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髑髏館へようこそ
■オープニング■
今日も今日とて碇麗香女王様にぺぺぺんっと虐げられている三下の姿が編集部にはあった。穏やかな日常の風景…そう、ここはこれが日常である。これがなければ始まらない。
自称「力作の記事」ごと三下をぽいっと放り出した麗香は、再度、読者からの投稿レターからめぼしいネタは無いかと物色を始める。
やがてひとつの便箋に目を止めた。先程三下に煎れさせたお茶を啜りながら丁寧にひととおり目を通す。
「へぇ、呪われた洋館、通称髑髏館か。ベッタベタね。…これは行けるわ――三下」
「はっ、はい〜?」
「ここに取材に行って頂戴」
ぽい、と読者からの投稿レターが優雅な手付きで三下に投げられた。落とさないよう慌てて取ると、中を見る。
…そこに書いてあったのは誰も住んでいない筈、の怪しげな洋館の話。
しかも『眼鏡を掛けた良い人止まりの冴えない若い男』と見ると取り込みたがる幽霊の少女が居ると言う。
まるで誰かさんの事を名指しで言っているようなその条件。三下は思わず便箋を取り落とした。
「何が何でも記事になるもの取ってくるのよ。久々にベタな題材なんだから。もしこれで「本物」の写真でも撮れれば万々歳よ。舞台がわかりやすいだけ一気に部数が上げられるわ」
良いネタになりそうな情報を得て御機嫌の編集長。
対するは不幸の申し子を地で行く編集員の青褪めた姿。…こんな話の時には「特に」ロクな事が無い。
「さぁ行くのよ三下! たまには役に立ちなさい!!!」
■洋館潜入〜取材開始■
どこか埃っぽい、暗い廊下を一行は歩く。今はもう洋館に潜入したところ。…だがまだ何も現れてはいない。
「…つぅ訳で。えーと、大覚寺(だいかくじ)さんに、鬼柳(きりゅう)くん、だっけ」
「うっす。あー、とあんたは…」
「空五倍子(うつぶし)です。
…何と言うか…何だかわかりやすい面子だねえ。碇編集長の思惑が見えるよ」
しみじみと言いながら空五倍子は三下、大覚寺、鬼柳の三人を…特に三下と大覚寺を見遣る。
「わかりやすいって…なんです?」
――何だか出掛けにも意味深な事を言われて送られた気がするが…?
掛け慣れずずり落ちてきた銀縁眼鏡を押し上げながら大覚寺は訝しむ。だが空五倍子は苦笑で誤魔化すと、今度は鬼柳に目を遣った。
「君はバイト、と」
「いや、面白そうだから来ただけだぜ? …ところで、さっきから仕切ってるあんたは何者?」
「今回の取材のガイドみたいなもんですよ。一応、陰陽師やってます。実は俺が記事書く事になってまして」
「あれ? んじゃ三下さんは」
「だから『碇編集長の思惑』」
言いながら例の投稿レターのコピーを鬼柳に手渡す。
――『眼鏡を掛けた良い人止まりの冴えない若い男』と見ると…。
鬼柳はざっと読み直してから目を上げ、ああ、と察した。つまりは囮なのだ、と。
それも、ふたりも。
…取り込まれそうだっての、三下さんだけじゃねぇじゃんか…。
今そこに居る大覚寺と言う男も、どうやら条件にばっちり当て嵌まりそうだ。
鬼柳がそう思ったところで、空五倍子が一行を見渡す。
「今日はホントに色々お手伝いしてもらう事になると思いますんで、御協力宜しくお願いしますね、御一同」
■■■
「じゃあ鬼柳くん、あの天井の隅、如何にも『らしい』染みがあるでしょ。あれ撮って」
「…なんか『居る』んすか?」
「いーや。何も」
「…」
無言のまま鬼柳はカメラを構えた。カシャカシャと言われるままシャッターを切り、撮るだけ撮る。…確かに『らしく』見える事は見える。だが何も居ないところを撮っても無意味では…。
「…大覚寺さーん、三下さーん、そっちの部屋はどうですー?」
そんな鬼柳の心配を余所に、のほほんと空五倍子が声を掛ける。
が、
…答えはない。
空五倍子は鬼柳を置いて隣の部屋に移動した。
「大覚寺さん? 三下さ」
刹那。
「ぎゃああぁぁあぁっ!」
…三下の声。
「どうした!?」
すかさず駆け込んで来る鬼柳。
と。
鬼柳の顔の高さと同じ位置真っ正面にぬっと現れる巨大な半透明の髑髏。
「っわああ!? …じゃねえ。いきなり何なんだビビったじゃねえか!」
出迎えの髑髏に対し怒声と共に振るわれる鬼柳の右腕――そこから発されたのは紛う事なき赤い炎。
瞬時に焼き払われて、その髑髏は消えた。
「あ、あああき、鬼柳くん…っ!」
「三下さん」
「だ、大丈夫!?」
「ったりめぇです。ここの幽霊っての、これっすか?」
「た、多分…うわああぁ」
鬼柳が問い返すなり、三下に向かい髑髏が連続で降って来る。頭を抱えて座ろうとする三下。だがその前に鬼柳が彼の腕を掴み、三下を座らせない。
そんな彼の前にまた髑髏が。
「ひぃいぃっ!」
「…泣くな喚くな男ならしゃきっとしやがれ!」
「そそそんな事言ったって」
「ンなもん怖くも何ともねえだろうが! 確り目ン玉開いてちゃんと踏ん張って立ちやがれ!」
「だだだって」
「どもってんじゃねえ!」
ざっ、と鬼柳の腕の軌跡を炎が辿る。一気に空を舐める赤。続き、髑髏が焼却される。
「元気だねえ。鬼柳くんと三下さん」
少し離れた場所からカシャリ、と手当たり次第にインスタントカメラのシャッターを切りつつ第三者的にふたりを眺める空五倍子。
その傍らの大覚寺も、似たようなものか。
「…随分と冷静ですねあなたは」
「ま、霊気が薄いのが多いから…あんまり問題無いですし。濃いのも――」
言いながら空五倍子はお札――符を取り出し閃かせる。素早く印を結び、その紙切れを何やら怪しげな攻撃に変えた。鋭く斬り裂く軌跡が、大覚寺に接近していた髑髏をかき消す。
「――たまにありますがこの程度だったら簡単にどうにかなりますから」
「申し訳ありません」
「…何で大覚寺さんが謝るんです?」
「多分あなたの仰る霊気の薄い方、俺が作ったんだと思います。どういう訳か俺の見る幻覚の類、現実になるもので。で、髑髏館と聞いて、つい、思いっきりこの状況を想像してしまいましたから、恐らくは」
「そりゃ面白い特技ですね」
「…あんまり笑い事で済みませんよ?」
「確かに、あの辺なんか笑い事にならないクチですね」
言って改めて鬼柳と三下を見る。
「あの調子で暴れられるとその内建物に火が点きそうです。折角許可貰って来てるのに、放火犯になるのは勘弁」
「…止めに入った方が無難ですか」
■真打(?)登場■
廊下に出てからも。
浮遊する髑髏の姿は消えない。が、確かに鬼柳の言うように冷静になれば怖くも何ともないだろう。何故なら具体的な害は無いに等しい。
「…ったく。早く言って下さいよ。この量を全部焼かなきゃならねえかと焦ったじゃねえですか」
「済まないな。説明するのを忘れていた」
「で。その…現実になった幻覚って、本物と区別付くもんなんすか」
「付かない事も結構多い」
「げ」
「だから、気を付けて」
淡々と話す大覚寺。
やがて先導していた空五倍子が、ある扉の前で立ち止まった。洋館の見取り図を見ながら、口を開く。
「この先は子供部屋みたいだな。
さて問題です。ここに出ると噂なのはどんな幽霊?」
「女の子」
「御名答。…つまりここが一番臭い」
告げながら空五倍子は扉を開けた。
■■■
空気が澱んでいる。
皆が即座にそう思った。
――だれ?
問う声がした。
続く、視線。
部屋の端に置かれた、ベッドの上。
…小学生くらいと思しきネグリジェ姿の女の子が居た――それも、半透明な。
――わ。
四人を――大覚寺と三下を見て、驚いた顔をする。
――おにいちゃんがふたりいる。
「当たり…だな」
――来て、くれたんだ。
今度こそ、私の側に居てくれる…?
ううん。
だめなんだよね。
おにいちゃんは私を置いて行くんだよね。
「っておい、ちょっと待て…!」
やだ。
やだよぉ。
置いて行かないで。
おにいちゃん。
――ひとりにしないで!!!
痛々しさに満ちた絶叫。
刹那。
「う…?」
「…あ?」
大覚寺と三下のふたりが、呪縛される。『声』がその鍵だったのか、突然だった。
自由を奪われたまま、少女霊に近付く形でずるずると引き摺られるふたりの身体。
「っくしょ…何が何だかわからねえ内にいきなり人質かよ。これじゃ焼けねえ!」
「…変だよ。鬼柳くん」
「何が!」
「全然別の霊気が、混じってる。…なんだ? 色が違い過ぎる。片方は――泣いてる?」
「どういう事だ!?」
「泣いてるのは多分その女の子。何か凄い邪気に、囚われてる」
「邪気だと」
「…多分――さっきまでの髑髏は、その姿の投影」
「諸悪の根源はこの子じゃなく髑髏、って事か!?」
「それが邪気の元だ――どこだ?」
『ベッドの…下、だ』
どこからともなく響く声。少女霊に呪縛された彼の唇は動いていない。だが響いたそれは大覚寺の声だった。
幻聴を現実にしたと言う事だろう。
「大覚寺さん、サンキュ!」
鬼柳がベッドに駆け寄る。素早く屈み込み、ベッド下を覗き込んだ。隅に転がっている白い塊――あった。指を伸ばす。
と。
「つッ!」
古びた頭骨を取り上げようとした鬼柳の指に、激しい反発が起こる。
凄まじい形相で少女霊が鬼柳を睨んでいた。
――さわるなっ!
――あんたたちは要らない! 出て行け! 出テ行ケ…!
声がしわがれて行く。
――コノ子ハ、彼ラとココニ居ルンダヨ、ズット、ズット…。
違う声が響き出す。
ならば髑髏の怨念の、声か。
「るせえ。…手前は俺が燃やしてやる。こんな小せえ女の子、こんな寂しいところにひとりで閉じ込めておくなんてあんまりだ!」
ちり…
感情に比例して、鬼柳の周囲の空気が勝手に、発火する。
光背の如く燃え上がり、揺らめく赤。
――ここは髑髏を焼き払うくらい完膚無きまでに破壊しないと邪気は消えない。
そして最適な手段を持つ者がここには居る。
鬼柳は、自ら生み出した凄まじい炎で、古びた髑髏を焼却した。
■行き場の無い魂に――祝福あれ■
――うわああぁん。あああぁん。
泣き叫ぶ声が響く。少女霊からもう邪気は感じない。
「ちょっとちょっと…」
もう邪気は感じないが――やっぱり何だかよくわからない。
少なくとも、髑髏の邪気に解放されて成仏、と言う道筋に向かっていない事だけは確かだ。
「ったくしょーがないねえ」
ぼやきながら空五倍子はディパックから占いに使うような如何にもな円盤を取り出す。そして床に置くと、かちゃかちゃいじくり出した。
暫し後。
「…変だな」
「何が?」
空五倍子が円盤をあれやこれや動かしながら怪訝そうな顔をしている。まだるっこしさに鬼柳は声をかけた。
怪訝そうな顔のまま、空五倍子はぽつりと呟く。
「…鬼籍に載ってない。この子」
「はぁ? そんな事わかるんすか?」
「ま、一応。…ついでに言うと、生きていた籍も無いようだ」
「それは…この子には行き場がないって事ですか」
「そうなるな。…俺の立場から言わせてもらうと、何やろうとしても、破綻する。…放っておくしか、出来ない」
その言葉に大覚寺は黙り込んだ。――何か、思うところがあるように。
そして、少女霊に向かって歩き出し、目の前で、改めて座り込む。
俄かに泣き声が止み、少女霊が目の前の大覚寺に興味を示した。
――だれ?
「大覚寺、って言うんだ。お嬢ちゃんの名前は?」
――私? …みと。美都って言うの。
「美都ちゃんか」
――うん。おにいちゃん、私のおにいちゃんに似てる。
「そうなのか」
――うん。あと、あのおにいちゃんも、似てるの。
美都はすっと三下を指差す。
「そう、か」
行き場がないのは、俺も同じだった。
大覚寺にはその思いがある。
自分は、生まれながらに死んでいたようなものだから。
じい様に助けられなかったなら、この子のように行き場がないままだったかも知れない。
だから、
こんな魂を放り出すなんて考えも付かない。
「君は、これからどうしたい?」
――え?
「一緒に、来るかい?」
――いいの?
「ああ」
――…でも、どうやって?
「そうだな、何でもいい。何か、大事な物は、ある?」
――大事な、もの。
美都は考えるように口許に指をやる。
――あれ、かな。
その指先を、ベッドの横の棚に差す。
――おにいちゃんに、買ってもらったの。
「そうなんだ」
――うん。
美都の指差した先。そこにあったのは――ピンクのウサギのぬいぐるみ。
「じゃあ、これに乗って、一緒に行こうか」
――本当に、いいの?
「いいよ。おいで、一緒に行こう?」
…自分に、出来る――かもしれない事がある。
霊体のまま連れて行くなら、害意はなくとも霊障は避けられない。――だが『乗り物』があるなら?
大覚寺は美都に安心させるよう笑いかけると、ゆっくりと目を閉じた。
「…俺の力じゃこの場合、役に立たねえな」
ふっと笑い鬼柳が呟く。
大覚寺は――魂が宿るべき「身体」の代わりを作るつもりなのだろう。
それは恐らく、余計な理屈に囚われない能力を持つ彼だから可能な事。炎を操る鬼柳や、理屈に則った術師である空五倍子では、出来ない事。
■後始末■
「ま、鬼柳くんの撮ってくれた材料で記事は何とかなるでしょ」
「…ってそれじゃ殆ど嘘じゃねえか」
「だって本物の方が説得力無いだろ。これじゃ」
ひょいと掲げられるピンクのウサギのぬいぐるみ。それと空五倍子のインスタントカメラから吐き出された見事に部屋の内装以外何も写っていない写真の数々。
「…だから鬼柳くんには一見胡散臭い、けど何にも無いトコばっかり撮ってもらってたんだけどね。…実際、本物よりそっちの写真の方が『使える』し。ね、三下さん?」
「…詐欺だ」
「怪奇雑誌の記事なんてそんなもんだよ。無防備に本物書いたらそれこそ呪われる。それに全部嘘じゃないしな。ちゃんと目で見て足でも稼いでる。脚色脚色。面白けりゃイイんだよ」
「…ところで、美都ちゃんは」
「編集部に預ってもらいましょ」
「は?」
「だって三下さんと大覚寺さん、両方の側に居たいって言ってるんでしょ。と、なるとそこくらいしか。
ま、怪奇雑誌の編集部だ。いいマスコットになるんじゃね?」
…空五倍子曰く、大覚寺の手によるこの状態ならば、彼女は殆ど守護霊に等しい気配になっているらしい。陰の、負の気配は、綺麗に鎮まっているとの事。即ち霊障の心配はなさそうらしい。
「じゃあ、三下さん、代表して」
言って空五倍子はぬいぐるみを差し出す。三下はおずおずと受け取るが、その顔は青い。
「…」
…それは美都と言う少女本人は良い子のようだが、経緯やら何やら考えると、臆病な三下では気が引けるのも当然か。
彼の貧乏籤は結局いつもの通りなのだろう。
合掌。
【了】
■そのまた後・大覚寺次郎■
「時に大覚寺さん、あなた、いつもコンタクトでしたよね?」
「いや、出掛けに太郎に踏まれて仕方無しにね…慣れなくて大変です」
「そりゃまた。…碇編集長って予知能力でもあったんでしょうかねぇ」
「何故です?」
「…ま、取材する側としては、助かりましたけどね。…って、太郎って? 住職さんの名前じゃなかったですよね」
「…いえこちらの話です。
とにかく踏み潰されてしまったんですよ。…暫く眼鏡暮らしです」
「そのままの方が美都ちゃんは嬉しいでしょうけどね。時々でも編集部に遊びに行ってやって下さいな?」
「…三下さん大丈夫ですかね」
「ま、どうにかなるでしょ。あの人もああ見えて厄介事には慣れてます。打たれ強いですから」
「…それに甘えてしまっていいんでしょうかね」
「あの人はそんな星の下に生まれてるんですよ」
大覚寺の心配に空五倍子はさらりと返す。
結局、最後まで「気付かなかった」様子の大覚寺に、空五倍子は苦笑して肩を竦めた。
【そのまた後・了】
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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■整理番号■PC名(よみがな)■性別/年齢/職業
■1352■大覚寺・次郎(だいかくじ・じろう)■男/25歳/会社員
■1358■鬼柳・要(きりゅう・かなめ)■男/17歳/高校生
※表記は発注の順番になってます。
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■ ライター通信 ■
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※出演『オリジナル』NPC紹介
■ナビゲータ・ガイド役■空五倍子・唯継(うつぶし・ただつぐ)■
男/20歳/大学生・マスコミメディア対応陰陽師・霊能ライター
■髑髏館の少女霊■幻・美都(まほろば・みと)■女/享年11歳
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さてさて。
初めまして。深海残月です。この度は御参加有難う御座いました。
…って実はウェブゲーム作成、初めてなのですよ。当方、まるっきりのなりたてライターなのです。なので更に更に御参加には感謝です。
万が一にも納期に間に合わなくなってはまずい、と、ひとりめの御参加日から約一週間で窓口を閉めさせて頂きました。思いっきり不慣れで勝手がわからないもので、まずは時間の余裕を持ってやらせて頂こう、と。
結果、大覚寺様と鬼柳様おふたりだけになってしまい、参加PC4人、と言うのを期待されておりましたなら…まことに申し訳無いです(汗)
…こんなん出ましたが、楽しんで頂ければ、御満足頂ければ幸いなのですが…。戦々恐々で御座います…。
気に入って頂けましたなら、今後とも宜しくお願い致しますね。
深海残月 拝
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