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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


開けてびっくり謎の箱
〜 迷惑な贈り物 〜


「これ、何ですか?」
 三下は、デスクの上に置かれたダンボール箱を見て目を丸くした。
「三下に届いてたのよ。名指しでね」
 碇にそう言われて、三下はもう一度その箱を見直す。
 確かに、送り先は「月刊アトラス編集部気付 三下忠雄様」と明記されている。
「一体誰が……」
 三下が送り主の欄に目をやると、そこには下手な筆記体で「R.O.」とだけ書かれていた。
 「R.O.」。イニシャルだろうか。
 しかし、考えても、考えても、R.O.というイニシャルの人物など思いつかない。
(まあ、いいか)
 とりあえず差出人の謎は後回しにして、三下は箱を開けてみた。

 中に入っていたのは、ダンボール箱より一回り小さい、古めかしい木箱だった。
 よくわからない文字のようなものがびっしりと全面に刻まれており、どこか不思議な感じを漂わせている。
「なんだろう?」
 おそるおそる、その蓋を取ってみる三下。
 だが、彼の予想に反して、箱の中には何も入ってはいなかった。
「箱だけ……かな?」
 これでは、ますますわけがわからない。
 三下はすっかり困り果てて、何か他に手がかりはないか、とりあえず木箱をダンボール箱の中から取りだしてみた。

 すると、その時。
 本来は木箱の上に置かれていたのであろう封筒が、木箱とダンボール箱の間から見つかった。
 三下がその封筒を開けてみると、中には次のようなことが書かれていた。





  三下へ

 この前はいろいろ迷惑をかけた。
 お詫びの印に、役に立ちそうなものを一つ送る。
 この木箱は大昔の錬金術師が作ったと言われているもので、
 周囲の不運を徐々に吸い取り、運気を向上させるらしい。
 ただし、吸い取った不運は全部中にたまる仕組みなので、絶対に中は開けないように。

  トレジャーハンター ロドリゲス大宮



 

 手紙を読み終えて、三下は慌ててもう一度箱の中をのぞき込んだ。
 中には何もない。少なくとも、目に見えるようなものは何もない。
 だが、箱を開けたときに出てきたものも、やはり何もなかった。なかったに違いない。
 そう自分に言い聞かせる三下の後ろから、突然同僚の悲鳴が聞こえてきた……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 不運の詰め合わせ 〜

「……で、こうなった、と」
 編集部の惨状を見て、海原みあお(うなばら・みあお)はため息をつかずにはいられなかった。
 詳細な経緯は聞いていないし、聞く気にもなれない。
 けれども、大地震があってもこうはなるまいと思うほどぐちゃぐちゃになった編集部内の様子が、彼女が到着するまでに起こった惨事の程度を何よりも雄弁に物語っていた。
「そうなのよ。これじゃ、とても仕事にならないわ」
 憮然とした表情を浮かべる碇。
 と、その時、窓も開いていないのに、突然どこからか強い風が吹き込んできた。
 その風は、無情にも机の上に積み上げられた書類の山を突き崩す。
 そして、その書類は、床に散らばったものを拾い集めていた編集者の頭上に、雪崩のように降り注いだ。
「うわっ!?」
 書類の不意打ちを食らって、反射的に立ち上がる編集者。
 その勢いで再び書類は宙に舞い上がり、風に吹かれて編集部のあちらこちらへと散らばっていった。
 全くといっていいほどムダのない、見事なまでの不幸のコンビネーションである。
「ひょっとして、三下の不運ってラグナロク並?」
 これには、みあおもただただ呆れ返るより他なかった。





 それから、少しの後。
「それで、その箱はもう閉めたんだよね?」
 気を取り直して、みあおは碇にこう尋ねた。
「ええ。そうしたら、少しはマシになるかと思ったんだけど」
 その答えに、みあおは少し安心しながら続ける。
「だったら、そんなにひどいことにはならないはずだと思うけどな。
 三下がその箱に触ってた時間って、そんなに長くないんでしょ?」
「長くない、どころか、ほとんどないはずよ。
 ダンボール箱を開けた直後に、あの箱を開けたみたいだったから」
 背後から聞こえてくる悲鳴はもう聞こえないことにしているらしく、淡々とみあおの質問に答える碇。
 しかし、その答えが本当だとすれば、これほどの惨事になるだろうか?
「おかしいなあ……それだったら、もうそろそろ収まってもいい頃なんじゃないかな?」
「どうして?」
「だって、三下が触れてからそんなに時間が経ってないなら、中に入ってた《不運》の量も、そんなに多くないはずでしょ?」
 みあおがそう言うと、碇は少し考え込むように呟いた。
「だと、いいんだけど……こうも考えられない?
 あの箱は、『周囲の』不運を吸い取り続ける……どこにあろうと、持ち主がいてもいなくても」
「だとしたら?」
「そうだとしたら、もし仮に送り主が送る前に箱を開けていたとしても、この荷物が送り主の元を離れてからずっと、あの箱は《不運》をため込んでいたことになるわ」
 それを聞いて、みあおは事態が自分の想像よりはるかに深刻であることを悟った。
 さらに、追い打ちをかけるように、碇の口からこんな言葉が発せられる。
「しかも、あの箱、船便で送られてきてたのよ。ヨーロッパから」
 それが事実なら、あの箱は少なく見積もっても数週間分の《不運》をため込んでいた、ということになる。
 あの箱の《不運》の吸収力がどれほどのものかはわからないが、これが容易ならざる事態であることは想像に難くなかった。

(ん〜……どうしたらいいんだろ)
 今日二度目のため息をつくみあおの背後から、再び何かが崩れる音が聞こえてきた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 迷惑な来訪者 〜

 みあおが対策を考え始めてから、数分ほどが経っただろうか。
 そうしている間にも、事態はどんどん悪化していく。
 その上、こんな状況に対処できるような案など、そうそう簡単に浮かぼうはずもない。
(やっぱり、最初に思ったとおりにやるしかないかな)
 結局その結論に達すると、みあおは碇の方に向き直った。
「とにかく、みあおの力でなんとかできないか試してみるね」
「ありがとう、みあおちゃん。それで、何か作戦はあるの?」
 少し心配そうに尋ねる碇に、みあおは元気よく頷いて見せた。





「じゃ、みあおちゃん、お願いね」
 碇に促されて、みあおは普段碇が座っている席に腰を下ろす。
 編集部全体が見渡せるその席に座って、みあおはそっと目を閉じ、精神を集中させた。

 みあおの力を使って三下以外の全員に《幸運》を与え、《不運》を全て三下に集中させる。
 これが、みあおが考えた解決策だった。
 《不運》が集中する三下はたまったものではないだろうが、三下はいつもさんざんな目に遭うという《不運》と同時に、さんざんな目にあってもなぜかそれほどの大事には至らないという《悪運》も併せ持っている。
 そのことを計算に入れれば、これ以上に安全な解決策はないと言っていい。

 ただ、この策にも一つだけ問題点があった。
 この《不運》が消化されるまで、みあおの力がもつかどうか、ということである。
 まして、不運が数週間以上もにわたって蓄積されていたのであれば、なおさらだった。

(なんとか、もってくれるといいんだけど……)
 そう祈りながら、みあおは「力」を発動させた。
 それを見届けて、碇が部下に指令を出す。
「さあ、三下を除いた全員は片づけを再開して。
 三下は……とりあえず、邪魔にならないようにじっとしてて」
「へ、へんしゅうちょおぉ、それはないですよぉぉ」
 事情を知らない三下が抗議するが、当然碇は聞き入れない。
「いいから、三下はじっとしてること」
 その素っ気ない反応に、三下がさらなる抗議の声を上げようとしたとき。
 階下の方から、どこかで聞いたことのあるような歌声が聞こえてきた。

「いっぱい戦れて〜♪ トドメが刺せる〜♪ 僕なら♪」
 最近流行りのCMソングのメロディーにのせて、どこからどう聴いても不穏な内容の歌詞を、少年のような声が歌い上げている。
「この声、そして、この歌詞の内容……まさか……」
 何か思い当たる節があるのか、三下の顔からさっと血の気が失せる。
 そうこうしているうちに、歌声はどんどんと近づいてきて……ついに、編集部のドアの外に、小柄な――といっても、さすがにみあおよりはいくぶん大きいが――人影が姿を現した。
「く、来る……!!」
 退路を断たれた三下が、助けを求めるように一同を見回す。
 だが、皆片づけでそれどころではなく、みあおにしても他の全員に《幸運》を与えるのに精一杯で、とても三下の方まで手が回らない。
「ああああああああああっ!!」
 孤立無援となった三下の絶叫とともに、ドアはゆっくりと開かれた。





「待ちまくっていたよ三下さんっ☆」
 ドアを開けるなり、ドアの向こうにいた少年――水野想司(みずの・そうじ)は、心底嬉しくてしょうがないと言った様子で三下に笑いかけた。
「そ、想司くん……何かな?」
 三下が引きつった笑みを浮かべて応えると、想司は手近な机の上に飛び乗り、芝居っ気たっぷりに叫んだ。
「今までの三下忠雄だと思っていたら怪我をする……! この不幸によって目覚めた伝説の超戦士『マスター・タダオ』の前にひれ伏すのだ!」
 その想像を絶する内容に、碇や他の編集者はもちろん、当の三下までもが呆気にとられた表情で想司を見つめる。
 しかし、想司はそんな視線など一向に意に介さない様子で、三下の方に向き直った。
「……って、世界中に宣言したんだって? しのぶから聞いたよっ♪」
「し、してない、してない、してないぃぃっ!」
 首をちぎれんばかりに左右に振りまくる三下。
 別にそこまでして否定せずとも、そんなことをしそうもないのは普段の三下を見ていれば明らかなのだが、そんな常識も、話し合いも、戦闘モードの想司には通じない。
「おまかせだよっ☆ 三下さんが、どんなに腕を上げていようと僕が必ずトドメを刺してあげる♪」
 案の定、想司は三下の否定になどこれっぽっちも耳を貸そうとはせず、にやりと笑ってどこからともなく巨大なトゲつき鉄球を取りだした。
「あああぁぁぁっ、全然話聞いてないしぃぃっ!!」
「問答無用っ♪ いざ尋常に勝負だよっ☆」
 その声とともに、容赦のない鉄球の一撃が三下を襲う。
「うわあああぁぁぁぁっ!!」
 すっとんきょうな声を上げながら、なんとかそれを紙一重で回避する三下。
 三下をとらえ損なった鉄球は机を、椅子を、そして諸々の備品を粉砕しつつ、想司の手元へと戻る。
「そっちだねっ☆」
 再び放たれる鉄球。
「ぎゃああああぁぁぁっ!!」
 間一髪で避ける三下。
「こっちかっ♪」
 三度放たれる鉄球。
「ひゃああああぁぁぁっ!!」
 これもギリギリでかわす三下。
 みあおの《幸運》のおかげか、誰一人として怪我を負うことはなかったが、編集部内はみるみるうちに修復不可能なまでに破壊されていく。
 そんな中、ドアの近くにいた編集者がとっさに叫んだ。
「三下! こっちだ!」
「は、はいっ!!」
 言われるままに、三下は編集部の外へと逃げ出していき、想司もそれに続いた。

 かくして、多くの犠牲を出しながら、ようやくアトラス編集部には平穏が戻ったのであった。

「今ので最後に残っていた《不運》も消化しきったでしょうし、あとは三下に期待、ね」
 半ば投げやりに言った碇の横顔を見ながら、みあおはかすかにこんなことを考えていた。
(ちょっと怖かったけど、これはこれで楽しかった……なんて言ったら、みんな怒るよね、きっと)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 惨事が町にやってきた 〜

「三下さんっ☆ 逃げてばかりじゃ死合いにならないよっ♪」
 どこまでも陽気な声で言いながら、想司が何十回めかの「ソージーハンマー」での攻撃を繰り出す。
 けれども、三下はなんだかんだ言いつつも、その全てをギリギリのところで回避していた。
 目標を失ったハンマーが道路を砕き、ガラスを叩き割り、ゴミバケツをひっくり返す。
 二人の通った後には破壊の爪痕が刻まれたが、三下にはそれを気にしている様子はなかったし、想司もまったく気にしてはいなかった。
「だああっ、も、もう勘弁して下さいよぉぉっ!」
「なんの、まだまだっ☆ 今度こそ、これでフィニッシュだよっ♪」
 そう叫んで、今度こそとばかりにハンマーを振り回す。
 その一撃を、三下は今度もかろうじて避け……その拍子に、バランスを崩して、ちょうどすれ違おうとした男たちの一人にぶつかった。
「あ、す、すいませ……」
 とっさに謝ろうとした三下の表情が、途中で凍り付く。
「おぅ、どこに目ぇつけて歩いてんだ?」
「痛てぇじゃねぇか、兄ちゃんよう」
 三下がぶつかった相手――どこから見てもチンピラにしか見えない連中は、ご丁寧にも誰がどう聞いてもチンピラのセリフにしか聞こえないようなセリフを口にしつつ、慣れた様子で三下を包囲した。
 もちろん、その男たちの眼中には、想司の姿などない。
 そして、さらに悪いことに、想司の眼中にも、その男たちの姿などありはしなかった。
「いただきだよっ♪」
 想司の一撃が、三下をかすめて、チンピラの一人に直撃する。
「ぐぶぇっ!?」
 腹部にとてつもなく重い一撃をくらい、チンピラは変なうめき声をあげてその場に崩れ落ちた。
「な、なにしやがるっ!」
 急に仲間を倒されて、残りの二人は慌てて攻撃の来た方に向き直ると、そこに普通の少年とほとんど違わない……どころか、むしろ同年代の他の少年に比べても華奢に見える想司の姿を見つけて、じわりとそちらの方へと詰め寄った。
「いけないなぁ、そんな危ないモノを振り回しちゃ」
「さ、お兄さんたちにそいつをよこしな」
 だが、当然こんな連中を相手にする想司ではない。
「邪魔だよっ☆」
 そういうやいなや、一人をボディブローで、そしてもう一人をエルボーで黙らせると、直ちに三下の追跡を再開したのであった。
 




 ご近所の皆様に不運と災難をめいっぱいおすそわけしながら、三下と想司の追いかけっこはこのまま永遠に続くかと思われた。
 しかし、全ての出来事には、初めがあって、終わりがある。
 この二人の追いかけっこも、例外ではなかった。

「も、もう、いい加減、許してくださいぃ……」
 火事場の何とやらで走り続けてきた三下だったが、空が真っ赤に染まる頃には、さすがにそれも限界に達しようとしていた。
 とはいえ、今足を止めることは、間違いなく死を意味する。
 故に、三下は走った。無理にでも、走らなければならなかった。

 けれども、その努力も、小さな一つの段差によって終止符を打たれた。
 すでに、三下からは、その段差を乗り越える力も失われていたのである。
 段差にけつまずき、その場に倒れ込む三下。
 それを好機と判断してか、三下の脚は、ついにおのが任務を全うすることを拒否しはじめた。
「あああぁぁぁ……」
 立ち上がることすらできない三下に、夕日を背にした想司がゆっくりと近づいてくる。
(も、もうだめだあぁぁぁぁっ)
 三下は、思わず目をつぶった。

 その時だった。
「想司くん、一体何をやってるのかな?」
 突然聞こえてきた声に、ぴたりと想司の動きが止まる。
 三下がおそるおそる目を開けると、そこには右手にハリセンをもった少女――想司のクラスメイトの、森里しのぶの姿があった。

「あ、しのぶかぁ。何って、見ての通り、三下さんとの死合いだけど☆」
 想司のその答えに、しのぶはちらりと三下の方を見てから、ジト目でツッコミを入れる。
「このどこをどう見たら試合に見えるのよ。
 想司くんが一方的に三下さんを追い回してるだけなんじゃない?」
 しのぶの的を射た解釈に、三下が何度も首を縦に振る。
「まぁ、そういう見方も出来るかなっ♪」
「そういう見方もできる、じゃなくて、そうとしか見えないの。
 そもそも、町中でそんなもの振り回して、関係ない人にでも当たったらどうするのよ!?」
 そのしのぶのツッコミに、想司は胸を張ってこう言いきった。
「大丈夫☆ モノにはいろいろ当たったみたいだけど、ヒトには当ててないからっ♪」
「全然、大丈夫じゃなぁぁいっ!!」

 かくして、しのぶのハリセンの音を合図に、想司と三下の「死合い」は自然消滅したのであった。

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〜 その後 〜

 しのぶの怒濤のごときツッコミで、すっかり想司が戦闘意欲を失った後。
 三下は、ふとあることを思い出して、それをしのぶに尋ねてみることにした。

「あ、あの、森里さん。一つ、聞いてもいいですか……?」
「ええ、何ですか?」
 不思議そうな顔をするしのぶに、三下はおそるおそるこう尋ねてみた。
「最近、想司くんとの間で、僕のことについて何か話しませんでしたか?」
 その問いに、しのぶは少し考えてから、ぽつりとこう呟いた。
「そういえば、この前『三下さん、近頃調子良さそうだね』って、言ったことがあるような気がしますけど……」
「それだけですか?
 もっと、僕が何かとんでもないことを言ったとか、そんな話をしませんでしたか?」
 なおも尋ねてみる三下だったが、この聞き方はあまりにも不自然である。
「そんなことは、言ってませんけど……ひょっとして、想司くんが何か?」
 しのぶにそう尋ね返されて、三下は想司が言っていたことをそのまましのぶに伝えた。

 話を聞き終わって、しのぶは引きつった笑顔を浮かべながら想司の方に向き直る。
「想司くん……百人伝言ゲームしても、そこまで話は膨らまないわよっ!?」
 夕暮れの空の下で、しのぶのハリセンが再びうなりをあげた。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
1415 / 海原・みあお / 女性 / 13 / 小学生
0424 / 水野・想司  / 男性 / 14 / 吸血鬼ハンター

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■         ライター通信          ■
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 撓場秀武でございます。
 この度は私の依頼にご参加下さいまして誠にありがとうございました。

・このノベルの構成について
 このノベルは全部で五つのパートに分かれています。
 このうち最後のパートにつきましては、みあおさんと想司さんで異なったものとなっておりますので、もしよろしければ相手の方の分のノベルにも目を通していただければ幸いです。

・個別通信(水野想司様)
 いつもパワフルなプレイングありがとうございます。
 今回は、「不幸を三下さんに集中させる」と言う方向でお二方のプレイングが一致しておりましたので、想司さんにはその不幸の実行部隊(笑)をやっていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
 もし何かありましたら、遠慮なくお知らせいただけると幸いです。