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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


アイドルをおびやかす影【後編】
●オープニング【0】
 LAST TIME 『アイドルをおびやかす影』――。
 特撮ドラマ『魔法少女バニライム』の監督、内海良司に紹介され草間興信所にやってきた2人。それは天然キャラとして売られている17歳のアイドル・大倉美奈子と、マネージャーの山城健吉だった。
 山城によると、何でも美奈子がストーカーに付け回されているのだという。美奈子もすっかり怯えている様子。そこで、美奈子を守ってストーカーを捕まえてほしいという話だった。
 依頼を引き受けた草間は、一同にその調査を任せた。各々自分なりの方法で、事件を調べてゆく一同だったが、ストーカーの影がどうにも見えてこない。
 ところが美奈子がマンションの自室に帰った時に、それは起きた。ベランダの窓ガラスが破られてしまったのである。
 しかし、外を見回っていた者によると、怪しい人影も車も見当たらなかったとのこと。けれどもこんな目撃情報を口にする者も居た。ベランダに、黒いもやもやっとした物が見えていたような気がすると。
 果たして、美奈子に付きまとうストーカーの正体とは?

●金槌の音が響くよ【2F】
 朝――島公園スタジオ。その中にあるスタジオの1つでは、早くからセットの組み立てが行われていた。美奈子の出演する音楽番組のトークセットだ。
 セットの組み立てとばらしの際に忙しく動き回るのが大道具のスタッフである。いつものように、大道具のチーフらしきスタッフから指示の声が飛んだ。
「おい、そこの新人! そのパネルわらえ!」
「あ?」
 新人の大道具スタッフ――征城大悟は、くるっとチーフの方を振り返った。普通に振り返っただけだが、その強面な外見のためにチーフの方は威圧されたように感じたらしい。やや引き気味に、再度指示を出してきた。
「だっ、だからそのパネルわらえって言ってるんだっ」
 その指示に、ニカッと笑ってみせる大悟。……チーフには余計に怖く感じられたようだ。
「ちっ、違う! そのパネル、いらないからどけろってことだ!」
 そういう声が怯え気味である。ここに至ってようやく、大悟は納得した。
「へーい!」
 大悟は大きな声で返事をすると、目の前のパネルを抱えて歩き出した。
 今日の大悟は、大道具スタッフとして何とか現場に潜り込んでいた。まあ力仕事だからどうにかなったようなものである。
(ストーカーか……。つっても、姿を見せねぇ、ガラスは割る、イヤガラセに見えるけどな……俺には)
 まとわりつくという意味では確かにストーカーなのだろうが、どうも大悟にはファンが引き起こす類の物には感じられなかった。むしろ、その逆のようにも感じられる。
 そこでふと気になるのが、誰かが言っていた霊気という言葉である。
(霊気とかって言ってたな。それだと指弾もイミねぇか……。彼女のことを想っておっ死んだファンが、化けて出てるとか? あるいはウラミを買った……何かゲーノー界は色々あるみたいだしな。つっても、可愛い娘にゃいわれのない逆恨みとかもありそうだしな)
 幽霊の仕業だとすれば、自分が見付けられなかったのも理解は出来る。しかし、仮にそうだとしたら、その道の人間が見付けられなかったのはどうしてなのだろうか? そもそも本当に幽霊なのか?
(周りを探しても居ねぇ、皆が見てる場所に出てこねぇ、ってのも……うーむ。彼女自身に何かあるって感じもするな)
 と、色々と考えてはみたものの、大悟の出来ることは1つである。近くで美奈子を見張り、変な奴が居ないか、何か変化は起こらないかを見ることだ。
 無論変な奴が居たら、ベアリングと拳の餌食である。極力静かに、セットの裏で。

●気になる会話【6A】
 スタジオでは、セットの組み立てが追い込みに入っていた。大悟もスタジオ内を、金槌片手に所狭しと走り回っていた。
「おい、ナグリ持ってこい! ナグリ!」
「早くしろ! もうすぐリハーサル始まんだぞ!」
 そのような声があちこちで飛び交っていた。ちなみに『ナグリ』というのは『金槌』のことである。
 さて、そんな忙しいスタジオ内であったが、大悟がふとスタジオの片隅を見ると、何やら飲み物の準備をしている者が居た。
 最初は忙しく働いているスタッフに対して飲み物を用意してくれているのかと思ったが、よくよく見てみるとそうではなかった。
 そこではゲストに出すための飲み物を準備していたのである。考えてみれば、そばにあったグラスもぱっと見た感じ高そうな雰囲気がある。スタッフに気軽に出すようなグラスではない。
 それからしばらく、大悟は釘打ちに専念していたが、また何気なく先程の方向を見ると、飲み物の準備をしているスタッフのそばに何故か山城の姿があった。
「何だ?」
 気になった大悟は、それとなく山城たちの方へと近付いていった。するとこんな会話が耳に入ってきた。
「美奈子ちゃんの好きな飲み物、分かってるよね?」
「……え、ええ」
「分かってるならいいや。じゃあ……よろしく」
 山城が、そのスタッフの肩をぽんっと叩いた。そしてスタジオから出てゆく
「分かってますよ」
 山城の後姿に向かってつぶやくスタッフ。しかし何故か表情は暗い。
(プレッシャーでもかけられたか?)
 傍目にはそのように見える。それと同時に、マネージャーとはこういうことにまで気を遣うのかと大悟は思った。

●本番収録中【7B】
 スタジオではいよいよ収録が開始されていた。司会の2人がセットに出てきて、ゲストを呼び込むためのトークが繰り広げられていた。
「はい、今夜も始まりました『MUSIC KING』! こんばんは、司会の浜村でございます!」
「どうも、松尾です。さて浜村さん、今夜のゲストは誰なんです? 僕、台本全く読んでないんで。僕の台本、これでもかっちゅーくらいパリパリですよ。もう、パリッパリ」
「アホかお前は! 今夜のゲストはぁ……大倉美奈子だぁ!!」
 浜村がそう言うと同時に、セットの一部が開かれて美奈子が姿を現した。そして少しの間、司会の2人と美奈子による立ちトークが収録されていた。
 さて、セットの外に視線を向けると、スタジオにはプリンキア・アルフヘイムと、大道具スタッフとして潜り込んでいた征城大悟の姿があった。不思議なことに、美奈子のマネージャー山城の姿はスタジオには見当たらなかった。
 立ちトーク収録後、セット内にテーブルが用意され、すぐに座りトークの収録が始まった。テーブルの上に、スタッフが飲み物を持ってきて並べてゆく。指定があるのか、3人とも種類はばらばらであった。
「どないや、今度の新曲。ガァーって売れるんちゃうん? 売れたらどないしょ? 印税ガッポガッポやで」
「ええ、まあ……」
 浜村の機関銃のようなトークに対し、言葉少なに答える美奈子。そんな美奈子の態度に対し、浜村が頭をぺちんと叩いてきた。
「売れることに興味ないんかい!」
「まあまあ、浜村さん。そやね、売れることに興味ないんやったら、一筆書いてもらいましょうか。『印税は全て松尾さんに差し上げます』と」
「何でやねん!」
 浜村の突っ込みは今度は松尾に入っていった。笑いながら、美奈子が飲み物に口をつける。
 が――美奈子は少し飲んだだけで、飲み物から口を離してしまった。そして飲み物のグラスを手にしたまま、こう言い放ったのである。
「これ……何か変なの入ってます」
「おいおい、もう天狗かぁ? 自分あかんでぇ」
 呆れたように言い放つ浜村の言葉に、スタッフから笑いが起こった。しかし、笑っていない者がただ1人だけ居た。飲み物を準備していたスタッフである。
 そのスタッフは反射的にスタジオの外へと走り出していた。それを見逃さなかった大悟は、ベアリングを逃げるスタッフの足元目掛けて放ってみせた。ベアリングは見事に命中、スタッフは盛大に転んでしまった。ちょうどプリンキアの居る辺りで。
 ゆっくりと倒れているスタッフに近付いてゆく大悟。けれども、大悟が近付くまでにスタッフが大声で叫んでいた。
「ひっ……違います! 僕は頼まれただけです! 山城さんに頼まれただけだぁっ!!」
 元々気が弱かったのだろうか、誰も何も言っていないのに、自分から何もかも白状していた。
「Oh……ヤハリMr山城が……」
 ぼそりとつぶやくプリンキア。この騒ぎで当然収録は中断され、スタッフたちが集まってきた。
「何だ、いったい?」
「飲み物に何か混ぜてたのか?」
「おい、局に連絡してこい!」
 スタジオが騒然となる。この時、美奈子の姿がスタジオから消えていたことに気付いていた者は、プリンキアと大悟を除いては誰も居なかった。

●追い詰められし者【8】
 島公園スタジオの裏手。山城は1人、人気のないこんな所で電話をかけていた。
「山城です。収録始まりました。今頃美奈子は飲み物に仕込まれた薬を飲んで……芸能生活の終わりを迎えてることでしょう。こっちは約束を守ったんです、今度はそちらが守る番ですよ。私は今回の責任を取って辞表を出す。そこを拾ってもらう……そういう筋書きでしたよね。ええ、ええ。小さな事務所のマネージャーで終わりたくないんですよ。力を存分に振るうには、大手でないと……。では今から首尾を確認してきますから、またすぐに連絡します。ではまた」
 電話を切ると山城は、スタジオの中へと戻ろうとした。その瞬間、木の陰から姿を見せた者が居た。真名神慶悟だ。
「そういうことか……私利私欲のために、担当するアイドルを売った訳か」
 慶悟はそう言って、山城に哀れを含む視線を向けていた。
「な……何のことです? 美奈子ちゃんの様子を見に行かないといけないんで、失礼しますよ……」
「おっと、行かせないぜ」
 山城の頭上から声が聞こえてきたかと思うと、すたっと山城の前に降り立つ者が居た。守崎北斗である。
「大手の芸能プロダクションに電話してたんだろ? 何なら、電話番号言おうか?」
 得意げな表情の北斗。山城の表情は引きつっていた。
「……か、関係ないでしょう! 人がどこに電話してようと」
「いや、関係あるでしょう。そことの関係が、事件を起こした原因なのだから」
 水城司が姿を現した。その背後には、守崎啓斗の姿もある。
「たく、マネージャーが聞いて呆れるぜ。風邪薬に、変なもん混ぜさせるなんて」
 心底呆れたように言い放つ啓斗。それに山城が反論した。
「なっ、何を言い掛かりを!」
「言い掛かりではないですわ」
 そんな言葉とともに姿を見せたのは、御影瑠璃花だった。そばにはシュライン・エマと、メイドのファルファに支えられているファルナ・新宮の姿もある。
「例の薬を飲んで、気分を害した人が居るのよ、ここに」
「はい〜……とっても気分が悪かったです〜」
 シュラインの言葉を受け、ファルナがぐったりとした様子で言った。つまり、飲んだのはファルナだということだ。
「そ、そんなの個人の体調のせいかもしれないじゃないですか!」
 なおもしらを切ろうとする山城。だが、山城のその言葉を否定しようという者がさらに現れた。
「あいにくだが、この薬のせいだ」
 と言って出てきたのは、レイベル・ラブだった。
「悪いが分析させてもらった。幻覚剤やら何やら色々と、混ぜたものだな」
「何を口からでまかせを! あんたみたいな人が言うようなことが信じられるはずないでしょう!」
 顔を真っ赤にし、山城がレイベルに向かって叫んだ。
「そうですか? 同じ成分分析の結果が出ているんですけどね」
「わたくしも今、成分分析をお願いしている所ですわ。直に結果は出ると思いますが?」
 司と瑠璃花が口々に言った。山城の顔が、ますます真っ赤になる。
「そんなに人を犯人に仕立てたいのか! だったら決定的な証拠を出せ! 証拠を!」
「証拠たァ、例えばこンなのかァ?」
 その声に反応した山城は、視線の先に現れた者の姿を見てとても驚いた。何故ならば、自分と全く同じ姿の人間がそこに居たのだから。
「メモ書く時はよォ、筆圧に気をつけにゃいかンよなァ。おい? へっ、丸分かりだぜ」
 ニヤッと笑ってみせるもう1人の山城。手には鉛筆で黒く塗られたメモ用紙が握られていた。
「イエース、Mr渡橋の言う通りデス」
 すっと姿を見せるプリンキア・アルフヘイム。実はもう1人の山城は、プリンキアがメイクを施した渡橋十三であった。
「デモ本当の証拠、アソコにありマスネ☆」
 すっと建物の角を指差すプリンキア。すると、白衣をまとった細身の男を連れた和服の女性が姿を現した。天薙撫子である。
 山城の表情が、白衣の男を見た瞬間に変わっていた。
「この方……片山さんが全て話してくださいました。借金を盾に今回の計画に参加させられたと」
「山城さん! もう全部ばれてるんだよ! それに私は殺されそうになった……一緒に警察に行こう。そして罪を償おう」
 申し訳なさそうに言う白衣の男、片山。だが山城は聞く耳を持たなかった。
「うるさい!! そいつの言ってることはでたらめだ!! 今、電話して確かめてやる……」
 電話をかけ始める山城。恐らく相手は大手芸能プロダクションだろう。しかし――電話はむなしく呼び出し音を繰り返すだけだった。
「畜生! 何で出ないんだよ!! 約束通り、美奈子の芸能生命を断ってやったのに!!」
「……あいにくだが、それは無理だ」
「その通り!」
 ぼそりと慶悟がつぶやいたのと同時に、大きな声が響き渡った。その声に振り返ると、征城大悟の姿がそこにあった。大悟の後ろから、サイデル・ウェルヴァも姿を見せる。
「スタジオで、飲み物用意してた奴が白状したぜ……『山城に頼まれた』ってよ!」
「なっ……!!」
 大悟の言葉を聞いて絶句する山城。よほど予想外であったのだろう。
「やれやれ、見苦しいねぇ。今日日のドラマの犯人の方が、まだ素直にお縄につくってもんさ」
 山城の態度に呆れ気味のサイデル。山城はしばし呆然としていたが、突然叫び出した。
「うっ……うっ……うわぁぁぁぁぁっ!!!」
 混乱の極みに達したのだろう、山城は叫びながら皆が居ない方へと走り出していた。大悟がそんな山城を足止めしようと、ベアリングを放つ準備に入った。
 と――山城が逃げている先に、だ。不意に美奈子が姿を見せたのである。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
 そのまま美奈子に突撃してゆく山城。次の瞬間、山城と美奈子が交錯し……山城が地面に崩れ落ちた。鼻から大量に血を流しながら。
 交錯した瞬間、美奈子の正拳突きが山城の顔面にクリーンヒットしていたのだ。
「ベリーグッ! さすがMr鳴神デスネー☆」
 拍手するプリンキア。驚きの視線が美奈子に集まった。実はこの美奈子も、プリンキアのメイクが施された鳴神時雨だったのである――。

●恐らくは蛇足【9】
「本当にすまなかった!」
 大量の菓子折を手に、内海が草間興信所を訪れたのは、事件解決後1週間経ってのことだった。無論、今回の事件を回してしまった詫びだ。
 この1週間の出来事を簡単に説明しておこう。山城と片山は警察に逮捕され、片山を襲った男たちの線から暴力団がバックに居る芸能事務所の社長まで逮捕に至っていた。ちなみに例の薬は、どの成分分析の結果を見ても、クロの判定がなされていた。
 社長曰く、売れているタレントを潰して、そこに自分の事務所のタレントを押し込もうと考えていたそうだ。大手芸能プロダクションの名前を使ったのは、ヘッドハンティングをちらつかせて協力させる、偽装工作の一環だったとのことである。
 捜査の結果、名前が使われた芸能プロダクションは全くの無関係だということが分かった。つまり山城は、架空のヘッドハンティングに引っかかり、全てを失ってしまったという訳だ。もし山城が現状で満足していたのであれば、今回の事件は起こらなかったのかもしれない。
 さて、ここまで事件が広がってしまうと、マスコミに知られぬようにすることは無理となってしまった。美奈子も事件の真実を知り、ショックを受けてしまっていた。
 ただ不幸中の幸いなのは、美奈子は被害者ゆえにマスコミが皆同情的に見ていてくれたことだろうか。イメージダウンの心配は少なく、後はもう美奈子が上手くショックから立ち直れるかどうかという点に絞られる。
 美奈子が見た黒い靄に関しては、このような仮説が立てられた。例の薬を飲んだ美奈子の感受性がとても強く、いつしか幻覚を具現化するようになってきていたのでは、と。
 だとすれば、完全に幻覚を具現化させてしまう前に事件を解決出来たのはよかったのだろう。
 だが、それでも分からないことがいくつかある。まず、どうして美奈子だったのか。それから、山城が電話をかけていた相手の携帯電話はどこにあるのか。この辺り、取り調べが進んでも曖昧なままとなっていた。
 さてはて、真実は闇の中――。

【アイドルをおびやかす影【後編】 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0024 / サイデル・ウェルヴァ(さいでる・うぇるう゛ぁ)
                    / 女 / 24 / 女優 】
【 0060 / 渡橋・十三(とばし・じゅうぞう)
           / 男 / 59 / ホームレス(兼情報屋) 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
  / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
              / 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0328 / 天薙・撫子(あまなぎ・なでしこ)
               / 女 / 18 / 大学生(巫女) 】
【 0389 / 真名神・慶悟(まながみ・けいご)
                   / 男 / 20 / 陰陽師 】
【 0554 / 守崎・啓斗(もりさき・けいと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0568 / 守崎・北斗(もりさき・ほくと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0606 / レイベル・ラブ(れいべる・らぶ)
           / 女 / 20代? / ストリートドクター 】
【 0662 / 征城・大悟(まさき・だいご)
            / 男 / 23 / 長距離トラック運転手 】
【 0818 / プリンキア・アルフヘイム(ぷりんきあ・あるふへいむ)
          / 女 / 35 / メイクアップアーティスト 】
【 0922 / 水城・司(みなしろ・つかさ)
          / 男 / 23 / トラブル・コンサルタント 】
【 1316 / 御影・瑠璃花(みかげ・るりか)
               / 女 / 11 / お嬢様・モデル 】
【 1323 / 鳴神・時雨(なるかみ・しぐれ)
    / 男 / 32 / あやかし荘無償補修員(野良改造人間) 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全23場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせいたしました、アイドルをおびやかす何かのお話の後編をお届けいたします。かなりややこしいお話となってしまったような気がしますが……さてどう思われたでしょうか。
・今回はですね、自分の取った行動が、他の人の所に影響しているということが若干強めかもしれません。総勢14人、影響し合ってますね、本当に。
・ちなみに、もしも美奈子本人が収録に参加していたならば……展開は思いっきり変わっていたと思います、はい。
・征城大悟さん、5度目のご参加ありがとうございます。考えてみた結果、大道具かなあ、と。スタッフとして潜り込んでいたのは、よかったと思いますよ。一応サインは、事件解決後入手出来ていますね。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。