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<桜狂>
<オープニング>
桜の花が舞う。
ヒラヒラ音をたてて、静かに風と戯れるように舞う。
綺麗な。
酷く綺麗な風景。
その依頼を聞いて、草間は眉を潜めた。
「妖刀・・・?」
「はい」
女は酷く怯えきった様子だが、口調ははっきりとしていて依頼する内容も淡々と話している。
「昔、父方の祖父が手に入れた刀なのですけれど」
青ざめた顔を隠すように、右手で頬を撫でると女は言葉を続ける。
「先日。祖父が亡くなって遺品を整理して初めて刀の存在を知ったんです」
「待て。なら、どうして妖刀だと?」
「歩くんです」
小さく呟いてから、女は自分の手を見つめた。
「刀に貼り付けてあった札を剥がしてから、その刀は1人で歩いて・・・そして、桜の下で人の血を吸っているんです」
その言葉に草間は顔を引き締めた。
「じゃあ、最近の連日連夜騒がれている『辻斬り』騒動の・・・?」
こくんと1つ頷くと女は顔を上げて草間を見つめる。
「警察はあてにならない。話すら聞いてくれない。でも、ここならと思って」
女は必死な様子で机の上に両手を置くと草間に詰め寄った。
「祖父の形見なんです。私、昔からおじいちゃん子で・・・だから、祖父の形見の刀が人を傷つけるのを黙って見ていたくない。祖父は人が傷つけられるのを何より嫌っていた人でした・・・。だからだから、お願いです。刀を止めて下さい」
「止め方は?」
「たぶん。この札を刀に張り付ければ大丈夫だと思うんです。私が、不用意に剥がしてしまったから」
そう言って机の上にボロボロになった1枚の札を出す。
「お願いです。この依頼を引き受けてください」
頭を下げ、女は涙に濡れているような声で懇願した。
<本編>
桜の華の散る音は、誰かの流した涙の音。
□1
シュライン エマは草間と共に依頼人からの話を聞き終わると、「ふぅ」と一息だけ溜め息を吐いてから、ほんの少しだけ。相手の気を緩めるための微笑を浮かべて見せた。
何時ものように、ざっくばらんに片付いた草間興信所の中。草間の口元に咥えられた煙草の紫煙が、音を立てるように天井へと上って行くのを、依頼人である女は心細いような表情で見つめていた。信じてもらえないかもしれない。けれど、草間が依頼を断ってしまえば・・・。もう、どこにも女の話を聞いてくれる者などいやしない。それが分かっているがために、その胸の中には不安が渦巻いているのだろう。
「・・・・・ひとつ良い?「歩いて」と言ったけれど、それはどう言う風にかしら。刀が「動く」ではなく「歩く」っ・・・まだ何か隠してる事はない?」
シュラインの言葉に女は、何かを考えるように眉を寄せ。それから、深い溜め息を吐いて首を横に振った。
「分からないんです」
女は小さな声で呟いた。それから、不安で震える手を隠そうとしているのか。それとも、無意識のうちの行動なのか両手を擦り合わせる。
「あの刀・・・・何なのか分からないんです。刀なのに生きてるように輝いて・・・刀なのに、まるで札を剥がした私を嘲笑ってるようで・・・・。ただ、1つだけ言えるんです」
「何?」
エマが要領を得ない女の言葉の先を促すと、ポツリと女は言葉を落とした。
「あの刀は生きてます」
「・・・・生きてる?」
「はい。確実に、あの刀は生きて・・・だから、人の血を求める。生き長らえるために・・・涙を零す音を聴かせる為に・・・」
「・・・・?」
女の様子が可笑しいと思ったシュラインは、素早く女の傍へと近寄る。
「生きなくちゃいけないか、ら・・・・生きて、伝えなく。ちゃ、いけない」
「ねぇ?ちょっと?大丈夫?」
シュラインが女の肩を揺さぶると、女は驚いたように目を見開いて自分の隣にいるシュラインをマジマジと見つめた。それから、瞳を震わせて溜め息を製造する。
「あ、の・・・私」
自分で自分がわからない。
まるで、そう言っているかのような女にシュラインは微苦笑を浮かべた。不安の色で表情を濃くする女にシュラインは優しく言葉を続ける。
「ええっと、お名前まだお聞きしてなかったわね?教えてくれないかしら」
「・・・あ、私の名前は間中 優です」
「そう、間中さんって言うの」
後で草間が立ち上がる気配を感じたが、シュラインは気にしない様子で女に話の先を促した。
「はい」
「じゃあ、まずは刀の事を良く教えて頂戴」
シュラインはにっこりと笑うと間中の手を力づけるように握り締めた。
「大丈夫。貴方の依頼は引き受けるから・・・・必ず、解決してみせるわ」
その言葉に、間中の瞳から涙がポロポロと零れ落ちた。
□2
武神 一樹(たけがみ かずき)は草間からの電話での依頼を引き受けると、早速、骨董屋のネットワークを使って刀の由来を調査し始めた。
「妖刀か」
小さく呟く。
古来より、刀に限らず力ある『物』が人を襲うという話はたくさんあり、一樹も幾度かそのような聞いた事がある。そして、今回の依頼は実に骨董屋の性というか何と言うか一樹の興味を酷く惹きつけて止まなかった。むろん、個人の愛用の品が人を傷つけることを悲しむ気持ちも分かっての事だが。
草間から聞いた話を元にネットワークで刀の由来を調査していると、店の扉が3回ほど叩かれる音が聴こえて来た。
一樹はネットワークを一旦、中断すると店の方へと歩く。
お客が来たとばかり思っていた一樹の予想を裏切って、店の中に居たのはシュラインと九尾 桐伯(きゅうび とうはく)の2人であった。
「こんにちわ、一樹さん」
シュラインが挨拶をすると、桐伯も艶やかな笑みを浮かべて頭を下げる。
「誰かと思ったぞ」
一樹は微笑むと、2人を中へと招き入れた。中断していたネットワークを再び繋げて、刀の由来を調べ始める。
「一樹さん」
シュラインは一樹の横に座ると、カバンの中からメモを取り出した。
「依頼人から話を聞いたんだけど」
「刀の名前は『桜狂(さくらきょう)』と言うそうです」
一樹とシュラインの真後ろに座った桐伯が言葉を続ける。
あの後、たまたま草間興信所へと足を運んできた桐伯と共にシュラインは依頼人から話を聞いたのだった。
「桜・・・狂。か」
唇の中で呟いて、一樹は更に刀の由来を調べ始める。
「刀は今現在、依頼人の家にあるそうよ」
「依頼人の?」
一樹はネットワークを再び中断して2人の方へと向き直る。
「どういう事だ?」
「依頼人は『刀が歩く』と言ったんです。可笑しくないですか?刀が歩けないはず。それなのに、彼女は『刀が歩く』と言ったんです」
「そうなのよ」
キレイに整えられた眉を寄せ、シュラインはメモに目を通しながら言葉を続ける。
「それに、刀の事を聞いてる時に彼女は様子が可笑しくなった」
「こう云う場合は刀の封印を解いた人間に取り憑いて身体を操るのが多い」
「そうなると、彼女自身が・・・・」
そこまで聞いて一樹は腕を組んで渋面を作った。
2人の話を総合すれば、刀に取り憑かれた依頼人である間中が辻斬りを起こしている。という事になる。もちろん、それは推測でしかないが確信に近い。間中が辻斬りを起こしているのであれば、刀がいまだに間中の家にあるのも頷ける。刀が居なければ辻斬りも起こせない。
それに無意識とは言え、間中が操られているのであれば遠い意識の中で『刀が歩いている』という映像を残しているのかもしれない。
「それに、辻斬り騒動の場所は一箇所に固められてますよね」
桐伯はそう言うとシュラインへと目線を移した。
「ええ。都内の小さな公園にある桜の古木の下ね」
2人の言葉を受けて、一樹は再びネットワークへと目線を移した。
刀の名『桜狂』
そして、辻斬りが起こる桜の古木。
「何か深い話がありそうだな」
その言葉にシュラインも桐伯も一秒だけ目線を交し合ってから、1つだけ頷いた。
□3
淡兎 エディヒソイ(あわと えでぃひそい)は、隣で公園の桜の花をうっとりと見上げる斎 悠也
(いつき ゆうや)を横目で見て溜め息をつく。
今回の依頼を解決するメンバーはエディヒソイの他に4人。つまりは、計5人だ。そして、その5人の内の1人が隣に居る美しい容姿をした青年の悠也だ。
「なー、ほんまにここなんか?」
エディヒソイは公園の奥でサラサラと風と戯れるように枝を揺らす古木に手を置きながら悠也に聞いた。
「ええ。さて」
悠也はにっこりと笑うと古木の下にビニールシートを敷いて、その上へと座る。細長い刀を包み込む布を横に置いて、舞い散る桜の花を見つめてお神酒を刀の横に置く。
「どうぞ」
悠也はビニールシートに1人分余っている場所へとエディヒソイに座るよう促す。
「おおきに」
お礼を言ってからエディヒソイはビニールシートの上へと座る。
「なんや。お弁当でもあったら、これお花見になるなぁ」
妖刀の暴走を止める。
そんな物騒な話など無いかのように、桜の花は風に舞い歌う。
時間はもう既に夕刻を過ぎているせいか、普段はそれなりに活気を見せる公園も静まり返っている。
「ほんま・・・キレイや」
「本当ですね」
2人で桜の古木の花の舞いに魅入られる。
「桜の花が色づいているのは、下に死体があるからだと・・・そういう話を良く聞きますね」
「な、なんや。急に物騒な話を」
エディヒソイは眉を潜めて悠也から半歩ほど身体を離す。そんなエディヒソイを見て、悠也は困ったように苦笑を浮かべた。
「先程、シュラインさん達から連絡がありまして」
「??シュライン???」
「あぁ、あなたは会った事ないのですね。今回の依頼を解決する人たちの内の1人ですよ。他には、桐伯さんと一樹さんがいらっしゃいますよ」
名前を頭に刻み込んでから、エディヒソイは悠也に話の先を促した。
「ええ。それで、シュラインさん達が調べた結果ですね」
悠也が全てを話し終える前に、カサリと小さな音が聞こえた。
2人が、そちらの方へと顔を向けると、そこには白い布地に赤い斑点を散りばめた着物を着た間中が立っていた。手には緩く銀色に光る刀が握られている。
その姿を見て、2人はゆっくりと立ち上がる。
「・・・さて」
エディヒソイは一言呟いて悠也の方へと話し掛ける。
「他の方々はまだ来てへんけどやな・・・どないしましょうか?」
「そうですね」
ゆっくりと間中が動いている。その姿を見て、悠也は微苦笑を浮かべた。
「待っている時間は無いようですね」
あちらは既に臨戦態勢のようですから。と悠也が言外に呟くと同時に、間中が妖刀を振り上げて突進してきた。
まるで、間中が来るというよりは刀がそのまま『突進』してくるような感じだ。
「ここは俺に任してもらいましょうか」
悠也が前に出る前にエディヒソイが前に出た。
自身が持っている能力を使い、エディヒソイたちへと襲ってきた間中の周り。自分の周りの半径5メートル以内の重力を変化させ刀を地面へと叩きつける。
「いかに妖刀言うたかて、重さがあるもんや。重さのある攻撃は俺には当てられへん。」
それは独白だったか、それとも哀れな妖刀に言った言葉だったか・・・・。それは、エディヒソイにも誰にも分からなかった。
酷くゆっくりとした時間の中で刀が落ちると同時に間中も地面えと倒れ込む。
「女性を乱暴に扱ってはいけませんね」
苦笑しながら悠也が言うとエディヒソイは、妖刀に重力をかけたまま草間から預かっていた札を妖刀へと貼る。
「俺は男女平等主義者なんや」
そう言いながらも間中を抱き起こす。
「おーい。大丈夫か?」
ぴたぴたと頬を軽く叩くが、起きる気配はない。
「そう人体に強ぉ作用しないはずやけどな」
「それにしても」
悠也も間中へと近づくと溜め息混じりに、その姿を見つめた。
「この赤い斑点・・・きっと、血ですねぇ」
しゃがみこんで白い布地に飛び散っている斑点を見て眉を潜めた。
「やはり、シュラインさん達が言っていたような事なのですね」
「そや。さっきの話の続き。なんやの?」
エディヒソイが聞くと悠也は、とりあえず間中の身体を抱き上げてビニールシートの上へと横たえてから話し始めた。
「まずこの桜狂の由来ですが」
悠也は地面に転がったままの妖刀へと近づきながら言葉を続ける。
「この桜の古木を護る舞姫の持ち物だと言われているそうなんです」
「けれど、舞姫は恋をする事を許されなかった。一生を古木と共に過ごす事を命じられていた。だけれど、とある日。舞姫は旅人の青年と恋に落ちてしまった。初めて経験する恋に身を任せた。それを、古木に宿る神は許さなかった。古木に宿る神は青年を自分の体内へと取り込んでしまった」
悠也の言葉を続けるように涼やかな声が後から入り込む。
エディヒソイと悠也はそちらの方を見ると、そこにはシュラインと一樹と桐伯が立っていた。
「舞姫は古木を呪った。愛しい人を殺した古木を呪った。けれど、舞姫に古木は言った。『お前が、この青年を愛さなければ青年が命を落とす事は無かった』と。その言葉に舞姫は泣いた。自分のせいだと泣いて泣いて・・・ある日、舞姫は古木を護るためにと渡された『桜狂』の刀で自分の命を古木の下で絶った。それ以来、白い桜の花しか咲かなかった、この古木は紅く咲くようになった・・・」
シュラインの言葉を聞き終わって、悠也は小さく微笑んだ。
「だから、この桜の花は誰かが流した涙のようなんですね」
「ロマンチストなんやな」
エディヒソイがそう言うと、悠也は肩をすくめた。
「バイトの職業柄ね」
「さて。後は、この刀を・・・・」
そう一樹が刀へと手を伸ばした瞬間、刀はまるで意志を持っているかのように空中へと飛び上がり古木の下で眠っている間中へと飛んでいった。
「しもた!!」
咄嗟の事で動けなかったエディヒソイが、そう叫ぶ声に連なるようにエディヒソイと悠也の横を鋼の糸が音を一瞬だけ立てて刀を絡め取る。
「油断大敵ですね」
桐伯はそう言いながら力を加え刀を自分の方へと引き込む。
「札、貼ってるはずなんやけれどな」
エディヒソイが眉を潜めながら、再び重力をかけようとした時。後から、朗々としたシュラインの歌が聴こえて来た。
「?」
「シュラインさん?」
エディヒソイと悠也が不思議そうにシュラインを見つめると、桐伯が2人に小声で説明する。
「静かに。この刀に取り憑いているはずの舞姫の魂を鎮める歌ですよ」
「調べた結果だが」
一樹が桐伯の言葉を続ける。
「近くの者達にも話を聞くと、この舞姫は未だにこの古木に魂を縛られているらしいのだ。この古木。既に命絶えているはずなのだが、誰かが人の命を吸う禁断の味を覚えさえ・・・それ以来、舞姫の魂が宿っている『桜狂』の刀を使い人の命を奪っていたのだ」
「そして、依頼人の祖父・・・この『桜狂』の持ち主だった男は、舞姫が恋した青年の生まれ変わりだったそうなのだ」
「・・・まさか」
悠也がハッとしたように桐伯と一樹を見つめると、2人は糸に絡め取られている刀を見つめていた。
「古木に魂を侵された舞姫は、再び恋した青年に会う事によって魂の自我を目覚め始めた」
「だけど、封印の札を剥がした依頼人に古木は呪いを掛け刀で人を襲わせるようになった」
エディヒソイはやり切れない様に静かに地面へと落ちていく刀を見つめた。
「早ぉ、楽にさせてやってくれへんか?」
「今やる」
シュラインは刀に向かい。古木に向かい、鎮魂歌を朗々と歌い続ける。その歌に乗せるように、悠也は持って来たお神酒を持ち上げふわりと桜と、その場に撒き散らす。そして、血で穢れを祓うと、一気に桜の古木が悲鳴のような泣き声のような花びらを幾数にも辺りへと散りばめる。
「もう、終わりにして下さい」
悠也の言葉に誘われるように、桜の古木が震え花を狂い咲かせて散らす。
シュラインの歌が終ると同時に、桜の古木からは桜の花が一枚も無くなっていた。そこに残っていたのは、命が絶えた一本の古木だけ。
「・・・終ったようですね」
桐伯は一言だけ言うと、糸に絡め取っていた刀を手に持って目を伏せた。
「静かに眠れると良いですね・・・今度こそ」
「本当だな」
一樹は呟いて古木に手を添えた。
「次は人の血ではなく、自分の力で紅い華を咲かせれると良いな」
終ってしまった命は次へと続く。
今度、ここに咲く桜の花は純粋な美しさを想い出せれるように。
「さぁってと」
う〜〜んと大きく背伸びをしてエディヒソイは、シュライン達を見渡した。
「俺、あんたらとは初顔合わせなんやよね」
「そうね」
頭の上にクエッションマークを付けながら、シュラインが答えるとエディヒソイはニヤリと笑ってみせた。
「依頼も片付いた事やし、これからもよろしくってな意味も含めて近くの場所で花見でもどうや?」
「花見・・・ねぇ」
シュラインが微笑むと、桐伯が言葉を続ける。
「そうですね。ゆっくりと花を愛でるのも良いかもしれませんね」
その言葉に悠也が同調する。
「折角ですしね。皆で花見も良いかもしれません」
それから一樹が場を纏めるように言葉を続けた。
「それじゃあ、依頼人を家に届けて。それから刀を、きちんと封印して」
「花見大会といこか!」
「でも、武彦さんから聞いたけど。エディヒソイさんは、まだ未成年だからお酒は駄目ねぇ」
嘆息するように言ったシュラインにエディヒソイはこっそりと呟いた。
「黙っててくれたら・・・」
「駄目」
にべもなくシュラインは言って、古木の下で横たわっている間中へと近づいた。
「さ、早くしましょう。こんな所で寝かせていたら風邪を引かせちゃうわ」
シュラインの言葉に続くように、他の面々も行動を起こし始めた。
誰かが泣く声。
どこかで散る花。
巡り巡って再び出会った二人。
例え、覚えていなくても良い。
貴方の魂に触れられたから、私は私で居られた。
華が散る。
風に乗り、歌に舞い。
華が散る音。
誰かの泣く音。
狂い咲いた桜の声が、遠い空へと吸い込まれていく。
やっと天へと還る事の許された魂のように。
儚い美しさを持って。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【1207/ 淡兎・エディヒソイ / 男 / 17 / 高校生】
【0332/ 九尾・桐伯 / 男 / 27 / バーテンダー】
【0086/ シュライン・エマ / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト】
【0173/ 武神・一樹 / 男 / 30 / 骨董屋『櫻月堂』店長】
【0164/ 斎・悠也 / 男 / 21 / 大学生・バイトでホスト】
※並び順は、申し込まれた順になっております。
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■ ライター通信 ■
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本気で本当にごめんなさい(涙)
納品がギリギリになってしまいました(涙)本当に、ギリギリまで間に合わないかもしれないとあせっておりましたが、何とか納品に間に合いました・・・。ギリギリですけれど(涙)今回の話は、本当に間に合わない!!と思ったほどに難産でした(滝涙)
本当に申し訳ございませんでした(涙)
エディヒソイさん、初めまして(^−^)大阪弁・・・あれで、大丈夫でしょうか?かなり、エセ臭くて・・・ちょっと、エディヒソイさんのお気に召すかどうかドキドキです。
桐伯さん、シュラインさん、一樹さん、悠也さん。再度のご参加、本当に本当にありがとうございます(^−^)なんだか、2度、3度と参加して頂くたびに嬉しさで涙が出そうになります(^^)
今回はちょっと趣向を変えてみました。全員が統一の文でお送りしておりますが、場面ごとに出てくる人物を変えてみたのです・・・。前回にも同じような感じの事をやってみたのですが・・・。今回はリベンジのように・・・なってると良いのですが。
桜の花は大好きです。特に散る様は潔くキレイだと思います。ただ、時おりキレイすぎて恐い。と思うときもあります。魂が抜き取られそうというか・・・。ほんの少しの間だけしか楽しめない桜の花ですが、そのほんの少しの間にキレイ。そして、キレイすぎて恐い。そう感じられる数少ない花だなぁと私は思っております。
それでは、少しでもこの話を読んで『ああ、こういう話好きかも』、『うん、楽しかったゾ』と思っていただければ、これ以上の幸せはございません。
桜の花咲き、散る季節。皆様に優しい春が降りそそぐ事を祈って。
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