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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


神の剣 序幕 神格暴走者

------<オープニング>--------------------------------------

激しい雨…
全てを洗い流すような雨…

草間興信所…
其処に、あやかし荘でよく見かける剣客エルハンドが応接室で静かに座っている。
草間武彦は、彼の真剣な眼差しを受け止めながら、新しいタバコをくわえている。
この男の依頼をじっと待っているのだ。

しかし、剣客は黙したままだった。
その静寂さはひしひしと伝わる。
彼が口にするのはかなり「危険な仕事」なのだろうと。

玄関からノックがした。
「どうぞ」
ドアが開く…
「!!」
零が対応する。そして来客に驚きを隠せなかった。
ずぶ濡れになり、満身創痍で現れた高校生…。
その姿を見た剣客は…溜息をつくなり少年に尋ねた。
「また…現れたか?義昭」
「ええ…何とか被害は最小限に…食い止めましたが逃げられました」
「そうか…」
すでに分かっている様な会話…
「どういう事だ?」
草間は二人に訊く。
「私と私の弟子、織田義昭とある魔を追っているが、二人ではなかなか退治できない。そこで君に助力を願いたい。君が怪奇探偵と云われることを嫌うのは分かるが…他に助力を得られる場所がないのだ」
「…どういった魔なんだ?」
「神格暴走者だ。己の力を制御できなくなり暗黒面に支配された人間だ。深層心理の完全解放は世界に大きな危険を与えうる」
事務所は凍り付いた。
「まともに戦える相手ではないぞ…神の力を持っているって…」
草間はタバコを落として言った。
「幸い、早く察知して大きな事件になってませんが其れも限界です…」
零の手当を受けながら、織田義昭が喋った。
「兄さん…」
妹が兄を見つめた。


頭をかきむしりながら草間は
「分かった、あんたにはあやかし荘で世話になったことがある…何とかしよう」
と、依頼を引き受けた。

雨はその言葉をかき消すかのように激しく降り続いている…。




●集合
雨はまだ強く降り続ける…。
草間興信所に有志が集まった。風野時音、天薙撫子、海原みその、白里焔寿…そしてルゥリィ・ハウゼンである。前者4人は、何らかの形でエルハンドに関わっている(みそのは彼の父に会っている)。なのでエルハンドの神についての何なのかは分かる。が、ルゥリィに関しては初顔合わせだ。何でも、大学で特撮同好会をしているらしい。其れは表向きであり、自分の着用する衣装が霊的要素の武器の研究とかと言っている。
応接間に集まった彼女達を見て各自自己紹介を行った。
その後、エルハンドは、厳しい目で見ていた。
「集まってくれて、ありがとう。…まず、神格暴走者と言う者を詳しく説明しよう。実際は神ではない。人間や生命には必ず心やエネルギーの器に底がある。神格とは深層意識に秘められた、人間以上の力の解放といっても良い。其れにより、力を人間以上に引き出し力を行使するのだ。しかし力を受け止める器が弱ければ器は壊れる。そのとき本能以外の制御回路は破壊される、その壊れた状態を…暴走者というのだ」
「では、常に力を放出しているわけですよね?」
「ああ、一応活動していない時だけは収まるということは分かっている。防御障壁を展開したままな」
「あの、もしかして…殺すと言うことは?」
焔寿が訊ねる。
「普通なら天空剣・封の技で神格のみ封印して社会復帰させるつもりだが…最悪は殺すしかない」
そんなという顔をする焔寿。
「戦い方は…神格障壁を破り、肉体に神格力級の力をぶつけるという難しいものだ」
「分からないこと。彼は暴走時どういったことをしているのか聞きたいです」
撫子が訊いた。
「その質問は俺が答える。エルハンド達は素早く察知して邪魔していただけだからな…」
その質問が来た時、草間が立ち上がった。手には何かの資料がある。
「元暴走者の情報だ…。阿部・伸行 性格の激しさから友人を持つことはなかった。さらに、昔に唯一心を開ける恋人の加藤・栞が他界。そのショックで精神に病を来たし、入退院の繰り返し。数ヶ月前に交通事故の時に行方をくらました。おそらく、暴走者になった時に抑制していた彼女の死の理解を否定、彼女と同じような姿の女性を襲っていると推測出来る」
と、阿部の写真と彼がつきあっていたという彼女の写真を見せた。
「え?わたし?」
他人のそら似とはよく言ったものだ…。白里焔寿に似ている…。震える彼女を撫子が支える。猫たちも不安そうに鳴いた。
「数奇な運命だな…まだ狙われなくて良かったと言うべきか…」
エルハンドは溜息をついた。

「詳しく探知できるのは…私と神格覚醒した弟子二人、みそのぐらいだな…2〜3班に分かれて探す方が良いか?」
正確には、神を除くと2班ということになる。しかし、時音は時空跳躍をするだろうし…ルゥリィの車の中には人一人しか入れそうにない…。機動力に決定的な差があった。
「わたくしに考えがあります」
みそのが冷静に口を開いた。
「わたくしが、この区域全体の流れを読みます。そして何らかの通信手段で場所を教えますので各自で行動というのはどうでしょうか?」
異論はないようだ。
「俺が焔寿さんを守ろう」
と義昭が言うと、時音が其れを止めた。目にはある種の決意と共に、義昭に対してライバル心を持っているように見える。
「其れは僕の方が良いよ。機動力などを考えると…彼女を守れるのはマスターか僕しか居ない」
「…そう言うなら、君に任すよ。でも一緒に移動する方が良いと思う」
彼は肩を竦めた。
「わかった…」
時音は承諾した。
そして各自、ルゥリィの希望でIP電話タイプのインカムをつけて雨の中探すこととなる。

「簡単に見つかるかしら?」
ルゥリィは車の中で白いNINJA改・エストラントを装着した。
「この戦いで、「神」というデータを集める良い機会だわ」
車は雨の中を走り続ける。
「しかし、211秒で片が付くかしら?」
予測不能の力を組織に送らなければならない…しかし、自分が生きていないと任務が果たせない。
今は本来の仕事を誰にも知られずに全うすることに集中すべきだ。

時音は焔寿とともに歩いていた。川沿いで、近くに大きな広場がある。
焔寿は猫二匹も抱きかかえている。
時音の囮作戦は意味をなさないと師に言われたためか、何か焦り気味の時音だった。
そのためか…
二人には交わす言葉はない。
出かける時…「必ず守るから」と時音に言われてからだ。
黄色いリボンをつけたアルシュは時音を睨むように見ている。
まるで「本当だろうね?」といわんばかりに。
焔寿からすれば…守ってくれるのはありがたい。しかし、自分が囮になるという計画に利用されていると言うこととおもうとやりきれなかった。
暴走者の情報として不足なのは力。はたして…彼に倒すことが出来るのか、自分も何か出来るのか…。
アルシュが心配そうに鳴く。
「大丈夫よ」
ただ、自分より…あの暴走者の心の真意を知りたくなった。
大事な人を喪った悲しみで壊れたのなら…。

義昭と撫子は、少し二人から離れたところにいた。
「あの…」
撫子は義昭に尋ねた
「なんですか?」
何故か落ち着くような素振りを見せる義昭。
「貴方はどういういきさつで天空剣を学んだのです?」
「ん〜そうだなぁ…魔物に襲われた時に師匠に助けて貰った事がきっかけですよ」
「でも、師範代なんてすごいです」
「まぁね、無理に師匠に受けろと言われてダメもとだったんだけど…運が良かっただけです」
そう言われた時に苦笑するしかない義昭。自然と一体化することも可能故、力も知識も増幅される神格覚醒状態で実技と筆記をこなせば7段は9割確実なのだから。
「あ、先頭の二人に追いつかないといけませんね」
「あ、はい」
二人は時音達の方へ駆けていった。

深淵の巫女はエルハンドと共に屋上で全体の流れを読んでいた…。巫女服ではないため感度は落ちるものの、明らかに不自然な流れを見つけた。それは眠っているようなもうすぐすると生まれてくる雛のような…躍動感。しかしその裏には悲しみと憎悪と衝動が飛び出そうとしている。まるで
「パンドラの箱」
みそのは呟いた…中になにか光り輝く「流れ」を見たからだ。
場所は公園の奥…手入れされていない広場だった
しかし…ふっと流れは消えた。その先を追う…焔寿と時音がいる川沿いだ。
「皆さん見つかりましたわ。急いで、時音様と焔寿ちゃんは気をつけて、そちらに向かってます」
みそのは急いでインカムにて皆に伝えた。エルハンドは草間と彼女を連れて転移する。

それぞれが走り、目的地に向かっていった。

●戦い
時音は驚くしかなかった
みそのの連絡を受けた後たった数秒で、すでに暴走者が居るのだ。
焔寿を庇うように剣を構える。
相手はやせ衰えている様に見えているが、神格の波動は…エルハンドやその父さえ上回る。
「ヴァアアアアア」
それは奇声をあげて時音を無視し焔寿に襲いかかる。
短距離時空跳躍で焔寿を抱えたまま行い、かわしていく。そう、超人的な素早さを先読みして数メートルジャンプだ。地点を知れば跳躍者として空間移動をすればいい。
腕で穿った地面は完全に消滅しており、大きなクレーターとなる。
時音はこの状態では戦えないと悟り、ピアスの青い宝石をつぶした…。「神」として…覚醒したのだ。
時空跳躍者の物質具現化と神格力を使うと決意したのだ。しかし、「時間矛盾」の状態であるため安定性はない。僅かに肉体に綻びが生じてくる。
はじめにたどり着いたのはエルハンドだった。未来視を持って着地地点はぴたりとあたる。次に義昭と撫子…。撫子は周りに被害者拡大を防ぐ除外結界をはり、『妖斬鋼糸』と『封じの呪符』をもって焔寿達を守る結界を張った。その間に義昭が走り、参戦する。草間と焔寿達は結界内で彼らを見守る。撫子は結界を張ったのち、『神斬』を抜刀して向かう。
時音に無茶するなと言っているだろうとエルハンドは言いたかったが、そんな余裕はない。

神の戦いが始まった
神格の障壁を解呪しながらの戦いである。暴走者は本能で、神々は意志で障壁を壊しながら自分の障壁を直していく。持久戦となるのは目に見える。時間をコントロールするエルハンドはその分有利であるが、撫子も義昭は別として…時音の場合は異なった。徐々に体の損傷が激しくなる。それでも斬撃を止めない。
「もうお前の体は限界だ、退け!」
「自殺でもする気か!おい!」
彼にはもう師と義昭の言葉は聞こえなかった。
暴走者にとって時音ほど格好の獲物はない…それに栞を奪った奴を許すわけにはいかない…。
暴走者は…渾身の力を込め、神格障壁を一気に破壊し時音の腹を貫いた。
「なっ!?」
時音は一気に1マイル吹き飛ばされる。そして痙攣を起こし…止まる。草間が時音に駆け寄るが、もう彼に命は無かった…。
エルハンドは振り返る余裕はなく、攻撃と障壁の再構築に集中するしかない。
(全く…焔寿がかなり似過ぎているのか。潜在的執念だな…)
車のブレーキ音…そして横から、白き龍が暴走者を捕らえた。そのまま一緒に川に落ちる。
「あれは…エストラントとかいうD因子増幅装備?あの大学生?」
義昭が呟く。
[211秒までならフルパワーで戦えるところ…水の中だと184秒です…どうか…]
とルゥリィから連絡が入る。長くて短い…時間。
水面で白き龍と暴走者の戦いは…川を浄化すると共に…あらゆる水生物を死滅させていった。
みそのはその消えていく「流れ」にめまいを起こし思わず。
「水から離れて!お願い〜!」
と叫ぶ。目からは涙があふれる。草間は彼女が水に向かうのを止めるのに必死だ。
183秒に達した時…フルパワーで暴走者を陸に投げるルゥリィ。
「まさか…これほど…とは」
そのまま…彼女は水の中に沈んでいった。
あの戦いで、回復する余裕がなかったのか、暴走者の動きが鈍い。
焔寿はその間を付いて遠距離から「彼」を睨んだ。
暴走者は紅蓮の焔に燃える。憎悪や執念の固まりであるなら、『魔瞳』が効くと思ったのだ。
エルハンドが跳ぶ…。燃える暴走者は雄叫びをあげた。
「師匠危ない!」
義昭の声と同時に、焔は一瞬に消え去り、咆吼と共に青白い光線をエルハンドにぶつけた。
「転換反射だと!」
障壁がみるみる解けていく…。このままでは…。
右目に埋め込んだ宝石をえぐってその砕いたエルハンド。其れによってリミッターが解除され、光線を力ずくで抑えることが出来た。
「くはぁ」
血反吐を吐く…。彼も肉体的に限界が来ているようで、ギリギリ助かったようだ。
「ま、まさかな…ここまでの能力もってながら…不憫な奴だ」
「師匠…今は自分の回復を」
義昭が寄ってきて構える。撫子も神斬を八双に構え、『妖斬鋼糸』を張り巡らす。
暴走者はエルハンド達に向かっていく。
エルハンドは何を思ったのかニヤリと笑った…。そして、庇う二人を神格衝撃破で押しのけた。
「せんせい!?」
「エルハンド様?」
そのまま吹き飛ばされるも、受け身がとれる弱さ…
暴走者は神をつかみ、地面に押しつぶす…。妖斬鋼糸など効果がなかった。
そのまま、神が獣に叩きなぶられる状態を眺めるしかない草間達。
「何故?押しのけたんだ彼奴は!」
「そんな…」
「せんせー!」
義昭が走った。

撫子は、立っているのもやっとだった…。あの獣の攻撃を受け流すことしか出来なかったのが悔しい。
「神の力って…こんなに…」
じょじょに絶望感がこみ上げる…。覚悟はしていたが…。
しかし、自分より年下の少年が走っていく。自分も行きたいけど…。
「間合い…あ…」
彼女は…今しか使うしかないと悟った。本当の力を…。
「神斬」にありったけの力を込める…。
義昭は剣を振るうが、暴走者の障壁を数枚破っただけだった。
相手は気づいて、腕をふるう。そのまま腹にめり込むように義昭を吹っ飛ばした。
「ぐはぁ」
そのときに皆は見た…。暴走者の腕が無い…。腕は塵のように無くなっていった。
「過負荷で肉体崩壊をおこしている…」
草間が言った。
「救えないの…だれも…あの人も…」
焔寿が呟く。
みそのは…徐々に消えていく命の流れに涙するしかなく…立ったままだ。
(あの光を信じたい)と…彼女は思った。僅かに光る…あの流れ…。

撫子は神斬に全霊力を込めた。
そして上段の構えで一閃…。
その流れは…神格の其れと似ていた…。其れを知るのはみそのと、神格保持者…体勢を立て直した義昭だ。
「天魔断絶…の原型…だ」
究極奥義の原型…感動していても体が勝手に動く義昭。手には…神格剣『水晶』を召還している…。撫子の剣圧は…そのまま獣を捕らえ、全ての障壁を「破壊」し肉体を斬った。
うめき声を上げる暴走者。
(いまだ)
義昭は駆けた。そして…獣が振り向いたと同時に…七芒星を描くように…剣を振った。
「天空剣奥義・七門封斬」
彼が駆け抜けたあと暴走者の周りに…青い石7つが転がり…獣はそのまま倒れた。

雨が終わりを告げるように止んだ。

●光
エルハンドは地面にめり込んで居る。
「せんせい」
義昭が駆け寄るが、神は手をひらひらさせて大丈夫というサインをする。
「冗談きついですよ」
溜息混じりで義昭が言う。
川岸ではエストラントのままやっと岸にあがったルゥリィがいた。
「問題は時音くん…か」
時音は息をしていない…。
みそのが見ても絶望的だった。しかし、徐々に血色が良くなる。
「正当神格保持者の自己再生能力だ」
めり込んだままエルハンドが答えた。
「ギリギリ、時間矛盾の綻びが無くなったのだろうな」
皆は安堵の溜息を漏らす。
「師匠、その格好で解説は間抜けです」
「うるさい。私も今は自己再生中なのだ。それより暴走者を調べろ」

暴走者はもう見るも無惨な姿であった。生気は僅かにあるが完全に力がなく今にもその灯火が消えようとしている。
焔寿は彼にふれた。何とか息を吹き返そうとしているが、長時間の神格発動で体の回復が追いつかない。
「…」
彼は何かを言いたいそうだ。
「我に返ったの?」
ルゥリィが言った。阿部が頷く。
「阿部さん…なにを言いたかったのです?伝えたかったのです?」
焔寿が静かにゆっくりと訊ねた。
何かが光った…。元・暴走者のからだからだ。
神封石…。神格を封じた拳ほどの大きな石…。それが皆にダイレクトに彼の意志伝わった。
彼ではない…彼の恋人…栞の意志だった。
「そんな…すれ違いだなんて…」
皆がそう漏らす…。
栞自信が神格保持者だった…。阿部の性格は神格の不安定さと分かって接していたという…。
栞が他界する刹那に…「強くなってね…」と言い残し、自らの心を封印した石を彼の中に組み込んだ。しかし、彼には悲しみのあまり分からなかった。神格の影響で自己中心的性格だった彼には相手の事など分かるはずもない。でも、彼女は信じた。交通事故が起こった時は彼女の石が彼を助けた。…その結果…暴走することになってしまったというのだ。
暴走し自我を失った刹那、阿部は自分が栞のことを分かってなかったと後悔したのだと…。
「オレガワルカッタ…ワルカッタ」
許されるわけではない。ただ…この二人のすれ違いが多すぎた…。
「阿部さん…聞こえるなら…きいて…それでも…栞さんが貴方を信じていたのよ…」
焔寿が宝石を見せる。
「…」
涙を浮かべる阿部…そして
「アリガトウ」
と言い残し…灰となった。魂も無くなった。

●やりきれない想い。
只分かったのは、神という力がどれだけ恐ろしいかということだった。
みそののショックはかなりな物だ。あれだけ流れの死を感じていたら苦しい。しばらく妹の家にて休息を取っている。深淵の巫女としての責務が果たせないのは苦しいことだ。
時音も神格の殆どを封印された。今の状態だと阿部と同じ運命をたどる。
ルゥリィは戦闘データを組織に送ったが、其れで良いのか悩んだ…。

焔寿は、栞の墓に向かっていた。草間と撫子、義昭とエルハンドがそばにいる。
「ずっと一緒ですよ。二人とも…」
彼女は宝石箱を僧侶に渡し、墓石の下に入れて貰った
1つ大きな宝石に7つの小さな宝石が周りを囲んでいた。




神の剣 序幕 終 本編に続く。

CAST

0328 天薙・撫子 19 大学生

1219 風野・時音 17 時空跳躍者(正当神格保持者)

1305 白里・焔寿 17 天翼の巫女

1388 海原・みその 13 深淵の巫女

1425 ルゥリィ・ハウゼン 20 大学生・『D因子』保持者

OFICIAL NPC

0509 草間・武彦 30 私立探偵

SPECIAL NPC

1398 織田・義昭 17 高校生・天空剣師範代

1400 エルハンド・ダークライツ 999 正当神格保持者・剣聖・大魔技



ライター通信

滝照直樹です。
『神の剣 序幕 神格暴走者』に参加していただきありがとうございます。
説明などにかなり場所を取った為、ご希望の行動を一部割愛させて頂きました。
それでも莫大な文章になってしまいました。

大きな力を持った時、どうするか…其れを上手く使えるのか?破滅するのか?
そういう事が伝われば…幸いと思います。

では、機会があればまたお会いしましょう

滝照直樹拝