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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


アイドルをおびやかす影【後編】
●オープニング【0】
 LAST TIME 『アイドルをおびやかす影』――。
 特撮ドラマ『魔法少女バニライム』の監督、内海良司に紹介され草間興信所にやってきた2人。それは天然キャラとして売られている17歳のアイドル・大倉美奈子と、マネージャーの山城健吉だった。
 山城によると、何でも美奈子がストーカーに付け回されているのだという。美奈子もすっかり怯えている様子。そこで、美奈子を守ってストーカーを捕まえてほしいという話だった。
 依頼を引き受けた草間は、一同にその調査を任せた。各々自分なりの方法で、事件を調べてゆく一同だったが、ストーカーの影がどうにも見えてこない。
 ところが美奈子がマンションの自室に帰った時に、それは起きた。ベランダの窓ガラスが破られてしまったのである。
 しかし、外を見回っていた者によると、怪しい人影も車も見当たらなかったとのこと。けれどもこんな目撃情報を口にする者も居た。ベランダに、黒いもやもやっとした物が見えていたような気がすると。
 果たして、美奈子に付きまとうストーカーの正体とは?

●隠された文字【1】
 都内某所早朝。とあるマンションの一室の前でこんな会話が交わされていた。
「じゃ、帰る時に声かけてくださいね」
 鍵束を手にした中年男性が、目の前に居たごま塩頭の男性に言った。恐らくここの管理人なのだろう。
「ああ、こりゃどうも。甥も図体ばかりでかくなったけどねェ。へへっ、そそっかしくていけねえや」
 と言って、男性は頭を掻いた。そして管理人が立ち去ったのを見届けてから、ニヤッと笑みを浮かべる。
「ちょろいもンだ。さぁて、さくさく探索すっか」
 男性――渡橋十三はポケットから軍手を取り出してはめると、扉のノブに手をかけた。そこへひらひらと羽根の生えた生き物がやってきて、十三の回りをくるくると飛び始めた。
「ええい、分かってらァ! お前さんは、とっととプリンに伝えに行きな。時間までには行くからよぉ」
 うっとうしそうにその生き物――フェアリーを手で払い除ける十三。するとフェアリーは十三から離れ、大空へと舞い上がっていった。
「ったく、確かに俺ン所は電話がネェが……だからってこんなン送ってきやがって」
 ぶつぶつと言いながら、十三は扉を開けて部屋の中に足を踏み入れた。今のフェアリーは、プリンキア・アルフヘイムが電話代わりのメッセンジャーとして飛ばしたものであった。
 ここは美奈子のマネージャーである山城の部屋である。プリンキアから連絡を受けた十三は、シュライン・エマに連絡を取って山城の住所を聞き出すと、山城の叔父と偽って管理人に部屋の鍵を開けさせたのだ。無論、山城が出勤するのを見計らって入れ違いに。
 部屋に入った十三は、何か手がかりがないか要所要所を調べ出した。この後も予定があるために、そう時間をかけてもいられなかった。
 冷蔵庫にはビールやらジュースといった飲み物と冷凍食品こそはぎっしり詰まっていたが、それ以外の物は特に見当たらなかった。
 本棚には雑多な本が並んでいた。タレント名鑑があるのは仕事柄として、『仕事で他人の1歩先を行く88の方法』なんて題名の本まである。
 ふと机の上を見ると、メモ帳が置いてあった。メモ帳は白紙だったが、よく見てみると跡が残っている。
 そこで十三は、机の中から鉛筆を取り出してメモ帳を擦ってみた。するとどうだろう、文字が浮かび上がってきたではないか。きっと前に書いた事柄が、筆圧が強かったためか下の方まで跡となって残ってしまったのだろう。
「ほぉ、出てきたぜ」
 してやったりといった表情の十三。浮かび上がった文字は『片山内科』という医院名と、電話番号、それから十三でも名前を聞いたことのある大手の芸能プロダクションの名前であった。
 医院名の方は、事前にシュラインより聞いていた物と完全に一致していた。が、十三は引っかかる物を感じていた。
「メモしたってこたァ、誰か他の奴から聞いたってことじゃねェか?」
 その可能性は高い。なら、誰から聞いたのかが問題となってくる。普通に考えるなら、ここに記されている芸能プロダクションの人間からなのだろうが。
「……ま、その辺は『仲間』の結果待ちか」
 十三は鉛筆で黒く塗られたメモ用紙を、勢いよくちぎり取った。

●灯台下暗し【3B】
 朝――島公園スタジオ。その楽屋の一室には、収録を控えた美奈子の姿がある。しかし、そこからかなり離れた別の楽屋に、とある3人の姿があった。
「サ〜テ、メイクを始めマスネ〜☆」
 そう明るく言い放つのは、プリンキア・アルフヘイムだ。手にはメイク道具を持ち、すでにスタンバイ完了といった様子である。
 そのプリンキアの前、鏡に向かって並んでいるのが鳴神時雨と渡橋十三だ。メイクを待つこの状況を例えるならこうだろう、『まな板の上の鯉』と。
「……どう思う?」
 時雨がぼそっとつぶやいた。先に反応したのは十三だった。
「へっ、言いたいこたァ分かるぜ。薬のことなンだろ?」
「そうだ。状況証拠からすると、マネージャー紹介の医者が処方した薬が怪しすぎる」
「『片山内科』な」
 時雨の言葉に、十三が補足した。
「医者なら怪しまれず妙な薬も手に入れられっからよ。ま、そンなのは『くすり』でなくて『ヤク』って言うンだろうけどな」
 ニヤッと十三が笑みを浮かべた。確かに十三の言う通り、治療用であればいわゆる麻薬に分類されるような薬であっても入手不可能ではない。その管理は厳重だろうけれども。
「イエース、ミーもそう思いマスネ。薬は……幻覚剤か覚醒剤デス」
 プリンキアが頷いた。まあ考えることは、皆一緒ということだ。
「ふむ……中身を成分分析した方がよかろう」
 そう時雨が言うと、プリンキアが口を挟んできた。
「ノープロブレム☆ 後でコッソリ摺り替えマショ。イイ強力解毒剤アリマス」
 ウィンクするプリンキア。何にせよ、2人のメイクが終わってからの話である。
「デモ……ストーキングすルほどラブな美奈子を、ドランカーにする必要は?」
 時雨にメイクを施しながら、プリンキアが首を傾げた。何かが矛盾しているのである。その疑問に1つの解答を出してきたのは十三であった。
「『黒い関係』絡みじゃねえか? シュラが前に関わったとか何とか言ってた覚えがあるぜ。明るみに出たからこそ、奴らはマスコミを避ける。ンで、今度はヤク漬にして有力者に献上だろ? 感度がイイ娘なら……へへっ」
 十三はそこまで話すと、下卑な笑みを浮かべた。が、すぐにプリンキアの冷たい視線に気付き、ゴホンと咳払いをした。
「Oh……孫悟空デスか」
「人身御供だろう」
 プリンキアのつぶやきに、すかさず時雨が反応した。
「イッツ、メキシカンジョークデスネー」
 プリンキアは何事もなかったかのように、メイクを続けていった。
「しかし、そう言うからには何か尻尾をつかんでいるのか?」
「まあな。暴力団がバックに居る芸能事務所が、近頃活発に動いてンだそうだ」
 『仲間』が調べてきてくれたことを、得意げに話す十三。だがそこから急にトーンダウンした。
「けどなァ……事務所の規模は小せェし、奴さンの部屋にあったメモに残ってた所と接点がねェようでよ」
 そう言い、十三は山城の部屋から持ってきた、鉛筆で黒く塗られたメモ用紙を取り出した。そこには『片山内科』の名前と電話番号、それから大手芸能プロダクションの名前が浮かび上がっていた。
「ここ来る前に医者にゃ電話したけどよ、留守電にもなりゃしねェ。後でかけ直してみっか」
 愚痴を言う十三。まあ、早朝にかけたというのもタイミングが悪かったのかもしれない。
「ハイ、フィニッシュデース☆」
 やがてプリンキアによる、2人へのメイクが完了した。鏡の前に居たのは、時雨と十三ではなかった。時雨の位置に居るのは美奈子、そして十三の位置に居るのは山城だったのである。恐るべし、プリンキアのメイクアップ技術。
「サテ、着替えて作戦開始デス☆」
 作戦――いったい何をするつもりなのだろか。

●主役交代劇【6B】
 美奈子1人だけとなっていた楽屋に、山城とプリンキアが姿を現した。
「あっ、マネージャーさ……」
「美奈子ちゃん! 予定変更!」
 美奈子が皆まで言う前に、山城がそう言い放った。きょとんとなる美奈子。
「ほら、昨日収録の特番。内緒にしてたけど、実はもう1つドッキリ企画があって、今からその準備をしてもらわないと!」
「え、え、え? 番組のトーク収録は?」
「大丈夫! 後ろにずらしてもらうことで話がついてるから! 時間ないから、今からもう準備! 楽屋移動!」
「あ……はい。分かりました」
 勢いに押されるように、何事かよく分からないながらも山城についてゆく美奈子。山城は楽屋を出る間際、プリンキアに目配せをした。
 実は――ここに居る山城は、プリンキアのメイクによって変身した十三であった。見事声まで山城のそれになっていたのである。
 美奈子が出てゆくと、それと入れ違いに入ってくる者が居た。美奈子――いや、プリンキアのメイクによって美奈子に変身した時雨であった。
「デハ、よろシクデス。美奈子をメイクアップしたら、スグ戻ってキマス☆」
「了解」
 普段の調子でプリンキアに答える時雨。声はもちろん、美奈子のそれとなっていた。
 プリンキアは残されたバッグに入っていた薬を摺り替えると、美奈子にメイクを施すために楽屋を出ていった。

●追い詰められし者【8】
 島公園スタジオの裏手。山城は1人、人気のないこんな所で電話をかけていた。
「山城です。収録始まりました。今頃美奈子は飲み物に仕込まれた薬を飲んで……芸能生活の終わりを迎えてることでしょう。こっちは約束を守ったんです、今度はそちらが守る番ですよ。私は今回の責任を取って辞表を出す。そこを拾ってもらう……そういう筋書きでしたよね。ええ、ええ。小さな事務所のマネージャーで終わりたくないんですよ。力を存分に振るうには、大手でないと……。では今から首尾を確認してきますから、またすぐに連絡します。ではまた」
 電話を切ると山城は、スタジオの中へと戻ろうとした。その瞬間、木の陰から姿を見せた者が居た。真名神慶悟だ。
「そういうことか……私利私欲のために、担当するアイドルを売った訳か」
 慶悟はそう言って、山城に哀れを含む視線を向けていた。
「な……何のことです? 美奈子ちゃんの様子を見に行かないといけないんで、失礼しますよ……」
「おっと、行かせないぜ」
 山城の頭上から声が聞こえてきたかと思うと、すたっと山城の前に降り立つ者が居た。守崎北斗である。
「大手の芸能プロダクションに電話してたんだろ? 何なら、電話番号言おうか?」
 得意げな表情の北斗。山城の表情は引きつっていた。
「……か、関係ないでしょう! 人がどこに電話してようと」
「いや、関係あるでしょう。そことの関係が、事件を起こした原因なのだから」
 水城司が姿を現した。その背後には、守崎啓斗の姿もある。
「たく、マネージャーが聞いて呆れるぜ。風邪薬に、変なもん混ぜさせるなんて」
 心底呆れたように言い放つ啓斗。それに山城が反論した。
「なっ、何を言い掛かりを!」
「言い掛かりではないですわ」
 そんな言葉とともに姿を見せたのは、御影瑠璃花だった。そばにはシュライン・エマと、メイドのファルファに支えられているファルナ・新宮の姿もある。
「例の薬を飲んで、気分を害した人が居るのよ、ここに」
「はい〜……とっても気分が悪かったです〜」
 シュラインの言葉を受け、ファルナがぐったりとした様子で言った。つまり、飲んだのはファルナだということだ。
「そ、そんなの個人の体調のせいかもしれないじゃないですか!」
 なおもしらを切ろうとする山城。だが、山城のその言葉を否定しようという者がさらに現れた。
「あいにくだが、この薬のせいだ」
 と言って出てきたのは、レイベル・ラブだった。
「悪いが分析させてもらった。幻覚剤やら何やら色々と、混ぜたものだな」
「何を口からでまかせを! あんたみたいな人が言うようなことが信じられるはずないでしょう!」
 顔を真っ赤にし、山城がレイベルに向かって叫んだ。
「そうですか? 同じ成分分析の結果が出ているんですけどね」
「わたくしも今、成分分析をお願いしている所ですわ。直に結果は出ると思いますが?」
 司と瑠璃花が口々に言った。山城の顔が、ますます真っ赤になる。
「そんなに人を犯人に仕立てたいのか! だったら決定的な証拠を出せ! 証拠を!」
「証拠たァ、例えばこンなのかァ?」
 その声に反応した山城は、視線の先に現れた者の姿を見てとても驚いた。何故ならば、自分と全く同じ姿の人間がそこに居たのだから。
「メモ書く時はよォ、筆圧に気をつけにゃいかンよなァ。おい? へっ、丸分かりだぜ」
 ニヤッと笑ってみせるもう1人の山城。手には鉛筆で黒く塗られたメモ用紙が握られていた。
「イエース、Mr渡橋の言う通りデス」
 すっと姿を見せるプリンキア・アルフヘイム。実はもう1人の山城は、プリンキアがメイクを施した渡橋十三であった。
「デモ本当の証拠、アソコにありマスネ☆」
 すっと建物の角を指差すプリンキア。すると、白衣をまとった細身の男を連れた和服の女性が姿を現した。天薙撫子である。
 山城の表情が、白衣の男を見た瞬間に変わっていた。
「この方……片山さんが全て話してくださいました。借金を盾に今回の計画に参加させられたと」
「山城さん! もう全部ばれてるんだよ! それに私は殺されそうになった……一緒に警察に行こう。そして罪を償おう」
 申し訳なさそうに言う白衣の男、片山。だが山城は聞く耳を持たなかった。
「うるさい!! そいつの言ってることはでたらめだ!! 今、電話して確かめてやる……」
 電話をかけ始める山城。恐らく相手は大手芸能プロダクションだろう。しかし――電話はむなしく呼び出し音を繰り返すだけだった。
「畜生! 何で出ないんだよ!! 約束通り、美奈子の芸能生命を断ってやったのに!!」
「……あいにくだが、それは無理だ」
「その通り!」
 ぼそりと慶悟がつぶやいたのと同時に、大きな声が響き渡った。その声に振り返ると、征城大悟の姿がそこにあった。大悟の後ろから、サイデル・ウェルヴァも姿を見せる。
「スタジオで、飲み物用意してた奴が白状したぜ……『山城に頼まれた』ってよ!」
「なっ……!!」
 大悟の言葉を聞いて絶句する山城。よほど予想外であったのだろう。
「やれやれ、見苦しいねぇ。今日日のドラマの犯人の方が、まだ素直にお縄につくってもんさ」
 山城の態度に呆れ気味のサイデル。山城はしばし呆然としていたが、突然叫び出した。
「うっ……うっ……うわぁぁぁぁぁっ!!!」
 混乱の極みに達したのだろう、山城は叫びながら皆が居ない方へと走り出していた。大悟がそんな山城を足止めしようと、ベアリングを放つ準備に入った。
 と――山城が逃げている先に、だ。不意に美奈子が姿を見せたのである。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
 そのまま美奈子に突撃してゆく山城。次の瞬間、山城と美奈子が交錯し……山城が地面に崩れ落ちた。鼻から大量に血を流しながら。
 交錯した瞬間、美奈子の正拳突きが山城の顔面にクリーンヒットしていたのだ。
「ベリーグッ! さすがMr鳴神デスネー☆」
 拍手するプリンキア。驚きの視線が美奈子に集まった。実はこの美奈子も、プリンキアのメイクが施された鳴神時雨だったのである――。

●恐らくは蛇足【9】
「本当にすまなかった!」
 大量の菓子折を手に、内海が草間興信所を訪れたのは、事件解決後1週間経ってのことだった。無論、今回の事件を回してしまった詫びだ。
 この1週間の出来事を簡単に説明しておこう。山城と片山は警察に逮捕され、片山を襲った男たちの線から暴力団がバックに居る芸能事務所の社長まで逮捕に至っていた。ちなみに例の薬は、どの成分分析の結果を見ても、クロの判定がなされていた。
 社長曰く、売れているタレントを潰して、そこに自分の事務所のタレントを押し込もうと考えていたそうだ。大手芸能プロダクションの名前を使ったのは、ヘッドハンティングをちらつかせて協力させる、偽装工作の一環だったとのことである。
 捜査の結果、名前が使われた芸能プロダクションは全くの無関係だということが分かった。つまり山城は、架空のヘッドハンティングに引っかかり、全てを失ってしまったという訳だ。もし山城が現状で満足していたのであれば、今回の事件は起こらなかったのかもしれない。
 さて、ここまで事件が広がってしまうと、マスコミに知られぬようにすることは無理となってしまった。美奈子も事件の真実を知り、ショックを受けてしまっていた。
 ただ不幸中の幸いなのは、美奈子は被害者ゆえにマスコミが皆同情的に見ていてくれたことだろうか。イメージダウンの心配は少なく、後はもう美奈子が上手くショックから立ち直れるかどうかという点に絞られる。
 美奈子が見た黒い靄に関しては、このような仮説が立てられた。例の薬を飲んだ美奈子の感受性がとても強く、いつしか幻覚を具現化するようになってきていたのでは、と。
 だとすれば、完全に幻覚を具現化させてしまう前に事件を解決出来たのはよかったのだろう。
 だが、それでも分からないことがいくつかある。まず、どうして美奈子だったのか。それから、山城が電話をかけていた相手の携帯電話はどこにあるのか。この辺り、取り調べが進んでも曖昧なままとなっていた。
 さてはて、真実は闇の中――。

【アイドルをおびやかす影【後編】 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0024 / サイデル・ウェルヴァ(さいでる・うぇるう゛ぁ)
                    / 女 / 24 / 女優 】
【 0060 / 渡橋・十三(とばし・じゅうぞう)
           / 男 / 59 / ホームレス(兼情報屋) 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
  / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト 】
【 0158 / ファルナ・新宮(ふぁるな・しんぐう)
              / 女 / 16 / ゴーレムテイマー 】
【 0328 / 天薙・撫子(あまなぎ・なでしこ)
               / 女 / 18 / 大学生(巫女) 】
【 0389 / 真名神・慶悟(まながみ・けいご)
                   / 男 / 20 / 陰陽師 】
【 0554 / 守崎・啓斗(もりさき・けいと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0568 / 守崎・北斗(もりさき・ほくと)
                   / 男 / 17 / 高校生 】
【 0606 / レイベル・ラブ(れいべる・らぶ)
           / 女 / 20代? / ストリートドクター 】
【 0662 / 征城・大悟(まさき・だいご)
            / 男 / 23 / 長距離トラック運転手 】
【 0818 / プリンキア・アルフヘイム(ぷりんきあ・あるふへいむ)
          / 女 / 35 / メイクアップアーティスト 】
【 0922 / 水城・司(みなしろ・つかさ)
          / 男 / 23 / トラブル・コンサルタント 】
【 1316 / 御影・瑠璃花(みかげ・るりか)
               / 女 / 11 / お嬢様・モデル 】
【 1323 / 鳴神・時雨(なるかみ・しぐれ)
    / 男 / 32 / あやかし荘無償補修員(野良改造人間) 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全23場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせいたしました、アイドルをおびやかす何かのお話の後編をお届けいたします。かなりややこしいお話となってしまったような気がしますが……さてどう思われたでしょうか。
・今回はですね、自分の取った行動が、他の人の所に影響しているということが若干強めかもしれません。総勢14人、影響し合ってますね、本当に。
・ちなみに、もしも美奈子本人が収録に参加していたならば……展開は思いっきり変わっていたと思います、はい。
・渡橋十三さん、25度目のご参加ありがとうございます。『黒い関係』ですか。目のつけ所がいいですね、とだけ今は言っておきます。まあそう遠くないうちに、この言葉の意味が分かるかもしれませんが。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。