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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


アイドルをおびやかす影【後編】
●オープニング【0】
 LAST TIME 『アイドルをおびやかす影』――。
 特撮ドラマ『魔法少女バニライム』の監督、内海良司に紹介され草間興信所にやってきた2人。それは天然キャラとして売られている17歳のアイドル・大倉美奈子と、マネージャーの山城健吉だった。
 山城によると、何でも美奈子がストーカーに付け回されているのだという。美奈子もすっかり怯えている様子。そこで、美奈子を守ってストーカーを捕まえてほしいという話だった。
 依頼を引き受けた草間は、一同にその調査を任せた。各々自分なりの方法で、事件を調べてゆく一同だったが、ストーカーの影がどうにも見えてこない。
 ところが美奈子がマンションの自室に帰った時に、それは起きた。ベランダの窓ガラスが破られてしまったのである。
 しかし、外を見回っていた者によると、怪しい人影も車も見当たらなかったとのこと。けれどもこんな目撃情報を口にする者も居た。ベランダに、黒いもやもやっとした物が見えていたような気がすると。
 果たして、美奈子に付きまとうストーカーの正体とは?

●ホテル前にて【2C】
 朝――美奈子が一時退避していたホテルの前に、山城が車を回してきていた。
「美奈子ちゃん大丈夫かい? ちゃんと眠れたかい?」
 心配そうに美奈子に問いかける山城。美奈子が笑みを見せてそれに答える。
「大丈夫よ、ちゃんと眠ったから」
 とは言うものの、目の下にはうっすらとくまが見えていた。十分眠れたという訳ではないようだ。
「大丈夫です〜。ホテルでは何もありませんでしたから〜」
 美奈子の後ろで、ファルナ・新宮がにこにこと言い放った。傍らにはいつものように、ファルナのメイドのファルファの姿もあった。
「そうか、何もなかったんだ……。まあ、今日のお仕事は島公園スタジオでの歌番組の収録だけだから、それが終わればゆっくり出来るよ。ささ、早く乗って」
 山城が車の後部座席の扉を開いた。そこに水城司がやってきた。
「どうです、体調の方は?」
 開口一番、美奈子に尋ねる司。
「大丈夫です、仕事には影響しませんから」
 きっぱりと言い切る美奈子。アイドルとはいえ、仕事に対してはやはりプロであるようだ。
「わたくしは、少し風邪をひいてしまいました〜」
 聞かれてもいないのに、ファルナが口を挟む。そう言われてみれば、少し鼻声のようにも聞こえる。まあ、昨日の騒動の時にバスタオル1枚で居たのだから、風邪をひかない方が不思議だろう。
「そうそう、うちの家の常備薬なんですが、これがよく効くんですよ。よかったらどうぞ」
 司がふと思い出したように、懐から何やら包みを取り出した。風邪に効く漢方薬である。
「わざわざありがとうございます」
「いいえ。この時期の風邪は、しつこいようですからね。……くれぐれも気を付けてください」
 礼を言う美奈子にそう返し、司はちらっと山城の方に視線を向けた。ふと視線が合い、山城が顔を背けた。
「美奈子ちゃん、そろそろ行くから」
「あ、はーい」
 山城に促され、美奈子は車の後部座席に乗り込んだ。続いてファルナとファルファも乗り込み、車はホテルの前から出発していった。
 司はその場で車を見送り、ぽつりとつぶやいた。
「……薬を飲まさないようにさせるのがベストだが」
 司は美奈子の飲んでいる薬に疑いを抱いていた。というのも、美奈子の具合が悪くなったのと、ストーカーがまとわりつきだした時期がほぼ一致していたからである。
 偶然とも思えない。そもそも風邪が1ヶ月も続いている時点で妙なのである。となれば、薬を疑い出すのも当然の流れで、その延長線上には山城に対する疑惑も含まれていた。何故ならば、美奈子にその病院を薦めたのは山城なのだから。
(しかし、どうやって薬をばれないよう手に入れたものか)
 思案する司。件の薬を手に入れられれば、知り合いの病院で成分分析してもらうことも可能であるのだが。
 その時、携帯電話がかかってきた。出てみると相手は守崎啓斗であった。
「あ、司兄ぃ? 彼女の部屋に薬が置いてあったんだけど……」
 何とタイミングのいい電話だったろう。薬を持ってくると言う啓斗に対し、司は知り合いの病院に向かうよう指示をした。そして電話を切ると、自らも一目散にその病院へと向かっていった。

●現在分析中【5B】
 美奈子の部屋から薬を持って出た啓斗は、司に指示された病院にやってきた。小さな個人病院である。そこにはすでに司の姿があった。
「遅い」
「そりゃないよ、司兄ぃ。これでも早く来たんだぜ」
 反論する啓斗。それを見た司がくすりと笑みを浮かべた。ちょっとした冗談だったようだ。
「無駄話はそのくらいにして、例の薬は?」
「ああ、ちゃんとここに」
 啓斗は懐から薬の袋を取り出すと、そのまま司に手渡した。受け取った司はそれをこの病院の院長へと手渡した。
「これを調べればええんだね?」
「お願いします」
 初老の院長に頭を下げる司。院長は袋を手に、奥の部屋へと向かっていった。
 それからしばらく経っただろうか。待っていた2人の元に、院長が戻ってきた。その表情は険しい。
「どうでした」
 司が問いかけると、院長はゆっくりと頭を振って溜息を吐いた。
「あれのどこが風邪薬だね? 危険な薬物など混ぜおって……」
 院長の言葉に、司と啓斗が顔を見合わせた。
「あんなもん飲んでたら、肉体もだが精神がどうにかなっちまうぞ。何考えてんだ、あそこの病院は」
 愚痴る院長。その口振りは、まるで『片山内科』を知っているかのようである。確認する司。
「あの薬を出した病院を、ご存知なんですか?」
「ああ、知っとるよ。悪い噂でだがね。何でもギャンブルで借金こしらえて、質の悪い奴らに取り立てられてるって評判だ」
「それって、暴力団とか?」
 啓斗が口を挟むと、院長は大きく頷いた。
「それだ。聞く所によると、患者も減っとるらしいな。患者もそういう話には敏感だ」
「司兄ぃ……どう思う?」
「取り立てが噂になっている病院に、わざわざ連れてゆく……そこに裏があると考える方が自然か。その裏が何か」
 思案する司。その時、司の携帯電話に連絡が入った。島公園スタジオに居る北斗からである。
「あ、司兄ぃ? 兄貴もそこに居る? あの山城ってマネージャーの携帯調べたらさ、何でか分かんないけど大手の芸能プロダクションからの着信が何度もあって。それに、逆に発信もしててさ……」
 これを聞いた司は、すぐにそっちへ行くことを告げ、啓斗とともに病院を飛び出していった。

●追い詰められし者【8】
 島公園スタジオの裏手。山城は1人、人気のないこんな所で電話をかけていた。
「山城です。収録始まりました。今頃美奈子は飲み物に仕込まれた薬を飲んで……芸能生活の終わりを迎えてることでしょう。こっちは約束を守ったんです、今度はそちらが守る番ですよ。私は今回の責任を取って辞表を出す。そこを拾ってもらう……そういう筋書きでしたよね。ええ、ええ。小さな事務所のマネージャーで終わりたくないんですよ。力を存分に振るうには、大手でないと……。では今から首尾を確認してきますから、またすぐに連絡します。ではまた」
 電話を切ると山城は、スタジオの中へと戻ろうとした。その瞬間、木の陰から姿を見せた者が居た。真名神慶悟だ。
「そういうことか……私利私欲のために、担当するアイドルを売った訳か」
 慶悟はそう言って、山城に哀れを含む視線を向けていた。
「な……何のことです? 美奈子ちゃんの様子を見に行かないといけないんで、失礼しますよ……」
「おっと、行かせないぜ」
 山城の頭上から声が聞こえてきたかと思うと、すたっと山城の前に降り立つ者が居た。守崎北斗である。
「大手の芸能プロダクションに電話してたんだろ? 何なら、電話番号言おうか?」
 得意げな表情の北斗。山城の表情は引きつっていた。
「……か、関係ないでしょう! 人がどこに電話してようと」
「いや、関係あるでしょう。そことの関係が、事件を起こした原因なのだから」
 水城司が姿を現した。その背後には、守崎啓斗の姿もある。
「たく、マネージャーが聞いて呆れるぜ。風邪薬に、変なもん混ぜさせるなんて」
 心底呆れたように言い放つ啓斗。それに山城が反論した。
「なっ、何を言い掛かりを!」
「言い掛かりではないですわ」
 そんな言葉とともに姿を見せたのは、御影瑠璃花だった。そばにはシュライン・エマと、メイドのファルファに支えられているファルナ・新宮の姿もある。
「例の薬を飲んで、気分を害した人が居るのよ、ここに」
「はい〜……とっても気分が悪かったです〜」
 シュラインの言葉を受け、ファルナがぐったりとした様子で言った。つまり、飲んだのはファルナだということだ。
「そ、そんなの個人の体調のせいかもしれないじゃないですか!」
 なおもしらを切ろうとする山城。だが、山城のその言葉を否定しようという者がさらに現れた。
「あいにくだが、この薬のせいだ」
 と言って出てきたのは、レイベル・ラブだった。
「悪いが分析させてもらった。幻覚剤やら何やら色々と、混ぜたものだな」
「何を口からでまかせを! あんたみたいな人が言うようなことが信じられるはずないでしょう!」
 顔を真っ赤にし、山城がレイベルに向かって叫んだ。
「そうですか? 同じ成分分析の結果が出ているんですけどね」
「わたくしも今、成分分析をお願いしている所ですわ。直に結果は出ると思いますが?」
 司と瑠璃花が口々に言った。山城の顔が、ますます真っ赤になる。
「そんなに人を犯人に仕立てたいのか! だったら決定的な証拠を出せ! 証拠を!」
「証拠たァ、例えばこンなのかァ?」
 その声に反応した山城は、視線の先に現れた者の姿を見てとても驚いた。何故ならば、自分と全く同じ姿の人間がそこに居たのだから。
「メモ書く時はよォ、筆圧に気をつけにゃいかンよなァ。おい? へっ、丸分かりだぜ」
 ニヤッと笑ってみせるもう1人の山城。手には鉛筆で黒く塗られたメモ用紙が握られていた。
「イエース、Mr渡橋の言う通りデス」
 すっと姿を見せるプリンキア・アルフヘイム。実はもう1人の山城は、プリンキアがメイクを施した渡橋十三であった。
「デモ本当の証拠、アソコにありマスネ☆」
 すっと建物の角を指差すプリンキア。すると、白衣をまとった細身の男を連れた和服の女性が姿を現した。天薙撫子である。
 山城の表情が、白衣の男を見た瞬間に変わっていた。
「この方……片山さんが全て話してくださいました。借金を盾に今回の計画に参加させられたと」
「山城さん! もう全部ばれてるんだよ! それに私は殺されそうになった……一緒に警察に行こう。そして罪を償おう」
 申し訳なさそうに言う白衣の男、片山。だが山城は聞く耳を持たなかった。
「うるさい!! そいつの言ってることはでたらめだ!! 今、電話して確かめてやる……」
 電話をかけ始める山城。恐らく相手は大手芸能プロダクションだろう。しかし――電話はむなしく呼び出し音を繰り返すだけだった。
「畜生! 何で出ないんだよ!! 約束通り、美奈子の芸能生命を断ってやったのに!!」
「……あいにくだが、それは無理だ」
「その通り!」
 ぼそりと慶悟がつぶやいたのと同時に、大きな声が響き渡った。その声に振り返ると、征城大悟の姿がそこにあった。大悟の後ろから、サイデル・ウェルヴァも姿を見せる。
「スタジオで、飲み物用意してた奴が白状したぜ……『山城に頼まれた』ってよ!」
「なっ……!!」
 大悟の言葉を聞いて絶句する山城。よほど予想外であったのだろう。
「やれやれ、見苦しいねぇ。今日日のドラマの犯人の方が、まだ素直にお縄につくってもんさ」
 山城の態度に呆れ気味のサイデル。山城はしばし呆然としていたが、突然叫び出した。
「うっ……うっ……うわぁぁぁぁぁっ!!!」
 混乱の極みに達したのだろう、山城は叫びながら皆が居ない方へと走り出していた。大悟がそんな山城を足止めしようと、ベアリングを放つ準備に入った。
 と――山城が逃げている先に、だ。不意に美奈子が姿を見せたのである。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
 そのまま美奈子に突撃してゆく山城。次の瞬間、山城と美奈子が交錯し……山城が地面に崩れ落ちた。鼻から大量に血を流しながら。
 交錯した瞬間、美奈子の正拳突きが山城の顔面にクリーンヒットしていたのだ。
「ベリーグッ! さすがMr鳴神デスネー☆」
 拍手するプリンキア。驚きの視線が美奈子に集まった。実はこの美奈子も、プリンキアのメイクが施された鳴神時雨だったのである――。

●恐らくは蛇足【9】
「本当にすまなかった!」
 大量の菓子折を手に、内海が草間興信所を訪れたのは、事件解決後1週間経ってのことだった。無論、今回の事件を回してしまった詫びだ。
 この1週間の出来事を簡単に説明しておこう。山城と片山は警察に逮捕され、片山を襲った男たちの線から暴力団がバックに居る芸能事務所の社長まで逮捕に至っていた。ちなみに例の薬は、どの成分分析の結果を見ても、クロの判定がなされていた。
 社長曰く、売れているタレントを潰して、そこに自分の事務所のタレントを押し込もうと考えていたそうだ。大手芸能プロダクションの名前を使ったのは、ヘッドハンティングをちらつかせて協力させる、偽装工作の一環だったとのことである。
 捜査の結果、名前が使われた芸能プロダクションは全くの無関係だということが分かった。つまり山城は、架空のヘッドハンティングに引っかかり、全てを失ってしまったという訳だ。もし山城が現状で満足していたのであれば、今回の事件は起こらなかったのかもしれない。
 さて、ここまで事件が広がってしまうと、マスコミに知られぬようにすることは無理となってしまった。美奈子も事件の真実を知り、ショックを受けてしまっていた。
 ただ不幸中の幸いなのは、美奈子は被害者ゆえにマスコミが皆同情的に見ていてくれたことだろうか。イメージダウンの心配は少なく、後はもう美奈子が上手くショックから立ち直れるかどうかという点に絞られる。
 美奈子が見た黒い靄に関しては、このような仮説が立てられた。例の薬を飲んだ美奈子の感受性がとても強く、いつしか幻覚を具現化するようになってきていたのでは、と。
 だとすれば、完全に幻覚を具現化させてしまう前に事件を解決出来たのはよかったのだろう。
 だが、それでも分からないことがいくつかある。まず、どうして美奈子だったのか。それから、山城が電話をかけていた相手の携帯電話はどこにあるのか。この辺り、取り調べが進んでも曖昧なままとなっていた。
 さてはて、真実は闇の中――。

【アイドルをおびやかす影【後編】 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0024 / サイデル・ウェルヴァ(さいでる・うぇるう゛ぁ)
                    / 女 / 24 / 女優 】
【 0060 / 渡橋・十三(とばし・じゅうぞう)
           / 男 / 59 / ホームレス(兼情報屋) 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
  / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
              / 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0328 / 天薙・撫子(あまなぎ・なでしこ)
               / 女 / 18 / 大学生(巫女) 】
【 0389 / 真名神・慶悟(まながみ・けいご)
                   / 男 / 20 / 陰陽師 】
【 0554 / 守崎・啓斗(もりさき・けいと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0568 / 守崎・北斗(もりさき・ほくと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0606 / レイベル・ラブ(れいべる・らぶ)
           / 女 / 20代? / ストリートドクター 】
【 0662 / 征城・大悟(まさき・だいご)
            / 男 / 23 / 長距離トラック運転手 】
【 0818 / プリンキア・アルフヘイム(ぷりんきあ・あるふへいむ)
          / 女 / 35 / メイクアップアーティスト 】
【 0922 / 水城・司(みなしろ・つかさ)
          / 男 / 23 / トラブル・コンサルタント 】
【 1316 / 御影・瑠璃花(みかげ・るりか)
               / 女 / 11 / お嬢様・モデル 】
【 1323 / 鳴神・時雨(なるかみ・しぐれ)
    / 男 / 32 / あやかし荘無償補修員(野良改造人間) 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全23場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせいたしました、アイドルをおびやかす何かのお話の後編をお届けいたします。かなりややこしいお話となってしまったような気がしますが……さてどう思われたでしょうか。
・今回はですね、自分の取った行動が、他の人の所に影響しているということが若干強めかもしれません。総勢14人、影響し合ってますね、本当に。
・ちなみに、もしも美奈子本人が収録に参加していたならば……展開は思いっきり変わっていたと思います、はい。
・水城司さん、3度目のご参加ありがとうございます。まさしくビンゴ、ですかね。連絡も上手くいっていますし。成分分析もよかったと思いますよ。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。