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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


調査コードネーム:お嬢さまの帰還
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :草間興信所
募集予定人数  :1人〜6人

------<オープニング>--------------------------------------

 これ以上ない、というくらい深い溜息を草間武彦がついた。
 もう、明日で世界が終わってしまいそうな勢いである。
「とうしたんですか? 兄さん」
 べつに義兄の懊悩など知ったことではないが、一応、草間零が訊ねる。
「深刻な事態だ‥‥」
「またパチンコで負けたんですか? 今月のお小遣いはもうありませんよ?」
「‥‥そうじゃなくて、いや、もちろん負けてはいるんだが‥‥」
 たしかに、怪奇探偵という異名を奉られた青年は、パチンコ屋に搾取されている。
 今月に入ってから、すでに六万円ほどだろうか。
 だが、それはあくまで自業自得の産物であり、誰を責めようもない。
 月末にタバコ代が無くなろうが、わかば(一箱一六〇円也)しか吸えなくなろうが、それは本人の責任である。
 したがって、草間の悩みはパチンコのことではない。
 むろん、月末に零に泣きつくことは、既定の事実のようなものだが。
「帰ってくるんだよ‥‥ヤツが‥‥」
「やつ、ですか?」
 零が小首をかしげる。
 深刻に頷く怪奇探偵。
「絵梨佳だ‥‥」
「ああ。あの元気なお嬢さんですか」
 夏の光景を思い浮かべてみる。
「でも、なんでそれで兄さんが悩むんです?」
「あいつ、また俺の仕事に首を突っ込むに決まってるんだ。絶対に」
「連れて行かなきゃ良いだけだと思いますけど?」
「ほっといたら何するかわかんないから怖いんだよっ」
「そういうものですか?」
「それに、だ」
 ふたたび溜息をついて、草間が依頼書を取り出す。
 いつも通り、怪奇事件の解決依頼だ。いまさら驚くにも嘆くにもあたらない。
 とある中学校の音楽室。
 夜な夜なピアノの音が鳴り響くという。
 これもまあ、よくある話だ。
「ええと‥‥これがなにか?」
 当然のように零が問う。
「その学校な‥‥絵梨佳が通うんだよ‥‥」
 怪談でもするかのように声をひそめる怪奇探偵。
 一グラムも感銘を受けぬまま、
「じゃあ、絵梨佳さんは参加決定ですね」
 あっさりと零が言った。
 言葉を失った草間の頭上を、空気清浄機が送り出す清涼な風が、ゆっくりと流れてゆく。
 過ぎ去りつつある平和を、惜しむかのように。





※帰ってきました。「お嬢さまシリーズ」です。
※コメディーです。推理の要素はありません。
※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日と木曜日にアップされます。
 受付開始は午後8時からです。


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お嬢さまの帰還

 やわらかな日差しが、ブラインド越しに事務所を照らす。
「暖かくなってきたな‥‥」
 所長たる草間武彦が呟いた。
 デスクの上の灰皿は、チョモランマに到達しそうに高さになっている。
 草間興信所。
 新宿区の一角にある、怪奇探偵どもの溜まり場だ。
「草間の懐は相変わらず寒そうだけどなぁ」
 人の悪い笑いを浮かべるのは、中島文彦という青年である。
 本名ではない。
 いろいろと事情があって、隠しているのだ。
「ほっとけ」
 エコーをくわえた草間がうなる。
 どうやらわかばすら買えなくなってしまったらしい。
「かわいそうになぁ」
 哀れみの視線を送りつつ、中島が懐から取り出したのはデス。
 一箱三二〇円もする煙草だ。
 ちなみに、このシリーズにはデスライト、ブラックデス、デスメンソールなど、景気の良い名前が並んでいる。
「このままだと来週にはゴールデンバットまで落ちるわねぇ」
 シュライン・エマも、同情するふりをしている。
「日本最古のたばこかー」
「戦艦大和の売店でも売ってたそうですね」
 妙なことを知っている八柘房と海原みなもだった。
 未成年のクセに。
 まあ、インターネットが普及している昨今、雑学のネタに困ることはないのだろう。
「ふふ‥‥バットも一一〇円になっちまったからな‥‥」
 九〇円で買えた一〇年前を懐かしみつつ溜息を漏らす草間。
 貧乏くさいことこの上ない。
「一本めぐんでやろうか?」
「多謝多謝」
 中島の言葉に尻尾を振る怪奇探偵。
 シュラインが嘆息した。
 海よりも深く。
 なんでこんなのとつきあっているのだろう‥‥。
 惚れた弱み、という解釈で、良いのだろうか?
「煙草はともかくとして、どういう人なんですか? 絵梨佳さんって」
 不毛な会話を断ち切るように訊ねるみなも。
「可愛いお嬢さんですよ」
 応えたのは、ノートパソコンから顔を上げた那神化楽だった。
 美髭の絵本作家である。
 しばらく前ロンドンに旅行したとき、芳川絵梨佳とは顔を合わせている。
「可愛いか‥‥?」
「そう? 可愛いじゃない?」
「だいぶ育ってきたしな。中身はあんまりかわんねーけど」
 那神よりも絵梨佳との付き合いが長い三人が、それぞれの為人に応じた論評をくだす。
 このうち一人は絵梨佳とけっこう深い関係にあるのだが、それは八柘とみなもは知らない。
 知っているものも、わざわざ説明したりしなかった。
 他人の事情を忖度しないのが怪奇探偵の流儀である。
 本人が語らぬ以上、あれこれと追求するような野暮は誰しもが控えるべきだった。
 むろんそれは、恋愛問題だけに留まることではない。
 生い立ちや能力についても、同様である。


 さて、怪奇探偵たちは絵梨佳が帰国するよりはやく、事件の調査に動き出していた。
 べつに焦る必要はないのだが、所長たる草間が、
「絵梨佳が帰ってくるまでに解決するぞ」
 という大方針を立てたのである。
 まあ、方向性としては間違ってはいない。
 いつぞやのように、不法侵入で捕まる恐怖と戦いながら調査するのは、経験したシュラインでなくとも遠慮したいところだ。
 もっとも、今回の依頼は件の中学校から出されたものなので、不法侵入となる心配はないが。
「雨漏りの滴が鍵盤にあたって音が鳴る、というのもありますね」
 みなもが言った。
「警備員なりなんなりが練習してるって可能性もあるよなぁ」
 とは、八柘の言葉である。
 どちらも心霊現象とは無縁の考え方だが、仲間たちの等しく頷くところだった。
 草間興信所のように怪奇現象を多く手がけている場所では、調査スタッフも「すれて」くる。
 世に怪奇と呼ばれるもののほとんどは、誤認や錯覚である。
 あくまで、「すべて」ではなく「ほとんど」であるが。
 いずれにしても、インチキオカルト雑誌やゴーストネットとやらいう胡散臭いサイトが紹介するほど、世の中に怪奇が溢れているわけではない。
「丑の刻参りだと思ってたら、碁を打ってるだけってのもあったよなぁ」
 中島が述懐する。
 もう一年も前の話だ。
 桜にはまだ少し速い季節。
 絵梨佳が仕掛けた最後の悪戯。
「月日の経つのは速いもんだぜ」
 呟き。
 ただの子供だった絵梨佳も大人に近づいている。
 身体の線だって、随分と女らしくなった。
「そして俺たちは老けてゆく、ですか」
 苦笑を浮かべたのは、最年長である那神だ。
 熱心に頷く草間。
 みそぢーずの仲間として、大いに同感するところがあったのだろう。
 まあ、シュラインあたりに言わせれば、
「男の人は三〇を過ぎてからの方が深みがでるから。やっぱり二〇代はまだ子供よ」
 ということになる。
 一般論であると同時に彼女自身の特殊論であることは、疑う余地もない。
「ま、みそぢーずの嘆きはほっとくとして、そろそろ出掛けようぜ」
 ふざけた口調で言った中島が席を立つ。
 八柘とみなもが続いた。
 かのお嬢さまの到着予定は明日だ。つまり、今夜中に解決しなくてはいけないということである。
 さほど難しくもない事件なので、この時点で不安を抱いたものはいなかった。
 そう。
 この時点では。


 古代の標語に、
「一寸先は闇」
 というものがある。
 高尚でもなんでもないが、未来を予知することは誰にもできない、という意味だ。
「やっほー☆」
 一年ぶりの元気な声が事務所の壁に乱反射する。
「ああああああぁぁぁぁぁぁ」
 膝から床に崩れ落ちる草間。
 なんだがそのまま一握の砂になってしまいそうな勢いだ。
 絵本作家と学生たちが、ぽむぽむと所長の肩を叩いたり、慰めの言葉をかけたりしているている。
「やめろ〜〜〜 哀れみの目で俺を見るなぁぁぁぁぁぁぁ」
 壊れた。
 そっとしておくのが一番だろう。
「一日はやいんじゃない? 絵梨佳ちゃん」
 わりと冷静に、シュラインが問いかけた。。
 まあ、いまの草間に比較すれば、そのへんのアオミドロだって冷静だ。
「うん。予定が変わったんだよー ここにも電話いれたんだけど繋がらなくてー」
 はて? 電話が繋がらないということがあるだろうか?
 小首をかしげながら受話器を持ち上げるシュライン。
「‥‥‥‥」
 発信音が聞こえない。
 いわゆる不通というヤツだ。
 もちろん、工事中だからではない。
「‥‥武彦さん。電話料金の領収書、出して」
 にっこりと笑う。
「‥‥あれぇ? たしかそのへんに〜〜」
 一生懸命探すふりをする草間。
「嘘でしょうね」
「使い込みましたね。これは」
「こんなすぐばれることを」
「まあ、アホだから仕方ないだろ?」
 那神、みなも、八柘、中島の順で論評する。
 まったくの正解だった。
 パチンコで負けまくっている草間は、ついに公共料金にまで手を付けてしまったのだ。
 バカというかタコというか。
 料金を払わなければ電話は止められる。
 これはガスでも電気でも同じである。
「パチンコ禁止三ヶ月」
 大蔵大臣の裁定が、雷神の槌のように振り下ろされた。
「しょんなぁ‥‥」
 弁護の声を求め、怪奇探偵の視線が彷徨う。
 むろん一個だにされなかった。
「疲れたか? 絵梨佳」
「大丈夫だよ。文彦さんの顔見たら吹き飛んじゃった☆」
「調子いいやつだなぁ」
「えへ☆」
 なんだか中島と絵梨佳の周囲が、別次元に浸食されつつある。
「これは‥‥絵梨佳さんも一緒に行くことになりそうですね‥‥」
 こころもちラヴ空間から退避しつつ、みなもが言った。
「仕方ないわね‥‥」
 シュラインが重々しく頷く。
「草間さんは撃沈。中島さんは事象の地平へと旅だってしまいました。絵梨佳さんは最初から員数外ですから、実質、三人で調査することになりますね」
「あれ? ひとり少ないんじゃ?」
「俺も員数外ですから」
 八柘の反問に、美髭を揺らして那神が笑った。


 深夜の学校というものは不気味なものだ。
 普段、人の多い場所だけに、余計にそう感じる。
 なんの変哲もない窓に人の影が映っているような気がしたり、教室の隅に誰か居るような気がしたり。
 けっこう怖かったりする。
 普通なら。
「んー☆ この感覚ひっさしぶりー♪」
「あんまりはしゃぎすぎるなよ」
 腕を組んだ中島と絵梨佳が、和気あいあいと話している。
「ほらほらしっかり。上手く解決できたらパチンコ禁止二ヶ月にしてあげるから」
「おう。がんばるぞ」
「現金ですねぇ」
「ま、草間さんですから」
「その一言で納得できちゃうのがアレだけどね」
 所長を取り巻く人間関係など、こんなものだ。
 恐怖どころか、緊張感すらない。
 学生連中の心霊ツアーだって、もう少し真面目にやるだろう。
 ようするに、誰一人として幽霊話など信じていないのだ。
 ちゃんと理由もある。
 幽霊の仕業と仮定した場合、じつは深夜の学校というのはあまり意味がない。
 聴く人がいないからだ。
 下世話な言い方をすれば、幽霊とは「見られてなんぼ」の存在である。
 ギャラリーがいなくては霊現象も虚しいだけ。
「もう少し真面目に言いますと、心霊というのは、生きている人に訴えたいことやして欲しいことがあって出てくるわけですから」
 最年長者らしく、那神が説明する。
 八柘とみなもが頷いた。
 二組のカップルは、それぞれの世界に浸っている。
「騒霊現象、という手段もありますが。たいていはもう少し大人しい行動で自分の意志を主張するものです」
 もし、件のピアノの音が霊現象だとすると、霊の訴えたいこととはなんだろう?
 ありがちなたとえなら、校舎の取り壊しに反対するとか、ピアノに思い入れがあるとか。
「でも、ピアノは最近になって納入されたものですし。校舎が取り壊されるという話も聞きませんよ」
 みなもが言った。
「ついでにそのピアノは新品だ。曰く付きの代物じゃない」
 八柘が続く。
 二人ともまだ若いが、現実を見据える視野と、充分な思考力を有している。
 軽くシュラインが頷いた。
 怪奇事件調査の大先輩としては、若い二人の能力を頼もしく思ったのだろう。
 彼ら怪奇探偵は、怪奇現象を頭から否定しない。
 なぜなら、そのようなものが現実に存在することを知っているから。
 そして、それ以上のことも知っている。
 このケースでいうなら、心霊現象の可能性は極めて低い。
 人為的なものか。自然現象か。
 いずれにしても現場を確認すればだいたい解決するだろう。
 八柘とみなもが、無言で頷き合う。
 こと霊能力に関しては、蒼み帯びた髪の女子中学生が最も強い。
 その次に、那神と八柘がくるだろう。
 ただし、この二人の場合、自分自身の能力というよりもその身に宿るもう一つの力といったほうが、より正確だろう。
 シュラインや中島の力は、霊能力ではなく超能力に近いものである。
 ちなみに草間や絵梨佳には、なんの芸もない。
 あくまで特殊能力という意味合いにおいてだが。
「‥‥始まったみたいよ」
 美貌の事務員が言った。
 四階から聞こえる微かな音を捉えたのだ。
 これがシュラインの特殊能力、超聴覚である。
 防音されている音楽室で鳴るピアノを、二階にいて感知することができる。
「一応、言っておきますけど。霊の気配は感じません」
 みなもの言葉。
 仲間たちが頷く。
 絵梨佳が、しがみついていた中島の腕を放し、恋人の動きを邪魔しないように距離を取った。
 苦笑する中島。
 気を遣えるようになったのは良いことだが、べつに絵梨佳一人くらい抱えていても彼の行動力は減殺されない。
「余計な気をまわすんじゃねぇよ」
 くしゃっと髪を撫でる。
「うん☆」
 ふたたび絵梨佳がひっついた。
「‥‥なんか、気温があがりましたね‥‥」
「体感で七八度‥‥」
「干上がっちゃいそうです」
 絵本作家と学生たちがからかう。
 それを見た、怪奇探偵と事務員が、繋ごうとしていた手をほどいて離れた。
 このあたり、もう一組のカップルのようにはいかないようである。


 集中する視線。
 彫像と化したように硬直する警備員。
 へたくそな夜想曲は中断していた。
「ま、こんなもんだやな」
 中島が笑う。
 学校では、夜には教室の施錠がおこなわれる。
 特殊教室などはとくに念入りに。
 したがって、夜中にここに入るためには、当然のようにカギが必要になるのだ。
「カギを持っているのは、教員か事務員、それと警備員くらいだからね」
 シュラインも笑った。
 幽霊の正体見たり枯れ尾花。
 まあ、よくある話である。
 考えてみれば、たいして意外でもない結末だ。
 巡回中の警備員が、こっそりピアノの練習をしていただけだ。
 それを、おそらく宿直の教師あたりが耳にし、生徒にでも話したのだろう。
 あとは噂に勝手に尾ひれが付いた。
 そしていつの間にか校長の耳にも入り、調査依頼が出されたのだ。
 じつは噂の真相など、たいていはこんなものである。
 八柘、みなも、絵梨佳の学生組がつまらなそうに息を吐いた。
 年長組の方はといえば、慣れた様子で警備員から事情を聴いている。
 巡回中にピアノの練習とは、まあ、職務怠慢ではあるが、大問題になるほどのことではない。
 むろん報告はしなくてはならないが。
 報告書には、怪奇探偵の名で弁護が記載されることになるだろう。
 シルバー世代になって楽器を憶えようすることは、実際よくあることだ。
 べつに害のあることではないから、休憩時間に音楽室を使わせてやったらどうか、と。
「ところで絵梨佳。お前ピアノくらい弾けないのか? お嬢さまなんだろ? 一応」
 所在なさげにたたずむ絵梨佳に、中島が声をかけた。
「少しは弾けるけど?」
「だったら、ちょっと腕前を披露しろ」
 なんだか命令口調の中島。
 警備員が絵梨佳に席を譲った。
「んと‥‥じゃあ、あたしの作った曲ね☆ タイトルは『再会』☆」
 言って、少女の白い指が鍵盤を走る。
 ほう、と、仲間たちが溜息をついた。
 意外きわまりない話だが、上手かったのだ。
 甘く、切なく、または勇気づけるように。
 中学校の音楽室を旋律が踊る。
「きっと、中島くんのために作ったんでしょうね」
 シュラインが微笑した。
「いや。俺だけじゃなくて、みんなとの再会を願ってだろ?」
 なんとなく照れたように、ぶっきらぼうな言葉を中島が紡ぐ。
「綺麗な曲‥‥」
 うっとりするみなも。
「再会ですか。パーティーやらないといけませんね」
 美髭を撫でる那神。
「お。その話、乗ったっ」
 八柘が同調する。
「もちろん、費用は草間もちでな」
 にやにやと中島が笑う。
 万事に締まり屋のシュラインも、ただ微笑していた。
「おまえら‥‥じつは鬼だろ‥‥?」
 怪奇探偵の異名を持つ男が嘆く。
 甘く切ないメロディーが、深夜の音楽室を回遊していた。
 新たな物語の始まりを歌いあげるかのように。







                        おわり


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
0213/ 張・暁文     /男  / 24 / サラリーマン(自称)
  (ちゃん・しゃおうぇん)
1252/ 海原・みなも   /女  / 13 / 中学生
  (うなばら・みなも)
0374/ 那神・化楽    /男  / 34 / 絵本作家
  (ながみ・けらく)
0994/ 八柘・房     /男  / 19 / 大学生 退治屋
  (やつ・ふさ)

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■         ライター通信          ■
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お待たせいたしました。
「お嬢さまの帰還」お届けいたします。
久しぶりに定員割れですー
しかも、「再会」を作っていたせいで、けっこう遅くなってしまいました。
すみません。
楽しんでいただけたら幸いです。

八柘さま。
惜しい☆
推理シナリオであればビンゴでした☆

それでは、またお会いできることを祈って。