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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


視線

:オープニング:

勧められて椅子に座った女は、やたらそわそわと辺りを伺ってなかなか草間と顔を合わせようとしなかった。
「ご用件は?」
暫く相手の出方を待った草間は、沈黙に耐えかねて声を掛ける。
「え?」
女は、まるで今初めて草間の存在に気付いたかのようにビクッと体を竦めて草間を見た。
「ご用件は?」
繰り返し、草間は笑みを浮かべてみる。
「あ、ああ。はい、すみません」
言いながら、女はまたそわそわ辺りを伺っている。
「あの、実は、ストーカーを捕まえて欲しいんです」
「ストーカーですか」
「ええ、えっと、最近……1ヶ月くらい前からかしら、誰かに見はられているようで。もしかしたらストーカーじゃないかと思って」
女は入口の扉を見ながら、首筋に触れる。
細い首筋には白い包帯が巻かれ、何やら痛々しい感じがする。
「怪我を?」
包帯を指さす草間に、女は少し戸惑ったように首を傾げて漸く話しを始めた。

1ヶ月前、女は一人暮らしを始めたのだと言う。
小さいワンルームでの生活は、なかなかに自由で快適だった。
しかし、引っ越しの荷物もあらかた片付き、周囲の地理にも慣れた頃から、どうも誰かに見られているようだと気付いた。
閉じたカーテンの隙間、鍵を掛けているはずの玄関、風呂場、天井、鏡、エレベーターに階段に郵便受け。
あらゆる処から視線を感じる。
気に掛かり始めると、神経が過敏になってしまうのだろうか、最近は外にいても視線を感じる。
駅、人混み、仕事場、レストラン、デパート、映画館、どこに居ても、誰かに見られているようで落ち着かない。
ストーカーだろうか、それとも、初めての一人暮らしで気が高ぶっているだけなのだろうか。
ところが3日前の夜、疲れてベッドに横たわっていると、突然何やら体に覆い被さる気配がある。
驚いて目を覚ましたが、体が重く起き上がる事が出来ない。声さえ出す事が出来ない。
目を開いて見るが、気配は黒い影のようでハッキリ様子を見る事が出来ない。
ひたすら驚き、怯える女の首を、黒い影が絞め始める。
息が出来ない、声すら上げられない。
もう駄目だ、死んでしまう………。
女はそこで意識を失った。
そして、次に目覚めると、朝になっていた。

「これはもう、ストーカーか変質者の仕業に違いないと思って」
警察に行く事は少し躊躇われ、まず興信所を尋ねたと女は言った。
「でも、不思議なんです。首にはクッキリ締められた痕がついているのに、目を覚ましてから部屋を確認したら、どこも鍵がかかったままなんです」
部屋に荒らされた様子はなく、盗られたものもない。
念の為、部屋中の鍵を取り替えたがやはり、何やら視線を感じる。
「折角の一人暮らしなんだから、楽しみたいんです。マンションは年契約で今から解約するのは勿体ないし。助けて下さい」


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「地図を取って貰えるかな」
と言われて、海原みなもは書棚から大きめの住宅地図を取り出して草間に渡した。
「最近、ストーカー被害が多いですねぇ。同じ女性として放ってはおけません。お手伝いさせてくださいね」
落ち着かない女ににこりと笑って、ソファに腰掛ける。
「まずは、基本ですが、部屋の探索でしょうか。鍵がかかっていたのですから、考え方は3つですね」
と、みなもは3本の指を立てて見せる。
「はぁ」
「異能力による侵入。天井裏などの鍵のない場所からの侵入。マスターキーまたは合鍵による侵入」
1つずつぶしましょう、と笑うみなもに、女は再び「はぁ」と答える。
「待って。それって、霊の仕業の可能性が高そう……」
そこへ紅茶を運んできたシュライン・エマは、女の首の包帯を見た。
「え、霊って幽霊ですか……?」
まさか幽霊が首を絞めたりはするまいと、女は自分の首の包帯に触れつつ笑みを浮かべた。
「霊感なんて、私、全然ないですよ」
「霊感に関係はないんですよ。全く霊感のない人が霊に襲われたと言う話しは沢山ありますから」
「シュラインさん、そんな、脅かしちゃ駄目ですよ」
シュラインには驚かせようなどと言うつもりは全くないのだが、女はゾッとじたように自分の肩を抱く。
「首を絞められたあと、部屋が荒らされていた形跡はなかったと仰いましたよね?」
「ええ、そうです。通帳や印鑑なんかも全部確かめたんですが、全く手つかずでした」
「えっと、それじゃあ、下着とか、洋服とかは……?」
みなもの問いに、女はゆっくりと首を振った。
「それも、一応確かめてみたんです。でも、これと言って無くなっているものはありませんでした」
「引っ越して一ヶ月と仰いましたね。正確に、その視線を感じるようになったのが何時か、思い出せませんか?」
シュラインに差し出された紅茶を受け取って、女は少し首を傾げつつ、話し始めた。
引っ越しは、親しい友人に頼んで手伝って貰った。
1人分の荷物は、そう大した量でもない。荷物の整理を早々に終えて、女は暫く夜遊びに明け暮れたのだそうだ。
毎日、帰宅は午前になってから。親の目がないと、思う存分楽しむ事が出来た。
半月ほど、そんな風に遊び回り、漸く気も萎え、1人で部屋で過ごす時間が増える。
その頃から、誰かに見られていると感じ始めた。
「念の為、部屋の塗料なんかの成分分析もした方が良いかも知れないわね」
シュラインの言葉に、女は意味が分からないと言ったように首を傾げる。
「あ、シックハウス症候群ですね?」
塗装や壁紙に使われたものによって、幻覚や幻聴が起こる事もある。
「その辺は、マンションの管理人に連絡して聞いてみましょ」
「いやだわ、私、何だか帰るのが恐いみたい……、暫く実家に戻ろうかしら……」
と、女が溜息を付くと、窓の近くの椅子に乗っかっていたぬいぐるみが不意に動いた。
「え?」
丁度その様子を目の端で捕らえた女が、ビクッと肩を振るわせる。
「あ、なんだ、ぬいぐるみじゃなかったんですね」
女の視線の先を見たシュラインとみなもが、笑う。
「れっきとした、生きた猫ですよ。藤田エリゴネさんって言うんです」
しなやかな背筋を伸ばして、大きく口を開く灰色の猫を指してみなもは言った。
「え。エリゴネ?ちゃんと名字があるんですね」
言いながら猫の様子を伺っていると、ひとしきり毛繕いを終えた猫は、足音も立てずに女に近付いた。
「ここで飼ってるんですか?」
手を伸ばして、喉に触れる。
「いえ、時々来るんですよ。その椅子が気に入ってるみたいで」
エリゴネは、実は『猫化』。
老猫だが、人間に化ける事が出来る。と言っても、最近は専ら猫の姿のまま過ごしている事が多い。
「にゃ〜ん」
満足そうに喉を鳴らして、エリゴネは鳴いた。
そっと、女の手に鼻先を擦りつける。
「あら、随分懐いたみたいね」
ひとしきり女の手を臭ったエリゴネが、ヒョイと膝に昇る。
「可愛い」
膝の上から自分を見上げるエリゴネに、女は少し笑った。
「管理会社に問い合わせて、色々教えて貰いましょうね」
シュラインの言葉に、女は頷く。
「明日までにある程度調べておきます」
「お願いします……」
と言いつつも、女はマンションに帰るのが苦痛そうだ。
「あの、良かったら私、今日お邪魔しても構いませんか?」
溜息を付く女に、みなもは言った。
「ご迷惑でなかったら、お泊まりさせて頂きたいです。視線を感じるのがあなただけなのか、他の人もそうなのか、調べられますし」
「あら、それは良い考えね。一人でいるより二人の方が少しは心強いでしょうし」
みなもの言葉にシュラインも同意する。
幸い金曜で、明日は学校もない。
「え、構わないんですか?私は、その方が嬉しいですけど……」
「良かった。それじゃ、お邪魔させて頂きますね。と言っても私、学校から直接ここに寄ったので一旦家に帰って着替えを用意しなくちゃならないんですけど」
「あ、それじゃ私は先に帰って部屋を片付けてます」
……少し、女子学生同士の会話のようだ。
咳払いをして、草間はシュラインに地図とメモを渡した。
「マンションの場所と、管理会社の連絡先」
「武彦さんはどうするの?」
赤い丸印を入れた地図を受け取って、シュラインは尋ねる。
「え?うん、まあ色々他に野暮用があってね」
視線をあらぬ方向に向けて、草間は答える。
どうせろくでもない用事なのだろう。
「それじゃ、早速行動開始って事で?」
「あ、あの……」
ポン、と手を打つシュラインに女は申し訳なさそうに声を掛ける。
「はい?」
「この、エリゴネさん?降りてくれないんですけど、どうしましょう……?」
エリゴネは女の膝ですっかりくつろいでいる。
「一緒に連れて行きます?」
みなもは言った。
実はエリゴネは霊視と暗視を得意とする。霊の類か否か、彼女がいればすぐに分かる。
自分が服を取りに戻っている間、女を守ってくれるかも知れない。
「構わないんですか?」
「大丈夫ですよ。懐いてるみたいですしね。私が明日、連れて帰りますから」
みなもの言葉に頷きつつ、シュラインは時計を見る。
午後4時。
エリゴネを連れて女性は先にマンションに帰り、みなもは着替えを取りに家に帰る。
シュラインは電話の前に座って管理会社の番号を押した。


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家に戻って着替えを準備したみなもは、女のマンションのすぐ近くのコンビニに立ち寄ってペットボトル入りの2お茶を買った。
1本は2リットル入り。中身を空けて砂を詰めても良いが、そんな事にかける手間が惜しい。
中身が液体だって、カラッポだって、ようはほんの少し身を守る為の武器になれば良い。
もう1本は、500ml入り。自分が飲む為だ。
片手に着替えの入ったトートバッグ、片手にコンビニの袋をぶら下げてみなもは女のマンションを見上げた。
まだ新しい、真っ白な建物。
1階のフロアを見て部屋の間取りを確認すると、女の部屋は通りからは見えない。
両隣もマンションで、女の部屋があるとおぼしき場所から見えるのは、壁ばかり。
雨樋や非常階段の類はなく、昇るとすればベランダ伝いだが、足をかける場所が少ないので至難の技だろう。
「窓とベランダからの侵入はあり得ないかしら」
とすれば、合い鍵の問題が浮かび上がる。
大体、入居時には1〜2個の鍵を貰うが、住人が必要に応じて合い鍵を作る。
女は合い鍵を誰かに渡しただろうか。
渡したとすれば、鍵の掛かった部屋でも侵入は可能。
マスターキーを持った管理会社が侵入、と言う線も考えられる。
「聞いてみなくちゃね」
続いて、みなもは屋根に目をやった。
勿論そこから掛かる階段もないから、屋根を伝っての侵入は不可能。
「天井裏や床下はどうなってるのかしら」
呟いて、女の部屋が3階であることを思い出した。
と言う事は、上下にも部屋がある。
人が通れるとは考えられない。
「ストーカーじゃないとしたら、シュラインさんが言うように霊の存在?それとも、一人暮らしで神経質になってるだけかしら」
しかしあの首の包帯。
あの包帯の下には本当に締められた跡があるのだろうか。
「失礼でも確認させて貰った方が良かったかな」
自作自演、などと言う事はまさかないだろうけれど。
「まあ、部屋も調べてみなくちゃね」
エレベーターのないマンションの階段を、両手に荷物を抱えたみなもは登り始めた。


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エリゴネの様子が変だと気付いたのはみなもだった。
女はあまり猫を見た事がないのか、鳴くのは空腹だと思っているらしい。
エリゴネの前には煮干しやらカツオブシやら、みそ汁をかけたご飯やらが並んでいる。
「にゃ〜」
食事は後回しですよ、と言うエリゴネの言葉はみなもにも理解出来ないのだが、やたらそわそわと浴室の方を気にしている。
エリゴネはピタリと女にくっついたまま、伺うように扉の向こうを見ては鳴いた。
「視線、感じます?」
みなもは聞いてみた。
エリゴネがやたら浴室を気にするので、自分も気になるのかも知れない。何故か異様な雰囲気を、浴室の方から感じる。
「ええ」
と、女は答えた。
「どの辺りですか?窓……、それとも玄関の方?」
「玄関の方、ですね。扉が閉まっているのに、玄関の方から視線を感じるなんて変だと思うんですけど」
みなもは頷いてエリゴネを見る。
エリゴネも頷くように、そっとみなもに目を伏せて見せた。
「実は私も、さっきからずっと視線を感じてるんです」
射すような視線ではない。
邪悪と言うよりも、何か訴えているような。
「本当ですか!?」
「はい、あっちから」
女は、視線が自分の思い込みではないと分かって一瞬安堵したが、霊の可能性を思い出して少し震えた。
「玄関……より、少し近いですね。ずっと、私達を見てる……」
みなもは手元の2リットル入りのペットボトルを握りしめた。
視線の元は浴室ですよ、と言うエリゴネ視線に、みなもは意を決して立ち上がる。
そこに、視線の主が存在するのか、それはみなもの目にも見えるものなのか。
唾を飲んで、みなもはゆっくりと廊下へ出る扉を開けた。
そして。
「え、な、何で……?」
目に入った廊下の状態に、みなもは一瞬自分の目を疑う。
「何ですか……?」
不安気に覗き込む女。
その足元を擦り抜けて敷居の上に座るエリゴネ。
「にゃ〜ん」
水を出している訳でもないのに水浸しの廊下。
「どう言う事……?」
みなもは呟く。
水は、浴室側の床から溢れ出ていた。
「興信所に……、いえ、この番号に電話して下さい。シュラインさんです。出来れば、来るように言って下さい」
みなもはバッグから手帳を取り出し、ページを開いて女に渡す。
そして自分は、水浸しの廊下に恐る恐る足を踏み入れた。


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あふれ出した水を拭き取る事もせず、みなもは狭い浴室前の廊下にしゃがんでいた。
「だ、大丈夫ですか……」
エリゴネを抱いた女が、部屋から呼びかける。
みなもは答えず、水の流れを読んで根元を探し当てようと床に手を付いて目を閉じる。
水道管から出ているものならば、それを止めれば済む。
「どうしたの、大丈夫!?」
突然玄関が開いた。
みなもは構わなかったが、女がヒッと声を上げた。
「シュラインさん」
入って来たのがシュラインだと分かって女は息を付く。
「凄いわね、本当に水浸し。水道管の問題かしら、それとも……?」
靴を脱いで廊下に上がると、みなもと同じ様にしゃがんで水の音に耳を傾ける。
「シュラインさん、視線を感じませんか?」
と言われて、シュラインはふと顔を上げる。
「あら……」
言われてみれば、今自分を見ているのはみなもと依頼人、そしてエリゴネだけだと改めて気付く。
もう一人、別の誰かに見られているような気がしていたのだが。
「ここ、ですよね?」
と、みなもは浴室の方を指さした。
浴室の戸は閉まっている。電気がついていないので中を確認出来ないが、確かに、浴室から視線を感じる。
「8ヶ月前から、水道局の男性が行方不明なの」
シュラインはついさっき交番で知った事を話す。
「水道局……、」
「このマンションは築半年よ。8ヶ月前なら、工事中ね」
溢れ出る水と水道局の男。浴室から感じる視線。
シュラインは床に耳を押し当てる。
水が漏れ出す、シュー……と言う音が聞こえる。
「突然水道管が壊れるなんておかしいわ。床と浴室壁を剥がして調べた方が良いわね」
と言っても、工具の一つも持っていない。
「武彦さんにお願いしましょ」
シュラインは言って、濡れた手を拭って携帯を取り出した。

2時間後。
呼び出された草間が持ってきた電動ノコゴリで床と壁が1メートルほど剥がされた。
酷い匂いがして、4人は鼻を塞ぐ。
塞げないエリゴネは女の胸に顔を埋めた。
床は水が滴っているだけで何の問題もなかった。
問題は、浴室の空間。
鉄筋が露わになった壁の、浴槽との間の、空間。
水浸しになったコンクリートの合間に、紺色の作業服を着た人間の死体が埋め込まれていた。
覗き込んだ女が思わず悲鳴を上げ、エリゴネを抱いたまま床にへたり込む。
「欠陥住宅ならぬ死体入り住宅……」
草間が懐中電灯で死体を照らすと、ちょうど顔が正面を向いている。
「きゃっ……」
みなもは思わず目を背ける。
見開いたまま半年以上放置された目が、4人を見つめていた。
視線の主ね、と女の胸に抱かれたままエリゴネは思う。
「ずっと見ていたのは、気付いて欲しかったからかしら。首を絞めたのも、どうにかして自分を見つけて貰いたかったのね」
シュラインの言葉に、みなもは首を傾げる。
「でも、どうして水が溢れたんでしょう?」
「居場所を知らせたかったのかしら。浴室と廊下が水浸しになったら、水道管を調べるでしょ?」
「見ているだけでは気付いて貰えないから、実力行使って事でしょうか?」
「多分ね」
死体の埋め込まれた部屋で1ヶ月も生活していたのかと思うと、依頼人が気の毒だ。
しかし半年以上もこんな場所に放置された死体も、気の毒だ。
「んにゃ〜ん」
あなたには気の毒だけれど、見つけてあげられて良かったわ。と、エリゴネは女に向かって鳴いた。
「警察と、管理会社に連絡して……、引っ越し屋さんにも電話しなくちゃ……」
漸く視線から解放された女は、一人暮らしの開放感に見放されていた。



end



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】 
1252 / 海原・みなも /女/13/中学生
0086 / シュライン・エマ /女/26/翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト
1493 / 藤田・エリゴネ /女/73/無職

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■         ライター通信          ■
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叔母宅の田植えを手伝ったら酷い肩凝りになった佳楽です、こんにちは。
以前住んでいたマンションの浴室前の床がびしょ濡れになった事がありました。
調べて貰ったら、前の住人が水道管にスプーンを詰まらせていて水が流れ難く
なって、床に漏れだしていたのですが、ユニットバスの下って結構隙間が空いて
いるんですね。死体なんか余裕で隠せそうな感じでした。実際には死体はなく
(当然)コンクリートの間にジュースの缶が何本も埋まっていました。
そんな事を思い出しつつ書いたのですが………。
お楽しみ頂けましたでしょうか………。
また、お目にかかれたら幸いです。