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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


アイドルをおびやかす影【前編】
●オープニング【0】
「何でも草間さんは、腕利きの探偵さんだそうで。内海監督がそう仰ってましたよ」
「いや……まあ」
 言い淀む草間のテーブルを挟んだ目の前には、ふくよかでいかにも人のよさそうな背広姿の男性の姿と、サングラスをかけて鼻をぐすぐすといわしている金髪の少女の姿があった。
 この2人が何者かと説明すると、特撮ドラマ『魔法少女バニライム』の監督である内海良司に紹介されやってきた者たちだった。無論、普通の業界の人間ではない。芸能界の人間だ。
「実はうちの美奈子ちゃん、ストーカーに付け回されているようなんです」
 背広姿の男性、マネージャーの山城健吉(やましろ・けんきち)が言うと、『美奈子ちゃん』と呼ばれた少女がこくんと小さく頷いた。彼女の名前は大倉美奈子(おおくら・みなこ)、天然キャラとして売られている17歳のアイドルだった。
「テレビ局の廊下とか、家のベランダとか……いつもいつも、あたしを見てるんです。さっきここに入る前だって……」
 怯えたように言う美奈子。見た感じ、少し神経が参っているようにも思える。だが本当にストーカーに付きまとわれているなら、そうもなるだろう。
「お願いします! 彼女を守って、ストーカーを捕まえてください!!」
 深々と草間に頭を下げる山城。その後で『マスコミにばれないよう穏便に』と付け加えることも忘れなかった。
 依頼を引き受けた草間は、山城と美奈子が事務所を引き上げてからぼそっとつぶやいた。
「外だけじゃなく、テレビ局に潜り込める奴も必要かもしれないな……」
 それはそうだろう。ひょっとするとストーカーは、芸能関係の人間であるかもしれないのだから――。

●バニーさん大集合【2C】
 『魔法少女バニライム』を放送しているテレビ局の楽屋の一室。そこには不思議な光景が展開されていた。
 ……いや、奇妙と言うのは失礼だろう。言い方を変えよう。そこには、ある意味特殊なファンなら泣いて喜びそうな光景が展開されていた。
 というのも、楽屋には多種多様なバニーさん姿の女性たちが大勢居たからである。さて、これはいったい何の集まりなのだろう?
「この格好も久し振りですね〜」
 のんびりとした様子でそう言ったのは、ファルナ・新宮であった。傍らにはファルナのメイド、ファルファの姿もある。ちなみに格好はというとファルナは黒の、ファルファは紫の各々オーソドックスなバニースーツに身を包んでいた。
 何故2人がここに居るかというと、美奈子が今日『魔法少女バニライム』関係の特番の収録に参加すると知り、エキストラとして使ってもらえないかと内海に掛け合った結果、こういう形になったという訳である。
 え、何故バニーさん姿なのかって? それはもちろん、バニライムは変身すると燕尾服バニーさん姿になるからだ。
「何て言ったらいいのかしら……」
 この言うなれば『ドキッ! バニーさんだらけの楽屋』において、ただ1人だけバニーさん姿でない女性が言葉を選ぶようにして口を開いた。ファルナたちのマネージャーという名目で、局内に入り込んでいたシュライン・エマだ。
「シュラインさんはバニライムにならないんか〜?」
 ファルナがそう話しかけると、シュラインはふるふると首を横に振った。まあ、人の考え方は各々だからして。
「……とりあえず、声や足音とか録音させてくれる? これで全員分だから」
 鞄からテープレコーダーを取り出すシュライン。関係者の出す声や音を録音し、記憶しようという腹積もりであった。他の者たちからは録音を済ませたので、残るはこの2人だけだ。
「はい〜、構いませんよ〜」
 立ち上がるファルナとファルファ。ここでは人が多すぎると、シュラインが外に出るよう促したのである。
 楽屋の外に出た3人は、無事に録音を済ませた。さて中に戻ろうかとした時、シュラインがふと足音に気付いた。
「これは……山城さん?」
 振り向くと、別方向からやってきた山城が廊下の端に行き、携帯電話でどこかへ電話をかけ始めたのである。
 3人は何気なくその様子を見守っていた。

●気になる電話【2F】
「……もしもし? ええ、はい、山城です。どうも」
 電話が繋がったのだろう、山城は開口一番そう言った。
「大丈夫です、美奈子は。順調で……ええ、そうです。ええ、分かってます、それは。こちらはちゃんと守ってるじゃありませんか。その代わり……そちらも約束はちゃんと守ってくださいよ」
 ニヤッと笑う山城。事務所を訪れた時には見せなかった表情だ。
 ふと山城は、少し離れた場所に人が居ることに気付いたのか、慌てた様子で会話を打ち切った。
「ああ、人が居るんでまたかけ直します。ではまた」
 電話を切り、山城は携帯電話を懐に仕舞ってその場から離れていった。そこからどこに寄ることもなく、美奈子の楽屋へと戻ってゆく山城。
 はてさて、どこに電話をしていたのか――。

●スタジオにて【3】
 スタジオで『魔法少女バニライム』関係の特番の収録が始まった。観客席には大勢の観客が座っていた。
 セットの中には司会の男女タレントを含め、全部で12人ほどの姿があった。その中には美奈子や、御影瑠璃花――無論モデル名の『MICHAEL』としてだ――の姿がある。監督である内海や、主役の大月鈴(おおつき・りん)を演ずる少女・香西真夏(こうざい.まなつ)の姿があるのはもう言うまでもなく。
 そこに入ってくる多種多様なバニーさんの一団。これは鈴がバニライムに変身すると、燕尾服バニーさん姿になることにちなんだものであった。
 そのバニーさんの中に、何故かファルナ・新宮とメイドのファルファの顔があった。ちなみにファルナは黒の、ファルファは紫の各々オーソドックスなバニースーツに身を包んでいた。
 セットの外に目をやると、スタッフに紛れてプリンキア・アルフヘイム、寒河江深雪、シュライン・エマ、水城司、そして征城大悟たちの姿がある。大悟は何故かニットキャップを被り、清掃着姿であったが。
 スタジオの上部に目をやると、守崎啓斗が何故か照明の仕事をこなしていた。スタジオを見渡すことが容易な場所である。
 スタジオで姿が見えないのは、真名神慶悟と鳴神時雨の2人くらいだった。
 さて、特番の内容はというと、『魔法少女バニライム』の過去の名シーンやメイキングの様子などのVTRを見ながら、ゲストにカルトクイズに答えてもらおうというものだった。
 美奈子は天然キャラのアイドルとして売り出されている。……何となく、ゲストに呼ばれた理由も想像がつきそうだった。
 と思っていると、突然スタジオに乱入する者たちが居た。何と、数ある特撮ドラマに登場してきた様々な怪人たちである。無論その中には『魔法少女バニライム』に登場した怪人も居る。
 そんな怪人の中に、ふと目を惹く怪人の姿があった。立派な2本の角のような物を生やし、立派なアームパーツのついた両腕を持つ怪人。カラーリングを変えれば、ヒーローとしても通用するのではないかと思える姿だ。
 ちなみにこれがカルトクイズの第1問。問題は『魔法少女バニライム』に登場した怪人を当てる物であった。
 案の定、美奈子は目を惹いた怪人だと答え、会場の観客の笑いを誘っていた。
 収録は着々と進み、ほぼ予定時間通りに全て完了した。そう、何事もなく終わったのである。収録中の美奈子はメイクも映えており、終始明るい様子だった。
 けれども気は抜けない。たまたま今回は何事もなかっただけであったのかもしれない。家に帰った時、何か新たな動きが起こるのかもしれないのだから。

●部屋の内外で【4】
 時間は流れて夜――今日の仕事を終えた美奈子はマンションに帰ってきていた。山城は部屋の前まで付き添っていたが、美奈子が部屋の中に入るのを見届けるとそのまま帰っていった。
 美奈子の部屋は7階建てマンションの4階で、しかも階の真ん中。ちょうどマンション全体の中心に位置している格好だ。
 その美奈子の部屋には、今は美奈子だけが居るのではなかった。
「……おかしいな」
 疑問の言葉を口にする司。手にはある種の類の電波の発信を発見する機器を持っていた。つまり部屋の中に盗聴器が仕掛けられているかどうかを調べていたのだ。
 けれども反応は皆無。美奈子はベランダで視線を感じたと言っていた。ということは、部屋の場所はばれている訳だ。それにしては盗聴器を仕掛けた様子もない。いったいどういうストーカーなのか。
「まあ、普通に会話しても問題ないということは分かったかと」
 司は機器を仕舞いながら、部屋に居た者たちにそう言った。
「……別にカメラとかが仕掛けられている訳でもなさそうなのよね。変な所から機械が動くような音も聞こえないし」
 小さく溜息を吐き、シュラインがつぶやいた。美奈子を1人に出来ないと、泊まりにやってきていたのである。
「そういえば、視線を感じるようになったのはいつから?」
 ふと美奈子に尋ねるシュライン。
「先月くらいからです。最初は気のせいかなって思ってたけど、次第にはっきりしてきて……本当に近くで視線を感じるんです。場所がどこであっても、その時は」
「……何か仕事に変化があったとか、プライベートで変わったこととかは?」
「特に何も。風邪をひいてこの1ヶ月、お医者さんに通ってるくらいで」
「食前に2カプセルですわよね」
 今日1日、ずっと美奈子と行動を共にしていた瑠璃花が口を挟んだ。家には友人宅に泊まると伝え外泊の許可を取り、美奈子と一緒に眠るつもりでここにやってきていたのである。
 ちなみに、外には有能な美青年執事である榊が見回っている。部屋で何かあれば駆け付けてくる手筈になっているし、怪しい人影があればきちんと見張った上で連絡をしてきてくれることだろう。
「何だか、色々と迷惑かけてすみません」
 申し訳なさそうにぺこんと頭を下げる美奈子。すると瑠璃花が、きゅっと美奈子の手を握った。
「お顔をあげてくださいませ、美奈子様」
「あ……」
「わたくしたちがそばにいます、絶対に大丈夫ですわ」
 瑠璃花は優しく諭すかのように言うと、にっこりと微笑んだ。まさしく天使の笑顔だ。
「……ありがとう。やっぱりあなたと話してると落ち着くね」
 くすっと笑って、美奈子は小さく頷いた。
「外では大勢見張ってるようですよ。ほら、その分厚いカーテンを開ければ、1人はすぐ見付かるでしょう」
 司が窓を覆う分厚いカーテンを指差した。カーテンに閉め切られ、窓の外のベランダは影すら見えやしない。
 司が言ったように、窓の外――向かいのビルの屋上には啓斗が待機していた。ちょうどベランダが一望出来る場所である。
 地上には徒歩で大悟や慶悟が、バイクで時雨が念入りに巡回している。これに先程も書いたように榊が加わるのだから、警備内容としては悪くないだろう。
 その時、部屋のインターフォンが鳴った。びくっとする美奈子の手を、瑠璃花が握り続けていた。代わりにシュラインがインターフォン出ると、それはプリンキアと深雪であった。
「気になっちゃったんで、プリンさんと一緒に来ちゃいました……ご迷惑でしたか?」
 部屋に入り、深雪が開口一番そう言った。が、美奈子はふるふると首を横に振った。どちらかといえば、嬉しそうである。
「ミス美奈子、ミーのプレゼントしたマスコットのストラップ、もうちゃーんとバッグにつけてクレテマスネ☆」
 バッグに自分のあげたストラップがついていたのを見付けたプリンキアは、とても嬉しそうに美奈子に言った。プリンキア曰く、英国の妖精のフィギュアらしく、邪念を払う強力なお守りなのだそうだ。
「いいシャワーでした〜」
 と、室内にほんわかとしたのんきな声が響き渡った。ファルナの声だ。見ると湯上がりバスタオル1枚の姿。その傍らにはいつものメイド服姿のファルファの姿もある。
 実はファルファ、美奈子の部屋に身代わりで住まわせてもらおうと押しかけてきたのである。それも、局のメイクさんに遠目には分かりにくいくらいの美奈子似の変装を施してもらって。
 けれども美奈子がやんわりと身代わりを断ったことにより――ただ単に泊まりに来たような状態に。
「何か面白い番組はやっていないんでしょうかね〜」
 バスタオル姿のまま、テレビをつけようとするファルナ。本来の目的を覚えているのかいないのか、何とも無防備だ。
 ついでに言うと、部屋の中には司という男性も1人居る訳である。けれどもファルナに気にしている様子は見られない。逆に司の方が、さてどうしたものかと困ってしまっているようだった。
「ともかく、夕食にしましょうか。ちゃんと材料は買ってきたから、元気の出そうな物作ってあげるわね。座って待ってて、すぐ出来るから」
 そう言ってシュラインは鞄からエプロンを取り出すと、腕捲くりをしてみせた。
 シュラインが台所に向かうと、美奈子は医者で出してもらった風邪薬を服用した。
 それから約10分後――異変が起こった。

●急変【5】
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 突如、美奈子が絹を裂くような悲鳴を上げたのである。
「美奈子ちゃん!?」
 驚く深雪。いったい何事なのかと。しかし美奈子は深雪の言葉に答えず、カーテンの方を指差して叫んだ。
「そこに! そこに黒い怪しい影が!!!」
「What?」
 小首を傾げるプリンキア。影などどこにも見えはしない。そう思った次の瞬間だった――僅かな気配などを感じたかと思ったら、外から窓ガラスが勢いよく破られたのだ。
「きゃあぁぁぁぁっ!!!」
 悲鳴を上げ、身を屈める美奈子。瑠璃花がそんな美奈子の手を強くつかんだ。
「美奈子様! 大丈夫ですわ……気を確かに持ってくださいませ!」
 美奈子を守るかのように、司とファルファが前に出た。恐らくすぐにストーカーが乱入してくるはず……誰もがそう考えていた。
 だがしかし、1分経ち、3分が経ち……5分経っても誰も入ってこようとはしなかった。
「大丈夫ですか〜?」
 誰も居ないと踏んだのだろう、心配した様子でファルナが美奈子のそばへやってきた。美奈子は動揺が激しかったけれども、瑠璃花がずっと手を握っていたためか、次第に落ち着きを取り戻してきた。
「今の……何?」
 包丁を手に、台所から出てくるシュライン。その頃には先程の物音を聞き付けた、外の見回り組も部屋にやってきていた。
「啓斗……どこを見張っていたんだ?」
 少々語気強く、啓斗に尋ねる司。気押される感じで啓斗が口を開いた。
「どこって言われても……ベランダに決まってるだろ。それより司兄ぃ、俺ずっと見張ってたけど、ベランダには誰も居なかったぜ?」
 誰も居ない? 変じゃないか。だったらどうやって窓ガラスを割ったというのだ。
 だが啓斗の言葉を裏付けるかのように、口々に証言が飛び出した。
「延々と睨みきかせてたけどなぁ、怪しい奴は1人も居なかった。俺の首を賭けていいぜ」
「同じくだ。人はおろか、怪しいバイクも、自動車も、ましてや自転車すら居なかった。ヘリや飛行機は言わずもがな、だ」
 大悟の言葉の後、すぐに時雨が続けた。そして慶悟が口を開く。
「2人の言う通りだ。怪しい人影も、妙な犬猫が居た様子もない。ただ」
 一瞬沈黙した後、慶悟は言葉を続けた。
「窓ガラスが割られた瞬間、確かに霊気を感じた気がする」
「あ! そういえば、その前に何か黒いもやもやっとした物が見えてたような……見間違いかと思ったんだけど」
 慶悟の話を聞いて、啓斗が思い出したように言った。
 相手の姿は見えず、痕跡は残る。はてさて、ストーカーの正体とはいったい……?

●2人だけのお話【6】
 皆が割れた窓ガラスの片付けに気を取られている間に、瑠璃花はシュラインと内緒の話をしていた。
「シュライン様、よろしいですか?」
「何、どうしたの?」
「……美奈子様、本当に怯えていらっしゃるようですわ。そばに居ましたから、痛いほどそれがわたくしに伝わってきました」
「そうねえ……。やっぱりタレントさんだから、感受性も強いでしょうし」
「大丈夫ですかしら、美奈子様」
 心底心配している様子の瑠璃花。何となく、美奈子には精神的なダメージが大きいように感じられていた。

【アイドルをおびやかす影【前編】 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
  / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
              / 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0174 / 寒河江・深雪(さがえ・みゆき)
     / 女 / 22 / アナウンサー(お天気レポート担当) 】
【 0389 / 真名神・慶悟(まながみ・けいご)
                   / 男 / 20 / 陰陽師 】
【 0554 / 守崎・啓斗(もりさき・けいと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0662 / 征城・大悟(まさき・だいご)
            / 男 / 23 / 長距離トラック運転手 】
【 0818 / プリンキア・アルフヘイム(ぷりんきあ・あるふへいむ)
          / 女 / 35 / メイクアップアーティスト 】
【 0922 / 水城・司(みなしろ・つかさ)
          / 男 / 23 / トラブル・コンサルタント 】
【 1316 / 御影・瑠璃花(みかげ・るりか)
               / 女 / 11 / お嬢様・モデル 】
【 1323 / 鳴神・時雨(なるかみ・しぐれ)
    / 男 / 32 / あやかし荘無償補修員(野良改造人間) 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全14場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせいたしました、アイドルの身に起きた謎のストーカー事件の前編をお届けいたします。何やら不可思議な状況となっていますが、謎を解くための手がかりはちゃんと文中にありますので。それが分かれば、後はどう空白を埋めてゆくかの問題となるでしょう。
・ちなみに本文の後、美奈子はホテルに移動して何とか落ち着きを取り戻しています。後編は本文の翌日から始まり、仕事は島公園スタジオでの音楽番組(制作局は『魔法少女バニライム』と同じ)のトーク収録となっています。
・色々と書きたいことはあるんですが、それはまた後編の方で。
・シュライン・エマさん、50度目のご参加ありがとうございます。結構大切なことを聞き込んでいたのではないでしょうか。本文にもありますように、関係者全員の足音や声などを記憶しております。
・少し宣伝になりますが、現在『コミネット』内『eパブリッシング』において、高原がプロデューサー兼シナリオライターを担当させていただいています、VSN『東京怪談外伝 娘坂殺人事件』が購入受付中となっております。ご購入口数上位8名の方には、特典といたしましてPCさんのVSN登場権(ウェストアップ画像があれば、それがVSNの素材として使用されます)が得られますので、興味がお有りな方はぜひ『コミネット』内『eパブリッシング』を覗いていただければと思います。なお締切は5/12となっておりますのでご注意を。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。