでしょうね」
 にっこりと微笑むと、シュラインは呆れ顔でエプロンを畳んだ。
「どうせやりたいだけでしょう」
「よくわかるね姉さん」
「当たり前よ」
 がしゃんと音が響き、店の裏口が開いた。コートはフェンスで囲まれているので、店に入って店長から許可を貰い、裏口からコートに入るのだ。ギャラリーたちが一瞬押し黙り、その後さざなみのようにざわめく。
 例の少年と、オールバックにした黒髪を後ろで結んだ男と、丸太のような体型の男が入ってくる。ギャラリーの動きから例の三人組だろうということが見て取れた。
「ほう……中々の面構えよの」
 霜月は顎に手を当ててにやりと笑う。
「拙僧と勝負していただこうか! バトルだ!」
「ノリノリじゃないですか……」
 といいつつも、桐伯も退廃的な香り漂う緩やかな黒髪を結び直す。霜月に叫ばれ、少年は兄であろうオールバックの男の後ろに隠れた。
「御坊、名は」
「真言宗が沙門、護堂霜月」
「我は風魔が長男櫻風、次男の風義、末弟風那だ。不足は無い、お相手仕ろう……我はこの場を出す。御坊は?」
「賞品がいるのですか」
 それは聞いていなかった、と桐伯は考える。ただのスポーツ試合の予定だったので、金もあまり持っていない。櫻風の後ろでぼーっとしていた風義が突然、シュラインを睨んだ。
「な……何?」
 肝が据わっているとはいえ、火山のような男に睨まれていい気分であるはずがない。
「兄者人……わし、あの娘がほしい……」
「む? ふむ……少々年をくっているが悪くなかろう」
「女はとうが立ってからのほうがいいのよ!」
 ぷっと吹き出した悠也の足を、シュラインはハイヒールで踏みつけた。
「勝つのよ。いいわね?」
 ピンポイント攻撃の痛みに耐えながら、悠也は頷いた。その視線の先に、風那と呼ばれた少年が立っていた。少年はじっと悠也を見つめていた。



「ではここに、シュライン杯を開幕します」
 自分で言いながら馬鹿馬鹿しい−−−シュラインはコートの真中に立ち、茶色のバスケットボールを抱いていた。ふっと真上にボールを投げると、冬の太陽に重なった。球体の影から光が漏れる、と思った時には既に風義の手の中にボールが収まっている。身長を考えたら当然かもしれないが、風義はばちこーんとシュラインにウインクをした。
 試合の邪魔にならないように、シュラインはすぐさまコートを出る。
「あにさま!」
 ゴール下に立っていた風那が両手を上げて叫ぶ。大砲のように強いパスがコートを横切る。ぱぁん、と小気味いい音がコートに広がり、カットした悠也の手の中にボールが残る。視線で全体を撫で、小柄な風那一人しかいないゴール下にパスを送る。近くに桐伯がいる、多分大丈夫だと踏んだ。
 強い風が吹く。いや、空気が凝固したと言ってもいい。十分な速度を保って飛んだボールが、突然失速した。ジャンプをした櫻風がボールを取る。そのままドリブルで切り込み、大地を蹴る。空中で身をひねり両手を上げ、ゴールを背にしたままボールを叩き込んだ。牽制一発とばかりで派手だ。三人を見て長男は不敵に笑う。
「やはり鎌鼬ですか……うまく風を使う」
「ではこちらもいかせてもらおう。悠也、桐伯、よいな?」
 うきうきしながら霜月が叫ぶ。相手が異能を試合中に行使するのならば、自分達もそれに倣う。即席チームの相談したことはそれだけだった。
「仕方ありませんねぇ」
 片手を軽く揺らすと、桐伯の指先に光が走る。
「一匹が転ばせ、一匹が切り、一匹が薬を塗って去る……でしたっけ」
 悠也もジーンズのポケットからなにやら紙切れを取り出す。それらを見、霜月は満足げに頷いた。
「反撃開始といくかのう」
「笑止!」
 ボールを持った風義が走り出す、と、足に絡みつくものを感じた。右足の踏み出しが上手くいかず、巨体が一気に倒れる。しゅっと空気が擦れる音と供に、風義の倒れた顔の前に切り傷が走った。アスファルトに裂いたような後が残る。
「な……なにぃっ」
 予想通りの反応に霜月は気をよくする。和服の袖から覗く右左の手の甲に、鋭い刃が冷たい輝きを放ち納まっている。桐伯が手を引くと足に絡みついた光が失せる。手元の輝きは鋼糸が光を反射させていたのだ。
「人間風情がっ!」
 顔を赤くして襲ってきた櫻風の頬に赤い筋が走る。束ねていた糸も切れ、ばっと黒髪が広がった。風義の落としたボールを攻撃しつつ手に入れた霜月は、そのままロングシュート。呆然としていた風那の頭上を通り抜け、綺麗な弧を描いてゴールに吸い込まれた。
「ボーズ! ボーズ! ボーズ!」
 会場がボーズコールに包まれる。口笛などなども飛び交った。
「お加減いかが?」
 厭味たっぷりに悠也はオロニャインという市販の軟膏を取り出し、櫻風の頬にぺたっと塗りつけた。
「……ぶち殺すっ!」
 もうちょっと親切に塗ってあげればいいのに、とシュラインは思った。



「これってバスケの試合かしら……」
 ゴール右手のベンチになぜが置いてあった大きなスイカをつつき、シュラインはため息をついた。スイカの丸さはバスケットボールを連想させるが、目の前で繰り広げられている試合はバスケとは思えない。お互いの力を試し合うというよりは足の引っ張り合いだ。
 ドリブルしようとした者は転ばされるし、パスをしたらボールが粉微塵に切り裂かれる。もう何個目のボールか数えるのも億劫だった。コートには幾重にも細い切り傷が走っている。集まっていたギャラリーが視覚で斬るほどの遅い試合ではなく、時折音や光が閃くのでああ、何かしているんだな、と解る程度である。
 聴力やボイスコントロールに優れていようと、シュラインの体力などは凡人と一緒だ。応援するのも馬鹿馬鹿しく、スイカをつつきながらコートを見つめていた。先刻からスコアボードもまったく動かない。審判がゴールを確認できないからだ。
 審判−−−ムラサキスポーツの店長は腕時計をちらちら見ている。店番はだれがやっているのだか。とにかく試合終了の時間が近づいているらしい。現在のスコアボードは同点のまま止まっている。
「店長さん、どうするの?」
「なるようになるでしょう」
 シュラインは苦笑した。
「以前もコートの独占の問題はあったんですよ。どうしても強いチームが優先されるのは仕方がないことですしね、まぁ人の出入りがあるから何時までも最強ってわけでもなくて」
「彼らが強すぎたってことなのね?」
「私も好きですからねぇ。見ていて気持ちはいいのですが……怪我人が出るとね。こっちも商売ですから」
 コートに涼やかなホイッスルが響いた。
 ふっと霧の中から人が浮き上がるように、末の弟と呼ばれた風那だけが現れる。少年以外はまだ戦いを続けているらしく、姿が見えない。風を切る音はいまだに続いている。
「試合終了よ」
 飽きれて言うが、耳に入らないらしい。
 途方にくれたように佇んでいた少年が泣きそうな顔をした。
「あにさま、もう終いです」
「まだ勝負はついておらん!」
 風の中で鎌鼬が叫ぶ。ざっと一際強い風がコートを駆け巡りフェンスを叩いた。風がやむと巨大な鼬が二匹、コートに立っていた。油が乗ったようなつややかな毛並みが印象的な、一メートルほどの黒い鼬が二匹、桐伯の隣にいた。
「あ!」
「う!?」
 瞬時に人間の姿に転じる。数人のギャラリーはそれに気づいたらしいが、目をこすって気づかなかったように思い込もうとしていた。
「はっはっはそれほど熱中しおったか」
 一緒に笑い出しそうなほど高らかで楽しそうに、霜月が笑った。そして持っていたボールをゴールへ投げる。ぱすっと入った。
「どうやら我々の勝ちのようですね」
「ホイッスルは鳴ったであろう!」
 悠也は涼やかに続ける。
「でも貴方たちはやめませんでしたよね?」
 何か言い返したいらしく、風義はぐうと唸る。だが言葉が見つからないらしい。
「……仕方あるまい。この場は御坊のものだ、好きにせい」
 長兄に言われて、風義は諦めるしかなかった。三人はコートを去っていく。去り際、風那はぺこりと悠也に頭を下げた。



 午前中のバーは静寂に満ちている。間接照明だけが部屋を飾り、窓の外の太陽は遠い。桐伯の店に集まった三人は、カウンター席に座って風那と顔を合わせていた。店の準備があるらしく桐伯だけはグラスを丁寧に磨いている。
「先日の御礼です、お納め下さい」
 猫の耳のような飾りの付いた帽子を被った風那は、風呂敷に包まれた一升瓶を取り出した。グラスから瓶へと桐伯の視線が滑る、仕事柄か趣味なのか酒に目がない。さりげなくお猪口を三つ取り出す。霜月は酒を飲まないので、変わりにタケノコの刺身が出された。
「……おいしい」
 シュラインはほっと呟いた。口の中に華が拡がるように、ふんわりとした香りがすっと喉へ落ちていく。軽い熱さが残るだけですっきりとした飲み口だ。日本酒は甘くてべたべたするので苦手だったが、認識を改めるしかない。杯を干してからシュラインは思った。
「いい酒だ」
 夜の仕事がら悠也も酒にうるさい。だが誉めた。
「昼間からというのも悪くないですね」
 ふふっと桐伯が瞳を細める。
「御礼とは?」
 酒の飲めない霜月はぺろっと若筍を食べきってしまった。
 悠也と風那は悪戯っぽく微笑み合う。
「僕がこの方にあにさまたちを懲らしめて欲しいと頼んだのです」
「君は本気を出していなかったんだね?」
 どおりであっさり勝てたわけだ。速度などの能力はカバーできるとしても即席チームが鼬のコンビネーションに勝てるわけがない。霜月はくくっと笑った。
「お恥ずかしい話ですが、隣山の鼬との問題があって」
 シュラインは相づちを打つ。知りたかったことが教えてもらえそうだ。
「隣山の鼬?」
「三人姉妹なんですけど、幼なじみのせいかよく喧嘩を売ってくるんです。なわばりが近いせいだったんですけど、彼女たち最近里に出て……色々手紙を送ってくるんです。その中に田舎鼬にバスケは無理だという下りがあって……」
「ムキになって山を降りたのか」
 こっくりと頷く。シュラインは笑ってしまいそうな自分を押さえた。
「で、ふらっと入ったコートで勝っちゃって。なわばりにしてしまったから捨てるわけにもいかず……あにさまたちは負けず嫌いだから出ていきたくなくて」
 顔を赤くして俯いてしまう。 
「病院送りになったバイトくんの怪我はもういいらしいな。ちゃんと薬を塗ったのじゃな」
 と、電子音が響いた。風那はパーカーのポケットに手を入れて携帯電話を取り出す。
「すみません、もう行かなくちゃ……オーディションが始まってしまいます」
「兄弟で受けるの?」
「ええ。隣山の鼬がCDデビューするらしいので。あにさまたちが……」



 深夜のバラエティ番組で、可愛らしい姉妹がCDデビューをするという話題が取り上げられていた。もしかして、と悠也は画面に釘付けになってしまった。
 可愛らしい笑顔を向けている女の子三人。彼女たちが体に鋭い刃を隠していることを想像して、ぞっとした。
 どの女にも大小はあれ刃はある。女を扱う商売なのでそれはわかっているのだが―――。
 悠也はテレビの電源を切り、ベッドに入った。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

 0164 / 斎・悠也 / 男性 / 21 / 大学生・バイトでホスト
 1069 / 護堂・霜月 / 男性 / 999 / 真言宗僧侶
 0332 / 九尾・桐伯 / 男性 / 27 / バーテンダー
 0086 / シュライン・エマ / 女性 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、和泉基浦です。
 依頼を受けてくださりありがとうございました。
 新年一発目ということで軽くて元気のいい内容にしてみました。
 相手は皆様の予想通り鎌鼬でした。
 他の方の小説に目を通していただくと、事件の全貌が解るかと思います。
 今回は初参加の方が多くドキドキしながら書きました。
 ご意見ご感想等ございましたら、お気軽にメールくださいませ。
 それでは。 基浦。