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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


<セイレーン>


<オープニング>
 さて、問題です。
 人魚の肉を食べると、人は不老不死になれます。
 では、人魚は何を食べているのでしょう?

 麗香の前には、今、人気絶頂中の歌手『セイレーン』が座っていた。『セイレーン』の要望により特別の客までの一対一の話し合いが行なわれていた。
「・・・本当なの?」
 麗香は眉を寄せ『セイレーン』の言葉に耳を傾ける。机を挟んだ向こう側では、銀色に波打つ美しい髪をサラリとなびかせて頷いている『セイレーン』がいる。
「私と『セイレーン』は双子です。最初、貴方だって驚きましたよね?」
『セイレーン』の言葉に麗香は頷いた。取材のアポイントを取るのでさえ一苦労する、あの『セイレーン』が予告もなしに訪れたのだ。無理も無い。
「私と『セイレーン』は一卵性の双子です。そして・・・私達が産まれた家は代々、人魚の血を濃く受け継ぐ家系なのです。それは、容貌だったり声だったり色々あるのですが。弟のように、まれに人魚の力を濃く受け継ぎすぎた為に、人間であらざる場合もあるのです」
 唇を噛み締めて『セイレーン』は悲しそうに目を伏せた。その瞳には小さく光る涙が見える。
「でも、私は弟を助けたかった・・・一族の手で殺される運命の弟を・・・でも、もう駄目なんです。私じゃ・・・もう、弟を救えない」
「・・・・どうして、ここにきたの?」
 麗香の問いに『セイレーン』は静かに答えた。
「ここは、不思議な現象を解決してくれる場所だと噂で聞きました。お願いです。弟を止めて下さい。これ以上、弟の手を赤く染めさせたくない」
『セイレーン』は小さく机の上に手を乗せると、頭を下げた。
「弟の歌手の名前『セイレーン』は、私と弟の名前を合わせたものなんです。私の『聖』そして、弟の『煉』・・・お願い。私の『煉』をもう人魚の血筋から解放してあげて・・・」
「報酬は?」
 麗香の言葉に『聖』は顔を上げて、答える。
「私の一族は『伊集院』です」
「国家を代表する、あの『伊集院』グループ?」
「ええ・・・弟が今までやってきた事が明るみに出なかったのも、一族を出た者とは言え、一族の後継者になるはずだった者の不始末を隠すため。無理に連れ帰さないのは・・・『伊集院』の総帥である、私達の父が分かっていたからです。私達の最後の運命を知っていたからです」
「そう」
「もし、私の依頼を聞いていただけるのであれば『セイレーン』の最後のインタビューと、『伊集院』グループから、それ相応のお礼をさせて頂きます」
「最後のインタビュー?」
「・・・弟ではなく、私になりますが。でも、かまわないでしょう?誰も私と弟の区別はつかない」
 悲しげに微笑み『聖』は麗香を見つめた。
「弟を。私の最後の大切な人を・・・『人間』として終らせて欲しい」
「・・・人殺しは請合えないわよ」
「人殺しではないです。弟の体は、もうすでに『人間』としての理性を90%失っているんです・・・だから、『人間』で無くなる前に弟を止めて欲しいだけ・・・後の事は、人魚の血を引く私が責任を持って終らせます」
 決意に溢れた『聖』の瞳に、麗香はしばし考え込んだ後。
「分かったわ。そういう依頼を聞いてもらえる人たちに頼んでみるわ」
 麗香の答えに『聖』は、初めて柔らかく微笑んだ。


<本編>

 歌が流れていた。
 優しい優しい歌。
 あれは、何時の頃に聞いた歌だった?

 麗香からの依頼を聞いたとき、本音はやりたくはなかった。ただ、同族として何度か聞いるせいと、同じ血を引く者として助けられるものなら助けたい。そう思う心があった。
「できるかな?」
 海原 みなも(うみばら みなも)は小さく呟いて出掛ける支度をし始めた。
 出来るかどうかは分からない。ただ、話を聞いていると急いで止めなければ被害は広がる一方だというのが分かった。
 同じ血を引く者として。
 そうして、これ以上。煉の行動によって悲しみ憎しみを生む事を避けなければならない。
「やるしかないわ」
 手を握り締めみなもは決意を溢れる瞳を空へと向けた。
 空は嫌味なくらいに晴れ渡っていた。

 アトラス編集部から車で1時間。郊外に位置する場所に、その家は建っていた。
「ここか」
 霜月が言うと、シュラインは1つ頷いて手元にあるメモを見つめた。
「『伊集院 聖』『伊集院 煉』・・・確かに、2人の住んでいる場所よ」
「聖さんが中に入れるように手配していてくれてるんですよね?」
「ええ。あと、10分程度で入れるはずよ」
 みなもの問いにシュラインは時計を見つつ答える。
「しかし、立派な建物だな」
 一樹は感嘆の意味を込めて溜め息を吐いた。
「そりゃ、そうでしょうよ。今、1番売れているシンガーよ?」
 シュラインは、そう答えながら車の外に出て大きく背伸びをした。
 車の中に、移動時間を含め1時間以上は居る事になる。いい加減、身体が疲れて仕方が無い。他の面々も口には出さないが、それ相応に疲れている事は雰囲気で分かる。ただ1人、クミノだけは後部座席に腰掛けたまま無表情に目を閉じている。寝ているわけでない事は、誰でも分かる。
 クミノの持つ障壁の力は、今は一樹の力で分解されている。
「すまないな。俺は今時の歌にはとんと疎くてな」
「謝る事ないわ。一樹さんらしくっていいわよ」
 褒めているのか、けなされているのか・・・。今いち、判断のつき難い言葉をシュラインから貰った一樹はコホンと咳払いをした。
「何はともあれ、今回の依頼は厄介だな」
「本当ね」
「人魚を人間に戻す・・・」
 みなもは自分の手を見つめ、小さく溜め息を吐いた。
「本当に出来るのでしょうか・・・・」
 その問いに霜月が小さく答えた。
「・・・人として終りたい。そう願うのであればやれない事はないだろう」
「霜月さん」
「悲しみも憎しみも終らせねばならぬ」
 拳を握り締め霜月は目の前に迫る家を見つめた。そこにいるであろう、まだ見ぬ煉の姿を思い浮かべて。
「そうですね」
 みなもは悲しげに微笑んで、ポツリと呟いた。
「出来ればやりたくないですけれど」
 その時、ちょうど軽快な携帯電話の着信音が鳴り響いた。
「はい、エマです・・・ああ、聖さん」
 その名前を聞いて、霜月も一樹もみなもも・・・。そして、黙って車の後部座席にクミノも目をゆっくりと開けた。
「・・・分かりました。今から、そちらへと伺わせて頂きます」
 シュラインは携帯を切ると車の中へと乗り込むと、前を見据えて頷いた。
「行きましょうか」
 それが合図だった。

 家というよりは屋敷に近い。そんな広さを持つ家の中へと入ると、銀色にたなびく髪を1つに纏めあげ、白いワンピースに身を包んだ聖が玄関に立っていた。
「お待ちしておりました」
 頭を下げ、それから上げると聖は面々を家の中へと招き入れた。
「煉さんは?」
 シュラインの問いに聖は足を止め、後ろを振り返った。
「1つだけ、もう1度・・・問題を出します」
 聖は向きを変えると、5人を見つめた。
「人魚の肉を食べると人は不老不死になれます。では、人魚は何を食べるでしょう?」
「・・・・人の。人間の肉ですね」
 みなもの答えに聖は目を伏せてから1つ頷いた。
「私は止められない。私は人魚としての血を力を受け継いで来れなかった・・・双子として産まれたのに、弟だけが強く受け継いで産まれて来てしまった」
 涙を零すまいと強く唇を噛み締めて聖は5人を見つめた。
「弟を止めて下さい。人を殺してしまう事に抵抗が無くなっていってしまっている弟を」
「セイレーン・・・か」
 シュラインは小さく呟いて聖の肩に手を置いた。
「名前通りになってしまったわね」
 海での怪人の異名。歌声で海に出た人々を惑わし、その肉を食べる。
「止めれるかどうか・・・やってみるわ」
「そのために来たのだからな」
 シュラインと一樹の言葉に聖は小さく「ありがとうございます」と答えた。
「煉はこちらにいます」
 聖は涙を拭うように顔を上へとキッと上げると、何畳あるか分からないリビングの奥まで歩いた。厳重にかけられている扉の鍵を開け、さらにその奥へと足を進める。
「1つだけ聞いてもいい」
 それまで黙っていたクミノが口を開き、前を歩く聖へと問い掛けた。
「はい、何でしょう」
「聖さんはどうするつもりなの?」
「え?」
 驚きの声をあげながらも足を止めず、顔だけ後を向けクミノの方を見つめる。
「煉を止めた後・・・聖さんはどうするつもりなの?」
「私は。私は、人魚の血を絶やさせます」
 そうきっぱりと言った聖に一樹は眉を寄せ口を開いた。
「煉に人として終わることを求めるなら、聖、君も人として生きろ」
「え?」
「死んで償えるなんて考えるな」
 その言葉に同意するように、霜月も言葉を続ける。
「死ぬのは簡単だ。だが、生きて償う事の方がよほど辛く厳しい罰になる」
 聖は、2人の言葉にフワリと微笑んで顔を再び前に向けた。
「でも、死ぬ事の方が余程・・・辛い時だってあるんですよ」
「なに?」
 霜月がその答えの意味を確かめようと聖に再び話し掛けようとした時、ヒンヤリと足元から冷気が舞い上がってきて言葉を止めた。
「こ、れは?」
 シュラインが下を見て眉を寄せた。
 小さな段差がある下には水が波打っていた。そうして、聖は躊躇う事なくその水の中へと入っていった。ちょうど、くるぶしくらいまである水は聖が歩くたびに生きているようにパシャンと音を立て波を起こす。
「煉」
 数歩くらい歩いた所で聖は足を止め、霧がかかってよく見えない場所に向かい声をかけた。そして、その声に答えるようにパシャンと奥の方から水の鳴る音が響いた。
「来るぞ」
 一樹の言葉にみなもが頷いて段差の下へと足を滑らせた。
「まずは、私が行きます」
 そう言うと、みなもは身体を半化状態へとさせた。両足にみるみる広がる鱗がブーツのようになった時、奥の方から声が聞えてきた。
「姉さん。どうしたの、ここまで来て」
 霧が取れた視界に入ってきたのは聖と同じ容貌を持つ姿の持ち主・・・煉だった。
 ただ2つだけ違っていた事。薄暗い闇の中になって、その瞳は異様なほどに赤く。その瞳と同じように、白いシャツには赤い血がこびりついていた事だった。
「・・・食べたの?」
「うん」
 まるで、昼のオヤツを食べたのか?と聞かれたように、あっさりと煉は答えた。それから、聖の髪に手を絡ませてクスクスと笑った。
「心配しなくても、だいじょーぶ。もうすぐ、人魚の血が覚醒する。そうしたら、伊集院も何もかも全部壊して・・・姉さんを人魚の血筋から解放してあげるよ」
「煉。本当にそれが、私のためだと思ってる?」
「何を言ってるの?姉さん」
 煉が困惑気に尋ねると、聖は後ろへと下がり顔を背けた。煉は、その時になってようやく霜月を始めとする5人がいる事に気付いた。
「誰?」
「貴方を止めて欲しいって私がお願いしたの」
 聖は固い声で応じると水の中へとズルズルと座り込んだ。
「人として・・・人としての理性を持つうちに、貴方を止めて欲しいって」
 聖の言葉に煉は、しばらく訳が分からないというふうに聖と5人を交互に見つめていたが、やがてゆっくりと大きく息を吐いてからクククと笑った。
「そうか。姉さんも結局は俺を捨てるんだね」
 その瞬間、カッと大きな赤い光が辺りを包み込んだ。
「良いよ、もう。姉さんも食べてあげる。そうして、ずっと一緒に居よう」
 その言葉に聖は溜めていた涙を零して、言葉を紡いだ。
「弟を止めて・・・ください」
「分かったわ」
 クミノは答えると、みなもと一緒に煉の元へと走った。
「はぁ!!!」
 手に召喚した刀を振り上げ煉へと振り下ろすと、その刀は難なく煉の手によって遮られた。
「クミノさん、離れて下さいっ」
 みなもの声に反応してクミノは持っていた刀から手を離すと後へと飛んで煉から離れた。その瞬間、煉の体の周りに水の壁が出来た。
「一樹さん!!」
 煉を補足している内に血の呪いを封じる術を。と叫ぶのと同時に、水の壁が壊れ中から出てきた煉がみなもを壁へとたたき付けた。
「みなも!!!!」
「一樹さん!早く彼を!!」
 シュラインが壁へとたたき付けられたみなもの元へ走り出すのを見て、霜月が煉の所へと駆け出す。
「こちらだっ!」
 手から気を発し、煉のみぞおちへと叩きつけると煉はそのまま水の中へと倒れた。
 その瞬間を狙い一樹は煉に十種の神法を以てその血の呪いを封じようとした。だが。
「ダメだ」
「どうしたの?」
 クミノが倒れたままの煉の傍で跪いている一樹の傍へ寄ると一樹は首を横に振った。
「人魚としての血と、人の血肉を喰らっていた代償か」
「効かぬのか?」
 霜月が、そう聞くと一樹はコクンと頷いた。
「どうするか」
「あの」
 シュラインの肩を借りて立ち上がったみなもが、辛そうに声を絞り出した。
「人魚の力は血に依存していることが多いそうです。ですから、血を抜けば人として死ねる、と聞いたことがあります。《血縛鎖(けつばくさ)》、自分の血を相手の傷口に入れて、連ねることにより自分の血もろとも相手の血を抜き取る技、だそうです。うちの一族の“専門家”はそういってました」
「危険だな」
「でも、方法は」
 そう一樹が言った瞬間だった。後から立ち上がった煉が、勢いよくクミノと霜月。そして、一樹を壁際へと叩きつけた。
「何て事・・・」
「人魚の血に飲み込まれてるのね」
 みなもは悲しそうに煉を見つめた。見つめた煉の瞳には、もはや何も映っていない。
「助けて上げられなかった・・・の」
 言葉を絞り出すみなもに、シュラインは一瞬だけ躊躇った後に口を開いた。
「・・・シュラインさん?」
 シュラインの口から紡ぎだされたのは、優しい優しい歌だった。
「あ・・・・っ・・・・・ね、えさ・・・・」
 人としての理性がほとんどない。そう感じられる終えなかった煉の唇から零れ落ちたのは、聞いた事ないほどの優しい声だった。
「ねえさ・・・・ど、こ」
 バシャンと大きな音を立て煉は水の中へと身を落とした。
「ど、こ・・・ね、えさっ」
「煉っ」
 聖は走って煉の傍まで寄ると、水の中に居る煉の身体を抱き起こして強く抱き締めた。
「煉っ、煉!!」
 壁にたたきつけられて、ほんの少しの間だけ気を失っていたクミノと霜月、一樹は起き上がると目の前の光景を見つめた。
「聖さん?」
 みなもが声を掛けると、聖は小さく涙を零して5人を見つめた。
「皆さん・・・ごめんなさい。でも」
 そう聖が言葉を続けようとした瞬間、聖の身体が赤く血に濡れた。
「いやだよ。しにたくない。ねえさん、しにたくない」
 舌足らずな言葉で煉は聖の身体を、手で貫いていた。
「しにたくない」
「れ、ん」
 小さく口を開き、聖は唇だけで呟いた。

『私が煉を人魚の呪縛から』

「ま、さか」
 みなもが驚きの声をあげ、シュラインが聖が何をしようとしているのか分かると声の限り叫んだ。
「だめよ!!!やめなさい!!!」
 ゆっくりと微笑んで聖は服の中から見事な細工の施された短剣と取り出すと、それを煉の背中へと突き刺した。
「聖、煉!!!」
 霜月が痛む身体を引きずって2人の元へと近寄る。
 赤かった瞳を白く染め呆然と聖の身体を抱きしめ返す煉の姿がそこにあった。
「姉さん」
 煉は信じられないものを見るように聖を見つめていた。
 煉の背中に刺さっている短剣には聖の血が濡れて、そのまま煉の体の中へと入り込んでいた。
「・・・あ」
 言葉も出ず、ただ聖の身体を黙って抱き締める煉を見て霜月は一言だけ言葉をかけた。
 短剣で刺されても死ぬ事すら出来なくなった煉。可哀相だとは思わない。ただ、少しでも煉を救えたら。と、そう思う。
「一つだけ答えよ、人として死ぬか、怪物として疎まれて死ぬかどちらを望む?」
 その問いに煉は聖の身体を抱き締めたまま答えた。
「姉さんと一緒のままで・・・・」
 微笑を浮かべ煉は目を閉じた。


 水の中で2人は幸せそうに寄り添い微笑んでいた。
 みなもは、最後の2人の顔が忘れなれなかった。もっと別の方法で助けられたかもしれない。そう思うと、胸の奥が痛む。
 けれど、煉が浮かべた最後の微笑には人魚の血に支配された者の顔じゃなかった。あの瞬間、煉は確かに人魚の血筋から解放されていたのだ。それが、嬉しかった。良かったと思う。
「同じ『人魚』・・・なんですけれどね」
 みなもは小さく微笑んで、足をさすった。半化した時、一瞬だけ恐いと思った。あの目の前にいる煉と同じように人魚の血に飲み込まれてしまうのではないかと。
 でも、大丈夫だった。
 そうして、思う。
「これからも、私は苦しむのかな」
 人魚としての血に。身体に。
 それでも、こうして生きている。生きているからこその悩み・・・なのかもしれない。
 出来れば、今度生まれ変わってきたのであれば。
「2人とも生きて悩んでね」
 みなもは暗闇に包まれた夜空に浮かぶ星に、そう呟いた。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【1069/ 護堂・霜月 / 男 / 999 / 真言宗僧侶】
【0086/ シュライン・エマ / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト】
【1252/ 海原・みなも / 女 / 13 / 中学生】
【1166/ ササキビ・クミノ / 女 / 13 / 殺し屋じゃない、殺し屋では断じてない。】
【0173/ 武神・一樹 / 男 / 30 /  骨董屋『櫻月堂』店長】

※並び順は申し込まれた順になっております。

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■         ライター通信          ■
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 初めまして。
 このたびは、拙い依頼にご参加頂きまして本当にありがとうございました(^−^)

 さて、今回のお話はちょっと切なくて痛いものにしよう。と思い立ったところから書き始めました。人魚の肉を食べると不老不死になれる。じゃあ、人魚は何を?と思って、その辺りを絡ませながら書いてみたのですが・・・如何でしたでしょうか?(ドキドキ)
 
 それでは、最後に。この話を読んで少しでも『うん、楽しかったゾ』・『こういう話、好きかも』と少しでも思っていただければ幸せです。また、どこかでお会いできる事を祈って。